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工学部技術部技術講習会を終えて

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Academic year: 2021

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工学部技術部技術講習会を終えて

ひずみ測定を応用した加速度センサーの試作と特性解析 三重大学 工学部・工学研究科技術部 計測・情報システムグループ

澤井秀樹

sawai@ss.mach.mie-u.ac.jp

1.はじめに

流通ルートにもよりますが、とりあえず加速の信号は出せる「なんちゃってセンサー」なら数百円で 簡単に入手できます。半導体の加速度センサーが、ゲーム機にも付いてくる昨今、当然ですが、「わざ わざ手作りしてまで加速度センサーを得る」という目的の講習会ではありません。

本講習会は、その設計・製作過程に重心を移して、「ひずみ測定を如何に上手く応用して、物理量変換 を上手くやるか」ということを目的に進めました。

ただし、特に低周波数の低加速度領域の測定用とか、その周波数領域の位相特性までも云々、などとい う場合は、満足できる既成品は大変少なく、且つ入手も困難なので、手作りする価値は大いにあります。

2.講習会の日程と内容

開催日時 12月16日・17日

場所 技術部室及び、システム設計実験室 受講者数 5名

スタッフ 3名

図 1 の様な薄い二重梁構造のセンサー部がケーシングの中に納まります。

最近はビニールリードが付いたひずみゲージをご使用の方が多いので、敢えてちょっと作業が困難なタ イプの物で挑戦していただきました。

図 1センサーの中身(二重梁に錘が付いた構造)

設計の考え方から、1台に 4 枚のゲージを、かなり難しい所に装着し、更に、リードの取り回しも難し いといった中級レベル?に挑戦して貰いましたが、最終的に全員無事成功しました。

次の二つの写真はその悪戦苦闘中の様子です。

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3.主催者の反省点

二日間の講習会は主催グループとしても初めての試みでしたが、一日目に講義(設計意図)と製作、

二日目に製作の補習とセンサーの特性評価、並びにその結果についての講義、という内容で分けました。

学生さんからベテランの職員まで参加する講習会ですから、どういうレベルに照準を合わせるかは、最 後まで残った問題でした。

二日間に分けたのは、一日目で様子を見てから、二日目の講習内容(特に講義)のポイントを決められ るからだったんですが、今回は、特に終盤が、更に深い内容の説明には入りきれず、中途半端な線形的 な説明の範囲内で終わってしまった事を反省しています。

もし、機会があり、必要性があれば、今回説明しきれなかった、「大きな粘性減衰を与える事と振動系 に現れる非線形特性」についても説明して、既製品のセンサーにも現れる、歪んだ現象など、解説でき るような講習会が出来る様にしたいと考えます。

最後になりましたが最後まで受講していただいた皆さんと、何から何までご協力いただいた技術部の 方々に深く感謝します。

ありがとうございました。

参照

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