平成29年の警察活動
YAMAGUCHI PREFECTURAL POLICE
特集1
人身安全対策課の新設
第1 基本姿勢
県民の期待と信頼に応える強い警察
~安全・安心な社会の実現~
第2 活動重点
1 子供・女性・高齢者を犯罪から守る対策の推進
2 犯罪の起きにくい社会づくりの推進
3 重要犯罪等の徹底検挙
4 暴力団等組織犯罪対策の推進
5 交通死亡事故抑止総合対策の推進
6 大規模災害・テロ等緊急事態対策の推進
第2
犯罪情勢に対応した捜査活動
第1
県民の安全と安心のための諸活動
第3
安全な交通を確保するための諸活動
1 犯罪の起きにくい社会づくりの推進状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 2 子供・女性・高齢者の安全対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 3 少年非行防止対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 4 児童ポルノ被害防止対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 5 悪質商法、ヤミ金融等犯罪対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 6 環境犯罪対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 7 風俗環境浄化対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 8 サイバー犯罪対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 9 「110番」通報の現状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 10 事件・事故への即応・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 11 交番・駐在所活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 12 警察安全相談活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 13 犯罪被害者支援活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 ◇ 活躍する警察官Ⅰ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 ◇ 活躍する警察官Ⅱ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20 1 犯罪情勢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 2 重要犯罪対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22 3 重要窃盗犯罪対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23 4 特殊詐欺の現状と対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24 5 暴力団対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26 6 薬物・銃器対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28 7 犯罪のグローバル化・犯罪インフラ対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30 8 犯罪鑑識活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31 ◇ 活躍する警察官Ⅲ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32 1 警護警備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42 2 テロ対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43 3 災害警備活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44 4 警備広報活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45 ◇ 活躍する警察官Ⅴ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46 ☆ 山口県警察の概要第5
公安委員会制度と警察署協議会
1 交通事故の発生状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33 2 速度抑制対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34 3 反射材・ハイビームの活用促進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34 4 安全・快適な交通環境の整備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35 5 交通指導取締り・違法駐車対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37 6 交通事故事件捜査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38 7 運転免許保有者数の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39 8 運転免許の行政処分・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40 ◇ 活躍する警察官Ⅳ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49 ◇ 活躍する警察職員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51 ☆ 警察署管轄区域及び位置図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50第4 テロの防止と災害警備活動
特集1 人身安全対策課の新設 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 特集2 高齢者の交通死亡事故抑止対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2山口県警察人身安全対策本部は、
人身安全対策課の新設
【人身安全対策課発足式の様子】 1 人身安全対策課の新設 2 業務内容 3 山口県警察人身安全対策本部 人身安全対策第一 人身安全対策第二 人 身 安 全 対 処 【人身安全対策課組織図】 山口県警察では、県民の生命・身体に直結する ストーカーや配偶者暴力、児童虐待等の人身安全 関連事案への一層の迅速、的確な対応の強化を図 るため、平成29年4月1日、生活安全部に課長以 下35人体制の「人身安全対策課」を新設しました。 課の新設は、平成19年に「留置管理課」が設置 されて以来、10年ぶりのことになります。 ストーカー・配偶者暴力事案を所管し、警察署への助言・指導等を行っています。 子供・女性に対する声かけ、つきまとい事案、児童・高齢者・障害者虐待事案、 行方不明事案、保護事案を所管し、警察署への助言・指導等を行っています。 人身安全関連事案の捜査を専従で行う「人身安全特捜係」及び24時間体制で被害 者等の保護対策に当たる「人身安全保護対策係」を県下3方面に配置し、警察署 への支援を行っています。 山口県警察人身安全対策本部は、人身安全関連事案について 一元的に対処するため、人身安全対策課をはじめ、地域部、刑 事部に所属する総勢153人を対策本部員として指名し、人身安全 関連事案の情報を集約して事態を把握するとともに、行為者の 事件検挙、行政措置、被害者等の保護対策に関する警察署への 助言・指導及び支援等を行っています。 課 長 次 長 人 身 安 全 対 策 第 一 人 身 安 全 対 策 第 二 人 身 安 全 対 処 第 一 ・ 第 二 ○ ストーカー・配偶者暴力対策係 ○ 子供・女性安全対策係 ○ 児童・高齢者・障害者虐待対策係 ○ 行方不明・保護対策係 ○ 人身安全特捜係 ○ 人身安全保護対策係-1-~死者数、高齢死者数ともに平成23年以降最多~
