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福岡県工業技術センター

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(1)

Fukuoka Prefecture

福岡県工業技術センター

概要と成果

Fukuoka Industrial Technology Center

平成24年度

福岡県

(2)

ご挨拶

我が国の経済は、リーマンショック以降、欧米での債務問題による継続的な超円高、震災復興、原発事故 を契機としたエネルギー問題、近隣国との外交問題等による輸出の打撃など様々な要因が重なり、大手、

中小企業の区別なく事業環境を過酷なものにしており、先の見えない状況が継続しています。

福岡県では、中小企業の振興、半導体、バイオ、水素など先端成長産業の育成とともに平成23年12月か ら福岡、北九州両市と共に「グリーンアジア国際戦略総合特区」計画を強力に進めています。特区計画は、

地域に確立された産業、技術とアジアへの近さという優位性を活かし、環境を軸に急速に発展するアジア 諸国との共存の中で福岡県にアジアから世界へ展開する産業拠点を構築していくもので、指定地域を 順次拡大するとともに立地企業の誘致も進んでいるところです。

福岡県工業技術センターではこのような県の産業政策に基づき、「元気を西から」を実現するため地域 企業への技術的支援を積極的に行っています。

福岡県工業技術センターは、地域産業の振興に資する競争力のある自立した中小企業の育成を目指し て「地域企業の発展を支援する実践的研究開発機関」になることをスローガンに、県内中小企業などからの 技術相談や依頼試験、ならびに企業との実用化を目指した共同研究開発等を通じ、地域企業の新製品・

新技術の開発から事業化までを強力に支援しています。地域企業の皆様におかれましては、これまで以上 に当センターの積極的なご活用をお願い申し上げます。

さ て 本 冊 子 は 、 福 岡 県 工 業 技 術 セ ン タ ー の 各 研 究 所 ( 化 学 繊 維 研 究 所 、 生 物 食 品 研 究 所 、 インテリア研究所、機械電子研究所)の組織概要を紹介するとともに企業の皆様との最近の研究開発や技

術相談などの結果、商品化、実用化に至った事例をとりまとめたものです。本書を皆様の今後の新製品、

新技術の開発、当センター活用の参考にご利用いただきますようお願い申し上げます。

平成25年1月

福岡県工業技術センター 所長 藤元 正二

(3)

福岡県工業技術センター 概要と成果 目 次

概 要

ページ 主な業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

組織、沿革・・ ・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 福岡県工業技術センター各研究所・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 新規導入備品・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

成 果

工業技術センターの研究開発に基づく実用化事例 ページ 1. デザイン敷瓦製造における低コスト成型加工技術の開発・・・・・・ ・・・・・・・・・ 7 2. ニッケルめっき排水の工場内リサイクル技術の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 3. 高アスペクト比を有する小径深穴加工技術の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 4. 福岡・相島産アコヤガイ貝殻を利用した有機石灰の開発・・・・・・・・・・・・・・ 10 5. カキ殻を利用した有機石灰の開発

6. 高意匠性マグネシウム合金用化成処理剤の開発 7. 高耐久性新型レールボンドの開発

8. クラウドサービスによるデジカメ三次元計測システム「デジカメ計速」の開発・・・・ 11 9. 軽量熱可塑性ウレタンゴムフィルムによる自動車用部材の開発

10. 若摘み巨峰を用いた白ワインとコンフィチュールの開発 11. 座り心地を追求した木製ダイニングチェアの開発

12. 電池レス無線式温度監視装置の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 13. 微生物を利用した防カビスプレーの開発

14. 遺伝子導入試薬NeoFectionの開発 15. 柿甘味料とこれを原料とした食品の開発

16. 久留米ツバキ正義酵母を使用した焼酎の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 17. 筑後川潟土を活用したエコロジー屋根断熱材

18. めっきスラッジの再資源化システムの開発 19. 超音速湿式ジェットミル

20. マグネシウム合金部材への環境対応型高耐食性化成処理技術の開発・・・・・・・・・ 14 21. マイクロ波常温乾燥機

22. EMC対策支援ソフトウェアの開発 23. 久留米絣手ぬぐいの開発

24. 耐光性を向上させたウレタンフィルムの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 25. コンクリートのひび割れを軽減するプラスチックスペーサの開発

26. 福岡・相島産真珠貝の貝殻を利用した装飾品(螺鈿細工)

27. 久留米産ヤーコンを用いたドレッシングの開発

28. Rhizobium菌生産カタラーゼを用いた過酸化水素処理剤の開発・・・・・・・・・・・ 16

29. 生菌選択的蛍光染色キット“–Bacstain- CTC Rapid Staining Kit”の開発 30. 電解式スケール除去装置の開発

31. 電力損失低減に優れた永久磁石発電機の開発

32. 機上計測式研削盤の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 33. 脆性材料加工用鉛筆型メタルボンド微細径砥石

34. 配管内検査ロボットの開発 35. チタン酸バリウムナノ粒子分散液

36. 石灰乾燥剤を再利用した造粒型消石灰の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18 37. 大きな博多人形の実現に向けた粘土材料の開発

38. 微生物検出キット“Microbial Viability Assay Kit-WST”の開発 39. 久留米産ヤーコンを用いた地域特産品の開発

あいのしま

あいのしま ら で ん

(4)

工業技術センターの研究開発に基づく実用化事例 ページ 40. 超精密洗浄ノズルの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 41. 福岡オリジナル吟醸酒の開発

42. 総木製防火ドアの開発 43. 自然冷媒製氷機の開発

44. 「打ち水効果」を示す機能性レンガの製造・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20 45. 土壌汚染評価システムの開発

46. プラズワイヤー溶射によるAl-5mass%Mg皮膜の開発 47. TiO光触媒溶射技術の開発

48. 遺伝子導入試薬“HilyMax (ハイリーマックス)”の開発・・・・・・・・・・・・・・・ 21 49. BT菌を用いた土壌改良剤の開発

50. 海水氷製氷機の開発

51. 撥水性を付与できる木材のソープフィニッシュ処理液の開発

52. 紫外線高透過率マイクロリアクターの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22 53. マグネシウム合金のスタッド溶接技術の開発

