• 検索結果がありません。

需要地系統の需給一体化運用・制御

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "需要地系統の需給一体化運用・制御"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)2 主要な研究成果 プロジェクト課題 - 次世代電力需給基盤の構築. 需要地系統の需給一体化運用・制御. 背景・目的. 主な成果. 太陽光発電(PV)を中心とした分散形の再. ドの連携による需給一体形の運用技術の開. 生可能エネルギー電源の導入が加速される見. 発が期待される。. 通しにある。これら分散形電源の電力系統へ. 本 課 題では、分 散 形 再 生 可 能エネル ギー. の 導 入 拡 大に対しては、電 圧 変 動 の 抑 制 技. 電源の電力系統への円滑な導入と有効活用. 術や事故時の保護協調技術などの配電線レ. を図るため、需給一体形の制御を取入れた需. ベルでの基本技術の確立とともに、分散形電源. 要地系統*1 の運用・制御に関わる技術を開発. の有効活用技術を含めた需要サイドと供給サイ. する。. 1. 配 電 系 統 総 合 解 析ツー ル の 開 発. PVの連系や高圧需要家の力率改善用コン. に系 統 回 路を作 成でき、配 電 線 用自動 電 圧. デンサ(SC)による配電線の電圧上昇等の、. 調整器(SVR)や無効電力補償装置(SVC)な. 近年顕在化している課題に対応するため、配. どの 系 統 側 制 御 機 器に加え、分 散 形 電 源 の. 電現場での種々の課題に対して現象解明と. 電圧上昇抑制機能や需要家側のSC投入・開放. 対策立案を支援する配電系統総合解析ツール. 機能なども模擬可能である。また高圧系統、. を開発した。本ツールは、汎用PC上でグラフィ. 低圧系統の潮流・電圧の経時変化を明らかに. カルユーザインターフェース(GUI)により容易. することもできる (図1) [R11025] 。. 2. 住 宅 用 P V の 不 平 衡 大 量 連 系による配 電 線 電 圧 管 理 へ の 影 響 評 価. PVなどの容量の大きい単相機器が大量に. 合があること、 またPV導入率*2 が40%を超える. 接続された場合を対象に、配電線の電圧不平. と、電圧上昇抑制機能によりPV出力が抑制され. 衡への影響を解析した。その結果、三相一括で. る需要家軒数が顕著に増加することなどを明ら. 制御するSVCでは電圧適正化が困難になる場. かにした (図2) [R11026] 。. 3. HP式給湯機と電力貯蔵装置によるPV余剰電力活用のための需要地系統運用法の開発. PV大量導入により、電力系統大で余剰電力. 電力量を一定に保ちながらヒートポンプ(HP)式. が発生することが予想されており、 これに対応. 給湯機を運転させる方式 (図3) を取り入れ、全. する電力貯蔵装置の容量が不足する場合は、. 体の抑制電力量を最大限低減させる需要地系. PV出力に上限値を与え、出力を抑制することも. 統大の出力上限値決定法を提案した(図4)。シ. 検討されている。この対策として、電力貯蔵装置. ミュレーションにより抑制電力量を効果的に削. に貯蔵される電力量が変化しないように逆潮流. 減できることを検証した (図5) [R11030] 。. *1 分散形電源の大量導入のため当所で提案している新たな配電システム。パワエレ機器、蓄電池等の導入、活用を考慮している。 *2 配電線設備容量(kW)に対する導入量(kW)の比率 (単位:%) 。. 60. その他の報告書 [R11035].

