平成 28 年度
NPO 関連予算
参考資料
農林水産政策研究調査委託費
【59(67)百万円】
対策のポイント
行政部局からの政策研究ニーズに対応していくため、公募方式により大学、
シンクタンク等の研究機関の幅広い知見を活用した研究を推進します。
<背景/課題> ・農林水産政策に係る研究については、政策研が行政部局との連携を図りながら、その 時々の行政上の課題に即した研究テーマ(課題)を設定し、関係部局と一体になって実 施しています。他方、現在、国内外で農林水産業、農林水産政策に大きな影響を与えう る環境の変化が生じているところであり、新たな視点や長期的視点に立った政策研究の 充実も求められています。政策目標
農林水産政策の推進方向に対応した政策の選択肢を行政部局に提言
<主な内容>1.長期的視点から農林水産政策の企画立案・推進に必要な研究のうち、専門性
等の観点から、外部の研究者の幅広い知見を活用することが適切と考えられる
ものについて、研究課題の公募を行い、外部専門家等による審査を経て採択さ
れた課題に対し委託研究を実施します。
2.研究の実施中は、政策研の所員がプログラムオフィサーとして進行管理を
行うほか、必要に応じ助言・指導等を行います。
3.研究の実施段階(2年度目)には中間評価、研究の終了後には事後評価を行
います。
農林水産政策研究調査委託費 59(67)百万円 事業実施主体:大学、民間団体等[お問い合わせ先:農林水産政策研究所(03-6737-9046(直)]
「農林水産政策科学研究委託事業」の仕組み
農林水産省
事業推進の考え方
評価会 外 部 専門家③課題の審査
⑧研究の評価
④課題の採択
⑥進行管理
⑨成果の活用
①公募
②提案
⑤委託契約
⑦成果報告
○大学
○民間企業
等
受託機関
公募テーマ
設定段階
研究実施段階
成果の活用段階
事業のスキーム
応募・審査段階
対応した公 募 テーマの設 定 ○ 学 術及び行政双方の 観点 ○ 行 政部局に おける政策の企画 立 案 への研究成果 の活用を 意 識 し た 研究課題 からの厳正 な審 査 の設置 )による的 確 な 進 行 管 理で研究を着 実 に 推 進 ○ 体 制の整備(研究推進 チー ム ○ 行 政部局の意見 を研 究 担 当 者へフィー ドバ ック 実 施 し 、その結果を次年度 の 研 究計画書、予算配 分 に反映 ○ 成 果報告会、中間評 価を ○ 政 策の企画立案 に 研 究 成果を提供 ○ 行 政ニ ーズ に ○ 事 後評価を実施2
研究テーマ
研究課題
農林水産政策上のニーズへの対応
農林水産政策の企画・立 案 に 活 用
「農林水産政策科学研究委託事業」の概要
●H25公募:2テーマ・2課題
○ 米国・欧州における食品廃棄 物削減 に向 けた 食品 製 造業と流通業による取組み・連 携の内 容・効 果分析 と、 それらを踏まえたわが国の 今後の 方策に 関する研究(テーマ1)
海外に
おける食品廃棄物の発生メカ
ニ
ズ
ム
の解明と
その削減方策に関する研究
(テーマ2)
農林水産・食品分野における知的財産の海外流出の
実態と経済波及効果に関する研究
○ 農産物等における知的財産 を保護する制度 の評価 及び科学技術のマッピングに関する研究●H27公募:3テーマ・6課題
(テーマ1)
国内外の企業等による継続的な食育活動の効果及び
有効な推進施策のあ
り方に
関
す
る
研究
(テーマ3)
農村地域内外の企業やNPO等との連携による持続性
の高い生物多様性保全活動に
関す
る分析及び
政
策
支援のあり方に関する研究
(テーマ2)
C
S
V(
共通価値の創造)
の観点から
見た国内外の食品
企業の途上国等での栄養改善事業の実態・評価を踏
まえた継続的な事業展開モデルの構築に関する研究
○
行政部局等からの要請に基づき、農林水産政策推進上
の重要性等を勘案して、研究テーマを設定。
○
研究テーマ
毎に、研究課題を選定。
○
研究期間は原則3年以内。
○ 日本と欧州諸国企業に おける食育 外部性 のエビデ ンスと政策支援課題の解明に 関する研究 ○ 日本の食品関連企業に適 し た C SV事 業モ デ ル お よ び評価モデルの構築に 関する研究 ○ 経済成長下のアフリカに おける食品 企業の 子どもを 対象とした栄養改 善事業 :CSVの 観点か らのインパクト 評価に関する研究 ○ 農村地域内外の多様な主体 の連携 による生物多様 性の保全・活用活動の モ ニ タリング・評 価手法 の開発 に 関する研究 ○ 農山村地域における生物多様 性保全 活動の 価値評 価および企業やNPO等と の連携 による経済効 果の分 析 手法開発に関する研究 ○ P DCAサイクルと多様な主体の参 画・連携 による生 物多様性保全活動促進 のた めの 政策 的支援 に関する 研究農場生産衛生強化推進事業(拡充)
【
18(11)百万円
】
対策のポイント
