目次 Ⅰ. はじめに Ⅱ. 平成 29 年度港湾請負工事積算基準の改定概要 Ⅱ-1. 新規施工歩掛の制定工種 Ⅱ-2. 施工歩掛の改定工種 Ⅱ-3. その他の改定 Ⅲ. その他 Ⅲ-1.ICT 活用工事の積算 Ⅲ-2. 荒天リスク精算型試行工事 Ⅲ-3. 各種実態調査について Ⅲ-4. 港湾請負工事

平成２９年度

積算基準等の改定について

北

陸

地

方

整

備

局

港 湾 空 港 部

港 湾 事 業 企 画 課

平 成 ２９年 ５ 月

平成２９年度 港湾関係事業の 品質向上説明会 〔資料－２〕

目次

Ⅰ.はじめに

Ⅱ.平成２９年度

港湾請負工事積算基準の改定概要

Ⅱ-１.新規施工歩掛の制定工種

Ⅱ-２.施工歩掛の改定工種

Ⅱ-３.その他の改定

Ⅲ.その他

Ⅲ-１.ＩＣＴ活用工事の積算

Ⅲ-２.荒天リスク精算型試行工事

Ⅲ-３.各種実態調査について

Ⅲ-４.港湾請負工事積算基準等の公表について

Ⅰ.はじめに

2

「港湾及び海岸土木工事の予定価格の基礎

となる積算価格を算出するためのもの」

・品質確保及び適正な利潤の確保

・施工環境の変化

を予定価格に適切に反映

港湾請負工事積算基準の目的

積算基準の改定

Ⅱ.平成２９年度

港湾請負工事積算基準の

改定概要

Ⅱ-1.新規施工歩掛の制定工種

（１）測量業務 マルチビーム測深

（２）構造物撤去工 ①防舷材撤去 ②車止撤去

制定工種

（１）測量業務 マルチビーム測深 ① 積算フロー ｢測量準備｣ ｢艤装テスト｣ ｢マルチビーム測深｣ ｢報告書作成｣ の施工歩掛を制定 測量準備 艤装テスト ﾏﾙﾁﾋﾞｰﾑ測深 機材運搬 水準測量 踏査 設標 測角・測距 整理計算 主要基準点設置 補助基準点設置 簡易検潮器等設置 簡易検潮器等検潮 簡易検潮器等撤去 検潮資料整理 検潮基準測定 検潮資料整理 検潮 水深測量 基準点測量 測量準備 水準測量 簡易検潮等 隣接に水準点がない場合 検潮所がない場合

Ⅱ-1.新規施工歩掛の制定工種

マルチビーム測量を実施するに当り、必要な準備（関係機関との諸調整を含む）に要す る費用を計上 （１）測量業務 マルチビーム測深 ② 測量準備の施工歩掛 6 代価表 測量準備　１式当り 名 称 形 状 寸 法 単 位 数 量 摘 要 主 任 技 師 測量 人 3 （外業 1） 技 師 測量 人 5 （外業 2） 技 師 補 測量 人 4 （外業 1） 雑 材 料 ％ 1

Ⅱ-1.新規施工歩掛の制定工種

測量船へのマルチビーム測深機器取付および動作確認に要する費用を計上 （１）測量業務 マルチビーム測深 ③ 艤装テストの施工歩掛 艤装テスト　１式当り 名 称 形 状 寸 法 単 位 数 量 摘 要 交 通 車 ライトバン 2L 日 1 運2H／就8H 主 任 技 師 測量 人 0.5 技 師 測量 人 1 技 師 補 測量 人 1 助 手 測量 人 0.5 測 量 船 運 転 FRP Ｄ　70PS型 日 1 就業8H GNSS 日 1 損料　注） ﾏ ﾙ ﾁ ﾋ ﾞ ｰ ﾑ 測 深 機 日 1 損料　注） 雑 材 料 ％ 1

