九 電 力 企 業 と 減 価 償 却 ハ 二 )
はじめに一電力再編成と減価償却
ω
電力再編成期の電力企業仙 資 産 再 評 価
二減価償却の規定(以上︑第三十五巻第一号所載)
三減価償却の実態
ω
九電力の減価償却川主要電力企業の減価償却
同九電力の実質利益率(以上︑本号所載﹀
四設備投資と資金の源泉 五電気料金と減価償却
むすびにかえて
九電力企業と減価償却(二)
大
橋
英
五
九
九電
力企
業と
減価
償却
(二
)
九 四
減価償却の実態
(1)
九電力の減価償却
わが国電力企業の減価償却の一般的な状況をまず検討しておこう︒第ロ表は日本銀行の﹃主要企業経営分析﹄にも
とづいた九電力企業の全般的な状況である︒減価償却の状況を検討するに先だって総資本︑固定資産︑売上高などの
推移をみると︑わが国経済の基幹的なエネルギー産業としての九電力は︑全体として︑わが国経済の高度成長に対応
して︑急速に拡大してきたことがわかる︒まず︑総資本の状況をみると︑創設以来︑一貫して着実かつ急速に増大し
てきている︒また装置産莱としての電力企業では︑総資産に占める固定資産の額は圧倒的に高い割合をしめ︑莫大な
額になっている︒固定資産の額は︑急速に増大してきており︑電力企業の総資産の拡大は︑固定資産の拡大であった
といえる︒特に最近の︑総資本および固定資産の増加は著るしいものであることがわかる︒
固定資産の増大について︑第1図によって補足しておくと︑とくに戦後の電力設備の増加は︑火力発電設備を中心
になされてきたことを指摘しておかなくてはならない︒第1図によると︑昭和三
O
年当時には火力発電設備四︑O
八五千関巧(全体の三五パーセント)︑水力発電設備七︑四九二千同巧(全体の六五パーセント)であったが︑昭和四五年に
は火力三三︑二三八千同司(七O
パー
セン
ト﹀
︑
水力一︑三四九五千円巧(二八パーセント﹀と火力発電設備が著しく増
大した︒また︑昭和四五年頃より原子力発電設備が増加し︑昭和五三年度には発電設備全体の一二パーセントにも当
る一
一︑
O
五一千同巧にも達した︒戦後の電力企業の固定資産の増大は︑とくに火力発電設備の増大によっていた︒売上高の状況をみると︑以上の総資本︑固定資産の増大に対応して︑急速に増大してきた︒特に︑昭和四八年の石
95,188
65.972 58,0
シ/
/
/ / /
(合計)〆 /'33.238
",'
17.805
/I9 , 5~~/""'-
(火力) 18916220,000
,
1エ シ . . . . .
~:)Þ" 16 ,380 '_':.~?刊1
ピ 門 一 . . . . . ‑ ̲ /
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日日シぺ
つ川守~Q .,/ 1叩0.7加8糾4 .:.:.;一一一一一一一.一一'一一一一.日一一,戸..'戸.‑....Tイ→Tτケ‑ ,丸92C潟8./.
7 . A 2L ・ ‑ ニ ル ー 曜 日 ・
H・
H・..." (水力) M 7 9 / . '-~_.--' 8.597, . . ‑ ‑ ‑ ‑
J
汚 8 5 ' ‑ t i t ‑ ‑ J / (
原子力)m
~ ~ ~~~~~W~~~(年度) 通産省資源エネルギー庁 発電設備の推移(九電力〉
第1図
『電気事業の現状~ (昭和54年版,
公益事業部監修)49ベータ。
油危機以降は︑後に検討するように電気
料金の相つぐ値上げによって大幅に売上
高が増大してきていることがわかる︒さ
らに戦後のわが国電力企業は︑継続的な
設備投資による固定資産の増大と莫犬な
電力需要にともなう売上高の増大によっ
て安定した経常利益を実現してきた︒特
に︑後に詳しく検討するように昭和三六
年頃から昭和四主年頃にかけては︑
高
水準の経常利益を実現していた︒
以上のような一般的な経理状況のもと
で減価償却はどのような状祝にあったで
80,000
60
,
000間
年から二八年までは一
O
パーセント未満であったが︑昭和二九年から昭和三八年にかけては二ニt
一五パーセント前 総費用に占める比率をみると︑昭和二六後にも上昇している︒さらに︑昭和三七年から四七年にかけては︑
注
あろ︑っか︒第四表によって減価償却費の
一八
t
二一パーセントもの高い水準の減価償却費が計上されていたことがわかる︒これは︑昭和三
0
年代の大規模な電源開発にともない固定資産が急増したこと︑ま九電
力企
業と
減価
償却
(二
﹀
九五
九電力企業と減価償却︒一﹀
九 (単位
1 0 0
万円〉間 I'~ 引固定資産|売上高|込山
4 0 上
下│27 2 , 8 ー 吋 2 6 , 4 6 9 1 2 , 6 2 2 , 2 0 452051 4 7 5 , 6 3 8 1 8 吋 吋 3 , 8 9 7 1 4 2 , 9 1 9 . 7 7 . . 3 1 9 6
41 上 I~ …|2710
