タイ王国ヤソトン市訪問記
秩父市長 久喜邦康
【始めに】
このたび、4月26日にヤソトン県ヤソトン市からブンバンファイロケット祭りへの御招待状を頂きま した。ブンバンファイロケット祭りは、5月11日から13日間開催され、タイ王国にとって世界から多 くの観光客が訪れ、重要な観光資源となっております。同じような伝統行事を行っている吉田の龍勢 とは、20年にも及ぶ伝統文化交流を行って参りましたが、新秩父市となっても交流を引き継いでき ております。市長として、昨年に訪問を計画しておりましたが、東日本大震災への対応で差し控え、 このたびの訪問が実現致しました。【ヤソトン市とは】
ヤソトン市の所在するヤソトン県はタイ王国東北部に位置し、県北部はほとんどが平地となってお り、県南部はメコン川の支流チー川が流れる低地で池や沼が数多く点在しています。年間の平均気温 は28度で、気候は乾季(12月∼4月)と雨季(5月∼11月)に分かれています。ヤソトン市は、人口 が約22,300人(H24.4.1現在)、 面積は4,161平方キロメートルとなっており、人口が秩父市の1/3、面 積は秩父市の約7倍です。主要な産業は、農業、養蚕、織物です。雨季の始まる、毎年5月第2週の週 末に開催されるロケット祭りは、雨乞いの儀式の祭りで、1日目はロケットを山車に乗せたパレー ド、2日目はロケットを打ち上げるタイ王国でも有数の祭りです。【行程】
①5月11日(金) 移動日 4:30-市役所発〓11;00TG-641便バンッコク行き発(11;15成田空港離陸)〓15;00タイ王国スワンブー ム国際空港到着〓18:20TG46便コーンケン行き〓19;10コーンケーン空港着〓19:30バスにてヤソトン 市へ向う〓23:05ヤソトン着エメラルドホテル着泊 ②5月12日(土) ヤソトンブンバンファインフェスティバルパレード ヤソトンブンバンファインフェスティバルパレード見学〓ヤソトン市長との会食〓エメラルドホ テル泊 ③5月13日(日) 龍勢打ち上げ見学 龍勢打ち上げ見学13;00会場発〓17:45-ウボンラチャタニ空港発タイ航空TG-023便〓バンコックド ンムアン空港着18;50〓バンコックエバーグリーンローレルホテル泊 ④5月14日(月) 世界文化遺産シーサッチャナライ遺跡見学 スワンナブーム空港発7:00PG211〓8;20スコータイ空港着〓世界文化遺産シーサッチャナライ遺 跡公園視察〓スコータイ空港発16:30〓バンックスワンナプーム空港着17:50〓夕食後〓スワンナプー ム国際空港発TG642便23:50 ⑤5月15日(火) 帰国 8:10成田新国際空港着〓12;00秩父市役所着【親善訪問の日々ーブログからー】
5月11日(金) 『タイ王国ヤソトン市への訪問ー移動日ー』 このたび、4月26日にヤソトン県ヤソトン市からブンバンファイロケット祭りへの御招待状を頂き ました。ブンバンファイロケット祭りは、5月11日から13日間開催され、タイ王国にとって世界から 多くの観光客が訪れ、重要な観光資源となっております。同じような伝統行事を行っている吉田の龍 勢とは伝統文化交流を行って参りましたが、新秩父市となっても交流を引き継いでおります。昨年に 訪問を計画しておりましたが、東日本大震災への対応で差し控 え、このたび訪問が実現となりました。。ヤソトン市の所在す るヤソトン県はタイ王国東北部に位置し、県北部はいくつかの 丘を含む平地で、県南部はメコン川の支流チー川が流れる低地 で池や沼が数多く点在しています。年間の平均気温は28度で、 気候は乾季(12月∼4月)と雨季(5月∼11月)に分かれていま す。ヤソトン市は、人口が約22,300人(H24.4.1現在)で、 面積は 4,161平方キロメートルで人口は秩父市の1/3、面積は秩父市の 約7倍です。主要な産業は、農業、養蚕、織物です。