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福岡県工業技術センター

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(1)

Fukuoka Prefecture

福岡県工業技術センター

概要と成果

F ukuoka Industrial Technology Center

平成26年度

福岡県

(2)

ご挨拶

福岡県の製造業は緩やかな景気回復基調にありますが、長年の景気停滞やグローバル化の影響で、

中小企業にとってはまだまだ厳しい環境にあります。特に最近は、中小企業でも開発能力をもち、独自 技術の獲得が重要となってきました。その源泉は、研究開発とこれを担う人材育成だと考えています。

工業技術センターの使命は、県行政機関として地域の企業や産業を先導し、発展させることです。常 に企業発展を目的としながら、「研究開発」「試験分析」「技術相談」「人材育成」「情報収集・提供」「技 術交流」「コーディネート」を基本業務として、4つの研究所がそれぞれの担当分野で地域企業の技術 支援を行っています。

年間100件程の研究開発や11,000件以上の技術相談・指導、試験機器の開放利用、研究会・講習会 等を行っています。また近年、アベノミクスによる中小企業への手厚い支援策が講じられており、これら の支援策を有効に活用しながら効率的な発展ができるように、コーディネートも業務として行っています。

これらの支援業務を通じて、今回新たに製品化や事業化できた成果を加え、平成26年度版「福岡県 工業技術センター 概要と成果」を取り纏めました。何れも、工業技術センター単独での成果ではなく、

企業や関係各機関との連携成果であります。是非、内容をご覧いただき、独自技術を獲得するための 事例をとして、今後のご参考にしていただければ幸いです。

また、概要では、各組織が担当する技術分野や業務内容を記載しておりますので、その内容をご理 解いただき、少しでも多くの県内中小企業の方々にご活用いただきたいと思っています。

私ども福岡県工業技術センターは、「地域企業の発展を支援する実践的研究開発機関」として、常に 県内中小企業の発展を視野に入れた現実的な支援を行っております。

企業での研究開発や事業化をより効率的に進めるため、産学官連携にも積極的に取り組み、その中 で常に中核を担って行きたいと考えています。どうか遠慮なくご相談いただくと共に、各種支援機能を ご活用いただくように、お願い申し上げます。

平成26年10月

福岡県工業技術センター 所長 神谷 昌秀

(3)

福岡県工業技術センター 概要と成果 目 次

概 要

ページ 主な業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 組織、沿革・・ ・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 福岡県工業技術センター各研究所・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 新規導入備品・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 人材育成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

成 果

工業技術センターの研究開発に基づく実用化事例 ページ 1. 高潤滑性を発揮する自動車用ゴム製品の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 2. グリーストラップ浄化システムの開発

3. 高級浴室向け木製グレーチング部材の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 4. 新しい細胞培養容器「ガラスボトムMSA」製造技術の開発

5. 適切な姿勢に導く、持ち運べる学習台の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 6. 3Dターニングマシーンを利用した国産木材の一体成形「独楽(コマ)」の開発と生産 7. 3次元の凹凸を持つ不燃化粧ボードの開発

8. 高容量発電機負荷試験装置の開発

9. 転写金型製造技術を利用したLEDレンズ金型の開発・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 10. シャコを飼料として活用した高付加価値養殖うなぎの開発

11. トウビシの皮を利用したティーバッグの開発 12. 新構造低コストステンレス製氷板の開発

13. 小径管内検査ロボットの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 14. 青米パンの開発

15. 木質系バイオマス燃焼ボイラの開発

16. デザイン敷瓦製造における低コスト成型加工技術の開発

17. ニッケルめっき排水の工場内リサイクル技術の開発・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 18. 高アスペクト比を有する小径深穴加工技術の開発

19. 福岡・相島産アコヤガイ貝殻を利用した有機石灰の開発 20. カキ殻を利用した有機石灰の開発

21. 高意匠性マグネシウム合金用化成処理剤の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 22. 高耐久性新型レールボンドの開発

23. クラウドサービスによるデジカメ三次元計測システム「デジカメ計速」の開発 24. 軽量熱可塑性ウレタンゴムフィルムによる自動車用部材の開発

25. 若摘み巨峰を用いた白ワインとコンフィチュールの開発・・・・・・・・・・・・・・ 17 26. 座り心地を追求した木製ダイニングチェアの開発

27. 電池レス無線式温度監視装置の開発 28. 微生物を利用した防カビスプレーの開発

29. 遺伝子導入試薬“ NeoFection”の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18 30. 柿甘味料とこれを原料とした食品の開発

31. 久留米ツバキ正義酵母を使用した焼酎の開発 32. 筑後川潟土を活用したエコロジー屋根断熱材

33. めっきスラッジの再資源化システムの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 34. 超音速湿式ジェットミル

35. マグネシウム合金部材への環境対応型高耐食性化成処理技術の開発 36. EMC対策支援ソフトウェアの開発

37. 久留米絣手ぬぐいの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20 38. 耐光性を向上させたウレタンフィルムの開発

39. コンクリートのひび割れを軽減するプラスチックスペーサの開発 40. 福岡・相島産真珠貝の貝殻を利用した装飾品(螺鈿細工)

あいのしま

あいのしま で ん

あお こめ

(4)

工業技術センターの研究開発に基づく実用化事例 ページ 41. 生菌選択的蛍光染色キット“–

Bacstain

- CTC Rapid Staining Kit”の開発・・・・ 21 42. 電解式スケール除去装置の開発

43. 電力損失低減に優れた永久磁石発電機の開発 44. 機上計測式研削盤の開発

45. 配管内検査ロボットの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22 46. チタン酸バリウムナノ粒子分散液

