128 東京女讐山回第四同丁丁記事 次に日本婦人の身長140∼159cmの者の外結合線の正常値は岩田博士に依るとユ8∼ 20.5cmであるから,この長さの外結合線を有する者の側結合線について襯察すると, 未妊婦では早霜15.99cm,正常値14.77∼17。20cmで経妊婦平均16・04cm,正常値14・63∼ 17.45cmである。 次に外結合線との關係であるが,松浦博士に依れば,外結合線と側結合線は併行し て増減し,その割合は外結合線1cmに鈎し側結合線0.6cmの割合に増減してみると獲 表されてみるが,私の例に於ても,大多激が,外結合線の増加に俘って側結合線の増 加を示してみる。帥ち外結合線との差は未妊婦では3.00cm,経妊婦では323cmであっ て,之等から槻ても側結二線は,外結合線計測に際し,二値多いものと認められる。 以上側結合線計測に二つに考へられることを述べると,側結合線は,他の弼盤外計 測値と同様に身長に比例して増減してみる。叉外結合線とは極く少敷の例外を除いて 大多数が比例して増減し,大艦に於て外結合線の測定に際して,その補助並に補正 の意味がある。猫側結合線計測は簡軍で,外結合線叉は斜子計測に際して同時に計測 出來,然も,測定部位は容易に探し得られ,又この部は皮下脂肪に依り影響されるこ とが少なく,その債が比較的正確である,以上の事に依り私も叉,側結合線計測を推 奨する次第である。 側 結 合 線
「癖ド癬「一「一一’采一帯一斑一 i一..痙 妊一嘉.…..1
身 長陸酬正常値レP判正常副
IY,t,,一,,.iY−LI.ggllll,llllJ,’1一”一1’41」・一,’tti/tti,{i−M,6i5g,El,El’li一一”IEI:,/J一一.’1,1’gg−ll,//1’一li40.vi4g,. 1 is.sgc. ii i4.2s)一vi6.g6cm li is.s’s:m 1 i4.23一一r.47cm i 150・一v159cm 1 16.10cm 1 14.65n−17.45cm ll 16.28cm
外結、合痢
18”一20.5cm 1 15.99cm.1・滴漏『
「・・4・m ヨ14・8同7・76cln l 一一@ ..一一一..一一一一.一一一一1 1 @ ミ 14.63∼17.45cm l29・妊婦に護する常位胎盤早期剥離の原因的観察
泉門慈善病院産婦人科(部長岩田正道博士) 町 田 綾 子 三橋慈善病院に於て,最近三年間に於ける常位胎盤早期剥離の29例につき,二二的 一第 7 巻452一東京女馨學會第四同糖會記事 129 及び病理解剖上より其の原因を観察せり。初産婦と維産婦に於ける比較を見るに,経 産婦遙に多く経産分娩総激の121%に.して,初産婦は初産分娩総数の・0・36%にあたる。 その中軍なる外力的作用のみに由bて起れりと思はるxもの1例あり。「NL 29に示す が如く妊娠腎その他格別原因となるべき事項を或は合併症を映き,唯再度の階段より 墜落の他は何も存在せざりき,然して其の出1血も或一定度で停止し,胎児は死亡せる も無事分娩を終れり。 此の1例とその他1−2例を除く他は殆ど総べて浮腫,1%以上の蛋白尿あり,21例 tc於て圓疇尿,.白一血.球,上皮細胞あり,その中の17例は尿中赤血球少く,血墜上昇も 比較的少い「ネフローゼ」に:近き型を示し,他の4例は尿中多数の赤血球と著しき血墜 上昇を認め所謂妊娠腎炎を思はせるものにして,而もその中11例は分娩後腸出血を併 高し死亡し,二二に由り廣汎な臓出血,慢性腎炎,其の他の臓器にいつれも妊娠中毒 症の所見を設せり。Nr.3は氣二三炎ありて張き咳轍に由19,腹痛,緊脹,嘔吐起り, 次で出血を來し,可成り高度な早期剥離の症状を呈せり。Nr.』5に於て高度の妊娠腎 に由り,分娩誘導の目的に「ブージー」邊入を施行せるが,其の際出」血起り次第に早期 剥離の症歌を呈し,出血停止せざりき。 手術時所見としてNt.1−21迄総べて開腹に由るものにして,総べて廣範團なる胎 盤の剥離及び2−3記載の不明細なるものを除き,いつれも子宮筋内より漿膜下に出 血.あり,倫甚しきは血性腹水を認めたるもの4−5例ありたり,之は恐らく胎盤と子 宮壁との間に滞乱せる内出」血が漱二二を通じて腹腔内に流出したるものならん。22− 29迄の例は來院の鳥山に三道旧染の疑ひある者,或は急速に分娩進行せるため帝王切 開を成し得ざりしものなり。 子痛患者二名,妊娠腎二名及び前記隅出血にて死亡せる1例を加へたる三三の常位 胎盤早期剥離合計7例の剖検所見を一括するに,いつれも雨心室籏張肥大,肺浮腫あ り,腎臓の攣化は比較的輕度にして潤濁,腫脹あij,肝臓に於ては凋濁,脂肪攣性を 認め,二子滴患者,妊娠腎の各々の1名に於て肝臓に出血及び壊死を認め,早期剥離 の1例に血性肋膜液ありたり。街Nr,9に於て蛋白尿,浮腫も無く其の他原因と見な すべき格別の事項を鋏ける早期剥離の1死亡例につき,二丁の結果輕二丁ら前同様妊 娠中毒症の所見を認めたり。以上臨林的及び剖槍所見を綜合するに,妊娠中毒症の稜 生ある時は,初産婦は主として子痛を,経産婦殊に頻産婦は主として早期剥離を惹起 するのではないかと考へられる。 要するに箪なる外力的作用に由りて起れるものは之に由りて,先づ胎盤の部分的剥 一第 7 巷453一