54. 高性能耐摩耗・耐食金属複合管の製造開発 55. カツオ漁用疑似餌の開発

56. 耐食性Zn-Al溶射皮膜の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23 57. 高濃度オゾン氷製造装置の開発

58. 廃棄樹脂微粉を活用した導電性微粒子の開発 59. 床ずれ予防用メンタルマットレスの開発

60. 染料を使わない動物繊維着色技術の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 61. (高分子/液晶)複合膜の開発

62. 福岡オリジナルソフト清酒の開発

63. 高齢者用の二人用テーブルと回転椅子の開発

64. 無電解めっき用前処理剤の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25 65. デジタル相関法を用いた面外変位計測装置の開発

66. 巡回警備ロボットの開発

67. プラスチック減容化プレス装置の開発

68. エビ類養殖用餌料添加剤の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26 69. アパタイトシートを利用した細胞培養装置の開発

70. ニーム抽出物を用いた害虫防除剤の開発 71. 三次元研磨ロボットの開発

72. 高耐食性溶射皮膜の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27 73. メンテナンスフリー軸継手の開発

74. 高耐久性木材の開発 75. 木製トレーの開発

工業技術センターの技術指導に基づく実用化事例 ページ 1. 特殊防水シート「マジカルカバー」の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28 2. 木材薄板を用いた容器類の開発

3. 木工技術を利用した木のおもちゃの開発 4. 超精密加工支援ラボを活用した精密部品の開発

5. スマホ用ゲームコントローラーの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29 6. 作業者接近検知システム

7. シコン配合美容製品の開発 8. ガムタック粘着材の開発

9. 医療用眼撮影装置の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30 10. 洗濯のりの商品開発

11. 福岡オリジナルスパークリング清酒の開発

12. 大入熱溶接部の靱性を向上させた490Nクラス厚板の開発

(5)

工業技術センターの技術指導に基づく実用化事例 ページ 13. シェーバー用新型内刃 ドラムレザー刃の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 14. 球体キャラクターロボット“光が大好き!「たまロボ」”の開発

15. セリシン絹パイル織商品の開発

16. 亜硝酸分解菌を利用した観賞魚用水質改善剤の開発

17. 環境に優しい鉄道レール用ハンダ材の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32 18. 福岡オリジナル焼酎の開発

19. 保湿性ペプチドの不快臭を抑制したスキンケア用品の開発 20. 筑後の果物を使ったクッキーの開発

21. 天然の原材料を用いたハミガキ剤の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33 22. オゾン殺菌剤の開発

23. 節水コマの開発

24. 室内飼育ペット用排泄物吸収シートの開発

25. 肌質改善効果を有するコラーゲン配合ゼリーの開発・・・・・・・・・・・・・・・・ 34 26. 地球に優しいフェイスタオルの開発

27. 麹ドレッシングの開発

28. 三次元ハート形状毬寿司型の開発

29. 化学薬品を使わないタオルの開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35 30. 食品用サニタリー新型ガスケットレス管継手と締結装置の開発

31. 製鋼用耐摩耗部品の開発 32. 筑後もめん日傘の開発

工業技術センターからのご案内

お知らせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36 アクセス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37 関係機関・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38

(6)

福岡県工業技術センター

「地域企業の発展を支援する実践的研究開発機関」

をキャッチフレーズに、県内中小企業などからの技術相談や依頼試験を実施したり、

実用化を目指した共同研究プロジェクトを推進し、研究開発から地域企業での 事業化まで支援します。

企業等からの依頼により、有料で材料や製品の評価試験、分析等を行います。

センターが保有する設備機器を企業に有料で開放しています。

試験分析

基礎から応用まで、企業の新技術や新製品の開発を支援します。

センター独自の技術を開発し、企業への技術移転を行います。

研究開発

研修、講習会等を通じて企業技術者の人材育成を支援します。

人材育成

センタークラブ、技術研究会など交流の場を提供しています。

技術交流

研究開発のステージにあった支援のために調整やとりまとめを行います。

コーディネート

主な業務

各研究所に技術総合支援室を設置し、企業からの技術的課題等の相談に対応しています。

技術相談

情報収集・提供

企業現場への訪問等により、産業界の状況、ニーズ等の把握を行っています。

HPやメールマガジンによる情報発信、成果発表会、研究所の一般公開などを行ってい ます。 ※メールマガジンは、ホームページから登録できます。(お知らせ参照)

(7)

沿 革

大正 14 (1925)年 4月 福岡県福岡工業試験部、久留米工業試験部、福島工業試験部発足 昭和 2 (1927)年 4月 各試験部を試験場に改称

昭和 13 (1938)年 8月 福岡県金属工業試験場設立(昭和56(1981)年 廃庁)

昭和 23 (1948)年 8月 久留米工業試験場を国へ移管

昭和 29 (1954)年 6月 福岡県直方鉱業試験場設立(昭和56(1981)年 廃庁)

昭和 29 (1954)年 11月 福岡県福岡工業試験場久留米分場設置(昭和53(1978)年 廃庁)

昭和 32 (1957)年 3月 福岡県福島工業試験場大川分場設置(昭和37(1962)年 大川木工指導所に改称)

昭和 40 (1965)年 4月 福岡県福島工業試験場大川木工指導所を福岡県大川木工指導所に改称 昭和 53 (1978)年 5月 久留米分場を福岡工業試験場に統合(新庁舎を筑紫野市に設置)

昭和 56 (1981)年 6月 金属工業試験場と直方鉱業試験場を統合し福岡県北九州工業試験場設立 昭和 57 (1982)年 4月 福岡県大川木工指導所を福岡県大川工業試験場と改称

