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Microsoft Word - 平成21年度事業報告.doc

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(1)

平成21年度 事 業 報 告

概 況

わが国の経済は失業率が過去最高水準となり雇用情勢が悪化した。また、余 暇市場では、単価が安く家庭や近場で繰り返し参加して楽しめるような日常型 レジャーへ移行し、更に新型インフルエンザの影響も加わり、全般的な低迷状 況が続いた。

平成21年度の競馬の売上げは、中央競馬では対前年比5.8%の減少、地 方競馬では主催者間に差が見られたが全体で対前年比減少となり、予断を許さ ない状況が続いた。中央競馬では初めての本邦外居住馬主4名の登録が行われ、

海外では日本産馬がシンガポール3冠馬になるなど、競馬の国際化が着実に進 展しており、一方で、福山競馬場においてアラブ系競走の幕が下ろされるなど、

軽種馬生産を取り巻く状況も大きく変化してきた。

生産地では、平成21年度の軽種馬市場の売り上げが当歳市場で大幅に減少 したが、一歳及び二歳市場では馬主への市場宣伝努力等もあり回復傾向に転じ た。また、平成19年に発生し軽種馬流通の障害となっていた馬インフルエン ザも7月に国内の清浄化が確認され、流通の円滑化に道筋が付けられた。さら に、国の補正予算による経済危機対策の一環として「馬産地再活性化緊急対策 事業」が3カ年事業として実施されることになり、また、地方競馬全国協会に よる競走馬生産振興対策の3年延長も決定しており、平成22年度以降の生産 対策は手厚く行われることとなった。

このような状況のなか、本協会は競馬の健全な発展と地域経済の安定化に寄 与するため、軽種馬生産の安定的維持・発展を支援する各種事業を実施した。

種馬事業では、強い馬づくりを継続するため新種牡馬ヨハネスブルグ号を購 入するとともに、種付事業の新たな展開を図る種付料の後払い制度を平成22 年度から実施することを決定した。

情報提供では、軽種馬改良情報システム(JBIS)の検索機能の全面改修 を行いその利便性を大きく向上させ、軽種馬情報の普及と利用の促進に努めた。

また、韓国語及び中国語版ホームページを立ち上げ、アジア競馬開催国への日 本産馬情報の提供機能をさらに強化した。

生産流通対策では、「馬産地再活性化緊急対策事業」を補完する4事業を軽種 馬生産育成総合対策事業で立ち上げ、国の施策と相まって馬産地対策、特に市 場流通対策を強力に推し進めることとした。

(2)

Ⅰ.軽種馬生産対策

1.軽種馬の資質改良

(1)種付事業

本協会有種牡馬による種付頭数は、競走馬需要減等の事情により、昨 年に引き続き大きく減少した。

平成 21 年度は、前年比 234 頭減(-34.7%)の 441 頭であった。

(別表 1 日本軽種馬協会所有供用種牡馬種付牝馬数 参照) ※省略

1)種牡馬の整備

①資源調査

日本・北米・南米・欧州において導入候補馬の調査を行った。

②外国産種牡馬の導入

本協会の種牡馬購買積立資産を取り崩して、ヨハネスブルグ号を購 買した。

生年

購買 月日

配置

場所 1998年 ヘネシー

ヨハネスブルグ

鹿

11歳

ミス

10.1

静内 種馬場

2)種牡馬の管理

①種牡馬の異動及び廃用等

本協会所有種牡馬19頭を直営種馬場等に適正配置した。

(別表2 種牡馬の異動及び廃用等 参照) ※省略

②種牡馬の飼養管理

年間を通して種牡馬の飼養管理に留意し、臨床獣医学及び栄養学の 面から検査と調査を行い、種牡馬側からの受胎率向上に努めた。

③種牡馬管理指針の作成

種牡馬に関する調査を行い、これら調査データ等を活用して種牡馬 管理指針の作成を引き続き行った。

3)配合業務

①種牡馬管理配合委員会の開催

(3)

種牡馬管理配合委員会において、平成22年度配合について軽種馬 改良情報システム(JBIS)による情報を参考として適正な配合計画を 策定するとともに、生産地の状況を鑑み種付料の後払い制度の導入を 検討した。

