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わが国鉄道公安制度と西ドイツ及び合衆国鉄道警察との異同 :対警察,検察官との関係における問題点

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(1)

わが国鉄道公安制度 と西 ドイツ及び合衆国鉄道警察 との異同

(対

警察

,検

察 官 との関係 におけ る問題 点

) 田 和 俊 輔 (昭和61年5月31日受理)

1.組

織上の問題点

2.権

限上の問題点

3.結

1.組

織上の問題点 わが国の現行鉄道公安制度の歴史 は新 しく

,第

二次大戦敗戦 を契機 に駐留す ることとなった連合 国軍隊,殊に合衆国軍隊の軍需物資輸送機関としてのわが回の当時,運輸省国有鉄道部 の管轄下 にあつ た国鉄 の鉄道用地 と鉄道地内に於 ける輸送確保 を目的 として

,合

衆国軍司令部 の要求 と指導 に依 て 創設 された ものである。「鉄 道 公安職 員 」制度 その ものは昭和25年9月 法律

241号

で設 立 されたの であるが

,こ

の制度の前駆 は昭和23年12月 9日

,法

234号

4条

1号

である。この法律 は「司 法警察職員等指定応急措置法」 といい

,そ

1条

は「森林

,鉄

道 その他特別の事項 につ いて司法警 察職員 として職務 を行 うべ き者及 びその職務の範囲」 は

,他

の法律 に特別の定のない限 り

,当

分の 間「司法警察官吏及び司法警察官吏の職務 を行 うべ き者の指定等 に関す る作」 を根拠法 とすべ きこ とを示 している。 これは大正12年に

528号

として公布 された勅令であるが

,こ

れとは別に前記司法 警察職貝等指定応急措置法

4条

は「 日本国有鉄道の役員又は職員で

,運

輸大臣の定め る者 がその役 員又は職員の主 たる勤務地 を管轄す る地方裁判所 に対応す る検察庁の検事正 と協議 をして指名 した ものは

,国

有鉄道の列車又は停車場 における現行犯 について

,刑

事訴訟法の規定 による司法警察員, 司法巡査 として職務 を行 う。」とし

,

役員

,

駅長

,

助役

,車

掌区長 と

,

旅客公衆の秩序維持 や荷物 事故防止事務 を担当す る者 を「司法警察員」 に

,駅

,車

掌区の助役

,前

項 に掲 げる以外 で旅客公衆 の秩序維持又は荷物事故防止の事務 を担当す る者 を「司法巡査」 とす ることを定めている。更 に遡 って前掲根拠法「司法警察官史 ノ職務ヲ行フヘキ者ノ指定等二関スル件」を見 ると,その

3条

5号

と 12号に同趣 旨の規定 が あ り,「 鉄道局 又ハ鉄道局 ノ事務 ヲ取扱 フ命令 ラ以テ定ムル地方官署勤務ノ 三級 ノ運輸事務官ニ シテ国有鉄道二於 ケル旅客公衆 ノ秩序維持又ハ荷物事故防止 ノ事務 ヲ担 当スル モ ノ,国有鉄道ノ駅長,車掌区若 クハ 自動車区ノ助役又ハ車掌区浄 ′ヽ自動車区ノ支区長タル三級ノ運輸 事務官及鉄道手

,国

有鉄道 ノ駅勤務 ノ三級 ノ運輸事務宮又ハ鉄道手ニ ンテ専 ブ国有鉄道 に於 ケル旅

(2)

客公衆 ノ秩序維持 又ハ荷物事 故防止 ノ事務 ヲ担 当 スルモ ノ並 二国有鉄道 ノ車掌 タル三級 ノ運輸 事務 官

,鉄

道 手及雇 員」 をその所属 長官 と管轄地検 の検事正 とが協 議 して指名す ると刑事訴訟法248条規 定 の司法 警察吏 の職務 を

,ま

た鉄道局

i又

ハ鉄道局 ノ事務 ヲ以扱 フ命令 ヲ以 テ定 ムル地 方官署勤務 ノニ級 又ハ三級 ノ運輸事務官 ニ シテ国鉄 二於 ケル旅 客公衆 ノ秩序維持 又ハ荷物 事故防止 ノ事務 ヲ担 当 ス ルモ ノ

,駅

,車

掌 区長 又ハ 自動車区長 タルニ級 又ハ三級 ノ運輸 事務官 及国鉄駅 ノ助役 タルニ 級 又ハ 三級 ノ運輸事務官 を司法 警察 官 の職務 を行 う者 と し

,か

,そ

の職務 執行範囲 を停 車場 又ハ 列車 二於 ケル現行犯 と して い る。(同勅 令

1条

) 所 で,「 司法 警 察 官 吏 及 司法 警察 官吏 ノ職務 ヲ行 フヘ キ者 ノ指定等 二関 ス ル件」 と司法警察職員 指定応 急措 置法 を「 鉄道 公安職 員

Jの

職 務 に関す る法律Jと対比 して見 る と,「 才旨定等 二関 スル件 」

1条

の総則 的規定 中の「 司法警察 官

,司

法 警察 吏」が,「 ∼指 定応急措 置法

4条

で「司法警察 員

,司

法巡査 」 と変更 された点(1)1よ別 と して,「l旨定等 二関 スル件」

3条

5号 ,12号

,「 ∼ 指 定応急措 置 法

4条

1,2号

との間 に完 全 に一 致 した文章表現 の あ ることに気付 くので あ る。す なわ ち鉄公法1 条 中「 日本 国有鉄道 の施 設 内 において公安維持 の職務 を掌 る∼ これを『鉄道公安職貝』と称 し,日 本 国有鉄道 の列車

,停

車場

,そ

の他輸送 に直接 必要 な鉄道施 設内 におけ る犯罪

Jと

い う表現 は全 く一 致 す るので あ る。 次 に相 違 点 は「指定等 二関 スル件」

3条

が「其 ノ所属 長官 力其 ノ官庁所在地 ヲ管轄 ス ル地裁 ノ検 事正 卜協 議 シ」と し,「応急措置法」

4条

が「運輸 大臣の定 め る者 が当該役職員 の主 た る勤務地 を管 轄 す る地 裁 に対応 す る検察庁 の検 事正 と協 議 して指 名∼」となってい るの に対 し

,鉄

公法

1条

は「 法 務総 裁 と運 輸 大臣 が協議 を して定 め るところに従 い

,

日本 国有鉄道総裁 の推 せ んに基 き運輸大 臣 が 指 名 した」 となってい る点 で あ る。 そ して所轄事項 の権 限 と犯種 が広 くなってい ることに も変化 が 見 られ

,す

なわ ち鉄 公法

1条

は前記法令中の「現行犯

Jと

い う文言 を削除 し

,か

つ「 ∼列車

,停

車 場 ∼」 の後 に「 その他輸送 に直接 必要 な鉄道施設 内 におけ るぢE罪 並 び に 日本 国有鉄道 の運輸 業務 に 対 す る犯 罪 」 と して