47. 石灰乾燥剤を再利用した造粒型消石灰の開発 48. 大きな博多人形の実現に向けた粘土材料の開発

49. 微生物検出キット “Microbial Viability Assay Kit-WST” の開発・・・・・・・・・ 23 50. 超精密洗浄ノズルの開発

51. 福岡オリジナル吟醸酒の開発 52. 総木製防火ドアの開発

53. 土壌汚染評価システムの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 54. プラズワイヤー溶射によるAl-5mass%Mg皮膜の開発

55. TiO2光触媒溶射技術の開発

56. 遺伝子導入試薬“HilyMax (ハイリーマックス)”の開発

57. BT菌を用いた土壌改良剤の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25 58. 海水氷製氷機の開発

59. 撥水性を付与できる木材のソープフィニッシュ処理液の開発 60. 紫外線高透過率マイクロリアクターの開発

61. マグネシウム合金のスタッド溶接技術の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26 62. 高性能耐摩耗・耐食金属複合管の製造開発

63. カツオ漁用疑似餌の開発 64. 耐食性Zn-Al溶射皮膜の開発

65. 廃棄樹脂微粉を活用した導電性微粒子の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27 66. 床ずれ予防用メンタルマットレスの開発

67. 染料を使わない動物繊維着色技術の開発 68. (高分子/液晶)複合膜の開発

69. 福岡オリジナルソフト清酒の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28 70. 無電解めっき用前処理剤の開発

71. 巡回警備ロボットの開発

72. プラスチック減容化プレス装置の開発

工業技術センターの技術指導に基づく実用化事例 ページ 1. 櫨蝋を用いた保湿クリームの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29 2. 保冷容器の開発

3. 医療用薬液容器の開発 4. 無電極ランプ照明の開発

5. 特殊防水シート「マジカルカバー」の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30 6. 木材薄板を用いた容器類の開発

7. 木工技術を利用した木のおもちゃの開発 8. 超精密加工支援ラボを活用した精密部品の開発

9. スマホ用ゲームコントローラーの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 10. 作業者接近検知システム

11. シコン配合美容製品の開発 12. ガムタック粘着材の開発

13. 医療用眼撮影装置の開発・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32 14. 洗濯のりの商品開発

15. 福岡オリジナルスパークリング清酒の開発

16. 大入熱溶接部の靱性を向上させた490Nクラス厚板の開発

もくろう

(5)

工業技術センターの技術指導に基づく実用化事例 ページ 17. シェーバー用新型内刃 ドラムレザー刃の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33 18. 球体キャラクターロボット“光が大好き!「たまロボ」”の開発

19. セリシン絹パイル織商品の開発

20. 亜硝酸分解菌を利用した観賞魚用水質改善剤の開発

21. 環境に優しい鉄道レール用ハンダ材の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34 22. 福岡オリジナル焼酎の開発

23. 保湿性ペプチドの不快臭を抑制したスキンケア用品の開発 24. 天然の原材料を用いたハミガキ剤の開発

25. 節水コマの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35 26. 室内飼育ペット用排泄物吸収シートの開発

27. 肌質改善効果を有するコラーゲン配合ゼリーの開発 28. 麹ドレッシングの開発

工業技術センターからのご案内

お知らせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36 アクセス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37 関係機関・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 お問い合わせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38

(6)

地域企業の生産現場のものづくりを担う人材や新たな技術を開発する人材の育成 を目指し、関係団体等とも連携し、研修などを行います。

福岡県工業技術センター

「地域企業の発展を支援する実践的研究開発機関」

をキャッチフレーズに、県内中小企業からの技術相談や試験分析の受託、および実 用化を目指した共同研究の推進を通じ、地域企業の発展を支援します。

主な業務

市場や企業のニーズを踏まえ、新技術の開発 から企業での事業化までの実践的研究開発を 推進します。

地域産業のニーズを踏まえ、競争力のあるコ ア技術の形成を図り、それを核に実用化技術 の開発を行い産業への展開を図ります。

新たな製品化、事業化につながる試験分析を 行います。機器を利用することもできます。

企業が抱える課題やニーズを把握し、研究開発事業や試験分析などへの展開を含 めた細やかな支援を行います。また、相談によっては関係職員が連携・分担し的確 な支援を進めます。

技術研究会の運営、産学官交流・連携の促進により、研究開発プロジェクトの創出 や関連機関との連携を図ります。

企業等と工業技術センターとの間で十分に理解を深めるために、企業現場への積 極的な訪問等により企業ニーズや業界状況を把握するとともに、技術や研究成果、

補助金やセミナー等の情報発信も行います。

※メールマガジンは、ホームページから登録できます。(P36 お知らせ参照)

研究開発だけにとどまらず、それぞれのステージに合った支援や調整を行い、企 業の事業化までの支援を行います。

(7)

沿 革

大正 14 (1925)年 4月 福岡県福岡工業試験部、久留米工業試験部、福島工業試験部発足 昭和 2 (1927)年 4月 各試験部を試験場に改称

昭和 13 (1938)年 8月 福岡県金属工業試験場設立(昭和56(1981)年 廃庁)

昭和 23 (1948)年 8月 久留米工業試験場を国へ移管

昭和 29 (1954)年 6月 福岡県直方鉱業試験場設立(昭和56(1981)年 廃庁)

昭和 29 (1954)年 11月 福岡県福岡工業試験場久留米分場設置(昭和53(1978)年 廃庁)

昭和 32 (1957)年 3月 福岡県福島工業試験場大川分場設置(昭和37(1962)年 大川木工指導所に改称)

昭和 40 (1965)年 4月 福岡県福島工業試験場大川木工指導所を福岡県大川木工指導所に改称 昭和 53 (1978)年 5月 久留米分場を福岡工業試験場に統合(新庁舎を筑紫野市に設置)

昭和 56 (1981)年 6月 金属工業試験場と直方鉱業試験場を統合し福岡県北九州工業試験場設立 昭和 57 (1982)年 4月 福岡県大川木工指導所を福岡県大川工業試験場と改称

