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小学校国語科における概念地図法を導入した作文指導に関する研究 ―読書感想文を題材に―

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Academic year: 2021

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小学校国語科における概念、地図法を導入した作文指導に関する研究

一読書感想文を題材に

学校教育専攻 授業開発コース 坂東富貴子 1 問題と目的 近年育児童生徒の日本語力(国語力)の低下 が指摘されているeそのなかでも,.

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書くJこと, つまり作文については,子どもたちの人関形成 将士会生活におけるその重要阪港われる一方, カの低下が創其されており,また,子どもたち 自身の困難感も強い。このことから,さらなる 作文指導の充実が望まれると考え,本研究のテ ーマとした。 文章産出に関する認知研究より,子どもたち への作文指導においては,構想郷皆の指導が必 要であることR さらに書くことに関する知識や 書くべきことを構造化させる手段が効果的であ ると考えられること,等が示唆されている。そ こで,概念(事栂間の関係キ林系、を図示しな がら整理していく概念地雷法を作文の構想段階 の指導に導入することにより,作文の質的向上 や困難感の軽減が図れるのではないかと考えた。 以上より,本研究では,倣指導における概 念地図法の導入方法とその効果について擬すす ることとした。また,それに際しては,作文の 中でも特仁子どもたちの困難感が高いと思われ る読書感想文を題材とした。具体的な目的は以 下の通りである。 ①小学生を対象とした読書感想文の指導におい て,構想段常ち概念地図去を導入した指輪去 (比騨句短時間で実施でき,カ叫国別学習形 態を中心としたもの)について提案する。 ②上言時で提案した指導法を,異なる学年の子 指 導 教 員 川 上 綾 子 どもたちを対象に実施し,読書感想文の成績, アンケート調査の結果重個別指導時のプロト コルヂータを指標として,その効果を検証す る。 2 方法と手煩 本研究は次のような明憤ヴ?った。 ① 指導前後の効果を検証するため,道徳の国j 読本に使われている教材文を用いて感想 文を書かせる。 ② 指導の効果の検証に際し,指導前後の作文 を上目安するため,その際に用いる読書感想 文用の評価基準表を作成する。 ③ 具体的な指導法の計画を立案する。読書感 想文産出に必要な,読書材の十分な読解を 促すための f事育繍導j",および感想文産 出のための概念地図法を導入した f本指 導Jについて,それぞれ指導の内容と方法 を決める。 ④ 上 郡

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における計画に従い,読書感想文指 導を実施し,その効果を検証する。 3 評価基準表の作減 先行研究や作文コンクールの審査基準等を 参考に,読書感想文を評価するための,分析(観 点〉評価

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表記と表現Jr:構成,j-

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ものの見方・ 考え方jのカテゴヲーからなる計

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項目},総 合評価,評語欄からなる評価基準表を件減した。 4 指導の内容と方法 (1)事前指導 読書材の十分な読解を促すことをねらいとし つ U 4

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本の選び方に関する指導Jと f読みを深め るための指導jとしてプリントを作成し,それ に基引ハて説明を行った。このような方法とし たのは指導を実施する上での時間的制約からで ある。 (2)本指導 指導に取り入れる具体的な概念地図法は,こ れまでに様々な種類のものが提案されているが重 本研究では①作文に一定のパターンヰ場組み を強いらないこと,②低学年児童でも符裁でき ること,~濠書感想文産出といラ条件に合致し ているごと,等の やかなかたちでで、取り入れたリンクマツプ?法去によ るものとした。 5 指導の効果の検証 小学校

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年生の児童

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名を対象に,上述 のような指導を実施し,その効果を検証した。 (1)作文の評価から 指導の前後に子どもたちが書いた感想文の比 較から,段落の使い方,ことばの選び方,生き 生きとしたことばで書かれているか,読書によ って得た自己の変革が見られるカ等の点に対し て,一定の効果があったと考えられた。ただし, 長い文章の産出に伴い特に困難になる側面や, 子どもが読書材の「読みjが不十分である場合 は,その有効性は認められなかったo 上記に伴い,半数以上の子どもが指導に沿っ た概念地図を描くことがで、きなかったことから, 概念地図の作成と利用には一定の議練が必要で あると思われた。 また,読書感想文指導における概念地図作成 の効用として,子どもがそれをうまく描けるか 否州三読書材がその子どもの発達や興味に合 っているか,読みを深めているかといった点に 関する診断・評価の根拠となりうる,すなわち 概鈴磁惑が読みの診断・評価ツールーとしても利 用できることが実証された。 (2) アンクート調査から 子どもたちへのアンケートから,構想上の困 難感キ安現よの困難感などの軽減が図れたこと が示された。作文産出時の情意面についても肯 定的回答が得ることができた。この結果から, 時間をかけて概念地図を作成した上での作文産 出作業に子どもたちは精神的負担を感じること なく,むしろ作文を書き上げることができたと いラ達成感があったと推測され,本研究のねら いで、あった作文産出における困難感の軽減につ いては一定の成果が得られたといえる。 (3)個別指導時のプロトコルから 個別指導中の筆者(指導者)からの言葉がけ による支援・提案や励ましは,子どもによって は有効に働いたが,意欲の低い子どもキ読書材 の読みが不十分な子どもには有効には働かなか った。また7 自力である程度書ける子どもに対 しても,なかなカ筈けない子どもとは異なる支 援(例えば,推蔽やより個性の際だつ表現方法 の提案等)の仕方によって,より完成度の高い 感想文が書けたのではなし、かと思われた。

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今後の課題 ①読書感想文産出とその指導には,子どもの「読 みJが大きく影響することが示されたため, 今回は時間的制約から行えなかった「読みj の指導の充実も.考える必要がある白 @概念地図に対する子どもの理解や作成意欲を 促す,より有効な手立てを,さらに提案a検 証することが必要である。 ③作文指導における,個々の子どもの特性やカ に応じた個531片縛のあり方を考えていくこと が必要である。 円 δ 4

参照

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