,非

現行犯 を含 め鉄道地 内の一切 の犯罪 を捜査 で きるこ ととなったの と

,職

名 が前

2法

令 にい う駅 長

,助

,車

掌 等 で な く「 公安職員」 とい う別個 独立 の もの になった ことで あ る。 この こ とは組織上大 きな問題 を抱 えてい る。先 づ現行法上 の「鉄道 公安職 貝」 の身分 を如何 に把 握 すべ きかで あ る。現行 日本国有鉄道法 が施 行 されたの は昭和 24年6月 1日 で あ るの で

,

この 日を 以 て国鉄 は従来 の運輸 省の手 を離 れ

,独

立採算制 (日鉄 法

1),非

課 税 の 特 典 を受 け る (法人税法

2条

5号

別 表第一

, 4条 3項

)公

法上 の特殊法 人 (日鉄 法

2),公

共 企 業 体 労 働 関係法 (昭和 23年 法律257号

,24年

6月 1日 施 行

)の

定 め る「 公共企業体 」 となった (公労法

2条

1項

1号

)。 この結 果

,国

鉄 は国家行政組織 か ら外 れ (国家行政組織法

3条

③ 項

)法

人格 をもったため

,そ

の職員 は旧 法時 代 の 官 史 た るの身分 を失 い現行法上 も国家公務 員 では な く(日鉄 法34条

2項 ),日

本銀 行職 員

(3)

わが国鉄道公安制度 と西 ドイツ及び合衆国鉄道警察 との異同 (日銀法19条①項

)同

様 の俗 にい う「みなす公務貝」(日鉄法 34条 ① 項

)に

なったのである。公安 職員 は純然 たる国鉄職員 (鉄公法

1条

)で

あるから

,国

家公務員でないのは勿論である。官名は持 たず,「俗 用」は違法 で あ る。国鉄職員全体 が「みなす公務員」であることは

,役

員で さえなけれ ば

,現

職 の まま市町村議 会 の議 員 にな るこ と もで き (旧鉄法 26条 ② 項

),国

家 公務員 には常1限 されて い る団交権 (国家 公務 員 法108条 の五

)を

認 め られ (公労 法

8条

),争

議 行為 が禁止 さ れては いて も (公労法 17条 ① 項

),国

公法 108条 の五⑦ 項後段 の よ うな当局 の交渉 打 ち切 り権 がないの と裏腹 に

,公

企体 当局 には争議行為 に対抗で きる作業所閑鎖 が認 め られていないので17条 ①項の違法争議行為 は18条の解雇規定 にもかかわらず

,年

中行事化 している現状 である。 ここに一 般職貝であれ

,公

安職員で あれ

,ひ

としく国鉄職員であ り

,ひ

としく営業部 の職員で あるところか ら現場駅駅長

,助

,車

掌 区長等 から管理局各課長

,補

佐等への配置換 え

,ま

たその逆 の交流は自 然 に行 われてお り

,警

察法

2条

①項 の「公共の安全 と秩序維持」

,同

条② 項 の「不偏不党旦つ公平 中正」の維持 が担保 で きるか否 か危倶な しとしない。昭和62年4月 1日 を期 して完全民営実施の時 に「公安職員」全面廃止 と決定 されたの もこの面から首肯で きるのである。 前述 したよ うに「公安職貝」 は前記「∼指定等 に関す る件」と,「∼指定応急措置法」中の共通文 言 を持つ職すなわち「旅客

,公

衆 の秩序維持

,荷

物事故防止」 に当 る者 を「施設内の公安維持」 に 当る者 として

,地

内であれば現行犯以外の被疑者でも逮捕 し

,国

有鉄道の運輸業務 に対す る犯罪 を 捜査 で きるとしたのであ り,沿革的 には,前記昭和23年12月 9日 応急措置法時代 に,臨時 に設 けた「警 備掛」 なる者 を

,発

展 させたもの と考 えてよい。 そしてその他 の者つ ま り駅長

,助

,車

掌区長, 車掌 などはその侭

,鉄

道地内の現行犯 に対す る司法警察員

,司

法巡査 として存続 させたもの と考 え て良い筈である。

2.権

限上の問題点 しか らば彼等は刑事訴訟法190条にいう特別司法警察職員である うか。刑事訴訟法190条に依 ると, 「森林

,鉄

道 その他特別の事項 について司法警察職員 として職務 を行 うべ き者及びその職務の範囲 は別 に法律で これを定める」 とある。一見す ると,「鉄 道公安職 員」 はそ うであるかに見 えるがそ うではない。彼等は刑事訴訟法上 の捜査権 は認 め られているが (鉄公法

1条

),

その職 名 が示す様 に (鉄公法

5条

)「司法警察職員」ではないからであるざめそれ故

,法

律上 は

,大

蔵省設置法37条の 定める国税庁監察官 と同類である。 またそれ故 に

,刑

194,195条

中の「警察 ノ職務ヲ補助 スル者」 に当 る。(め 国税庁監察官は部 内の税務職員の犯罪 を捜査す る機関であるが卜

4)昭

和25年6月 8日最 高裁判所規則19号で施行 され

,昭

和29年最高裁規則15号で改正 を見 てい るが

,根

拠法令名は「国税 庁監察官 の行 う捜査 に関す る刑事訴訟規則 の適用 に関す る規則」であ り、 それに依 る と,「 国税庁 監察官 が行 う捜査 については

,刑

事訴訟規貝Jの規定 を適用す る。 この場合 において『司法警察員』と あるのは,『国税庁監察 官 と読み替 えるもの とす る」として,「特別司法警察職員」 でないことを積

(4)

輔 和 極 的 に確 認 す る配慮 が な されて い る。 また「 鉄 道 公安職員」 につ いては その証 票 に「 司法巡査 」 又 1よ「 司法 警察 貝」 匠墓璽 の職務 を行 ラ者 と して,「 特別司法警察職員」 で ない こ とを明示 している。 しか らば刑事訴訟法

190条

に い う「∼鉄道 その他特 別 の事項 につ いて∼」 にい う「鉄道」で特別 司法警察職員 と して行動す る者 は何 か とい えば

,前

記「∼指定等 二関 スル件」

3条 5号 , 12号

,「∼指 定応 急措置法」4条に掲 げ る者 をい う。但 し「∼応急措置法」

4条 1号

の「旅客 公衆 の秩序 維持 又 は荷 物事 故防止 の事務 を担 当す るもの」 と「 ∼指 定等 二関 スル件」

3条 5号

中 の「旅 客 公衆 ノ秩序 維 持 」 同条 12号 中の「旅客公衆 ノ秩序維持 又ハ荷物事 故防止 ノ事務 ブ担 当 スルモ ノ」「 国 有 鉄 道 ノ駅勤務 ノ三級 ノ運輸事務官又ハ鉄 道手 ニ シテ専 ラ国有鉄道 二於 ケル旅客 公衆 ノ秩序維持 又ハ荷物事 故防止 ノ事務 ヲ担 当 スルモ ノ」 は

,25年

法 の「 鉄 道 公安職 員」 に改編 されたか ら

,

これ を除 いた者 とい う こ とにな るか ら

,結

論的 に駅 長

,助

,車

掌 区長

,自

動車 区長

,車

掌 とい うこ とにな る。 これ らは 依 然 捜 査 対 象 が地 内 の現 行 犯 に限 られ て い る (「∼ 指 定 等 二関 ス ル件

4条

)(「

∼ 指 定応急子館 法

4条

)。 以上 分折 の結 果 、「 鉄 道 公安職 員」 が「特別 司法警察職員」 ではな く

,団

藤 博士 のい われ る「刑 事訴 訟法上 の捜査権 を認 め られ る特殊 の者ざ

!

