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3.絶縁型

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Academic year: 2021

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(1)

3.絶縁型DC-DCコンバータ電源技術

3-1 絶縁型スイッチング電源の概要 3-2 フライバック・コンバータ電源

3-3 フォワード・コンバータ電源

3-4 その他のコンバータ電源

・ハーフブリッジ型電源 ・ダブルフォワード型電源 ・フルブリッジ型電源 ・プッシュプル型電源

小山高専/群馬大学 小堀 康功

(2)

電源方式 電力規模

(1)フライバック・コンバータ電源 小電力:~ 70W

(2)フォワード・コンバータ電源 中電力: 50W200W

(3)ハーフ・ブリッジ電源 大電力: 100W ~数百 W

(4)プッシュ・プル電源 大電力:~数 kW

(1)回路方式による分類

(A) 基本的な方式: AC-DC コンバータにも適用可

3-1 絶縁型スイッチング電源の種類と概要

3.絶縁型 DC-DC コンバータ電源技術

(3)

(B) 基本構成と特徴

RL 負荷

メイン スイッチ PWM制御

回 路

CL

VB=20~数100V 1

巻線

2

巻線 Vo

2次 回路

●メリット: 1)電圧変換率の改善:デューティの改善

・トランス巻数比で、2次電圧を低減・・・デュティの拡大 2)メインスイッチの電流容量を低減可

・トランス巻数比で、1次パルス電流を低減

●デメリット:1)メインスイッチにサージ電圧:高耐圧素子必要

2)電圧制御が複雑 ・・・フォトカプラ、3次巻線の利用

(4)

(2) 各種電源方式

(a)フライバック方式 (b)フォワード方式

PWM制御 回 路

I1 Vc

I2

(c)ハーフブリッジ方式

(C をSWにすると、フルブリッジ) (d)プッシュプル方式

(5)

(A) 基本回路構成

*構成上の特徴

・トランスの極性が反対 ・2次側に整流ダイオード

*トランスの動作

1)

SW ON

時 (図A)

1次側に励磁電流

2次側は逆電圧で

OFF

・エネルギの蓄積

2)

SW OFF

時(図B)

2次側に反転電圧

Di

導通で電流供給 ・エネルギの放出

RL

フライバック・トランス

(Flyback Transformer) PWM制御

回 路

CL

VB 1

巻線

2次 巻線

A SW ON 時 図B SW OFF 時 I1

V2

VB VB V2

3-2 フライバック・コンバータ電源

(1) 基本回路と動作

(6)

(B) 1 次/ 2 次側 電圧・電流波形

● メイン

SW ON

の時

等価 回路

*メイン

SW

ON

の時、

2

次側巻線には負電圧発生

∴ I

=0 2

次側回路が無いと等価

VB

VB

VDS I1

トランス:L と等価

VDS

I1 VB

0

0

電流・電圧波形

SW ON

RL CL

VB

ON

V1 V2

I1

I2

VDS

この間、トランス内に電磁エネルギを蓄積 磁路内に微少なギャップを設ける

トランス構造が大きくなる

(7)

● メイン

SW OFF

の時

等価 回路

*メイン

SW

OFF

の時、

1

次側巻線が無いと等価

*2次側には、ダイオードDを 通り、I

2

が流れる

RL

CL

V2 I2

トランス:L と等価

RL CL

VB

OFF

V2

I1

I2

VDS

VB 0

0 VDS

I2

電流・電圧波形

SW OFF

1次換算 電流

(8)

(C) 等価回路

■フライバックコンバータと昇圧形コンバータの相違点

昇圧形コンバータ

は、メイン

SW ON/OFF

共 Lの値は同じ よって コイル電流は連続

*フライバック・コンバータはトランスなので、

・メイン

SW

ON

時には

1

次側インダクタンスで、

OFF

時には

2

次側インダクタンスで動作 ・トランス内部磁束が連続:

N1

I1=N2

I2

フライバック・トランスは L として機能

昇圧形電源と等価

CL RL

Vi= Vn2 B

n1

等価回路

(9)