交通死亡事故発生状況
79 64 64 58 65 56 74 50 30 44 29 32 31 43 58.1% 55.4% 49.2% 50.0% 68.8% 46.9% 63.3% 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 全死者 高齢死者 高齢死者の割合対 策
○
ドライブレコーダーを活用した交通安全指導
記録映像に基づく個別指導 ○ 交通安全定期診断 実車を用いた交通安全指導 ○ 運転卒業証制度 運転免許返納者に対する生活支援 ○ 安全運転サポート車の普及啓発 試乗会や広告封筒配布による普及啓発活動 ○ セーフティ・ナイト・スクール 夜間の視認性や反射材の効果等に関する安全教育 ○ 現場講習会 交通死亡事故等の発生現場における交通安全指導 ○ 高齢者宅への戸別訪問指導 高齢者宅を戸別訪問しての、交通安全指導○反射材着用促進活動
街頭活動を通じた反射材配布活動
○ 介護予防事業と連携した交通安全指導 高齢者が多く参加する事業と連携した交通安全指導歩
行
者
対
策
ド
ラ
イ
バ
ー
対
策
共
通
対
策
(人)-2-高齢者の交通死亡事故抑止対策
○ うそ電話詐欺の被害防止に向けた情報発信を始め、 金融機関における水際対策を強化する等の「うそ電話 詐欺撲滅県民運動」を推進しました。 ○ 防犯パトロール団体に対する青色回転灯や表示板 の貸付け等、防犯ボランティア活動の活性化に向けた 各種支援を実施しました。 ○ 企業等が行う業務を通じた子供や高齢者の見守り活動や 防犯広報用グッズ等のチラシの制作・配布等、防犯CSR活動の活性化に向 けた取組を推進しました。 ○ 全国地域安全運動期間中の広報啓発活動を始め、駅や商業施設等における 犯罪の起きにくい環境づくりに向けた対策等、防犯力の強化を図りました。 【自転車の盗難被害防止対策に向けた取組】 平成29年9月から10月までの間、「自転車盗難被害 防止コンクール」を開催し、県内の中学校や高等学校 が主体となって駅や商業施設等の駐輪場での施錠点検 活動等を行い、防犯意識の高揚を図りました。
~刑法犯認知件数は15年連続減少~
平成29年の傾向
対
策
-3-1 犯罪の起きにくい社会づくりの推進状況
駅駐輪場における広報啓発活動刑法犯認知件数等の推移
○ 刑法犯認知件数は6,296件で、平成15年以降15年連続減少し、戦後最少の記 録を更新 ○ 侵入盗、万引き、自転車盗などの犯罪が減少 (件) (件)970 877 907 855 775 0 400 800 1200 H25 H26 H27 H28 H29 278 283 282 284 297 0 100 200 300 400 H25 H26 H27 H28 H29 山口県男女共同参画相談センター 083-901-1122 DVホットライン(緊急用) 0120-238122 ○ ストーカー事案の相談等受理件数は297件で、前年に比べ 13件増加し、過去最多 ○ 配偶者暴力事案の相談等受理件数は775件で、前年に比べ 80件減少したが、依然として高水準 ○ 生活安全部に「人身安全対策課」を新設して体制を強化し、山口 県警察が一体となって、被害者の安全確保を最優先とした迅速・的 確な保護対策及び検挙措置を講じるなど、事態対処に努めました。 ○ 被害者の保護・支援のため、各種会議、合同研修会等を通じて県 や保護観察所等との連携強化を図りました。
-4-対
策
2
子供・女性・高齢者の安全対策
平成29年の傾向
【事例】 ○ 2年前に女性の店員に好意を抱いてストーカー行為をした男を逮捕したにも かかわらず、再び同女性に対してストーカー行為をしたため、ストーカー規制 法違反で逮捕しました。 (防府警察署) ○ 妻に暴力を振るい、地方裁判所から保護命令の決定を受けるもこれに従わず、 妻の実家付近をはいかいした夫を配偶者暴力防止法違反で逮捕しました。 (下松警察署) ○ 妻や同棲相手等の女性に対して暴力を振るった男を、暴行、傷害等で逮捕し ました。 (岩国警察署ほか11警察署) 配偶者暴力事案相談等受理件数 ストーカー事案相談等受理件数配偶者からの暴力に関する相談窓口(電話番号)
警 察 総 合 相 談 短縮ダイヤル ♯9110 又は 083-923-9110 女性犯罪被害相談電話 (レディース・サポート110) 短縮ダイヤル ♯8103 フリーダイヤル 0120-378387 又は 083-932-7830警
察
ストーカー・配偶者暴力事案対策
~事案の相談等件数は高水準で推移~
(件) (件)子供・女性安全対策
~子供や女性を狙った声かけ・つきまとい事案が多発~
平成29年の傾向
子供・女性に対する声かけ等事案認知件数対
策
○ 子供に対する声かけ等事案は505件 で、過去最多の前年に比べ87件減少 ○ 女性に対する声かけ等事案は168件 で、前年に比べ8件減少 ※ 依然として高水準で推移行方不明事案対策
~認知症を原因とする高齢者等の行方不明事案が過去最多~
平成29年の傾向
行方不明者届の受理件数の推移対
策
認知症高齢者等のはいかい事案は、命の危機に直結することから、状況に応じて警 察官の大量動員、警察犬・県警ヘリ等の投入及び消防団等と連携した捜索を始め、市 町と連携して構築した「徘徊高齢者等発見、保護のためのネットワーク」を活用し、 メールや防災無線等による手配を行い、早期発見・保護に努めました。 ○ 行 方 不 明 者 届 の 受 理 件 数 は 897 件 で、前年に比べ11件増加 ○ そのうち、認知症(疑いを含む。) を原因とする行方不明者が173件で、 前年に比べ35件と大幅増加 -5-○ 誘拐や性犯罪等の重大犯罪に発展する可能性のある子供・女性対象の声かけ等の事 案について、行為者を早期に特定し、検挙や指導・警告を行うとともに、学校や防犯 ボランティアと連携した通学路等における見守り活動を推進しました。 ○ 県下の各学校において、子供達の危険回避能力向上のための不審者対応訓練を実施 したほか、女性の多い職場等において、性犯罪被害防止教室(275回、約37,000人)等 を実施しました。 (件) (件) (件)児童虐待事案対策
~通告児童数は、若干減少するも依然高水準で推移~
平成29年の傾向
0 50 100 150 未就学 54 62 80 135 129 小学生 41 53 90 141 111 中学生 21 21 49 58 47 その他 19 8 25 35 32 合 計 135 144 244 369 319 H25 H26 H27 H28 H29 学職別通告児童数対
策
平成29年11月、山口県警察と児童相談所を主管する 山口県健康福祉部こども・子育て応援局は、児童虐待 (疑いを含む。)事案に関して、児童相談所と警察が 緊密な連携と適切な役割分担により児童の安全確認と 安全確保を的確に行い、児童虐待の早期発見と被害の 未然防止を図ることを目的とした協定を締結しました。 ○ 警察で取り扱った児童虐待事案のうち、児童相談所に通告した 被害児童数は319人で、過去最多であった前年に次いで多く、依 然として高水準で推移 ○ 通告した被害児童のうち、240人(75.2%)が小学生以下の低年齢 児童、203人(63.6%)が心理的虐待 ○ 下記事例のほか、暴行、傷害等により6件、6人を検挙 -6-【事例】 ○ 平成29年1月、自宅において、1歳女児に対し、頸部 を圧迫するなどして殺害した実母を殺人罪で逮捕しました。 (周南警察署) ○ 平成29年5月、パチンコ店駐車場において、生後2か 月の女児を車内に置き去りにし、熱射病により死亡させ た実母を保護責任者遺棄致死罪で逮捕しました。 (防府警察署) 0 50 100 150 200 250 身体的虐待 62 63 87 102 90 性的虐待 2 5 1 2 0 ネグレクト 31 26 30 41 26 心理的虐待 40 50 126 224 203 合 計 135 144 244 369 319 H25 H26 H27 H28 H29 態様別通告児童数 (人) (人)○ 少年相談員等と連携した「居場所づくり活動」や地域住民との「ふれあい活 動」等、非行少年を生まない社会づくりに向けた取組を推進しました。 ○ 中・高校生による自転車盗被害防止対策(自転車の防犯点検や鍵かけの呼び かけ)等、「少年リーダーズ活動」を推進しました。 ○ 学校関係者、少年安全サポーターとの合同補導や 非行防止教室を開催しました。