平成 2 (1990)年 4月 統合により4研究所体制の福岡県工業技術センター設立、4試験場を改称 (化学繊維研究所、材料開発研究所、インテリア研究所、機械電子研究所) 平成 7 (1995)年 4月 材料開発研究所を廃庁し、福岡県工業技術センター生物食品研究所設立

現在に至る

福岡県工業技術センターは、企画管理部、化学繊維研究所、生物食品研究所、インテリア研究所、

及び機械電子研究所から構成されています

組 織

センター所長

企 画 管 理 部

副所長(技術) 副所長(事務)

総 務 課 研究企画課 情報交流課

戦略プロジェクト室

インテリア研究所

技術開発課 技術総合支援室

デザイン・システムチーム 木材科学・室内環境チーム 化学繊維研究所 繊維技術課

化 学 課 技術総合支援室

機能材料チーム 高分子材料チーム ナノセラミック材料チーム

生物食品研究所

生物資源課 技術総合支援室

機能材料開発チーム

機械電子研究所

庶 務 課 材料技術課 生産技術課

電子技術課 機械技術課 技術総合支援室

表面プロセスチーム 金属プロセスチーム 精密加工チーム 生産システムチーム 材料強度評価チーム 熱エネルギーチーム EMC・3次元設計チーム

光・センシングチーム 生物機能開発チーム 細胞機能開発チーム

機能材料課 食 品 課

食品開発支援チーム 食品機能性チーム 微生物・発酵チーム

(8)

企画管理部

生物食品研究所

バイオテクノロジー、食品、および抄造関連技術 総 務 課

予算、財務会計、人事、庶務

技術総合支援室 (技術相談窓口 TEL 092-925-7402)

技術総合支援室 (技術相談窓口 TEL 0942-30-6644)

福岡県工業技術センター 各研究所

電界放射型走査電子顕微鏡

アミノ酸分析装置 低荷重万能試験機

化学繊維研究所

繊維系、有機および無機系材料技術

(主要設備)

電界放射型走査電子顕微鏡(FE-SEM)、蛍光X線分析装置、X線回折装置、赤外分光光度計、

元素分析装置、熱分析装置、万能試験機、高温摩耗試験機、低温高温衝撃試験機、粘度計、

加圧式ニーダー、環境試験室、射出成形機、絶縁抵抗測定器、水分定量装置、蛍光光度計

無機材料、高分子材料

(主要設備)

孵卵器、実体顕微鏡、位相差生物顕微鏡、分光光度計、マイクロプレートリーダー、電気恒温器、

遠心分離機、電気泳動装置、卓上超遠心分離機、飛行時間型質量分析計、DNAシーケンサー、

フローサイトメトリー

バイオテクノロジー

(主要設備)

高速 液 体ク ロ マト グ ラフ 、 分光 光 度計 、 安全 キ ャビ ネ ット 、 オー ト クレ ー ブ、 凍 結乾 燥 機、

位相差生物顕微鏡、レトルト殺菌機、マルチプレート用発光分析装置、マイクロアレイ解析装置、

GC-FID、清酒メーター、アミノ酸分析装置、卓上電子顕微鏡、ウイレー式実験常用粉砕機、

マスコロイダー(電子石臼)

食品材料、食品加工技術

(主要設備)

赤外分光光度計、曲げ試験機、リファイナー、シートマシン、コンクリートミキサー、電気るつぼ炉、引っ張り試験機、

白色度測定機、紫外線可視分光装置、抄板機

抄造技術を利用した材料関連技術

機 能 材 料 課 機能材料開発チーム

技術交流の企画・調整、研究成果の普及促進、

技術交流の総合窓口

情報交流課

戦略プロジェクトの企画、産学官連携

戦略プロジェクト室

試験研究の総合企画・調整、

試験研究の成果の管理

研 究 企 画 課

DNAシーケンサー (主要設備)

耐光試験機、恒温恒湿槽付属万能試験機、デジタルマイクロスコープ、走査電子顕微鏡、

テーバー形摩耗試験機、カストム式摩耗試験機、摩擦帯電圧測定装置、風合計測装置(KES)、

精密迅速熱物性測定装置、低温恒温恒湿機、接触角測定装置、可視紫外分光光度計、色差計、

通気度試験機

繊 維 技 術 課 機能材料チーム 繊維材料の機能、染色加工技術

ナノセラミック材料チーム 高分子材料チーム

化 学 課

生 物 資 源 課 細胞機能開発チーム生物機能開発チーム

食 品 課

食品開発支援チーム 食品機能性チーム 微生物・発酵チーム

(9)

電 子 技 術 課 光・センシングチームEMC・三次元設計チーム

機 械 技 術 課 材料強度評価チーム熱エネルギーチーム

生 産 技 術 課 精密加工チーム生産システムチーム

インテリア研究所

木質材料技術、及び生活・住環境関連技術 技術総合支援室 (技術相談窓口 TEL 0944-86-3259)

(主要設備)

3 次 元 CAD/CAM シ ス テ ム 、 デ ジ タ ル マ イ ク ロ ス コ ー プ 、 比 表 面 積 ・ 細 孔 分 布 、 キャピラリーガスクロマトグラフ、三次元表面粗さ測定機、蒸気吸着量測定装置、

脳波計、フーリエ変換赤外分光光度計、家具強度試験機、VOCガス測定システム、

チャンバーセット、体圧分布測定装置、EMG測定器、赤外線熱画像装置、生体情報測 定装置、恒温恒湿室、恒温恒湿器、オートグラフ、丸鋸盤、自動鉋盤、卓上ボール盤、

広幅型ホットプレス、鋸盤

機械電子研究所

金属材料・機械及び電子技術

技術総合支援室 (技術相談窓口 TEL 093-691-0231)