で あることは明 らかで あるが

,わ

が国 には

,広

義 の 鉄道治安任務 に当 る者 が二種類 あ るこ とにな り

, 1.が

特別 司法 警察 職 員 た る国鉄職 員

, 2.が

鉄 道公安職員である。 この分類 は

,現

在の西 ドイツの鉄 道 設置経営規則 Eisenbahn‐Bau‐und Betriebsor_

dnung(EBO)に

極 めて類似 して い る。西 ドイ ツで は現在

,「

特 別警察 官庁 」 "Sonderpolizeib‐

chbrde“ とぃ う概 念 があ り

,犯

罪 の制圧 の為 に法律上

,事

実上 の領域 に於 て広 い専 門知識 が必要で ある とい う観 点 に立 ってい る。(6)こ の点

,

警察 力 を二大別 し

,「

憲兵」 と「国家警察」 と しⅢ

7)司

法警察 police iudiCiaireを す貫 して上訴法 院検 事長

prOcureur gOnOral de cour dappelの

監 督

の下 に上訴 法院 の管轄下 に置 き

,共

和 国検事 procureur de la Republiqucの 指揮 下 に置 き刑事訴訟

(code de procodure pOnale 12,13),ま

,C.P.P,2241こ

依 て重 罪控訴部

chambre d'accul

sationの 支配 に服 させて捜査

=検

事 を裁 判 官 に掌 握 させ てい るの と対照的で あ る。 これはフランス の司法警察 の概 念 が予箸の為 にあ り

,予

審判事 が 自 ら着 手 した場 合 は勿論

,共

和 国検 事 が予審 の請 求 を必要 とす るか否 か

,公

訴 の提起 と公判 の維持 の可能 か否 か を決 す るに当 りその為 の証拠 や犯人 を探 す ための機 関 を司法警察 とされてい るか らで ある僚

)そ

の た め に司法警察 は当然 に検 事の指揮 下 におかれ て い るの で あ る伊)こ の よ うに捜査 の統一 の観点 を採 るフランス は前 記二大別機 関の他 はで きるだ け「特別 司法警察」 を認 め ない形 になる。

c.P,P,28が

僅 か に「行 政機 関 と公共機 関の職 員 が補助的 に司法警察 の ある権 限 を与 え られ,あ る条件 と限定 された法律 の枠 内 で それ を行使 す る」 と し

,1960年

7月22日 法律60-7081こ は,「 国立公園 の創設 に関 して」 と し

,そ

7に

国立 公園保 護 のための特別 な犯罪 として

,公

園 内の森林侵 害

,狩

,魚

釣 りに限 り

,農

林 大 臣 の委任 を受 けた者 が これ らの犯罪 の調書 を確証 と して と り

,共

和 国検 事 に直接送付 され る。 また

C.P.P.29に

依 る と,

(5)

わが国鉄道公安制度 と西 ドイツ及び合衆国鉄道警察 との異同

19

宣誓 した特 別 の警備貝 は

,そ

の警備 す る財産 に対 す る一切 の軽罪

,反

則 につ いて検 証 し

,調

書 を と れ るこ とになってい るが

,1958年

12月23日オ ル ドナ ンスは

,こ

の調書 の取扱 い を定 め,「調 書 は直 接 又 は書類 に して」

,共

和 国検 事 に送付 され

,そ

の可罰性 の有無 を遅 くとも3日以 内 に決 定 す るた め に調書 の検証 をす るこ とになってい る。」 これ は フ ラ ンスが ドイツ と逆 に「特 別司法警察 」を「 営 造物 警察」 の411念で とらえ

,実

力行使 を営 造物 内 の秩序 維持 の枠 内で紺象 範囲 と地 域 を限 定 し

,捜

査 を検 事 に引継 ぐ形 をとってい るわけで

,わ

が「鉄 公法」

2条

にい う捜 査 の場所 的制 限 と

,そ

の制 限内場 所 で逮 捕 した現行 犯 人 又 は被 疑者 は捜 査機 関 と しての検 察 官 か警察 官 に引致 す るこ と を義 務 づ けてい る (同法

3条

)の

と類似 してい る。 フ ラ ンスは現在

,か

っての特 別司法警察 だった鉄道 警 察 は法 律上 認 めない。C.Po P。 28条 の枠 内 に限定 され た補 助 的 司法 警 察 権 を与 えられ た 国 鉄 職 員

chemin de ferが

い るだ けで あるω)の2 ひ るが えって西 ドイツでは「特 別司法 警察」 を広 く認 め る傾 向の あることは前述 したが

,西

ドイ ツの鉄道警察職 員 は既述 の とお り三分 され

,E B 060に

依 る と

,鉄

道 警察 官 は

6種

類 あ り

,1.は

常 時鉄道 警察 業務 に専 念 す る もの

,2.が

更 に

6分

類 され

,a)鉄

道維 持管理上 の長又 は管理者 と して常 勤 す る鉄 道 管理局 の官吏 とその代行者。

b)駅

,助

,管

理 業務 を兼 ねてい る駅長

,助

C)外

勤 鉄道 業務 の技術事務所長

,d)線

,構

内監 視 人

e)車

掌 f)列車機 関士

,小

型蒸 気機 関車乗務員, 支線 列 車機 関±

3.プ

ラ ッ トホー ム管理者

4.荷

物掛

5.門

,守

6.列

車検査 官 で あ る が, 大別 す る と

1グ

ルー プは

,現

在 の わが国 の鉄道 公安職員 に近 く

, 2乃

6グ

ルー プの者は現た の「∼ 指 定応 急措 置法」 と「 ∼指定 二関 スル件」 に規 定 す るもの に似 てい る。但 しわが国の「公安」制度 と根 本 的 に違 つてい るのは

,鉄

道 省 と して連 邦 行 政 組 織 の一部 で あ り

,そ

の繊識下の鉄道 警察 は 単 に ドイツ連 邦 鉄 道 だけで な く

,州

法 で設 け る連 邦鉄 道 以 外 の公私鉄 も管理 して い る点 で あ る。 この点

,国

レベ ルの第二者機 関 だか らわが国 と違 い

,警

察法 にい う不偏

,不

,公

正 中立 の立場 を 貫 け る。

EB0 61は

鉄 道 警察 Bahnpolizeibehё

rdeが

連 邦鉄道 と非 連 邦 鉄 道 の両者 に管 轄権 が及ぶ

ことを明示 の上

,前

者 を ドイツ連 邦鉄道管 理総局

Hauptverwaltung der Deutschen Bundesbahn,

連 邦 鉄 道 管 理 局

Bundesbahndirektion,鉄

道 管 理 局

Amt des Bctriebsdienstesを

以 て構 成 す

る と して い る。 この点 で西 ドイ ツ鉄 道 警 察 は予 防 警 察 の色 彩 が強 く

,わ

が「 ∼ 指 定 応 急 措 置 法J,「指 定 二関 ス ル件

Jの

職員 の多 い ことが推 定 され る。

EB0 55は

鉄道 警察 の責務 を

,56は

場 所 管轄 を

,57は

権 限 を規 定 し

,第

一義的責務 は公共 の安寧

,秩

序 が危胎 に瀕 した と き当該管轄 の鉄道 警察 は鉄道施 設

,業

務 と利 用上 の危 険 を防止 す るこ とで あ り

,第

二 義的責務 は鉄道運 行 や施 設 か ら 生 ず る危 険一般 又 は個 々の危険 を防止 す ることで あ り

,そ

のため に必要 な手段 を採 らねば な らない と され る。注 目すべ きは

,刑

訴127条

2項

,前

記鉄道 警察 業務 を主 たる専業 とす る者 だ け に適 用 す る と して い るか ら,こ の者 をわが鉄道 公安職員相 当の者 と考えてよい。現在西 ドイツは,前述 特別警 察 と銘打 つ者 と して連 邦 財務 管 理 官

