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(1)
(2)

iii

 本書は、診療報酬請求事務能力認定試験(財団法人日本医療

保険事務協会主催 )をめざして学習される方々に向けて作成し

たオリジナル問題集です。

 1994年に厚生大臣〔当時〕の認可を受けた同協会が設立され

ました。レセプト従事者の資質向上をはかる目的で、「第1回

診療報酬請求事務能力認定試験」が実施されて以来、年2回(7

月・12月)試験が行われています。

 同試験は、学科試験と実技試験で構成され、実技試験ではレ

セプトの作成問題が出題されます。

 本書は、数多くの問題を解くことでレセプト作成の基本的な

技術が身につくような構成になっています。初めてレセプト作

成に向き合う方にも手にとって頂けるように、基本的なものか

ら応用的なものまで広い範囲からの問題を掲載しています。

 また、できる限り詳細かつ丁寧な解説を問題ごとに掲載して

いますので、一つ一つの解説を読むことでレセプト作成のポイ

ントが理解できることでしょう。

 

 本書が読者の方々の知識の定着にご活用されて試験の合格の

一助となることを、そして試験に合格されて全国の診療所や病

院で活躍されることを願っております。

2014年 5月

は じ め に

(3)

iv

本書の特徴

 本書は、「診療報酬請求事務能力認定試験 」(財団法人日本医療

保険事務協会主催 )の合格をめざして学習される方々に向けて作

成されたオリジナル問題集です。

 

レセプト作成の基本的な技量の習得、さらには実践力までも養

える問題集

というコンセプトで作られています。

 初めてレセプトを作成される方、初心者の方にもお手にとって

いただけるように、基本的なものから応用的なものまで、広範囲

から出題される試験の内容をふまえた問題を掲載しています。

 あわせて、できる限り詳細かつ丁寧な解説を問題ごとに掲載し

ていますので、しっかりと読むことでレセプト作成の留意点をよ

くご理解いただけることでしょう。

 

特徴1

 

試験内容をふまえたオリジナル問題

試験の内容をふまえながら、基本的な問題から応用的

な問題まで多岐にわたった問題を掲載しています。

 

特徴2

 

つまづきやすい箇所に 3つのアイコン

本書は、みなさんに効率的に学習を進めていただける

よう、解説の中に次の 3 つのアイコンを用意して説明

しています。

本 書 の 特 徴

効 果 的 な 使 い 方

(4)

v

本 書 の 特 徴

効 果 的 な 使 い 方

① ポイント

重要で、なおかつつまづきやすい箇所は     として囲ん

で表しています。

その中でレセプト作成において必要な記入項目は色文字で示し

ておりますので、しっかりと学習してください。

② 参考

学習を進める過程で参考となる情報を   で掲載しています。

試験で問われる可能性は低い箇所ですが、実務において必要と

なる知識です。この機会に理解してしまいましょう。

③ 重要

内容的にやや上級者向けの留意点は、   のアイコンを用いて

表示しています。試験対策としての頻度よりも実務的な重要度

の高いものに記しています。知識の定着をはかりながら進めて

ください。

 

特徴3

 

何度でも使える「レセプト用紙 」つき

巻末に「レセプト用紙 」をつけています。切り取って

問題演習の際にご使用ください。また、弊社HPにて「レ

セプト用紙 」のダウンロードサービス(無料 )を行っ

ておりますので、こちらも学習の際にご利用ください。

重要で、なおかつつまづきやすい箇所は     として囲ん

内容的にやや上級者向けの留意点は、   のアイコンを用いて

表示しています。試験対策としての頻度よりも実務的な重要度

学習を進める過程で参考となる情報を   で掲載しています。

試験で問われる可能性は低い箇所ですが、実務において必要と

(5)

    はじめに

iii

    本書の特徴 & 効果的な使い方

iv

 実技問題 外来編

外来 1 p. 2 / 外来 2 p. 4 / 外来 3 p. 6 外来 4 p. 8 / 外来 5 p.10 / 外来 6 p.12 外来 7 p.14 / 外来 8 p.16 / 外来 9 p.18 外来 10 p.20 / 外来 11 p.23