HACCPの考え方を採り入れた家畜の飼養衛生管理(農場HACCP)
への取組を強化することにより、我が国の畜産物の安全性の一層の向上と消
費者の信頼を確保し、畜産物の付加価値や国内外の消費者への訴求力を高め
ます。
<背景/課題> ・畜産物の安全性を向上させるため、生産農場における衛生管理に、危害要因分析・必 須管理点(HACCP)の考え方を採り入れ、家畜の飼養者自らがハザードや管理点 を設定し、記録し、生産農場段階での危害要因をコントロールする飼養衛生管理(農 場HACCP)の取組を推進してきたところです。 ・農場HACCPを定着させるためには、農場HACCPの導入や認証取得を促進する 農場指導員を増強することに加え、地域で農場HACCP導入による畜産物の高付加 価値化に取り組む農家を増やし、これらの取組事例を周知することが重要です。政策目標
平成30年度までに農場HACCPに取り組む農場及び認証農場を更に拡大
(取組農場:約10,000戸、認証農場:約500戸)
<内容>
1.事業内容
(1)農場指導員の養成
農場HACCPの導入や認証取得を促進する農場指導員を増強するため、養成 カリキュラムの検討・充実や養成研修を実施します。(2)地域生産衛生の高度化支援(拡充)
効率的な農場HACCPの普及のため、農場HACCP導入による高付加価値 化に地域で取り組む場合に必要な推進会議の開催費、農場HACCP認証取得の ための技術指導に係る経費を支援します。2.事業実施主体
民間団体等
3.補助率
定額、1/2以内
4.事業実施期間
平成19年度~30年度
[お問い合わせ先:消費・安全局動物衛生課
(03-3502-8292)]
[平成28年度予算の概要]4
地域における日本型食生活等の普及促進(拡充)
【消費・安全対策交付金
2,062(2,048)百万円の内数】
対策のポイント
農林漁業に触れながら、食や農への理解を深める食育を実践する「教育フ
ァーム」、地域の食育関係団体のネットワーク化や地域の食文化の継承等、地
域に根ざした食育活動を支援し、食育を国民運動として展開します。
<背景/課題> ・消費者に対して、日本型食生活※など健全な食生活の実践を促すとともに、食や農林 水産業への理解を深めるための食育を推進する必要があります。 ・「日本再興戦略」において、食育を国民運動として推進するため、農林漁業体験を経 験した国民の割合を平成30年度に35%とすることを目標として食や農林水産業への理 解増進を図ることとしています。 ・「農林水産業・地域の活力創造プラン」において、国内外の需要を取り込むための輸 出促進、地産地消、食育等の推進を図ることとしています。 ・平成25年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」の保全のためにも、食育 の推進が重要とされています。 ・食育推進施策に関する有識者による検討を踏まえ、消費者各層の多様な特性・ニーズ に対応した食育を推進します。 ※ 日本型食生活とは、ごはんを中心に、魚、肉、牛乳・乳製品、野菜、海藻、豆類、果物、 茶など多様な副食などを組み合わせた食生活政策目標
○日本型食生活の実践に取り組む人の割合の向上(平成27年度までに27%)
○農林漁業体験を経験した国民の割合(平成30年度までに35%)
<内容>1.事業内容
日本型食生活などを普及する食育推進リーダーの育成及び地域のネットワーク作 り並びに地域の食文化の継承等を支援するとともに、食や農林水産業への理解を深 めるため、生産の場において農業者等が一連の農作業等の体験の機会を提供する教 育ファーム等を支援します。 【支援の対象となる活動の例】 ・「日本型食生活」の普及・実践等をテーマにした食育総合展示等の開催 ・地域における食育ボランティアの活動をコーディネートする食育推進リーダーの育 成及び活動 ・地域で食育に取り組む団体のネットワークの整備、活動事例の収集、情報提供 ・食文化の保護・継承のための普及・啓発活動、食体験の推進等 ・農林漁業者等による食育活動である教育ファーム等(注) ・教育ファーム等促進のため、農林漁業者と参加者の間をコーディネートする取組 (注)農地中間管理機構が管理する農地を活用する場合も含む2.事業実施主体
都道府県、市町村、農業者団体等
3.交付率
1/2以内
4.事業実施期間
平成18年度~31年度
[お問い合わせ先:消費・安全局消費者情報官(03-3502-5723)]
[平 成27年度 予算の概 要]「和食」と地域食文化継承推進事業[新規]
【212(-)百万円】
対策のポイント
「和食」の保護・継承や第3次食育基本計画の推進を図るため、効果的な
時機を捉え「和食」の普及活動や情報発信を実施するとともに、地域の食文
化の魅力の再発見につながる食育活動を支援します。