Bundesfinanzverwaltung,州

財 務管理 官 Landesfinanzver‐

(6)

waltung, ドイ ツ連 茅岡朕道

Deutsche Bundesbahn,

ドイツ連邦郵イ更

Deutsche Bundespostを

挙 げている力¥1の 連邦鉄道では前記に該当する者について,1967年5月8日鉄道設置営業規則Eisenbahn‐

Bau und Betriebsordung 60条

に依 り連邦官報

Bundesgesetzblatt第

2部

1563頁 所載の専務及 び兼務 の鉄道 警察 官 と

,

ドイ ツ連邦鉄道 にい う捜査 勤務

Fahndungsdienstの

官吏 が あ る(11)

とい うか ら,この

Bcamte des Fahndungsdienstesこ

そ狭義のわが鉄道公安職員 といえよう。ドイ ツ連 邦鉄道の この職 にある者 は鉄道

,内

務両大臣 と州内務長官の合意で auf einer Ubereinkunft

der Bundesminister fur Verkehr und den lnnenministern/‐ eenatOren der Linder:倦

廻いら

れる俗称

,捜

査職員証明書

Fahndungsbriefに

依 て警察補助員であると同時 に

,検

事 の補佐 貝で も あるとされてい る。(12, この任用方式は相関関係 にあっても各別の行政機関の合意形式であ り

,わ

が鉄公法

1条

が鉄道公安職員 に指名制 をとり

,そ

の根拠 を「法務大臣 と運輸大臣の協議 (合意

)に

基 き

,国

鉄総裁の推恙えに基 き運輸大臣が匹Z翌 す る。」 として

,正

規特 別 司法警察職員 たる麻薬 取締官 を単 に厚生大臣が厚生省の職員の中から[三 :ヨ

,同

じく麻薬取締員 を都道府県吏員の うち から知事 が検事正 と協議 (合意

)し

て巨≡:∃ され (麻薬取締法54条④

),そ

の他 の正 規特別司法警 察職貝全部 を対象 にす る前述「∼指定等 二関スル件」

3条

が「其 ノ所属長官∼地裁検事正 卜協議(合 意

)シ

テ匠竪∃,「∼指定応急措置法

4条

が「運輸大臣の定める者が指名 される者の勤務地 を管轄 する地裁 に対応す る検察庁 の検事正 と協議 (合意

)し

匠霊翌 するとしている上,「∼指定等 二関 スル件 盈条 の麻薬統制主事 を知事が検事正 と協議 (合意)した上で推せん した者 を厚生大臣が固 する形 をとり

,そ

の指挿関係は同勲 項 で「捜査 二付

,検

察庁法

6条 2項

及刑事訴訟法 ノ規定二拘 ラス」積極的 に「検察官 ノ指揮 ヲ受ケス厚生大臣 ノ指揮 ヲ受 クルモ ノ トス」 とし

,麻

薬取締官 につ いては麻薬取締法52条⑤

,鉄

公法

6条

は「鉄道公安職員の捜査 に関す る職務 は運輸大臣が監督す る」 としているの と対照的である。その他外 国立法例 で は,フ ラ ンス刑訴

C.P.P.16条 2項

が憲兵卒

gendarmeで

5年

間在営 した者 に司法警察官OffiCier de la police iudiCiaireの資格 を与 える場合,

司法 大臣

ministere de la iuSSCeと

陸軍大 臣 ministre des armё

esの

合 意 を経て,aprё s avis

conformc dine commission任

命 されるの と軌 を― にす る。但 し司法警察官 としての犯罪捜査 につ いての指揮権 は一貫 して単一の共和国検事 に掌握 されていることは既述 の とお りである

(C,P.P.

12,13)。この三国の立法例 を対比す ると

,西

ドイツ国鉄 の場合

,司

法(法務)大臣又は検事 が合 意者 グループに入 らず

,わ

が国鉄 と麻薬取締官

,同

取締員 を除 く特別司法警察職貝 とフランスの場合 は 入ってお り

,わ

が麻薬取締官 と取締員

,同

統制主事 は検察官の指揮 を受けないとい う異同 が発見 さ れる。 このことは西 ドイツ国鉄の捜査勤務宮吏 もまた

,国

鉄の他の鉄道警察職員同様

,営

造物 警察 の枠内で行動すべ き法意 を示す といえる。 そしてわが国が戦後

,千

差万別 の特別司法警察職員 を乱 立 させ

,各

省庁 力y固別 においた上

,国

税庁監察官 と鉄道公安職員 とい う刑事 訴 訟法 189条 の一般司 法警察職員で もなければ

,190条

の特 別 司法 警察 職 貝 の範疇 にも属 さない捜査機関 を設けたことの

(7)

わが国鉄道公安制度 と西 ドイツ及び合衆国鉄道警察 との異同 不合理 を批判 され るのは当然 で あ る伊

9け

だ し

,捜

査 活動 に統 一 と統 制 を欠 き充分 な監 督 が行 えず, 刑事人権 の侵 害 を誘発 す る可能性 があ るか らで ある。本論 に房 り

,西

ドイ ツ国鉄 の捜査 勤務官吏 は 次 の よ うな犯罪 の解 明 と追 及 の権 限 を有 す る。 す なわ ち ドイツ連 邦鉄 道 の財 産 と利 用客 の財 産 が保 管 され て い る間

,又

は鉄 道地 内で紛失 した場合 の捜査 がで きる。 しか し捜査 勤務官吏 が処理 のみ と め られない その他 すべ ての犯罪 につ いては

,犯

罪発 生 の通知 を義務 づ け られ て い る警察 が到着 す る 迄 の処 置権 をみ とめ られ てい るだ けで あ る。注 意 すべ きはベ ル リンで あって

,こ

こは例外 とされ る。 けだ し東ベ ル リンか ら西 ベ ル リンに至 る都市 間鉄道 は連合軍 の特別運転許 可 に基 く「 ベ ル リン国鉄 管理 」 な る規制 が行 われてい るか らで ある。ベ ル リンに於 ては1962年 7月17日 法令官報