 実技問題 入院編

入院 1 p.26 / 入院 2 p.28 / 入院 3 p.31 入院 4 p.35 / 入院 5 p.39 / 入院 6 p.43 入院 7 p.47 / 入院 8 p.51 / 入院 9 p.53 入院 10 p.56 / 入院 11 p.58

 解答・解説 外来編

外来 1 p. 62 / 外来 2 p. 66 / 外来 3 p.69 外来 4 p. 73 / 外来 5 p. 78 / 外来 6 p.82 外来 7 p. 87 / 外来 8 p. 90 / 外来 9 p.94 外来 10 p.100 / 外来 11 p.105

 解答・解説 入院編

入院 1 p.110 / 入院 2 p.115 / 入院 3 p.122 入院 4 p.129 / 入院 5 p.136 / 入院 6 p.143 入院 7 p.148 / 入院 8 p.155 / 入院 9 p.161 入院 10 p.167 / 入院 11 p.171

CONTENTS

(6)
(7)

2 ▷次の条件で診療録から診療報酬明細書を作成しなさい。(平成 26 年 5 月診療分 )

● 外 来 1  問 題 ●

●施設の概要等 一般病院 (内科、外科、整形外科、小児科) 一般病床のみ 100床 ※医事会計システム電算化医療機関 画像は電子媒体に保存して管理している エックス線の撮影はデジタル撮影である 【届出等の状況 】 夜間休日救急搬送医学管理科 ●薬剤師常勤 ●診療時間 月~金曜 9時~ 17時 土曜 9時~ 12時 日曜・祝日 休診

診   療   録

公費負担者番号 保 険 者 番 号

3 4 2 9 0 0 1 5

公費負担医療の 受 給 者 番 号 傷     病     名 職 開  始 終  了 転  帰 期間満了予定日   右足打撲・挫創(主) 上・外 平成 26511平成 26515日 治ゆ・死亡・中止 年 月   日   右足骨折の疑い 上・外 平成 26511平成 26511日 治ゆ・死亡・中止 年 月   日 上・外 年 月   日 年 月   日 治ゆ・死亡・中止 年 月   日 上・外 年 月   日 年 月   日 治ゆ・死亡・中止 年 月   日 受     診     者 氏 名

田中 達夫

生 年 月 日 8 年  10 月  24 日生 男・女 住 所

(省 略)

電話××××局××××番 職 業 被保険者 との続柄

家族

明 大 昭 平 被 保 険 者 手 帳 被 保 険 者 証 記 号 ・ 番 号

公立奈良・1829

有 効 期 限 平成     年    月    日 被 保 険 者 氏 名

田中 英也

資 格 取 得 平成    2 年   4月   1日 ︵ 船 舶 所 有 者 ︶ 事 業 所 所 在 地

(省 略)

電話××××局××××番 名 称 (省 略) 保 険 者 所 在 地

(省 略)

電話××××局××××番 名 称 公立学校○○支部 昭和

(8)

3

【届出等の状況 】 夜間休日救急搬送医学管理科 ●薬剤師常勤 ●診療時間 月~金曜 9時~ 17時 土曜 9時~ 12時 日曜・祝日 休診

薬価基準抜粋

品  名 規格・単位 (円 . 銭)薬価 品  名 規格・単位 (円 . 銭)薬価 【内服薬】 【外用薬】 フロモックス錠 100mg 100mg 1 錠 55.00 ゲンタシン軟膏 0.1% 1mg 1g 13.20 ムコスタ錠 100mg 100mg 1 錠 16.40 ロキソニン錠 60mg 60mg 1錠 17.50 既往歴・原因・主要症状・経過等 処方・手術・処置等 5/11(日)午後 3 時 救急車で来院  サッカーの試合中に右足を強打  歩行不可   骨折の疑いあり  比較のため両足の X 線撮影を指示  右足背部に挫創あり    骨折(−)  当直の薬剤師による薬剤情報提供 5/12(月)  創部 WET 5/13(火)  創部ほとんど DRY 5/15(木)  創部 DRY(治癒)  医学管理(内容省略) 5.11  右足 X-P(B4)1 枚 2 方向  左足 X-P(B4)1 枚 2 方向  (3:10pm)  創傷処置(約 50c㎡) ゲンタシン軟膏 3g    Rp) フロモックス錠 100mg 3T ロキソニン錠 60mg 3T ムコスタ錠 100mg 3T     * 投与薬剤の情報を文書で提供 5.12  do 処置 ゲンタシン軟膏 2g 5.13  do 処置 ゲンタシン軟膏 2g    Rp) フロモックス錠 100mg 3T    * 投与薬剤の情報を文書で提供 5.15  処置なし