下3 , 0 0 2 , 2 4 5 1 2 , 7 8 5 , 7 5 5 5 叶 吋 吋 4 4 , 3 9 1 1 9 9 , 1 2 2 1 4 8 , 1 5 9 1 9 . 7 7 8 . . 4 1 6 2
42 上 I~ 円l2 …l
下3 , 1 3 8 , 8 1 4 12 , 9 2 1 , 9 1 7 U9561 6 2 3 , 0 5 7 1 1 吋日 1 3 , 4 8 6 1 5 4 , 4 0 0 3 ; │ 1 9 . 6 9 8 . . 3 8 1 8
4 3 上ドー
下3 , 3 9 5 , 5 2 5 1 3 │3015 , 1 3 5 , 1 8 5 6
印8 9 , 5 4 8 7 5 1 1 1 吋 吋 1 9 , 2 3 5 1 6 8 , 2 6 1 8 . 8 9 . . 9 0 0 4
4 上
下1 ; 3 , 叶 7 6 3 , 3 7 2 1 3 3 . , 2 4 9 6 9 7 , 日吋ロ 3 1 5 7 8 6 , 9 0 2 1 1 2 7 649173 , 4 0 8 1 7 8 , ベ 0 1 1 1 7 . 7 9 8 . . 1 9 1 7
5 上
下1 : 4 , … 2 6 5 , 5 1 7 1 3 │36 , 9 1
印6 , 6 8 M911 7 2 , 3 6 9 1 1 川 吋 4 3 , 2 2 5 1 8 3 , 5 6 8 1 7 . 8 7 9 9 . . 2 0 7 5
4 6 上
下1 : 4 , … 9 6 8 , 8 5 5 1 4 4 . , 1 5 9 2 8
1., 1 5 2 7 7 9 112r25;l 4 1 , 1 2 1 1 1 5 8 , 0 3 9 1 8 吋 4 , 8 8 1 8 . 2 8 9 . . 8 2 7 2
4 7 上 5 , 2 4 7 , 9 8 9 48169111 ∞ 5 8 5 ; │ 1 吋 叶 9 . 4 0
下
5 , 7 9 1 , 2 1 6 5 , 1 9 5 , 8 7 7 1 1 , 0 5 5 , 0 6 2 1 1 6 7 , 6 5 6 1 9 0 , 5 0 2 1 7 . 1 5 8 . 6 3
4 8 上
下│62408115 6 , 7 7 2 , 3 1 0 16 , … 2 4 8 , 6 9 0 1 1 , 1 8 9 , 3 6 8 1 1 3 0 , 9 0 7 1 < > 5 0 , 1 0 . 4 0 7 5 . . 6 7 3 0
4 9 18
山 川1 … 刊 一 1 4 2 , 7 0 0 1 5 . 4 3
5 0 │ ド い 山 川 川 仏 口 , 山 M
訓2 2
幻仰叫 7 日 7 4 5 . 4 9
5 1 1 1 0 , 7 7 5 , 9 9 8 1 9 , 7 2 8 , 7 7 6 1 5 , 1 2 5 , 2 5 9 1 5 0 5 , 4 0 4 ド 5 7 , 7 3 91 6 . 3 2
5 2 1 1
山3 3 1 1 1 , 2 叫川河…│一│ 6 . 0 3
5 3 1 1 4 釘 , 6 叫 , 5 . 9 7
5 4 1 1 6 , 9 4 1 ,叫… 5 . 5 4
況 理 状
経
減価償却費〉である。
の
開|長 ~:I 固定資産|売上高|審議|話芸声援需物
3
「
4051 2.03401,991 364, 15 73,186 5,2411 ‑"2,161 6.87 3.14 3.43 523,815 474,621 97,121 6,90 2,165 7.1 3.48 3.95 636,376 579,33 109,2241 10,42 4,971 9.81 4.25 29
上
下 854,40 792,432 1吋
17,0991 1114,オ
643 5,47 12.97 34..5143叶一
4.49937,790 874,71 130,2221 17,156 6,9 13.71 4.29 31
上│…
下 1,046,196 980,011吋
145,4541 1178,2297; [ 7,181 12.80 44..141032
上
│l‑l1052071 3.80 下 1,224,66511,136,773 162,9131 19,717 9,506 12.75 4.05 33上
1~… 1-l
出 776120刊 日
081 4.03下 1,418,50511,313,374 178,3311 25,0591 14,18 15.07 4.54 34
上
下1,1;山608, 1381 ,1483, 21円│叶
210,6181 29,4401 1137,「
981 15.07 44.,358735
上
下1,1~印34811562051
852, 4721 ,1679, 26 幻25960321312;│, 3991 38, 4491 2吋
,109 15.91 45..71596
上
