舗装の状態
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(2) 土木学会第71回年次学術講演会(平成28年9月). 困難である.したがって,定量的に管理される路面性状情報と の関係性を見るためには,まずクレームの信頼性を分析する必 要がある.表 2 は信頼性の評価をするための評価指標を示す. 正確な損傷の状態,位置,点検によって事実の確認があったも のを「信頼性Ⅰ」 ,表現が曖昧で,位置の特定ができず,事実の. 0.12 舗装損傷発生確率(個/km/点検1回). Ⅳ‑016. 確認も無い場合は「信頼性Ⅲ」 ,その中間的なものを「信頼性Ⅱ」. y = -0.0038x + 0.0196 R = 0.051. 2011年度. 0.10. S16. 0.08. S23~S26 0.06 0.04 0.02 0.00 0.00. 0.20 0.40 クレーム発生数量(件/km). とする.図-3 はクレームの信頼性評価を行った結果を IC 区間. 0.60. 0.80. ごとに示している. S16 および S23 から S25 において,信頼性 図-4 クレームと舗装損傷発生確率(2011) 4.クレームと路面性状情報の関係 図-4 から図-6 に 2011 年度,2012 年度,2013 年度の IC 区間 ごとのクレーム発生数量と,舗装損傷発生確率を示す.図-7 と 図-8 には IRI とひび割れの管理閾値超過確率とクレームの発生 区間数の3ヵ年分を示す.その中で信頼性Ⅰが突出している. 舗装損傷発生確率(個/km/点検1回). 0.12. Ⅰと評価されたクレームが多く発生している.. y = 0.1033x + 0.015 R = 0.611. 2012年度. 0.10. S16. 0.08. S23~S26. 0.06 0.04 0.02 0.00 0.00. 0.20. 0.40. 0.60. 0.80. クレーム発生数量(件/km). S16 を「×」 ,集中してクレームが出ている S23~S26 を「◇」. でグラフ上に重ねて示した.クレームと舗装損傷発生確率の間 図-5 クレームと舗装損傷発生確率(2012) と「◇」が多い区間は、舗装損傷発生確率も比較的高くなって いる.クレームと IRI,ひび割れとの関係においては相関関係 が見られず,信頼性Ⅰの多い区間との関係にも特徴が見られな い.. 0.12 舗装損傷発生確率(個/km/点検1回). では,2012,2013 年度にやや正の相関が確かめられ,また「×」. y = 0.0494x + 0.031 R = 0.452. 2013年度. 0.10. S16 S23~S26. 0.08 0.06 0.04 0.02 0.00. 4.まとめ. 0.00. 0.20. 0.40. クレーム発生数量(件/km). 以上の結果から以下のことが確認された. (ⅰ)路面性状調査. 0.60. 0.80. 理に用いられている路面性状調査とクレームとの関係性は強く ない. (ⅲ)利用者が反応する傾向が高いのは,日常点検によっ て発見される局所的に生じるポットホール等の損傷であり,よ り信頼性の高いクレームは,それらの舗装損傷発生確率が高い. IRI閾値超過確率(%/IC区間). における管理閾値以下の道路舗装でも,日常点検による道路舗 図-6 クレームと舗装損傷発生確率(2013) 0.3 2011(S10~S26) IRI超過確率 装の損傷が高い区間が存在することが確認された. (ⅱ)舗装管 2012(S1~S9) 2013(S10~S26) S1 S23~S26. 0.25 0.2 0.15 0.1 0.05. 区間で多く発生している.. 0 0. 0.2. 以上より,利用者の主観である安心を確保し,その声に応え. 検討し,舗装の種類・構造物の形式についての情報,補修など の対応がなされた情報を考慮した,利用者のクレームと舗装の 状態との時系列での検討を行う予定である. 参考文献. ひび割れ閾値超過確率(%/IC区間). 0.5. 今後は,より客観性を持ったクレームの信頼性評価の手法を. ひび割れ超過確率. 0.4 0.3. 2) 中日本高速道路株式会社:保全点検要領,2012.04.. 2011(S10~S26) 2012(S1~S9) 2013(S10~S26) S16 S23~S26. 0.1 0 0.2. 0.4 0.6 クレーム箇所数(/km). 0.8. 図-8 クレームとひび割れ10%超過確率. 3) 舗装工学委員会:舗装工学ライブラリー7 舗装工学の基礎,2012.03.. ‑32‑. 1. 0.2. 0. 1) 中日本高速道路株式会社:設計要領第一集(舗装編),2011.07.. 0.8. 図-7 クレームとIRI 2.7 超過確率. るためには,ポットホール等の損傷に適切に対応することが必 要であると考える.. 0.4 0.6 クレーム箇所数(/km). 1.
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