平成 2 (1990)年 4月 統合により4研究所体制の福岡県工業技術センター設立、4試験場を改称 (化学繊維研究所、材料開発研究所、インテリア研究所、機械電子研究所) 平成 7 (1995)年 4月 材料開発研究所を廃庁し、福岡県工業技術センター生物食品研究所設立

現在に至る

福岡県工業技術センターは、試験・分析・指導業務中心の工業試験場から研究開発に軸足をおいた

技術支援機関として平成2年度に再編されました。当センターは企画管理部、化学繊維研究所、

生物食品研究所、インテリア研究所、及び機械電子研究所から構成されています

組 織

福 岡 県 工 業 技 術 セ ン タ ー

セ ン タ ー 副 所 長 ( 事 務 ・ 技 術 ) セ ン タ ー 所 長

技術総合支援室

繊 維 技 術 課 機能材料チーム 化 学 課 高分子材料チーム

ナノセラミック材料チーム

化学繊維研究所

研 究 企 画 課 情 報 交 流 課 戦 略 プ ロ ジ ェ ク ト 室

総 務 課

企 画 管 理 部

技術総合支援室

技 術 開 発 課 デザイン・システムチーム 木材科学・室内環境チーム

インテリア研究所

技術総合支援室 庶 務 課

材 料 技 術 課 金属プロセスチーム 表面プロセスチーム 生 産 技 術 課 精密加工チーム

生産システムチーム 機 械 技 術 課 材料強度評価チーム 熱エネルギーチーム 電 子 技 術 課 光・電磁環境チーム

ロボットシステムチーム

機械電子研究所

生 物 資 源 課 生物機能開発チーム 細胞機能開発チーム 技術総合支援室

食 品 課 微生物・発酵チーム 食品工学チーム 機 能 材 料 課 機能材料開発チーム

生物食品研究所

(8)

企画管理部

生物食品研究所

バイオテクノロジー、食品、および抄造関連技術 総 務 課

予算、財務会計、人事、庶務

技術総合支援室 (技術相談窓口 TEL 092-925-7402)

技術総合支援室 (技術相談窓口 TEL 0942-30-6644)

福岡県工業技術センター 各研究所

電界放射型走査電子顕微鏡

アミノ酸分析装置 低荷重万能試験機

化学繊維研究所

繊維系、有機および無機系材料技術

(主要設備)

電界放射型走査電子顕微鏡(FE-SEM)、蛍光X線分析装置、X線回折装置、赤外分光光度計、

元素分析装置、熱分析装置、万能試験機、高温摩耗試験機、低温高温衝撃試験機、粘度計、

加圧式ニーダー、環境試験室、射出成形機、絶縁抵抗測定器、水分定量装置、蛍光光度計、

固定粘弾性測定装置

無機材料、高分子材料

(主要設備)

孵卵器、実体顕微鏡、位相差生物顕微鏡、分光光度計、マイクロプレートリーダー、電気恒温器、

遠心分離機、電気泳動装置、卓上超遠心分離機、飛行時間型質量分析計、DNAシーケンサー、

フローサイトメトリー

バイオテクノロジー

(主要設備)

高速 液 体ク ロ マト グ ラフ 、 分光 光 度計 、 安全 キ ャビ ネ ット 、 オー ト クレ ー ブ 、 凍 結乾 燥 機、

位相差生物顕微鏡、レトルト殺菌機、マルチプレート用発光分析装置、マイクロアレイ解析装置、

GC-FID 、清酒メーター、ア ミノ酸分析装 置、卓上電子顕 微鏡 、ウイレー式実験常用 粉砕機 、 マスコロイダー(電子石臼)

食品材料、食品加工技術

(主要設備)

赤外分光光度計、曲げ試験機、リファイナー、シートマシン、コンクリートミキサー、電気るつぼ炉、引っ張り試験機、

白色度測定機、紫外線可視分光装置、抄板機

抄造技術を利用した材料関連技術

機 能 材 料 課 機能材料開発チーム

技術交流の企画・調整、研究成果の普及促進、

技術交流の総合窓口

情報交流課

戦略プロジェクトの企画、産学官との連携

戦略プロジェクト室

試験研究の総合企画・調整、

試験研究の成果の管理

研 究 企 画 課

フローサイトメトリ‐

(主要設備)

耐光試験機、恒温恒湿槽付属万能試験機 、デジタルマイクロスコープ 、走査電子顕微鏡、

テーバー形摩耗試験機、カストム式摩耗試験機、摩擦帯電圧測定装置、風合計測装置(KES)、

精密迅速熱物性測定装置、低温恒温恒湿機、接触角測定装置、可視紫外分光光度計、色差計、

通気度試験機

繊 維 技 術 課 機能材料チーム 繊維材料の機能、染色加工技術

ナノセラミック材料チーム 高分子材料チーム

化 学 課

生 物 資 源 課 細胞機能開発チーム 生物機能開発チーム

食 品 課 微生物・発酵チーム 食品工学チーム

(9)

電 子 技 術 課 光・電磁環境チーム ロボットシステムチーム

機 械 技 術 課 材料強度評価チーム 熱エネルギーチーム

生 産 技 術 課 精密加工チーム 生産システムチーム

インテリア研究所

木質材料技術、及び生活・住環境関連技術 技術総合支援室 (技術相談窓口 TEL 0944-86-3259)

(主要設備)

3 次 元 CAD/CAM シ ス テ ム 、 デ ジ タ ル マ イ ク ロ ス コ ー プ 、 比 表 面 積 ・ 細 孔 分 布 、 キャピラリーガスクロマトグラフ 、三次元表面粗さ測定機、蒸気吸着量測定装置 、

脳波計、フーリエ変換赤外分光光度計、家具強度試験機、VOCガス測定システム、

チャンバーセット、体圧分布測定装置、EMG測定器、赤外線熱画像装置、生体情報測 定装置、恒温恒湿室、恒温恒湿器、オートグラフ、丸鋸盤、自動鉋盤、卓上ボール盤、

広幅型ホットプレス、鋸盤

機械電子研究所

金属材料・機械及び電子技術

技術総合支援室 (技術相談窓口 TEL 093-691-0231)