②流死産見舞金制度の廃止及びフリーリターン制度の開始

流死産見舞金として種付料に相当する額を支給することにより、生 産者の経費負担の軽減に努めた。

平成 21 年度の流死産見舞金(平成 20 年度種付分)は、50 件に対して 55,543 千円を支給した。

なお、流死産見舞金本制度は平成 20 年度の種付分を対象として廃止 し、平成 21 年度種付分からはフリーリターン制度を導入した。

4)種付事業の推進

①直営種馬場遠隔地種付牝馬輸送費・飼養管理費助成

本協会直営種馬場に繋養する種牡馬に種付するための遠距離輸送を 行う繁殖牝馬に対して、輸送費助成及び飼養管理費助成を行った。

平成 21 年度は、輸送 37 件に対して 3,810 千円、飼養管理 12 件に対 して 1,080 千円の助成を行った。

②スタリオンニュースの発行

最新の本協会有種牡馬関連情報を提供する「JBBAスタリオンニ ュース」を29回発行し、軽種馬生産者及び関係者に送付した。

5)種馬場施設の整備

①静内種馬場

研修所の厩舎の整備を行った。

②胆振種馬場

職員住宅の改修工事を行った。

③七戸種馬場

場長住宅及び職員住宅の改修を行った。

(2)優良繁殖牝馬導入促進事業(~H21)

地方競馬全国協会から補助を受けて、将来の軽種馬生産を担うべき意 欲と能力に優れた軽種馬の生産に取り組む者が優良繁殖牝馬を導入して 繁殖牝馬の整備を行う場合に、牝馬の購入費及び海外からの輸送費の補 助を行った。

平成 21 年度は、43 頭の購入及び 22 頭の海外輸送に 158,808 千円の補 助を行った。

(4)

2.軽種馬情報の整備・普及

(1)軽種馬改良情報整備事業(JBIS)

日本中央競馬会から助成を受けて、生産地、競馬サークル及び競馬フ ァン等に生産と競馬に関する情報を提供する事業を実施した。

1)データ整備

日本中央競馬会、地方競馬全国協会及び(財)日本軽種馬登録協会 から提供されるデータ、国内の産駒出生データ、海外に輸出された産 駒及び現役繁殖馬に関連する海外馬の競走成績、並びにせり市場取引 成績等を集積し、これらの整合性を維持する整備を行った。

2)情報サービスの提供と普及

①一般利用

軽種馬に関する各種情報を、国内外の生産地、競馬サ-クル、競馬 ファンにインタ-ネット及び携帯電話等を活用して提供した。また、

国内外の競馬関係誌等を通じて広報宣伝を実施し、より広範な利用促 進を図った。

平成 21 年度の有料ユーザー数は、1,599 名(JBBA 会員 786 名、産地 法人他 55 名、定期帳票会員 115 名、JBIS-Check 会員 442 名、英語版会 員 201 名)、データ取得件数は 113,514 件(うち JBBA 会員による件数は 58,551 件)であった。

②専門利用

「軽種馬統計」「種牡馬成績書(和文・欧文)」「全国馬名簿」「せり 名簿」等の作成に必要なデータを提供した。また、海外関係者向けの 国内産馬簡易版欧文せり名簿作成に必要なデータを市場主催者に提供 した。

3)検索型サービスの全面改修

検索型サービスを全面改修し、情報を検索する機能の操作性を格段 に向上させるとともに、情報内容の充実及びデザインを一新させた

「JBIS-Search」としてサービスの提供を開始した。

また、提供する情報の大部分を無料化して広く一般の利用に供する とともに、競馬サークルの Web サイトや競馬関係誌等への掲載、大手 検索エンジンへの検索連動型広告掲載等を通じて、「JBIS-Search」の 認知度向上と利用定着に努めた。

12 月1日サービス開始からのページビュー数は 441,834 件、訪問者 数は 33,718 件で、改修前と比べ利用件数は飛躍的に向上した。(12 月

(5)

1日~12 月 31 日の件数)

