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C SR 2 本報告書 日立電線 日立電線 CSR( 企業 社会的責任 ) 対 基本的 考 方 計画 取組 進捗 分 開示 目的 発行 報告書 編集 GRI( ) 第 3.1 版 準拠 環境省 環境報告 2007 年版 SRI( 社会的責任投資 ) 関 項目 参考 皆様 日立電線 重要性 高 思 情

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Academic year: 2021

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(1)

日立電線グループ企業ビジョン

「伝える」をきわめる

私たちは「情報」や「エネルギー」を、

「速く」「確実に」「効率よく」伝えることに挑戦し続けることで、

社会に貢献していきます

バリュー

お客様の期待を超えた「伝える」を提供します

モノづくりをきわめ、進化させ続けます

「基本と正道」を歩みます

基本理念

日立電線グループは、

“和”“誠”“開拓者精神”という日立創業の精神を

受け継ぎ、これをさらに高揚させ、

日立人としての誇りを堅持し、

優れた自主技術・製品の開発を通じて

社会に貢献することを基本理念とする。

併せて、当社グループは、

企業が社会の一員であることを深く認識し、

公正かつ透明な企業行動に徹するとともに、

環境と調和、積極的な社会貢献活動を通じ、

良識ある市民として真に

豊かな社会の実現に尽力する。

(2)

C

S

Rマネジメント

日立電線

グループのご

紹介

社会

への

取組

環境

への

取組

発行目的と編集方針  本報告書は、日立電線と日立電線グループのCSR(企業の社会的責任)に対する基 本的な考え方や計画および取組みの進捗を分かりやすく開示することを目的に発行し ています。  報告書の編集にあたっては、GRI(グローバル・レポーティング・イニシアチブ)の「サ ステナビリティ・レポーティング・ガイドライン 第3.1版」に準拠するとともに、環境省の 「環境報告ガイドライン 2007 年版」、SRI(社会的責任投資)に関するアンケート項 目などを参考にし、ステークホルダーの皆様および日立電線グループにとって重要性が 高いと思われる情報を選定して掲載しています。  当社は、本報告書はGRIガイドラインに定義されるアプリケーションレベル「B」に相 当すると自己評価しました。 対象期間 2011年度(2011年4月~2012年3月)を中心に、一部同期間の前後の情報も 含まれています。 対象範囲 環境への取組みに関しては、日立電線および下記のグループ国内生産会社14社の生 産拠点を対象としています。また、海外生産会社20事業所について活動の一部を掲 載しました。その他に関しては、主に日立電線の活動について記載されており、グルー プ会社の情報も含みます。 ●日立電線株式会社 電線工場、日高工場、高砂工場、みなと工場、豊浦工場、土浦工場 ●日立電線サイト内  グループ会社 ●国内グループ会社  日立アロイ㈱、東日京三電線㈱、㈱東日京三テクノス※ 3、東北ゴム㈱、 日立ケーブルプレシジョン㈱米沢工場※ 4 ●海外グループ会社A※5 ヒタチケーブル・ジョホール社、上海日立電線有限公司、ヒタチケーブル・ シンガポール社、PHCP社、タイ・ヒタチ・エナメルワイヤー社、日立電線 ( 蘇州 ) 有限公司電線工場 ●海外グループ会社B※6 ヒタチケーブル・PSテクノ(マレーシア)社、ヒタチケーブル・ベトナム社、 AHCL(タイランド)社、ヒタチケーブル・フィリピンズ社、日立電線(蘇州) 有限公司加工工場、ギガ・エピタキシー・テクノロジー社、深圳日立電線 有限公司、日立電線(蘇州)精工有限公司、ヒタチケーブル・マンチェスター社※7 ヒタチケーブル・オートモーティブプロダクツUSA社※ 7、HCケレタロ社、 ヒタチケーブル・UK社、ヒタチケーブル・オーストリア社 ※1 日立電線の工場内での事業活動が対象です。 ※2 日立電線の工場内での生産活動が対象です。 ※3 2012年4月1日より東日京三電線㈱。 ※4 温暖化防止・資源循環の推進についての活動が対象です。 ※5 環境管理評価GREEN21-2015、資源・エネルギー投入量と環境への排出量、CO2排出量が対象です。 ※6 資源・エネルギー投入量と環境への排出量、CO2排出量が対象です。 ※7 2012年4月1日よりヒタチケーブル・アメリカ社。 発行時期 2012年8月発行 次回発行予定:2013年8月 ガイドライン 準拠: 「 サステナビリティ・レポーティング・ガイドライン第3.1版」(GRI) 本報告書との対照表は、当社Webサイトをご参照ください。 http://www.hitachi-cable.co.jp/about/publish/eco/2012.html 参考:「環境報告ガイドライン2007年版」(環境省) お問い合せ先 日立電線株式会社 CSR推進室 TEL:03-6381-1050 FAX:03-5256-3240 http://www.hitachi-cable.co.jp/inquiry/index.html 免責事項 この報告書には、日立電線グループの過去と現在の事実だけでなく、将来についての 計画、予想および見通しの記述が含まれています。これらの記述は、現時点で入手でき た情報に基づいた仮定ないし判断であり、諸条件の変化によって将来の事業活動の結 果や事象が予測とは異なる可能性があります。