雨季の始ま る、毎年5月第2週の週末に開催されるロケット祭りは、雨乞いの儀式の祭りで、1日目はロケットを 山車に乗せたパレード、2日目はロケットを打ち上げるタイ王国でも有数の祭りです。11日(金)4:30 に市役所を発って11時成田発タイ航空641便バンッコクから国内線に乗り換えてコーンケーン空港か らヤソトン市へ到着。12日(土)ヤソトンブンバンファインフェスティバルパレード見学。13日(日) 龍勢打ち上げ見学。その後、タイ航空でバンコックに戻りバンコック泊まりです。14日(月)にバン コックから国内線で、スコータイに向かい、世界文化遺産シーサッチャナライ遺跡公園を視察して、 その日のうちにバンコックから成田空港へ帰る予定です。5月12日(土) 『ヤソトンブンバンファイン フェスティバルパレード』 朝9時半にJPエメラルドホテ ルからヤソトンブンバンファ インフェスティバルパレード の会場にボデーのないオープ ンバスにて移動しました。1 時間以上会場で待っていよい よパレードが次々に踊りなが ら繰り広げられました。パレー ドの先頭には、日本からホン ダのオートバイのグループが バンコックから駆けつけ日本 の国旗と秩父市の市旗をあし
らった旗を掲げて行進して頂きました。スピーカーを一杯乗せた車 が大音響で駆り立てる音楽に合わせて町中の若者が躍る光景は筆舌 に尽くし難い有様でした。そして、黄金の山車が引き出されその豪 華さには、目を見張るものがありました。パレードは続々繰り広げ られ夜まで続きました。町をあげてのフェスティバルでした。 午後6時から打ち上げ会場の近くの歓迎祝賀会場で式典で行われ、 たくさんの人々の前で秩父市から持参した鯉のぼりや兜をヤソトン 県知事や市長に手渡し、両市の友好を深めていくために桜の苗木を 贈呈致しました。
5月13日(日) 『ブンバンファイロケット打ち上げの日』 ブンバンファイロケット打ち上げの日になりました。ブンバン ファイの言葉の由来は、ブンは「祭り」、バンは「竹」、ファイ は「火」を意味します。朝から夜6時まで次々に打ち上げられまし た。町の霊と神に対するロケットの奉納、住民の慰安、娯楽、そし て観光興行も加わって発展したと推測させれます。これらのうち、 最も重要なのは、雨乞いです。ヤソトンが位置するイーサン地方は、 砂地で灌漑用水の整備が遅れ、土壌も砂地であるため雨水もすぐ に浸透してしまうため、季節通りに雨季が訪れることは非常に重要 となります。ですから、5月の田植えの時期に天の神に雨水を願う のが主な目的です。構造は、火薬筒と16mの竹で極めて簡単な構造 です。火薬は炭と硝石から成り、火薬を混ぜる方法はまず、土鍋に火薬に火薬、炭、水を少しづつ加 え弱火にかける、その後、干して細かく潰すなどの方法があると言います。発射音の違いなどでバン ファイにも種類があります。国内にも静岡など数カ所で行われており、海外では、中国のタイタイヤ イ族(シップソンパンナ)でもロケットを打ち上げる風習があり、他にもベトナム、ラオスで雨乞いの 祭りがあるそうです。なお、詳しくは、「日本の龍勢&世界のバンブーロケット」に詳細が記載して あります。 会場には、たくさんの人たちが押し寄せ熱気がみなぎっていました。恐る恐る発射台付近まで近づ き近くからよく見ると、外観は、日本の龍勢と同じ様ですが、高く打ち上げる事を競うため、龍勢 の場合火薬の制限があり5kgまでですが、こちらは120kgまでとのことで、その迫力は凄まじく、近 くでビデオ撮影していましたが、思わず後退りしてしまった程でした。 13時に会場を後にして、ウボンラチャタニ空港からタイ航空TG-023便でバンコックドンムアン空港 に到着し、観光庁副総裁主催の歓迎レセプションを5千人収容出来るレストラン'ドラゴン'にて催して 頂きました。
