外部評価委員会の意見に対する改善計画書
①施策コード 8 ③担当課 生活産業課 ②施策名 働きやすい環境づくり ④関係課
(1)評価表の作成内容等についての評価
▼ 外部評価委員会の意見
イ.専門用語が多いわけではないが、施策の単位と構成事務事業の関係がわかりにくく、 なぜ「働きやすい環境づくり」なのか、この名称が理解しにくい。
ロ.「労働環境の変化」など抽象的な表現については、それがどのような変化であるかな
ど具体的な記述がないとイメージがわかない。目標→指標→成果、の関係がわかりに
くく何度も読み返す必要があった。
ハ.成果指標においてほぼ目標を達成しているにも関わらず「施策が必ずしも順調にい
っているとは言えない」とされており、わかりづらい。指標の設定に問題があるので
はないか。
二.講座参加人数が活動指標・成果指標としてあるが、参加人数の増減ばかりではなく、
講座の定員に対する受講者の充足率が必要ではないか。
ホ.「働きやすい環境づくり」の目的は中小企業の従業員及び経営者の安定的な生活にあ
る。施策が企業の存続と雇用の継続に向かって進んでいるかどうか、わかりやすい指
標が求められる。
▲ 改善計画等
イ.現在の豊島区基本計画(平成9年1月策定)では、「多様な活力を生みだす」
1.「中小企業」に対する施策の方向の1つとして、4.「働きやすい環境づくり」を
位置づけている。
「働きやすい環境づくり」の事業として、就業関係の整備、就業機会の拡大、勤労
福祉の充実を掲げ事業を展開することとしている。この構成事務事業として、内職あ
っせん事務、勤労福祉会館維持管理、勤労者教養文化事業・レクレーション事業、勤
労者福祉サービスセンター助成がある。
「働きやすい環境づくり」という名称と構成事務事業が結びつかないのではないか
との指摘であるが、例えば就業関係の整備については、現在豊島区産業協会と共同し
て講座等を設けるなどの事業も展開している。これらを含め構成事業の整理と施策の
方向の名称を一致させる様現在策定中の新しい豊島区基本計画では検討している。
ロ.「労働環境の変化」など抽象的な表現が多いとの指摘であるが、これについては、今
後具体的な記述を加え分かり易いものにしていきたい。例えば、「労働環境の変化」に
また、目標と指標と成果、それを測る指標などの関係がわかりにくいとのことであ
るが、イでも述べたように新しい基本計画に向けて施策の体系の見直しをするととも
に指標採用項目についても検討を行う。
ハ.「成果指標が目標に達しているが、」「施策が順調ではない」とされており「設定に問 題があるのではないか」については、
「内職のあっせん件数」では平成13年度の指標値は105件であったが、現在で
は56件と減少している。そして平成20年度の目標値を56件と設定したため、達
成度が100%となった。しかし平成13年度と現在値との比較では約50%の落ち 込みとなっている。
また、「勤労者福祉サービスセンター会員数」が平成13年度の指標値が7千7百人
であったが、現在では5千9百人と減少し、平成20年度の目標値が6千人としたた
め、達成度が99%となった。しかし、会員数は平成7年のピーク時には1万人を超
えていたことを考えれば、ピーク時と比較すると約40%の落ち込みとなっている。
成果指標の達成度は順調であるが、それぞれの指標がピーク時と比較した場合、相
当の落ち込みが生じている。これらのことから目標値はクリアしたものの、主管課と
してはより以上のものを追求すべきとの意向が強く出た結果と考えている。今後は目
標値の設定に当たっては、外部評価結果を踏まえて達成可能な数値を考えていく。
二.「参加人数の増減ばかりでなく」「講座の定員に対する受講者の充足率が必要ではな
いか」については、指摘どおりであり、応募状況や受講者の充足率等を成果指標とし
て検討したい。
また、アンケートを取り、満足度などを指標に加えることの検討を行う。
ホ.「働きやすい環境づくり」の目的は中小企業の従業員及び経営者の安定的生活にある。
「施策が企業の存続と雇用の継続に向かって進んでいるかどうか、わかりやすい指標が
求められる。」については、施策体系の見直しとも連動させ、事業所数や従業者数、労 災事故件数などを指標に組み入れて分かり易いものとしたいと考えている。
(2)施策についての評価
▼ 外部評価委員会の意見
イ.施策の意図として「労働環境の一層の改善、整備を促進」とあるが、労働環境改善
のための事業についての実施状況がわからず、施策効果の全体を判断することは困難。
全般的に、活動指標、成果指標の成果が「働きやすい環境づくり」に貢献しているよ うに思われない。
ロ.中小企業の多い豊島区においては、中小企業対策は優先度の高い政策であると考え
られるが、施策の目的(意図)をきちんと設定し、どういう手段(事務事業)により
実施すれば施策の目的(意図)の実現に最も貢献できるのかについて再検討する必要
がある。
ハ.各事業とも、区が直接実施しなければできないものではない。NPO、区民、企業等
との協働について柔軟に再検討する必要がある。
▲ 改善計画等
イ.全般的に、活動指標、成果指標の成果が、「働きやすい環境づくり」に貢献している ように思われないについては、
(1)評価表の作成内容等についての評価改善計画等のイ、ロ、ハを参照のこと。
ロ、施策の目的をきちんと設定し、施策の目的の実現に最も貢献できるのかについて再
検討する必要があるについては、
区では中小企業が経済情勢の激しい変化も的確に対応し、安定した、企業経営維持
していけるよう、中小企業の自助努力の補完を通じて経営体質の強化を誘導していく
必要がある。
また、中小企業の働く従業者には働く環境の整備や福利厚生面での大企業の格差解
消に努めていくために、広範な施策を進める必要がある。そのために、今後、現在の
事務事業を拡充するとともに新たな事業をも射程に入れて考えていきたい。
ハ、NPO、区民、企業等との協働について柔軟に再検討する必要があるについては、
市民生活の多様化などに伴って、生きがい・やりがいを求めて、ボランティア活動
やNPOへの参加などが活発化している。これらを積極的に支援し、市民の力による 産業の活性化や勤労者の福祉向上を図っていくためにも、是非とも協働を考えたい。
実施の時期 勤労者福祉サービスセンター自立化・・・・平成17年度中に計画の策定