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教 育 研 究 員 研 究 報 告 書

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Academic year: 2021

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全文

(1)

高等学校

成11年

教 育 研 究 員 研 究 報 告 書

特 別 活 動

東 京 都 教 育 委 員 会

(2)

教 育 研 究 員 名 簿

Na

1 3

都 立 大 泉 北 高 等 学 校

2 3

都 立 桜 水 商 業 高 等 学 校

3 4

都 立 北 豊 島 工 業 高 等 学 校 河原井

4 5

都 立 台 東 商 業 高 等 学 校

5 5

都 立 足 立 工 業 高 等 学 校

6 6

都 立 第 三 商 業 高 等 学 校 西

7 6

都 立 葛 西 工 業 高 等 学 校

8 8

都 立 拝 島 高 等 学 校

9 8

都 立 多 摩 工 業 高 等 学 校

担 当 教育庁指導部高等学校教育 指導課 指導主事 三宅 英次郎

(3)

研 究 主 題

望 ま しい 集 団 活 動 の 中 で 自 己 を生 か す 体 験 を通 じ生 き る 力 を は ぐ く む指 導 の 工 夫

1は じ め に

1研 究 の ね ら い

2研 究 の 背 景 と 主 題 設 定 の 理 由

1ア ン ケ ー ト調 査 の 結 果

492

4

皿 実 践 事 例 1部 活 動

一 生 徒 が 保 護 者 や 地 域 の 人 と 互 い に 技 術 を高 め 合 い

一 気 持 ち を 通 じ合 え る 場 を 設 定 す る こ と に よ り生 徒 の 社 会 性 を 養 う 一

(バ ド ミ ン ト ン部 の 地 域 合 同 練 習 会) 6

2ホ ー ム ル ー ム 活 動

一 一 人 一 人 の 生 徒 が 文 化 祭 に 積 極 的 に 参 加 す る よ う 援 助 す る こ と に よ り豊 か な 人 間 性 を 培 う 一

(文 化 祭 で の 模 擬 店 へ の 取 り組 み)10

3ホ ー ム ル ー ム 活 動

一 地 域 と の 連 携 を 積 極 的 に 推 進 し充 実 感 や 感 動 体 験 を与 え る 一

(文 化 祭 で の 和 太 鼓 演 奏 公 演) 15

4部 活 動

一 集 団 や 社 会 の 一 員 と して 地 域 や 福 祉 施 設 と の 連 携 を 活 用 し

、 豊 か な 心 を は ぐ く む 一 (バ ト ン トワ リ ン グ 部 の 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム へ の 訪 問 公 演)19

IVま と め 24

(4)

1は じ め に

1研 究 の ね らい

わ た した ち は 、 望 ま しい 集 団 の 中 で 、 自 己 を 生 か す 体 験 を さ せ る こ と に よ り、 考 え る 力 、 社 会 性 、 豊 か な心 な ど の 「 生 き る 力 」 が は ぐ く ま れ る と 考 え た 。 そ の た め に は 社 会 の 一 員 と

して の 自 覚 を 深 め 、 地 域 と 連 携 を と っ て 人 間 と して の 在 り方 生 き方 の 指 導 の 充 実 を 一 層 図 る こ と が 必 要 で あ る 。 そ こ で 、 本 研 究 で は 生 徒 に 地 域 と の 交 流 の 中 で 幅 広 い 体 験 を さ せ る こ と が 大 切 と 考 え 、 学 校 と 地 域 が 協 力 連 携 す る 特 別 活 動 の 有 効 な 在 り方 を 探 っ て い く こ と と した 。 2研 究 の 背 景 と主 題 設 定 の 理 由

人 は 、 集 団 や 社 会 の 一 員 と し て 、 自分 の 役 割 を 遂 行 す る 過 程 で 、 自 己 有 用 感 や 他 人 と協 調 す る 心 、 及 び 、 自 ら 考 え 判 断 し責 任 を も っ て 行 動 す る 力 、 社 会 性 、 豊 か な 心 、 自 律 心 な ど の

「生 き る 力 」 を は ぐ く む 。 しか し、 家 庭 に お い て は 少 子 化 が 急 速 に 進 み 、 核 家 族 化 ・共 働 き の 増 加 と も 相 ま っ て 、 子 ど もが 、 親 や 他 の 子 ど も た ち と触 れ 合 う機 会 が 減 少 して い る 。

学 校 に お い て も 、 少 子 化 の 影 響 は 一 部 の 部 活 動 が 成 立 し な く な る な ど 特 別 活 動 へ の 影 響 も 深 刻 化 して い る 。

一 方 、 通 塾 ・習 い ご と は 子 ど も た ち の 自 由 な 交 流 を 一 層 分 断 し 、 ま た 同 年 齢 の 者 と し か か か わ ら な い 風 潮 を 生 ん で い る 。 さ ら に 、 地 域 の 人 間 関 係 の 稀 薄 化 に よ り、 子 ど もた ち が 老 人 や 幼 児 な ど の 異 年 齢 の 人 た ち と か か わ る 機 会 も 、 以 前 よ り少 な く な っ て い る 。

こ の よ う な 社 会 状 況 を 踏 ま え 、 私 た ち は 、 次 の よ う な 仮 説 を 立 て た 。

(1)部 活 動 の 中 で 異 年 齢 の 人 た ち との 交 流 を 深 め れ ば 、 技 術 だ け で は な く コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 や 社 会 性 が 養 わ れ る 。

(2)ホ ー ム ル ー ム 活 動 の 中 で 生 徒 が 、 他 の 生 徒 や 保 護 者 な ど様 々 な 人 と 出 会 う 機 会 を 設 定 す れ ば 、 人 の 気 持 ち や 考 え を 認 め 合 う 豊 か な 人 間 性 が 培 わ れ る 。

(3>ホ ー ム ル ー ム 活 動 で 学 校 行 事 を 進 め る に 当 た り、 教 師 が 学 校 内 や 学 校 間 で 協 力 す れ ば 、 一 層 充 実 感 や 感 動 体 験 を 与 え られ る 。

(4)部 活 動 を 通 して 、 地 域 の 中 で ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 を実 践 す れ ば 、 人 に役 立 つ 体 験 や 様 々 な 人 か ら 自 分 の よ さ を認 め ら れ る 体 験 が で き 、 豊 か な 心 が は ぐ く ま れ る 。

以 下 、2つ の 視 点 か ら 、 実 践 を 通 し 、 こ の こ と を 検 証 す る こ と に し た 。

(1)人 の 気 持 ち や 考 え を 認 め 合 う場 を設 定 し、 豊 か な 人 間 性 を は ぐ く む 指 導 の 工 夫(A班)

子 ど も た ち の 豊 か な 人 間 性 は 、 人 と人 との 真 の 出 会 い を 体 験 す る こ と に よ っ て は ぐ く ま れ る 。 そ の た め に は 自 ら の 気 持 ち や 意 見 を 表 現 し、 相 手 の 気 持 ち や 考 え を 積 極 的 に 理 解 し 尊 重 し よ う と す る 姿 勢 が 欠 か せ な い 。 こ う した 姿 勢 は そ の 方 法 を 学 ぶ と と も に 、 集 団 の 中 で 様 々 な 場 面 を 体 験 して 初 め て 身 に 付 く もの で あ る 。 しか し 、 現 在 の 子 ど も た ち は 少 子 化 や 地 域 の 人 間 関 係 の 稀 薄 化 に よ り、 そ う し た 体 験 が 乏 しい 傾 向 に あ る 。

わ た した ち は 、 特 別 活 動 を 通 し 、 生 徒 が 人 と接 す る 体 験 の 場 を 広 げ て 、 積 極 的 に 人 と か か

(5)

わ っ て い く姿 勢 を 培 っ て い く こ と が 人 と 人 と の 真 の 出 会 い を 生 み 、 豊 か な 人 間 性 を は ぐ く む 手 助 け に な る と考 え た 。

ま た 、 様 々 な 交 流 を 通 し、 他 人 や 自 己 の 理 解 を深 め た り 、 集 団 に 貢 献 す る こ とで 、 成 就 感 や 充 実 感 を 味 わ う こ と が で き る よ う に援 助 す る こ とが 、 生 徒 の 社 会 の 一 員 と し て の 自 覚 を 高 め 、 自 ら の 在 り方 生 き 方 を 考 え る 生 涯 学 習 の 基 盤 と し て 、 考 え る 力 、 社 会 性 、 豊 か な 心 な ど の 「生 き る 力 」 を つ け て い く こ と に つ な が る と考 え た 。