GVBl,

1098頁 のベ ル リン司令官命令 Bcrl

kommandantura/Order(62)6で

補足 され た ライ ヒ官報第2

RGBl o E 541頁

,1928年

7月17日 の鉄道設置運営規則 Eisenbahn‐Bau‐

und Betriebsordnung

が現在 も施 行 されてお り

,こ

れ には ドイツ国有鉄道 の捜査 勤務宮吏 に対応 す る制度 が ないか らで あ ると1° この客観 的事 実 もまた わが 国鉄 の鉄道 公安制度無 用論 の根拠 にな る筈 で ある。

3.結

整調 上記のよ うに「鉄道警察」乃至「鉄道公安」 なるものは存在理 由 (一組織

)そ

の ものに既 に問題 があ り

,そ

の権限 と範囲 に至 っては

,捜

(=司

法警察

),

警備

(=保

安誓察

)い

ず れの面 か ら も問題 のあることを指摘 した。殊 に注意すべ きは公安制度が戦後の占領 目的遂行 とい う超主権的要 請 か ら出発 したため

,法

系 を異 に し

,明

治以降一貫 して来 た内務省警保局傘下の単一内務省警察 と, 陸軍大臣直属 の憲兵 とい う二大支柱制 フランス型警察制度のわが国 には親 しまなかったこと

,ま

た 「欧米 には古 くから鉄道警察 の制度 があつた。 わが国 にはなかった。だか らあって当然だ。」といつ た自己 を後進国祝す る擁護論 が占領終 了後 も

,国

鉄イ国人の企業利益のために存続 を許 した嫌 いがあ る。 しか し祥細 に分析 して見 ると

,欧

洲で も鉄道警察 を持つのは西 ドイツとイギ リス連合王国だけ で

,合

衆国は私警察

private pohceを

認め る国伴めそして連合 王 国 は刑事 裁判 につ いて私 人訴追

private prosecu

onを

原則 とす る国である伊①後者

2国

について発生 した鉄道公安乃 至警察制度 をわが国 に持 ち込 むのは不合理である。け だ し合衆国では住 民 に任意 に選ばれ雇備 されたシェ リフ

Sheriffが

更 に代役 を選定で き

(ex.California Penal Codc 817),そ

れが全連邦的に自衛的な私

警察 を許 している。現在

,私

警察 にはホテル

,

ドック

,私

鉄 (全連邦のほとんどすべ ての鉄道 が私 鉄であるが

),私

立大学警察

campuspoliceが

あり逮捕権力ち とめ られる。 更 に市

,那

county,州

stateが

各 々独立の警察 を持 ち上下相互の関連はない。 また自治権 の侵害 になるとい う理 由で その

統合 は許 されないため

,警

察 力は州 と連邦の管理 が分裂増殖 し

,職

務限定 された とされ るざ1の 連邦 レベルの財務省警察 Special treasury police force,大 統領諜報部

Secret Ser

ce,合

衆国麻薬

(8)

22 田

hspectOr,税

,狩

猟監視等 がある。その他 の犯罪で連邦 レベルの全部 につ いて管轄権 を持 つ の は

F.B,I.Federal Bureau of lnvestigationで

ある。 これ ら専門警察以外 に殆 どの州 が,郡保安官

Sheriff,副

保安官

Underscheriff,保

安官代理

deputy,市

警察署長

marshalと

ぃった普 通法時

代の治安官

peace ofttcerが

現存 している上

,彼

等 は多 く住民の公選であ り

,

その機能は行政事務 化 している現状 であるμ° ここに私警察が発生す る充分な要囚があるがこれに鉄道が結 びつ くのは 南北戦争時代 にアラン・ ピンカー トン

Allan PinkertOnな

る者 が連 邦軍

Union Armyの

秘密探 偵

Sccret Ser

ccと

して大功 を立て「 ピンクスの手柄」 といわれる事件 で地方の警察 力で対抗 し得 ない列車強盗 を逮捕 したことか らとされる の なる程,合衆国のよ うな未開地 開拓 と住 民 自治 が 結合 して法律制定以前の秩序維持 が必要 な時代 と風土 には必要であり

,前

述合衆国の公的特別警察 中に鉄道警察 がな くこれが私 鉄経営 と結 びつ くのは理 の当然である。 しか しこれ をわが国 に持 ち込 むのは誤 りである。国家警察 しかみ とめず特別警察 は公的 なものでも例外緊急的 なもの しかみ とめ ない国にその解体

,弱

小化 から来 る警察力の不備 を補 う名 日で設 けた一種の私警察 だか らである。 やや沿革 を辿 ると

,昭

和22年12月 17日 の内務省解体 と自治体警察の倉」設の結果

,人

口50,000以上の 市街的町村 が自前の警察 を持 ち (旧警察法40条

)そ

れ以外の村落 を統合的 に定員30,000以下 の国家 地方警察隊 が担 当 した結果

,警

察 力は分断

,強

体化 した。 この間隙 を埋 めたのが

GHQの

指 導 に依 り倉」設 された千差万様 の特別警察で旧「∼指定等 二関 スル件」では想像 もつ かなった存在だった。 旧刑事訴訟法 と倉J設警察法のいわば

,つ

な ぎが「∼指定応急措置法」 で

,そ

の他新特別法 は麻薬取 締官 (麻薬取締法54条

,郵

政監察官 (郵政省設置法23条

),入

国警備 官 (出入国管理令61条の三), 海上保安官 (海上保安庁法31条

),労

働 基 準監 督官 (労働基準法102条

)等

,「∼指定二関スル件」 とは一変す る職名の警察職員 を設 けたが

,F.B,I。

相 当の者がないことのほかは殆 ど合 衆 国 に一 致 することがわかる。法系 を異 にし全 く国情 に合 わなか つた警察法 は昭和29年 7月 1日 廃止 され

,現

警察法の制定 を見

,自

治体警察 は廃止 され

,都

道府県単位 の実質国家警察 の誕生 を見

,中

央 の管理 も総理府外局の国家公安委員会 が運営 し

,警

察庁 が行政の責 を魚 うことにな り

,そ

の長官が各都道 府県警 を指揮監督 す るに至った今 日(警察 法

4,5,15,16②

),

一般 警察 (各自治体警察

)弱

体の故 を以て各省庁

,各

企業体等 に林立 し

,応

急臨時の処置 に当った特別司法警察 の存在理由は稀 薄である。 けだ し

,フ

ェルマ ン

Da

d Fellmanは

「法律執行の重要 目的の一つは

,国

民 の 自由 を 護 ることだが

,

これには犯罪者の恐怖 か らの自由だけでなく警察の恐怖 か らの 自由 も包含す る」―

this includes “

freedom from fear Of the police, as well as freedOm frOm fear of

criminalsT似の とし

,更

に「専門的 に訓練 され

,責

務 を自党 し

,命

令 に忠実 な警察官は

,市

民の基

本権擁護 に重要 な貢献 をす る」12つ「 にもかかわらず警察の公務上の非行事例 は否定 されない。一般 的 とは云 えないが警察の無法は拡大 しつ ゝある。無法例 は多 く

,集

回暴力か ら良民 を保 護 で きなか

つた とか

,拷

間で自白を強常1した。不法逮捕 した。菩良な市民 を投 げとば した。違法留置 した。留 俊

(9)