130 東京女磨學會第四回濾會記事 離が起り,其の爲めに剥離面より出血.するものにして,か玉る剥離の多くは或一定度 で停止するを常とし,從って其の症歌比較的緩和なるもの多し。 是に反して後者即ち妊娠中毒症に由りて起れるものは其の趣を異にし,胎盤或は其 の附着面に於ける出血を以て始り,其の結果二次的に胎盤剥離も回すものにして,然 も其の性,進行性にして廣範なもの多く,母膿の危険を亦大なり。上述の「ブージー」一 入に由る出血は日常吾人が往々にして経験せるものにして,通常なれば出血も限局性 にして少量,且つ進行性でないのに反し,本例は貧血症朕を呈し,途ひに開腹の止む なきに至れり。咳漱のみに由りつ起つた如く考へられたるNr・3の如きも軍なる咳漱 のみではかSる廣範園な翁離を來す事は考へられす。 以上の嘱目的及び剖槍所見よりして,常位胎盤早期剥離は妊娠中毒症の存在に由り て起れるものなるは疑ひなく,其の際毒素が主として小及び細小血管,更に緬べての毛 細血管,特に生殖器に於ける血管系統に作用し,その機能を障碍し,或は血管の破裂 を來す爲めに本症を惹起すると考へられる,爾更に普通の場合に於ては何等の影響も 受けなV・様な寸寸,墜落等の外力的作用は誘因となって出.血を來すのである。 番號 1 2 3 4 5 6 年齢 44 38.2 パラ 妊月
x
異常既往 妊産褥 なし t s 31.8] Vr l 1一 1一 .e4・6P vr l III[ 39.6X1X
巫.鉗子 剥離誘因,外力, 合併症 1)・信帽辮閉鎖不全症
2).恒久性不整脈 氣管支炎 咳蹴に由lj腹部緊 張,疹痛嘔吐起り それより出血す 血 塵 L20一 80 123一 62 45X
なし124−68
「ブージー」邊入直 なし P後、,舳起る。 1 1一 な し 236−158 180−110 浮腫 十 十 十尿所見
蛋 白 + 尿圓柱+ 震圓皇}+ 蛋 白柵 尿圓柱朴 震圓皇/・ 密画}単 虚 置 ポーロー 氏手術 1一 1一 豫後 母 死 生 !一 ク ク ク !一 見 死 /一 1一 ,繋}単
1一 ク 1一 死1、. 1 其 他 日性腹水 200c.a 左右鍋夙 管内に強 度の出』血 一第・ 7 巷 454 一東京女讐學會三内同総會誼事 131 7 g 9 1o 11 12 13 38.4 34.9 珊 ?4.U
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なし w・v・ 早産 V1 28 37 ,ff IK { なし 1・鉗子 皿・死産 一年前よ b腎炎 なし 1一 1一 な し 午前七時張き咳噺 直後腹部全燈墜痛 あり同時に膨満・ な し t50−130 140一 90 1一 1一 1! 1一 t30= 80 t69一 80 163一 80 128一 90 H十 四 白柵 [尿圓桂+ 十 (一) 十十 蛋 白十十 尿圓柱+ 蛋 白 一 蛋 白十十 赤血.球士 尿圓粧柵 ポロー厚手備
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赤血球士 ,17 1 27 18 19 39.6 29.5 1W
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1一 1一 二同流産 156一 96 蛋 白{十十 柵 !一 1! 1一 150一 89 160一 90 90一 58 柑 .蛋 白冊 震躍}+ 蛋 白十十十 尿圓柱十十 蛋 白 +蛋 白H
赤」血球± ク 11 1一 11 ク 1一 1一 死 生 !一 ク 1一 !! 母 生 !! 11 !一 T一 死 死 !! !一 !! !一 !一 1一 見 死 1一 !一 !一 ,一t 剖検によ り妊娠中 毒症i誰明 腹腔内出 血 300c.a 腹腔内出 血及び蹟 靱帯内出 血あb。 胎盤の中 央部に凝 .血塊附着 血性腹水 300aa 腹腔内出 血 leOc.a 少量の」血 性腹水 一第 7 巷4・55 一132 東京女港図會第四絶島會記事 20 21 22’ 23 35.9 39 40.7 N’ 皿’ 虹 3L]V 24 25 38.1 36.5 tsし 1一 二同流産 約二年前 よb腎炎 な し /126. g4 !一 !一 十 180−100 190一一一150 m.死産1