今 回 、 そ の 実 践 の 場 と して 、 共 通 の 趣 味 を 通 し て 地 域 や 他 校 と の 幅 広 い 交 流 を 図 る こ と が で き る 部 活 動 と 、 学 校 に お け る 基 本 的 生 活 集 団 と して 豊 か な 人 間 性 を は ぐ くむ 土 台 と な る ホ ー ム ル ー ム の 指 導 を 取 り上 げ た 。 各 校 の 生 徒 の 現 状 を 十 分 に 考 慮 し、 そ の 際 に 掲 げ た 基 本 姿 勢 は 以 下 の と お りで あ る 。

① 集 団 の 中 で 自 信 を も っ て 発 言 が で き る よ う な 雰 囲 気 と そ の 場 面 の 設 定 を工 夫 す る 。

② 一 人 一 人 が 自 分 の 役 割 を 自 覚 し、 そ の 達 成 を も っ て 集 団 に 寄 与 す る こ と に よ り、 成 就 感 ・充 実 感 を 体 験 で き る よ う に す る 。

③ 様 々 な 場 面 で 生 徒 が リ ー ダ ー シ ッ プ を 発 揮 で き る よ う に 工 夫 す る 。

④ 保 護 者 や 地 域 と の 連 携 の 中 で 、 生 徒 間 及 び 他 者 と の 心 の 交 流 を 深 め る 。

(2)集 団 や 社 会 の 一 員 と して 、 自 己 実 現 を 図 る 指 導 の 工 夫(B班)

目的 意 識 を も っ て 取 り組 む こ とや 、 人 に 役 立 つ 喜 び を 感 じ る こ と は 、 集 団 や 社 会 の 一 員 と して 自 己 実 現 を 図 る う え で 大 切 な こ とで あ る 。

最 近 で は 、 指 示 待 ち 人 間 や 無 気 力 な 生 徒 が 増 加 して い る 傾 向 が あ る 。 ま た 、 集 団 の 中 で の 自 己 の 役 割 を 果 た せ な い た め に 、 成 就 感 や 連 帯 感 を 得 て 豊 か な 心 を 育 て る こ とが 困 難 に な っ て き て い る 。

こ の よ う な 現 状 で 教 師 に 求 め ら れ て い る こ と は 、 教 え る べ き大 切 な こ と は 丁 寧 に 教 え 、 生 徒 の 可 能 性 を 信 じ て 時 間 的 ・精 神 的 余 裕 を も っ て 見 守 る 姿 勢 で あ り、 適 切 な援 助 に よ っ て 生 徒 の 成 長 を 支 援 し て い く こ と で あ る と 考 え た 。

よ っ て 今 回 は 、 地 域 ・家 庭 や 他 校 と の 協 力 ・交 流 を 積 極 的 に 図 り、 生 徒 自 ら が 感 動 を 体 験 で き る よ う 指 導 ・援 助 した 。 そ の 際 の 基 本 姿 勢 は 以 下 の と お りで あ る 。

① 計 画 立 案 の 段 階 で は 、 目 的 を達 成 す る た め の 情 報 や 手 段 を生 徒 に 示 す 。

② 「 確 か め る 」、 「 待 つ 」、 「関 心 を も っ て 見 守 る」 と い う姿 勢 で 、 生 徒 が 自 ら 考 え ら れ る よ う な 場 を 随 時 設 定 す る 。

③ 適 切 な 評 価 を与 え 、 生 徒 の 自信 と意 欲 を 喚 起 す る 。

(6)

II ア ン ケ ー ト調 査 の 結 果

同級5

部活勤の友ノ

先当

後ヨ

先d

8進 学校 ロ専門高校

■ 中堅校

■定 時制

ロ生活指導充実校

設 問3.あ なた は 今 、先 生(学 校)に ど の ような ことを最 も求 め てい ます か 。

話 してい て楽しい

自分の ことを理 解 してくれ る

適 切 な助言 をしてくれ る

その 他

どちらかというといない

どちらかというといる

■進学校 ロ算門高校

■ 中竪校

●定時制

口生活指導充実校

設 問4,あ なた は.人 との 交 流 で 分 か り合 えた と感 じるの は どの ような ときで す か 。

自分 の意 見を言 えたとき

相 手 の話 を聞 け たとき

お 互い に意 見を言 いAOえ たとき

相 手 の意 見 に共感 できたとき

そ の他

(7)

設 問7あ なた は 、自分 の 意 見 を きちん とい える と思 い ます か 。

どちらかというと思わない

国進 学校 口奪 門高校

■ 中堅校

■ 定時制

口 生活指導充実校

設 問8あ な た は.人 の意 見 を聞 き、尊 重 で きると思 い ます か.

巴進学校 ロ尊 門高校

■ 中堅校

■定時制

口生活指導充実按

設 問9あ なた は 、他 人 との コミュニ ケー ションが うま く取 れ て い ると思 い ます か 。

設問10あ なたは、自分の活勤する場をもっと広げたいと (人と話す機会を多く作ろうと)思 いますか。

設 問,i あなたは、話し合いの場で意 見の対立が明確に なったとき、どのようにしますか。

もの別れの ままにする

設 問izあ なた は 、学 校 生 活 に おい て 、ど のような とき、

満 足 感 を感 じます か 。

自分で決めた通 りにできた

(8)

皿 実 践 事 例 1部 活 動(A校)

一 生 徒 が 保 護 者 や 地 域 の 人 と 互 い に 技 術 を 高 め 合 い 、

気 持 ち を 通 じ合 え る 場 を 設 定 す る こ と に よ り生 徒 の 社 会 性 を 養 う 一 (バ ド ミ ン ト ン 部 の 地 域 合 同 練 習 会)

(1)ね ら い

A校 の バ ド ミ ン ト ン 部 は 、 男 子 部 と 女 子 部 に 分 か れ て い る が 、 男 子 部 員 が 少 な い た め 、 日 頃 合 同 練 習 を し て い る 。 と も に3年 生 が い な い た め 、2年 生 、1年 生 だ け で 活 動 し て い る 。 男 子 部 、 女 子 部 と も に キ ャ プ テ ン は い る が リ ー ダ ー シ ッ プ を と る こ と が で き な い 。 ま た 、 技 術 的 に 優 れ た も の を も っ た 生 徒 が い て も 、 中 心 と な っ て 教 え る こ と が で き な い で い る 。 さ ら に 、 他 の 生 徒 に も 、 そ の 生 徒 か ら 学 ぼ う と す る 姿 勢 が 見 ら れ な い の が 現 状 で あ る 。

わ た し た ち は 、 部 員 が バ ド ミ ン ト ン の 高 い 技 術 を も っ た 地 域 の 人 と 合 同 練 習 を す れ ば 、 一 層 技 術 の 向 上 が 図 れ 、 ま た 、 様 々 な 地 域 の 人 た ち と 合 同 練 習 を す れ ば 、 社 会 性 が 養 わ れ る と 考 え た 。

そ こ で 本 研 究 で は 、 部 員 が 、 小 ・中 学 生 、 保 護 者 、 地 域 の 人 と バ ド ミ ン ト ン を 通 じ て 交 流 す る 場 を 設 定 し 、 以 下 の 実 現 を 目 指 し た 。

① 積 極 的 に コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を と ろ う と す る 姿 勢 を 身 に 付 け る 。

② リ ー ダ ー を 中 心 と し て チ ー ム と し て の ま と ま り を つ け る 。

③ 個 々 の 技 術 の 向 上 を 図 る 。

④ 異 年 齢 の 人 と の 交 流 を 通 じ て 活 動 意 欲 を 喚 起 す る 。

︑嫌

欝 ぜ

男 女 で 合 同 練 習 を 進 め て い る 場 面 (2)対 象

本 校 の 部 員 男 子5名 女 子17名 計22名

(9)

(3)取 り組 みb一 漸

① 準 備 段 階 ま で の 指 導

今 回 の ね ら い は 生 徒 と 保 護 者 、 地 域 の 人 た ち と 、 バ ドミ ン トン を 通 じて 交 流 を も つ こ と に あ る 。 バ ド ミ ン トン 部 で は 、 日 頃 、 男 女 の 練 習 や 他 校 と の 合 同 練 習 、 また 、合 宿 で の 他 県 の 生 徒 と の 合 同 練 習 や 試 合 に 取 り組 ん で きた 。 そ う した 活 動 ・交 流 範 囲 の 拡 大 の 延 長 線 上 に 今 回 の 取 り組 み が あ り 、 部 員 に は 保 護 者 や 地 域 の 人 た ち と の 今 回 の 公 開 練 習 に 向 け て 、 技 術 の 向 上 を 図 る と と も に 、 そ の 人 た ち との 交 流 を大 切 に す る よ う指 導 し て き た 。

そ して 、 バ ド ミ ン ト ン部 の 部 員 の 意 識 を 少 しず つ 高 め て い く よ う工 夫 し た 。 保 護 者 、 地 域 の 人 た ち と一 緒 に 何 を 目標 とす る の か 、 ど の よ う に 公 開 練 習 を 進 め て い く の か と い う こ と を 生 徒 全 体 で 話 し合 わ せ た り、 生 徒 一 人 一 人 と話 し合 う な ど 、公 開 練 習 に向 け ての 意 識 づ け を バ ド ミ ン トン 部 全 員 の 生 徒 に 行 な っ た 。

次 に 、 公 開 練 習 に い か に して 参 加 者 を募 る の か 、 さ ら に 、 様 々 な 人 た ち に 参 加 して も ら う に は ど う した ら よ い の か 、 生 徒 た ち と話 し合 っ た り、 同 僚 か ら ア ドバ イ ス を 受 け て 検 討

した 。

当 日 、 マ ネ ー ジ ャ ー の 生 徒 が 司 会 進 行 を 行 な う の で 、3週 間 前 か ら進 行 の 手 順 を 入 念 に 確 認 し合 い 、 自信 を も っ て 司 会 が で き る よ う に 準 備 して お い た 。

マ ネ ー ジ ャ ー が 本 日 の 時 程 を 説 明 し て い る 様 子

初 め て の こ と な の で 不 安 や 緊 張 が あ り な が ら も真 剣 に 取

り組 ん で い る 。

♂'表3

f'

∴ 壷慰 聾

?