~刑法犯少年の検挙・補導人員が連続減少~
対
策
-7-3
少年非行防止対策
平成29年の傾向
居場所づくり活動「農業生産体験」 ○ 刑法犯で検挙・補導した少年は352人(前年比-18人)で、統計の残る昭和24 年以降最少 ○ 万引き、自転車盗等の「初発型非行」が177人(全体の50.3%) ※ 初発型非行~少年非行の入口的な罪種 の総称で、万引き、自転車盗、オートバ イ盗及び占有離脱物横領をいう。 ※ 少年リーダーズ活動 中学生、高校生、大学生の有志(少年リーダーズ)が主体となり 同世代の青少年に対し、非行防止や被害防止を呼びかけ、啓発を促 す各種活動 自転車盗被害防止対策 【事例】 ○ 少年相談員等と連携し、「綱引き大会」や「宿 泊型体験学習」を通じた健全育成活動等を実施し ました。 ○ 県下各地区において、延べ4,713人の少年リ ーダーズが、万引き防止対策、自転車の防犯点検 等の活動を計184回実施しました。 H25 H26 H27 H28 H29 犯罪少年の検挙人員 619 454 441 265 256 触法少年の補導人員 132 113 127 105 96 初 発 型 非 行 496 358 286 200 177 (人)0 20 40 60 80 100 児童買春 6 4 3 5 5 児童ポルノ 6 7 11 31 17 風営適化法 10 12 10 8 7 その他 32 33 28 20 27 合計 54 56 52 64 56 H25 H26 H27 H28 H29 【事例】 児童ポルノ事犯の主な被害者層である中・高校生を対象 に効果的な被害防止広報を行うため、「児童ポルノ被害防 止広報用マンガ」を作成しました。 その内容は、被害事例やインターネットに潜む危険性を マンガで分かりやすく説明するもので、「ヤング・テレホ ン・やまぐち」等の少年相談窓口も掲載しています。 このマンガは、県下全ての小・中・高等学校や関係機関 に配布するとともに、県警ホームページやフェイスブック に掲載するなど、活用を図っています。
~福祉犯被害のうち、児童ポルノ被害児童数が最多~
対
策
福祉犯の被害児童数-8-4
児童ポルノ被害防止対策
平成29年の傾向
○ 児童ポルノ事犯を福祉犯の重点犯罪に指定し、サイバ ーパトロールやサイバー補導等の活動を推進するなど、 取締りの強化を図りました。 ○ 少年のインターネット利用に起因したトラブル事案の 解決・改善を図ったほか、学校等関係機関と連携し、夏 休み親子ネット教室を開催するなど、フィルタリングの 利用促進やインターネットに潜む危険性等に関する広報 ・啓発活動を推進しました。 ※ 福祉犯~児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に 関する法律違反、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律違反等の少年の 福祉を害する犯罪 少年サポートセンターによる 「夏休み親子ネット教室」の 開催状況 児童ポルノの被害児童数(学職別) ○ 警察で取り扱った福祉犯の被害児童数は56人、そのうち児童ポルノ事犯の 被害児童は17人で全体の30.4% ○ 児童ポルノ事犯の被害児童のうち中・高校生が12人で全体の70.6% 0 5 10 15 20 25 30 35 小学生以下 1 1 0 12 1 中学生 2 4 4 8 7 高校生 3 2 7 10 5 その他 0 0 0 1 4 合計 6 7 11 31 17 H25 H26 H27 H28 H29 児童ポルノ被害防止広報用マンガ 少年警察補導員カオリの事件簿 (人) (人)○ 大手科学雑誌を発行する老舗会社等による利殖勧誘事犯で5人を検挙 ○ 県民生活を脅かす悪質商法事犯で20人を検挙 ○ 多重債務者等を対象としたヤミ金融事犯で5人を検挙 ○ 偽ブランド商品の販売等、知的財産権侵害事犯で12人を検挙 ○ 高齢者等が被害に遭いやすい悪質商法事犯や悪質な ヤミ金融事犯を重点に取締りを行いました。 また、山口県消費生活センター等関係機関との情報 交換を推進しました。 ○ 被害防止のため、犯罪被害防止アドバイザーによる 出前型防犯講習の開催やラジオ等を利用した情報発信 活動を推進しました。 【事例】 ○ 「理科用教材開発事業に出資してもらえば元本を保証し配当金も支払う。」な どと勧誘して、多額の出資金を募集した業者を出資法違反で検挙しました。 (山口南警察署・宇部警察署合同捜査) ○ 必要のない高額な床下補強工事を嘘の説明により勧誘した業者を詐欺・特定商 取引に関する法律違反で検挙しました。 (下松警察署) ○ 車のリース契約を仮装し無登録で貸金業を営んでいた業者等を貸金業法違反・ 出資法違反で検挙しました。 (下関警察署ほか) ○ 賞味期限を改ざんし販売していた食品卸売業者を食品表示法違反で検挙しまし た。 (宇部警察署)
~悪質商法事犯等の取締りを重点的に実施~
対
策
0 5 10 15 20 25 30 35 利殖勧誘事犯 19 0 15 3 5 悪質商法事犯 14 18 22 21 20 金融事犯 3 10 12 10 5 その他 19 18 34 22 25 合計 55 46 83 56 55 H25 H26 H27 H28 H29 生活経済事犯の検挙人員 ※ その他~知的財産権侵害事犯、医事・薬事事犯、食の安全関係事犯等-9-5
悪質商法、ヤミ金融等犯罪対策
平成29年の傾向
(人)環境犯罪の検挙人員 ○ 環境犯罪で149人を検挙 ○ 廃棄物の不法投棄事犯で61人、不法焼却事犯で83人を検挙 ○ 山口県、海上保安本部等で構成する山口県産業廃 棄物不法処理防止連絡協議会での意見交換や環境保 健所及び市町の環境部局と情報交換を行いました。 ○ 環境保健所等関係機関と連携して、廃棄物運搬車 両の検問、空き地等を拠点とする使用済家電製品等 の回収業者に対する実態調査を実施しました。
~ 産業廃棄物不適正処理事犯の取締りを重点的に実施 ~
対
策
不法投棄された廃棄物-10-6
環境犯罪対策
平成29年の傾向
【事例】 無許可で一般廃棄物の収集運搬等を行っていた業者や 家庭ゴミ、廃材等の廃棄物を不法投棄又は焼却した業者 等を廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反で検挙しま した。 (各警察署) (人)○ 個室マッサージ店による性的サービス、派遣型ヘルスによる売春行為、無許 可風俗営業店等が潜在化傾向 ○ 盗撮等の山口県迷惑行為防止条例違反で41人を検挙 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 110 風営適正化法違反 18 12 17 6 16 売春防止法違反 4 2 0 1 4 その他 98 85 104 76 88 合計 120 99 121 83 108 H25 H26 H27 H28 H29 -11-風俗関係事犯の検挙人員
~風俗実態の把握及び悪質風俗営業事犯の取締りを重点的に実施~
※ その他~公然わいせつ、山口県迷惑行為防止条例違反等対
策
7
風俗環境浄化対策
平成29年の傾向
【事例】 ○ 個室マッサージ店を装って、女性従業員に性的サービスをさせていた業者 等を風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律違反等で検挙しまし た。 (岩国警察署) ○ 派遣型ヘルスで、女性ホステスに売春行為をさせていた業者を売春防止法 違反で検挙しました。 (山口警察署) ○ 個室メンズエステ店を装って17歳少女に性的サービスをさせた上、同少女 を風俗店で22時以降に客に接する業務に従事させていた業者等を風俗営業等 の規制及び業務の適正化等に関する法律違反で検挙しました。 (山口南警察署・下松警察署合同捜査) ○ 風俗実態の把握のため、風俗店等に対する立入 り等を強化しました。 ○ 個室マッサージ店による性的サービス、派遣型 ヘルスによる売春行為、無許可風俗営業店等の悪 質な風俗営業店の取締りを行いました。 当店は、 『完全予約制』『完全個室』 のプライベートメンズサロンです 090ー●●●●ー●●●● AROMA MASSAGE ~ メンズエステ ~ 『大人の男性』に人気のアロマリラクゼーション 60min 9,000yen 90min 15,000yen 120min 20,000yen コース料金 予約TEL (人)○ 県内各地域で構成されている商工会議所等参加の 「サイバーセキュリティパートナーシップ」に対し て、講習会を計12回開催したほか、メールでセキュ リティ情報を配信しました。