分 3 後 × 2T 分 3 後 × 2T

(9)

4 ▷次の条件で診療録から診療報酬明細書を作成しなさい。(平成 26年 12月診療分 )

● 外 来 2  問 題 ●

●施設の概要等 内科、外科、小児科を標榜する病院(50床) (医師は各科に一人ずつ) ※医事会計システム電算化医療機関 ●薬剤師常勤 ●診療時間 月~金曜 9時~ 17時 土曜 9時~ 12時 日曜・祝日 休診 (12/29は平常診察)

診   療   録

公費負担者番号 保 険 者 番 号

0 1 2 6 0 0 1 7

公費負担医療の 受 給 者 番 号 傷     病     名 職 開  始 終  了 転  帰 期間満了予定日 急性腸炎(主) 上・外 平成 261229  日 治ゆ・死亡・中止 年 月   日 脱水症(主) 上・外 平成 261229  日 治ゆ・死亡・中止 年 月   日 上・外 年 月   日 年 月   日 治ゆ・死亡・中止 年 月   日 上・外 年 月   日 年 月   日 治ゆ・死亡・中止 年 月   日 受     診     者 氏 名

舛岡 雅彦

生 年 月 日 4 年  12 月  5 日生 男・女 住 所

(省 略)

電話××××局××××番 職 業 被保険者 との続柄

家族

明 大 昭 平 被 保 険 者 手 帳 被 保 険 者 証 記 号 ・ 番 号

52291803・816

有 効 期 限 平成     年    月    日 被 保 険 者 氏 名

舛岡 秀俊

資 格 取 得 平成   57 年   7 月   1日 ︵ 船 舶 所 有 者 ︶ 事 業 所 所 在 地

(省 略)

電話××××局××××番 名 称 (省 略) 保 険 者 所 在 地

(省 略)

電話××××局××××番 名 称 全国健康保険協会○○支部 昭和

(10)

5

●診療時間 月~金曜 9時~ 17時 土曜 9時~ 12時 日曜・祝日 休診 (12/29は平常診察)

薬価基準抜粋

品  名 規格・単位 (円 . 銭)薬価 品  名 規格・単位 (円 . 銭)薬価 【内服薬】 【注射薬】 ラックビー微粒 N 1% 1g 6.20 ソリタ–T3 号輸液 500mL 1瓶 157.00 プリンペラン注射液 10mg 0.5%2mL 1 管 57.00 アスコルビン酸注射液 (ビタミン C 製剤) 500mg 1 管 82.00 ネオラミン・スリー ビー液(静注用) 10mL 1 管 121.00 フラビタン注射液 20mg (ビタミン B2 製剤) 20mg 1管 66.00 既往歴・原因・主要症状・経過等 処方・手術・処置等 12/29(月)午後 8時  本日昼ごろより下痢繰り返す    下痢→水様便    脱水症状(+)    経口摂取不可(嘔気あり)  3日間点滴で様子を見る 12/30(火)午前 10時  下痢症状継続  医学管理(内容省略) 12/31(水)午前 10時  下痢症状落ち着いてきた  食事採れるようになった  医学管理(内容省略)  日直の薬剤師による薬剤情報提供 12.29  点滴    ソリタ –T3号輸液 500mL 1V    プリンペラン注射液 10mg 1A    アスコルビン酸注射液 500mg 1A    ネオラミン・スリービー液 1A    フラビタン注射液 20mg 1A 12.30  点滴 do 12.31  点滴    ソリタ–T3号輸液 500mL 1V    プリンペラン注射液 10mg 1A  RP   ラックビー微粒 N 3g 分3後 3日分   薬剤情報提供(文書)