下 i 1 9 4 2 o r2,075,39111,927,サ
485 3叶
03,9551 4397518,1991 2吋
5,423 17.10 55.8~ .1337 上 I~ … 2, 041.3
下 2,35 ,19891 2, 168, 4叶明吋
354,9471 61,0061 36,31 18.9 66..175338 上 I~ 吋 2-l
下 2,527, 8141 2,345,358…│叶叶
387,4921 68,9381 43,551 1189..8268 │i
66..52909
上
下 l252,6吋 …
36, 0941 2, 456, 842 似434,72[1221 8吋吋
0,9141 44,61 20. 67..9299 力九 電 第12表
九電力企業と減価償却つ一)
九七
昭和49年以降は1年決算である。償却率は減価償却費+(償却資産十
『主要企業経営分析.~ (日本銀行〉より作表。
(1) (2) 注
九電
力企
業と
減価
償却
(二
)
九八
た後に指摘するように定率法による償却が実施されるに主ったことによる︒さらに︑すでに指摘したように昭和一一一六
年には機械装置を中心に平均二
O
パーセントの耐周年数の短縮︑また昭和三九年にも機械装置を中心に約一五パlセントの短縮がなされたことによる︒この短縮によって︑例えば︑一ニ九年度には︑定額法で一
O
九億円︑定率法では一八八億円もの償却範囲額の増加となったとい一羽その後︑石油危機を契機として減価償却費の総費用に占める割合は
低下
し一
O
パーセント前後となっている︒また︑償却資産に対する減価償却費の割合である減価償却率の状況をみても︑九電力の設立当初は一了︑一ニパーセントであったが次第に増加して昭和三五年噴には五パーセント前後にも上昇し
たQその後さらに上昇を続け︑石油危機までの昭和四
0
年代には八t
九パーセント前後の高い水準を維持していた︒近年では︑減価償却率は玉
t
六パーセントに低下している︒電力企業では︑固定資産が急速に増大し︑売上高もこれに対応して急速に増大してきた︒これにともなって総費用
が拡大してきたことはいうまでもない︒固定資産︑総費用の拡大のなかで︑減価償却費の総費用に占める割合︑およ
び減価償却費の償却資産に対する割合が︑昭和三七年頃まで急速に拡大し︑それ以降一
0
年間あまりにわたって高い水準にあった︒そして石油危機を契機として低下してきた︒
以上の減価償却費の推移を︑さらに他の費用との関連で︑第日表によって位置づけておこう︒第日表によっても︑
減価償却費が総費用に占める割合は︑昭和三一七年から四七年にかけて高い割合になっている︒ところで固定資産価値
の維持のための費用として減価償却費と密接な関連をもって計上されると一般に指摘されている修繕費の状況をみる
と︑減価償却費の増減とは直接に関係なく一貫して一
O
パーセント前後の割合となっている︒このことは︑逆に減価償却費の計上が政策的︑弾力的に計上されてきたことを示しているともいえよう︒さらに︑電力企業の大幅な設備投
第13表 九 電 力 の 費 用 構 成 〔単位 昭和
i
人 件 費i
燃 料 費 │ 修 繕 費 │ 支 払 利 息 阿 倍 償 却 費 │ そ の 他I
25.6I
13.9IωI
9.5I
12.4I
%)
年度
26.0 29
24.9 13.8
10.7 12.8
13.0 24.8
30
23.9 13.2
10.9 12.7
16.6 22.7
31
24.3 11. 9
11. 6 10.6
20.2 21. 4
32
25.9 13.7
13.1 10.9
15.4 21. 0
33
23.2 14.2
14.0 11.1
18.2 19.3
34
九電力企業と減価償却(ニ﹀
23.2: 14.6
13.5 10.7
21. 2 16.8
35
24.8 15.7
14.1 10.7
17.8 16.9
36
25.1 18.1
14.3 8.3
17.1 17.1
37
25.8,
17.9 14.2
8.8 15.7
17.6 38
24.5 19.7
14.1 9.2
16.0 16.5
39
26.1 18.6
13.1 10.1
14.7 17.4
40
27.0 18.7
12.2 10.0
15.1 17.0
41
27.2 18.1
11. 2 10.7
16.6 16.2
42
28.0 17.7
10.6 10.9
16.1 16.7
43
28.8 16.5
10.1 11.1
16.8 16.7
44
28.1 16.9
10.2 10.7
16.8 17.3
45
27.7 17.0
10.8 9.4
17.9 17.2
46
26.5 16.9
11.0 9.2
19.4 17.0
47
22.1 12.3
11.1 8.3
29.6 16.6
48
22.6
25.7 25.9 28.1 25.1 l 3 4 1 8 0
33.2 9.5 10.3!