わが国鉄道公安制度 と西 ドイツ及び合衆国鉄道警察 との異同 置人 を陵虐 した。不当捜索や差押 えをした。法令の不道守

,窃

,組

織的犯罪の黙認

,乃

至支援 な どとされ

,1947年

の『人権 に関す る大統領府委鼻会』の指摘 に依 れば『この様 な職権乱用の犠牲者 の多 くは

,彼

等 自身の権利 に無知で

,権

利侵害者 に対す る追及方法のない無知で支援者の ない人だ った髯

)と

ぃ う。 この年は

GHQの

指導で戦後初 の警察法が わが国で誕生 した年で ある。指導国 に おいてこの事実があ り

,ま

して特別司法警察職員は

,前

述 冒頭の現在の西 ドイツの考 え方 の様 に, 職務 と密接 な関係 があ り

,そ

の特別の知識 を利用す るのが便利 だ とい う安易な理 由でみ とめ るのは 弊害 が大 きい。平野教授 は「権 力を持つ者 は これを濫用 し易いか ら

,十

分 な監督 の方法 を講 じてな い機関 に

,み

だ りに強制捜査権 を与 えるのは危険である驚

)と

されている至言である。 とりわけ既 述の とお り「鉄道公安職員」は「職務 に関す る法律」の どこにも「司法警察職貝」 または「司法巡 査」「 司法 警察 員」 とす るとかとして職務 を行 うとかの規定はないのである。 それ故

,大

蔵 省設置 法38条の国税監察官同様

,全

く(特別)司法警察職貝ではない。既 に昭和28年に朴谷義郎教授 が「実 務講座」で,「この様 な別個 の範疇の捜査機関 を設 けたことは合理性 を見出すのに苦 しむ」 と批判 さ れたのは

,そ

の存在 自体 が法の均衡 を失す るとされたわけで

,立

法者 において心すべ きことであろ う。尤 も論者 は国税監察官は前記 フェルマ ンのい う善良な国民の納税上の権益 を侵害 した税務官吏 とその共犯者 を摘発す る者であって

,納

税者 に対 して

,捜

査権 を持 たないか ら

,彼

のい う被害国民 に対 し米国流の追及手段 を提供 し行使す る友人 (支援者

)と

見て支障 ない。 しか し「鉄道公安職員」 は別である。西 ドイツの

Fahndungさ

え実体 は鉄道地内の国有財産 と顧客 (1967年5月 8日 の鉄道 設置経営規則60条にはこの,,Kunden“ とぃ う言葉 が使 われている

)の

旅行中の財産被害 に限っての 捜査権賦与 だか ら

,

これ もわが国税監察官 に近 く

,前

記 フランス国鉄の職員 よりはやや強力 とい う に過 ぎない。 わが「鉄道公安職員」は合衆国慣 習 と西 ドイツ法令の外形 だけを根拠 に してい るが実 体 は全 く異 る。鉄道地内の一切の犯罪 と国有鉄道 に対す る一切の犯罪 を捜査 で きるか らで ある (鉄 公法

1条

)。 しかも現行 犯 人や被疑者 を逮 捕 した場合 に警察 (含検察官

)に

捜査 を引 き継 ぐ義務(同 法

3条 )は

,営

業部 の職員 として分 を越 えさせ ない法意 としても

,刑

訴法203条 ① の弁解供述録取権 がない点 を逆手 にとると

,捜

査逮捕行為 について免責 されることにもなり

,鉄

道地内かつ所属事務所 の所管区域 内に制限 された強制権の行使 も (同法

2,4条 )5条

の警察 との協助規定や

4条

但書 の 警乗 に関す る政令 の解釈 と運用の如何 に依 ては逸脱のおそれも推測で きる。 また対検察官関係 では, 現在西 ドイツの

Fahndungが

警察の補助者で あると同時 に

,検

事の補佐者Hilfsbeattteで あるのに 対 し

,わ

が国の公安職員は警察の補助者である。西 ドイツの形式 に倣 つたかと思 われ る「検察官引 致

Jの

文言はあるが

,前

述の とお り「送致」 ではないか ら

,捜

査機関 としての検察官 に対す るもの に過 ぎない。だか ら警察の補助者である。法文 を「警察官」 に引致 としておけば

,捜

査終 結権 のな いことが明確化 され

,誤

解や混乱はなかった筈で ある。西 ドイツは限定 された必巳罪 について捜査終 結権 があるか らわが国 とは異 る。西 ドイツの警察 の対検事関係で目下問題化 している事象 は警察 が

(10)

車甫

捜査遂 行 に当 り検事 の指揮 命令権 を排斥 し

,主

体 的 な独 自捜 査 を主張 す る傾 向 にあ りⅢ2つ ロ クシ ン

Claus Roxinに

依 れば,「検 事 は 『手の ない頭』

"Kopf ohne Hande“

の よ うなもので実 力行使機

関 を持 た ないか らその不足 を補 うため警察 官 と警察 官署 を犯 罪捜査 に使 用 で きるので

,そ

の場 合,

特別 な強制処 分権 を持 った検 事補佐 官

Hilfsbeamten der Staatsanwaltschaftた

る警 察 官 とその 他 の警察官 は当然区別 され るが

,

どの範囲 の警察官 が検 事 の補佐 官 になるかは裁判所構 成法

GVG

152Ⅱ を基礎 に連邦 を構 成 す る州 の統一法令 で規 定 してい る(2め 」事 実 を無 視 で きない とい う。彼 は 更 に「新裁判所構 成法

145aに

個 々の事件 の形成 を列 挙 す るが

,そ

の内容 に検 事 が全 く職 権 が な く (同条

, 1,2節

),そ

の ため に厳 正 な事実 を不公正化 す るおそれがある。 だ か ら検 事 は現 在 以 上 に職権 を拡 大 して

,所

掌 事実 を指揮 者又は上 司 に報告 すべ きで ある。彼等 は法律 の適 用 を決 定 す る 義務 が あ るか らで あ る。勿論

,改

革 案 の決 定的 欠点 は

,被

疑 者 や弁護 人 が不公平 を排 除 し

,ま

た は 不公平 の おそれの あ ることを裁 判所 に認 め させ る場合 の あ ることを予定せず

,こ

れ に対 す る反対 の 見解 を否 定 した こ とで あ る鸞

)と

い う。っ ま り「 ドイツ検事 が非 当事者 と して真実 と正義 の発 見 の 義務 を持 ちその為 に被疑者訴 追 の証拠 だけで な く被疑者 免責 の証拠 も捜査 し (西 ドイツ刑訴

StPO

160Ⅲ

),被

疑者 に有利 な上訴 Rcchtsmittelも 申 し立 て

(StP0296

),無

罪判 決 を得 る 目的 での 再審 を求 め る

(StP0365,301)が

,こ

うす るこ とで正 当 な判決 を得 られ ると きは,そ れが義務 で あるも2の とぃ ぅ姿勢 が

,改

革 案 では貫 け な くな る とい うの で あ る。 この意味 で,「 検 事 は捜 査 手続 の主体

Herr des Ermittlungsverfahrensで

あ り,そ れ故

,事

実関係 の解 明 と国家の科 罰 請 求 の 実現 のた めの手段 を講 じなければならない力ヽ決定的 な強制処 分権 は法律 が判事 に留保 して い るので 検事 にはみ とめ られ ない。 それ にもかかわ らず