家具強度試験機

ナノ金属組織解析システム

非接触三次元測定機

熱膨張係数測定装置

超高精度3次元造形機

家具、木竹製品、木質材料、CAD/CAM、

NC加工技術、人間工学的視点からの住環境・家具設計

技 術 開 発 課 デザイン・システムチーム 木材科学・室内環境チーム

(主要設備)

ナノ金属組織解析システム、塩乾湿複合サイクル試験機、高周波溶解炉、電子線マイクロ アナライザー、ガス雰囲気炉、X線回折装置、高感度顕微鏡システム、蛍光X線分析装置、

グロー放電発光分析装置、塩水噴霧試験機、炭素硫黄分析装置、ICP発光分析装置、プラズ マ放電シンタリング装置

材 料 技 術 課 金属プロセスチーム表面プロセスチーム 金属材料

(主要設備)

非接触三次元測定機、表面形状測定システム、三次元測定機、高精度三次元加工機、

MC加工機、NC放電加工機、微細形状測定装置

金属材料の加工技術、

NC加工技術

(主要設備)

2000kN万能試験機、マイクロフォーカスX線CTシステム、熱膨張係数測定装置 超音波探傷装置、マイクロビッカーズ硬度計、ビッカーズ硬度計、マイクロスコープ、コ ンピュータ計測制御式精密万能試験機、非接触式熱計測システム、材料強度評価試験シス テム、ロックウェル硬度計

材料・構造物の強度、

エネルギーの高効率利用

(主要設備)

超高精度3次元造形機、LED照明特性評価システム、EMC対策支援システム、3次元造 形機、電磁ノイズ測定室、雑音総合評価試験機、雷サージ許容度試験機

財務会計、庶務

庶 務 課

メカトロニクス、EMC、照明評価

(10)

○装置概要

食品の栄養成分や呈味成分(イノシン酸)などを分析する装置です。フォトダイオードアレイ検出器で検出で きる成分が測定対象です。たんぱく質、ペプチド等の分子量分布解析用ソフト搭載しています。

○メーカー・型式

日本ウォーターズ(株)・Alliance e2695セパレーションモジュール、2998フォトダイオードアレイ 検出器

○仕様・性能

接続溶媒数:4液(グラジエント可)

流速 :0.05 mL~5 mL/分

最大設置検体数:120本(検体保管庫:4℃~40℃)

注入範囲:0.1μL~100μL

カラム保管庫:室温-15℃もしくは4℃のどちらか高い値~65℃

検出器:フォトダイオードアレイ(190 nm~800 nm) 解析ソフト:Empower 3およびGPC解析ソフト搭載

新規導入備品

【平成26年度導入】

紫外可視分光光度計 担当課:繊維技術課(化学繊維研究所)

○装置概要

紫外光と可視光領域である190~900 nmにおける繊維やフィルム、

溶液等の光吸収、光透過率、反射率が測定できます。例えば、繊維材料 の紫外線カット率、フィルムの透明性等の評価に使用することができます。

○メーカー・型式

日本分光(株)・本体V-650DS、積分球ユニットISV-722

○仕様・性能

波長範囲 190~900 nm 測光範囲 -2~4 Abs

波長走査速度: 10~4000 nm/min

食品成分分析装置(分析用液体クロマトグラフ) 担当課:食品課(生物食品研究所)

【紫外可視分光光度計】

食品物性試験機(クリープメータ) 担当課:食品課(生物食品研究所)

○装置概要

食品の破断強度、テクスチャー、クリープ粘弾性を測定することができます。液体に近い半固体から煎餅など の比較的硬い固体まで測定することができます。「消費者庁・えん下困難者用食品・ベビーフードのかたさ規 格基準測定法」に準拠した物性(硬さ、付着性、凝集性)の測定が可能です。

○メーカー・型式

(株)山電・RE2-33005C

○仕様・性能

測定範囲(荷重):±199.9 N、 ± 19.99 N、 ± 1.999 N、 ± 0.1999 N 測定範囲(変位): ± 199.9 mm、 ± 19.99 mm、 ± 1.999 mm

試料台速度:0.01 mm~10 mm/sec(0.01 mm/sec単位にて可変)

試料台温度制御:0~80 ℃

プランジャー:各種円柱、楔形、剪断用ナイフ型など

測定・解析モード:破断強度、テクスチャー、クリープ粘弾性

【食品成分分析装置】

【食品物性試験機】

(11)

○装置概要

対象物から出ている赤外線放射エネルギーを検出し、見かけの温度に変換して、温度分布を画像表示する装 置です。体表面温度を測定し、衣服や掛け・敷き布団などの保温性等を評価することが可能です。

○メーカー・型式

日本アビオニクス(株)・ G100

○仕様・性能

測定温度範囲 : -40〜500 ℃ 温度分解能 :0.04 ℃ at 30 ℃ 検出器画素数 :320(H)×240(V)画素

測定距離範囲 :10 cm〜無限大(但し、温度精度保証は30 cm〜)

動作環境温度/湿度:-15 ℃〜50 ℃、90 %RH(結露しないこと) 【赤外線熱画像装置】

赤外線熱画像装置 担当課:技術開発課(インテリア研究所)

○装置概要

各種果物、野菜、キノコ類、茶葉などの乾燥が可能です。庫内の湿度(露点)を制御する ことで、原料表面の急激な乾燥を防ぎ、水分の内部拡散をスムーズに進行させることがで きます。通常の通風乾燥(熱風乾燥)より、乾燥ムラのない高品質な乾燥物が得られます。

○メーカー・型式

(株)木原製作所・SM7S-EH

○仕様・性能

乾燥温度:外気温~80 ℃

乾燥可能量:3~4 kg/回(せいろう7段)

制御:乾球温度、湿球温度、露点温度制御によるプログラム運転

ロータリーカッター(食品粗粉砕機) 担当課:食品課(生物食品研究所)

