• 検索結果がありません。

農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律案の概要 平成 30 年 3 月農林水産省 Ⅰ 趣旨農地の利用の効率化及び高度化の促進を図るため 共有者の一部を確知することができない農地について 農用地利用集積計画により20 年を超えない期間の貸借ができることとするほか 底面がコンクリート等で覆われた農

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律案の概要 平成 30 年 3 月農林水産省 Ⅰ 趣旨農地の利用の効率化及び高度化の促進を図るため 共有者の一部を確知することができない農地について 農用地利用集積計画により20 年を超えない期間の貸借ができることとするほか 底面がコンクリート等で覆われた農"

Copied!
135
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律案の概要

平成30年3月

林 水 産 省

Ⅰ 趣旨

農地の利用の効率化及び高度化の促進を図るため、共有者の一部を確知することが

できない農地について、農用地利用集積計画により20年を超えない期間の貸借ができ

ることとするほか、底面がコンクリート等で覆われた農作物の栽培施設を農地に設置

する行為は、農地転用に該当しないこととする等の措置を講ずる。

Ⅱ 法律案の概要

農業経営基盤強化促進法の一部改正

(1)共有持分の過半を有する者の同意で足りるものとされている賃借権等の存続期

間を20年に延長する。

(第18条第3項第4号)

(2)共有者不明農地(共有に係る農地であって、共有持分の2分の1以上を有する

者を確知することができないものをいう。以下同じ。)に係る農用地利用集積計

画の同意手続の特例を、以下のとおり創設する。

市町村長は、農用地利用集積計画を定める場合において共有者不明農地があ

る場合は、農業委員会に対し探索を要請できるものとする。農業委員会が行う

探索については、その方法を政令で明確化する。

(第21条の2)

農業委員会は、探索を行ってもなお2分の1以上の共有持分を有する者を確

知することができない場合には、知れている共有者の全ての同意を得て、市町

村の定めようとする農用地利用集積計画によって農地中間管理機構が賃借権の

設定を受ける旨等を公示するものとする。

(第21条の3)

公示の結果、不確知共有者が一定の期間内に公示に係る事項について異議を

述べなかった場合には、当該不確知共有者は農用地利用集積計画について同意

をしたものとみなす。

(第21条の4)

農地法の一部改正

(1)農業委員会が遊休農地の所有者等を確知することができない旨の公示を行うに

当たっての農地の所有者等の探索については、その方法を政令で明確化する。

(第

32条第2項及び第3項)

(2)都道府県知事の裁定により農地中間管理機構に設定される農地中間管理権等の

存続期間を20年に延長する。

(第39条第3項)

(3)農作物栽培高度化施設(農作物の栽培の効率化又は高度化を図るための施設で

あって周辺の農地に係る営農条件に支障を生ずるおそれがないものとして農林水

産省令で定めるものをいう。)の設置に当たって、農地をコンクリート等で覆う

行為を、農地転用に該当しないものとして取り扱えるよう、所要の規定の整備を

行う。

(第43条及び第44条)

Ⅲ その他

(1)本改正法は、公布の日から起算して6月以内(政令で定める日)に施行する。

(2)その他所要の規定の整備を行う。

1

(2)

農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律案の概要

1.相続未登記農地等の利用の促進

(1) 全農地の約2割(93.4万ha)を占める相続未登記農地等は、共有者の探索等がネック

となり、農地の集積・集約化を阻害

(2) 農作物栽培の効率化・高度化を図る観点から農業用ハウスの底面を全面コンクリー

ト張りしようとすると、農地転用許可が必要となり、農地のまま設置することができない。

公布の日から起算して6月以内で政令で定める日

(1) 所有者不明農地について、相続人の一人(固定資産税

等を負担している者等)が農地中間管理機構に貸付けで

きるよう、農業委員会の探索・公示手続を経て、不明な所

有者の同意を得たとみなすことができる制度を創設

農業委員会による不明者の探索は、一定の範囲に限定

(基盤強化法第21条の2~第21条の4、農地法第32条)

(2) 共有持分の過半を有する者の同意((1)のみなし同意

を含む。)を得て、又は、知事裁定を経て設定される利用

権の存続期間の上限を「5年」から「20年」に延長

(基盤強化法第18条第3項第4号、農地法第39条第3項)

(1) 農業用ハウス等を農地に設置するに当たって、農業

委員会に届け出た場合には、内部を全面コンクリート

張りとした場合であっても、農地転用に該当しないもの

とする。(農地法第43条、第44条)

施行期日

2.底面の全部がコンクリート等で覆われた農業用施設の取扱い

背 景

法律案の概要

【環境制御システムの導入】

相続人の貸付け意向等 不明者の探索の要請 【市町村】 探索・公示 【農業委員会】 不明者のみなし同意 農用地利用集積計画の作成・公告 【市町村】 農地中間管理機構への利用権の設定

2

(3)

○ 所有者不明農地の利活用のための新制度(フロー図)

担い手が借りた

い場合

所有者(共有者)

が貸したい場合

その他(農地中間

管理機構や農委

が主導する場合)

市町村

農用地利用集積計画

20年以内

利用権設定

市町村

農業委員

市町村

農用地利用集積計画

農地中間

20年以内

農業委員会

都道府県知事

農地中間管理機構へ

20年以内

利用権設定

公告

公告

作成

探索・公示

探索の要請

作成

探索・公示

裁定

<探索範囲を一定の範囲に限定>

農地

農業経営基盤強化促進法

遊休農地

農地法

<探索範囲を一定

の範囲に限定>

共有者の

過半

判明

る場合

共有者

判明

赤字

:新制度にて措置

農地中間管理機構

申請

共有者の

過半

判明

ない

場合

*従来は5年以内 *従来は 5年以内 * *

新設

(4)

1

-農

(一)

(二)

(一)

(5)

2

-行

(三)

(一)

(四)

(三)

(五)

(三)

(6)

3

-一

(一)

(二)

(7)

4

-農

(三)

(8)

1

-農

(9)

2

-権

(10)

3

-第

使

(11)

4

-で

(12)

5

-借

使

(13)

6

-の

(14)

7

-「

(15)

8

-供

(16)

9

-改

参照

関連したドキュメント

医師の臨床研修については、医療法等の一部を改正する法律(平成 12 年法律第 141 号。以下 「改正法」という。 )による医師法(昭和 23

担い手に農地を集積するための土地利用調整に関する話し合いや農家の意

~農業の景況、新型コロナウイルス感染症拡大による影響

これはつまり十進法ではなく、一進法を用いて自然数を表記するということである。とは いえ数が大きくなると見にくくなるので、.. 0, 1,

これに加えて、農業者の自由な経営判断に基づき、収益性の高い作物の導入や新たな販

事業開始年度 H21 事業終了予定年度 H28 根拠法令 いしかわの食と農業・農村ビジョン 石川県産食材のブランド化の推進について ・計画等..

食品 品循 循環 環資 資源 源の の再 再生 生利 利用 用等 等の の促 促進 進に に関 関す する る法 法律 律施 施行 行令 令( (抜 抜す

廃棄物の再生利用の促進︑処理施設の整備等の総合的施策を推進することにより︑廃棄物としての要最終処分械の減少等を図るととも