(10)

当 日の内容

時 間

の 活 の 支

使 用 す る も の

5分

講師及び保護者 の紹介

マ ネ ー ジ ャ ー(司 会) 参 加 者 リ ス ト

10分

準備体操 及び諸注意

の 指 導 、 部 長 の 指 導 本 時 の メ ニ ュ ー

班分 け表

30分

基礎打 ち 進行状 況の把 握 と適切 医薬 品

ク リ ア ー

な対 応

ド ロ ツ プ ラ ケ ッ ト

ヘ ア ピ ン シ ャ ト ル

ド ラ イ ブ

飲料水

ス マ ッ シ ュ

サ ー ブ

10分

休憩

20分 ル ー ル の 説 明 及 び 試 合 形 式 マ ネ ー ジ ャ ー(司 会) ル ー ル 表

の 練 習

の指導

10分

休憩

30分 試 合(審 判 は 生 徒 が 行 う)

進行状 況の把 握 と適切

な対 応

部長の指導

35分

整理体操

交流会

マ ネ ー ジ ャ ー(司 会)

と 参 加 者 全 員 か ら の 一 言

の指導

顧 問 か ら の 講 評

め (次 回 へ の 展 望)

(4)参 加 者 の 感 想

・近 隣 小 学 校 の バ ド ミ ン ト ン ク ラ ブ の 保 護 者 で す が 、初 め て子 供 た ちが 先 生 以 外 の 大 人 の 方 や 高 校 生 の 方 た ち と バ ドミ ン ト ン を や らせ て い た だ き 、 と て も楽 しそ う に 練 習 して い た の は

良 か っ た と 思 い ま す 。(小 学 生 の 保 護 者)

・子 供 た ち は 自 分 た ち の 技 術 力 の 低 さ に 悔 し さ を覚 え 、 よ り練 習 に励 め た ら と思 い ます 。 上

手 な 大 人 が 周 り に い て 、 小 学 生 も 将 来 を 夢 見 ら れ る よ う な 雰 囲 気 が あ る の で 、 バ ド ミ ン ト ン

と い う ス ポ ー ッ を 広 め る に は と て も 良 い 機 会 で す ね 。(部 員 の 保 護 者)

(11)

・こ れ を 機 会 に 他 の 部 も 計 画 し て み て は い か が で し ょ う か 。 レ ベ ル の 高 い チ ー ム と 生 徒 達 が 一 緒 に 練 習 で き る と

、 も っ と 技 術 的 に 伸 び る こ と と 思 い ま す 。

(バ ス ケ ッ トボ ー ル 部 員 の 保 護 者)

・地 域 交 流 と い う 形 で の バ ド ミ ン ト ン 。 見 学 だ け で し た が ア ッ と 言 う 間 に 時 間 が 過 ぎ 、 と て も 楽 し い 時 で し た 。 こ れ か ら も 地 元 の 方 が バ ト ミ ン ト ン 部 に コ ー チ に 来 て 下 さ る と 聞 き 、 と

て も 素 敵 な こ と だ と 思 い ま す 。(部 員 の 保 護 者)

・若 い 人 た ち と い つ か や っ て み た か っ た で す 。 こ の よ う な 交 流 が も て て 大 変 す ば ら し か っ た

で す 。(ク ラ ブ チ ー ム 会 長)

・技 術 力 の 高 い 方 た ち と 一 緒 に プ レ ー が で き て 、 と て も 良 か っ た 。(部 員)

・司 会 は 初 め て で 、 緊 張 し ま した が 、 大 変 す ば ら し い 経 験 を さ せ て も らい ま し た 。 ま た 機 会 が あ っ た ら 、 頑 張 り た い で す 。(バ ド ミ ン ト ン 部 マ ネ ー ジ ャ ー)

(5)結 果 と 考 察

A校 の バ ト ミ ン トン 部 は 、 ① 実 力 差 が 激 しい 、 ② 自 己 表 現 力 が 乏 し く、 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が う ま く とれ な い 、 ③ お 互 い に 教 え合 う気 持 ち が な い 、 な ど の 問 題 を 抱 え て い た 。

こ の 現 状 を 打 開 す る た め 、 夏 の 合 宿 で は 、 長 野 県 の 高 校 と の 合 同 練 習 や 試 合 を 行 っ た 。 そ こ で 負 け た 悔 し さ を バ ネ に 、 生 徒 同 士 が お 互 い の 技 術 の 向 上 に 向 け て 、 話 し合 い を で き る よ う に 意 識 を 高 め て い っ た 。

今 回 の 公 開 練 習 に よ り、 部 員 は 今 ま で 以 上 に 技 術 の 向 上 を 目指 す だ け で は な く、 人 と 人 と の 気 持 ち が 通 じ合 え る と い う体 験 を した 。 そ の こ とで 、 幅 広 く コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 図 ろ う とす る 姿 勢 や 、 お 互 い に 教 え合 い 、 学 び 合 お う とす る 姿 勢 を 身 に 付 け て 、 生 き生 き と練 習 に 取 り組 む こ と が で き る よ う に な っ た 。

結 果 と し て 、 実 力 差 に つ い て は 、 ク ラ ブ チ ー ム の 方 が 生 徒 の 技 術 に 応 じ た 対 応 を して く れ た こ と に よ り、 そ れ ぞ れ が 自分 の レ ベ ル で 楽 し む こ とが で き た 。 ま た 、 小 学 生 に 教 え る と い う体 験 を 通 し て 、 生 徒 が 自分 か ら す す ん で コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が 図 れ る よ う に な り、 自 己 表 現 力 が 芽 生 え て くる 様 子 も感 じ ら れ た 。 今 回 の 体 験 で 得 た 精 神 的 な 面 で の 広 が りや 強 さ は 大 き く 、 そ の 後 の 公 式 戦 に お い て も 、 ね ば り強 い 試 合 を 行 っ た 。 ま た 、声 が よ く出 る な ど 、 チ ー ム と し て の ま と ま り も つ い て き て い る 。

今 回 の 公 開 練 習 の 取 り組 み で 、 生 徒 は 好 き な 競 技 を通 して多 くの 人 とふ れ 合 う楽 し さ を知 っ た よ う に 感 じ ら れ た 。 今 後 も こ う し た 活 動 を 継 続 的 に 展 開 し、 部 員 が 積 極 的 に 、 地 域 の 人 た ち と 交 流 す る 過 程 で 、 バ ド ミ ン ト ンの 技 術 だ け で は な く、 社 会 性 を養 う よ う 指 導 ・援 助 し て い きた い 。

学 校 の 中 の 一 つ の 部 と い う狭 い 人 間 関 係 の 中 で 、 お 互 い の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ンが う ま く と

れ ず に い た と き、 地 域 との 交 流 を 通 して 部 員 は 自分 た ち の 部 活 動 の 在 り方 を 、 一 層 見 つ め ら

れ る よ う に な っ た と 思 う 。 ま た 、 様 々 な 年 齢 層 が 楽 し む 姿 を 見 た こ と は 、 バ ド ミ ン ト ン と い

う種 目 に 対 して も受 け とめ 方 が 広 が っ た と 考 え る 。 生 徒 に は 、 現 時 点 で は 技 術 の 向 上 を 目 標

と して 指 導 して い くが 、 将 来 的 に は 生 涯 ス ポ ー ッ と し て の 視 点 も含 め た 指 導 を し て い く 考 え

で あ る 。

(12)

2ホ ー ム ル ー ム 活 動(B校)