※  Empowering Energy & Communicationは、日立電線㈱の登録商標です。 ※ 「『 伝える』をきわめる」は、日立電線㈱の登録商標です。 日立電線ロジテック㈱、日立電線ファインテック㈱、日立電線メクテッ ク㈱、日立電線ネットワークス㈱※1、日立マグネットワイヤ㈱、日立製線㈱、 日立ケーブルプレシジョン㈱日立工場、㈱アドバンスト・ケーブルシステム ズ、㈱ジェイ・パワーシステムズ※ 2

C O N T E N T S

CSRマネジメント 社会への取組み 環境への取組み 13 日立電線グループの概要 15 事業紹介 17 トップメッセージ 特集 19

情報セキュリティへの取組み

11 CSR マネジメント 13 CSR 中期目標および計画と実績 15 コーポレート・ガバナンス 17 コンプライアンス / 情報保護 特集 19

営業体制の再編∼お客様とのかかわり

21 お客様とのかかわり 25 調達取引先とのかかわり 26 株主・投資家とのかかわり 28 従業員とのかかわり 33 社会・地域社会とのかかわり 特集 37

ピーク電力削減への取組み

39 日立電線グループの環境方針 40 環境マネジメントの状況 44 環境会計 45 環境行動計画と実績評価 47 資源・エネルギー投入量と環境への排出量 48 地球温暖化対策 51 資源循環の推進 53 生産活動での化学物質管理 55 グリーン調達 56 環境に配慮した製品 58 事業所別データ 62 第三者意見 / 第三者意見を受けて

(3)

 日立電線株式会社は、1956年に株式会社日立製作所から 分離独立して以来、日立グループの中核を担う電線・ケーブル メーカーとして、「エネルギー」と「情報」の分野で時代が求め る「伝える」技術を追求し続けてきました。その事業領域は現 在、産業インフラ、電機・自動車部品、情報デバイス、金属材 料といった各分野へと拡大。情報伝送や電力供給を担う電 線・ケーブルをはじめ、各種機器の内部で電気信号などを伝達 するさまざまな材料および部品、各種情報通信ネットワーク機 器などを提供しています。これからも日立電線は、エネルギー や情報を、より速く、確実に、効率よく伝えるための多様な製 品・サービスを開発し、さまざまな分野へ提供し続けることで、 世界各地のお客様をサポートし、社会に貢献していきます。 産業 インフラ事業 914(21%) 1,643 電機・ 自動車部品事業 (38%) 情報 デバイス事業 480(11%) 金属 材料事業 866(20%) 販売会社 422 (10%) 合計 4,325 (億円) (年度) (年度) (年度) 6,000 4,000 2,000 0 売上高 (億円) 2007 2008 2009 2,447 3,492 2,981 2,417 4,325 4,932 3,725 2010 2,587 4,193 5,660 単独  連結 営業利益(損失) (億円) 単独  連結 研究開発費 (億円) 2007 2008 2009 85 102 107 91 88 111 96 2010 87 90 105 単独  連結 事業別売上高(連結・2011年度) 8 2007 2008 2009 111 ▲98 ▲147 ▲35 ▲64 2010 ▲50 231 300 100 200 0 –200 –100 120 60 90 30 0 2011 2011 ▲47 20 2011

日立電線グループの概要

会社概要

(2012 年 3月31日現在) 商   号 日立電線株式会社(Hitachi Cable, Ltd.) 設立年月日 1956 年 4月10日(創業 1918 年) 本社所在地 東京都千代田区外神田 4 丁目14 番 1 号 資 本 金 25,948 百万円 従 業 員 数 3,406 人(連結 14,142 人)

プロフィール

主要拠点

(2012 年 3月31日現在)

欧州

日本

●製造 ■販売 ◆地域統括

北中米

東南アジア

中国

●東日京三電線株式会社*2 ●株式会社東日京三テクノス*2 ●日立アロイ株式会社 ●日立製線株式会社 ●日立ケーブルプレシジョン株式会社 ●日立電線ファインテック株式会社 ●日立電線ロジテック株式会社 ●日立電線ネットワークス株式会社 ●日立電線メクテック株式会社 ●日立マグネットワイヤ株式会社 ●東北ゴム株式会社 ●日立電線ラバーテクノロジー株式会社 ■日立電線商事株式会社 ■北海日立電線機販株式会社 アメリカ*1

 ●Hitachi Cable Automotive Products USA, Inc.