(11)
(12)

62

● 外 来 1  解 答 ●

診療報酬明細書

(医科入院外) 平成 265 月分 都道府 県番号 保健医 療機関 の所在 地及び 名 称 (100 床) 医療機関コード ̶ ̶ 公 費 負 担 者 番 号 ① 公費負担 医療の受 給者番号① 公 費 負 担 者 番 号 ② 公費負担 医療の受 給者番号② 氏    名

田中 達夫

1 男 2 女 1 明 2 大 3 昭 4 平 8 1024生 特記事項 職務上の事由 1. 職務上 2. 下船後 3 月以内 3. 通勤災害 保険者 番 号 3 4 2 9 0 0 1 5 給 付 割 合 1098 7( ) 被保険者証・被保険者 手 帳 等 の 記 号 ・ 番 号

公立奈良・1829

1 1 社・国 2 公 費 3 後期 4 退職 1 単 独 2 2 併 3 3 併 2 本 外 4 六 外 6 家 外 8 高外一 0 高外 7 医科 傷 病 名 (1) 右足打撲・挫創(主) (2) 右足骨折の疑い (3) 診 療 開 始 日 (1) 265 月 11 日 (2) 265 月 11 日 (3) 245 月    日 転 帰 治ゆ (1) 15日 死亡 中止 (2) 11日 診 療 実 日 数 保険 4 日 公費① 日 公費② 日 ⑪ 初 診 時間外・休日・深夜 1532 点 公費分点数 ⑬ 70 救搬       200 × 1 薬情       10 × 2 フロモックス錠 100mg 3T ロキソニン錠 60mg 3T      27 × 2 ムコスタ錠 100mg  3T フロモックス錠 100mg 3T     16 × 2 創傷処置 1(100㎠未満)      45 × 3 ゲンタシン軟膏 0.1% 1mg 3g  4 × 1 ゲンタシン軟膏 0.1% 1mg 2g    3 × 2 両足 単純撮影(デジタル撮影)4 回 単純撮影(ロ)の写真診断 4 回   335 × 1 電画 緊画(11 日 15 時 10 分)     110 × 1 ⑫ 再 診 再 診 72 ×  3 216 外来管理加算 52 ×  1 52 時 間 外 ×    回 休 日 ×   回 深 夜 ×   回 ⑬ 医 学 管 理 220 ⑭ 在 宅 往 診 回 夜 間 回 深 夜 ・ 緊 急        回 在宅患者訪問診療          回 そ の 他 薬 剤 ⑳ 投 薬 内服  薬剤 4 単位 86      調剤 9 × 2 18 屯服  薬剤 単位 外用  薬剤 単位      調剤 ×   回 処 方 42 × 2 84 麻 毒 回 調 基 8 注射 皮下筋肉内 回 静 脈 内 回 そ の 他 回 処置        135 薬  剤        10 麻酔   手術         薬  剤  病理   検査         回 薬  剤   診断   画像         2445 薬  剤   その他 処方せん 回 薬  剤 療養の給付 保   険 請  求      点

1,806

※  決  定      点 一部負担金額  円減額 割(円)免除・支払猶予 公費① 点 ※      点 円 公費② 点 ※      点 円※ 高額療養費    円 ※ 公費負担点数 点 ※ 公費負担点数 点

60 70 80

(13)

63

● 外 来 1  点数算定の解説 ●

⑪初診料

< 11 日 >  まず初診料 282点を算定します。  次に、11 日の休日(日曜日 )の午後 3 時の受診なので、休日加算 250 点を加算して 532点を算定します。  初診料 532点× 1 診察料の算定をするときには、曜日と時間に注目しましょう。

⑫再診料

< 12 日、13 日、15 日( 3 日間 )>  受診に対して再診料を算定します。  再診料 72点× 3  なお、12日、13日は処置が行われているので、外来管理加算は算定できません。  15日は診察のみが行われ、医学的な計画管理が行われているため、外来管理加算 52点 を算定します。  外来管理加算 52点× 1