(2)軽種馬生産地情報収集案内提供事業 (~H21)

(財)全国競馬・畜産振興会から助成を受けて、全国8カ所の「競走馬 のふるさと案内所」で蓄積された情報をインタ-ネットを通じて提供し、

軽種馬生産地の実態を競馬ファンに周知するとともに、生産地を訪れる 競馬ファンに対して生産地情報の提供と牧場見学マナー啓蒙活動を行っ た。

また、北海道馬産地見学ガイドツアーを企画・監修し、競馬ファンと 馬産地のより友好的な環境をつくることにより、競馬ファンの競馬離脱 抑制及び新規獲得を図った。

平成 21 年度の案内所ホームページのページビュー数は 9,402,160 件 (うち PC 版:5,883,247 件、携帯電話版:3,518,913 件)と昨年を約 10%上 回り、訪問者数は 1,877,227 件(うち PC 版:1,006,639 件、携帯電話 版:870,588 件)と昨年を約 8%上回った。

【ふるさと案内所の所在地】

北海道新ひだか町、北海道白老町、北海道幕別町、青森県八戸市、

宮城県大崎市、栃木県那須塩原市、千葉県富里市、鹿児島県大崎町

(3)刊行物の作成・配付

1)「JBBA NEWS」の発行

毎月 10 日に刊行し、軽種馬生産者、関係機関、関係団体及び一般競馬 ファンに国内外の軽種馬生産と競馬に関する情報を提供した。

2)全国馬名簿

JBIS を利用して 12 月に発行し、軽種馬生産者、国内の関係機関や団体 へ配付した。

3)軽種馬統計

登録協会との共同で、JBIS を利用して2月に発行し、国内の関係機関 や団体へ配付した。

4)種牡馬成績書

JBIS を利用して DVD-ROM 国内版及び CD-ROM 海外版として2月に発行し、

軽種馬生産者、国内外の関係機関・団体へ配付した。

(4)協会事業の広報及び情報提供

本協会の海外向けホームページとして、昨年の英語版に引き続き、韓 国語版及び中国語版を立ちあげた。

本協会の事業内容、生産地の状況、国内外のせり市場の状況、国内競

(6)

馬に関する情報、種牡馬のプロフィール及びランキング等を JBBA NEWS 及びホームページを通じて提供し、生産に関連する情報を広く周知した。

3.経営対策

(1)軽種馬経営構造改革支援事業 (~H21)

地方競馬全国協会から補助を受けて、生産者団体及び担い手生産者等 の地元関係者の創意工夫による軽種馬生産の組織化等の先駆的な取り組 みに必要な施設等の整備に対し補助を行った。

平成 21 年度は、営農集団等 12 件に対し 593,169 千円の補助を行った。

(2)軽種馬経営強化改善資金特別融通事業 (~H21)

地方競馬全国協会から補助を受けて基金を造成し、経営継続が見込ま れる生産者に融資機関が軽種馬経営強化改善資金を貸付けた場合に、融 資機関に対して利子補給及び保証基盤の強化を行った。また、借入者に 対する利子補給事務及び指導等に係る業務委託を行った。

平成 21 年度は、117 件 4,010,804 千円の融資を承認し、利子補給 61,060 千円、保証基盤強化 362,574 千円を行った。(事業開始の平成17年度か らの累計融資額は 11,140,486 千円、利子補給額は 113,725 千円、保証基 盤強化は 1,140,745 千円となった。)

また、業務委託は、4 件 17,941 千円であった。

(3)軽種馬生産育成強化資金利子補給事業

(財)全国競馬・畜産振興会から助成を受けて、軽種馬生産者が施設・

機械・草地の整備等及び繁殖牝馬の導入を行う際に、低利な資金を供給 する融資機関に対し利子補給を行った。

平成 21 年度は、23 件 347,235 千円の融資を承認し、利子補給 23,082 千円を行った。(事業開始の平成5年度からの累積融資額は 6,615,934 千 円、利子補給額は 530,633 千円となった。)

4.海外流通対策

(1)軽種馬海外流通促進事業(~H21)