平成29年の傾向
0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 詐欺・悪質商法 215 270 234 296 539 オークション 78 78 112 269 114 名誉毀損・誹謗中傷 122 157 155 216 232 不正アクセス 46 105 73 103 151 迷惑メール 70 90 80 98 96 違法・有害情報 19 22 15 36 36 その他 72 176 169 222 299 合計 622 898 838 1240 1467 H25 H26 H27 H28 H29 ○ サイバー犯罪の検挙件数は80件で、前年に比べ42件減少 ○ サイバー犯罪相談の受理件数は1,467件で、前年に比べ227件増加~官民連携によるサイバー空間の脅威への対策を推進~
サイバー犯罪相談の受理状況 サイバー犯罪の検挙状況 0 20 40 60 80 100 120 コンピュータ対象犯罪 ※1 0 0 5 9 3 ネットワーク利用犯罪 ※2 60 63 62 109 77 不正アクセス ※3 7 1 2 4 0 合計 67 64 69 122 80 H25 H26 H27 H28 H29 ※1 コンピュータ、電磁的記録を対象とした犯罪 ※2 インターネットを犯罪の手段として利用する犯罪 ※3 他人のID・パスワード等を使用し、サーバ等に不正に接続するなどの犯罪 ○ ゲームアプリを不正改造した者を著作権法違反等で検挙 しました。 (山口警察署) ○ フリーマーケットアプリのアカウントを不正に作成販売 した者を私電磁的記録不正作出・同供用罪で検挙しました。 (下関警察署) ○ コンピュータソフトを複製販売した者を著作権法違反等 で検挙しました。 (萩警察署)-12-8
サイバー犯罪対策
対
策
【事例】
○ 県内の小・中・高校等において、警察職員等によ るサイバーセキュリティに関する講習会を計350回開 催したほか、約46,000人の参加者に対してインター ネットの安全な使い方について、意識啓発を行いま した。 (件) (件)0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 90,000 100,000 1 1 0 番 通 報 5,000 8,000 11,000 14,000 17,000 20,000 23,000 い た ず ら 通 報 受理件数 94,644 90,441 89,760 87,348 85,236 出動件数 65,422 61,405 61,545 60,198 56,574 いたずら通報 8,127 7,264 6,809 10,666 11,399 H25 H26 H27 H28 H29 110番受理状況 ○ 110番通報(有効)の受理件数は85,236件で、前年に比べ2,112件(2.4%)減少 ○ 携帯電話からの通報件数は全体の71.2%で、年々増加傾向 ○ 通報内容別では、交通関係の通報が最も多く、全体の35.7% ○ いたずらによる通報件数は11,399件で、前年に比べ733件(6.9%)増加 ○ 通信指令担当者等のレベルアップを図るため、 教養・訓練を繰り返し実施しました。 ○ 不要・不急通報を防止するため、総合相談電 話(#9110)等の各種相談電話の活用につ いての広報を実施するとともに、いたずら通報 に対する事件化を推進しました。 -13-【事例】 光市内で発生した強盗事件では、素早い110番通報と的確な通信指令により、検 索中の捜査員が犯人を発見、緊急逮捕しました。 (光警察署)
~1日平均約234件の110番を受理~
対
策
9
「110番」通報の現状
平成29年の傾向
(件) (件)0 50 100 150 200 250 300 350 件 数 20% 30% 40% 50% 60% 70% 検 挙 率 発令件数 131 134 110 104 104 検挙件数 71 85 65 55 66 検挙率(%) 54.2% 63.4% 59.1% 52.9% 63.5% H25 H26 H27 H28 H29 緊急配備発令状況 ○ 緊急配備の発令件数は104件で、前年と同数 ○ 緊急配備の発令は、ひき逃げ事件が最も多く、全体の13.5% ○ 緊急配備中の検挙件数は66件で、発令件数の63.5% ○ 新たな道路の整備等に伴う道路環境の変化に対応するため、 緊急配備箇所等の見直しを行い、迅速かつ効率的な緊急配備を 実施しました。 ○ 事件の早期認知と迅速な初動対応が犯人検挙や被害拡大防止 の鍵となることから、事件・事故を見たり聞いたりしたときの 「素早い110番通報」と「適切な通報要領」について、110番教 室の開催等による広報啓発活動を実施しました。 ※ 緊急配備~発生後間がない事件について、速やかに広域にわたる警戒網(検問、 検索、警ら等)を敷き、早期に犯人を検挙するための初動捜査活動
-14-~素早い通報が事件解決の鍵~
対
策
10
事件・事故への即応
平成29年の傾向
【事例】 下関市内で発生したひき逃げ事件では、素早い110番通報と緊急配備により、検 索中の警察官が犯人を発見、銃刀法違反で現行犯逮捕しました。 (長府警察署) (件)犯罪の検挙や事件・事故を未然に防止するため、地域住民の要望や実態に応じ て、制服警察官やパトカーによるパトロールを強化しました。 また、パトロールに際しては、安心感を醸成するため、「あんしんカード」を 積極的に活用しました。 交番周辺、駅・主要交差点等、人 や車の往来が多い場所において、事 件・事故の未然防止を図るため、立 番等による警戒活動を行いました。
要望に応えるパトロール
※ 平成29年中、「あんしんカード」を 79,068 枚配布しました。-15-~地域住民の要望に応える活動を展開~
立番等による警戒活動
○ 交 番 70 所 ○ 駐在所 151 所 【県内の交番・駐在所】 (平成29年4月現在)11
交番・駐在所活動
活動内容
巡回連絡による予防活動
担当する地域の家庭や事業所等を 訪問し、犯罪の予防や事故の防止等 について、指導・連絡を行う巡回連 絡を推進しました。 【事例】 夜間に自宅で自転車を盗まれたことから 自宅付近のパトロールを強化して欲しいと の要望を受理し、夜間のパトロール強化と 「あんしんカード」の投函を継続したとこ ろ、「夜間、いつもパトロールしてくださ ってありがとうございます。」との礼状が 寄せられました。 (柳井警察署)0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 取扱件数 115,225 110,758 111,911 108,497 103,937 H25 H26 H27 H28 H29 ○ 事件・事故等への対応で、警察 官の不在が常態化する「空き交番」 を解消するため、県下に70人の交 番相談員を配置し、 住民が気軽に相談で きる環境づくりに努 めました。 ○ 交番において、地域の方々の各種相談等 に応じるとともに、遺失届及び拾得物の受 理、被害届の代書及び預かり、事件・事故 発生時の警察官への連絡、地理案内等の業 務を行い、交番勤務員の街頭活動を支援し ました。 ○ 警察官に代わって立番勤務、子供の見 守り活動を行い、住民の安心感の一層の 醸成に努めました。 -16-交番相談員の取扱件数
地域に密着した活動