家具強度試験機

蛍光X線分析装置

表面形状計測システム

材料強度評価試験システム

EMC対策支援システム

家具、木竹製品、木質材料、CAD/CAM、

NC加工技術、人間工学的視点からの住環境・家具設計

技 術 開 発 課 デザイン・システムチーム 木材科学・室内環境チーム

(主要設備)

ナ ノ 金 属 組 織 解 析 シ ス テ ム 、 塩 乾 湿 複 合 サ イ ク ル 試 験 機 、 高 周 波 溶 解 炉 、

電子線マイクロアナライザー、ガス雰囲気炉、X線回折装置、高感度顕微鏡システム、

蛍光X線分析装置、グロー放電発光分析装置、塩水噴霧試験機、炭素硫黄分析装置、

ICP発光分析装置、プラズマ放電シンタリング装置

金属材料

材 料 技 術 課 金属プロセスチーム 表面プロセスチーム

(主要設備)

表 面 形 状 測 定 シ ス テ ム 、 三 次 元 測 定 機 、 高 精 度 三 次 元 加 工 機 、 MC 加 工 機 、 NC放電加工機、微細形状測定装置

金属材料の加工技術、

NC加工技術

(主要設備)

300kN 万 能 試 験 機 、 2000kN 万 能 試 験 機 、 X 線 非 破 壊 検 査 シ ス テ ム 、 マ イ ク ロ ビ ッ カ ー ズ 硬 度 計 、 ロ ッ ク ウ ェ ル 硬 度 計 、 超 音 波 探 傷 装 置 、 ビ ッ カ ー ズ 硬 度 計 マ イ ク ロ ス コ ー プ 、 非 接 触 式 熱 計 測 シ ス テ ム 、 コンピュータ計測制御式精密万能試験機、材料強度評価試験システム

材料・構造物の強度、

エネルギーの高効率利用

(主要設備)

LED照明特性評価システム、EMC対策支援システム、3次元造形機、

雑音総合評価試験機、電磁ノイズ測定室、雷サージ許容度試験機

財務会計、庶務

庶 務 課

メカトロニクス、EMC、照明評価

(10)

○装置概要

センサーシートを用いて圧力及び圧力分布を測定する装置です。マットレス、椅子の座面等の体圧分布の測定 に使用します。

○メーカー・型式

ニッタ(株) ・Body Pressure Measurement System

○仕様・性能

測定範囲 :約15mmHg〜約300mmHg 分解能 :10mm

マトリックス数 :44行×48列 センサー部サイズ :440mm×480mm

体圧分布測定システム 担当課:技術開発課(インテリア研究所)

【体圧分布測定システム】

【測定例(座面の体圧分布)】

新規導入備品

【平成24年度導入】

○装置概要

測定対象物に縞模様を投影し、そのイメージをカメラで取り込み計算することにより、表面形状を三次元座 標値を持った高密度大量点群データとして出力することができます。

○メーカー・型式

Steinbichler(東京貿易テクノシステム(株))・ COMET5-11M

○仕様・性能

測定範囲 :最大900 × 600 × 600mm(XYZ)(1ショット) 測定精度 :0.005mm~0.040mm(1ショット)

CCD画素数 :1100万画素 測定時間 :10~20分程度 耐荷重 :150kg

非接触三次元測定器 担当課:生産技術課(機械電子研究所)

【非接触三次元測定器】

【LED照明特性評価システム(一部)】

○装置概要

LED 照 明 機 器 や 光 源 の 光 学 特 性 ( 全 光 束 、 配 光 、 分 光 分 布 、 光 源 色 、 輝 度 分 布 等 ) や 電 気 的 特 性

(高調波電流、絶縁耐圧、絶縁抵抗、漏洩電流)を評価する装置で、5種のシステムで構成されています。

○メーカー・型式

全光束測定システム,配光測定システム(大塚電子(株)・FM-9165,GP-2000)

2次元輝度分布測定システム(コニカミノルタオプティクス(株)・CA-2000)

照明シミュレータ(Optical Research Associates・LightTools)

電気的特性測定システム(菊水電子工業(株)・KHA-1000,TOS9201,TOS3200)

○仕様・性能

積分球直径 :65インチ 測定波長域 :360~830 nm 光路長 :最大12 m 測定範囲 :4π sr

解像度 :980×980 pixel

測定輝度範囲 :0.1~100,000 cd/m2 照度・輝度・配光・色度解析

高調波電流測定(電源容量:単相2 kVA)、耐電圧試験、

絶縁抵抗試験、接触電流測定、保護導体電流測定

LED照明特性評価システム 担当課:電子技術課(機械電子研究所)

※(財)JKA補助物品

(11)

ナノ金属組織解析システム 担当課:材料技術課(機械電子研究所)

○装置概要

金属材料のミクロ組織を解析(観察、元素分析、結晶方位解析)する装置です。

○メーカー・型式

日本電子(株)・JSM-7001F

○仕様・性能

分解能 :1.2 nm

分析元素 :ホウ素 ~ ウラン 結晶方位解析 :EBSD(TSL)

【ナノ金属組織解析システム】

【平成23年度導入】

木材加工用ルーター 担当課:技術開発課(インテリア研究所)

○装置概要

専用のプログラムを入力し、3次元CADで設計した物を高精度で削り 出す加工機です。

○メーカー・型式

庄田鉄工(株)・PTM7000U

○仕様・性能

加工範囲 :X軸2,100mm×Y軸1,300mm×Z軸800mm 最大回転力 :18,000rpm

出力 :5.5kW

NC装置 :FANUC 31i MA5 【木材加工用ルーター】

熱定数測定システム 担当課:機械技術課(機械電子研究所)

○装置概要

金属、セラミックス、樹脂などの板材だけでなく、薄膜、透光性、積層材や断熱材等、幅広い材料の 熱伝導率を広い範囲(5×10-3~103 W/mK)で測定できるシステムです。