地方競馬全国協会から補助を受けて、各国の軽種馬流通等に関する各 種調査(当協会直轄事業)及びプロモーション活動・生産育成技術供与

(補助事業)を行うとともに輸出検疫施設の運営(当協会直轄事業)を 行い、日本産馬の海外販路の拡大を図る事業を実施した。

平成 21 年度は、補助金 99,974 千円、直轄事業費 47,080 千円であった。

(7)

【国別実施状況】

①共通

北海道トレーニングセールなど5市場で英文せり名簿を作成すると ともに、JBBA海外向けホームページ を利用して海外顧客への日本 産馬情報の提供やせり市場宣伝に努めた。

②韓国

釜山慶南競馬場で日本産馬限定レースに協賛し(2レース)、馬主・

調教師に対し日本産馬の購買意欲の喚起を図った。ソウル馬主協会の 協力を得て実施する調査のため、トレーニングセールにおいて2歳牝 馬 10 頭を購買し、ソウルに輸出した。韓国馬事会関係者(2グループ 計 12 名)に対し、日本国内で生産育成技術研修を行った。

また、現地で日本産馬の状況調査を行って情報を収集するとともに、

競馬関係者の来日時には積極的に意見交換を行い、効果的なプロモー ション実施に努めた。

③シンガポール

馬主・調教師のせり市場購買(7頭購買)及び日本国内に預託して いた既購買馬の状況視察を支援した。今年度も平成 20 年度に引き続き インセンティヴボーナスを実施し、馬主・調教師に対し日本産馬の購 買意欲の喚起を図った。

また、現地で日本産馬の状況調査を行ってジョッキークラブ、馬主 及び調教師から情報を収集し、効果的なプロモーション実施に努めた。

④マレーシア(ペナン及びセランゴールターフクラブ)

今年度も平成 20 年度に引き続きインセンティヴボーナスを実施する とともに、ペナンでレースに協賛し(1レース)、馬主・調教師に対し 日本産馬の購買意欲の喚起を図った。

7月に日本産馬の輸入禁止措置が解除されたことにともない、平成 22 年の購買に向けてプロモーション方法等について両ターフクラブと 意見交換を行った。

5.生産育成総合対策

日本中央競馬会から助成を受けて造成された「軽種馬生産育成総合対策 基金」の運用益をもって、当面措置すべき生産・流通等各般にわたる事業 を実施した。

また、事業運営の際には基金運営委員会に諮り、事業の適正かつ効率的 な運営に努めた。

平成 21 年度の助成及び交付金額は 176,121 千円であった。

(8)

(1)市場施設整備対策

1)せり市場表示機器貸付事業

せり市場主催者に、せり市場開催に必要なせり表示機の貸し付けを行 うとともに設置に係る費用に助成した。(助成額 741 千円)

2)せり市場馬房施設レンタル経費助成事業

せり市場主催者に、せり市場開催に必要となるレンタル馬房設置経費 に助成した。(助成額 1,435 千円)

(2)市場運営改善対策

1)市場運営円滑化等促進事業

軽種馬せり市場の開催者に対し、市場名簿・宣伝用ポスターの作成費、

販路拡大陳情旅費、グリーンチャンネル等のメディアを介して情報を提 供する経費等に助成した。(助成額 46,975 千円)

2)市場上場馬動画情報配信事業

本事業については、申請がなかった。

3)市場参加者来場促進事業

本事業については、申請がなかった。

4)市場コンシェルジュ設置事業

本事業については、申請がなかった。

(3)市場流通促進対策

1)市場上場馬情報開示促進事業

せり市場開設者が、せり市場上場馬の肢関節のレントゲン写真を開示 した場合に係る経費及び啓蒙冊子印刷費に助成した。

(レントゲン開示頭数 448 頭、助成額 9,827 千円)

2)馬診断用医療機器緊急整備事業

せり市場上場馬の馬体情報の提供体制を充実させるために北海道市場 が実施した、デジタルラジオグラフィー及び内視鏡検査機器の整備に要 した経費に助成した。(助成件数各1台、助成額 6,451 千円)