26.7 11.1 10.9
昭和39年以前と後では勘定科目の構成がことなり一部連続しなL。、
『電力百年史,前編』政経社より作表。
8.0
9.0 8.0
8.7 10.3 9.9
10.3 5.9
6.2 39.1
36.9 .14.5
12.4 12.9 13.9 12.5 49
50
(1) (2) 52 53 51
注 九 九
九一
電力
企業
と減
価償
却(
二﹀
一
OO資による合理化の結果︑人件費の割合は着実に低下してきており昭和一ニ
O
年当時には二五パーセント前後であったものが︑昭和五一二年頃には半分の一ニパーセント前後にも低下してきた︒減価償却費の高い割合での計上も︑こうした
人件費の縮小を基礎に実現されてきたという側面をみのがしてはならない︒さらに︑昭和三七年から四七年にかけて
の高い水準の減価償却費の計上は︑大幅な借入金による設備投資にともなう昭和三九年頃までの高水準の支払利息︑
また昭和四八年の石油危機以降での燃料費の割合が上昇したことと対応して︑政策的に展開された状況をよみとるこ
とができる︒以上のように検討してくると︑電力企業の減価償却の性格を明らかにするためには︑とくに火力発電設
備の増大による企業規模の拡大のなかで︑大幅な減価償却が実施された昭和三一七年噴から四七年頃の状況を分析する
必要がある︒この時期の減価償却の状況については︑すでに菅原秀人教授によって詳細な分析がなされている︒
菅原教授の分析によりながら九電力企業の減価償却の状況を検討しよう︒菅原教授は﹁電力会社における会計実務
がいかに継続性を無視しておこなわれ︑無原則的かつ怒意的な会計になっているか﹂を明らかにするため︑減価償却
を中心とする実態を詳細に検討された︒菅原教授は︑昭和三七年九月期から四七年九月期までの一二事業年度にわた
る減価償却費の拡大の状況を九電力企業について分析された︒減価償却費の拡大は︑第
M
表に示すように︑‑減価償却方法の変更による償却費の増加︑2耐用年数の変更(短栴)による償却費の増加︑3特別償却引当額︑4租税特別
措置法第四三条の規定による特別償却額および同法第四七条の規定による割増償却額の合計額によって損益計算書に
おける法人税等控除後当期純利益を縮小している︒さらに︑利益剰余金計算書において︑S原子力発電工事償却準備
引当額(取崩額控除︑電力会社によっては損益計算書に計上している場合もある)︑6固定資産償却損(過年度償却
損]
臨時
償却
費︑
固定
資産
評価
損)
︑
7小額備品償却損を計上して未処分利益剰余金当期増加高︑また当期未処分利益
ハH3
剰余金を縮小表示している︒
第U表によると︑損益計算書での減価償却費の拡大は︑とくにすでに指摘した租税特別措置法による特別償却︑割
増償却が大きな地位を占めていることがわかる︒この期間の損益計算書での九電力償却増加額の四七パーセントにも
当る四九四億もの額が計上された︒さらに︑従来の定額法から定率法への減価償却方法の変更によって三
O
一億
円
(全体の二九パーセント﹀の償却費の拡大を実現した︒また︑税法の耐用年数の変更をテコにした耐周年数の短縮に
よって一一五億円(全体の一一パーセント)の償却増となった︒さらに利益剰余金計算書では︑原子力発電工事償却
準備引当と固定資産償却損(過年度の償却修正︑臨時償却︑固定資産評価損)によって︑それぞれ二六二億円︑二六
七億円の償却増を実現した︒この両者で利益剰余金計算書での償却増の九七パーセントを占めている︒しかも︑こう
した減価償却費の増大は︑東京電力︑関西電力︑中部電力などの巨大な電力会社において顕著にあらわれている︒損
益計算書での増加額では︑この三社で全体の七八パーセント︑さらに利益剰余金計算書での増加額では全体の六六パ
1セントを占め︑損益計算書と利益剰余金計算書の合計では全体の七四パーセントにも達する︒電力企業が高蓄積を
実現した時期の政策的な償却費の増大は︑とくに巨大な電力企業によって実施されたことがわかる︒
さらに︑第日表によって減価償却費の増大と利益額との関連をみておこう︒まず九電力全体についてみると︑損益
計算書のレベルでは法人税等控除後当期純利益にたいする償却費増加額の割合は一
O
パーセントを占め︑なかでも東京電力︑関西電力が二八パーセント︑二一パーセントと大きな割合となっている︒さらに︑未処分利益剰余金当期増
加高また当期末処分利益剰余金にたいする損益計算書︑利益剰余金計算書での償却費増加額の割合は︑九電力全体で
二八
パー
セン
ト︑
一九
バ
1セントにも達している︒ここでも北陸電力のように過年度の償却修正などによって高い割
九電
力企
業と
減価
償却
ハ二
﹀
。
九電
力企
業と
減価
償却
(二
)
l
山(%)
160,080! 108,7431 113,693;
11,767 24,3931 52,033i 18,710: 52,1161 27,4861
余 金 計 算 書 │ 合 計1
6 I
7I
小B
計I A + B I
: : : 己 出 叫 昨 町
i f 山 江 到 出
92Z 山 仕 1 引 パ r i ド
1ωO4q71[山 2
702j
100万円〉
C/E (%)
C/F (%) 増加状況(昭和37年 9 月 ~47年 9 月決算〕 (単位
22 F
叫吋
132,0721 197,9001 37,534: 28,028 28
E
186,140 28
D
ハ 吋 d F h j v p n v F h υ
A
1 i q u 1
守i s 位
︒
4噌i
22 19 28
33 104,771 113,501 12
21
18 25 23
28
14 67,453 16
守 ‑ ム
ヮ
ハUマt
円t 1 i
oooD
︐︐
守i
n Ti E
13
19 2 ,1100 19
18 8 19 28,559
25,392
62,779
よぴ同法47条の規定による割増償却の合計額 電力会社によっては損益計算書に計上〉
費,固定資産評価損〉
16 2 4, i
6,5431 2,4911 3041 3,005.
