2018.1 No.271
2018.1 No.271
出所:素材辞典《四季・日本の風景編 Vol.122》、Moonpocket、株式会社データクラフト 秋: FA115 不明(発行元独自撮影) 冬: FA149 京都府京都市
●巻頭言
経営学と経済学の連携
盛田清秀1
●成果紹介
多圃場営農管理システムの情報を作付
計画に活用する方法
松本浩一2
広島県中山間集落営農法人における飼料用米
直播と大豆晩播の導入効果と課題
坂本英美4
泌乳持続性が高い酪農経営では家畜診療費が
低い
久保田哲史6
●研究者紹介
NARO Research Prize Special IIを受賞して
価値共創型マーケティング手法の活用による
新品種普及と産学官連携の高度化
後藤一寿10
私のこれまでの研究概要
Lurhathaiopath Puangkaew11
●現地便り
宮城県の津波被災地域における土地利用型
大規模経営の展開と今後の方向性について
伊藤和子
12
新規就農者の定着率向上のために
武政 彰13
●自著紹介
農業・農村における社会貢献型事業論
高橋明広
14
CONTENTS
〈目次 〉2018.1 No.271
成果紹介
成果紹介
成果紹介
10
現地便り
現地便り
今号の巻頭言は、日本農業経済学会会長の盛田 先生にお願いしました。大規模な構造変動に直面 している日本農業に対して、経営学と経済学が連 携して、あるべき日本型の農業構造を展望し、そ れに立脚した経営・技術モデルを提示すべきとの ご示唆を頂きました。農研機構の「マネジメント 技術」プロジェクトでは、バックキャスト的な思 考で高収益営農モデルの策定に取り組んでいると ころです。営農モデルの策定では、農業構造の動 向解析を行い、それを受けてモデル策定とその実 現に必要な技術開発の方向性を検討しています。 そこでは、次世代の人たちにとって魅力のある農 業像を提示することも重要で、様々な立場や専門 分野の垣根を越えて今後追及すべき農業像を構想 する力が必要になってきます。そのため、農業現 場や指導機関、自然科学系のアグロノミストのみ ならず、経済学からの知見も取り入れるなど、幅 広な連携に取り組む姿勢が必要になっています。 今号の成果紹介では、農業現場や指導機関、自 然科学系研究者と連携して実施してきた、中山間 集落営農法人を対象とした飼料用米直播と大豆晩 播の導入効果と課題、泌乳持続性の高い牛群を飼 養する酪農経営の家畜診療費に関する経済的有利 性、昨今の興盛状況にあるITC、スマート農業に 係わる圃場管理システムの経営改善への活用を紹 介しています。現地便りでは、宮城農園研の伊藤 総括研究員に、私ども農研機構と公設農試、大学 と連携して実施している「食料生産地域再生のた めの先端技術展開事業」の取組も紹介頂きました。 今後とも、農研機構の経営分野としては、農業現 場や指導機関、自然科学系研究者のみならず、経 済学を始めとした大学や研究所とも連携を強めな がら、より実践性のある研究成果の創出に努めた いと考えています。 (金岡正樹)
編 集 後 記
農業経営通信 第271号(昭和26年10月1日創刊) 平成30年1月1日 印刷・発行 発行者 中央農業研究センター 農業経営通信編集事務局 編集代表 金岡 正樹 〒305-8666 茨城県つくば市観音台2-1-18 mail:[email protected]ffrc.go.jp 農業経営通信はHPでも公開しています。 http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/narc/keieit/index.html12
今号の巻頭言は、日本農業経済学会会長の盛田 先生にお願いしました。大規模な構造変動に直面 している日本農業に対して、経営学と経済学が連 携して、あるべき日本型の農業構造を展望し、そ れに立脚した経営・技術モデルを提示すべきとの ご示唆を頂きました。農研機構の「マネジメント 技術」プロジェクトでは、バックキャスト的な思 考で高収益営農モデルの策定に取り組んでいると ころです。営農モデルの策定では、農業構造の動 向解析を行い、それを受けてモデル策定とその実 現に必要な技術開発の方向性を検討しています。 そこでは、次世代の人たちにとって魅力のある農 業像を提示することも重要で、様々な立場や専門 分野の垣根を越えて今後追及すべき農業像を構想 する力が必要になってきます。そのため、農業現 場や指導機関、自然科学系のアグロノミストのみ ならず、経済学からの知見も取り入れるなど、幅 広な連携に取り組む姿勢が必要になっています。 今号の成果紹介では、農業現場や指導機関、自 然科学系研究者と連携して実施してきた、中山間 集落営農法人を対象とした飼料用米直播と大豆晩 播の導入効果と課題、泌乳持続性の高い牛群を飼 養する酪農経営の家畜診療費に関する経済的有利 性、昨今の興盛状況にあるITC、スマート農業に 係わる圃場管理システムの経営改善への活用を紹 介しています。現地便りでは、宮城農園研の伊藤 総括研究員に、私ども農研機構と公設農試、大学 と連携して実施している「食料生産地域再生のた めの先端技術展開事業」の取組も紹介頂きました。 今後とも、農研機構の経営分野としては、農業現 場や指導機関、自然科学系研究者のみならず、経 済学を始めとした大学や研究所とも連携を強めな がら、より実践性のある研究成果の創出に努めた いと考えています。 (金岡正樹)