○メーカー・型式

NETZSC・LFA447, LFA457, HFM436

○仕様・性能

測定温度範囲 熱伝導率測定範囲(W/mk)

(LFA447) : 室温~ 300 ℃ (LFA447) :0.05 ~ 2000

(LFA457) : 室温~ 1100 ℃ (LFA457) :0.05 ~ 2000

(HFM436) : 10~ 90 ℃ (HFM436) :0.005 ~ 0.5 【熱測定システム(HFM436)】

※その他の保有設備機器はホームーページからご覧頂けます。

(URL:http://www.fitc.pref.fukuoka.jp/kigyo_shien/setsubi/setsubi.htm)

○装置概要

試料へX線を照射することにより、試料中の元素から特有のX線(蛍光X線)が発生します。この元素特有の X線を検出することで、試料に含まれる元素の種類と含有量を見積もる装置です。

○メーカー・型式

(株) リガク ・ZSX PrimusⅡ(上面照射型)

○仕様・性能

分析元素 :ホウ素 ~ ウラン 分析径 :0.5 ~ 30 mmφ

標準試料なしでの半定量分析(SQX定量分析)

検量線による定量分析(元素濃度既知の標準サンプルが別途必要)

波長分散型蛍光X線分析装置 担当課:化 学 課(化学繊維研究所)

【波長分散型蛍光X線分析装置】

※(財)JKA補助物品

(12)

■製品名・開発元

甍のみちしるべシリーズ・城島瓦協同組合

■担当研究所・課

化学繊維研究所・化学課

■研究期間 23年度

■共同研究機関 城島瓦協同組合

■関連研究

デザイン敷瓦製造における低コスト成型加工技術の開発

[平成23年度 可能性調査(FS)事業/久留米地域産業技術振興基金]

研究開発の成果 どう解決したか

企業が抱えていた問題点(技術課題など)

工業技術センターの研究開発に基づく実用化事例

1.デザイン敷瓦製造における低コスト成型加工技術の開発

従来、敷瓦のデザイン加工には鋼製の金型を使用していましたが、外部発注のため比較的高コスト・長納期になり 少量多品種生産が困難であるとともに、金型完成後の追加オーダーには対応不可能なため、顧客の満足を十分に 得られない商品提供しかできませんでした。

【開発概要】

低コスト・短納期で製造でき、小規模工場でも少量多品種なオーダーメイドニーズに対応可能なデザイン敷瓦製造 プロセスを開発し、これを利用した新企画商品としてサイン用部材を商品化しました。

【工業技術センターを利用するきっかけ】

顧客ニーズに応じたデザイン加工方法を開発するため、(株)久留米リサーチパークによるコーディネーター事業 を通じて、福岡県工業技術センター・化学繊維研究所を紹介していただくとともに、いろいろな研究開発補助制度も 御教示いただいたため、技術面と資金面の両方で新しい取り組みを行うことができました。

従来の金型に比べ著しく低コスト・短納期のプレス型を自社内で設計・製造することが可能となっただけでなく、顧客の イメージをデジタル化することでレイアウトやサイズを自由に変更できるなど、顧客ニーズに細やかな対応ができる 技術を開発しました。

【担当者より】

現行の城島瓦工場を技術移転対象と定め、その企業 規模や顧客ニーズに適応したプロセスであることを念頭 に 、低 コ スト 化 お よ び 技 術 の 簡 素 化 を 図 りま し た 。 そのため、プレス型は補修しながら永続的に使用すると いう従前のイメージを捨て、むしろディスポーザブルな 取り扱いができることを目指しました。

【企業の声】

なにより400年の歴史をもつ城島瓦という伝統産業に おいて常識とされてきたプレス型素材やデザイン商品設 計などを大きく変え、製品の自由度を向上してもらえた ことに驚くとともに感激しました。この技術により本来舗 装建材である敷瓦に意匠性のある壁材としての可能性 を見いだすことができ、感謝しております。

数100枚レベルの少量多品種製品をターゲットとして、樹脂系

(高分子系)素材を用い、これをレーザー加工する簡便なプレス型 製造方法を検討しました。一般的なプラスチック材料を中心に、

プレス型として必要な加工精度やコスト、製品に与える意匠性に 加え、その耐久性について評価しました。

デザイン敷瓦を用いた壁面用サイン製品

手書き元図(左)と作製した試作プレス型(右)

(13)

■製品名・開発元

ニッケルめっき排水リサイクル装置(仮称)・

アスカコーポレーション(株)、九州エンジニアリング(株)

■担当研究所・課

機械電子研究所・材料技術課

■研究期間 平成21~23年度

■共同研究機関

アスカコーポレーション(株)、九州エンジニアリング(株)

■関連特許

ニッケルめっき排水の再生方法及び再生装置 [特願2012-228237]

■関連研究

ニッケルめっき排水の工場内リサイクルシステムの開発

[平成21年度 調査研究開発事業【可能性調査研究】/(財)飯塚研究開発機構]

ニッケルめっき排水の工場内リサイクル技術の開発

[平成22~23年度 産学官共同研究事業/(財)福岡県産業・科学技術振興財団]

研究開発の成果 どう解決したか

企業が抱えていた問題点(技術課題など)

2.ニッケルめっき排水の工場内リサイクル技術の開発

【開発概要】

ニッケルめっき排水のうち、不純物を含まずニッケルを多く含有する排水を分別処理し、水酸化ニッケルとして ニッケルを回収します。また、回収した水酸化ニッケルを溶解して再生めっき液を製造する装置を開発しました。

【工業技術センターを利用するきっかけ】

九州めっき工業組合内のリサイクルに関する取り組みを通じて、工業技術センターの担当者と知り合いました。

自社内でのリサイクルについて研究を行うにあたり、工業技術センターに相談しました。その後、飯塚研究開発 センターの調査研究やふくおかISTの産学官共同研究事業などに機械電子研究所の担当者と共同で提案 ・ 実施しました。