一 一 人 一 人 の 生 徒 が 文 化 祭 に 積 極 的 に 参 加 す る よ う援 助 す る こ と に よ り豊 か な 人 間性 を培 う 一 (文 化 祭 で の 模 擬 店 へ の 取 り組 み)

(1)ね ら い

学 校 生 活 の 中 で 、 さ ま ざ ま な 出 会 い の 場 を 通 し て 、 人 の 気 持 ち や 考 え 方 を 認 め 合 い 協 力 し 合 う よ う な 体 験 を重 ね て い く こ と は 、 よ り豊 か な 人 間 性 が は ぐ く ま れ る よい き っ か け と な る 。

し か し、B校 は 都 立 高 校 の 中 の 生 活 指 導 充 実 校 の 一 つ で あ り常 に 何 か 不 満 を も っ て い る 生 徒 が 多 い 。 そ の 結 果 、 積 極 的 に 人 とか か わ ろ う と し な い 傾 向 が 見 ら れ る 現 状 が あ る 。 「つ ま ん な い 」 「だ る い 」 が 口 癖 の よ う に な っ て お り、 満 た さ れ な い 不 満 げ な 顔 を し て い る 。 ま た 、 用 事 を 頼 も う と す る と 「嫌 だ 」 「 何 で 自 分 に 頼 む の 」 「ほ か の 人 に 頼 め ば 」 とい う 言 葉 が 生 徒 か ら 頻 繁 に か え っ て くる 。 生 徒 た ち は 人 に 何 で も や っ て も ら う こ と を 求 め 、 人 に 自 らか か わ ろ う と す る こ と を 避 け る の で 、 ホ ー ム ル ー ム に お い て も集 団 と し て の 活 動 を 苦 手 と し 、 な か な か ま と ま ら な い 。

そ こ で 本 事 例 で は 、 『基 本 姿 勢 』 に 沿 っ て 文 化 祭 に 取 り組 む こ と で 、 自 己 を 生 か す 体 験 を 通 じ生 徒 相 互 が 互 い に気 持 ち や 考 え を 認 め 合 う 思 い や りの 心 な ど の 「生 き る 力 」 が は ぐ く ま れ る よ う な ホ ー ム ル ー ム 活 動 を計 画 し た 。

(2)対 象

3年 生25名(男 子6名 女 子19名)

(3)取 り 組 み

11月 の 文 化 祭 に 向 け て 、 生 徒 た ち は 高 校 生 活 最 後 の 文 化 祭 を 「模 擬 店 」 で 参 加 す る こ と に 決 定 した 。

文 化 祭 当 日 ま で の 生 徒 の 動 き と教 師 の 指 導 の ポ イ ン トを 表 に ま と め た 。(表1参 照)

① 話 し合 い の 雰 囲 気 づ く り か らテ ー マ 決 定 へ 向 け て

担 任 は 生 徒 の 自 発 的 な 意 見 が で る よ う に 時 間 を か け て 話 し合 う こ と に した 。 生 徒 の 自 主 的 活 動 を 支 援 し 、 話 し合 い を しや す くす る た め 、 実 行 委 員 と打 ち 合 わ せ を行 い 、 ア ン ケ ー

トを 実 施 し ア イ デ ア の 募 集 を 行 う と提 案 し た 。

昨 年 の 文 化 祭 で 、 本 事 例 の 生 徒 達 は 、 グ ル ー プ ご と に 分 か れ 、 卵 の 殻 で 絵 を作 成 し 「世 界 の ア ー ト」 と い う テ ー マ で 展 示 部 門 に 参 加 し た 。2か 月 以 上 か け て 、 と て も 細 か な 作 業 を 丁 寧 に 行 い 、 生 徒 た ち の 中 に 自 負 心 が 芽 生 え た が 、 最 優 秀 で は な か っ た の で 、 悔 し さ が 残 っ て い た 。

そ こ で 、 今 回 は 展 示 以 外 で 挑 戦 し参 加 す る と い う生 徒 か らの 提 案 が あ り、 話 し合 い を 進 め て い く こ と に し た 。

飲 食 店 を や り た い と い う意 見 が 出 て く る が 、 そ こ か ら先 は 具 体 的 な 案 が 出 ず 、 な か な か

進 ま な い で い た 。 テ ー マ 決 定 期 限 ぎ り ぎ りの4時 限 目 の ロ ン グ ホ ー ム ル ー ム で 、 お な か を

す か せ た 生 徒 が 「焼 き鳥 を 食 べ た い 」 と 言 い 、 そ れ を 聞 い た 生 徒 の 一 人 が 「Aさ ん 家 の 焼

き 鳥 が お い しか っ た か ら焼 き鳥 屋 が や り た い 」 と意 見 を 出 し た 。 実 は 、A子 は 、 日 頃 家 業

(13)

を 手 伝 っ て お り、 炭 火 で 焼 い て い た 。 一

そ こ で 、 司 会 を して い た 実 行 委 員 が 意 見 と し て 取 上 げ 、 決 を 取 り全 員 一 致 で 、 実 行 委 員 とA子 が リ ー ダ ー と な っ て 焼 き 鳥 屋 で 進 め て い く こ と に 決 定 した 。 ま た 、 肉 の 仕 入 れ はA 子 の 実 家 の 仕 入 先 か ら都 合 を つ け て も ら う こ と に す る な ど 、 全 面 的 にA子 の 実 家 に 協 力 し て も ら い な が ら 、 本 格 的 焼 き鳥 屋 を 屋 外 で 挑 戦 す る こ と に した 。

表1文 化 祭 ま で の 生 徒 の 動 き と 指 導 上 の ポ イ ン ト

生 徒 の取 り組 み 指導 の ポ イ ン ト

6月 中 旬

企 画検 討

過 去 の3年 生 の 出 し 物 の 説 明

ロ ン グ ホ ー ム (1)企 画 ア ン ケ ー ト(集 ・ 発 表) 話 し 合 い の 雰 囲 気 作 り

ル ー ム (2)グ ル ー プ 別 の 話 し合 い 生 徒 一 人 一 人 の 発 想 を 尊 重 す る 。 意 見 が 出 な い の で 、 ま と ま ら な い

日 が つ づ く 。

9月 中 旬

模 擬 店(焼 き鳥 屋)に 決 定

ホ ー ム ル ー ム の 団 結 、 一 人 一 役 ロ ン グ ホ ー ム 本 物 、 プ ロ の 味 を め ざ す 。 全 員 参 加 を 目指 す 。

ル ー ム 実 行 委 員 が リ ー ダ ー と な っ て

実 行 委員 と事 前 に打 ち 合 わせ を 役 割 分 担 、作 業 内 容 を検 討

す る

販 売 品 目の 決 定 、 役 割 分 担 決 定

イ メ ー ジ を 膨 ら ま せ る よ う に 焼 協 力 体 制 を 考 え る 。 き 鳥 屋 の 探 検 を 呼 び か け る 。

プ ロ の ア ドバ イ ス を 求 め る 。 10月 初 旬 体 育 祭

文 化 祭 まで の 予 定 表 作 成 本 番 へ 向 けて の 手 順 を示 す よ う

プ ロ パ ン ガ ス 、 テ ン トの 手 配 に す る 。

チ ケ ッ トの 用 意

屋 台 の 焼 き鳥 屋 の 写 真 を撮 影 し

掲 示 を す る 。

中 旬 試 作 会

ロ ン グ ホ ー ム ル ー ム

下 旬 準 備

11月 文 化 祭 前 日

文 化 祭 当 日

文 化 祭 後 の 感想 文 と 反省 会 感想 文 を学 年 だ よ りに 載せ 相互

ロ ン グ ホ ー ム 理 解 を 図 る 。

ル ー ム

② 協 力 体 制 づ く り へ 向 け て

「焼 き鳥 屋 を 成 功 さ せ る 」 と い う集 団 の 目標 を 達 成 す る た め に は 、 一 人 一 人 が 自 分 の 役 割 を 自覚 し 、 互 い に協 力 し、 責 任 を 果 た し て い く こ と が 大 切 で あ る と 考 え た 。

そ こ で 、 担 任 は 実 行 委 員 と相 談 し 、 ホ ー ム ル ー ム の 協 力 体 制 を作 り、 参 加 意 識 を 高 め る た め の 工 夫 を 考 え る よ う支 援 し た 。

ア 文 化 祭 ま で の 予 定 表 作 成

学 校 の 予 定 と ホ ー ム ル ー ム の 予 定 の 進 行 状 況 が 一 目で 分 か る よ う に 模 造 紙 に書 き 、 教 室 の 横 に 掲 示 す る こ と に し た 。 こ の こ と に よ っ て 作 業 予 定 や 活 動 内 容 が い つ で も分 か る よ う に し た 。(写 真1参 照)