3)せり市場上場馬馴致助成事業

1歳馬の市場売却を行う生産者が馴致業者に一定期間預託した場合に、

馴致に係る経費に助成した。(助成件数 823 件、助成額 40,316 千円)

(9)

4)2歳トレーニングセール市場上場馬育成調教等助成事業

2歳トレーニングセール上場に際し後期育成を専門業者に委託した場 合に、輸送及び育成に係る経費に助成した。

(助成件数:輸送 2 件,育成 79 件、助成額 9,073 千円)

5)せり市場上場馬長距離輸送助成事業

せり市場上場のための長距離輸送をした場合に、輸送に係る経費に助 成した。(助成件数 323 件、助成額 7,956 千円)

6)市場上場馬流通促進緊急対策事業

せり市場における購買意欲の向上を図るため、せり市場主催者に2歳 トレーニング市場で売却された競走馬の勝馬馬主への奨励賞の交付に要 する経費に助成した。(助成件数 40 件、助成額 6,603 千円)

7)市場上場馬販売促進対策事業

本事業については、交付対象となる競走馬がなかった。

(4)牝馬流通対策

1)地方競馬の牝馬限定競走勝馬馬主への副賞贈呈事業

地方競馬の牝馬限定競走(131 競走)の勝馬馬主に対する副賞贈呈を行 った。(交付金額 24,600 千円)

(5)生産地診療対策

1)馬診断用医療機器貸付事業

生産地で軽種馬獣医療を行う施設に2台のコンピューテッド・ラジオ グラフィー(CR 機器)の貸付を行った。

2)馬診断用医療機器利用円滑化事業

生産地で軽種馬獣医療を行う団体が保有するコンピューテッド・ラジ オグラフィー(CR 機器)の保守管理経費に助成した。(助成額 5,006 千円)

(6)防疫対策

1)育成馬等予防接種推進事業

トレセン入厩前の育成馬に対する三種混合ワクチン(馬インフルエン ザ、日本脳炎、破傷風)と繁殖牝馬に対する馬インフルエンザワクチン の予防接種経費に助成した。(助成額 9,411 千円)

(10)

(7)軽種馬輸出対策

1)軽種馬輸出検疫施設運営事業

静内種馬場及び九州種馬場に設置されている輸出検疫施設の管理運営 を行った。(事業費 83 千円)

【輸出検疫施設利用状況】

当協会の軽種馬専用海外輸出検疫施設を一般利用に供した。

静内種馬場輸出検疫施設(収容頭数 30 頭)の利用は 7 回、26 頭、九州種 馬場輸出検疫施設(収容頭数 60 頭)の利用は 1 回、3 頭であった。

(8)軽種馬生産需給調整・経営改善対策事業 本事業については、申請がなかった。

(9)その他

軽種馬青年部活動に係る経費、軽種馬ファームヘルパー組合(3 組合)

に対する事務経費等及び優良種牡馬の導入に係る借入金の利子に対する 助成を行った。(助成額 3,217 千円)

6.防疫・衛生対策

(1)軽種馬防疫対策(~H22)

(財)全国競馬・畜産振興会から助成を受けて、次の事業を実施した。

1)馬鼻肺炎流産予防接種・調査事業

9道県の家畜畜産物衛生指導協会等を通じ、繁殖牝馬を対象とした 馬鼻肺炎の予防接種に必要な経費に助成した。

平成 21 年度は 57,824 千円を助成した。

2)馬伝染性子宮炎清浄化確認事業

全国6地域の防疫推進協議会等を通じ、繁殖牝馬を対象とした伝染 性子宮炎に係る検査・処置に必要な経費に助成した。

平成 21 年度は、46,139 千円を助成した。

(2)防疫情報の収集・伝達

馬鼻肺炎による流産発生情報を各関係機関に通報するとともに、内外 の防疫情報を随時収集して関係者に伝達した。

平成 21 年度は馬鼻肺炎 25 件の情報を伝達した。

(11)