(2) 3次巻線の働き動作

■ 「制御回路」に供給する電源は、一般的に 「起動回路」と「

3

次巻線」で得る。

*制御回路には、起動回路が必要・・・

VB

より

R

を介して供給

ただし、

VB

は通常高電圧なので常時供給では、損失が大きい

*3次巻線は、制御回路への電圧供給

PWM制御 回 路

RL CL

VB

起動回路 3次 巻線

(A) 3次巻線の動作

(10)

(B) 2次巻線と3次巻線の電圧関係

■ メイン

SW OFF

の時

2

次巻線と

3

次巻線 のピーク電圧は、

比例する

RL

PWM制御 回 路

CL

VB 2

巻線 起動回路

3次 巻線

V2 V3

V2 I2

0 0

V3 0

電流連続モード 電流不連続モード

1次側 ON

1次側 ON

(11)

(3) フライバック・コンバータのフィードバック例

*1次-2次間で絶縁必要・・・一般に フォトカプラ使用

*出力電圧は、ツェナーダイオード電圧でほぼ決まる

(A) 2次回路からの負帰還方式

RL

CL VB

PWM 制御 回路

フォトカプラ

Vo

ツェナーDi フライバック・コンバータの負帰還回路例 (2次側帰還)

(12)

(B) 3次巻線による負帰還方式

*1次側で回路処理 ・・・ 制御IC内に内蔵可能

*通常のPWM制御方式と同様

RL CL

VB

エラー

AMP PWM 制御 回路

電圧帰還回路

Vo

(13)

*構成上の特徴

・トランスの極性は同じ

・2次側で 降圧形電源を構成

*トランスの動作 1)

SW ON

1次側に励磁電流

2次側に正極電圧

V2

が発生

⇒ D1

ON

して電流

I2on

が流れる 2)

SW OFF

2次側に逆電圧が発生

⇒ D1

OFF で、トランス電流なし D2

ON

して電流

I2off

が流れる

RL

フォワード・トランス

(Forward Transformer)

CL

VB L

n1 n2

VDS

IDS

V2

I2

Vo

I2on

D2 D1

I2off

(A) 基本回路構成

VDS

IL VB

0

0

電流・電圧波形

SW ON

I2on I2off

3-3 フォワード・コンバータ電源

(1) 基本回路と動作

(14)

(B) 全体回路

RL

CL VB

リセット巻線 L

リセット ダイオード

nr1

n1 n2 V1

VDS

Ir

IDS

V2

I2

Vo

●構成・動作上の特徴

・トランスには

ON

期間のみ電流

⇒一方向電流:残留磁束が蓄積

磁束リセット回路が必要

*リセット巻線の動作 1)

SW ON

●側:+であり、電流

Ir=0

2)

SW OFF

●側:-であり、リセットダイオード

ON

よって

残留磁束により

電流

Ir

が流れる

リセット巻線は、フライバックトランスのように動作

■ 1

次巻線数

[n1]

と、リセット巻線数

[nr1]

は同じ巻数

■ 残留磁束を確実にリセット SWのデユーティ<0.5

RL

CL

等価回路 Vi= Vn2 B

n1

(15)

*一般に、「

Vo

」と「

VIN

」は比例しないので

3

次巻線による電圧帰還はできない。

*SWストレス電圧

=

VB

VDS

2VB

0 VB

0 -VB

V1

IDS

0 Ir

V2 0

I2

0

0

t1

tr

t1=tr t0 ON

(C)

1

次/

2

次側 電圧・電流波形

SW電圧

1次電圧

SW電流

(1次電流)

リセット電流 2次電圧

2次電流

(16)

(2) 「フォワード形電源」と「フライバック形電源」の特徴比較

フォワード・コンバータ フライバック・コンバータ

トランス鉄芯に エネルギ蓄積の 必要性

電圧帰還回路の 1次・2次絶縁 分離の必要性

必要なし

トランスの小型・軽量可能

→中・大電力用途

必要あり

トランス大・重い →小電力用途

(微小ギャップも必要)