ニッケルメッキ排水より回収した水酸化ニッケル

全国初の事例であるため、低コストで品質を維持できるリサイクル装置の開発が必要でした。また、従来廃棄していた ものをリサイクルして原料にするため、再生品の品質保証のための実証試験や分析評価が必要でした。

めっき排水から高純度なニッケルを回収する方法と再生めっき液に不純物の混入が少なく なるような調製条件を確立し、装置化しました。自社のめっきラインなどを用いた実証試験を 行い、再生原料と、それを用いためっき製品の品質評価を行い、信頼性を確保しました。

めっき廃棄物の減量や新規原料購入費の削減についての貢献が期待されます。装置に ついてはプロトタイプの製作に成功しましたが、商品化に向けて、現在、さらなる実証試験を 実施中です。

【担当者より】

これまでは製錬業者や産廃業者に頼っていためっき 廃棄物を、自社内でめっき原料にリサイクルする取り 組みは全国でも初であることから 、コストや品質を 兼ね備えた手法の開発が求められました。排水から のニッケル回収物の高純度化、再生めっき液中の 微量不純物の除去が困難でしたが、処理条件を地道 に探索することで解決しました。

【企業の声】

今回のニッケルリサイクルの開発に当たり、提案当初より 協力して頂き、研究開発の検討からまとめ及び事業提案 まで大変お世話になりました。開発初期のニッケル回収工 程や条件・不純物除去の検討では機械電子研究所の知 見が大いに役に立ちました。また、研究所の分析機器など も広く活用でき、今後とも研究開発を進めるにあたり工業 技術センターを活用したいと考えています。

ニッケル回収装置の外観

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研究開発の成果 どう解決したか

企業が抱えていた問題点(技術課題など)

■開発元

(株)木原ハイテック

■担当研究所・課

機械電子研究所・生産技術課

■研究期間 平成22~23年度

■共同研究機関 (株)木原ハイテック

■関連研究

金型のガスベント穴用小径深穴加工技術の開発

[平成22年度 久留米地域産業技術振興基金FS事業/(株)久留米リサーチ・パーク]

金型のガスベント穴用高速放電加工技術の開発

[平成23年度 企業からの受託研究/(株)木原ハイテック]

直径2mm,深さ300mmを超える穴は機械加工が困難であり、熟練工の手作業で 行われていました。しかし、加工時間が長いことや、工具折損によるやり直し 加工、および常時緊張状態での加工による作業員の肉体的負担など、数多くの 問題を抱えており、機械化・自動化が急務でした。

3.高アスペクト比を有する小径深穴加工技術の開発

【開発概要】

従来、手作業で行われていた直径2mm、深さ300mm以上、アスペクト比150を超える金型のガス抜き穴加工に関して、

機械化・自動化を実現し、加工速度2倍以上となる高速加工技術を開発しました。

【工業技術センターを利用するきっかけ】

「ガス抜き穴加工の機械化」に関して、(株)久留米リサーチ・パーク(KRP)に技術相談を行ったところ、機械電子研究 所を紹介していただき、協力、支援体制を構築しました。その後、KRPと工業技術センターの指導を受け、FS事業に提 案、採択され、共同で研究開発を実施する運びとなりました。

機 械 に よ る高 速 自 動 加工 を 実 現 した た め 、熟 練 工 は磨 き 作 業 等 、さ ら なる 高付加価値作業へのシフトが可能となり、生産効率の向上だけではなく、金型 製造納期の短縮にもつながりました。また、これまで手作業での加工が不可能で あった事例に関しても加工可能になったため、新規の金型受注につながりました。

【企業の声】

細穴放電加工技術を導入するに当たって、まずは実用 化できるかの条件出しを緻密にやって頂きました。弊社 の放電マシン導入に当たっての背中を押して頂き、大変 感謝しております。導入後も電極の調査等、事細かく アドバイスに乗って頂き、本当に有難うございました。

【担当者より】

電極消耗を抑える最適放電条件の追求に関して複数 条件の組合せによる実験を行ったため、長期にわたり、

大 変苦 労しま した 。技 術移 転の際 には 、ランニ ング コストを考慮した電極やフィルター選定等を焦点とし、

徹底したコスト削減にも取り組みました。

工作機械でのドリルを用いた切削加工では、工具の振れ回りが発生し、工具 折損の可能性があるため、パイプ電極を用いた放電加工での解決を試みました。

その結果、条件の最適化、高圧噴流加工液とハイパワー電源などの組み合わ せにより、直径2mm以下、アスペクト比150を超える細穴放電加工技術を開発 しました。

金型

金型への小径深 穴加工 熟練工の手作業 では30分以上か かっていたところ、

本技術を用いれ ば、約13分と約 1/2で自動加工 が可能になった。

加工の模式図

電極内部に高圧の加工液を供給すること により、加工点付近の加工屑を効果的に 除去することで、高速加工が可能である。

開発した技術による小径深穴加工

金型材(S45C300×30×50 mm)に開発した 技術を用いて小径穴を貫通加工した(矢印)。

穴の直径は2mm, 長さは300mm

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6.高意匠性マグネシウム合金用化成処理剤の開発 機械電子研究所 開発概要

マグネシウム合金は軽量で強度も高く、携帯家電や自動車部材の軽量化に 有効です。この度、マグネシウム合金の耐食性を飛躍的に高める表面処理 技術を開発しました。本技術は、中性塩水噴霧試験で96時間の耐久性を 有しており、かつ優れた塗装密着性を示します。また、無色の防錆皮膜であ ることからデザイン選択性に富んでおり、鏡面加工品やヘアライン加工品など 多様なマグネシウム合金製品の表面処理が可能となります。

鏡面研磨したマグネシウムへの化成処理品

7.高耐久性新型レールボンドの開発 機械電子研究所 開発概要

レールとレールを電気的に接続し電車を安全に走らせる役割を持つ、高耐久性 新型レールボンドを開発しました。これまで直流用レールボンドは、その重さに よ り 振 動 に 耐 え ら れ な く な り 頻 繁 に 交 換 す る 必 要 が あ り ま し た 。 そ こ で (株)昭和テックスと共同でレールボンドの形状や接着時の加熱条件の最適化を 行い、 耐久性の問題を解決しました。