⑬医学管理等

< 11 日 >  休日に救急搬送された初診の患者なので、夜間休日救急搬送医学管理料 200点を算定し ます。 < 11 日、13 日( 2 日間 )>  薬剤情報を文書で提供しているので、薬剤情報提供料 10点を算定します。  薬剤情報提供料 10点× 2 夜間休日救急搬送医学管理料を算定した場合は、 救搬 と表示して所 定点数を記載します。 薬剤情報提供料を算定した場合は、レセプトには 薬情 と表示して、 点数と回数を記入します。  薬剤情報提供料は、原則として月 1 回の算定ですが、内容に変更があった場合はその都 度算定できます。13日は 3種類の内服薬を 1種類に減らしていて、このように種類が減っ た場合も、処方内容の変更があったものとみなされます。よって、薬剤情報提供料 10 点 が算定できます。  そのほかにも、たとえばカプセルから錠剤に変更になったような場合は、薬剤情報提供 料が算定できるので、算定条件をよく理解するように注意しましょう。

(14)

64  なお、患者の求めに応じて手帳に薬剤名等を記載した場合は、手帳記載加算(3点)が 算定できますが、今回は手帳記載をしていないため算定はしません。 薬剤情報提供料の算定条件  薬剤情報提供料を算定できるのは、「種類の変更」「薬剤の追加」「(一部) 薬剤の中止」「同種薬剤の投与量の変更」「同種薬剤の形状の変更」など、 さまざまな場合があります。  下の表のような条件をよく覚えておきましょう。 薬剤情報提供料の算定条件 たとえばどんなとき? 種類の変更 内服薬から外用薬への変更など 薬剤の追加 1回目の内服薬に屯服薬を加えて出した場合など 薬剤の減種 内服薬3種類から2種類へ変更の場合など (一部)薬剤の中止 内服薬+外用薬で外用薬を中止した場合など 同種薬剤の投与量の変更 同じ薬剤を3錠から6錠へ変更の場合など 同種薬剤の形状の変更 錠剤からカプセルへ変更の場合など 同種薬剤の投与目的(効能効果)の 変更 同じ薬剤でも、目的が高血圧から狭心症に変更 の場合など

⑳投薬料

< 11 日 >  内服薬は【フロモックス錠 100mg 3錠( 55.00 円×3= 165.00 円 )、ロキソニン錠 60mg 3錠(17.50円× 3= 52.50円)、ムコスタ錠 100mg 3錠(16.40円× 3= 49.20円)】 で、計 266.70円となり、薬剤料 27点× 2を算定します。  また、内服調剤料9点×1、処方料(7種類未満)42点×1を算定します。  さらに、薬剤師が常勤なので、調剤技術基本料 8点×1を算定します。 < 13 日 >  内服薬は【フロモックス錠 100mg 3錠( 55.00円× 3= 165.00円)】で、薬剤料 16点 × 2、内服調剤料 9点、処方料(7種類未満)42点を算定します。 40

処置料

< 11 日、12 日、13 日( 3 日間 )>  処置の面積より判断して、創傷処置 1(100c㎡未満)45点を算定します。  創傷処置 1(100 c㎡未満)45点× 3  使用薬剤は 11 日が【ゲンタシン軟膏 0.1%3g( 13.20 円× 3 = 39.60 円 )】で薬剤料

(15)