Ⅱ-1.新規施工歩掛の制定工種

代価表

マルチビーム測深に要する費用を計上 （１）測量業務 マルチビーム測深 ④ マルチビーム測深の施工歩掛 8 能力算定式 １日当りの測深面積は次式により算定する。 Ａ＝ｎｉ×(1.00＋Ｅ1＋Ｅ2＋Ｅ3＋Ｅ4)×Ｅ5×Ｅ6×Ｔ×Ｈ／1000 Ａ ：１日当りの測深面積（km2/日） ｎｉ：標準測深速度（6.5km/h） Ｅ1 ：海域区分能力補正係数 Ｅ2 ：その他現場条件能力補正係数 Ｅ3 ：転船に要する距離能力補正係数 Ｅ4 ：最大測深幅能力補正係数 Ｅ5 ：重複率能力補正係数 Ｅ6 ：作業時間区分能力補正係数 Ｔ ：１日当り測深作業時間（6h/日） Ｈ ：測深範囲の平均水深（-60mまで）の整数 マルチビーム測深　１日当り（　km2） 名 称 形 状 寸 法 単 位 数 量 摘 要 交 通 車 ライトバン 2L 日 1 運2H／就8H 測 量 船 運 転 FRP Ｄ　70PS型 日 1 就業8H 主 任 技 師 測量 人 1 技 師 測量 人 1 技 師 補 測量 人 1 助 手 測量 人 1 GNSS 日 1 損料　注） ﾏ ﾙ ﾁ ﾋ ﾞ ｰ ﾑ 測 深 機 日 1 損料　注） 雑 材 料 ％ 2

Ⅱ-1.新規施工歩掛の制定工種

代価表

マルチビーム測深記録を整理して、成果品を必要部数作成する費用を計上 （１）測量業務 マルチビーム測深 ⑤ 報告書作成の施工歩掛 報告書作成　１式当り 名 称 形 状 寸 法 単 位 数 量 摘 要 主 任 技 師 測量 人 技 師 測量 人 技 師 補 測量 人 雑 材 料 ％ 4 各職種の数量は測深面積（Ａ）をもとに、下表の算定式により求める。 名称 算定式 摘要 主 任 技 師 3.0＋1.0×Ａ 技 師 10.0＋3.2×Ａ 技 師 補 9.0＋4.4×Ａ Ａ：測深面積(km2)

Ⅱ-1.新規施工歩掛の制定工種

代価表

（２）構造物撤去工 ① 防舷材撤去 適用範囲 防舷材(Ｖ型､漁港型､サークル型､Ｋ型)本体を撤去する工事に適用 ※円筒型、Ｄ型、受衝板付等の防舷材撤去および特殊工法を使用する 場合は別途考慮する 10

Ⅱ-1.新規施工歩掛の制定工種

代価表 防舷材撤去　　１日（　基）当り Ｈ=250mm未満 Ｈ=250mm以上 Ｈ=500mm以上 Ｈ=800mm以上 　 500mm未満 　 800mm未満 防舷材撤去 基 8 5 4 3 市場単価 ラフテレーンクレーン または (油)　 ｔ吊 日 1 1 1 1 標準運転時間 クローラクレーン 名称 形状寸法 単位 数量 摘要

適用範囲 車止（合成樹脂型、角形鋼管製、被覆鋼板製（中詰ｺﾝｸﾘｰﾄﾀｲﾌﾟ）） を撤去する工事に適用 ※レジンコンクリート製等の車止撤去および特殊工法を使用する場合は 別途考慮する （２）構造物撤去工 ② 車止撤去 車止撤去　100ｍ当り 名 称 形 状 寸 法 単 位 数 量 摘 要 車 止 撤 去 ｍ 100 市場単価

Ⅱ-1.新規施工歩掛の制定工種

代価表

参考資料へ移行した工種

（１）基礎工、被覆・根固工 袋詰コンクリート工

（２）裏込・裏埋工 裏込材投入（陸上投入）

積算基準から削除した工種

（１）本体工 場所打式

プレパックドコンクリート工

改定工種

Ⅱ-2.施工歩掛の改定工種

12 ※移行・削除：モニタリング調査により施工実績件数がない工種は、 本編から参考資料への移行、積算基準からの削除を行う。 ※参考資料 ：本編に掲載されていない暫定的に定めた施工歩掛。 なお、これにより積算する場合は、施工条件を十分勘案する。