(2) 系統回路入力画面. 出力の種類(グラフ、表) ・配電線電圧・電流・潮流(高圧・低圧) ・分散形電源出力電力、負荷電力 ・各制御機器の動作 - 変圧器タップ、SVR、SVC、SC - PV制御動作. 実行. ◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯ 図1 開発した配電系統総合解析ツールの ◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯ 系統回路入力画面と出力の種類 ◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯ 図1. ◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯. 負荷パターンⅠ 負荷パターンⅡ 負荷パターンⅢ. 14. 線間電圧の差の最大値 [%]. 出力抑制需要家数の割合 [%]. 16 12 10 8 6 4 2 0 0. 20. 40 60 PV導入率 [%]. 80. 100. 負荷パターンⅠ 負荷パターンⅡ 負荷パターンⅢ. 35 30 25 20 15 10 5 0 0. (a) 配電線線間電圧の差の最大値. 負荷パターンⅠ : PVが高圧配電線全区間 (8区間) に三相 平衡連系 負荷パターンⅡ: P Vが各区間で三相不平衡連系(一つの 線間のみに連系)、ただし配電線全体で は三相平衡 負荷パターンⅢ:. 40. 20. 40 60 PV 導入率 [%]. 80. PVが配電線全体で同一の線間のみに連系. 100. (b)PV出力を抑制する需要家の割合. 図2 PV連系量の三相不平衡の程度と線間電圧の差の最大値、出力抑制需要家割合との関係 PVが三相に不平衡に連系されるほど、電圧不平衡が増し、PVの出力抑制も増える。. 逆潮流電力量一定の条件で、 HP式給湯機の消費電力分だけ 出力上限値を上げる。. 翌日PV出力上限値決定手順 ① PV出力上限値 (HP給湯機昼間運転 なし) を設定し需要家に通知。. 抑制電力量 (低減)  . 3:00. 6:00. 9:00. 12:00 15:00 18:00 21:00. 発電機会損失率(配電線全体) [%]. 図3 HP式給湯機の運転により 抑制電力量を低減する様相. ③ HP消費電力が抑制電力を上回る 需要家 (右図) が一部存在し、 全体で 逆潮流電力量が減少する場合は、 同減少量が0に近づくようにPV出 力上限値を増加。. 電力. 電力. 逆潮流電力量 A  HP 式給湯  機運転  . 負荷 . 逆潮流電力量 の減少分 . ② 同上限値にもとづき各需要家が作 成するHP運転計画を収集。. 出力上限値  PV . HP消費電力量が抑制電力 量 以 上となり、逆 潮 流 電 力 量が減少. HP 式給湯  機運転 . 3:00. 6:00. 逆潮流電力量  出力上限値 PV  負荷 9:00. 12:00 15:00 18:00 21:00. 図4 提案する需要地系統の翌日PV出力上限値決定手法の概要. 7. シミュレーション条件. 6 5. 約 60%低減. 約 90%低減. 4 3 2 1 0 HP式給湯機なし. HP式給湯機あり. HP式給湯機あり (提案手法). ・住宅地域 (低圧需要家数:1284軒) ・1軒のPV定格容量:3kW ・PV出力上限値:PV定格容量比75% ・HP式給湯機:PV導入需要家に設置 ・季節:中間期 (4~5月) ※発電機会損失率 =(抑制電力量)/(PV可能発電電力量)×100[%]. 図5 提案方式による配電線全体のPV発電機会損失率の低減効果(出力抑制日の平均)の概要 提案手法を導入することにより、HP給湯機の運転によりPVの出力抑制を効果的に低減することができる。. 61.

(3)

参照

関連したドキュメント

主な供給先: ECCS の MO 弁、 SLC ポンプ、 CRD ポンプ 常用.

[夜間 10 時間型]、季節別時間帯別電灯、ピーク制御型季節別時間帯別電灯、低圧高負荷、深夜 電力、第2深夜電力、au でんき M プラン

上位系の対策が必要となる 場合は早期連系は困難 上位系及び配電用変電所の 逆潮流対策等が必要となる

(参考)系統連系希望者がすべて旧費用負担ルール ※4 適用者 ※5 の場合における工事費用 特定負担 約1,310百万円.. ※1

上位系の対策が必要となる 場合は早期連系は困難 上位系及び配電用変電所の 逆潮流対策等が必要となる

[r]

特定負担 ※2 0円 (なお、一般負担 ※3 約400百万円).. (参考)系統連系希望者がすべて旧費用負担ルール ※4 適用者 ※5 の場合における工事費用

(参考)系統連系希望者がすべて旧費用負担ルール ※4 適用者 ※5 の場合における工事費用 特定負担 約6,740百万円.. ※2