必要あり

2次側の最終出力からの 電圧帰還が必要

必要なし→帰還回路がシンプル 3次巻線電圧が 2次側最終 電圧と比例関係

(17)

(A) 基本構成・動作

*中間電源

Vc

に対して:ハイサイド/ローサイド

SW

で交互に駆動 (ハーフブリッジ:

H

型構成の片側のみスイッチの構成)

*1次側を交互駆動

2次側:フォワード電源動作

*出力電圧:

*2つの

SW

のデュティ(<

0.5

)は同じ・・・偏磁は発生しない

電圧波形

3-4 その他のコンバータ電源

(1)ハーフブリッジ型電源

VF

ON

VSH

VSL

V

F = n2 n1

VB

2

V

o =2・D =D Vn2 B

n1

VB 2

n2

n1

VB

SH

SL

VF Vo

VC

(3-1)

(18)

(B)1次側サージ電圧の吸収

・S

H

がOFFすると、図の極性でコイルにサージ電圧発生

⇒ コンデンサC

L

と、S

L

のボディ・ダイオードにより サージ電圧を吸収 ・同様に、S

L

がOFFする

と、コイルに逆極性のサージ電圧発生

⇒ コンデンサC

H

と、S

H

のボディ・ダイオードにより サージ電圧を吸収

サージ電圧の吸収 VB

SH

SL

CH

CL

A) SH :OFF

VB

SH

SL

CH

CL

B) SL :OFF

(19)

(C) 構成例

a)2次側回路に全波整流方式を採用

VB

Vc

(a) 全波整流方式1

◆フルブリッジ構成では

・コンダンサはばらつきが大きい ⇒ Vcの電圧がずれる

・トランスの直流電流差が発生

偏磁

◆2次側回路例1

・全波整流回路

⇒ 2次側 巻線1つ

(20)

b) 2次回路の 自己同期整流回路

*2次側の動作: SW:NMOS⇒ VG>0 でON ・VSH:ON のとき(赤矢印)

V2A >0 、V2B <0、

ゲート電圧: VGB=V2A>0 ⇒ SW2B:ON VGA=V2B<0 ⇒ SW2A:OFF ・VSL:ON のとき(青矢印)

V2A <0 、V2B >0、

VGB=V2A<0 ⇒ SW2B:OFF VGA=V2B>0 ⇒ SW2A:ON ・VSH:OFF、 VSL:OFF のとき、

V2A =V2B =0 ⇒ SW2A=SW2B:OFF

■ 2次側の2重構成により、互いの出力 電圧でSWゲートを相互にドライブ

(c) 電圧・電流波形 VF

ON

VSH

VSL

V2A

VSL

() 自己同期整流方式

Vin

V2A

V2B

SW2A

SW2B VF

(21)

● 基本構成・動作

*トランスの1次側両端を、

4個のSWで

駆動

*Q

1

とQ

3

が同時にON/OFFし、Q

2

とQ

4

が同時にON/OFFし、

これらのON期間は互いに等しく、交互に繰り返される。

SW

の耐圧は半分、電流はハーフブリッジの半分

*サージ電圧は、反対側

Q

のボディ・ダイオードでクランプ *出力電圧:

(2)フル・ブリッジ型電源

2次巻線 VB

IL1 Q1

Q4

Q2

Q3

VB

I1

I2

2次回路 負荷回路

2次回路構成は多数あり

V

o =2・D Vn2 B

(3-4)

n1

フルブリッジ・コンバータ

(22)

●基本構成

*Q

1

とQ

2

を交互に、少し間を空けてON/OFF

*2つの1次巻線は同じ巻数、2つの2次巻線も

同じ巻数

*1次巻線を交互に逆方向に同期間励磁

*Q

1

が ONで D

1

が導通、Q

2

が ONで D

2

が導通

*サージ電圧は、反対側 Qのボディ・ダイオードでクランプ *出力電圧:

(3) プッシュ・プル型電源

V

o =2・D Vn2 B

(3-5)

n1

Q1

D1

Q2

D2 n1 n2

VB

プッシュプル・コンバータ

参照

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