65

4点×1、12日、13日が【ゲンタシン軟膏 0.1%2g( 13.20円× 2= 26.40円)】で薬剤 料3点× 2 70

画像診断料

< 11 日 >  両足のレントゲン撮影を行っています。  受傷部位の右足(患側)だけでなく、受傷していない部位の左足(健側)を、比較のた めに同時に X 線撮影しています。このようなときは、右足 X-Pと左足 X-Pを別々に算定す ることはできず、両足 X-Pとしてまとめて算定します。患側、健側の同時撮影の算定は、 間違えやすいので注意しましょう。  たとえば、「右足打撲 」「左足打撲 」、あるいは「両足打撲 」のように、両側に病名があ るときは、左右の足ごとに画像診断料を算定します。しかし、今回のケースのように、「右 足打撲 」という片側のみの病名にもかかわらず、比較のために患側・健側の両方を同時撮 影したときは、両側をまとめて計算します。  今回は、左右の足それぞれ 1枚のフィルムで 2方向を撮影しています。これは、1枚のフィ ルムを 2 分割して各 1 回ずつ撮影しているということです。両足では 4 回曝射( 4 方向の 撮影)として計算します。  また、診断料、撮影料とも 2 ∼ 5 枚目は 100 分の 50で計算し、6 枚目以降は算定でき ないので注意しましょう。  写真診断料(その他 )43 点+( 43 点× 0.5)× 3 = 107.5 点 → 小数点以下第 1 位 を四捨五入して108点×1撮影料(デジタル撮影)68点+(68点× 0.5)× 3= 170点 170点×1フィルム料 撮影した画像を電子化して管理及び保存しており、フィルムの費用よりも 電子画像管理加算の点数が高いので電子画像管理加算57点を算定します。  電子画像管理加算(単純撮影)57点×1  以上より、108点+ 170点+ 57点=計 335点となります。 さらに、休日に緊急に行われた画像診断なので、時間外緊急院内画 像診断加算 110点×1を算定します。 電子画像管理加算を算定した場合には、「摘要 」欄に 電画 と表 示します。 時間外緊急院内画像診断加算を算定した場合、レセプトの「摘要 」 欄に 緊画 と表示し、撮影開始日時を記入します。

(16)

66

● 外 来 2  解 答 ●

診療報酬明細書

(医科入院外) 平成 2612 月分 都道府 県番号 保健医 療機関 の所在 地及び 名 称 ( 50 床) 医療機関コード ̶ ̶ 公 費 負 担 者 番 号 ① 公費負担 医療の受 給者番号① 公 費 負 担 者 番 号 ② 公費負担 医療の受 給者番号② 氏    名

舛岡 雅彦

1 男 2 女 1 明 2 大 3 昭 4 平 4 125生 特記事項 職務上の事由 1. 職務上 2. 下船後 3 月以内 3. 通勤災害 保険者 番 号 0 1 2 6 0 0 1 7 給 付 割 合 1098 7( ) 被保険者証・被保険者 手 帳 等 の 記 号 ・ 番 号

52291803・816

1 1 社・国 2 公 費 3 後期 4 退職 1 単 独 2 2 併 3 3 併 2 本 外 4 六 外 6 家 外 8 高外一 0 高外 7 医科 傷 病 名 (1) 急性腸炎(主) (2) 脱水症(主) (3) 診 療 開 始 日 (1) 2612 月 29 日 (2) 2612 月 29 日 (3) 24年   月   日 転 帰 治ゆ 死亡 中止 診 療 実 日 数 保険 3 日 公費① 日 公費② 日 ⑪ 初 診 時間外・休日・深夜 1532 点 公費分点数 ⑬ 薬情       10 × 1 ラックビー微粒 N 3g 2 × 3 点滴注射 95 × 3 ソリタ ‒T3 号輸液 500mL 1V プリンペラン注射液 10mg 1A アスコルビン酸 注射液 500mg 1A ネオラミン・スリービー液 1A 48 × 2 フラビタン注射液 20mg 1A 経口摂取不可のためビタミン剤を 投与した ソリタ ‒T3 号輸液 500mL 1V プリンペラン注射液 10mg 1A 21 × 1 ⑫ 再 診 再 診 72 ×  2 144 外来管理加算 52 ×  2 104 時 間 外 ×    回 休 日 ×   回 深 夜 ×   回 ⑬ 医 学 管 理 10 ⑭ 在 宅 往 診 回 夜 間 回 深 夜 ・ 緊 急        回 在宅患者訪問診療          回 そ の 他 薬 剤 ⑳ 投 薬 内服  薬剤 3 単位 6      調剤 9 × 1 9 屯服  薬剤 単位 外用  薬剤 単位      調剤 ×   回 処 方 42 × 1 42 麻 毒 回 調 基 8 注射 皮下筋肉内 回 静 脈 内 回 そ の 他 6402 処置        回 薬  剤        麻酔   手術         薬  剤  病理   検査         回 薬  剤   診断   画像         回 薬  剤   その他 処方せん 回 薬  剤 療養の給付 保   険 請  求      点