Ⅱ-3.その他の改定

（１）間接工事費 イメージアップ経費 用途として防災・危機管理関係、担い手育成関係を追加 仮設備の設置、美装化に要する費用 垂れ幕（横断幕）、工事看板（説明板・案内板・ＰＲ看板）、緑 化・花壇（椅子・ベンチ含む）、ライトアップ 安全器具の美装化、清掃に要する費用 器具美装化（バリケード、転落防止柵（足場・安全ネット）、工事 標識、安全標識照明、安全機器（カラーコーン・回転灯）、安全具 （救命胴衣・安全浮標・ヘルメット・安全靴・安全帯・消化 器））、清掃費 現場施設の美装化、行事等の開催に要する費用 施設美装化（現場事務所・現場休憩所・作業員宿舎）、インフォ メーション施設の設置および管理運営、行事の開催 防災訓練に要する費用 防災訓練（地震・台風等の自然災害に対する訓練）に使用する作業 船・重機の燃料費、回航えい航費・運搬費、資機材の費用 仮設備関係 防災・危機管理関係 営繕関係 役務関係 イメージアップに係る土地借上および道路等の占有に要する費用 安全関係

（２）測量業務他 調査準備における複数の関係機関との協議 14 注）１日の行程で複数の関係機関との諸調整が行えない場合または契約変更 により新たに関係機関との諸調整が必要となる場合は、別途考慮する。

Ⅱ-3.その他の改定

測量準備　　１式当り 名称 形状寸法 単位 数量 摘要 主 任 技 師 測　量 人 2 （外業　1） 技 師 　〃 人 5 （外業　1） 技 師 補 　 〃 人 4 雑 材 料 ％ 1 業務履行場所が複数の港湾、都道府県に跨がる場合や調査項目の追加により新 たに関係機関と諸調整を行う場合に対応するため、補足を追加。

（３）水域環境調査業務他 水中試料採取における水深の考え方

採取水深は、採取層の水深の平均とする。

↓

Ⅱ-3.その他の改定

②能力補正係数 適用明細 補正係数 摘要 10ｍ未満 0.00 10ｍ以上～20ｍ未満 -0.10 20ｍ以上～30ｍ未満 -0.25 影響要因 採取水深は、調査地点の水深毎に 区分する。 E1 採取水深 区　　分 採泥、底生生物調査、付着生物調査、藻場調査の試料採取においては、層別に試 料採取を行わないこと、また、各調査地点の水深を平均するとの誤解を招くことから、 摘要の記載内容を修正。

Ⅱ-3.その他の改定

（４）就業時間別船員供用係数の改定 ① 船員供用係数β（１ワッチ制） 改定内容：割増賃金比の変更による船員供用係数βの見直し 16 船舶供用係数(α)と就業時間別船員供用係数(β)（１ワッチ制） 就業時間別の船員供用係数(β) 就業時間 8H 就業時間 9H 就業時間 10H 就業時間 11H 備 考 係 数 船舶供用係数 [超勤時間 0H] [超勤時間 1H] [超勤時間 2H] [超勤時間 3H] ランク （α） [深夜時間 0H] [深夜時間 0H] [深夜時間 0H] [深夜時間 0H] ･ 普通船員 ･ 普通船員 ･ 普通船員 ･ 普通船員 船団長 高級船員 船団長 高級船員 船団長 高級船員 船団長 高級船員 1 1.65 1.20 1.20 1.31 1.32 1.42 1.43 1.53 1.55 2 1.80 1.30 1.30 1.41 1.42 1.52 1.53 1.63 1.65 3 2.05 1.45 1.45 1.56 1.57 1.67 1.68 1.78 1.80 4 2.25 1.60 1.60 1.71 1.72 1.82 1.83 1.93 1.95 5 2.45 1.70 1.70 1.81 1.82 1.92 1.93 2.03 2.05 6 2.65 1.80 1.80 1.91 1.92 2.02 2.03 2.13 2.15 7 2.90 1.95 1.95 2.06 2.07 2.17 2.18 2.28 2.30 8 3.20 2.15 2.15 2.26 2.27 2.37 2.38 2.48 2.50 9 3.70 2.40 2.40 2.51 2.52 2.62 2.63 2.73 2.75 船舶供用係数(α)と就業時間別船員供用係数(β)（１ワッチ制） 就業時間別の船員供用係数(β) 就業時間 8H 就業時間 9H 就業時間 10H 就業時間 11H 備 考 係 数 船舶供用係数 [超勤時間 0H] [超勤時間 1H] [超勤時間 2H] [超勤時間 3H] ランク （α） [深夜時間 0H] [深夜時間 0H] [深夜時間 0H] [深夜時間 0H] ･ 普通船員 ･ 普通船員 ･ 普通船員 ･ 普通船員 船団長 高級船員 船団長 高級船員 船団長 高級船員 船団長 高級船員 1.31 1.43 1.42 1.54 1.53 1 1.65 1.20 1.20 1.31 1.41 1.53 1.52 1.64 1.63 2 1.80 1.30 1.30 1.41 1.56 1.68 1.67 1.79 1.78 3 2.05 1.45 1.45 1.56 1.71 1.83 1.82 1.94 1.93 4 2.25 1.60 1.60 1.71 1.81 1.93 1.92 2.04 2.03 5 2.45 1.70 1.70 1.81 1.91 2.03 2.02 2.14 2.13 6 2.65 1.80 1.80 1.91 2.06 2.18 2.17 2.29 2.28 7 2.90 1.95 1.95 2.06 2.26 2.38 2.37 2.49 2.48 8 3.20 2.15 2.15 2.26 2.51 2.63 2.62 2.74 2.73 9 3.70 2.40 2.40 2.51