○装置概要

干し椎茸などの繊維質が豊富で軟質な素材から魚介類の殻・頭などの硬質素材まで、

幅広い種類の素材を粉砕することができます。素材を1~3mm程度へ連続的に粗粉砕 することができます。

○メーカー・型式

ヤマト機販(株)・VRRC-S3SUS

○仕様・性能

粉砕方式:剪断破砕方式 処理速度:20~300 kg/時間 主軸回転数:680 rpm

スクリーン穴径:1、2、3 mm

【ロータリーカッター】

【温風乾燥機】

温風乾燥機(露点制御型乾燥機) 担当課:食品課(生物食品研究所)

○装置概要

測定サンプル面に入射する光の反射・透過散乱特性(BRDF・BTDF)を測定する装置です。

測定データ(BSDF)を対応する光学シミュレーションソフトへインポートし、照明部材表面等の実測散乱 データとして適用することで高精度な照明設計解析が行えます。

○メーカー・型式

Light Tec社・ Mini-Diff

○仕様・性能

入射光源:赤色LED:630 nm

反射測定:0°、20°、40°、60° 透過測定:0°

測定サンプルサイズ:20mm×20mm以上(推奨)

測定結果:角度分解能:1°、精度<4%

エクスポート:BSDF(LightTools 8.0 対応)

【光散乱測定器】

光散乱測定器 担当課:電子技術課(機械電子研究所)

(12)

○装置概要

試料の内部の構造や欠陥を非破壊で定量的に3次元評価できるシステムです。測定精度(VDI/VDE 2630準 拠)は10 μm~(単一素材時)で、座標計測し設計値と測定値との比較、試料内部の欠陥の位置と体積の測定機 能を有しています。樹脂成形品、軽金属の鋳物品や電子部品等の内部構造を破壊による実測と比べて短時間に 評価でき、試作開発時における期間短縮、品質管理に有用です。

○メーカー・型式

(株)ニコンインステック・MCT225K

○仕様・性能

管電圧 :225 kV 最小焦点寸法 :3 μm

最大サンプルサイズ:φ250 mm、高さ450 mm 最大サンプル質量 :5 kg

計測用ソフト :VGStudioMax2.2

【平成25年度導入】

○装置概要

拡散式半導体ガスセンサーにより、空気中の総VOC(揮発性有機化合物)濃度 を連続的に測定可能なVOCモニター、及びデータ処理PCからなる測定器です。

○メーカー・型式

フィガロ技研(株)・FTVR-01

○仕様・性能

測定範囲:0~10000 µg/m3[再現性±25%]

測定間隔:1分間 [7日間連続測定可能]

VOCモニター 担当課:技術開発課(インテリア研究所)

【VOCモニター】

マイクロフォーカスX線CTシステム 担当課:機械技術課(機械電子研究所)

※(公財)JKA補助物品

※その他の保有設備機器はホームーページからご覧頂けます。

(URL:http://www.fitc.pref.fukuoka.jp/kigyo_shien/setsubi/setsubi.htm)

※保有設備は企業の皆様へ開放しております。

料金など詳しいことは各研究所の技術総合支援室にお問い合わせください。

【マイクロフォーカスX線CTシステム】

○装置概要

プレス用鋼板の引張圧縮試験時のバウシンガー効果が表れた応力-ひずみ曲線を高 精度に測定できます。プレス成形解析用のパラメータを同定するのに有用です。

○メーカー

(株)島津製作所

○仕様・性能

負荷容量 :引張100 kN/圧縮100 kN 座屈防止ユニット:手動油圧ポンプ(Max.40 kN) 伸び測定器 :ストレーンゲージ式(+50 %/-10 %) 伸び測定精度 :JIS B 7741 1級

適合試験片 :JIS5号、JIS5号特形 使用温度範囲 :室温

バウジンガー効果試験治具 担当課:機械技術課(機械電子研究所)

【バウジンガー効果試験治具】

(13)

1.ゴム技術者育成講座 化学繊維研究所 概要

加硫ゴムの異常原因を解析するための手法・各種分析方法を習得する ことを目的としたゴム技術者の育成を行っています。

正常品及び物性異常を生じさせたサンプルについて次の実習を実施。

・物性(引張、硬さ等)の差異を確認後、異常原因の推定

・推定原因を実証するための各種分析

(抽出操作、赤外分光、蛍光X線、熱分析等)

・第三者に分かり易く説明するためのプレゼン資料の作成

: 日本ゴム協会九州支部

ゴムの実践技術講座 実行委員会

2.酒造技術者育成講座 生物食品研究所

3.熱処理技術者育成講座 機械電子研究所

: 毎年8月下旬・7時間×3日 時 期 ・ 期 間

: 3名(平成25年度) 受 講 実 績

: 企画・運営、講師 センターの役割

概要

清酒製造責任者の育成を目的に、講義と実習による酒造技術者の育 成を行っています。

・基礎コース:清酒製造に必要な分析項目である日本酒度、アルコール 分、総酸度・アミノ酸度についてサンプリングや器具の取り 扱い方法等について講義と実習

・製造責任者養成コース:微生物実習、きき酒実習、酒米分析実習

: 日本酒造組合中央会(製造責任者養成コース)

九州酒造研究会(基礎コース)

: 製造責任者養成コース:毎年6月・5時間×3日 基礎コース: 毎年7月・ 6時間×1日

時 期 ・ 期 間

: 製造責任者養成コース:9名(平成25年度) 基礎コース:12名(平成25年度)

受 講 実 績

: 企画・運営、講師 センターの役割

: 日本熱処理技術協会九州支部

(事務局:機械電子研究所 材料技術課)

九州金属熱処理工業会 概要

金属熱処理に関する技術者の育成を目的に、基礎教育セミナー、技能 検定準備講習会等を開催しています。

・基礎教育セミナー:材料の製造法、熱処理、材料組織、機械的性質等 についてのセミナー

・金属熱処理技能検定準備講習会:学科および実技試験対策

時 期 ・ 期 間 受 講 実 績

センターの役割 : 企画・運営支援、講師

: 基礎教育セミナー:毎年9月・7時間×2日 準備講習会:毎年7月・7時間×2日

: 基礎教育セミナー:36名(平成25年度)