警らや巡回連絡を通じて困り事・ 要望等を把握して問題解決を図ると ともに、事件・事故等の情報を掲載 した「交番・駐在所速報」を発行す るなど、地域住民の平穏な生活を確 保するための活動を推進しました。 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 発行件数 12,296 15,759 13,357 11,120 13,541 H25 H26 H27 H28 H29 交番・駐在所速報発行件数 交番相談員による活動 【事例】 交 番に おい て 在 所勤 務中 、国 道交 差点 を斜 めに 走って横断している女児(4歳)を発見、直ちに路 外の安全な場所に移動させ、女児を保護しました。 女児は、買物中に母親とはぐれた迷子と判明した ことから、交番勤務員と連携して母親に無事に引き 渡しました。 (宇部警察署) (件) (件)0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 相談受理件数 22,463 25,131 27,084 24,934 27,701 H 25 H 26 H 27 H 28 H 29 ○ 警察安全相談の総受理件数は27,701件で、前年に比べ2,767件(11.1%)増加 ○ うそ電話詐欺やワンクリック詐欺等の相談は、平成29年の受理件数は5,571件 (前年対比+2,313件)と大幅に増加
警察安全相談取扱状況
-17-○ ストーカー、DV、児童・高齢者虐待等の相談者 やその家族に危害が及ぶおそれのある相談を「命に かかる相談」として、安全と安心を守るため積極的 に対応しました。 ○ 県民から寄せられる様々な相談に適切に対応する ため、専門的な教養を実施し、相談員の更なるレベ ルアップを図りました。 ○ 各種相談窓口を保有する関係機関との連携強化を 図るため、会議や研修会を開催しました。~「命にかかる相談」への的確な対応~
対
策
警察の 相談ダイヤル#9110
(083-923-9110) 又は最寄りの警察署の 警察安全相談課(係) まで12
警察安全相談活動
平成29年の傾向
9月11日は「警察相談の日」 (件) 【事例】 ○ 「投資家を名乗る男性から「お金を預けてくれたら、配当を支払う。元金も 保証する。」と言われ出資をしたが、配当もなくお金を騙し取られた。」との 相談を受けたことから、所要の捜査を進め、被疑者を出資法違反で検挙しまし た。 (山口警察署・岩国警察署合同捜査) ○ 「床下工事の契約をしたが、料金が高額ではないか。」との相談を受け、徹 底した裏付け捜査で被疑者による犯行を特定し、詐欺、特定商取引に関する法 律違反で検挙しました。 (下松警察署)○ 凶悪事件や交通事故等の被害者・御遺族に対し、臨床心理士の資格を有する 職員(部内カウンセラー)によるカウンセリングや捜査状況等の情報提供を行 うなど、精神的支援を実施しました。 ○ 精神医療に要する経費を公費負担できる制度を新設するとともに、犯罪被害 者給付制度を活用するなど、経済的支援を実施しました。 ○ 山口県公安委員会指定の犯罪被害者等早期援助団体 「山口被害者支援センター」と連携して、被害直後の 早い段階から必要な支援を行いました。 ○ 被害者支援連絡協議会等の関係機関と連携して広報啓発活動や講演会等を行 い、犯罪被害者等に対する理解の増進に努めました。 山口県被害者支援連絡協議会総会 -18-【事例】 ○ 山口県被害者支援連絡協議会総会及び講演会を 開催し、関係機関・団体が、被害者支援の推進に 対する共通認識を持つとともに、取組意欲の高揚 を図りました。 ○ 柳井市「アクティブやない」において、「犯罪 被害者週間in柳井」を開催し、殺人事件の被害者 遺族による講演会や警察音楽隊の広報等を行いま した。 ○ 県内の中・高校生等を対象にした被害者遺族に よる「命の大切さを学ぶ教室」を開催し、被害者 も加害者も出さない社会づくりに向けた機運の醸 成に努めました。
~被害者や遺族に対する精神的・経済的支援を推進~
活動内容
犯罪被害者週間in柳井13
犯罪被害者支援活動
○ 故意の犯罪行為により、重大な被害を受けたにもかかわらず、加害者側か らの損害賠償が行われない被害者等に対して、平成29年中は8人に犯罪被害 者等給付金制度を活用して経済的支援を行いました。-19-警察本部生活安全部 少年課 井上 宗彦
児童ポルノの根絶に向けて
私は、警察本部少年課特別捜査係員として、児童ポルノ事犯を始めとす る少年の福祉を害する犯罪の取締りに従事しています。 最近、インターネットを介して少年が様々な犯罪に巻き込まれる事件を 目にしますが、その一例として、女子中学生が巻き込まれた児童ポルノ事 件を紹介します。 彼女は、SNSを利用して、他県に住む男と知り合いました。 ある時この男から、「ちょっとエッチな写真を撮って送ってほしい。」 などと言葉巧みに持ちかけられ、「1枚くらいなら。」と安易な気持ちで 自らの裸の画像を送りました。 そうしたところ、男の要求はエスカレートし、彼女は、「断ると今まで 送った画像がネット上に流されるのではないか。」という不安感から、男 に言われるまま裸の画像を送り続けてしまったのです。 最終的には、犯人を検挙し、幸いにも画像の拡散もなく、彼女も周りの 大人たちの支援により、普通の学校生活に戻ることができました。 この種犯罪は、犯人検挙ですべてが解決するわけではありません。 ネット上に拡散された画像をすべて回収することは不可能であり、被害 を受けた少年の心の傷は簡単に癒えるものではありません。最も重要なこ とは、少年をこのような卑劣な犯罪の被害に遭わせないということです。 私は、今後も少年の福祉を害する犯罪 を取り締まる捜査員として、取締りはも ちろんのこと、家庭や学校、警察が一体 となって新たな被害者を生まない環境を 築いていくため、微力ながら尽力してい く覚悟です。-20-警察本部地域部 地域運用課 中澤 貴史
活躍する警察官Ⅱ
県民が安心して過ごせるために
私が所属する広域自動車警ら隊は、パトカーの機動力を活かし、
警察署の管轄を越えた広域的な活動により、110番通報への対応、
職務質問による犯人の検挙や、 事件を未然に防ぐといった活動を行
っています。
私は広域自動車警ら隊に配属され3年目になりますが、パトカーを
見るなり路肩に停車した車の車内から包丁を発見したり、目を背けた
者の車内から木刀を発見するなど、人の生命や身体に重大な危害を
及ぼすおそれのある凶器所持の犯人を検挙し、 重大犯罪の発生を
未然に防ぐことが出来ました。
私は、 常日頃から、 「被害者を決して出さない。」「悪を決して見逃
さない。」 という強い信念をもって、 職務質問に臨んでいます。 現場
は常に危険と隣り合わせでいろいろな対象者がいますが、 どんな相
手にも怯むことのないように心身を鍛え、私のモットーである 「前へ、
前へ」 の精神で立ち向かっています。
犯人が捕まっても、 被害者の負った心の傷が完全に癒えることは
ありません。私は犯罪の被害に遭う人を一人でも減らせるように今日
も、全力でパトロールを行っています。
1
犯罪情勢
○ 認知件数6,296件、検挙件数3,154件、検挙率50.1% ○ 認知件数・検挙件数は減少し、検挙率は上昇 ○ 検挙件数で最も多いのは「窃盗犯」で全体の66.5%罪種別検挙状況
-21-刑法犯認知・検挙状況 ※ 凶悪犯~殺人、強盗、強制性交等、放火 ※ 風俗犯~強制わいせつ、公然わいせつ、わいせつ物頒布等 ※ その他~占有離脱物横領、器物損壊、住居侵入等~刑法犯の検挙率は全国第15位~
平成29年の傾向
0件 4,000件 8,000件 12,000件 16,000件件
数
0% 20% 40% 60% 80%検
挙
率
認知件数 10,292 8,695 7,701 6,852 6,296 検挙件数 4,515 3,747 3,621 3,158 3,154 検挙率 43.9% 43.1% 47.0% 46.1% 50.1% H25 H26 H27 H28 H292 重要犯罪対策
○ 認知件数63件、検挙件数64件、検挙率101.6% ○ 放火、強制性交等の認知が減少、強制わいせつの認知が大幅に増加~重要犯罪の検挙率は全国第6位~
○ 重要犯罪の早期検挙に向けて、迅速・的確な初動捜査を推進しました。 ○ 凶悪犯罪、連続発生する犯罪、子供・女性・高齢者が被害者となる犯罪など、 県民が大きな不安を感じる犯罪の検挙活動を強化しました。 【事例】 ○ 平成29年10月、光市上島田においてコンビニ対象の持凶器強盗事件を認知し ましたが、早期に被疑者を逮捕しました。 (光署) ○ 平成28年中、山口市小郡上郷の認可外保育施設において園児等被害の強制わ いせつ事件が発生しましたが、平成29年2月、徹底した捜査により被疑者を逮 捕しました。 (山口南署)重要犯罪認知・検挙状況
※ 重要犯罪~殺人、強盗、放火、強制性交等、略取・誘拐、強制わいせつ平成29年の傾向
-22-対
策
(件)3
重要窃盗犯罪対策