1,257

※  決  定      点 一部負担金額  円減額 割(円)免除・支払猶予 公費① 点 ※      点 円 公費② 点 ※      点 円※ 高額療養費    円 ※ 公費負担点数 点 ※ 公費負担点数 点

60 70 80

(17)

67

⑪初診料

< 29 日 >  まず、初診料を算定します。  初診料 282点×1  次に、休日加算を考えます。 休日加算を算定できるのは、日曜日と国民の祝日に限られますが、 特例として年末年始の 12/29 ∼ 1/3は休日扱いとしてよいことに なっています。 ただし、これはあくまで通常診療を行わず、診療応需の態勢を解いている場合に限 ります。そのため、休日等でも通常診断を行っている場合には休日加算の対象には ならず、診療時間外の診療のみ休日加算の対象となります。 今回のケースでは、当院は「 12/29 は平常診察 」( 9 時∼ 17 時 )としているため、 この日は平日診療時間の 9 時∼ 17 時の間は休日加算を算定できません。しかし、 受診しているのが時間外の 20 時なので、結果的に休日加算 250 点を算定すること ができます。  休日加算 250点×1 よって、初診料はあわせて532点(282点+ 250点)×1となります。

⑫再診料

< 30 日、31 日( 2 日間 )>  再診料 72点を算定します。  医学的な計画管理が行われているので、外来管理加算 52点を算定します。  再診料 72点× 2  外来管理加算 52点× 2 両日とも休日診療ですが、今回のケースは 29 日の点滴指示による 来院です。このような緊急性のない予定された受診では、休日加算 は算定できないので注意しましょう。

⑬医学管理等

< 31 日 >  薬剤情報を文書で提供しているので、薬剤情報提供料 10点を算定します。  薬剤情報提供料 10点×1

● 外 来 2  点数算定の解説 ●

(18)

68 20

投薬料

< 31 日 >  内服薬は【ラックビー微粒 N 3g( 6.20 円× 3 = 18.60 円 )】で、薬剤料 2 点× 3を算 定します。  内服調剤料 9点×1  薬剤が 7種類未満なので処方料 42点×1を算定します。  さらに、薬剤師が常勤なので、調剤技術基本料 8点×1を算定します。 30

注射

< 29 日、30 日、31 日( 3 日間 )>  6歳以上の患者で点滴量が 500mL 以上なので、点滴注射 95点を算定します。  点滴注射 95点× 3  29日、30日の薬剤料は、【ソリタ‒T3号輸液 500mL 1瓶( 157円)、プリンペラン注 射液 10mg 1管(57円)、アスコルビン酸注射液 500mg 1管(82円)、ネオラミン・スリー ビー液 10mL 1管(121円)、フラビタン注射液 20mg 1管(66円)】で計 483円となり、 薬剤料 48点×2を算定します。  31 日の薬剤料は、【ソリタ‒T3 号輸液 500mL 1瓶( 157 円 )、プリンペラン注射液 10mg 1管(57円)】で計 214円となり、薬剤料 21点× 1を算定します。 ビタミン剤が投与されるケースでは、消耗性疾患や嘔吐、脱水など、 一定の要件を満たした場合に限って算定できます。今回は「経口摂 取不可 」「脱水症状 」などの要件を満たしているので、レセプトに コメントを書き加えた上で算定します。 ビタミン剤を投与したときのレセプト注記  ビタミン剤の投与については、ビタミンの投与が必要かつ有効と判断し た趣旨をカルテ、レセプトの「摘要」欄に記入することが必要です。ただし、 病名から明らかにビタミン剤の投与が必要かつ有効と判断される場合には、 レセプトに注記する必要はありません。 <ビタミン剤(B 群・C 群)を投与した場合の例> < レセプトに注記する必要がないもの > < レセプトに注記する必要があるもの > ウェルニッケ脳炎、脚気衝心、ビタミン B1 欠乏症、末梢神経炎、中枢神経障害、術後 腸管麻痺、神経痛、関節痛、筋肉痛等 消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊娠、授 乳・肉体的疲労等のビタミンの需要が増 大した場合や下痢、嘔吐、脱水、食欲低下、 術後衰弱等のビタミン摂取・吸収が障害さ れている場合

参照

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