準備講習会:75名(平成25年度)

人材育成

(14)

4.金型技術者育成講座 機械電子研究所

5.省エネ技術者育成講座(福岡県CAE重点事業) 機械電子研究所

6.EMC技術者育成講座 機械電子研究所

: 福岡県金型研究会

(事務局:機械電子研究所 生産技術課)

福岡県 概要

金型関連企業の新規採用者及び初心者の人材育成を目的に、金型設 計・製作に関する基礎的な講義と実習を行う「FKKスクール」を開催し ています。

・対象者:福岡県金型研究会会員企業の新規採用者及び初心者

・内容:社会人としての基礎教育、金型の概要、金型の設計・分解・

組立、測定器具、切削加工、研削加工、仕上げ等に関する講義 と実習、工場見学等

時 期 ・ 期 間 受 講 実 績

センターの役割 : 企画・運営、講師

: 毎年4月・8日間

: 11企業 29名(平成25年度)

: 機械電子研究所 機械技術課 概要

省エネルギー機器設計に関する技術力向上を目的に、講義と実習によ る省エネ技術者育成を行っています。

・温度計測の実践講座:

温度の測定原理と測定方法に関する講義、熱電対およびサーモ グラフィを用いた温度測定および熱損失計算に関する実習

・熱流体解析に関する講座:

熱流体解析を用いた省エネルギー機器設計についての講義およ び熱流体解析ソフトを用いた実習

時 期 ・ 期 間

受 講 実 績

センターの役割 : 企画・運営、講師

: 温度計測の実践講座:13名(平成25年度)

熱流体解析に関する講座:37名(平成25年度)

: 温度計測の実践講座:毎年6月・4時間×1日

熱流体解析に関する講座:毎年10月・2時間×1日、1月・4時間×1日

: (一財)直鞍情報・産業振興協会 ふくおか電子技術ネットワーク

(事務局:機械電子研究所 電子技術課)

概要

EMC技術者の育成と実践力向上を目的に、座学や実習を行う「福岡 EMCスクール」を開催しています。

・EMC測定入門(座学・実習)

・EMC対策実習(実習)

・EMC対策講座(基礎編、対策部品(伝導ノイズ)編、対策部品(放射ノ イズ)編)(座学)

・オシロスコープ基礎講座(座学)

時 期 ・ 期 間 受 講 実 績

センターの役割 : 企画・運営、講師

: 8月~2月の間に全6講座を実施

: 延187名(平成25年度)

(15)

研究開発に基づ実用化

■製品名・実用化企業

撥水性モローワイパー・中島ゴム工業(株)

■連携契機

本研究開発は自動車産業への参入・受注拡大を目指す企業の技術 支援を目的に、高付加価値の自動車用ワイパーゴム製品を企業と共同 開発したものです。

■技術課題

ワイパーゴムのスムーズな払拭性・静音性を実現するためにゴム表面 に種々の固体潤滑剤をコートしますが、均一分散した表面処理が難しく、

短期間で性能が低下していました。

■解決方法

固体潤滑剤にグラファイトを用い、高分散技術・均一コート技術・コート 層と基材ゴムとの高密着化技術を企業と共同開発しました。

また、耐オゾン性・耐候性試験を行い、その優れた耐久性を評価しました。

■関連研究

高潤滑性を発揮する自動車ゴム製品の開発 [平成19~20年度 地域資源活用型研究開発事業/経済産業省]

■共同研究機関

久留米工業高等専門学校、(株)久留米リサーチパーク、中島ゴム工業(株)

1.高潤滑性を発揮する自動車用ゴム製品の開発 化学繊維研究所

【開発概要】

撥水処理を施した自動車用ガラスに適したワイパーゴムの開発を目的に、ゴム配合、コーティング材等の開発を行 い、既存の撥水ガラス用ワイパーよりも払拭性、静音性に優れるワイパーを開発しました。

高分散グラファイトを均一コートした 高潤滑性ゴムを使った自動車ワイパー

■製品名・実用化企業

グリーストラップ浄化システム ・(有)SGラボラトリー

■連携契機

生物食品研究所への技術相談を契機に、共同研究を 開始することになりました。

■技術課題

グリーストラップ中の廃油は酸性(pH5~6)になりやすく、

酸性環境下では、微生物の増殖能が低下するため、

廃油処理が進みにくいという課題がありました。

■解決方法

酸性条件下でも高い増殖能と油脂分解能をもつ 新規微生物を選抜することにより、課題を解決しました。

■関連研究

新規微生物を用いたグリーストラップ浄化製剤の開発

[平成22~23年度 福岡県新製品・新技術創出研究開発支援事業/(株)久留米リサーチ・パーク]

グリーストラップ内廃油分解菌微生物製剤および添加システムの開発

[平成24年度補正 ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金/経済産業省]

■共同研究機関

(有)SGラボラトリー

2.グリーストラップ浄化システムの開発 生物食品研究所

【開発概要】

飲食店等に設置が義務付けられているグリーストラップに溜まる廃油は、悪臭や害虫を発生させるため問題になっ ています。新規油脂分解菌を用いることにより、グリーストラップを浄化するシステムを開発することができました。

工業技術センターの研究開発に基づく実用化事例

(16)

3.高級浴室向け木製グレーチング部材の開発 インテリア研究所・生物食品研究所

研究開発に基づ実用化

■製品名・実用化企業

ガラスボトムMSA・STEMバイオメソッド(株)

■連携契機

STEMバイオメソッド(株)からの技術相談をきっかけに、精密 金型製造技術を有する豊洋エンジニアリング(株)と共同で 金型加工技術、培養容器製造技術を開発しました。