5月14日(月) 『スコータイ遺跡視察』 タイ王国訪問も最終日になりました。昨日は歓迎レセプションが深夜まで続き、日付が変わった頃 に就寝し、早朝7:00にはバンコックスワンナブーム空港発バンコック航空PG211でスコータイ遺跡に
向かいました。飛行機は、日本ではほとんど乗る機会がなくなった双発機で、上空から見える景色 はゆっくり流れ、ジェット飛行機に慣れた者には何かホッとした気分になりました。思わず、昔、八 丈島に外科医で赴任していたときのYS11を思い出しました。 スコータイ遺跡(シーサッチャナライ遺跡)は、バンコクから北へ約440キロメートル、タイ北部の 南端に位置する古都です。『幸福の夜明け』を意味するその名のとおり、1238年ここにタイ族によ る最初の王朝が開かれました。強力な軍事力と『スコータイは美しい国ぞ、水に魚棲み、田に稲穂 実る』と当時の碑文が謳ったような豊穣な大地を誇り、第3代王ラームカムヘーンの時代にはその勢 力が絶大なものになりました。近隣諸国はもちろん中国などとも積極的に関係を結び、また仏教の 普及にも尽力して多くの寺院を建造して、そこからタイの文化芸術の古典様式が花開き、タイの文字 や文学が生み出されるなど現在のタイの礎を築きあげました。そんな当時の栄華を偲ばせる荘厳で 美しい遺跡群は、東南アジアで最も価値のある史跡のひとつとしてユネスコの世界遺産にも登録さ れています。以上は、タイ観光庁のホームページからの内容です。その後、ワットシーシュンでアッ チャナ仏像を参拝して、再びスコータイ空港から16:30発PG214便でバンコックに向かい、 夕食後、 バンコックスワンナプーム国際空港23:50発タイ航空TG642便で帰国の途につきました。
【総括して】
今回の友好親善視察はレセプションや諸行事等々が深夜まで続 き、もう少し時間的余裕があれば良かったと感じました。ブン ファインの小型のロケットには、吉田龍勢保存会の指導でパラ シュートが装着してあるものが多く、確実に龍勢保存会の指導 が現地に行き渡っていると考えました。今回訪問してみて改め て、猪野元町長と案内して頂いた田中島氏と、それを支えてき た吉田龍勢保存会 の会員の方々のご努力があったからこそ、今 までに20年近く一回も休まず続けて来られたと思います。さ て、今後、ヤソトン市と吉田の関係を続けて行くためには、国や埼玉県の力が無くてはなりません し、引間会長をはじめとする秩父吉田ヤソトン会の今までに勝る努力が必要だと考えます。行政とし ても、更なる親善交流を深めるべく観光庁、タイ大使館への働きかけを続けていき、龍勢保存会の 方々のご意見を聞きながら更に協力して行きたいと改めて感じた次第です。 さて、明日には帰国したその足で午後から通常業務が始まります。頭を切り替えて職務に頑張りま す。【資料⒈ 姉妹都市締結と相互訪問】
吉田とヤソトンとの姉妹都市の経緯と相互訪問の過去の経緯などからヤソトン市姉妹都市提携を平 成11年5月8日に締結致しました。 ◉姉妹都市の提携の動機および経緯 旧吉田町(現秩父市)は、地区の住民の心をひとつにする手作りのロケット式煙火『龍勢』を街づ くりの中心に数々の事業を展開してきました。平成4年に「龍勢会館」をオープンした事を契機に、 国内外の同様な煙火を打ち上げている地域の資料蒐集と交流を始め、タイ王国ヤソトン市には平成6年秋に調査団を派遣し調査しました。それ以後、ロケット式煙火を縁にした文化交流を、5月のヤソ トン祭り時に訪タイ、10月の秩父の祭り時に訪日を交互に行い、平成24年で19年目を迎えました。 ◉これまでの交流 平成7年から、旧吉田町は、ヤソトン市・県からロケット祭りの招待に応え交流団を派遣し、翌平成 8年には、ヤソトン市・県も、旧吉田町の招待に応え交流団を派遣してきました。