イ 役 割 分 担 表 の 作 成

分 担 表 を作 成 し配 布 す る こ と で 、 実 行 委 員 は 誰 が 何 の 担 当 か を よ く把 握 で き 、 生 徒

た ち は 、 一 覧 表 に な っ て い る こ と で 、 自分 の 仕 事 が 何 で あ る か も分 か り 、友 達 の作 業

内 容 も 分 か る よ う に な っ た 。 こ の こ と で 「自 分 も参 加 し て い る 」 と意 識 で き る よ う に

な っ た 。(表2参 照)

(14)

表2文 化 祭 に 向 け て 係 の す る こ と や き と り3‑4

焼 く係

さ ん さ ん

仕 事 日 、 爪 は 短 く 切 り 、 ア ク セ サ リ ー な ど は つ け な い 。 三 角 巾 、 エ プ ロ ン を 必 ず 着 用 。 試 作 会 は19日 に や っ た の で 、 当 日 も 同 様 に 。 あ と 、 消 毒 液 で 手 を よ く 洗 う こ と が 大 切 。

材 料 運 ぶ係 さ ん さ ん

仕 事 お 客 様 が 来 た ら焼 く 人 の 指 示 に 従 っ て 、 食 物 室 の 窓 か ら材 料 を 渡 す 。 食 物 室 か ら 出 る 時 は 、 エ プ ロ ン、 三 角 巾 を は ず す 。 消 毒 液 で 手 を 洗 う 。 焼 き鳥

渡 す 係

くん さ ん

仕 事 チ ケ ッ ト と 引 き換 え に 焼 き鳥 を 渡 す 。 一 味 唐 辛 子 を か け る か ど う か 聞 い て 、 か け て あ げ る 。

会 計 係 さ ん さ ん さ ん

仕 事 材 料 や 準 備 に か か っ た お 金 の 計 算 。 売 り上 げ と か 。

宣伝 係 さ ん さ ん さ ん

仕 事10枚 も ら っ た 画 用 紙 に 、 や き と り3の4の 広 告 作 り。 当 日 ビ ラ 配 り 以 外 の 宣 伝 方 法 を 考 え て ほ し い 。

(例)の ぼ り を 持 っ て 、 校 内 を 歩 い て 宣 伝 した り、 大 声 で が ん ば る 。

準 備係 くん くん さ ん さ ん(そ の 他 役 割 の 少 な い 人 も)

仕 事 学 校 の テ ン トが 借 り ら れ る よ う に な っ た の で 、 大 変 だ と 思 う け ど 、 そ の 組 立 が 主 で す 。 そ の 他 、 指 示 通 り に 動 い て くだ さ い 。

看 板 係 仕 事 と りあ え ず 下 書 き が さ ん だ け ど 、 そ の 後 ペ ン キ を 塗 っ た り と か 、 や る こ と が あ る か ら 、 他 の 人 も進 ん で 手 伝 っ て ほ しい 。 放 課 後 と か 昼 休 み

な ど 、 時 間 に 余 裕 の あ る 人 は お 願 い 。 看 板 の 締 め 切 り は11月6日(土) 会 場 装 飾 係

さ ん さ ん(い ろ ん な 人 も 手 伝 っ て ほ し い 。2人 じ ゃ ム リ で し ょ)

仕 事 ど ん な 感 じ の お 店 に す る か 。 飾 り は ど う す る か 。 の れ ん や の ぼ り 作 り を し た り 。 ま だ 、 時 間 は あ る か ら 、 い ろ い ろ 考 え て み て 下 さ い 。11月 の2・

3日 く ら い に ア イ デ ア を 言 っ て ほ し い 。 で き れ ば も う 少 し 早 め で も 。 も し 何 か 買 っ た り す る な ら お 金 の こ と も あ る し 。

受 付 係

さ ん

さ ん

さ ん

仕 事 交 換 す る チ ケ ッ ト作 り。 当 日 、 お 金 と 引 き換 え に チ ケ ッ ト を 渡 す 。

③ プ ロ(保 護 者)の ア ドバ イ ス を 受 け て

何 を い く つ 販 売 す る の か を 決 定 す る た め に 、 全 員 で 意 見 を 出 し あ う が 、 初 め て の こ と な の で ど う 決 め て よ い の か 分 か ら ず 、 保 護 者 に 意 見 を 求 め る こ と に し た 。

「素 人 に は メ ニ ュ ー は1種 類 の み で 、 本 数 は1日180本 が 限 界 」 と ア ドバ イ ス を 受 け 、 そ れ を 踏 ま え て 話 し 合 っ た 。

④ 文 化 祭 当 日(写 真2参 照)

文 化 祭 当 日 は 、 教 師 は 、 生 徒 が 自 分 た ち で 考 え 、 行 動 で き る よ う 生 徒 を 信 頼 し 、 じ っ と 見 守 る よ う 心 掛 け た 。

そ の 結 果 、 生 徒 た ち は 自 主 的 に 当 日 の 目 標 と し て(1)お 客 様 に 気 持 ち よ く 買 っ て も ら う

(2)順 調 に 販 売 活 動 が で き る(3)ゴ ミ の 管 理 も し っ か り す る 、 と い う こ と を 掲 げ 、 役 割 ご と

に 助 け 合 っ た 。 自 分 た ち で 判 断 し 、 責 任 を も っ て 行 動 し て い る こ と で 、 文 化 祭 初 日 に 生 じ

た 問 題 も 、2日 目 の 開 店 ま で に は 克 服 し 、 生 き 生 き と そ れ ぞ れ の 仕 事 に 専 念 し て い た 。

(次 項 参 照)

(15)

焼 き 鳥 一 人 あ た り の 販 売 本 数 決 定 過 程(1日180本 、1本 当 た り50円)

匝亘C亘

一 人5本

皆 で 話 し合 う。

事 前 に話 し合 い で 決 め て お く。

一 人1本

開 店 準 備 中

皆 で 話 し 合 う。

一 人3本

開 店 準 備 中

ま た た く 間 に 完 売 。 多 く の 人 に 買 っ て も ら い た い 。

皆 で 話 し 合 う 。

「少 な す ぎ る の で は 」 と 他 の 教 師 か ら 意 見 を 聞 く 。

一 人2本

決 定 す る

「少 し 多 い の で は 」 と 他 の 教 師 か ら 意 見 を 聞 く 。

販 売 本 数 を 決 め る に あ た っ て 、 多 く の お 客 様 が 納 得 で き る 本 数 に な る よ う に 話 し 合 っ た 。

(写 真2)

文 化 祭 当 日 、 持 ち 帰 り用 の 焼 き 鳥 を 用 意 し て い る と こ ろ で あ る 。

』難

L

(写 真1)

文 化 祭 ま で の 予 定 表 が 、 教 室 に 掲 示 し て あ る 。

鱒 鯵 礎

墾 ︑唾

鋼 臨 浴 、

勾 ∴1

(16)

(4)生 徒 の 感 想

・い ま ま で こ ん な に 一 生 懸 命 や っ た こ と が な か っ た 。 と て も 疲 れ た け ど 、 ま た や り た い 。(今 年 が 最 後 だ け ど)

・み ん な で 協 力 す る こ と の 大 変 さ と す ば ら し さ を 学 ん だ 。

・み ん な で 話 し 合 っ て 、 意 見 を 出 し 合 っ て 、 焼 鳥 屋 を つ く っ て い く こ と で 、ホ ー ム ル ー ム の ま と ま り と 充 実 感 を 感 じ た 。

・初 め は 無 理 だ と 思 っ て い た け ど 、 無 事 終 わ っ て ホ ッ と した 。

(5)結 果 と 考 察

文 化 祭 の2日 間 、3人 が 欠 席 し た が 、22人 が 協 力 し て 、 学 年 最 優 秀 賞 とPR賞 の2つ の 賞 を も ら う こ と が で き た 。

全 員 参 加 で は な か っ た が 、 準 備 過 程 で 、 生 徒 一 人 一 人 が 努 力 し 、 助 け 合 い 、 多 く の 知 恵 と 経 験 を 出 し合 え た こ と が よ か っ た と 思 う 。

日 頃 控 え め で あ っ た 生 徒 が 実 行 委 員 と し て 行 動 し て い く 中 で 、 リ ー ダ ー と し て の 自 覚 を も ち 、 全 体 に 指 示 を 出 せ る よ う に な っ て い っ た 。 ま た 、 他 の 生 徒 た ち も 、 積 極 的 に 協 力 し て 実 行 委 員 を 支 え て あ げ よ う 、 そ し て 成 功 さ せ よ う と い う 気 持 ち に 徐 々 に な っ て い き 、 思 い や り や 協 調 性 が 育 っ て い っ た 。 そ し て 、 生 徒 た ち は 今 ま で は 分 か ら な い こ と は 投 げ 出 し て い た の