,捜

査 手続 中 にこの強制処分 を検 事 に可能 に させ,

しか も刑事手続 その もの を支配 させ ないため に

,法

律 は「捜査 判事」,,Ermittelungsrichter“ とい う制度 を設 けている。 このため検事 は判事の捜査 が必 要 と考 えるときは

,

それを対応 管轄 区裁判所判事

Richter am AG des Bezirksに

求めることがで きる

(StP01621,1で

ある驚

)捜

査 判事 もまた検 事 の 補佐 官 で ある。 この ス タイルは

,捜

査 手続 の法 律上 の主体 で あ る検 事 を強制処 分権行使 につ いて判 事 と組 合 わせ る刑事人権保護 手段 といえるが

,沢

登 佳人教授 は更 に一歩進 めて捜査 手続 の手足 とな る「 司法警察 を司法 当局 の管理下 に置 こ うとす る傾 向 が あ り

,一

部 の国では更 に一歩進 めて裁判所 直属 の警察機 関 を所 有 してい るが

,フ

ラ ンスの制度 は そ こまで には至 ってい ない留

)と

されてい る。

これに該 当す るか否 か確認 で きないが

,現

,行

政 警察 を改組 して単一 の司法 省 の特 別警察 と して 検事 に従属 させ て い るベ ルギーの司法警察p91ice judiciaireの あ る こ とが イエ シエ ッ ク

Hans

Hcinrich Jescheckに

依 て紹 介 されてい る伊0)しか し犯罪捜査上 必須 の処 分権 と司法統制 を両立 す

るこ とは人権保護 のための捜査機 関 とな り

,フ

ェ ルマ ンの危 惧は消減 す るか ら一 つの問題解決方法 と思 われ る。

(11)

わが国鉄道公安制度 と西 ドイツ及び合衆国鉄道警察 との異同

,

この他殆 どすべ ての特 別 司法 警察職員 が検事 の補佐者 とされてい る。 これは一般 警察 官が制限 され た強制処分権

StP0 1271S,1,127Ⅱ

,163bIS.2,の

仮逮 捕

vorldufige Festnahme権

,

StP0 81b,163bI, 3等

の鑑識 着 手権

Vornahme erkennungsdienstlicher Ma8nahmen, StPO

163bの人物 同一性確 認権 Identithtsfeststellungし か持 たないの に比べ

,検

事 の補 佐 宮 た る警 察 官 の場 合 は緊急時

,更

5種

の強制処 分権 を認 め られてい るか らと思 われ る。

StP0981,1lleI,2,

の差押 命令

,1051,の

捜 索 命令

,81a,の

従 来 の被疑者 の血 液検査

,身

体 捜検 命令

,11l

Ⅱの現場保 存 命令 で あ る。 そ して仮逮 捕権 は国税 犯則 事件 の場 合

,関

,国

税調査 官 の仮逮 捕 が税

,関

税規則

AO.404で

認 め られ

,ま

た既述 の鉄道建設営 業規則56に 於 て国鉄施 設 内の犯行 につ いて鉄道 警察 官 の仮逮 捕権 が認 め られて い るか らと考 え られ る。つ ま り見方 に依 ると検 事 の一般 警察官 に対 す る指 揮 命令権 が形骸 化 す るの を抑止 す るため

,特

別 な事項 につ いて現行犯 を現状 保存 す る処 分権 を緊急 時 に限 って行使 す る警察 官 を敢 て検 事 の補佐 官 と した もので は ないか と思 われ る。 以上 の様 な複雑 な要 素 を持 ち

,職

務権 限 と管 轄

,組

織 を全 く異 にす る西 ドイ ツ と法系 の全 く異 る私 警察 の国合衆 国 におけ る存在 を以 て わが国 の鉄道 公安制度 の存在理 由 とす ることはで きず

,今

後 の民営 旧国鉄地 内 の警備 と治安 は

,企

業体 に とつ て第二 者機 関 た る警察 も し くは

,現

在 の フ ラ ンス におけ る準 軍隊的 な国境警備隊 に依 る鉄道 警備 ス タイルに依 るべ きど考 える。 この点 で

,政

府 の鉄 道 公安 制度 全廃 の 決定 は正 しい。 そ して制度 の廃 止 とそれ に伴 う業務 の警察移管吸収 は あ く迄業務 その もので あって 旧組織構 成員 の移管吸収 で は ない ことを以 て結論 とす る。

注〕

(1)これは旧大正■年刑事訴訟法 が敗戦 と共 に昭和23年に改正 され

,昭

和24年1月 1日 か ら現行刑訴 として施行 され た際

,従

来の司法警察官 と司法警察吏 (248),(249)が現行法で司法警察員及 び司法巡査 (現行法39③ と改め ら れたの に伴 い前記司法警察職員等指定応急措置法2条が「他 の法令中『司法警察官吏』 とあるのは『司法警察職員』 と

,『

司法警察吏』 とあるのは『司法巡査 』 とそれぞれ読み替 えるもの とす る」 と したか らで ある。 (2)団藤重光

,新

刑事訴訟法綱要五訂版

,創

文社, 昭和30年1月15日,0.88,鈴木茂嗣

,現

代法律学講座28,刑事訴 訟法

,青

林書院新社

,昭

和58年2月25日,P.60,平場安治,高 田卓 爾, 中武 靖夫

,鈴

木茂嗣

,注

解刑事訴訟法中巻, 青林書院新社

,昭

和52年1月10日 (高田担当),p15,このよ うな機 関 を設 けた ことに対 し

,実

質的 に特別司法警察 職員 と変 わ りがないのにかかわ らず,この よ うな別個 の範 疇の捜査 機関 を設 けた ことは

,合

理性 を見 出すのに苦 し むとの批判 がある (榊谷実務講座 三巻450頁

)高

田担 当部分前掲書,p.150 (3)団藤重光編

,注

釈刑法(41a・貝唄筋 斐閣

,昭

和44年 7月30日初版第4刷 ,p.385(香川達 夫担当) (4)高田担 当部分前掲書,p.15 (5)前出

,団

藤重光

,新

刑事訴訟法綱要

(12)

26田

和 俊 輔

(6) Dietmar Krause, Gunther Nehring, Heymanns,Polizei‐「raschenbilcher, strafverfahrensrecht in der Pchzeipraxis, Carl Heymanns VerlagKG, Kbln, Berlin, Bonn, hIIunchen, 1978,s.27

(7) 」ean‐Claude SOyer, Droit penal et procedure penale, L.G.D.J., 1977, p.260

(8) Jean‐ Claude Soyer, Op‐ cit., p.258

(9) 」ean_Claude Soyer, op・cit,, p.258

(9)の2 G. Stefani et G. Levasseur, PrOcё dure Pёnale, DaHoz, 1975, p.253

10 Krause/Nehring, Op‐cit., §.27-28

11 Krause/Nehring, Op‐cit,, s.27 住D Krause/Nehring, Op‐ cit.,s.27

10神

谷前掲書,450頁

(10 Krause/Nehring, Op‐ cit., s.28

10 Fred E. Inbau and Marvin E.Aspen, Criminanaw for the police, ChiltOn BOOk Company, 1969,

p.95,Allen P.Bristow, M.S., 」。hn Bo Wilhams, LL.B.LLo M.,MoS., A HandbOOk in Criminal