平成11年には、相 互の交流を一層深めるために『姉妹都市』の提携を結び、平成15年には、共通文化を通じて国を超 えての相互交流による魅力ある地域づくりを推進した実績が認められ、タイを訪問した参加者で設立 された秩父吉田ヤソトン会が埼玉県『彩の国国際貢献賞』を受賞致しました。なお、この交流は、 平成17年度からは市町村合併により秩父市で実施しております。 ◉市長就任後の動き(市長ブログから) 2010/04/27龍勢技術伝承者をヤソトン市へ派遣 タイ王国ヤソトン市の龍勢は火薬使用量が多く、過去においては死傷者が出ているそうです。そこ で、姉妹都市であるヤソトン市からの要請を受けて、安全で美しさを競う吉田の龍勢技術を伝えるた め、今回、愛火(あいか)雲流の皆さん6名が派遣されることになりました。派遣期間は5月4日から 11日までの予定で、落下傘技術と、から傘技術を伝承していただきます。本日、龍勢保存会の皆さん とともに表敬訪問をしていただきました。 しかしながら、報道のとおり、タイ王国は政情が不安定です。旅 行業者と龍勢保存会からの入手している情報では、今のところ問 題がないとされています。また現地では、タイ王国の観光庁長官 も同行していただけるとのことです。安全を第一にするため、場 合によっては中止の可能性もあります。行かれた際には、しっか り今まで培った龍勢の技術を伝えていただきますようお願いいた します。 2011/05/18 ヤソトン市からの義援金 タイ王国“ヤソトン市”と秩父市は、龍勢を通じて旧・吉田町の時代から姉妹都市として深いつなが りを持っております。“ヤソトン市”のバンファイ祭りにおいて、龍勢に大変よく似た手作りのロケッ トを打ち上げているのが縁で、交流が始まりました。このロケットは、火薬使用量が吉田の龍勢よ り多く、高さ1kmも打ち上げるとのことです。バンファイ祭 りのロケットについて安全性を高め、さらには上がる美し さを競いたいので技術協力してほしいとの要請が、昨年“ヤ ソトン市”から寄せられました。そこで、さらに交流を深め つつ、吉田の龍勢技術を伝えるため、愛火雲の6名の皆さん を、昨年、バンファイ祭りに合わせて“ヤソトン市”へ交流派 遣をいたしました。一方、昨年秋の龍勢祭には、タイ王国 観光庁顧問、ヤソトン知事、ヤソトン市長が、吉田の龍勢 を見に来ていただきました。私も今年こそ現地に伺うつも りでしたが、3月11日の東日本大震災のために急きょ中止いたしました。しかし、非公式ですが、 “ヤソトン会”の有志の方々が今年も“ヤソトン市”に伺い、本日、その訪問団から報告を受けました。 ヤソトンの皆様、今秋の龍勢祭でお待ちしております。ぜひ、お越しください(^o^)/ なお、ヤソト
ン市からは、この訪問団に託す形で、バンファイ祭りなどで募集した大震災への義援金10万バーツ をいただきました。日本赤十字社を通じて被災地に送らせていただきます。ありがとうございまし た
【資料 ⒉ 龍勢による国際交流の足跡】
『龍勢によるまちづくり』を推進する市(旧吉田町)では、平成6年にタイ王国と中国雲南省西双 版納に龍勢の調査を行って参りました。このロケット式煙火は、国内では椋神社を始め4ヶ所、海 外ではタイ王国東北部ヤソトン市や中華人民共和国雲南省西双版納のメコン川沿いで打ち上げられて いる事がわかり、そこで平成7年からタイ王国ヤソトン市と伝統文化交流を重ね現在に至っており ます。その経緯は、旧吉田町から引き継いだ「龍勢による国際交流の足跡 ∼秩父市吉田とタイ王国 ヤソトン市の交流∼」において記録されておりますが、下記はその概略のみ記載しました。 ●第1回吉田町ヤソトン龍勢交流(平成6年11月26日から30日までヤソトンへの視察)製造過程や打 ち上げを見学しブーンバンファイの調査を行う。ブーンバンファイは最大のもので火薬量120キロ程 となる。 ●第2回吉田町ヤソトン龍勢交流(平成7年5月12日から16日まで)ヤソトン市長からブーンバン ファイ祭りへの招待を受け実施。交流事業のための調査が始まる。 ●第3回吉田町ヤソトン龍勢交流(平成8年5月10日から14日まで)彩の国づくり推進事業『龍勢によ るまちづくり事業』の一環として横田教育長を団長に8名が参加。 ■第1回ヤソトン市吉田龍勢交流(平成8年10月9日から10日まで) ヤソトン市のウイラワット・パクニコン市長を団長に、隣接の市長など45名が 初来町し、龍勢会館、合角ダムなどを見学し、町内のペンションで交流会が行われ、龍勢祭り当日 は、特設会場において土屋元埼玉県知事も参加。 ●第4回吉田町ヤソトン龍勢交流(平成9年5月9から13日まで) 彩の国づくり推進事業『龍勢によるまちづくり事業』の一環として、ヤソトン市のロケットフェスティ バルの交流と見学に、猪野元吉田町長を団長に龍勢技術を継承する各流派のメンバーと龍勢ルーツ 研究家を加えた25名が参加した。 ■第2回ヤソトン市吉田龍勢交流(平成9年10月9日から10日)サマイ・ホンセンヤソトン県知事を 団長に18名が来町。土屋元埼玉県知事を表敬訪問し、10日の祭りには、土屋埼玉県知事も参加し龍 勢見学会と交流会を行う。 ●第5回吉田町ヤソトン龍勢交流(平成10年5月8から13日) 吉田町において『吉田町ヤソトン会』が、ヤソトン市では『ヤソトン市吉田会』が結成された。吉田 町ヤソトン会長に新井瞭寿氏が就任し、会長21名が訪タイし交流した。タイ日本人会の有志も参加 し、現地で日タイ合作の龍勢が製造され、打ち上げは見事に成功し青空にパラシュートを開かせ、 大きな拍手と喝采を受けた。 ■第3回ヤソトン市吉田龍勢交流(平成10年10月9日から10日) サマイ・ホンセンヤソトン県知事を団長に54名が来町した。土屋元埼玉県知事の功績をたたえ、 タイ国白象勲章を贈呈した。シュワッツ・アッタユック在日タイ大使も訪問をいただき日タイの親 密な交流会が催された。●第6回吉田町ヤソトン龍勢交流(平成11年5月7日から11日) 町田吉田町助役を団長に9名が参加し、吉田町とヤソトン市の友好関係を深めるために、ヤソトン 市側からの要請に答え姉妹都市の提携を結び新たな交流の幕開けとなった。 タイ王国ヤソトン県ヤソトン市姉妹都市提携:平成11年5月8日 ■第4回ヤソトン市吉田龍勢交流(平成11年10月9日から10日) プラソンサック・ブンデート県知事を団長に42名が来町。し、在日タイ大使、土屋埼玉県知事、 フランス大使館の参事官またアメリカ大使館からはNASDA担当者の参加。 ●第7回吉田町ヤソトン龍勢交流(平成12年5月12日から17日) 横田教育長を団長とし、教育関係者6名、議会2名、民生委員1名、龍勢保存会43名、事務局1名 の13名が参加した。『ブーンバンファイ』が、従来の高さのみを競うことから、吉田の落下傘や飾 りをつけた安全対策を施したものやきらびやかなものも打ち上げられるように変わってきた。ヤソ トン市内の小学校を訪問。 ■第5回ヤソトン市吉田龍勢交流(平成12年10月8日から9日) スリワンワリー・マヒドン王女殿下をお迎えし、サクティプ・グライクラーク在日大使をはじめとし た大使館員17名、プリーナ・リ-パタナパン県知事を団長に36名で合計53名の今まで最も多い交流 団等の来町となった。龍勢祭り当日は、土屋埼玉知事も来町し両国の親縁で盛大な交流会が実施。 ●第8回吉田町ヤソトン龍勢交流(平成13年5月11日から16日) 新井ヤソトン会長を団長に猪野元町長、議会議員1名、龍勢保存会7名、一般参加11名の計20名が 参加。交流会では、ヤソトン市の方々に日本の伝統文化である神楽を披露した。また、市内の小学 校へ吉田町の小学校生が描いた絵と町からクレヨンのプレゼントをした。 ■第6回ヤソトン市吉田龍勢交流(平成13年10月13日から14日) この年は、ヤソトン市が大水害に被災したことや、9・11国際テロ事件によるアフガニスタンへの アメリカの軍事作戦などの緊迫した国際状況下でヤソトン市の来日が危ぶまれた。このような状況 下、アピチャート・インタラポンパン観光庁イベント局長、マハーサラカム大学東北タイ研究センター のアコム・ウォラチィンダ教授ら13名が来町した。交流会においては、アコム教授によるメコン川 流域のロケット祭りについての基調講演があり、当町の龍勢まつりの研究においても参考に なった。 ●第9回吉田町ヤソトン龍勢交流(平成14年5月10日から15日) 町田吉田町助役を団長として13名が参加した。ヤソトン市に新たにオープンしたロケット会館のオー プニングに際して吉田町の龍勢を寄贈した。また『ブーンバンファイ』フェステバルで使用している 山車を、吉田町龍勢会館へ寄贈いただく協議を行なった。さらにメコン川対岸のラオス国内のソン ナム村で行われているロケット祭りを見学しロケット資料の収集を行った。 ■第7回ヤソトン市吉田龍勢交流(平成14年10月12日から13日) 『ブーンバンファイ』フェステバルで使用している山車の寄贈のため、ヤソトン市から山車製作職人 4人が交流の一週間に来町し、山車を製作した。祭り当日には日本側代表として、青木埼玉県副知 事、猪野町長、笠原議会議長、タイ国側代表としてタイ政府観光庁副長官、イベント局長、ヤソトン 県知事、ヤソトン市長が立会い寄贈式が盛大に行われた。また、ヤソトン市・観光庁グループなど63 人の今まで最大の受け入れを行いなど、盛大な交流会となった。 ●第10回吉田町ヤソトン龍勢交流(平成15年5月9日から14日)
この年はSARSがタイ国内で発生しヤソトン市への訪タイが危ぶまれたが、交流の灯を消すこと なく続行しようと急遽新井吉田町ヤソトン会長を団長に、10名の参加者を募り交流を実施した。S ARS発生下でのタイ訪問にヤソトン市のみならず、タイ政府観光庁からも盛大な歓迎を受けるなど、 タイ王国及びヤソトン市との絆がより一層深まる交流となった。 ■第8回ヤソトン市吉田龍勢交流(H15年10月11日から12日) ヤソトン市長やウボンラチャタニ大学長をはじめとする47名の交流団が吉田町を訪れた。 ●第11回吉田町ヤソトン龍勢交流(平成16年5月7日から12日) 新井瞭寿吉田町ヤソトン会長を団長とする吉田町ヤソトン会のメンバーや、静岡県静岡市の草薙神社 龍勢保存会の5名を含めた26名が参加して、ヤソトン市を訪問。 ■第9回ヤソトン市吉田龍勢交流(平成16年10月9日から10日)ヤソトン市長やスティーマークブ ン・ヤソトン 県知事ら39名の訪問者。翌年予定されていた市町村合併の中心秩父市から栗原秩父市長が参加。合 併後のヤソトン交流の広がりが約束された。 ●第12回秩父市吉田ヤソトン龍勢交流(平成17年5月13日から18日) 平成17年4月1日に『新秩父市』が誕生。「吉田町ヤソトン会」を「秩父吉田ヤソトン会」に改 名し15名の参加者を募り交流を実施した。ウボンラチャタニ大学では大学の宿舎に泊まる。 ■第10回ヤソトン市秩父市吉田龍勢交流(平成17年10月8日から10日) タイ政府観光庁アピチャート総務局長を始め13名の交流団が訪問した。ウボンラチャタニ大学か ら埼玉大学との交流を要請され、祭り当日には、埼玉大学経済学部副部長らの参加。 ●第13回秩父市吉田ヤソトン龍勢交流(平成18年5月12日から17日) 山口秩父市収入役を団長に13名の参加でヤソトン市を訪問。プミポン国王在位60周年を記念して 盛大に開催。総重量1トンのバンファイが打ち上げられる。一般家庭への招待も始まった。 ■第11回ヤソトン市秩父市吉田龍勢交流(平成18年10月7日から9日) タナウット・ヤソトン市長、サンサーン観光庁市場調査局長を始め32名の訪問者があった。