(3)馬新生児黄疸検査と指導

血液型に起因する馬新生児黄疸症発症予防に関する検査と指導を行っ た。

平成 21 年度は、十勝支部 4 件、東北支部 77 件、関東支部 25 件で3支 部計 106 件の検査を行った。

(4)診療の支援

軽種馬農協等との契約により、胆振、九州種馬場で業務との調和を図 りつつ、一般診療を行った。

平成 21 年度は、診療件数 1,626 件、診療費 10,139 千円であった。

7.研修

(1)軽種馬生産技術総合研修センター

地方競馬全国協会から軽種馬経営高度化指導研修事業の補助を受けて、

軽種馬経営高度化指導研修推進委員会等で平成 20 年度の研修実績と平成 21 年度の研修実施について検討を行い、平成 21 年度の研修実施方針及び 研修計画等を決定し、それに基づき研修を行った。

平成 21 年度は、業務委託 3 件 15,127 千円、軽種馬生産技術総合研修 センターの研修実施等の事業費 46,764 千円であった。

(軽種馬経営高度化指導事業 別表3 研修実績概要参照) ※省略

①一般技術指導者養成研修

一般技術指導者研修として、「強い馬づくり」講演会を行った。また、

幼駒等護蹄管理に関する実技研修を業務委託により実施した。

経営管理技術研修として、経営指導研修、経営管理研修を業務委託 により行った。

②専門技術指導者研修

診療技術に係る研修(レントゲン撮影技術研修、腹腔鏡を用いた診 断・技術研修等)、栄養管理等に係る研修(海外専門家による国内栄養 管理技術者の養成研修、放牧地管理技術研修等)、DOD関係に係る研 修(知見技術の共有研修等)及び軽種馬栄養管理指導ソフトの作成を 行った。

また、護蹄関係で装蹄方針樹立のための普遍的な基礎知識や肢勢判 断のための最新高度技術に関する研修を業務委託により行った。

③データベース

馬診療施設に配置した画像解析装置からレポジトリー用レントゲン 写真を(1,686 頭、36,444 枚)集積し、画像の読影を行ったうえで整理

(12)

した。

また、「子馬の肢蹄異常及び装削蹄療法に関する実態調査」で得られ たデータ(延 892 頭)及び国内産馬の成長曲線を作成するための体高、

体重データ等の発育データ(約 900 頭)を集積した。

さらに、

NOSAI

日高との間で獣医療データを収集・集積する技術情 報管理システムの構築を行い、情報の供給を受けている。

(2)軽種馬経営高度化指導研修事業(~H21)

1)技術普及現地研修

本事業については、申請がなかった。

2)担い手生産者育成研修

地方競馬全国協会から補助を受けて、担い手生産者等に対し修学奨励 金を交付する事業及び後継者等の海外研修に補助する事業を実施した。

平成 21 年度は、6 名に対し 1,950 千円の修学奨励金を交付した。

(3)生産育成技術者及び後継者の養成事業

日本中央競馬会からの助成を受けて、静内種馬場の生産育成技術者研 修施設において生産育成技術者研修を 270 日間、後継者の養成研修を 10 日間実施した。研修生の募集は、競馬関係雑誌広告、インターネットを 利用して行った。

平成 21 年度は、生産・育成技術者研修で3月に 8 名が卒業し、4月か ら 14 名の研修を開始した。後継者研修で 10 名の養成を行った。

Ⅱ.競馬振興への協力

1.会長賞の贈呈

中央競馬及び交流競走の平地 GⅠ競走(29 競走)勝馬の生産者、並びに地 方競馬の指定重賞競走(2 競走)勝馬の馬主に対して、特別指定競走会長賞を 贈呈し表彰を行った。

(別表4 特別指定競走会長賞贈呈者一覧 参照) ※省略

2.地方競馬への支援

(1)JBC競走への協賛

(13)

(社)ジャパンブリーダーズカップ協会に種牡馬登録(16 頭)を行った。

(2)ホッカイトウ競馬への副賞贈呈

ホッカイドウ競馬スタリオンシリーズについて、対象競走を2歳戦に限 定し、勝馬の馬主及び生産者に副賞を贈呈した。(21 競走 9,900 千円)