レールボンド(装着ボンド)[青枠]と レールボンド端子[赤枠]

関 連 研 究 : 新型レールボンドの最適形状設計および過熱特性に関する研究

(平成24年度 県単独事業)

実 用 化 企 業 : (株)昭和テックス

関 連 特 許 : 「レールボンド」 特願2012-84354

5.カキ殻を利用した有機石灰の開発 化学繊維研究所

開発概要

糸島地域で近年盛んな養殖カキの殻を原料にし、粉砕方法や成分に ついて検討し、有機石灰「シーライム(海の石灰)」を開発しました。

アルカリ分は約48%、カルシウムは約89%で、その他、海のミネラルを 含んでいます。土壌の酸性化を防ぎ、植物の発根促進、根腐れ防止等 の効果があります。

関 連 研 究 : 糸島地区カキ殻リサイクル研究会

(平成22~23年度 福岡県リサイクル総合研究センター研究会事業/(財)福岡県環境保全公社)

共同研究機関 : 糸島市、糸島漁業協同組合、JA糸島アグリ、シタマ石灰(有)、福岡県水産海洋技術センター 実 用 化 企 業 : シタマ石灰(有)、JA糸島アグリ

有機石灰「シーライム」

関 連 研 究 : 相島産アコヤガイ貝殻の有効利用法に関する研究 (平成20~21年度 県単独事業)

共同研究機関 : JA粕屋、シタマ石灰(有)、福岡県水産海洋技術センター 実 用 化 企 業 : シタマ石灰(有)、JA粕屋

肥料登録番号 福岡県第2252号 相島アコヤガイ貝殻有機石灰

関 連 研 究 : 金属光沢を有する高意匠性マグネシウム表面処理技術の開発

(平成23年度 ものづくり中小企業製品開発等支援補助事業/(財)福岡県産業・科学技術振興財団)

実 用 化 企 業 : (株)正信、ケイアンドエムテクノロジィ(株)

関 連 特 許 : 「マグネシウムまたはマグネシウム合金の表面処理方法、酸洗剤および化成処理ならびに マグネシウムまたはマグネシウム合金の化成処理構造体」 特願2012-234233

レール

4.福岡・相島産アコヤガイ貝殻を利用した有機石灰の開発 あいのしま 化学繊維研究所 開発概要

新宮沖に浮かぶ相島では純国産・天然アコヤガイを使って全国的にも 貴重な高品質の大珠真珠が養殖されています。本製品は、関係者の 協力のもと相島アコヤガイ貝殻を原料として開発された有機石灰です。

アルカリ分は約48%、カルシウムは約97%で、その他、海のミネラルを 含んでいます。

あいのしま

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8.クラウドサービスによるデジカメ三次元計測システム「デジカメ計速」の開発 機械電子研究所 開発概要

汎用デジカメとインターネットに繋がったPC、そして計測時の目標となるマーカー だけで撮影対象物の寸法や面積がわかる3次元計測システムを開発しました。

クラウドサービスなのでホームページで登録するだけですぐ利用でき、簡単な クリック操作のみで誰でも簡単にすばやく計測ができます。

関 連 研 究 : クラウドサービスによるデジカメ三次元計測システムの開発 (平成23年度 飯塚市新技術・新製品開発補助金事業/飯塚市)

共同研究機関 : 九州工業大学、マツノデザイン店舗建築(株)、(株)春田建設

実 用 化 企 業 : (株)春田建設 デジカメ三次元計測システム

「デジカメ計速」

9.軽量熱可塑性ウレタンゴムフィルムによる自動車用部材の開発 化学繊維研究所 開発概要

自動車用部材のトノカバーや幌材は、被覆樹脂としてポリ塩化ビニルが用いられ ていますが、重量が重く、さらに廃棄時に環境問題が生じます。そこで、本研究で はウレタンに着目し、軽量化、高断熱性、耐光性、難燃性を付与した熱可塑性 ウレタンゴムフィルムによる新材料を開発しました。

関 連 研 究 : 摘果巨峰の高付加価値化に関する研究

(平成20年度 小規模事業者新事業全国展開支援事業

/中小企業庁)

実 用 化 企 業 : (株)夢工房くらて

10.若摘み巨峰を用いた白ワインとコンフィチュールの開発 生物食品研究所 開発概要

若摘み巨峰(巨峰を栽培する過程で廃棄されていた摘果巨峰)を 使用した白ワインとコンフィチュールを鞍手町商工会と共同で開発し、

製品化しました。若摘み巨峰の白ワイン及びコンフィチュールには、

健康に良いとされるポリフェノールが非常に多く含有されています。

11.座り心地を追求した木製ダイニングチェアの開発 インテリア研究所

関 連 研 究 : 座り心地・使い勝手の良い木製ダイニングチェアの開発 (平成22年度 県単独事業)

実 用 化 企 業 : ナカヤマ木工

関 連 意 匠 : 「椅子」 意匠登録 第1448881号、意匠登録 第1451969号 開発概要

「硬い」、「痛い」、「座りづらい」。そのような今までの木製椅子の概念を 覆そうと、人間工学に基づき構造設計し、身体を優しく包み込み、安定 感のある柔らかな座り心地を与える木製ダイニングチェアの開発を 行いました。

関 連 研 究 : 軽量熱可塑性ウレタンゴムフィルムによる自動車部材の開発 (平成21~22年度 地域イノベーション創出研究開発事業/

経済産業省)

実 用 化 企 業 : (株)ピラミッド

ダイニングチェア「ウッドペック」

若摘み巨峰の白ワインとコンフィチュール 熱可塑性発泡ウレタンフィルム

「アリスタード」

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12.電池レス無線式温度監視装置の開発 機械電子研究所 開発概要