PrOcedure and the Administration of Justicc(Revised EditiOn), GlencOe Press,Beverly Hills, 1966, p.4, Kenney and MOre, Principles of lnvestigatiOn, Criminal 」ustice Series,

Westpublishing CO., 1979, p.5,7

(16 Centra1 0ffice Of lnfOrmatiOn, LOndOn, R5984/78, Criminal Justice in Britain, p.12

(1, JerOme Hall, Gerhard O.llI. Mueller, Cases and Readings On criminal Law and prOcedure, se― cond editiOn, The BObbs‐ lerril COmpany, Inc., 1965, p.822

(181 JerOme Hall, Gerhard Oo W. lueller, Op_cit , pp.822-823 , Kenney and WIOre, Op‐ cit., p.7 (191 Kenney and hIOre, op‐ cit., p 5, 7

911 David Fellman, The Defendantも Rights TOday, The University of WiscOnsin Press, 1976, p.25 91) David Fellman, Op・ cit., pp.27-28

D David Fenman,

。p‐Cit., p.28

90平

野龍―

,法

律学全集43,刑事訴訟法

,有

斐閣

,昭

和54年12月 10日,p.67

¢41 Claus ROxin, Strafverfahrensrecht, 18. Auflage, C. H.Beck, Munchen, 1983, S.50Anm。 て`ロク シンは検事 の法律上の変更 についての改革案Referentenentwurf eines Gesetzes zur Anderung des

Rechs der Staatsanwaltschaft(StA AG)に

この計画のあった ことと,「しか し法律上 は厳 然 と して検

事 は捜査 の主体者であ り

,実

務上

,警

察 が捜査結果だけ を検事 に送 り

,起

訴不起訴 のみ を検事 に決定 させ ること は曲々 しい ことなので

,検

事の直接指揮下 に入 り,その他 の警察官の補助 を得 て捜査指揮 を受 け る有能で経験 の 長 い刑事警察官kriminalbeamterを 任命す る必要のあること」 を

S.52 Anm.3.で

強 調 して い る。

(13)

わが国鉄道公安制度 と西 ドイツ及び合衆国鉄道警察 との異同

90 Claus Roxin, Op‐ cit., s.50Anm.

971 Claus Roxin, op‐ cit。, s.48

90 Claus ROxin, op‐ cit., s.53

99 G.ス

テフアニ

G.ル

ヴアスール

,B.ブ

ーロ ック著 沢登佳人

,沢

登俊 雄

,新

倉修訳「 フラ ンス刑事法」「刑事

訴訟法

]成

文堂

,昭

和57年12月 10日,221頁

00 Hans Heinrich」 escheck und Rudolf Leibinger, FunktiOn und Tutigkeit der Anklagebehδ

rde im

auslandischen Recht, Rechts vergleichende untersuchungen zur gesamten Strafrechtswissen‐ schaft 3.Folge,Band 6, Nomos, Baden‐ Baden, 1979, s,33

Inhaltsznsamlnenfassung

ber die Abschaffung der Eisenbahnpolizei in」 apan

am 31. lai 1986

Shunsuke Tawa

ヽV ie、vir genug、vissen, wird die verstaatlichte Bahn」 apans am l. April 1987 in vier private Gesel‐

Ischaften geteilt. Gerade in diesem Zeitpunkt 、vird die Eisenbahnpolizei der verstaatliChten Bahn Japans abgeschafft, indem sie durch den HauptkOmissioner am 15 Juni 1985 schon dazu bestimmt

wOrden ist,

Auf meine Beobachtung hin ist die Entscheidung ganz zutreffend. AIs Grunde ist einer folgendes: die Eisenbahnpolizei Japans,、vie、vir sie rechts、 vissenschaftlich ``Sicherheitsamter" nennen,ist alS ``POlizei" nicht bezeichnet 、vOrden. Auberdem ist sie 、veder Staatsamter noch Pilizeibeamter, denn sie ist ina Dienst der verstaatlichten Bahn Japans, d.h. ёffentlicher KOrporation, die Zum

iapaniSChen staatlichen ヽTerllraltungsOrgan nicht gehbrt.

Der Verfasser sicht darin das irratiOnale,daPJ das iapanische Eisenbahnsicherheitsamt,das durch den amerikanischen GHQ nach dem Zweiten lVeltkrieg zum Zweck der Besatzungsarmee zur Orientierung

gezwungen 、vurde, die erste Rolle im Ermittlungsverfahren dber alle Kriminarithten innerhalb des gehbrigen Gebdudes und Zuge sOwie dber Kriminarititen gegendber der Staatsbahn der KOrp9・ ration spielt, obgleich sie lvesentlich ganz anders als die Systeme in USA und der BRD、 ist.

Allerdings ist es nicht erlaubt, daβ Sie eine Zwangsma8nahme im Bahnbereich(oder_gebiet)ubt,

(14)

革南 俊

Betreffenden innerhalb erundzwanzig Stunden zum Staatsanwalt als ErmittlungsOrttan(aber nicht als bffentliches Klageorttan)oder zur allgemeinen POhzei mitbringen.

IVie wir ganz Bescheid haben,wird die Maioritdt der Bahn in USA durch private Personen betrieben, und dic Privatpolizei 、vird ― Hotel, Bank, Privatuniversittt, Dokyard, Privateisen―

bahn u.a.―一Von der Lёgende der enttlischen Privatklarfe sOwie grandiury im allrfemeinen zurFelassen.

Dagegen ist in 」apan 、veder Privatklage nOch PrivatpoliZei, Sch6ffen und Geschlv6ren Gericht auch wieder zuttelassen. Die deutsche Eisenbahnpolizei ist nun recht staatlich Organisiert, deshalb

kann sie ane sorten Eisenbahn(einschheβ hch Staadiche und private Eisenbahn)behandeln,

demzufOlge kann sie das dritte Orttan gerrenuber der Deutschen Bundesbahn sein Uberdies ist die W16rfliChkeit zur FahndunrF der Eisenbahnpolizei ziemlich stark an der Grenze der Kriminalitat nach dem Verm6gen des geh6rigen Gebaudes der Bundesbahn und nach dem Verm6日 en der Kunden Auf

der Seite der anderen Kriminalitaten als die oben er、 vdhnten Kriminalitat kann sie den ersten Angriff nur so erhalten, bis die allgemeine Polizei, die sic hereinrufen mu8, dOrt da ist.

Dic Fahndung ist ini StrafprozeBrecht nur Gehilfe der polizei und zuttleich derjenige der Staatsan val・

tschaft.

Auf die Rcalitdt hin, da8 es in der Bundesrepublik Deutschland und U S A die Eisenbahnpolizei dagewesen ist, 、vurde der Verfasser nicht sarFen, daS die Eisenbahnpolizei wie in 」apan ietzt im Rahmen der Zulassung ist. Daraufhin durfte der Verfasser behaupten, da8 die Sicherheit der Eisenbahn durch eine dritte allgemeine Polizei Oder mittels eines gleichsam semisoldatisch Organs

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