Ⅱ-3.その他の改定

（４）就業時間別船員供用係数の改定 ② 船員供用係数β（２ワッチ制） 改定内容：割増賃金比の変更による船員供用係数βの見直し 船舶供用係数(α)と就業時間別船員供用係数(β)（２ワッチ制） 就業時間別の船員供用係数(β) 就業時間 16H 就業時間 18H 就業時間 20H 就業時間 22H 備 考 係 数 船舶供用係数 [超勤時間 0H] [超勤時間 2H] [超勤時間 4H] [超勤時間 6H] (α) ランク [深夜時間 1H] [深夜時間 3H] [深夜時間 4H] [深夜時間 6H] ･ 普通船員 ･ 普通船員 ･ 普通船員 ･ 普通船員 船団長 高級船員 船団長 高級船員 船団長 高級船員 船団長 高級船員 1 1.65 1.21 1.21 1.34 1.35 1.46 1.48 1.59 1.62 2 1.80 1.31 1.31 1.44 1.45 1.56 1.58 1.69 1.72 3 2.05 1.46 1.46 1.59 1.60 1.71 1.73 1.84 1.87 4 2.25 1.61 1.61 1.74 1.75 1.86 1.88 1.99 2.02 5 2.45 1.71 1.71 1.84 1.85 1.96 1.98 2.09 2.12 6 2.65 1.81 1.81 1.94 1.95 2.06 2.08 2.19 2.22 7 2.90 1.96 1.96 2.09 2.10 2.21 2.23 2.34 2.37 8 3.20 2.16 2.16 2.29 2.30 2.41 2.43 2.54 2.57 9 3.70 2.41 2.41 2.54 2.55 2.66 2.68 2.79 2.82 船舶供用係数(α)と就業時間別船員供用係数(β)（２ワッチ制） 就業時間別の船員供用係数(β) 就業時間 16H 就業時間 18H 就業時間 20H 就業時間 22H 備 考 係 数 船舶供用係数 [超勤時間 0H] [超勤時間 2H] [超勤時間 4H] [超勤時間 6H] (α) ランク [深夜時間 1H] [深夜時間 3H] [深夜時間 4H] [深夜時間 6H] ･ 普通船員 ･ 普通船員 ･ 普通船員 ･ 普通船員 船団長 高級船員 船団長 高級船員 船団長 高級船員 船団長 高級船員 1.35 1.34 1.47 1.47 1.61 1.60 1 1.65 1.21 1.21 1.45 1.44 1.57 1.57 1.71 1.70 2 1.80 1.31 1.31 1.60 1.59 1.72 1.72 1.86 1.85 3 2.05 1.46 1.46 1.75 1.74 1.87 1.87 2.01 2.00 4 2.25 1.61 1.61

Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

Ⅲ.その他

Ⅲ-1.ＩＣＴ活用工事の積算

・ＩＣＴ活用工事積算要領（浚渫工編）

→共通仮設費率分を、ＩＣＴを活用する浚渫工事用に新たに設定した率算定式 の係数を用いて算出 →マルチビーム測量の費用は、新たに制定する積算基準により算出し、 その他工事費として計上

・マルチビーム測量の積算基準

→マルチビーム測量の施工歩掛を｢港湾請負工事積算基準」に新たに制定

・ＩＣＴ活用工事の積算構成

工事価格 請負工事費 工事原価 直接工事費 間接工事費 共通仮設費 現場管理費 一般管理費等 その他工事費 （測量業務価格） 測量作業費 直接測量費

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Ⅲ-2.荒天リスク精算型試行工事

〈概要〉 ・作業船を使用する海上工事が対象 ・施工期間中の実績（運転日数・休止日数）により供用係数を精算 ※供用係数は積算基準に基づき精算する。 ※休止日数は、休日（土日、祝日、年末年始休暇、夏期休暇）、安全訓練、荒天に よる休止の日数とする。 ※休日作業は運転日数とする。ただし、１週間以内に取得した代休は休止日数と する。 ※受注者の自己都合による休止は運転日数とする。 ・必要に応じて工期を延長 〈目的〉 ・港湾工事において、休日を確保することで、労働環境を改善し、担い手の育 成・確保につなげる ・発注者が荒天のリスクを負担することで、受注者の休日確保を促す

Ⅲ-3.各種実態調査について

請負工事費 工事価格 工事 原 価 間接工事費 直接工事費 純工事費 ＝ 直接工事費 ＋ 共通仮設費 【歩掛×単価】 施工歩掛： 労務単価： 資材単価： 船舶・機械経費： 共通仮設費 現場管理費 【直接工事費×経費率】 ＋ 【積み上げによる計上】 （各工事現場ごとの施工 条件に応じて算定） 工事目的物の施工に 直接必要な経費 【（直接工事費＋共通仮設費） × 経費率】 （実態調査により標準的な経費を算出し率を決定） 施工に際し共通的に必要な経費 例：機械等の運搬、工事現場の安全対策に要する安全費等 工事を管理するために必要な経費 例：現場に常駐する社員の給与，労災保険等の 法定福利費 施工単位ごとに必要な労力，資材，機械 の数量を実態調査により標準的な値を決定 賃金台帳を基に実態調査で決定 労務賃金＝基本日額＋割増賃金 市場の取引価格 物価調査機関による調査価格 船舶・機械の使用実績に基づき標準的 な価格を決定（実態調査） 船舶・機械損料またはリース価格 （実態調査により標準的な 経費を算出し率を決定）

◆各種の実態調査を実施

◆施工歩掛の実態調査

施工情報調査

本調査は、施工歩掛の改廃のために行う実態調査であり、 「モニタリング 調査」と「詳細調査」に分類される。

①モニタリング調査

現行の施工歩掛と実態の乖離状況を確認するため、全工種を対象に施工 形態の変化や、全国的な施工実績等を網羅的に把握するための調査。

○調査対象：詳細調査を行う工種以外の全工種

②詳細調査

施工歩掛改定の検討資料となる詳細な実態調査。

○調査対象：モニタリング調査の結果等から施工実態と現行の

施工歩掛とで乖離が見られた工種

新規歩掛検討調査

新たな歩掛を策定するために行う調査。（詳細調査と同様な調査内容） 22

Ⅲ-3.各種実態調査について

詳細調査

継続調査(２工種)

再調査(２工種)

・流況調査

・石材均し工

・海象観測装置定期点検・保守

・マルチビーム測量

モニタリング調査

工事：上記以外の全工種(回航･えい航費含む)

業務：測量業務､環境生物調査､磁気探査､潜水探査､

土質調査

平成２９年度の実態調査は以下の工種(予定)

