Hamanomachi Hospital 国家公務員共済組合連合会
浜の町病院
日本医療機能評価機構・平成 16 年認定61
第 号
2016
JAN.
C O N T E N T S
はまかぜ
季
季 刊
刊
(写真撮影者 前田 祐也) 理 念 『病める人の身になって、 心のこもった最良の医療を目指します』 基本方針 1.福岡市の基幹病院として急性期医療を担います。 2.地域医療支援病院として、地域の医療機関との連携 や役割分担による地域完結型医療を目指します。 3.安全で質の高い医療を追求し、患者さんに満足して いただける病院を目指します。 4.患者さんの尊厳と権利を尊重します。 5.新しい時代の医療を先取りし、常に研鑽努力します。 ■新年のご挨拶 ������� 一宮 仁・平野 礼子 ■チーム医療 ~医療安全活動のご紹介~ �������������� 西 洋子・大城戸 政行 ■地域医療連携課だより ・栄養課「生活習慣病予防展」 ・「いきいき健康づくり展」 ・クリスマスコンサート ・まいづる大学 ・市民公開講座スケジュール ■外来診療担当医一覧院 長
一宮 仁
新年のごあいさつ
新年明けましておめでとうございます。 昨年は、ソフトバンク・ホークスの圧倒的な強さでの2年連続の日本一、アビスパ福岡のJ1復帰、ラグビーワー ルドカップでの福岡出身・五郎丸選手の活躍など、福岡はスポーツで盛り上がりました。若く健やかな躍動は美し く、誰もがいつまでもそうありたいと思います。今年も皆様にとりまして穏やかな一年となることを願っています。 さて、浜の町病院は新病院に移転して2年が経過しました。お陰さまで、ご紹介いただく新患、入院患者、手術 症例はいずれも増加し続けています。 ご存知のように、2025年にはいわゆる団塊の世代が後期高齢者となり、超高齢化社会になると推測されていま す。私たちの国が長寿国家となった背景には環境衛生や医療水準の高さもありますが、世界に冠たる国民皆保険制 度の恩恵だと思います。ところが、高齢者の増加、医療技術の進歩、分子標的薬などの高額医薬品の出現で、国民 医療費は増加の一途をたどり国家医療財政は逼迫しています。皆さんも自己負担額が徐々に増えていることを実感 されていると思います。また過疎化や医師の地域や診療科の偏在、医療従事者の確保困難などによって、県内でも 診療が受けられないあるいはできない地域もではじめています。 そのような現状や将来予測から、医療費の増加を抑えて国民皆保険制度を維持するために、病床機能報告制度(各 医療施設の機能や実績によって果たすべき役割を分担すること)、地域医療構想(医療の地域格差をなくし、誰も が均等に医療を受けられる体制整備)、在宅医療の推進(できるだけ入院治療を短縮・抑制して居住地域での生活 を地域全体でサポートする体制整備)などの国家施策が動き始めました。浜の町病院は入院治療が必要な急性期医 療を中心に行う病院を目指しています。機能分担をせずに、病状が安定した患者さんがこれまでのように長期間入 院していると、本当に急性期医療が必要な患者さんの診療ができなくなるため、急性期を乗り越えて病状が安定す れば、回復期や療養施設へバトンタッチ、あるいはご自宅でかかりつけの先生方を中心とした在宅医療へと移行す ることとなります。患者さんが不利益を被ることは極力抑えられるべきですので、今後はかかりつけの先生や回復 期、療養型施設とより一層緊密な連携が必要となります。在宅医療については、これから行政や医師会、各種団体、 地域の様々な他職種の方々と協力しながら体制を整えていくことになります。 病院も高齢患者さんが増加し、個々の患者さんの対応には手間も時間もかかるようになっています。そのため病 院スタッフの労働量も増え大変忙しくなっております。これからもスタッフは一丸となって、登録医の先生がたの ご支援と連携診療を戴きながら、地域医療支援病院、福岡県がん拠点病院としての責務を果たし、安全で安心な医 療、満足度の高い医療を提供して参りたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。看護部長
平野 礼子
2016年(平成28年)