秩父市 とヤソトン市の両市は、初の両市長を交えての意見交換会を開催し、今後も『手作りのロケット式煙 火』を打ち上げる同様な文化を縁に交流を続けていくことで合意。 ●第14回秩父市吉田ヤソトン龍勢交流(平成19年5月11日から16日) 小池秩父市教育委員会事務局長を団長に19名の参加者でヤソトン市を訪問。プミポン国王陛下80歳 祝賀と日タイ修好120周年を記念して今までに無い規模で開催。 ■第12回ヤソトン市秩父市吉田龍勢交流(平成19年10月13日から15日) タナウット・ヤソトン市長、サンサーン観光庁極東局長を始め86名の訪 問。この年はタイ国ヤソトン市との姉妹都市を締結して12年を迎えると同時に、日本とタイも修好 条約を交わして120周年の記念の年。 ●第15回秩父市吉田ヤソトン龍勢交流(平成20年5月9日から14日)
秩父吉田ヤソトン会山口実会長を団長に14名の参加者でヤソトン市を訪問。グリエンカイ・パンサ イチュア新市長が就任した。 ■第13回ヤソトン市秩父市吉田龍勢交流(平成20年10月11日か ら14日) グリエンカイ・ヤソトン市長、ウイラウイット・ヤソトン県知事 を始めとする61名が訪問。広域のごみ処理場の視察や新築に なった吉田中学校を熱心に見学。埼玉県庁訪問 ●第16回秩父市吉田ヤソトン龍勢交流(平成21年5月8日から11 日) 秩父吉田ヤソトン会岩田副会長を団長に15名の参加者でヤソトン市を訪問。一村一品運動やホーム ステイについて話し合いが行われた。 ■第14回ヤソトン市秩父市吉田龍勢交流(平成21年10月10日から12日) グリエンカイ・ヤソトン市長、ウインタイ・ヤソトン県副知事を始めとする54名が訪問。祭の翌日 12日には、ヤソトン市教育長や吉田中学校長・PTA 会長・流派代表を交えてホームステイと龍お勢 製造の意見交換会を開催し、元気村や龍勢製造所の現地の視察を行った。一方、一村一品運動では 高齢者生産活動センターを、環境への取組みでは秩父クリーンセンターの視察研修を行った。13日 には、埼玉県庁を表敬訪問。 ●第17回秩父市吉田ヤソトン龍勢交流(平成22年5月7日から12日) 初めて、龍勢技術伝承団を派遣(平成22年5月4日から10日)を実施 する。 秩父吉田ヤソトン会山口会長を団長に16名の参加者でヤソトン市 を訪問する。ヤソトン市から介護・看護関係の視察見学・体験研修、 産業関係では、農業就業の受入の要望をされた。交流内容が福祉施 策や産業分野へ広がりつつ今後もヤソトン市と秩父市の更なる交流 を希望された。 また、ヤソトン市からの要請により、火薬使用量が少ないが安全で 美しさを競う吉田の龍勢を伝えるため龍勢技術伝承団を初めて派遣し、バンファイ祭で披露された。
■第15回ヤソトン市秩父市吉田龍勢交流(平成22年10月9日から12日) グリエンカイ・ヤソトン市長、ポンサック・ヤソトン県知事を始めとする46名のヤソトン市訪問団 が訪問。吉田保育所では、タイの花「ゴールデンシャワー」を記念植樹。
【資料⒊ その他】
1)吉田龍勢保存会 会の目的:民族資料・龍勢煙火を永久的に保存することを目的とする。 会の事業:(1) 龍勢祭りの実行 (2) 龍勢煙火に関する危害防止の徹底指導 (3) 龍勢煙火の安全性、資質の向上を図る。(4) 龍勢祭に関する諸施設の整備。 (5) 龍勢祭による観光・宣伝・開発。 (6) その他本会の目的達成に必要な事項。 吉田龍勢保存会 会員数:約700名 龍勢流派(27流派) 愛火雲流・浅間雲流・桜龍会・開進流・開祖昇雲流・貴源雲流・ 巻雲流・巻神流・源流会・高雲流・高雲美流・光和雲流・秋雲流・ 新雲流・笑和雲流・上蹴翔舞流・城峰端雲流・青雲流・東雲流・ 藤舞流・白雲流・日の本流・美峯雲流・武甲雲流・舞天流・翼天飛流・ 与五郎流