■技術課題

従来製品は切削加工にて製造されていたため、細胞観察面 に切削痕が残る上、工具摩耗による容器深さのバラツキなどが 発生し、細胞観察性能の低下が課題となっていました。

■解決方法

放電加工にて狭ピッチな微細凸形状を有する金型製作を行い、直径1mm以下の微小な貫通穴を有する 樹脂シートを成形しました。これを薄いガラス板と組み合わせることにより、容器深さのバラツキが無くなり、

さらに高精細な蛍光画像観察が可能となりました。

■関連研究

細胞培養マイクロウェルプレート成形技術の開発

[平成22~24年度 新技術創造基盤研究事業(福岡県単独事業)]

■共同研究機関

豊洋エンジニアリング(株)

4.新しい細胞培養容器「ガラスボトムMSA」製造技術の開発 機械電子研究所

【開発概要】

再生医療分野における研究開発にて使用される、細胞培養容器の高機能化および微細化を行い、細胞培養と高精 細蛍光画像観察とを同時に実施可能な製品開発を行いました。

ガラスボトムMSAの外観(左)

細胞培養容器部拡大(右上)

高精細な蛍光画像観察(右下)

■製品名・実用化企業

木製グレーチング・(株)シマブン

■連携契機

木製グレーチングの開発について、(株)シマブンから相談 を受けた(株)久留米リサーチ・パークが、インテリア研究所 と生物食品研究所に開発協力のコーディネートを行い、

開発がスタートしました。

■技術課題

高級浴室の市場では,本物の木材を使い木質感を維持した グレーチング部材が求められています。しかし,木材を浴室の ような高湿度の環境で使用する場合,カビの発生が問題となります。

■解決方法

防カビ塗料の選定と塗装方法の組み合わせについて検討し、防カビ性能を評価しました。木質感を維持した塗装 方法と防カビ性能を両立する条件を見出すことにより課題を解決しました。

■関連研究

高級浴室向け木製グレーチング部材の開発

[平成24年度 (財)久留米地域産業技術振興基金に係わる可能性調査事業(FS事業)]

■共同研究機関

(株)久留米リサーチ・パーク

【開発概要】

本物の木材を用いた業界初の高級浴室向け木製グレーチングを開発しました。防カビ塗料とその塗装方法の組み 合わせについて検討し、木質感を維持した表面性状と防カビ性能を両立する加工技術を確立しました。

木製グレーチング

(17)

7.3次元の凹凸を持つ不燃化粧ボードの開発 インテリア研究所 開発概要

3次元切削加工した不燃基材の表面に化粧材を貼ることで、表面に凹 凸形状を有する不燃内装材を開発しました。表面が平坦な従来の製品 に比べて意匠性に優れており、不燃材料の基準を満たしているため、

内装制限のある場所でも使用することができます。

研究開発に基づ実用化

6.3Dターニングマシーンを利用した国産木材の一体成形「独楽(コマ)」の開発と生産 インテリア研究所 開発概要

胴体にらせん状の溝を形成することでヒモが巻き易くなり、既存品より 回し易くした「らせんコマ」を開発しました。コマの生産で使用する木工 旋盤はらせん状に加工できないため、NC制御で複雑な加工が可能な

「3Dターニングマシーン」を導入し、らせん状に加工するプログラムを 作成し加工することで、開発に成功しました。

: 3Dターニングマシーンによる切削加工における 加工条件の最適化

(平成25~26年度 ものづくり中小企業・小規模事業者 試作開発等支援補助金/経済産業省)

:独楽工房 隈本木工所

: 3次元の凹凸を持つ突板及びシート貼りの不燃 ボード商材の開発、商品化(平成25年度 受託研究)

: (有)トマト

5.適切な姿勢に導く、持ち運べる学習台の開発 インテリア研究所

開発概要

小学校低学年時の児童は集中力を養うための適切な姿勢教育・

養成が必要です。また、家庭内の学習は親と一緒にリビングなど で学習するスタイルが増えています。そこで、適切な学習姿勢に 導くことができると同時に、任意の場所で効率よく学習ができる、

インテリア性に優れた学習台を開発しました。

凹凸不燃化粧ボード 商品化した、らせんコマ≪ラクコマⅡ≫

: 多様な姿勢において学習を可能とする学習机の研究開発

(平成23〜24年度 県単独事業)

:(有)ヨコタウッドワーク 関 連 研 究 学習台

実 用 化 企 業

関 連 研 究 実 用 化 企 業 関 連 研 究

実 用 化 企 業

8.高容量発電機負荷試験装置の開発 機械電子研究所

開発概要

発電所やプラント等で使用される非常用発電機の試験を行う高電圧高 容量型の発電機負荷試験装置について、CAE(熱流体解析)を活用し て、放熱効果の高い発電機負荷試験装置を開発しました。平成25年度 に製品化されました。

: 電子機器の省エネ放熱設計技術の開発

(平成24~26年度 県単独事業)

: 赤司電機(株)

レール

高容量発電機 負荷試験装置

関 連 研 究

実 用 化 企 業 負荷試験装置内部

(18)

12.新構造低コストステンレス製氷板の開発 機械電子研究所 開発概要

2枚のステンレス製板を張り合わせた状態で冷媒流路を形成する新構 造の製氷板を開発しました。CAE(熱流体解析)を活用して、製氷板内 を冷媒が均一に流れる冷媒流路を設計しました。新構造により、部品 点数や製造工程を削減し、製氷機の製造コストを従来比10~15%削減 しました。平成24年度に製品化されました。

研究開発に基づ実用化

11.トウビシの皮を利用したティーバッグの開発 生物食品研究所

開発概要

福岡県筑後地方で伝承医療に用いられてきた健胃作用が期待される トウビシの皮を利用したお茶を開発しました。

: 福岡県産品を利用した機能性食品の開発

(平成23年度 福岡県新製品・新技術創出研究開発支援事業

(可能性調査(FS))/(株)久留米リサーチ・パーク)