1,482, 40,629
nL
A4ムハU︐ ハHUη
︒
oo
oo
n︐
21 10 53,638
川一叫
31,826 26,7141山 8[54, 778[159,4471
示 一 一
l472
一
Oニ
合を占めている企業もあるが︑全
体として︑東京電力︑関西電力︑
中部電力などの巨大な電力会社に
おいて高い割合となっていること
がわかる︒菅原教授はこのような
減価償却費の増大とならんで︑多
額な引当金︑準備金の計上によっ
て︑電力会社の未処分利益剰余金
が低位平準化している事実を明ら
︿MM)
かに
され
てい
る︒
電力企業では︑臣大な電力企業
を中心にして様々な名目によって
減価積却費を増大させていること
が菅原教授の分析によって明らか
になった︒こうした状況を︑さら
に第四表によって検討しておこ 表。
ぅ︒第四表は︑各電力会社別に昭
損
I
2I
山
O 弓ム 4
3,5601 1,3491
"1,7191 2,0111 1,31引 5981 224' 183
3,7911 1691 3501
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47:引訓 1,06訓2 2115 9
司
4 必判! 8R │ 計 I3山 3l 山司
531 1,訓11鉛30(1) 項目の内容は次のようである。
損 益 計 算 書 関 係 1 . 減価償却の方法の変更による償却費の増加額 2. 耐用年数の変更(短縮〉による償却費の増加額 3. 特別償却引当額
4. 租税特別措置法第43条の規定による特別償却お
5 .
原子力発電工事償却準備引当額(取崩額控除,6. 固定資産償却損〈過年度償却修正撰,臨時償却 7. 小額備品償却損
D 法人税等控除後当期純利益 E 未処分利益剰余金当期増加高 F 当期未処分利益剰余金
菅原秀人「電力会社の会計口~伺Jm会計~ 106 巻 3~5 号〉より作 利 益 剰
戸
AlH"1
‑‑‑31 5
j ;
九 電 力 減 価 償 却 費 の 益 計
3
I
第14表
5 算 者
10,938 7,937 23,538
4 1
921 72
2,310 1
, 291
2,722 640
叫
東 電 中 電 関 西 中 国 北 陸 東 北 、 四 国 九 州 、l
北 海 道 会 社
九電力企業と減価償却ハ二)
利益剰余金計算書関係
t . 日
注
和三七年九月期から昭和四七年九
月までについて前述の償却費の増マ
加額
︑ 減価償却費(有形固定資
産﹀︑収益の状況さらに昭和四七年
九月期の国定資産︑使用総資本の
額を示した︒これによっても︑す
でに指摘したように︑東京電力︑
関西電力︑中部電力の大手電力会
社が大きな比重を占めているとと
がわかる︒この三社で固定資本で
は全体の六七パーセント︑収益で
は六五パーセントを占めるという
ように︑電力企業ではその規模︑収
益力において大きな格差がある︒
(2)
﹂うした格差は︑減価償却の実施
においても顕著に現われている︒
すなわち︑減価償却費に対する償
一
O三第15表九電力の償却等の状況 〈単位 100万円〉
社│草加諸│償却額│収
│ c A ) ' I
(B) 1 (C) 1 (D) 1益!固定資産 i 総資本 I~L川判
'1'"' ̲..̲ /"t'1 ( 銘幼B判I~,刷 B/C
)1(%鈎)1 ( 銘幼〉東 電1 5刊 4i 九 凶613,97為μ4
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,74118.3615od 177 中 国 6,662[ 124,475! 840,4ω193,6391 3幻,63015.35!3.44i 14.7 北 陸1 7,0221 仏 423i 527,6561 147,160, 211,9811 10.57, 4.771 12.5 東 北1 9,1111 189,40叫1,224, 7121 339,4271 465,4551 4.811 2.681 15.4 四 国1 3,93引 68,67訓 418,5411 126,8601 181,2861 5.731 3.101 16.3 九 州1 11,472! 178,16211,167,7821 286,1601 444,0671 6.431 4.001 15.2 北海道I 3,同 叫 23判 476,3201以叫
182,9叫
3.751 2羽 山
計!い1則 4
判
712引山,17η7山 叫 ,9悦 偲71叩(1) if償賞却増加額J["償却額J["収益」は昭和37年 9 月 ~4幻7年 9 月期の総額 であり, ["固定資産
J
["総資本J
は昭和47年9月期末現在の値である。「収益
J
は電気事業財務収益,営業外収益を含む。「償却額J
は有形固 定資産の償却額である。菅原秀人「電力会社の会計伺J([j'会計~ 106巻5号, 心に作表。
九電
力企
業と
減価
償却
(ニ
﹀
メ 』口
注 会
55ページ〕を中 (2)
(3)
一