皆様、新年明けましておめでとうございます。 昨年は、ノーベル生理学・医学賞を大村智先生が物理学賞を梶田隆章先生が受 賞されました。また、ラグビーワールドカップでの日本チームの活躍は日本人と して誇らしい嬉しいニュースでした。一方、過激派組織ISが起こした邦人の殺 害やパリでの同時多発テロなど震撼するような事件の起こった年でもありました。 今年が、嬉しいニュースや喜ばしいニュースに恵まれる1年であるよう願うばか りです。 近年、数多くの研究から、従業員の満足度(ES)が顧客満足(CS)に強い影 響を与える事が分かっています。看護部では、看護師1人1人の満足度を高めるこ とが、患者さんへの看護の質を向上させる事に繋がると考え、昨年度より労務環 境の改善に取り組んできましたが、未だ充分とは言えない状況です。今年は「申」 年です。「申」は、果実が成熟して固まって行く状態を表しているとされています ので、干支にあやかり成果を結ぶよう継続して取り組んでまいります。 看護部の“最大の資産”は、「人」です。患者さんへの看護の質を向上させるた めに、これまで看護師教育には力を注いできました。また、自らキャリア開発に 取り組むことができるようキャリアラダーの整備もしています。今年度からは看 護管理者のキャリア開発も進めてゆくように計画しています。 働きやすい環境づくりをおこない、職員1人1人が自分の役割を自覚し実践す ることでESが向上し、患者さんへ提供する看護ケアの質が上がりCSの向上に 繋がるような良い循環を構築できるよう取り組んでいきたいと思います。 本年もどうぞご支援の程、よろしくお願い申し上げます。 ※EmployeeSatisfaction:ESとは従業員満足(ここでは看護師の満足)です。 CustomerSatisfaction:CSとは顧客満足(ここでは患者さんやご家族の満足) を指します。はじめに
患者さんに安心して医療を受けていただけるよ う、院長の指揮のもと、委託職員を含む全ての職員 で医療安全管理体制を築き、日々活動しています。医療安全管理体制
○医療安全管理室 1回/週カンファレンス開催 (大城戸安全管理部長、西専従師長、松浦副院長、 野中薬剤部長、 総務課長、師長2名の7名で構成) ○医療安全管理委員会(1回/月開催) 大城戸安全管理部長、西専従師長、松浦副院長、 深町看護次長、山内総務課長を含む各部門の所属 長の代表17名で構成 ○医療安全推進委員会(1回/月開催) 委員長は西医療安全専従師長 各部門各部署より選出し38名で構成 ○医薬品安全管理委員会チーム医療
医療安全専従師長西 洋子
医療安全管理部長大城戸 政行
○医療機器安全管理委員会 委員長は廣津救急センター部長 8名で構成 ○透析機器安全管理委員会 委員長は吉田腎臓内科部長 5名で構成活動の内容
○事象発生の報告収集 報告の目的は、“医療安全を確保するためのシ ステムの改善や教育・研修の資料とする”として います。この基本理念をもとに職員は院内で起こ るさまざまな事象を医療安全管理システムより入 力します。入力された報告は医療安全管理室と所 属長へすぐに情報が流れます。 調査にあたっては医療のプロセスの見直しが不 可欠であり、根本的な原因の分析から実効性のあ る再発防止策へつなげる視点が必要となります。 現場との情報交換、現場確認、背景因子の分析に より原因を明らかとし、問題点の重要性を評価し ます。 ○対策検討 システムエラーが発見されれば他の領域への影 響を考えながらエラーの改善策をカンファレンス で検討し、医療安全管理委員会へ提示します。マ ニュアル化できるものは、マニュアル化し院内 ルールとします。 ○対策の定着 定着活動は部署への院内巡視を行います。予防 対策の実施状況を確認すると共に、職員のリスク マネジメント意識の向上を図ります。主に医療安 全推進委員会がグループ活動としてその役割を 担っています。 ○職員への周知及び啓発活動~医療安全活動のご紹介~
安全管理に関する意識の啓発のため、年11回「医 療安全だより」を発行しています。各部署からの 報告内容、委員会からのお知らせ、安全情報など を掲載しています。 ○医療安全研修会の企画・運営 年2回、全職員を対象に「医療事故防止」・「医 療安全対策」をテーマに全職員参加を必須とする 研修会を開催しています。今年度、1回目は6月 29日「カルテ記載と説明の重要性」と題し、田 村弁護士に講演いただき、80%以上の職員が受 講しました。 2回目の研修は、10月9日に医療事故調査制 度に向け、「事故調査制度~院内で行うべきこと ~」と題し、当院医師による講演を行い、職員の 制度理解に取り組みました。