<背景/課題> ・平成25年12月にユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」を今後、国民全体で保 護・継承していくことが必要であるとともに、近年の食生活をめぐる環境の変化に伴 い、国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむための食育を 推進することが重要です。 ・また、平成28年3月に策定される第3次食育推進基本計画に掲げられる食文化の継承 等を意識した食育の推進等の重点課題の解決に向け、取組を強化することが必要です。政策目標
第3次食育推進基本計画の重点課題(食文化の継承等)に係る目標の達成
<主な内容>1.「和食」の保護・継承事業
103(-)百万円
ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」を国民全体で保護・継承するため、「和 食」をテーマに次世代継承型の食育活動として、食習慣を変えることに抵抗感が少ない 層(幼少期、育児世代等)に、「和食」の普及活動を効果的に実施します。 また、メディア等と連携して「和食」の魅力等を効果的に発信することで、国民に食 生活の見直し等を促し、「和食」の継承を図ります。 委託費 委託先:民間団体等2.地域食文化魅力再発見食育推進事業
109(-)百万円
郷土料理等の地域の食の魅力の再発見や地域における日本型食生活の普及等を促す ため、生産者や食品企業等、地域の関係者が一体となって取り組む、地域における食 育活動を企画・調整する専門的人材の育成や、食育を通じて地域の食の普及を図る展 示会・交流会・調理体験等の実施を支援します。 補助率:1/2以内 事業実施主体:関係団体等で構成する協議会 <各省との連携> ○ 文部科学省 ・文化振興及び学校における食育の取組を通じて、「和食」の保護 ・継承を連携して推進お問い合わせ先:食料産業局食文化・市場開拓課(03-3502-5516)
[平 成28年度 予算の概 要]6
○○限り
「和食」と地域食文化継承推進事業
「和食」の次世代への継承・地域における食育の推進
和食資源等をフル活 用 した 地方創生と国産農林水産物の需要拡大
次世代継承型の食育活動として 幼少期の子 ども、育児 ママ等、 食習慣を変えることに抵抗感が少 ないライフス テージにある者に対し、「和食」に慣れ親しみ、食生活 の和食化を促す集中的な「和食」の普及活動を実 施。 メディア等と連携して和食の 魅 力等を効果的に発信して、和 食の保護・継承に向けた国民 運動の機運の醸成を図る。「和食」継承事業(委託事業)
「和食」情報発信事業
(委託事業)
平成28年度事業
郷土料理や伝統野菜等の魅力の再発見や日本型食生活の実 践を促すため 、生 産者や地域の食品企業等を巻き込み、 地域一体 となった食 育活動を支 援する。地域食文化魅力再発見食育推進事業(補助事業)
食生活、食習慣を変える手法の共有
地域の郷土料理、伝統野菜等の情報を効果的に配信
など
・展示会や交流会、食育推進リーダーの育成、農林漁業体験活動 など連携
第3次食育推進基本計画を踏まえ、ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」を次世代に継承していくため
の取組及び地域の食文化の魅力の再発見や日本型食生活の実践を地域の消費者に促す取組等を支援
幼少期 青年期 壮年期 老年期 食が多様化する中 で、家庭の食生活を 一過性ではなく、 継続 的に和食化し、「和 食」を継承していくに は、これまで以上に 食生活を形成・転換 するキッカケのある 「時期」にある人々を ターゲットにする必要。 第3次食育推進基 本計画に掲げられる 食文化の継承等の重 点課題の解決に向け た取組を強化する必 要。 ま た、地域ごとに 特色のある食文化の 継承等に向け、地域 の関係者が一体と なった食育活動を支 援する必要。現状と課題
【食生活形成期】 ・幼児が味覚の形成期に「和 食」に慣れ親しむことで和食 好きとなる。 ・学校給食で和食を提供する ことで和食を食べる 食習慣が形成される。 【育児期】 子どもの健康への 影響を考え、食習 慣への関心が生ま れる。 【平成28年度予算額 212(-)百万円】40
日本食・食文化魅力発信プロジェクト
【
2,362(2,658)百万円
】
(平成26年度補正予算
300百万円)
対策のポイント
国内外における国産農林水産物・食品の市場拡大に向け、国内外において
日本食・食文化の普及・拡大に係る取組や、民間事業者や学校給食等におけ
る国産農林水産物・食品の消費拡大に向けた取組を推進します。
<背景/課題> ・平成32年のオリンピック・パラリンピックの東京開催や「和食」のユネスコ無形文化 遺産登録が決まったこと等を受け、世界各国の日本に対する注目度は高まってきてい ます。 ・このような機会を捉え、日本食・食文化の魅力を国内に発信することを通じて、国民 が日本食の素晴らしさを再認識するとともに、増えつつある訪日外国人旅行者等に対 し日本食の深い魅力を広く伝えることにより、国産農林水産物・食品の消費拡大に繋 げることが重要です。 ・また、併せて、海外に向けて日本食・食文化の魅力を発信することで、国産農林水産 物・食品の輸出拡大にも資することとなります。政策目標
