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を残すことになります あいこ は 質量兼備の繁殖雌牛として ひみかねふく の能力を受け継いだ娘牛 です その産子 11 頭の枝肉成績は 枝肉重量が平均 532kg ロース芯面積が平均 62.1cm 2 BMSNo. の平均が 9.0 上物率が 100% と肉量及び肉質に優れた成績を収め これまでに

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Academic year: 2021

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「あいこ」号 「あいこ」は、(独)家畜改良センターを代表する繁殖雌牛で、これまでに肉用牛産 肉能力平準化促進事業(平準化事業)において後代検定済み優良種雄牛として輩出され た「勝忠福」、「光彦」及び「愛之国」の母牛です。 本牛は、十勝牧場で平成14年3月7日に生産され、平成16年4月7日に初子を生 産して以後、人工授精、体内胚採取及び生体卵子吸引及び体外受精(OPU-IVP)による 胚生産などにより、これまで、50頭を超える産子を生産しています。平成30年1月 現在で満15歳となりますが、現在も体積、体伸、尻及び品位の高い輪郭を持ち、資質 などに優れた体型をしており、衰えを見せません。 「あいこ」の母系は、島根県の彦右衛門蔓みつわ系を祖としています。当該系統の特 徴である発育、体積、体伸、肋張り、品位及び皮膚などの美点をよく引き継いでいます。 十勝牧場が、この蔓牛に出会ったのは、平成9年8月に新冠町から十勝牧場に導入した 「ひみかねふく」(「あいこ」の母)がきっかけとなっています。 「ひみかねふく」は、胚移植等を活用し、これまでに9頭の雄子牛と 11 頭の雌子牛 を生産しました。このうち、5頭の産子の枝肉成績が判明しており、BMSNo.の平均が 9.0、また枝肉重量の平均は 517kg と、肉質及び肉量ともに高い能力を有する優良な繁 殖雌牛です。 また、「ひみかねふく」の娘牛達についても、概ね優れた肉質や肉量の能力を発揮し ています。なかでも「ひみかねふく」に「平茂勝」を交配した胚の移植により、生年月 日順で3産目にあたる「あいこ」は、「ひみかねふく」の後継として申し分のない成績

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を残すことになります。 「あいこ」は、質量兼備の繁殖雌牛として「ひみかねふく」の能力を受け継いだ娘牛 です。その産子 11 頭の枝肉成績は、枝肉重量が平均 532kg、ロース芯面積が平均 62.1cm2、BMSNo.の平均が 9.0、上物率が 100%と肉量及び肉質に優れた成績を収め、 これまでに、「あいこ」の息牛として、以下の種雄牛が後代検定済み優良種雄牛とな って、全国に精液が流通しています。 1.「勝忠福」 黒 14592 (22前期現検) 父は、ロース芯面積や増体能力が高い「勝忠平」(黒原 3800)です。本牛は、現場 後代検定で、去勢及び雌24頭の枝肉重量の平均が 491kgと、特に枝肉重量に優れた 能力を示しました。選抜時は、平準化事業の種雄牛中の枝肉重量について歴代2位の評 価を得ました。全兄弟2頭の成績についても、A5、BMSNo.10 及び9、枝重 604 及 び 554kg の高いレベルにあり、脂肪交雑及び増体能力の改良に貢献が期待される種雄 牛です。 2.「光彦」 黒原 5694 (25後期現検) 父は、脂肪交雑能力が非常に高い「光平照」(黒 14057、家畜改良センター産)です。 本牛は、体の伸びや腰の幅などを特徴とし、現場後代検定では、去勢及び雌 28 頭の 平均が枝肉重量 498kgと良好であり、特に去勢の平均は 510kgと優れていました。 また、脂肪交雑についても BMSNo.の平均は 7.7 を記録し、4等級以上率は 92.9%と

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質量兼備で安定しており、枝肉構成も良好なことから、良好な産肉性が期待される種雄 牛です。ただし、IARS 異常症の遺伝子を保因していることから、交配には十分注意が 必要です。 3.「愛之国」 黒原 5747 (26前期現検) 父は、脂肪交雑及び増体能力が高く、全国で活躍中の「芳之国」(黒 14203)です。 本牛は、体の伸びや尻、体上線の強さに特徴を持ち、現場後代検定では、去勢及び雌 33 頭の枝肉重量の平均が 490kgで、特に去勢の平均が 516kgと優れていました。 また、ロース芯面積は平均 63cm2 と大きく、さらに、脂肪交雑についてもこれまでに 類を見ない BMSNo.8.5 を記録し、4等級以上率は 97%など、脂肪交雑及び増体能力に 優れた成績を得ました。脂肪交雑及び増体能力ともに優れた質量兼備の種雄牛として改 良に貢献することが期待されています。なお、「愛之国」は、「芳之国」が保因する IARS 異常症の遺伝子をを取り除いた種雄牛です。 「あいこ」は採胚及び OPU-IVP 技術等を活用し、これまで54頭の産子を生産して おり、10頭の後継牛が次世代の種雄牛生産に活躍しています。 十勝牧場では、「愛(之)国」」から「幸福」へ繋げられるよう、これからも黒毛和 種の育種改良や国内の肉用牛の振興に向けて、多様な育種素材を導入・活用して優良な 種畜等の作出に取り組んで参りますので、今後ともご支援・ご協力いただきますようお 願いします。

