しがだい 24
連
載
クラブ・サークル紹介
連載第
回
私たち滋賀大学オーケストラは、音楽活動を通して技術の向上、部員の心の協調を目指すとともに、地域 の人々との交流をはかり、滋賀県の文化に貢献することを目的として活動しています。我が部も設立より 30年近くの歳月が流れ、特にここ数年でその活動は大きな広がりをみせています。 まず、毎年秋に開催している定期演奏会についてです。今年で24回目を数えるこの演奏会は、部員の最大 の目標と言っても過言ではありません。50人余という学内でも最大規模の人数の部員が、この演奏会の為 に一丸となり活動に取り組んでいます。現在では、ひこね市文化プラザのグランドホールを会場として開催 していますが、第1回の当時は大学構内の講堂ホールを利用して行われていました。近年では来場者数も 1000人近くにも上り、演奏する曲目もより高度に、より多様になっています。今年の演奏会は12月2日 (日)に開催し、曲目は ・メイン : ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」 ・サブ : ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 ・序曲 : エロール サンパ序曲 となっています。今回の曲目は非常に有名な曲目であり、 その分プレッシャーも大きなものとなっています。しかし、現状に甘んじる事無く、グランドホールを満席 にする程の魅力を持った演奏会を創り上げられるよう、挑戦していきたいと考えています。滋賀大学オーケストラ♪
∼ 秋に御前演奏を控え飛躍の年に ∼
定期演奏会しがだい 25 そして、地域への文化的貢献という観点から、定期演奏会と同様に重視している活動に依頼演奏がありま す。これは、学内外を問わず、演奏をして欲しいという依頼を請けて、その都度演奏に出向くという形で 行っています。その内容は多様で、小編成のアンサンブルを行うものから大編成で演奏するものまで様々で す。例年行っているものとしては、卒業式での演奏、彦根市立病院での演奏等があります。これ以外にも不 定期に依頼が入ることが多く、年間を通して相当数の依頼演奏を行っています。その中には、部活動や学校 の行事と日程が重複してしまったり、部員の数も有限なので手が回らなかったり、と残念ながらお断りしな ければならない場合もあります。しかし、部員のモチベーションは高く、そういった依頼にも可能な限り応 えていけるように努力しています。 これらの活動は、様々な人たちの支えによって成立しています。OBの方々もその支えのうちの一つです。 具体的な例としては演奏への参加があります。前述しました定期演奏会についてなのですが、近年の演奏曲 において、現役部員だけでは人数を賄いきれないという事態がたびたび発生しています。そこで、OBの 方々にご協力頂いて共に演奏を行っています。また、部の活動の際に部室を訪れ後輩の指導を行ってくださ るOBの方もいらっしゃいます。さらに一昨年にはOBオーケストラが発足し、演奏会を開催しました。その 際現役部員が演奏に参加するなど、新たな縦の繋がりも出来ました。これまで部を築き上げてこられた先輩 方に卒業されてからもこのような形で支えて頂く事が出来、とても恵まれた環境にあるという事を実感して います。 このような活動や部員の努力が導いた一つの結果として、今年は今までに無い大規模な依頼演奏を請けて います。11月10日、11日に大津市のびわこホールで開催される、第27回全国豊かな海づくり大会∼びわ湖 大会∼への参加です。全国豊かな海づくり大会とは、水産資源の維持培養とそれらの生物が住む海や湖の環 境保全に対する意識を高めるために、昭和56年から毎年海のある都道府県で開催されています。我が部は そのびわ湖大会において、11日に行われる式典行事に演奏として参加します。この行事には全体で約 30000人が、式典行事だけでも全国から1500人が参加します。更に式典行事には、天皇・皇后両陛下もご 臨席なさいます。 このような大規模な行事への参加依頼を頂ける事を、大変嬉しく光栄に思うとともに、多少の不安やとま どいもありました。しかし、我が部の活動目的を顧みると、この依頼を請ける事は当然である、と部員一同 の話し合いにより結論を出しました。過去に例の無い事であり、困難な事態にも度々直面すると考えられま すが、必ず成し遂げるという強い意志の下進んで行きたいと思います。 このように、我が部の活動はますますの発展を見せていますが、問題も無い訳ではありません。目下の問 題としては、部員の増加による活動スペースの不足、楽器の不足が挙げられます。この他にも大小の問題を 抱えた上で、その対処と前述の活動を両立、発展させていかなければなりません。その為には、周囲の皆様 のご理解、ご協力が必要となります。例えば、定期演奏に足を運んで頂いたお客さまにはアンケートのご協 力をお願いしているのですが、そこでご意見ご感想を頂けると、それだけで活動してきた事が報われます。 それをきっかけに音楽に興味を持って頂ければ、音楽家冥利に尽きるというものです。 さて、長くなってしまいましたが、以上が滋賀大学オーケストラの現在の活動となります。今年は部の歴 史の中でも大きな飛躍の年となることをここに約束します。それでは皆さま、応援宜しくお願い致します。