医療安全推進週刊活動
今年は11月23日~ 29日までの1週間を「医療安 全推進週間」とし、11月27日の医療安全推進委員 会開催日に患者さん・ご家族のみなさま、職員への 啓発行事を行いました。 〇転倒予防教室の開催 1階北側ラウンジにて入院患者さんを対象に、当 院理学療法士を講師に開催し、18名の参加があり ました。10分の講演と20分程度の運動を行いまし た。参加いただいた皆さんからは、「また参加したい」 とのお声を頂きました。 〇ポケットティッシュの配布 “アレルギー情報の医療者への 情報提供のお願い” 外来受診いただいた患者さんと入院中の患者さん に、医事課職員や医療安全推進委員、所属長が配布 し、ご協力を呼びかけました。終わりに
このような医療安全管理体制を築き、活動して いますが、みなさまからさまざまなご相談をお受 けすることがあります。「どこに相談してよいか わからない」と迷われる際は、1階正面玄関から 入り、右側の患者相談窓口へご相談ください。 安全な医療の提供のためには、医療を受ける側 の患者さん・ご家族の皆さんの医療安全への参加 がとても重要です。1階、情報コーナーや各階エ レベータ横に、「患者・家族の皆さんの安全対策 10カ条」を掲示し、安全活動への参加をお願い しています。是非一度ご覧下さい。 教室開催の様子 浜の町病院医療安全推進委員会 平成27年11月栄養課長 樋口則子 調理師 室澄 浩 平成27年9/ 1~9/11、県庁ロビーにおいて、「いきいき 健康づくり展」が開催されました。これは9月の健康増進普 及月間及びがん征圧月間に合わせて、県民への自主的健康づ くりの普及啓発が目的で開かれています。 期間中、当院を始め市内の病院の食事が健康食として展示紹 介され、多くの方が立ち寄られました。また、県庁11階の「よ かもんカフェ」にて当院のメニューが採用され、1日40食限 定のお弁当として売り出されたところ、30分で完売!となっ たそうです。 今後も、県民の健康増進に少しでもお役に立てるよう、尽 力していきたいと思います。 舞鶴公民館の主催で舞鶴大学「健康講座」が開催され、当 院の医師による講演を行いました。 9月に「高齢者に多い皮膚疾患について」、10月に「高齢 者に多い眼疾患について」、11月に「これから流行る感染症 ~インフルエンザとノロウイルス対策について~」と題し専 門の医師による講演を行いました。 参加者の方々は、身近な疾患のお話にメモを取ったり大き くうなずいたりと熱心に聞き入っておられました。講演後に は活発な質問も飛び交い活気のある講座となりました。 栄養課 樋口 則子 平成27年10/ 6(火)~ 10/ 8(木)、生活習慣病予防展を 開催しました。 1,600kcalのバランス食や食品中に含まれる食塩の実際、 栄養や運動に関するポスターを展示し、各相談コーナーでは 栄養相談、看護師による生活相談、お薬相談、さらに身体計 測や血糖測定を実施しました。患者会紹介コーナーでは、糖 尿病友の会「浜の町会」、がん患者と支援者の会「南風(まじ) の会」の方がボランティアスタッフとして参加されました。 アンケートでは、バランス食や食塩の展示、血糖測定が良かっ たという意見が多く聞かれました。 次回は平成28年3/ 1(火)~3/ 3(木)10時~ 13時に開催 予定です。 みなさま、どうぞお立ち寄りください。 12月4日(金)に当院のがん患者の会「南風の会」主催に より「森の音楽家 shana」さんをお招きしてクリスマスコ ンサートが開催されました。1階のラウンジは入院中の患者 さんやお見舞いの方々などで普段とは違う賑やかな雰囲気に 包まれていました。オカリナとギターによるクリスマスソン グや懐かしい日本の歌の暖かい演奏に皆さん聞き入っていま した。最後は会場の皆さんで「ふるさと」を合唱し、とても 暖かい気持ちになりました。 ひと足早いクリスマスを満喫することが出来ました。あり がとうございました。