O四却増の割合︑さらに固定資産額に対する償却増の割合
をみ
ると
︑
一部の特殊な事情による事例を除いて︑大
手コ一電力会社が高い割合となっている︒また︑こうし
た状況は収益に対する減価償却費の割合をみても同様
である︒このように電力企業が大幅に減価償却を実施
した時期の状況を検討してくると︑大手電力企業によ
って減価償却が集中的に利用されたことがわかる︒従
って︑次に東京電力︑関西電力︑中部電力の主要な
電力会社の減価償却の状況を︑もう少し詳しく分析す
るこ
とに
する
︒ (2)
主要電力企業の減価償却
(イ)
東京電力東京電力の減価償却の状況をまず第四表によって検
討しよう︒第四表は東京電力が設立された昭和二六年
度から昭和四五年までの︑減価償却費の決算計上額と
電気事業固定資産額の状況︑および決算計上額の定額
減価償却の状況(東京電力) (単位 100万円〉
i
定 率 過 不 足 額 │ 暗 雲 │完 百 再
A/B (%)26 ,1707 "' 263 87 '" 2,410 41 77,016 2.21 27 2,710 358 115 ム2,018 57 肌 日7! 3.36 28 3,732 915 133 '" 1 ,594 70 93,472 3.99 29 6,069 2,049 151 A 894 87
:;~' ~~~
I 4.2230 7,308 2,686 158 .. 1 ,063 87 165,253 4.42 31 8,281 2,647 147 ム1,797 83 185,944 4.45 32 7,175 456 107 '" 4,916 59 214: 005 I 3.35 33 9,306 725 106 '" 6,502 59 266,311 3.49 34 10,742 100 '" 9,123 54 306,231 3.50 35 13,010 100 ム10,757 55 362,590 3.58 36 19,496 2,541 115 "'10,798 64 446, 137 4.37 37 35,967 15,140 172 100 439,308 8.18 38 4 ,1062 16,488 167 100 568,375 7.22 39 53,774 22,446 172 ,1438 103 593,549 9.06 40 55,520 21, 181 162 : 913 102 643,385 8.63 41 59,100 20,019 151 '" 1 ,409 98 683,930 8.64 42 65,627 21,611 149 '" 1,032 98 756,938 8.67 43 73,496 23,810 148 100 796,788 9.22 44 80,230 23,369 141 100 904,645 8.86 45 94,007 24,062 134 100 ,1005, 050 9.35
定額過不足額 年
九 昭
電力
企業
と減
価償
却つ
一)
(1)
r
電気事業固定資産」は帳簿価額である。(2) ~電気事業10年の統計~ ~電気事業20年の統計.~ (通産省公益事業局,
電気事業連合会共編)786~787ページ, 942~943ページより作表。
注
法に対する過不足額と定率法に
対する過不足額を示した︒これ
に土ると︑東京電力では設立以
来︑急速に電気事業固定資産が
増大している︒すなわち︑昭和
二・
六年
度に
は七
七
O
億円であったも
のが
一
O
年後の昭和三五年度には三︑六二五億円︑さらに
ニ O
年後の昭和四五年には一兆五
O
億円に増大した︒こうした固定資産の増大のもとで減価償
却はどのように計上されたであ
ろうか︒減価償却の定額法範囲
額および定率法範囲額に対する
割合をみると︑昭和二六年度か
ら昭和三六年度までは︑概ね定
額法と定率法の中間的な値とな
一
O五九電
力企
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償却
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4.32 3,974,62割172,0日(3,251)11 ,415, 325 3
54 55
一
O六っており︑定率法以内での定額法
以上の減価償却が実施されたこと
がわかる︒さらに︑昭和三七年以
障になると︑定額法の償却範囲額
を大幅に超えて︑定率法による償
却範囲額いっぱいの償却を実施し
た︒こうした償却額の増大は︑決
算計上額の電気事業固定資産額に
対する割合の増大となって現われ
ている︒すなわち︑昭和二六年か
ら昭和三六年にかけては︑電気事
業固定資産に対する決算計上額の
割合は三
1
四パーセント程度であったが︑昭和三七年以降は八
1
九パーセントにも上昇した︒昭和
七年以降の大幅な減価償却の増大
は︑すでに指摘した九電力全体の
の
年決算事賀
I
期取得価末額I
償当却期額I
償累計却額I
減宇野価I