に 、 今 回 は 焼 き 鳥 に 関 し て 分 か ら な い こ と な ど は 、 よ く 知 っ て い るA子 やA子 の 保 護 者 に 聞 い た り 、 手 伝 っ て も ら う な ど 、 素 直 に 人 の 意 見 を 聞 き 、 考 え て 、 や っ て み る と い う こ と が で

き る よ う に 成 長 し て い っ た 。

ま た 、 文 化 祭 後 のA子 は 「こ ん な に 大 変 な こ と を 毎 日 や っ て い る な ん て す ご い と 思 う 、 尊 敬 す る よ 」 と 言 っ て い た 。 父 親 の 働 い て い る 姿 は 見 て い た し 、 知 っ て い る つ も り で い た が 、 実 際 に 自 分 が 中 心 と な り体 験 し て み て 、 改 め て 仕 事 の 大 変 さ に 驚 い た と い う の で あ る 。

今 回 実 施 し た 研 究 員 の ア ン ケ ー トで は 、 自 分 の 意 見 を き ち ん と言 え な い な ど 、 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を と る こ と を 苦 手 と す る 傾 向 が 出 て い た 。 本 校 の 生 徒 も 同 様 で あ っ た が 、 生 徒 の 感 想 に よ る と 、 協 力 し 合 い な が ら 、 自 分 た ち で 成 し 遂 げ た と い う こ と で 、 互 い に 自 信 が つ き 、 積 極 的 に コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 図 る こ と が で き る よ う に な っ た 様 子 が う か が え る 。 自 分 の 役 割 を 果 た し 、 互 い に 協 力 し 、 個 の 力 が 集 団 の 中 で 生 か さ れ て い く こ と で 、 成 就 感 や 充 実 感 が 生 ま れ 、 自 ら の 自 信 に つ な が っ た と 考 え ら れ る 。 そ し て そ の 自 信 が 、 思 い や り や 協 調 性 を も っ た 豊 か な 人 間 性 を さ ら に 育 て 、 社 会 の 一 員 と し て の 自 覚 を 高 め 、 「生 き る 力 」 に な っ て い く と 考 え ら れ る 。

今 後 も さ ま ざ ま な ホ ー ム ル ー ム 活 動 を 通 し て 、 教 師 は 、 生 徒 一 人 一 人 が 各 自 の 役 割 を 自 覚

し 、 主 体 的 に さ ま ざ ま な 創 意 工 夫 が で き る よ う 、 ま た 、 生 徒 た ち が 互 い に 理 解 し 、 認 め 合 い 、

協 力 し て 活 動 で き る よ う 、 適 切 な 指 導 と 助 言 を し て い く こ と が 大 切 で あ る と 考 え る 。

(17)

3ホ ー ム ル ー ム 活 動(C校)

一 地 域 との 連 携 を積 極 的 に 推 進 し充 実 感 や 感 動 体 験 を与 え る 一 (文 化 祭 で の 和 太 鼓 演 奏 公 演)

(1)ね ら い

C校 で は 、 部 活 動 へ の 加 入 率 が 約20%と 低 く、 活 動 を 継 続 的 に 行 う部 活 動 は 少 な い ・ ま た ・ ホ ー ム ル ー ム で 学 校 行 事 を行 う場 合 で も 、 放 課 後 を 学 校 外 で 過 ご す 生 徒 が 多 い た め 、 共 通 の

目標 を も っ て 活 動 す る こ と は 難 し い 面 が あ る 。 そ の 結 果 、 集 団 活 動 に お い て 意 欲 的 な 活 動 が で きず 、 豊 か な 人 間 関 係 が 生 徒 間 や 生 徒 と教 師 の 間 に 生 ま れ に く い 傾 向 が あ る 。 こ の 点 を 改 善 して い くた め に は 、 生 徒 が 「や れ ば で き る ん だ 」 と い う気 持 ち を 味 わ う こ とが で き る よ う 指 導 ・援 助 す る こ と が 大 切 だ と 考 え た 。

C校 に は か つ て 和 太 鼓 の 演 奏 を 指 導 し、 感 動 体 験 を与 え た こ と が あ る 教 師 が い た 。 そ の 教 師 は 、 こ の 経 験 を 生 か し な が ら 、 副 担 任 と して 担 任 に 以 下 の 理 由 か ら和 太 鼓 演 奏 を し て み て

は ど う か と勧 め 、 実 現 に こ ぎつ け た 。

(1)和 太 鼓 は 自然 界 の 生 物 よ り作 り 出 さ れ た 物 な の で 人 の 心 に響 き や す い 。

→ 多 く の 人 間(年 齢 性 別 を 問 わ ず)に 気 持 ち を 伝 え や す く、 他 と交 流 す る こ と が で き る 。

② 練 習 は 大 変 だ が 、 生 徒 に と っ て 課 題 が は っ き り しや す く生 徒 の 意 欲 を ひ き だ し や す い 。

→ 目 的 意 識 を高 め や す く、共 通 の 目標 を もつ こ とが で き る。

(3)一 人 一 人 の 個 性 に 合 わ せ た 活 動 が で き る 。

し か し 、 以 下 の よ う な 問 題 点 も あ る 。

(1)校 内 に 指 導 者 が い な い 。

(2>器 材 が 足 り な い 。 ま た 器 材 が 大 型 な の で 運 搬 が 難 し い 。

(3)太 鼓 の 練 習 で は 大 き な 音 が 出 て 、 校 内 ・校 外 を 含 め 周 囲 に 迷 惑 が か か る 。

そ こ で 、 こ れ ら の 問 題 点 を 克 服 す る た め に 、 地 域 の 協 力 を積 極 的 に 求 め る こ と と した 。

(2)対 象3年1組(男 子11名 女 子17名 計28名)

(3)取 り組 み

① 生 徒 の 意 欲 を ひ き だ す 指 導 の 工 夫

生 徒 の 意 欲 を ひ き だ す た め に は 、 企 画 決 定 の 過 程 は とて も大 切 な もの で あ る と 考 え た 。 表1に 指 導 の 流 れ を 示 す 。

上 述 の 教 師 は 副 担 任 と して 、 担 任 か ら 文 化 祭 の 出 し物 の 案 を 考 え る よ う依 頼 さ れ て い た 。

副 担 任 が 和 太 鼓 演 奏 を 提 案 し た と き 、 担 任 は あ ま り賛 成 し な か っ た 。 しか し 、 数 名 の 生 徒

が ホ ー ム ル ー ム の 出 し物 と して 是 非 和 太 鼓 演 奏 を や りた い と言 っ た と き 、 担 任 の 気 持 ち が

変 化 し て い っ た 。 そ し て こ の こ と は 副 担 任 と担 任 が 共 通 認 識 を も っ て 指 導 を す る 契 機 と な っ

た 。 ま た 副 担 任 が 理 想 を 語 り 目標 を 明 確 に す る こ と で 、 生 徒 の 和 太 鼓 演 奏 に 対 す る不 安 感

を 和 ら げ る こ とが で き 、 さ ら に 意 欲 を か き 立 て る こ と が で き た 。

(18)

【表1.指 導 の 流 れ 】

注:○ 抜 き数 字 は 、 時 間 の 経 過 を 示 す 。

生 徒 の 活 動 副 担任 と生 徒 の か か わ り 副 担 任 と担 任 の か か わ り

① 生徒Aに 文化祭 で和太鼓演奏

生 徒Aは 興 味 を も ち 、 ホ ー ム ル ー を や っ て み な い か と話 を し た 。

ム で 取 り組 んで み よ う とい う話 を周

囲 に も ちか け 、多 くの生 徒 が 賛 同 し ③ 生 徒 か ら、 担任 に 反対 さ れ た

た 。

が 和 太 鼓 演 奏 に取 り組 み た い と ④ 担任 に和太鼓演奏 につい

しか し 、 担 任 は 反 対 し た 。

い う 申 し出 が あ っ た の で 、協 力

て 説 明 し 、 ホ ー ム ル ー ム で す る こ と と した 。 生 徒 に は 、 み

実 現 可 能 か ど うか 話 し合 っ

⑤ 生徒 は実現可 能か どうか話 し合 い んなで実現可能なのかを再確認

た 。

の場 を もつ が 、和 太 鼓演 奏 に対 して

さ せ た 。

担任の不安 はか な り解消

不 安 を示 す 生 徒 が い て 、 意 見 は ま と され 、生 徒 の気 持 ち しだ い

ま ら な か っ た 。

⑥ 生 徒 ・担 任 か らの依 頼 を受 け で は実 施 で きる こ とを確 認 そ して 、 生徒 は話 し合 い の 結 果 、

て 、 ロ ン グ ホ ー ム ル ー ム に て し た 。

ホ ー ム ル ー ム 全 体 に 対 し て 、 和 太 鼓

ア,和 太 鼓 演 奏 の 魅力 イ.準 ま た 、担 任 か らク ラ ス で 演 奏 の魅 力 に つ い て 教 師 か ら説 明 を 備 の大 変 さ ウ,文 化 祭 に お け 和 太 鼓 演 奏 を や る こ とに つ して も らい 、不 安 を解 消 す る こ とを