○農林水産物・食品の輸出額を拡大
(5,505億円(平成25年)→1兆円(平成32年))
○国産農林水産物・食品の消費を拡大
(平成25年度から平成29年度までに売上向上率10%向上)
<主な内容>1.日本食・食文化普及推進総合対策
1,113(1,140)百万円
(平成26年度補正予算
300百万円)
(1)日本食・食文化の世界的普及プロジェク
ト957(984)百万円
① 国内向けプロジェクト 国内の各地において、消費者や食関係者等を対象とした日本食・食文化に係るセ ミナー・シンポジウムの開催、栄養バランスに優れた日本食を国内へ普及させるイ ベントの実施等の取組を行います。 ② 海外向けプロジェクト 料理学校や海外給食事業者等と連携したメニュー開発による日本産食材の活用促 進、海外主要都市での日本食文化週間の実施、海外メディア等を活用した日本食・ 食文化の魅力発信や料理人の人材育成等の取組を行います。 委託費 委託先:民間団体等 <各省との連携> ○ 外務省 ・外務省所管のJICAが主催する国内外の研修等において、我 が国の農林水産物・食品に関する取組についてのプログラムを 実施し、日本食・食文化を普及する人材を育成(2)日本食・食文化の普及支援事業
70(156)百万円
海外の料理学校における日本食講座の開設、海外主要都市での日本食レストラン ウィークの実施等の取組を支援します。 補助率:定額 事業実施主体:民間団体等 [平成27年度予 算の概要]8
(3)日本食の海外出店等の支援の推進[新規]
86(-)百万円
海外の主要都市において、日本の外食産業の海外進出に向け、有力商業施設への 出店希望企業の派遣や仮店舗出店を支援するとともに、商圏マップの拡充・更新、「和 食」の魅力を伝えることを目的とした日本招聘プログラム等を支援します。 また企業の海外進出に当たっての現地における日本食材の調達ルート及びニーズ、 コールドチェーン等のボトルネック、現地で求められる後方支援に係る調査を支援 します。 補助率:定額 事業実施主体:民間団体等2.日本の食魅力再発見・利用促進事業
1,249(1,518)百万円
(1)全国レベルでの国産農林水産物・食品の利用促進
832(838)百万円
① 国産農林水産物・食品の消費拡大に向けた国民運動の推進 民間事業者等における優れた取組の表彰や中食・外食事業者の取組を促進するた めの情報発信を行うとともに、国民運動統一ロゴマークの活用の促進を図ること等 により、国産農林水産物・食品の消費拡大を推進します。 ② 全国的な消費拡大のためのイベントの実施 生産者と消費者、日本と世界の絆を深め、我が国の農林水産業・食品産業、農山 漁村がもつ素晴らしい価値を発信するための様々なイベントを実施します。 ③ 新たな米需要創出 簡便化志向、健康志向等の消費者ニーズに対応した新たな需要を創出するため、 新しい米加工技術(ゲル化技術)等の利用による米の新商品・サービスの開発、提 供を支援します。 委託費、補助率:定額 委託先、事業実施主体:民間団体等(2)地域の農林水産物・食品の利用促進
418(680)百万円
① 食のモデル地域の育成 地域で生産・加工される国産農林水産物・食品の消費拡大を推進するため、「食 のモデル地域」における販路開拓、人材育成、商品開発等を支援します。 ② 地域の取組の全国展開 地域における消費拡大の動きを全国的に拡大するため、商談会の開催や消費拡大 促進フェア等の取組を支援します。 ③ 学校給食における地場食材の利用拡大 現場の創意工夫を生かし、学校給食の食材として地場産農林水産物を安定的に生 産・供給するモデル的な取組を文部科学省と連携しつつ支援します。 補助率:定額、1/2 事業実施主体:市町村、協議会、民間団体等お問い合わせ先:
1、2(1)②について食料産業局食品小売サービス課外食産業室
(03-3502-8267)
2(1)①について
大臣官房食料安全保障課 (03-6744-2352)
2(1)③、2(2)①、②について生産局穀物課 (03-3502-7950)
2(2)③について
食料産業局産業連携課 (03-6744-1779)
[平成27年度予 算の概要]
○
平成
32
年の東
京
オ
リ
ンピッ
ク
・
パラ
リ
ンピッ
ク
の
開
催
や
「
和
食
」
の
ユ
ネ
ス
コ
無形
文化遺産
登録が
決
ま
っ
た
こ
と
等を受
け
、
世界各国の日本に
対す
る注目度
は
高
ま
っ
てき
ている
○
この
た
め
、
日本
食・
食文化
の一層
の理解
深化と
農林水
産物・
食品
の輸出
促進に
向け
て
、
国内外
に
お
い
て
日本
食
・食
文化の普及・
拡大に
係る取組