3.地方競馬生産牧場賞代理受領

南関東4競馬場及び笠松競馬場から交付される生産牧場賞(61 件 19,355 千円)を代理受領し、各生産牧場に送付した。

単位:千円

主催者名 対象件数 受領額計

特別区競馬組合 32 13,770

神奈川県川崎競馬組合 9 2,090

埼玉県浦和競馬組合 9 885

千葉県競馬組合 10 2,580

岐阜県地方競馬組合 1 30

合 計 61 19,355

Ⅲ.国際交流等への取組み

1.交流促進

海外の競馬・生産関係団体との交流を深めるため、各般にわたる情報の 収集を図り、相互の親善と理解に努めた。

本年5月にフランスで開催された国際生産者会議に参加した。

2.種牡馬貸付

ストラヴィンスキー号を、クールモアスタッドからの導入時の契約に基 づき、ニュージーランドのケンブリッジスタッドにシャトル種牡馬として 貸し付けた。

Ⅳ.関係機関への要請活動

(1)生産等に関する協議会

日本中央競馬会と生産等に関する協議会を開催し、本協会から提案した

「JBBA 協議事項」等に沿って、今後の生産対策の要望について協議を行っ た。

(14)

4回の協議会を経て、次の合意がなされた。

①生産牧場賞の交付単価の見直しと、が出走した競走の加算交付

②繁殖牝馬所有者賞の交付単価の見直しと、が出走した競走の加算 交付

③牝馬所有奨励賞の交付対象競走の拡大と増額

④国際化に伴う不測の事態発生時における生産対策の協議

⑤クラシック競走における外国産馬(

)の出走制限の明確化

(2)地方競馬と生産に関する協議会

地方競馬全国協会と第 2 回協議会(通算)を開催し、各地方競馬及び 生産地の現況を報告するとともに、牝馬競走の充実について協議を行っ た。

また、8 月 28 日~29 日に生産地の現状を把握する目的で、地方競馬全 国協会及び各地方競馬主催者管理職等による北海道日高地区の生産地視 察及び意見交換を行った。

【生産地視察参加主催者】

北海道、岩手県競馬組合、埼玉県浦和競馬組合、千葉県競馬組合 神奈川県川崎競馬組合、岐阜県地方競馬組合、愛知県競馬組合 兵庫県競馬組合

Ⅴ.せり市場、品評会等への支援

1.せり市場

北海道市場運営の改善及び海外販路拡大等について、市場開設者と意見 交換及び課題検討を行うため、北海道市場運営協議会に出席した。

また、全国各地のせり市場開催時に職員を派遣するなど多面的な支援を 行った。

2.品評会等

生産地で開催された品評会等(三石・熊本)に対して、開催費の助成、

副賞の贈呈、審査員の派遣を行った。

Ⅵ.業務の円滑化及び支部の組織強化

1.種馬事業の見直し

(15)

経済の低迷が長引く中、生産者の経営が困難な状況に置かれていること から、生産の基本である種付けにかかる資金調達の負担軽減を図るため、

種付料について前払い制度の見直しを行い、平成22年度から後払い制度 を導入することとした。

【後払い制度の概要(種付条件)】 A基本契約

平成 22 年 4 月 30 日又は第 1 回種付日のいずれか遅い日までの支払い。

種付料の返還なし。

B不受胎時種付料返還特約及びフリーリターン特約付き

平成 22 年 4 月 30 日又は第 1 回種付日のいずれか遅い日までの支払い。

Cフリーリターン特約付き、9 月 15 日期限支払い

平成 22 年 8 月 31 日現在で受胎確認後、同年 9 月 15 日までの支払い。

2.組織活動の強化

種馬事業特別会計から各支部に支部業務費を合計 51,900 千円交付した。

Ⅶ.業務執行及び収支決算関係の監査・検査 ※省略

Ⅷ.会員数

平成 21 年 12 月 31 日現在

(1) 一般会員 単位:名

区 分 日高 胆振 十勝 東北 関東 九州 支部外 合計

前年度末 924 68 33 124 88 87 12 1,336

現在数 900 64 33 106 83 83 13 1,282

(2) 賛助会員

前年度末 20 名 現在数 24 名

Ⅸ.会 議 ※ 省略

Ⅹ.主な処理事項 ※ 省略

参照

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