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39.17338 3 579,892 18,980 113,679 3.27 19.61 11 1 "'37,505 9 62 ,1926 19,751 132,795 3.17 21. 4 11 "'36,874 39 3 686,515 2 ,1146 15 ,1579 3.08 22.1 11 "'36,874 9 724,828 25,807 176,455 24.3 11 "'3 ,1563 40 3 756,232 27,742 20 ,1321 26.6 11 ム27,598 9 79 ,1089 27,850 227,370 3.52 28.7 11 ム22,984 41 3 852,364 27,383 252,418 3.21 29.6 11 "'18,731 9 894,072 28,716 279,535 3.21 31. 3 11 "'14,140 42 3 941,305 29,997 308,835 3.08 32.7 11 "'10,032 9 989,413 31,678 337,198 3.20 34.1 11 9"',227 43 3 ,1064, 900 33,427 369,864 3.13 34. 7 11 ム 6,655 9 1,111,739 36,346(必5) 404,344 3.26 36.4 11 4"',722 44 3 1,165,666 36,613(199) 438,660 3.14 37.6 11 3"',470
9 ,121 ,1591 ,3お75(1,侃1) 476,435
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38.2 11 i "'1,47445 3 ,1338, 964 ,9必76(1,142) 518,118 3.06 38.7 11 53 9 1,410,662 42,8日6(619) 559,668 3.03 32.5 11
46 3 l,518,21o4m│ ,249(7,435〕 609,281 3.30 40.1 11 9 ,1637, 4641 50, 236 657,848 3.06 40.2 11
却 {賞 価 第17表 減
九電
力企
業と
減価
償却
つ一
﹀
期末取 法人税 有形固定資産の減価償却の推移である。
r
減価償却率」は,対する償却累計額の割合である。
r
償却過不足累計額」は,内特別償却額である。
「有価証券報告書
J
より作表。i主 (1)
減価償却の実施状況と同様であ
る︒東京電力の減価償却は︑設立
後 一
0
年聞は定額法と定率法の中聞において実施され︑その後︑定
率法によって大幅な減価償却が計
上されたことが明らかになる︒
さらに︑その後の減価償却の状
況を︑第回表と時期的には若干重
複させて︑第日表によって検討し
ょう︒第訂表は有形固定資産の減
価償却の状況を示した︒これによ
ると︑東京電力の固定資産は︑そ
の後も急速に増大してきており︑
昭和四
O
年九月期には取得価格で(2)
七九一億円にもなり︑さらに一五
年後の昭和五五年三月期には約六
一倍の四兆八︑三八六億円にも増
一
O七九電
力企
業と
減価
償却
ハニ
)
一
O八大している︒固定資産の著しい増大のもとで減価償却はどのように実施されたのであろうか︒
第日表および第臼表によると︑東京電力では昭和三七年より有形固定資産については定率法によって償却を実施し
ていた︒ところが︑石油危機による収益性の低下にともない︑昭和囚九年三月決算より定額法に変更し︑減価償却額
を縮小した︒ところがさらに︑近年では収益性の回復にともない一部の固定資康について定率法による減価償却を計
上
L
ている︒以上のようにたびたびなされた減価償却方法の変更が︑減価償却費の大小にきわめて大きな影響をもたらすことが第口表から明らかになる︒すなわち︑有形固定資産の期末取得価額に対する当期償却額の割合は︑定率法
が採用された昭和三七年九月決算から四八年九月決算では半年主ニパーセント台であったが︑定額法が採用された昭
和四九年三月から五三年コ一月決算では概ね二パーセント未満に低下している︒さらにその後の一部機械装置について
定率法が採用された昭和五四年三月︑五五年三月決算では年率で四パーセント以上に上昇している︒東京電力では︑
窓意的な償却方法の変更によって︑大幅な償却額の増減を実施してさた︒
ところで︑こうした償却方法の変更による償却費の増減を認識しながら︑昭和三七年以降の償却の状況をさ︑りに分
析しよう︒定率法が採用された昭和国八年九且決算以前にあっても取得価額に対する償却額の剖合は︑かなり大きく
変動していることがわかろ︒まず︑昭和一二九年三月期から四
O
年九月期にかけては三・五パーセント台から三・六パ1セント台にも上昇しているが︑これはすでに指摘した税法の機械装置の耐用年数の短縮を根拠に︑東京電力が耐用
年数を短縮したことによる︒耐周年数の短縮によって︑昭和三九年九月期三・一一億円︑四
O