を総合的
・
戦
略的に
推進
○農林
水産物・食品の輸出額を
拡大
○国産
農林水産物・食品の消費を
拡大
○
海外の料理学校に
お
け
る
日本食講座の開設
等
○
海外主要都市で
の日本食文化週間の実施
○
海外主要都市で
の日本食レ
ス
ト
ラ
ン
ウ
ィ
ー
ク
の実施
等
○
日本食の海外出店等の支援
等
○
食のモデル地域における販路開拓、人材育成、商品開発
○
消費拡大の動きを全国的に拡大するための商談会の開催や
消費拡大促進フェア
○
地場農林水産物を学校給食に安定的に生産・供給するモデル
づくり
○
民間事業者等における優れた取組の表彰、中食・外食事業
者の取組を促進するための情報発信等の実施、国産農林水産
物・食品の消費拡大のための国民運動統一ロゴマークの活用
の促進
○
全国的な消費拡大のためのイベントの開催
○
米のゲル化技術(米を攪拌し、柔らかいゼリー状から硬い
かまぼこ状までさまざまな堅さに加工する技術)等を利用し、
新たな米の需要を創出
○
消費者や食関係者等を
対象と
し
た
日本食・食文化に
係る
セ
ミ
ナー・
シ
ン
ポ
ジ
ウム
の
開催
等
○
外国人旅行者への国産食材使用料理店等の
PR
等
日本食・食文化
魅力発信
プロジェ
ク
ト
【平成2
7
年度予算概算決定額:
2,
362
(2,
658
)百万円
】
(平成2
6
年度補正予算
:300
百万円
)
10
6次産業化サポート事業
【369(320)百万円】
対策のポイント
6次産業化の取組拡大に向け、広域で6次産業化に取り組む農林漁業者等に
対する支援体制の整備、6次産業化ネットワーク活動の全国的な推進に向けた
優良事例の収集・提供及び啓発セミナーの開催等を支援します。
<背景/課題> ・農山漁村の所得や雇用の増大を図るため、農林水産物等の地域資源を活用した6次産業 化の取組を全国的に推進することが必要です。 ・このため、広域で6次産業化に取り組む農林漁業者等をきめ細かくサポートできる人材 の選定・派遣、6次産業化ネットワーク活動の全国的な推進に向けた優良事例の収集・ 提供や啓発セミナーの開催等を行うとともに、地場食材を活用した介護食品(スマイル ケア食)等の取組を拡大するための支援等を行います。政策目標
○6次産業化の市場規模の拡大
(4.7兆円(平成25年度) →10兆円(平成32年度))
○6次産業化のうち、加工・直売分野における市場規模の拡大
(1.9兆円(平成25年度) →3.2兆円(平成32年度))
<主な内容> 6次産業化に取り組む農林漁業者等の事業を総合的にサポートするため、以下の取組を 実施します。1.広域で6次産業化に取り組む事業者向けの支援
159(114)百万円
広域で6次産業化に取り組む農林漁業者等の各種相談に対応するとともに、専門性の 高いアドバイスを行うため、6次産業化中央サポートセンターによる6次産業化プラン ナーの選定・派遣について支援します。2.商談会等開催支援
49(49)百万円
6次産業化事業者の販路拡大のため、広域の商談会等の開催を支援します。3.6次産業化ネットワーク活動の全国的な推進
18(18)百万円
地域のモデルとなる6次産業化ネットワーク活動を全国的に展開していくため、情報 交換会の開催や優良事例の収集・分析、実施モデルの作成等を支援します。4.6次産業化情報提供支援
8(8)百万円
各地の6次産業化の取組等を調査し、6次産業化の関係者に対し、定期的に紹介する 情報誌「6チャネル」の発行等を支援します。 [平成28年度予算の概要]5.6次産業化・新産業の創出促進
60(60)百万円
農林漁業者等と異業種の事業者間の連携により、市場ニーズに即した新商品や新たな サービスを創出するための事業化可能性調査の実施について支援します。6.6次産業化促進技術対策
26(16)百万円
異業種連携による新商品開発の促進に寄与するため、農林漁業者等や異業種の事業者 等が参画するセミナー・相談会の開催や、食品の機能性の研究者等を紹介するデータベ ースの整備を支援します。7.食材開拓フェア等開催支援
7(7)百万円
広域的に利用が進んでいない地域食材を開拓し、外食・中食事業者等に向けた、利用 促進のための産地懇談会や都市部での食材開拓フェアの開催を支援します。8.国産食材利活用情報提供支援
7(7)百万円
利用が進んでいない地域食材の事例を調査し、産地・食材加工情報等をとりまとめ、 外食・中食事業者等に向けて情報提供を行う取組を支援します。9.地場産食材を活用した栄養改善等の取組の推進
34(-)百万円
地場産食材を活用した低栄養の予防を含めた栄養改善のための事業者の取組等を推進 するため、優良事例の収集、研修会等の開催、栄養改善のための食品の普及状況等の調 査の実施やその結果等の発信を支援します。 補助率:定額 事業実施主体:民間団体等お問い合わせ先:
1~4の事業
食料産業局産業連携課
(03-6744-2063)