特別高電圧設備の保守・管理を安全、容易にするため、電力線接合部の温度 情報を子機から無線で親機に送信することで、その温度変化を遠隔で常時 監視可能にするものです。子機は、線路電流の電磁誘導により電源を得ており、

電池レスで動作します。平成23年に「サーモパト」として製品化しました。

(上)親機

(左)子機 電池レス無線式温度監視装置「サーモパト」

関 連 研 究 : 電力設備のための電池レス無線通信式温度監視装置の開発 (平成21年度 ものづくり中小企業製品開発等支援補助金 (試作開発等支援事業)/全国中小企業団体中央会)

実 用 化 企 業 : (株)巧電社、(株)サイバネテック

13.微生物を利用した防カビスプレーの開発 生物食品研究所

開発概要

ダイヤ糊工業(株)との共同研究により、微生物の持つ抗カビ活性を利用した防カビ スプレーを開発し、製品化しました。含有する微生物は納豆菌類縁菌で、安全で 高い抗カビ活性を有しています。

カビ取りなっとう君

関 連 研 究 : 有用微生物(B1144)を利用した抗カビ製品および脱臭製品の開発 と新規天然生理活性物質の探索 (平成21~22年度 県単独事業)

実 用 化 企 業 : ダイヤ糊工業(株)

関 連 特 許 : 「バチルス・ズブチリスを用いた甲殻類カビ病および魚介類カビ病の予防方法」

特許 第4977011号

関 連 研 究 : がん研究・診断新規バイオツールの開発/超高速タンパク質生産システム開発

(平成21~25年度 地域科学技術振興事業委託費 地域イノベーションクラスタープログラム /文部科学省)

実 用 化 企 業 : (株)アステック

関 連 特 許 : 「ペプチド脂質を含んだキャリア及びそれを用いた化合物の細胞内導入法」 WO/2007/099650

14.遺伝子導入試薬 NeoFectionの開発 生物食品研究所 開発概要

バイオ医薬品を開発するためには、重要な機能を持つ生理活性タンパク質を得て、その 機能を調べる必要があります。そのようなニーズに応えるために、迅速にタンパク質を製造 させるシステムとして、簡単にかつ高効率で目的の遺伝子を導入できる遺伝子導入試薬を 開発しました。本製品は、平成21年度に販売を開始しました。

15.柿甘味料とこれを原料とした食品の開発 生物食品研究所

関 連 研 究 : 未利用柿を活用した食品素材の大量生産法 および機能性食品の開発

(平成20~21年度 福岡県バイオベチャー 等育成事業/(株)久留米リサーチ・パーク)

実 用 化 企 業 : (株)元山、バイオボックス(株)

開発概要

規格外等の理由により大量廃棄されている未利用柿を有効活用するため、真空 減圧濃縮ニーダーを用いた低温蒸煮法により柿ピューレ/柿シロップを大量生産 する方法を確立し製品化すると共に、これを原料としたドリンク及び卵かけご飯専 用醤油を製品化しました。

柿ドリンク“柿の雫”(写真左)

“和食のたまごの醤油”(写真上)

柿ピューレKP-40(左)

柿シロップKS-60(右)

遺伝子導入試薬 NeoFection

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16.久留米ツバキ正義酵母を使用した焼酎の開発 生物食品研究所 開発概要

福徳長酒類㈱、九州産業大学と共同で、久留米ツバキを代表する品種「正義」

から酵母を分離し、久留米産米「ヒノヒカリ」を使った焼酎を製造し、製品化しま した。

関 連 研 究 : 久留米ツバキからの焼酎用酵母の分離(平成21年度 県単独事業)

実 用 化 企 業 : 福徳長酒類(株)

本格米焼酎

「吟薫 久留米椿正義」

17.筑後川潟土を活用したエコロジー屋根断熱材 機械電子研究所 開発概要

筑後川下流域の潟土は生態系への影響も懸念される程膨大な量が堆積して います。そこで、この潟土を建築材料として有効利用するべく、瓦製造技術を 用いて加工し多孔質の素材を開発しました。これを活かした瓦屋根用断熱材を 城島瓦協同組合にて製造・販売しています。

関 連 研 究 : めっきスラッジの再資源化システムの開発

(平成19~21年度 福岡県リサイクル総合研究センター 共同研究プロジェクト/(財)福岡県環境保全公社)

実 用 化 企 業 : 九州エンジニアリング(株)

18.めっきスラッジの再資源化システムの開発 機械電子研究所 開発概要

めっき 工場の 排水処 理から発 生するスラ ッジ は有用 な金 属を含 むに も かかわらず、これまで廃棄処分されていました。本開発では亜鉛に着目し、

コンパクトな排水分別処理装置を開発して、安価に亜鉛を回収することに 成功しました。回収した亜鉛は精錬原料としてリサイクルできます。

開発した排水分別処理システム

関 連 研 究 : 潟粘土を用いた製品設計における瓦製造技術の活用 (平成19~20年度 県単独事業)

実 用 化 企 業 : 城島瓦協同組合 瓦屋根用断熱材

19.超音速湿式ジェットミル 機械電子研究所・化学繊維研究所 開発概要

超音速エアジェット技術を利用して、電子材料やセラミックスなどの 無機材料、顔料などの有機材料、金属粒子など、様々なナノ粒子凝 集材料を分散処理できる全く新しい微粒化技術をリックス(株)と 共同開発しました。開発した分散装置の導入により、ナノ粒子材料 への異物の混入、材料の加熱やメンテナンスの難しさといった従来 装置の課題を解決することができます。平成22年より装置の販売と 受託試験を開始しました。

関 連 研 究 : 超音速湿式ジェットミルの開発

(平成19~21年度 ナノテク産業化促進事業 /福岡ナノテク推進会議)

実 用 化 企 業 : リックス(株)

関 連 特 許 : 「微粒化装置および微粒化方法」 特許 第4447042号

チタン酸バリウム ナノ粒子の分散処理 処理前

処理後

400nm 超音速湿式ジェットミル

まさ よし

参照

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