○ 強盗等の二次的犯罪に移行するおそれのある重要窃盗犯に重点を置いた検挙 活動を推進しました。 ○ 連続的・広域的に犯行に及ぶ被疑者の検挙に向けた諸対策を推進しました。 ○ 認知件数444件、検挙件数416件、検挙率93.7% ○ 認知件数・検挙件数は減少、検挙率は上昇 -23-【事例】 ○ 平成29年6月、山口・岩国市内で発生していた一般住宅対象の空き巣事件で 被疑者を逮捕し、その後の捜査により、山口県、宮崎県における空き巣事件等 21件(被害総額約50万円相当)を解決しました。 (山口署・岩国署) ○ 平成29年7月、下関市内等で発生した工事現場事務所対象の事務所荒し事件 で被疑者を逮捕し、その後の捜査により、山口県、熊本県、大分県、佐賀県、 福岡県、島根県における事務所荒し事件等24件(被害総額約830万円相当)を 解決しました。 (長府署)~重要窃盗犯の検挙率は全国第8位~
平成29年の傾向
対
策
H25 H26 H27 H28 H29 認知件数 797 582 617 534 444 検挙件数 535 493 380 441 416 検挙率 67.1% 84.7% 61.6% 82.6% 93.7% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 120% 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 検 挙 率 件 数重要窃盗犯認知・検挙状況
※ 重要窃盗犯~侵入窃盗、自動車盗、ひったくり、すり (件)○ 認知件数131件、被害額約2億2千万円 ○ 認知件数は増加、被害額は減少 ○ 電子マネー被害等による架空請求詐欺が増加、全体の約6割 ※ 単位は万円(千円以下四捨五入のため合計は必ずしも一致しない。) ※ 被害額については、だまし取ったキャッシュカードを使用して払い戻された窃盗被害 額を含む。
特殊詐欺被害金額
1 認知状況平成29年の傾向
0 20 40 60 80 100 120 140 オレオレ詐欺 3 18 23 40 32 架空請求詐欺 21 56 57 44 81 融資保証金詐欺 7 7 5 4 7 還付金等詐欺 3 12 19 15 10 買え買え詐欺 30 21 10 5 1 合計 64 114 114 108 131 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000 50,000 オレオレ詐欺 1,100 5,526 5,002 10,160 8,762 架空請求詐欺 7,559 26,577 17,342 18,158 10,541 融資保証金詐欺 341 507 240 121 934 還付金等詐欺 369 775 888 1,550 574 買え買え詐欺 21,511 16,958 6,112 1,959 771 合計 30,880 50,344 29,584 31,948 21,581 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 平成29年4
特殊詐欺の現状と対策
~徹底した取締りと被害の未然防止対策の推進~
-24-特殊詐欺認知件数
(件) (万円)○ オレオレ詐欺 ~ 60歳以上で被害が発生 ○ 架空請求詐欺 ~ 幅広い年代で被害が発生 ○ 融資保証金詐欺 ~ 30歳代から50歳代で被害が発生 ○ 還付金等詐欺 ~ 70歳以上が90% ○ 特殊詐欺全体 ~ 60歳以上が59% 【事例】警察官等をかたる現金手交型のオレオレ詐欺で、福岡市内の受け子グループ を摘発しました。 (捜査第二課・萩署・山口署・周南署) -25-3 検挙状況 ○ 特殊詐欺61件、37人を検挙 7 % 1 1 % 7 % 2 9 % 9 % 1 5 % 2 5 % 1 2 % 2 9 % 1 6 % 1 9 % 1 0 % 4 3 % 2 0 % 1 6 % 4 0 % 9 0 % 2 0 % 8 4 % 特殊詐欺全体 還付金等詐欺 融資保証金詐欺 架空請求詐欺 オレオレ詐欺 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上 オレオレ詐欺 架空請求詐欺 融資保証詐欺 還付金等詐欺 買え買え詐欺 合計 件数 46 9 0 5 1 61 人員 25 10 0 0 2 37 通帳詐欺 犯収法違反 携帯電話詐欺 携帯電話不正利用防止法違反 合計 件数 31 28 5 0 64 人員 13 21 5 0 39 ※ 年代別の構成比は四捨五入しているため、必ずしも合計が100にならない。 ○ 特殊詐欺等を助長する犯罪64件、39人を検挙 ○ 被害防止機運の高揚と犯行に対する抵抗力強化に向けて、県民総ぐるみによ る「うそ電話詐欺撲滅県民運動」に取り組みました。 ○ 県内の金融機関の協力により、ATMにおける振込利用制限が導入されたほ か、金融機関からの通報を促進するための対策を進めました。 ○ コンビニ向けの広報啓発資機材を作製し、電子マネーの購入やコンビニ決済 に関する被害防止対策を進めました。 ○ 広報啓発ポスターを活用した被害防止の呼びかけや、金融機関等と連携した 声掛け訓練を実施しました。 ○ 振り込め詐欺等被害防止コールセンターによる電話での注意喚起や警察官の 個別訪問による防犯指導をしました。 ○ 県や関係団体と連携し、警告メッセージ付通話録音装置の普及や留守番電話 機能の設定などを呼びかけました。 ○ 防犯ボランティアや企業・団体などと連携し、うそ電話詐欺被害防止に向け た広報啓発活動を推進しました。
対 策
-26-~暴力団組織の実態解明と検挙を推進~
1 暴力団の勢力・情勢 2 暴力団犯罪の取締り平成29年の傾向
○ 暴力団関係者89人を検挙 ○ 組織別では、合田一家関係者が最も多く、40人を検挙(全体の44.9%) ○ 罪種別では、覚醒剤事犯が最も多く、25人を検挙(全体の28.1%) 《 暴力団構成員等の推移》 《 暴力団の分布 》 ○ 平成29年12月末現在、23組織、約290人の暴力団構成員等を把握しています。 ○ 暴力団は、活動形態を不透明化させながら、様々な資金獲得活動を行っています。対 策
○ 七代目合田一家を始めとして暴力団の首領・幹部に対する取締りを推進しました。 ○ 暴力団の資金源を封圧するための取締りを推進しました。5 暴力団対策
【事例】 ○ 学校の周囲200m以内に暴力団事務所を開設運営した七代目合田一家総長らを山口 県暴力団排除条例違反で逮捕しました。 (下関署・長府署) ○ 七代目合田一家組員を貸金業法違反で逮捕しました。 (萩署・山陽小野田署) 0 20 40 60 80 100 120 140 検 挙 人 員 1 3 2 1 1 7 1 1 8 1 0 3 8 9 H2 5 H2 6 H2 7 H2 8 H2 9 暴力団検挙状況 覚醒剤事犯 25人 (28.1%) 傷害12人 (13.5%) 恐喝10人 (11.2%) 詐欺8人 (9.0%) 銃刀法6人 (6.7%) 窃盗5人 (5.6%) 暴行3人 (3.4.%) 風営法3人 (3.4%) 暴排条例3人 (3.4%) 14人(15.7%)その他 検挙人員の罪種別構成比 五代目甲斐組 七代目 合田一家 下関 長門 山口 防府 宇部 山陽小野田 周南 岩国 柳井 七代目 合田一家 七代目 合田一家 砂 田 組 五代目工藤會 篭縞組山口事務所 七代目 合田一家 二代目田中組 二代目一松組 片 山 組 七代目 合田一家 合田一家本部 二代目中川組 五代目小桜組 日 下 組 岡 吉 組 二代目阿部組 下 川 組 田中(久)組 成 田 組 金 子 組 二代目椎木組 高 橋 組 酒 井 組 七代目 合田一家 神戸山口組 七代目 合田一家 二代目岡村組 喜 竜 会 神戸山口組 下松 神戸山口組 竜 仁 会 神戸山口組 喜 竜 会 六代目山口組 二代目巻田組 (人) (人)5 暴力団排除活動の推進 第26回山口県暴力追放県民大会(岩国市) ○ 暴力団犯罪等の被害に遭った人からの 相談に対応しました。 ○ 暴力的要求行為(指定暴力団員が、暴 力団の威力を示して行う金品要求等の行 為)に対し、迅速・的確に中止命令及び 再発防止命令を発出しました。
対
策
○ 岩国市で第26回山口県暴力追放県民大 会を開催しました。 ○ 県内各地で不当要求防止責任者講習を 実施しました。 0 3 6 命令件数 4 3 5 4 5 H25 H26 H27 H28 H29運用状況
【事例】 複数の知人男性に不当に金銭を要求した七代目合田一家傘下組織組長に対し、 中止命令及び再発防止命令を発出しました。 (柳井署) -27-※ 中 止 命 令 ~ 暴力的要求行為を行っている指定暴力団員に対し、当該行為の中止を命令するもの 【山口県内における警戒区域】 警戒区域の変更はなく、引き続き山口市、 防府市、下関市が警戒区域となります。 暴力団対策法に基づき、五代目工藤會の 特定危険指定暴力団等の指定が延長されま した。特定危険指定暴力団等の指定延長