る ホ ー ム ル ー ム 活 動 の 理 想 に つ

い て生 徒 に 、準 備 の大 変 さ

考 え た 。 い て 話 す 。

を説 明 して ほ しい と頼 まれ

る 。

⑦ 話 を聞 き、 さ ら にイ メー ジ をわ か

す た め に ビ デ オ を 見 る 。 そ の 後 、 ホ ー

ム ル ー ム 内 で 話 し合 い 、 採 決 を行 い

多 数 で 可 決 した 。 生 徒 は担 任 に再 度 ⑧ 担任 か ら協 力を正式 に要

申 し出 て 、 了 承 さ れ る 。 請 さ れ る 。

② 一 人 一 人 の 個 性 を尊 重 し生 徒 が 安 心 し て 活 動 に 参 加 で き る 指 導 の 工 夫

C校 の 生 徒 は 自 ら 課 題 を設 定 し主 体 的 に 取 り組 む 姿 勢 の な い 者 が 多 い 。 特 に 表 現 力 の 乏 し い 生 徒 に と っ て は 、 意 欲 は あ っ て も 行 動 力 が 伴 わ な い こ と も あ る 。 原 因 と し て は 、 結 果 を恐 れ る 不 安 感 に あ る と 思 わ れ る 。 自 ら 自 主 的 に 行 動 して い くた め に は 、 そ の よ う な 不 安 感 を取 り除 く こ と が 必 要 だ と 考 え た 。 ま た 意 欲 的 な 生 徒 を活 動 の 中 心 に 据 え る こ とで 、 ホ ー ム ル ー ム の 中 の 雰 囲 気 づ く り に 努 め た 。 以 下 、 図1に ホ ー ム ル ー ム 内 の 生 徒 の 動 き を ま と め て み た 。

【図1.ホ ー ム ル ー ム 内 の 生 徒 の 動 き 】

(ア)ホ ー ム ル ー ム 活 動 に 参 加 す る こ と に 積 極 的 で 、 太 鼓 を た た く こ と に も 意 欲 的 な 生 徒 。

(イ)ホ ー ム ル ー ム 活 動 に 参 加 す る こ と は 嫌 で は な い が 、 太 鼓 を た た く こ とは 恥 ず か し い と 思 う生 徒 。

ま た は 、 太 鼓 を や りた く な い 生 徒 。

練 習 を 意 欲 的 に 行 う こ と が で き太 鼓 の楽 し さ を 感 じ ら れ る。

和 太 鼓 の 練 習 が 盛 り 上 が り、 見 て い る も の も 楽 し さ が 分 か るよ う に な る。

コ コ

贋一 つ ず つ 課 題 を 克 服 す る こ と が ・

。お も し ろ く な る 。.

1

(ウ)ホ ー ム ル ー ム 活 動 に 参 加 も し た く な い し 、 太 鼓 も や り た く な い 生 徒 。

コ ロ ロ ロ

9安 心 し て 練 習 に 参 加 で き る よ うr‑‑9さ ら に 練 習 が 活 発 に な り連 ・

・に な る 。 ・帯 感 が 生 ま れ て く る 。

L‑一 一 一 一 一 一 一 一 一 一1‑一 一 一 一...

和 太 鼓 へ の 理 解 を 示 し 自 分 の ・

・役 割 を み つ け る 。

■a

練 習 に 参 加 しな い 生 徒 へ 積 極

・的 に 和 太 鼓 へ の 理 解 を 求 め る 1よ う にな る 。

ホ ー ム ル ー ム 活 動 が 活 発 に な っ て もr‑一 一・最 後 ま で 意 欲 が わ か ず 参 加 ■

・意 欲 が わ か な い 。 昌8し な い こ とを 意 思 表 示 す る 。・

or・r

(19)

③ 成 就 感 を味 わ わ せ る 指 導 の 工 夫 鱗

生 徒 の 目的 意 識 が 高 い ほ ど 、 達 成 で き た と き の 成 就 感 や 感 動 は 大 き な も の と な る 。 和 太 鼓 演 奏 に は 実 施 上 の 困 難 も あ る が 、 生 徒 た ち の 可 能 性 を 広 げ て い くた め に 、 本 事 例 で は 地 域 と の 連 携 を積 極 的 に 利 用 して い く こ と と し た 。 そ こ で 副 担 任 は 、 担 任 の 意 向 に 添 い な が

ら 、 地 域 と学 校 を結 び つ け る よ う 努 め た 。

問 い 合 わ せ 先 問 い 合 わ せ 内 容

区役所生涯学習課

・地 域 の 太 鼓 の 指 導 者

・太 鼓 な ど の 器 材 を 借 用 さ せ て も ら え る場 所

太 鼓 の 指 導 者 と して 区 に 登 録 して い る 方 を 紹 介 して も ら う 。

情 報 な し

和 太 鼓 店 ・地 域 町 会 ・太 鼓 な ど の 器 材 を 借 用 さ せ て も ら え る 場 所

借 用 で き る も の な し 。

近 隣 の 小 学 校 中 学 校 ・高 校

・地 域 の 太 鼓 の 指 導 者

・太 鼓 な ど の 器 材 を 借 用 さ せ て も ら え る 場 所

E高 校 に 和 太 鼓 部 が あ る と い う情 報 を 得 る 。

→ 顧 問 の 先 生 と和 太 鼓 部 員 の 協 力 を 得 る 。

小 学 校 ・中 学 校 は 部 活 動 が 活 発 で 借 用 させ て も ら え ず 。

近 隣 の 都 立 高 校 よ り器 材 の 借 用 を 許 可 して い た だ く。

ま た 具 体 的 な 活 動 の 内 容 と ね ら い を 以 下 に 示 す 。

E高 校和 太鼓部

・A高 校 で2回 練 習 会 を 行 っ た

同 じ高 校 生 の 中 で 教 え 合 い の 場 を も ち 、 交 流 を 深 め る 。 ま た 本 校 の 生 徒 が 具 体 的 な イ メ ー ジ を もつ よ う指 導 す る 。 E高 校 の 顧 問

・本 校 に4回 ほ ど 来 て い た だ き

、 講 習 を 受 け た 。

・構 成 、 演 出 、 衣 装 な ど 助 言 を も ら っ た 。

高 い 技 璽 を 目 の 前 で 見 る こ と で 、 生 徒 の 目標 を は っ き り さ せ る 。 練 習 の 課 題 を 提 示 し て も ら う 。

公 演 の 助 言 者 に な っ て も ら う 。 前 任 校

・器 材 の 借 用 を お 願 い した 。

・前 任 校 の 文 化 祭 で 和 太 鼓 演 奏 した3年 生 に 来 校 して も ら い 合 同 練 習 を し た

蘇 誌 麓 驚 嵩艦 鰭 校生と交流することで・

都立高校3校

・器 材 の 借 用 を お 願 い し た

太 鼓 は 高 価 な もの な の で 取 り扱 い に は 十 分 注 意 させ た 。

(20)

(4)生 徒 の 感 想

・他 校 の 先 生 や 生 徒 と 交 流 す る こ と は 、 と て も 勉 強 に な っ た 。

・あ ま り ホ ー ム ル ー ム で 話 さ な か っ た 子 と 話 せ る よ う に な っ た 。

・や り だ し た ら 楽 し く て 自 分 か ら 積 極 的 に 練 習 す る よ う に な っ た 。

・い ろ い ろ な 人 に 見 て も ら え て よ か っ た 。

・成 功 し て す ご く 感 動 し た 。

・ 自 分 に と っ て い い 経 験 に な っ た 。

・太 鼓 が 大 好 き に な っ た 。

・ま た 機 会 が あ れ ば や り た い 。

・他 に や り た い と い う 人 が い た ら 協 力 し た い 。

・無 理 だ と 決 め れ ば 何 も で き な い が 努 力 す れ ば 何 で も で き る と 思 っ た 。

・ホ ー ム ル ー ム で 分 担 し て 、 も っ と 効 率 よ く や れ た の で は と 思 う 。

・太 鼓 を 借 り て く る の も 先 生 に や っ て も ら っ て 、 も っ と 自 分 た ち で で き れ ば と 思 っ た 。

(5)結 果 と 考 察

継 続 的 な 活 動 を す る 経 験 の 少 な い 本 校 の 生 徒 が 、1カ 月 半 に わ た り準 備 を続 け 多 くの 観 客 の 前 で 公 演 す る こ と が で き た こ と は 、 そ れ だ け で も大 き な 成 果 で あ っ た 。 生 徒 が 意 欲 的 に 活 動 で き た 要 因 は 、 和 太 鼓 演 奏 を 行 う 目的 意 識 の 喚 起 に あ る と思 わ れ る 。 しか し、 教 師 が 生 徒 に た だ 和 太 鼓 演 奏 を勧 め て も 、 生 徒 は 選 択 で き な い こ と も あ る 。 そ こ で 和 太 鼓 演 奏 を 実 践 す る に 当 た っ て は 、 生 徒 に そ の ね ら い を 認 識 さ せ る こ と が 大 切 で あ る 。 本 事 例 に お い て は 、 和 太 鼓 演 奏 を 通 じて 何 が で き る の か と い う理 想 を 教 師 が しっ か り語 り 、 生 徒 に 考 え さ せ る こ と が で き た 。 ど の よ う な 集 団 活 動 に お い て も 、 教 師 は そ の 活 動 の 目的 意 識 を 生 徒 に ど う も た せ る か が 重 要 で あ る と 感 じた 。