5~6の事業
〃
知的財産課
(03-6738-6442)
7~8の事業
〃
食文化・市場開拓課(03-6744-7177)
9の事業
〃
食品製造課
(03-6744-2249)
12
6次産業化サポート事業
【平成28年度予算概算決定額 369(320)百万円】
6次産業化に取り組む農林漁業者等の事業を総合的にサポートするため、6次産業化
プランナーによる個別相談、農林漁業者等と流通業者等との商談会、優良事例の収集、
情報提供等を支援します。
農林漁業者マーケティングや品質管理など、
専門性の高い分野について、
アドバイスを受けたいなぁ・・・
6次産業化プランナー6次産業化の取組で
開発した新商品の
販売先を見つけたい
なぁ・・・
6次産業化の取組を更に
進めるため、参考となる事例
がほしいなぁ・・・
2.農林漁業者等と流通業者等との商談会の開催
商談会を複数の地域で開催し、6次産業化の取組により開発された新商品の
販売先を探している
農林漁業者等と流通業者等とのマッチング
の機会を作ります。
(参考)平成27年度の開催場所・時期 青森市(11/10~11)、名古屋市(1/25~26)、鹿児島市(10/20~21)1.6次産業化に取り組む農林漁業者等に対する個別相談支援
都道府県域を超えるなど広域で事業を展開される方や、専門分野に関するアドバイスが必要な方
に対して、
「6次産業化中央サポートセンター」から6次産業化プランナーを個別に派遣
します。
(個別相談例) ・六次産業化・地産地消法にもとづく総合化事業計画の策定のアドバイスや 取組のフォローアップを行います。 ・販路開拓やブランディング等の専門分野に関するアドバイスを行います。このような方々のために、以下の支援メニューを用意しています。
4.6次産業化情報提供支援
6次産業化に関する施策やその効果の普及啓発のため、
情報誌(6チャネル)、ホームページ、
メールマガジン
により取組などを紹介します。
3.6次産業化ネットワーク活動の全国的な推進
多様な事業者が参画した先進的な取組を全国的に展開していくため、
① 6次産業化の関係機関を対象とした
情報交換会
の開催
②
実践モデルの作成
やこれを活用した農林漁業者向けの
啓発セミナー
の開催
③ 優良事例の収集・分析、
優良事例発表会
の開催
等を行います。
【平成26年度表彰事例】 みかんの 糖度・味に こだわった 高付加価値 みかんジュースを開発し、高 級百貨店等で販売。研
究
事
業
化
研究段階を終えた後 の事業化の前段階 を支援農林漁業者等と異業種の連携により開発される新
商品や新たなサービスについて
市場調査等を実施
し、事業化可能性の整理・分析
を支援します。
支 援
5.事業化可能性調査
6.6次産業化促進技術対策
異業種連携による新商品開発の促進に寄与するため、農林
漁業者等や異業種の事業者等が参画する
セミナー・相談会
の開催
や、食品の機能性の
研究者等を紹介するデータベー
スの整備
を行います。
新産業創出のための異業種連携 を推進する取組を支援9.地場産食材を活用した栄養改善等の取組の推進
地場産食材を活用した低栄養の予防を含めた栄養改善のための事業者の取組等を推進するため、
優良事例の収集、研修会等の開催、栄養改善のための食品の普及状況等の調査の実施やその結
果等の発信
を支援します。
・栄養改善ビジネスに関する情報の提供・発信 ・スマイルケア食(新しい介護食品)に関する優良事例収集や研修会、全国アンケートの実施産地懇談会
食材開拓フェア
7.食材開拓フェア等の開催
外食・中食事業者等が
、新たなメニュー開発
や商品開発等を行うための機会を設けるため、
産地での
懇談会
や都市部での
食材開拓フェア
を開催します。
外食・中食に適した地域食材を調査し、
外食・
中食事業者等に向けて、
利用促進のための
情報提供
を行います。
地域食材の情報
外食・中食に活用
8.国産食材利活用情報の提供
14
6次産業化支援対策のうち
スマイルケア食の普及支援[新規]
【
1,256(813)百万円の内数
】
対策のポイント
農山漁村の6次産業化の一環として、地場産スマイルケア食の開発・普及
をより一層広げていくための取組について支援します。
<背景/課題> ・農山漁村の所得や雇用の増大を図るためには、農林水産物等の地域資源を活用した6 次産業化、農商工連携、地産地消の取組を推進することが必要です。 ・このため、地場産の農産物等を活用したスマイルケア食(新しい介護食品)の商品開 発・普及をより一層推進することにより、6次産業化等の取組を支援する必要があり ます。政策目標
6次産業の市場規模の拡大
(4.7兆円(平成25年度)→10兆円(平成32年度))
<主な内容>1.6次産業化ネットワーク活動推進交付金のうち地域ぐるみでの6次産業化の
支援
1,223(813)百万円の内数