菱の実を原料とした機能性食品(ティーバッグ)の開発

(平成24年度 福岡県6次産業化推進事業/福岡県)

: (株)彩光コーポレーション、慶応義塾大学

: (株)彩光コーポレーション

: 低コストステンレス製氷板の試作開発

(平成24年度 福岡県中小企業円高対策緊急補助金/福岡県)

: アイスマン(株)

: アイスマン(株)

10.シャコを飼料として活用した高付加価値養殖うなぎの開発 生物食品研究所 開発概要

シャコを飼料として活用した高付加価値養殖うなぎを開発し ました。シャコ配合飼料を用いて養殖することで通常飼料に よる養殖うなぎと比べて、脂が乗ったやわらかい肉質のうな ぎを開発することができました。

新構造低コストステンレス製氷板 トウビシの皮から製造したお茶「彩菱茶」

: シャコを飼料に活用した高付加価値うなぎの生産と加工製品等の開発及び販路開拓

(平成23~25年度 新事業活動促進支援補助金・農商工連携対策支援事業(事業化・市場化支援 事業)/中小企業庁)

: (株)西日本冷食、福岡女子大学、

福岡県水産海洋技術センター内水面研究所

: (株)西日本冷食

シャコ配合飼料で養殖したうなぎ(左)シャコ配合飼料給餌風景(右)

関 連 研 究

共同研究機関 実 用 化 企 業

関 連 研 究 共同研究機関 実 用 化 企 業 関 連 研 究

共同研究機関 実 用 化 企 業

9.転写金型製造技術を利用したLEDレンズ金型の開発 機械電子研究所

開発概要

植物工場の光源としてLEDが検討されています。効率的な植物育成を 考えると光学特性を考慮したレンズを有するLEDが必要ですが、多品 種少量となるLEDレンズ金型の試作に通常の金型製造技術を使用する と、コスト面で課題が残ります。そこで当所で開発した転写金型製造技 術を用いることで植物工場用LEDレンズ金型の試作を低コストで行うこ とが出来ました。

: 次世代薄型LED用転写金型製造技術の開発

(平成18年度 戦略的基盤技術高度化支援事業/経済産業省)

: (株)メイホー

: 「転写金型製造方法」 特許第5286471号

LEDレンズ試作金型とレンズ

関 連 研 究 実 用 化 企 業 関 連 特 許

(19)

16.デザイン敷瓦製造における低コスト成型加工技術の開発 化学繊維研究所 開発概要

従来、敷瓦のデザイン加工には鋼製の金型を使用しています。この金型は外部に作 成を依頼するためコストが高く、少量多品種の生産には不向きです。そこで、プラス チック系素材をレーザー加工したプレス型製造方法を検討しました。結果、低コストで かつ、小規模工場で少量多品種生産に対応可能なデザイン敷瓦製造プロセスを開発 しました。さらに、この技術を利用した新企画商品としてサイン用部材を商品化しました。

研究開発に基づ実用化

15.木質系バイオマス燃焼ボイラの開発 機械電子研究所

開発概要

木質系バイオマスを燃料とし、温水を供給するボイラにおいて、熱流体解 析による燃焼時のボイラ内の温度特性評価と伝熱面配置に関する技術 支援を行いました。 (株)エム・アイ・エスが木屑ボイラとして、平成24年度 に商品化しました。

: 固定床における燃焼解析技術の開発

(平成23~24年度 県単独事業)

: (株)エム・アイ・エス

: デザイン敷瓦製造における低コスト成形加工技術の開発

(平成23年度 可能性調査(FS)事業/久留米地域産業技術振興基金)

: 城島瓦共同組合

14.青米パンの開発 生物食品研究所

開発概要

精米の際に未成熟等の理由により濾別される「青米」は商品価値が低く、家畜飼料として 利用されている程度です。この「青米」と玄米の栄養成分分析・比較を行い、炊いた「青米」

をパンに混ぜ、焼いた青米パンを開発しました。

デザイン敷瓦を用いた壁面用サイン製品 木屑ボイラの外観

: 青米(未成熟等の理由により飼料用等に廉価取引されている規格外米)と 玄米(規格米)の栄養比較による青米パンの高付加価値化

(平成22年度 受託研究)

県立遠賀高等学校が開発した青米(あおこめ)パンの食物繊維量に関する研究

(平成23年度 受託研究)

: 福岡県立遠賀高等学校

: 中間市農産物直売所「新鮮市場さくら館」(中間市)、パン工房 向日葵(中間市)、

焼きたてパン ありんこ(遠賀町)

関 連 研 究 青米パン

共同研究機関 実 用 化 企 業

関 連 研 究 実 用 化 企 業

関 連 研 究 実 用 化 企 業

こめ あお

こめ あお

13.小径管内検査ロボットの開発 機械電子研究所

開発概要

発電所やプラント設備・ビルで数多く使われている内径がφ100(mm)前 後の配管に進入し、カメラ等のセンサを用いて腐食による減肉やス ケール付着等を検査し、配管内部の安全性の診断を行うロボットを開 発しました。

: マルチ自走式配管内遠隔検査補修ロボットシステム

(平成17~18年度 産学連携研究開発事業 新産業創出プロジェクト助成金/

(公財)北九州産業学術推進機構)

配管肉厚測定ロボットの開発

(平成21~22年度 IST産学官事業/(公財)福岡県産業・科学技術振興財団)

: 新日本非破壊検査(株)

: 新日本非破壊検査(株)

: 「対向面間の走行装置」 特許 第5145505号

レール

管内検査用ロボット“マイクロエルボマスター”

関 連 研 究

共同研究機関 実 用 化 企 業 関 連 特 許

参照

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