年三
月期
一四
・一
二億
円︑
四
O
年九月期一一一了三億円の償却増となった︒さらに︑東京電力では昭和田四年三月︑九月︑四五年一ニ月期にそれぞれ 一
0
・入
憶円
︑
一四
・二
億円
︑
一四
・
O
億円の償却損を計上した︒また昭和田三年九月期から四六年三月期にかけてはすでに指摘した租税特別措置法第四三条に基づく特別償却を多額に計上した︒この六期間に一
O
九億円もの特別償却を計上した︒昭和三七年頃よりの定率法の採用︑耐用年数の短縮︑特別償却の実施︑償却損の計上によって︑東
京電力の減価償却は大幅に進められた︒すなわち︑法人税法の償却範囲額︑いいかえると定率法による償却範囲額に
対する償却不足累計額は︑従来定額法によって償却計算が実施されていたため︑昭和三七年九月決算時で一ユ九一億円
となっていたが︑耐周年数の短縮︑特別償却の実施によって減少し︑昭和四五年九月決算で解消した︒さらに取得価
額に対する償却累計額の割合である償却累計率も︑昭和三七年九月決算当時には一七・四パーセントであワたものが
急速に上昇し︑昭和四八年九月決算時には四二・五パーセントにもなった︒
ところで︑昭和国九年一二月決算からの定額法への変更によって︑償却額が取得価額に占める割合は著しく低下した
ことはすでに指摘したが︑これにともなって︑償却累計率も低下してきている︒さらに︑一部機械装置の定率法の採
用によって償却費の取得価額に対する割合は上昇したとはいえ︑この時期に大幅な固定資産の増加が実現されたこと
もあって︑償却累計率は三三・四パーセントと低下してきている︒
以上のように︑東京電力の減価償却の状況を検討してくると︑そのときどきの収益性等の状況に応じて︑償却方法
の変更︑耐用年数の短縮︑さらには︑すでに菅原教授が詳細に分析されたように様々な名目による償却増が実施され
た︒とくに︑東京電力でほ︑昭和三七年から四七年にかけて︑大幅な減価償却が実施された︒
(ロ)
関西電力
関西電力の減価償却の状況を︑まず第四表によってあとづける︒第四表によると︑関西電力では︑昭和二六年の設
立以降︑電気事業固定資産が急速に増大してきている︒すなわち︑設立時の昭和二六年度には七七
O
億︑三五年には九電力企業と減価償却(二)
一
O九1
I 静│
君 ! 詳 ( 去 〕 基 │
A/B 九電力企業と減価償却(二)C%)
26 74 "'2,762 40 削 38I 2.12 27 3,349 I 375 126 "'2,134 61 i 93,919 3.56 28 4, 611 I ,1173 134 "'1, 423 76 i 106,847 4.31 29 6,341 1,940 144 "'1, 580 80 I 149,187 4.25 30 9,344 4,523 194 715 108 I 153,362 6.09 31 9,061 3,636 167 '" 566 94 I 170,374 5.32 32 9,607 3,513 158 ム1,012 91 i 186,334 5.15 33 11,949 5,108 175 172 6.49 34 14,987 6,894 185 790 105 I 220, 881 6. 78 35 17,624 8,071 184 843 105 I 266,249 6.62 36 19,711 8,007 168 100; 279,948 7.04 37 23,087 9,563 171 ,1141 105 296,971 7.77 38 26,658 10,206 162 100 350,093 7.61 39 3 ,1175 11,406 158 100 39 ,1591 7.96 40 34,505 12,003 I 153 100 417,648 8.26 41 37,144 11,956 147 100 445,392 8.34 42 40,093 12,365 145 i 100 ~9~, 2~8 I 8.11 43 43,517 12,037 133 100 505,373 ; 8.61 44 49,982 10,811 131 100 547,988 I 8.39 45 58,081 12,357 127 100 I 622,211! 9.33定率過不足額 定額過不足額
年 昭
一 一
O
一︑六二五億円︑さらに四五年に一兆
五
O
億円にも増大した︒こうした固定資産の増大のもとでの減価償却の計上
の状況をみると︑設立当初は︑定額法
を上回っていた︒しかし︑昭和三
O
年度には定率法の範囲額を上回って計上
され︑昭和三三年からは︑定率かもし
くは定率以上の減価償却費が計上され
た︒この関西電力の償却費の計上は︑
前述の東京電力と比較してみても︑東
京電力が定率法範囲額の償却を実施し
たのは昭和三七年度以降になってから
第16表に同じ。
であって︑設立問もない昭和三
O
年頃からの定率範囲額の償却は︑この意味
でも大幅なものであることがわかる︒
その結果︑償却費の決算計上額が電気
注
事業固定資産に対する割合も当初より