市町村の6次産業化戦略・構想に沿って行う地域ぐるみの6次産業化の取組の一 環として、地場産スマイルケア食の商品開発や配食サービス等の実証、スマイルケ ア食普及のためのセミナー開催等を行う場合に必要な経費を支援します。 交付率:定額 (事業実施主体へは1/2以内) 事業実施主体:市町村等2.6次産業化サポート事業のうち地場産食材を活用した栄養改善等の取組の推進
34(-)百万円
全国の地場産スマイルケア食の開発・普及に関する優良事例収集やリーダー育成 のための研修会の開催、スマイルケア食の普及状況等を把握するためのアンケート 調査実施に要する経費等を支援します。 補助率:定額 事業実施主体:民間団体等[お問い合わせ先:食料産業局食品製造課
(03-6744-2249)]
[平成28年度予算概算決定の概要]○
地場産スマイルケア食の開発・
普及に関する優良
事例収集
○
リーダー育成のための研修会の開催
○
スマイルケア食の普及状況等を
把握する
ため
のアンケート
調査
の
実施
地場産スマイルケア食の普及により6次産業化の
市場
拡大
6次産業化支援対
策の
うち
スマ
イル
ケア
食の
普及
支援
【
平成
28
年度
予算
概
算決
定額
1
,2
5
6
百万
円の
内数
】
地
場
産
ス
マ
イルケ
ア食の
開
発
・
普
及
を支援
○
農山漁
村の所
得や雇
用の増
大を図
るた
め、
更
な
る
6
次
産業
化
の推
進
が必
要
地域の食品事業者や大学・介護施設
等が
参画する
、6次産業化
・
地産地消推進協議会において取組
方針を策定
地 域 の 方 針 に 沿 っ て 任 意 の 取 組 を 実 施平成
28
年度
【 スマイルケア食 ロゴマーク 】スマイルケア食の内容を適
切
に
普及する
ため
、ロゴ
マークなどのツール
を
活用
【
事業
実施主体:
市町村等
】
【
事業
実施主体
:民間団体等
】
地
場
産
食
材等を活用
した栄養改善
等の取組の推
進
(
6次
産
業化サポー
ト事業)
・
全
国
の
地場
産
スマイルケア食の商品開発・
普及を推進
す
る
た
めの取組等を支援します。
地
域
ぐ
る
みで
の
6次
産業化の支援
(
6
次
産
業化
ネット
ワーク活動推
進交付
金)
地場産スマイルケア食の商品開発・普及 配食サービス ・提供 方法の実証 スマイルケア食の選び方等に ついて 相談できる「 食と健康サロン」の設置 地場産スマイルケア食を体験 できる 農家 レストラン等モニターツアーの開催・
6次
産
業化戦略・構想に沿って行う
地域ぐるみの
6次
産業化
の
取
組
の一環
と
して、地場産
スマイルケア食
の商品
開発・
普及
の取組
等
を支援します
。
スマイルケア食普及のためのセミナー開催16
医福食農連携推進環境整備事業のうち
介護食品普及支援
【
60(30)百万円
】
対策のポイント
「新しい介護食品」の愛称(スマイルケア食)や選び方を広く国民に普及
し、スマイルケア食の利用促進を図るため、シンポジウム等の開催やインタ
ーネットを活用した普及活動、地場産介護食品の商品開発及び提供システム
確立に向けた取組を支援します。
<背景/課題> ・超高齢社会に伴い、介護食品について潜在的なニーズへの対応が喫緊の課題となって いる中で、介護食品についての様々な情報が不足している状況にあります。 ・このため、平成26年11月に公表した「新しい介護食品」の愛称(スマイルケア食)や 選び方のフローチャートの普及、地域の農産物等を活用した介護食品の商品開発等を 通じて、スマイルケア食の利用促進のための取組が必要です。政策目標
6次産業の市場規模の拡大
(約1兆円(平成22年度)→3兆円(平成27年度)→10兆円(平成32年度))
<主な内容>1.介護食品の認知度向上推進事業
29(15)百万円
スマイルケア食を広く国民に普及させるため、学識経験者等によるシンポジウム 等の開催や、インターネットでの通信販売の活用による、スマイルケア食の認知度 向上、利用促進に向けた取組を支援します。 補助率:定額、1/2 事業実施主体:民間団体等2.地場産介護食品等の商品開発・普及支援事業
31(16)百万円
地域の食品事業者と栄養士や医師及び地方自治体などが連携した、地域の農産物 等を活用した介護食品の商品開発や、その提供システム確立のための取組を支援し ます。 補助率:1/2 事業実施主体:民間団体等[お問い合わせ先:食料産業局食品製造卸売課
(03-6744-2249)]
[平成27年度予算の概要]決定
「
新
し
い
介護
食品」
の愛称(
ス
マ
イ
ルケ
ア食)
や「
選
び
方」
を
普及し
、
ス
マ
イ
ルケ
ア食
の利用を
促
進す
るた
め
、
シンポ
ジ
ウ
ム
等
の開
催やイ
ンタ
ー
ネ
ット
を
活用
し
た
普及活
動、
地場産介護
食品の商品
開発・
普及を
支
援し
ま
す
。
ワ ー キ ン グ チー ムで 検討地
域
の
農産物等を
活用し
た
介
護
食