◆施工歩掛の実態調査

Ⅲ-3.各種実態調査について

間接工事費等諸経費動向調査

○毎年度、港湾浚渫工事、港湾構造物工事、海岸工事についてデータを 収集し、現行積算基準との比較解析を行い、一定の乖離がある場合、 間接工事費等の改定を行う。 ○共通仮設費及び現場管理費については、港湾浚渫工事、港湾構造物工 事、海岸工事でそれぞれ率を設定。 ○一般管理費等率については、国土交通省（河川・道路・港湾・航空）、 農林水産省と共同解析により、同一率を使用。 ○諸経費に係る各補正値について調査、解析。 ○その他、設計等業務、測量調査関係等の諸経費についても調査、解析。

◆間接工事費、一般管理費等の実態調査

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Ⅲ-3.各種実態調査について

作業船稼働実態調査

本調査は、「船舶および機械器具等の損料算定基準」を定めるために必 要な、作業船等の購入価格、稼働実績及び管理費等について、作業船等 の所有者を対象に行っている実態調査である。 ○調査対象：港湾工事用の作業船等を保有する会社（約４００社） ○調査内容：①購入価格 ②船舶の諸元 ③年間の修理費（定期整備費・現場修理費） ④年間の運転時間・運転日数・供用日数等 ⑤管理費（税金、保険、保管経費等） ⑥廃船実績 ⑦その他（燃料消費量等）

◆船舶・機械経費の実態調査

Ⅲ-3.各種実態調査について

公共事業労務費調査(５１職種＋ダイバー)

公共工事を実施している会社の実態調査（賃金支払い）を基に 「公共工事設計労務単価」を決定し、公表している。 → http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo14_hh_000552.html （港湾５職種は高級船員､普通船員､潜水士､潜水連絡員､潜水送気員） ※ダイバーの労務単価については、港湾局ＨＰにて公表。 → https://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_fr5_000019.html ○調査範囲：原則として関係二省（国交省、農水省）の所管する 直轄事業及び補助事業。 ○調査期間：１０月期に実施している工事について調査。 （少数標本職種については、上記期間に調査対象工事に従 事していない場合、９月１日～９月３０日の期間を調査 対象とする） ○対象工事：原則として１件１，０００万円以上の工事を対象

◆労務単価(工事)の実態調査

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Ⅲ-3.各種実態調査について

調査設計業務等技術者給与等実態調査

公共事業の業務委託等のうち調査設計等業務および地質調査業務 （現場業務）に従事する技術者に対する実態調査（賃金支払い）を 基に「設計業務委託等技術者単価」を決定し、公表している。 →http://www.mlit.go.jp/tec/sekisan/sekkei/tanka.html ○調査対象：選定された調査対象会社における社員（支社・支店等に 属する社員も含む）で調査設計業務および地質調査に従 事する技術者

◆設計業務委託等技術者単価の実態調査

Ⅲ-3.各種実態調査について

港湾請負工事積算基準は、

施工環境等の変化に迅速に対応していくために、

今後も継続して実態調査を行い、現場実態を適切

に積算基準に反映するよう努めていきたい。

平成２９年度も引続きご協力をお願いします

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Ⅲ-3.各種実態調査について

Ⅲ-4.港湾請負工事積算基準等の公表について

○港湾請負工事積算基準

平成29年度 改定の詳細（新旧対比表）は、下記HPに公表済 http://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_fr5_000019.html

○施工パッケージ型積算方式の試行について

施工パッケージ型積算方式の施工要領について、下記HPに公表済 http://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_fr5_000019.html

○施工パッケージ型積算方式標準単価

施工パッケージ型積算方式標準単価は、下記に公表済 http://www.ysk.nilim.go.jp/kakubu/kanri/sekisan/sekou.html（港湾工事）

○船舶および機械器具等の損料算定基準

平成28年度 改定内容は、下記ＨＰに公表済(平成29年度改訂なし) http://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_fr5_000019.html

○公共工事設計労務単価

平成29年度 公共工事設計労務単価は、下記ＨＰに公表済 http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo14_hh_000486.html

○設計業務委託等技術者単価

平成29年度 設計業務委託等技術者単価は、下記ＨＰに公表済 http://www.mlit.go.jp/tec/sekisan/sekkei/tanka.html 30

Ⅲ-4.港湾請負工事積算基準等の公表について

おわりに

今後とも、

関係各位から寄せられるご意見等を踏まえ、