ま た 「無 理 だ と決 め れ ば何 も で き な い が 、 努 力 す れ ば 何 で も で き る と 思 っ た 」 「多 く の 人 に 見 て も ら え て よ か っ た 」 な ど の 感 想 が 得 ら れ た こ と は 、100名 を 越 え る 観 客 を 前 に 公 演 を 終 え た 生 徒 た ち に 成 就 感 を 味 わ わ せ 、 感 動 体 験 と な っ た こ と を 意 味 す る と 考 え ら れ る 。 さ ら に 「和 太 鼓 を や りた い と い う 人 が 他 に い た ら協 力 し た い 」 と い う よ う な 、 自 分 が 得 た 経 験 を 他 の た め に 役 立 て て い きた い と い う感 想 が 得 ら れ た こ と は 、 予 想 外 に 嬉 し い こ とで あ っ た 。 こ の よ う な 成 果 は 、 学 校 内 の 教 師 の 協 力 と学 校 間 の 協 力 ・連 携 に よ る と こ ろ が 大 き い 。 こ の 協 力 を 得 られ た こ と で 、 生 徒 の 可 能 性 は 大 き く広 が り、 充 実 した 活 動 が で き た と い え る 。

しか し 、 積 極 的 に 地 域 へ 協 力 を 求 め る こ と は 生 徒 に と っ て 容 易 な こ と で は な く、 教 師 の 地 域

へ の 働 きか け が とて も重 要 で あ る 。 多 様 化 す る 生 徒 に 集 団 活 動 の 魅 力 を 感 じ させ て い く た め

に は 、 教 師 に は 地 域 と 学 校 を 結 び つ け て い くコ ー デ ィ ネ ー タ ー と して の 役 割 が 大 切 に な る だ

ろ う 。

(21)

4部 活 動(D校)弾

一 集 団 や 社 会 の 一 員 と し て 地 域 や 福 祉 施 設 と の 連 携 を活 用 し 、 豊 か な 心 を は ぐ く む 一 (バ トン トワ リ ン グ部 の 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム へ の 訪 問 公 演)

(1)ね らい

D校 で は 部 活 動 推 進 委 員 会 を 設 け 、 部 活 動 へ の 参 加 を 呼 び か け て い る が 、 活 動 率 の 目標 数 値 に は 未 だ 至 っ て い な い 。 しか し、 そ の 中 で バ ト ン ト ワ リ ン グ 部(以 下 バ トン 部)は 計 画 的 ・ 継 続 的 か つ 熱 心 に 活 動 を 行 っ て い る 部 の 一 つ で あ る 。 バ ト ン部 は 体 育 祭 ・文 化 祭 な ど の 学 校 行 事 を 発 表 の 場 と し て 活 動 し て お り、 学 校 外 で の 活 動 経 験 が な い 。 そ こ で 、 顧 問 の 教 師 は 学 校 外 の 人 た ち の 前 で 、 練 習 の 成 果 を 披 露 して み て は ど う か と い う こ と を 提 案 し、 考 え させ た 。 今 回 は 下 記 の3点 を ね らい と して 取 り組 む こ と を計 画 し 、 実 践 を 試 み た 。

地域社会 と連携 を図る ことで、部活動 の活動範 囲 を拡大 し、

感動体験 を通 して 自己実現 を図 る。

ボ ラ ンテ ィア体験 を通 して 、 人 間 と して の在 り方 生 き方 を 考 え させ 、豊 か な心 を は ぐ くむ 。

問 題 意 識 を もって取 り組 み 、奉 仕 の喜 び を味 わ うこ とで 、 社 会 性 を培 う。

(2)対 象

バ ト ン ト ワ リ ン グ 部 女 子15名(1年 生5名 ・2年 生2名 ・3年 生8名)

(3)取 り組 み

部 活 動 に 参 加 す る 生 徒 は 、 個 人 差 は あ る が 目的 意 識 を 各 自が も っ て い る と思 わ れ る 。 D校 の バ ト ン部 は 、 人 前 で 踊 る こ とが 好 き な 生 徒 が 集 ま っ て 活 動 し て い る 。 し か し 、 「そ れ だ け で は 学 校 行 事 で の 発 表 に 終 始 し 、 自 己 満 足 で 終 わ っ て し ま う の で は な い か 」 と部 員 に 提 案 し た 。 そ こ で 、 ま ず 学 校 外 の 身 近 な と こ ろ で バ ト ン な ど を 使 っ た 演 技 を 発 表 す る 場 が な い か と問 い か け た と こ ろ 、 生 徒 の 中 か ら 、 児 童 館 ・保 育 園 ・老 人 ホ ー ム な ど の 施 設 が あ る と い う声 が 出 て き た 。 話 し合 い の 結 果 、 近 隣 の 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム に 出 か け て バ ト ン や フ ラ ッ

グ な ど を 用 い た 演 技 を 披 露 す る こ と に な っ た 。

(22)

バ トン 部 の 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム へ の 訪 問 演 技 の 指 導 案

生 徒 の 活 動

企画検討(新 たな取 り組み を考 える〉

話 し合 い

毎 日の活動 の成果 を、校外 にお いて発表す る方法 を考 える。

地域 に貢献 で きるこ とがないかを考える。

→ バ トンを中心 とした演技を近隣の施設に出向 き、演技 を行 うことに決定。

普通練習

地域近隣の施設の情報収集

役割分担決定(演 技分担 とプログラム作 りな どの係分担)

訪問可能施設への予約 → 内諾の実現

事前施設 見学 と訪問(初 めてのふれ あい)

パ ー ト別グループ結 成 曲目と振 り付 けの選択 特別練習 開始 振 り付 けの練習

ポスターの作製(施 設のお年寄 りに公演予告 〉

振 り付 け と曲 合 わ せ

事 前 施 設 訪 問(食 事 介 助 体験 な ど)

プ ロ グ ラム の 企 画 ・構 成(全 体 の 展 開 を決 定)

リハ ー サ ル(演 技 の 工 夫)

パ ン フ レ ッ トの 作 製(当 日配 布 す る)

直 前 打 ち 合 わせ(器 具 ・環 境 を含 む)

バ トン演 技(約20分 〜30分)

お 年 寄 りとバ ト ン部 の交 流 会(約40分)

反省 会

指 導 上 の 留 意 点

・活 発 な 意 見 や ア イデ アが 出 る よ うな雰 囲 気 作 りを す る 。

・情 報 収 集 の 手 順 につ い て 助 言 を行 う。

・全 員 が わか る よ う に考 え させ る。

・訪 問 を予 約 す る際 の 接 遇 ・マ ナ ー を体 得 させ る。

・見学 を 含 め、 お年 寄 りと意 志 疎 通 を図 る 。

・施 設 訪 問 で の感 触 を も と に望 ま しい 内容 を検 討 させ る 。

・進 行 状 況 を確 認 させ る 。

・文 字 の 大 き さ ・コ ン トラ ス ト ・表現 内 容 が 工 夫 され て い

るか 助 言 す る 。

・表 現 力 につ い て の 工 夫 が な され て い るか を確 認 す る。

・意 志 疎 通 を さ ら に図 る

・時 間配 分 や 構 成 内 容 の 工 夫 を確 認 す る。

・演 技 者 と鑑 賞 者 が 一 体 と な る よ う に工 夫 さ れて い る か を

確 認 させ る。

・文 字 の大 き さ ・コ ン トラ ス ト ・表 現 内容 が 工 夫 され て い

る か助 言 す る 。

・失 敗 を恐 れ ず 、 自 信 を もたせ る 。

・積 極 的 に お 年 寄 りの 中 に 入 る よ うに させ る 。

・取 り組 み 内 容 が 自己 に とっ て 、 鑑 賞 者 に とっ て どの よ う

に活 か され るか を考 え させ る。

※ 指 導 案 の 番 号 は右 ペ ー ジ の 活 動 経 過 と 関 連 して い る 。

参照

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