指定の効果
特定危険指定暴力団等の構成員が、警戒区域内で不当要求等を行った場合には、 中止命令等の行政命令を経ずに直接検挙できます。 部分が県内の警戒区域 (山口市、防府市、下関市) 4 特定危険指定暴力団等の指定延長と警戒区域の設定 ※ 再発防止命令 ~ 暴力的要求行為を行った指定暴力団員が、更に反復して類似の暴力的要求行為を行う おそれがあると認めるときに、1年を超えない範囲内で期間を定めて、当該暴力的要求 行為を行わないよう命令するもの (件)使用 52人(65.0%) 所持 15人(18.7%) 譲渡 10人(12.5%) 譲受 3人(3.8%) 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 麻薬・向精神薬 9 2 0 2 1 大麻 2 7 0 9 10 0 2 4 6 8 10 12 20歳未満 1人 (1.3%) 20歳代 5人 (6.3%) 30歳代 23人 (28.7%) 40歳代 41人 (51.2%) 50歳以上 10人 (12.5%) 人員 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 検挙件数 117 119 112 120 116 検挙人員 101 90 88 95 80 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 ○ 覚醒剤事犯で80人を検挙 ○ 覚醒剤事犯のうち、「使用」による検挙人員は52人(全体の65.0%) ○ 覚醒剤事犯のうち、暴力団関係者の検挙人員は25人(全体の31.3%) -28-【事例】 ○ 七代目合田一家傘下組織組員を覚醒剤の所持・使用で逮捕しました。 (下関署・長府署) ○ 米国人男性らを大麻所持で逮捕しました。 (岩国署)
~覚醒剤等違法薬物の需要根絶と供給遮断~
平成29年の傾向
覚醒剤事犯検挙状況 覚醒剤事犯検挙人員の違反態様別構成比6 薬物・銃器対策
(人) 1 薬物対策 その他の薬物事犯検挙状況 ※平成29年は、医薬品医療機器法違反で2人検挙 ○ 暴力団等による組織的な覚醒剤事件捜査を推進しました。 ○ 税関等の関係機関と協力して薬物密輸入事犯の対策を推進しました。 ○ 大学生や社会人等を対象とした薬物乱用防止教室を開催するなど、薬物乱用防 止活動を推進しました。 覚醒剤事犯検挙人員の年齢別構成比対
策
(件・人)1 2 8 2 9 0 0 0 0 6 0 2 4 6 8 10 25年 26年 27年 28年 29年 拳銃押収丁数 暴力団の管理と認められる拳銃押収丁数 ○ 拳銃発砲事件の発生なし ○ 拳銃9丁を押収(暴力団の管理と認められる拳銃6丁、遺品拳銃3丁) -29-銃器押収状況 ○ 暴力団等が組織的に管理する拳銃の摘発を推進しました。 ○ 税関等関係機関と連携して、水際対策を推進しました。 ○ 銃器犯罪の根絶と違法銃器の排除に向けて広報活動を推進しました。
平成29年の傾向
対
策
30歳代無職女性から押収した拳銃 (丁) ジュウ ミ ナ ナ シ あなたの情報が拳銃根絶につながります。 実名・匿名を問わず、あなたの情報により銃器等が押収され、 かつ犯人が検挙された時、状況に応じて報奨金をお支払いする 制度です。 ○ 知り合いが拳銃を持っているのを見た ○ インターネット上で拳銃が売られている ○ 拳銃のような物を預けられて悩んでいる など、拳銃に関する情報を24時間体制で受け付けておりますの で、拳銃のない安全な社会を作るため、情報提供をよろしくお願 いします。 匿名でも 受け付けます! 【事例】 ○ 七代目合田一家傘下組織組員を拳銃加重所持で逮捕しました。(下関署・長府署) ○ 30歳代無職女性を拳銃加重所持で逮捕しました。 (山口南署)中国 10人 (27.8%) 韓 国 3人 (8.3%) ベトナム 15人 (41.6%) ネパール 2人(5.6%) その他 6人 (16.7%) 来日外国人犯罪検挙状況 ○ 来日外国人犯罪は71件、36人を検挙 ○ 来日外国人犯罪のうち、窃盗が48件(全体の67.6%) ○ 検挙人員では、ベトナム人や中国人などアジア諸国が34人(全体の94.4%) ○ 犯罪インフラ事犯は67件、41人を検挙 ○ 入国管理局等の関係機関との連携による水際対策を推進しました。 ○ 外国人雇用企業に対して、不法就労防止の注意を喚起しました。 ○ 外国人研修生や留学生等の正規滞在者に対して、防犯指導などの講習会を開催 し、犯罪被害防止などを呼びかけました。 ○ 金融機関、携帯電話会社と連携して、犯罪に使用された口座の凍結や携帯電話 の契約解除等、犯行ツールの遮断対策を推進しました。
平成29年の傾向
0 50 100 150 200 250 検挙件数 210 50 64 95 71 検挙人員 49 36 42 48 36 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 平成29年7 犯罪のグローバル化・犯罪インフラ対策
-30-検挙人員の国籍別構成比対 策
犯罪に関わる 通信運搬インフラ 6人(14.6%) 犯罪収益の 集金送金インフラ 34人(83.0%) 資格身分の 偽装インフラ 1人(2.4%) 犯罪インフラ事犯検挙状況 【犯罪インフラとは】 ○ 犯罪を助長し、または容易にする基盤のことを いい、他人名義の預貯金口座や不正に取得した 身分・資格等、様々な形態があります。 ○ 犯罪インフラは外国人犯罪に限らず、様々な犯 罪の分野で見られます。 【事例】 ○ 広域にわたってドラッグストアで化粧品等を万引きしたベトナム人グループを 窃盗罪、入管法違反等で逮捕しました。 (長府署) (件・人)~ 犯罪現場に残された証拠資料の完全採取 ~
8 犯罪鑑識活動
活動内容
鑑識課、科学捜査研究所は、犯罪現場に残された証拠資料を見逃さず、採取、 証拠化し、様々な鑑定により立証する、犯罪鑑識のプロ集団です。-31-鑑識活動による資料の収集
現場で撮影された映像に対象となる人 物の3D画像を重ね合わせて鑑定し、犯 人の特定に大きな成果を上げています。法医鑑定による犯罪の立証
犯罪現場から採取した資料にDNA型 鑑定や血液型検査等の法医鑑定を加え、 高い精度で犯人を特定し、事件を解決に 導いています。 指紋のデータベースを活用して、犯罪現 場から採取した指紋との照合を行い、犯人 の割り出しや、犯行の裏付けなどを行って います。指紋鑑定による犯人割り出し
様々な現場で活動する警察犬
警察犬は、犯人の追跡や遺留品の発見な どの犯罪捜査のほか、災害現場での行方不 明者の捜索等、様々な警察活動において活 躍しています。 犯罪現場に残された指紋や足跡などの資 料から犯人を特定し、犯行を立証するため、 徹底した鑑識活動により、現場資料の収集 を行っています。3D画像鑑定による犯人の特定
-32-警察本部刑事部 鑑識課 木本 雅大
活躍する警察官Ⅲ
私は警察官となって10年目、現在、機動鑑識西部分駐班員として下関 警察署を拠点に、県西部の重要事件や侵入盗、火災事件など様々な犯罪現 場での鑑識活動に従事しています。 犯罪は時と場所を選びません。犯罪現場での鑑識活動は、炎天下や土砂 降りの雨の中で行われることもあり、深夜・早朝を問わず、時には徹夜の 作業となることもあります。 現場は、鑑識係員と犯人との戦いの場です。犯人の足跡1つを発見する ため地べたを這いずり回り、犯人の指紋1つを採取するため粉まみれにな るまで刷毛を振り、長時間、身も心もくたくたになりながら犯人の痕跡を 探すこともしょっちゅうです。 それでも現場に臨場し、被害者やその家族が悲しむ姿に直面する度に、 「必ず犯人を割り出してやる」という強い気持ちを奮い起こし、鑑識活動 を行っています。 鑑識活動には、テレビドラマの刑事のような華やかさはなく、地道で苦 労の連続ではありますが、自分が見つけた指紋1つから事件を解決し、被 害者の喜んでいる姿や安心している姿を見たとき、何ものにも代えられな い喜びと鑑識マンとしてのやり甲斐を感じます。 これからも、山口県警察の一員としての誇りと使命感を持って悪と対決 し、一つでも多くの事件を解決できるよう、鑑識マンとしてその知識や技 術を高め、県民の「安心」「安全」を支えていきたいと思います。たった1つの真実を求めて!