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======================================= 「ひみかねふく」エピソード 平成9年当時、十勝牧場(種畜第二課)では、それまでのアンガス種等を含む外国種 の育種改良から黒毛和種の育種改良に舵を切り、優良な育種素材の探索、導入に取り組 んでいました。育種素材の導入は、精液や受精卵が中心でしたが、若雌牛についても家 畜市場から導入していました。 このような中、近隣の関係機関から、当時の種畜第二課担当者(牧場担当者)に対し て、能力が高いと推測される若雌牛についての情報が寄せられました。この情報が寄せ られた若雌牛こそ、のちに「あいこ」や数多の種雄牛等を世に送り出すこととなる「ひ みかねふく」だったのです。 牧場担当者は、情報の寄せられた若雌牛について、関係機関の担当者 T 氏の案内のも と調査に出向きました。向かった先は、新冠町にある小泉俊治さん、京子さんご夫妻が 経営される小泉農場でした。実はこのとき小泉農場には、島根県から導入されていた彦 右衛門蔓みつわ系につながる「ひみきみふじ」が繁殖牛として供用されており、その最 後の産子となるかも知れない若雌牛が生産・育成されていたのです。 牧場担当者は、農場に到着後、T 氏の協力を得ながら、早速「ひみかねふく」と母「ひ みきみふじ」を確認しました。母牛の「ひみきみふじ」の第一印象は、すでに高齢だっ たにもかかわらず、体(骨格)がしっかりしており、「丈夫そう」とのことだったそう です。また、第7糸桜の産子らしく側望が優れており、体幅も十分であり、体積感に優 れていたとのことです。加えて、「顔」について、やや長めで幅があり、目もおだやか

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な「良い顔」との印象だったとのことです。このほか、被毛、乳徴などに問題は無いこ とも確認しています。なお、小泉さんご夫妻に産子の生産状況を確認したところ、順調 に連産をしているとのことでした。 一方、「ひみかねふく」については、本牛を確認しようとした際になんと「ひみきみ ふじ」の娘牛は双子であり、購入するのであればそのどちらかを選ぶということが判明 し、大いに頭を悩ませることとなりました。2頭の体各部の測尺を行って発育等を確認 するとともに、損徴等を確認しました。どちらも発育標準を越えていたものの、双子の もう一方が大柄で発育は上回っていたとのことです。鼻紋も採取し、2頭を見比べ、触 り比べし、迷いに迷った挙げ句、最終的には体のバランス、背腰の平らかさや強さ、肢 蹄の強さ及び皮膚や被毛の質から、現在繋養中の「ひみかねふく」を選択することとな りました。 購入手続きが完了した後日、牧場担当者を含む種畜第二課職員数名は、「ひみかねふ く」を引き取るため、4tトラックで日勝峠を駆け抜け、小泉農場に到着しました。農 場では、小泉ご夫妻が、「ひみかねふく」が将来の種雄牛作出用の繁殖雌牛として引き 取られていくことを大層喜んで、お赤飯を炊いて待っていて下さいました。職員一同、 小泉ご夫妻に「いい種牛を作ります!」と固く約束し、「ひみかねふく」(&お赤飯) とともに農場を後にしました。その日のうちに「ひみかねふく」は、職員とともに十勝 牧場に到着し、導入のための検疫を経てその後の繁殖供用に至るわけです。 「ひみかねふく」の初産の娘牛は、当時、家畜改良センターが積極的に取り組んでい た改良システム「未経産牛からの受精卵採取と本牛肥育」に供用され、良好な肥育結果

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を示しました。その後、「ひみかねふく」から産子を生産し、種雄牛の候補などを作出 していく中で、当時から能力の傑出していた「平茂勝」を交配して生まれたのが、「あ いこ」です。 十勝牧場に繋養されることになった「ひみかねふく」は、繁殖を担当した職員による と、「非常に性質が温順で、牛舎から離れた採胚場までの道のりを頭絡1本のみで連れ て行けるぐらいおとなしく、優しい牛でした。」とのことです。 「ひみかねふく」は、その後、十勝牧場の繁殖雌牛の礎を築き、その後の高能力な種 雄牛造成に貢献し、20歳となる現在も十勝牧場で繋養されています。今でも非常に温 順な雌牛です。 =======================================

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富吉 秀盛 第7糸桜 安福(岐阜) 美津福 みつわ2 のも第7みつわ ひみきみふじ ひみかねふく さよひめ 平茂勝 安茂勝 幸紀雄 あいこ あいしげ 幸紀彦 勝忠平 光平照 あいひら てるひら 花平茂 あいはな 勝忠平 美津百合 あいひら2 ひみあいる 美津照重 美津茂重 安福165の9 百合茂 むつき ひみゆりむつ 美津百合 ゆりつき 平茂晴 美津照重 さちあい2 ひみえめ 光平照 美津百合 らいこう ひみあび 菊知恵 ひみおりか 平茂晴 ひみらいせい 平茂晴 原平茂 ひみらいせい2 大平原 平茂晴 ひみらいせい3 平茂晴 ひみらいせい4 光平照 ひみらいこう2 光平照 ひみらいこう3 久幸 ひみあいひさ 美津百合 ひみあさい 菊知恵 ひみえつよ 菊知恵 ひみうえしげ 勝忠平 勝忠福 平茂晴 貴茂晴 光平照 光彦 芳之国 愛之国 平茂勝 かつこ 北国7の8 きたひめ 北国芳 きたかねぐに 北国芳 きたかねぐに2 芳之国 ひみあおぎ 平茂晴 ひみいなみ 花国安福 ひみさわつね

参照

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