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近年の再生可能エネルギー法制に関する一考察 : 再エネ特措法改正法を中心として

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Academic year: 2021

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募集容量を毎回満たしている。また,平均落札価格も順調に低減しており, 上限価格を大きく下回っている。本来,競争はこのような環境下で行われ るべきであって,かかる自由な競争を通じて基準価格が低減していくのが 理想的な姿であろう。わが国の場合,表1で見たように,平均落札価格は, 確かに上限価格を下回っているものの,両者の乖離は,ドイツのそれに比 べるとはるかに小さい49 ! 検討 日独の若干の対比を通じただけでも,下記の論点を引き出すことができ る。 第一に,注意したいのは,ドイツでは入札制度の導入までに,2000年に FIT を導入して以降14年もの長い年月をかけて固定価格買取制度によって 再エネ導入を図ってきた歴史がある点である。これに対して,日本では2012 年の FIT 導入から僅かに5年しか経っていない2017年に2,000kW 以上の 太陽光発電について入札制に移行し,2019年には500kW 以上,2020年に 250kW 以上に引き下げられて入札制度を導入している。入札制度に移行 する前の助走期間の彼我における格差は,次に述べるように入札制度の運 用においても重要な影響を及ぼしているものと考えられる。 第二に,日本がこのような状況に立ち至っている原因は,いくつか考え られるが,一つには,供給上限価格が低く設定されすぎている点に求める ことができよう50。これによって,低い供給上限価格に耐えられる事業者

48 野立て発電設備入札令(Verordnung zur Einführung von Ausschreibungen der fi-nanziellen Förderung für Freiflächenanlagen(Freiflächenausschreibungsverordnung −FFAV)vom 6. Februar 2015(BGBl. I 2015, S.108))による(以下,“FFAV”と称 する)。

49 表2によれば,ドイツの場合には平均落札価格が,上限価格の半額になっている 回もあることに注意されたい。

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参照

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