○ 人身事故件数は4,918件 (前年比 -483件) ~平成12年から18年連続で減少 ○ 交通事故死者数は79人 (前年比 +15人) ○ 負傷者数は6,046人 (前年比 -614人) ~平成13年から17年連続で減少 ○ 物損事故件数は39,445件 (前年比 -733件)
~死者数は、過去5年で最多の79人~
平成29年の傾向
1
交通事故の発生状況
-33-交通死亡事故の特徴
交通事故発生状況の推移
○ 78件発生し、死者79人 (前年比+20件、+15人) ○ 高齢者が50人 (全死者の63.3%、前年比+20人) ○ 直路で33人 (全死者の41.8%、前年比+12人) ○ はみだし事故で19人 (全死者の24.1%、前年比±0人) ○ 18~20時に12人 (全死者の15.2%、前年比+3人) 6914 6268 5727 5401 4918 8549 7756 7154 6660 6046 65 58 64 64 79 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 8000 9000 H25 H26 H27 H28 H29 50 55 60 65 70 75 80 人身事故件数 負傷者数 死者数 (人) (人身事故:件) (負 傷 者:人)○ スピードダウン推進事業所及びペースメーカー車の拡充 平成23年から、県内の事業所をスピードダウン推進事業所として指定し、 事業所の車両に専用のステッカーを貼付の上、制限速度で走行するペース メーカー車の運行を行っています。 平成29年末で、1,113事業所を指定し、 ペースメーカー車は20,520台となりました。
~県民総ぐるみによる「スピードダウン県民運動」を推進~
2
速度抑制対策
-34-取組状況
出 発 式重大事故防止
○ スピードダウン推進事業所の活動状況 指定書交付式 ペースメーカー車の 活動概要 指定書交付式や出発式等を行い、 従業員や運転中のドライバーの 速度抑制意識の向上を図りました。3
反射材・ハイビームの活用促進
例年、夜間に反射材未着用の歩行者が、ハ イビームを活用していない車両と衝突する事 故が多発傾向にあることから、平成29年4月 から、毎月9日を「反射材・ハイビーム活用 促進の日」に制定し、歩行者・自転車利用者 に対して反射材着用と、ドライバーに対して 夜間ハイビームの活用を呼びかけています。取組状況
交通の安全と円滑を確保するため、信号機・道路標識等の交通安全施設等の整 備を進めています。 交通安全施設等整備事業については、社会資本整備重点計画に基づいて推進し ており、平成29年度末現在の主な整備状況は、 ○ 信号機 2,864 基 ※ うちLED灯器 1,873 基 ○ 道路標識 40,199 基 ○ 光ビーコン(光学式車両感知器) 726 基 ○ 交通管制センター 本部センター1か所 サブセンター5か所 となっています。 今後も引き続き、安全で快適な交通環境の整備を計画 的に推進していきます。
4 安全・快適な交通環境の整備
-35-1
交通安全施設等整備事業の推進
視認性が高いLED灯器2
ゾーン30の整備
生活道路や通学路における交通安全対策として、区域(ゾーン)を設定し、最高 速度30キロメートル毎時の区域規制を実施する「ゾーン30」を整備しています。 ゾーン30では、地域住民や通学児童・生徒の安全を確保するため、道路管理者と 連携して、路側帯の設置・拡幅、横断歩道・交差点のカラー化やポストコーンの設 置による狭さく等の対策を行い、区域内における速度抑制や通過交通の抑制・排除 を図っており、県内では、平成29年末現在で46か所を整備しています。 ゾーン30のイメージ ゾーン入口の対策 区域規制標識の設置 道路標示(法定外)の設置 ゾーン内の対策 路側帯の設置・拡幅 横断歩道のカラー化 交差点のカラー化、狭さく 信号制御の見直し ゾーン周辺の対策 公安委員会の対策 道路管理者の対策 公安委員会又は道路管理者の対策 凡例 通行制限の実施4 バリアフリー対応型信号機等の整備
高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する 法律に基づき、高齢者・障害者等が道路を安全に横断 できるよう、バリアフリー対応型信号機や見やすく分 かりやすい道路標識・道路標示等の整備を進めていま す。 ① バリアフリー対応型信号機 歩行者用信号が「青」であることを「ピヨピヨ・カ ッコー」で知らせる視覚障害者用付加装置、歩行者用 信号が「青」に変わったことをチャイムと音声で知ら せる音響式歩行者誘導装置、押ボタン式信号機に設置 された高齢者等の専用押ボタンを押した場合に、歩行 者の「青」を延長する高齢者等感応式信号機等を整備 しています。 ② 見やすく分かりやすい道路標識・道路標示等 横断歩道上における歩行者や視覚障害者の安全性を 向上させるため、横断歩道に突起物を設置して道筋を 示すエスコートゾーン、内照式で見やすく分かりやす い照明灯付横断歩道標識等を整備しています。 カ ッ コ ー ピ ヨ ピ ヨ エスコートゾーン 照明灯付 横断歩道標識 視覚障害者用 付加装置 高齢者等感応式 信号機 交通管制システムにより、車両感知器等で収集した交通量・走行速度等のデータ を収集・分析し、信号の制御や交通情報の提供を行うことにより、交通の安全と円 滑を確保しています。 交通管制システムのイメージ 信号機を制御 交通情報板で情報提供 ラジオで情報提供 車両感知器から情報収集 交通監視カメラから情報収集 カーナビで情報提供 交通管制センター 光ビーコンで情報収集・情報提供-36-無免許運転 340件 0.4% 酒酔い・酒気帯び 421件 0.5% 最高速度違反 20,303件 22.7% 歩行者妨害 1,159件 1.3% 信号無視 10,515件 11.8% 通行禁止 5,992件 6.7% 一時不停止 14,521件 16.3% 携帯電話 15,215件 17.0% その他 20,859件 23.3%