品の商品開発・普及
に
向
け
た
取組
介護食品の市場規模の拡
大
医福食農連携推進環境整
備事業
のうち
介護食
品普及
支援
【
平
成
2
7
年度
予
算概
算
決定
額
60
(
30
)
百万
円
】
・ 「介護食品」と い う 名称への抵抗感 ・ 各社 様々 な ネー ミ ン グ で 販売 ・ 低栄養が高齢者に 及ぼす 影響 に つ い て の 認知度が低い ・ 配食サー ビ ス や市販の介護 食品 の提供 が必 ず し も利 用者 の ニー ズ に 合って い な い ・ 地元の農産物を 活用し た 介護食 品が食べた い介
護
食
品
普
及に
当
た
っ
て
の
問
題
点
・ 高齢者 の低栄養に 関す る 問題や、 「新し い 介 護食品」の愛称(ス マ イルケ ア 食)や 選び 方な ど に つ い て 、 広く 国民に 普及さ せる た め、 学 識経 験者等に よ る シ ン ポ ジ ウ ムや講習会を 開催。 ・ イン タ ー ネ ッ ト で の通 信販 売の 場の 活用 に よ り 、 「ス マ イルケ ア 食 」やそ の選び 方に つ い て 普及 の取組を 実施。 H 25 年 10 月~ ・ 介護 食品 に 関係 する 事業 者、 介護 施設関係者、 専門家な ど から構成 ・ 現行の介護食品を めぐ る 論点に つ い て 、 4 つ のWT を 設置 し具体的 に 検討介
護
食
品
の
あ
り
方
に
関
す
る
検
討会
議
介護食品 の考 え 方 介護食品の 普及方法 介護食品の 提供方法 社会シ ス テ ムの構築介
護
食
品
の
認知
度
向
上
に
向
け
た
取
組
「 新 し い 介護食 品 」 の愛 称募 集 「 新 し い 介護食 品」 の考え 方・選 び 方 を 取 り まと め 地 域 の介護関係 者 が連 携し て 行う 取 組 を 推進 商 品 開発 地域の関係者 が連携 し て 介護食品を 開発 、 提 供方法につ い て 検討 栄養士 医師 地方自 治体 製造 業者 ・ 配食 サ ービス 業 者 地 場 産農 産物 の活用 ○公共施 設等( 公民 館、 コ ミュ ニテ ィ カ フ ェ 等) で の普及 ○店舗等で の 試 食 等 を 通 じ た 普及 地 域 の様 々 な 場 で 普及 ・ 地域の農産物等を 活用し た 介護 食品 を 、 食品 製造 業者 や介 護関 係者 等が 連携 して 開発 。 ・ 開発 した 食品 等を地域の 公共 施 設や 介護 施設 、 店舗 等に提供・ 普 及する た めの取 組を実施。 検討結果を 普及 ・推 進H27
H27
平成
26
年
11
月
「
新
し
い
介
護食
品」
の
愛称
(
ス
マ
イ
ル
ケ
ア
食)
と
選び
方を
策
定
18
知的財産保護・活用推進事業
【200(152)百万円】
対策のポイント
地理的表示の登録申請を支援する窓口の設置、知的財産の発掘・活用等に
よる新事業創出、知的財産マネジメントに関する普及活動と人材育成、知的
財産を活用した新たなビジネスモデルの構築、海外における知的財産の侵害
対策強化等の取組を支援します。
<背景/課題> ・地域で育まれた伝統と特性を有する農林水産物・食品の名称である「地理的表示」を 地域共有の知的財産として保護する「地理的表示保護制度」が平成26年6月に新たに 創設されたことから、産地が本制度を円滑に導入・活用できるよう、支援体制を構築 する必要があります。 ・6次産業化の本格的な事業展開や「強み」のある産地の形成を推進するに当たっては、 地域におけるブランド産品の価値を十分に評価し、知的財産を活用した収益性向上を 目指す取組を一層強化することが重要です。 ・一方、海外において、第三者による我が国の地名の商標登録出願や模倣品の販売とい った事案が発生しており、諸外国における監視等を強化する必要があります。政策目標
農林水産業の成長産業化を下支えする知的財産の保護・活用に
よる6次産業の市場規模拡大への貢献
(約1兆円(平成22年度)→3兆円(平成27年度)→10兆円(平成32年度))
<主な内容>1.地理的表示保護制度推進事業[新規]
105(-)百万円
地理的表示保護制度の普及啓発に係る情報提供や、登録申請に係る産地からの相 談を一元的に受け付ける相談窓口を整備します。2.知的財産発掘・活用推進等
95(152)百万円
(1)知的財産発掘・活用推進事業
全国各地の伝統野菜をはじめとする知的財産情報をデータベース化し、関係者 に広く情報発信してビジネスマッチングを図ります。また、ブランド化に関する 相談会、知的財産マネジメントに係る普及啓発及び研修等を行います。(2)知的財産活用ビジネスモデル構築事業
①
知的財産総合活用事業
地域の農林水産物・食品について、育成者権や商標権等の知的財産を総合的 に活用したブランド化の取組を支援します。 [平成27年度予算の概要][平成27年度予算の概要]