 ●Hitachi Cable Manchester Inc.  ◆Hitachi Cable America Inc. メキシコ

 ●HC Queretaro, S.A. de C.V. 英国

 ◆Hitachi Cable Europe Ltd. オーストリア

 ●Hitachi Cable Austria GmbH ウクライナ

 ●Akutron LLC

タイ

 ●AHCL (Thailand) Co., Ltd.  ●Thai Hitachi Enamel Wire Co., Ltd.  ■HCAS Thai Trading Co., Ltd. シンガポール

 ●Hitachi Cable (Singapore) Pte. Ltd.  ◆Hitachi Cable Asia Pacific (HCAP) Pte. Ltd. マレーシア

 ●Hitachi Cable (Johor) Sdn. Bhd.  ●Hitachi Cable PS Techno (Malaysia) Sdn. Bhd. フィリピン

 ●Hitachi Cable Philippines, Inc.  ●PHCP, INC.

ベトナム

 ●Hitachi Cable Vietnam Co., Ltd.

 ●上海日立電線有限公司  ●日立電線(蘇州)有限公司  ●日立電線(蘇州)精工有限公司  ●深圳日立電線有限公司

 ●Giga Epitaxy Technology Corporation  ◆日立電線(中国)商貿有限公司  ■Hitachi Cable Asia Ltd.  ■大連保税区日立電線貿易有限公司

事業の状況

(金額表示は、億円未満を四捨五入しています。)

(4)

日立電線

グループのご

紹介

(年度) 日本 2,971(69%) アジア 1,005(23%) 北米 256 (6%) 欧州その他93(2%) 合計 4,325 (億円) 日本 6,568(46%) 北米 784(6%) アジア 6,210(44%) 欧州その他580(4%) 合計 14,142 (人) 当期純利益(損失) (億円) 単独  連結 16,000 12,000 8,000 4,000 0 従業員数 (人) 単独  連結 (年度末時点) 地域別売上高(連結・2011年度) 地域別従業員数(連結・2011年度末時点) 2007 2008 2009 4,074 4,134 4,154 16,230 15,335 2010 4,058 16,064 15,917 100 50 0 –500 2007 2008 2009 62 ▲92▲91 2010 ▲115▲130 107 ▲538 ▲388 ▲228▲228 2011 2011 3,406 14,142

主要拠点

(2012 年 3月31日現在)

欧州

日本

●製造 ■販売 ◆地域統括

北中米

東南アジア

中国

●東日京三電線株式会社*2 ●株式会社東日京三テクノス*2 ●日立アロイ株式会社 ●日立製線株式会社 ●日立ケーブルプレシジョン株式会社 ●日立電線ファインテック株式会社 ●日立電線ロジテック株式会社 ●日立電線ネットワークス株式会社 ●日立電線メクテック株式会社 ●日立マグネットワイヤ株式会社 ●東北ゴム株式会社 ●日立電線ラバーテクノロジー株式会社 ■日立電線商事株式会社 ■北海日立電線機販株式会社 アメリカ*1

 ●Hitachi Cable Automotive Products USA, Inc.

 ●Hitachi Cable Manchester Inc.  ◆Hitachi Cable America Inc. メキシコ

 ●HC Queretaro, S.A. de C.V. 英国

 ◆Hitachi Cable Europe Ltd. オーストリア

 ●Hitachi Cable Austria GmbH ウクライナ

 ●Akutron LLC

タイ

 ●AHCL (Thailand) Co., Ltd.  ●Thai Hitachi Enamel Wire Co., Ltd.  ■HCAS Thai Trading Co., Ltd. シンガポール

 ●Hitachi Cable (Singapore) Pte. Ltd.  ◆Hitachi Cable Asia Pacific (HCAP) Pte. Ltd. マレーシア

 ●Hitachi Cable (Johor) Sdn. Bhd.  ●Hitachi Cable PS Techno (Malaysia) Sdn. Bhd. フィリピン

 ●Hitachi Cable Philippines, Inc.  ●PHCP, INC.

ベトナム

 ●Hitachi Cable Vietnam Co., Ltd.

 ●上海日立電線有限公司  ●日立電線(蘇州)有限公司  ●日立電線(蘇州)精工有限公司  ●深圳日立電線有限公司

 ●Giga Epitaxy Technology Corporation  ◆日立電線(中国)商貿有限公司  ■Hitachi Cable Asia Ltd.  ■大連保税区日立電線貿易有限公司

アメリカ*1

 ●Hitachi Cable Automotive Products USA, Inc.

 ●Hitachi Cable Manchester Inc. ◆Hitachi Cable America Inc. メキシコ

 ●HC Queretaro, S.A. de C.V.

事業の状況

(金額表示は、億円未満を四捨五入しています。)

*1 2012 年 4月1日付けで、Hitachi Cable America Inc.はHitachi Cable Automotive Products USA, Inc.と Hitachi Cable Mancherster Inc.を吸収合併しました。

(5)

事業紹介

卓越した技術力で、電力・通信のインフラ整備に貢献

日立電線は、日本屈指の電線メーカーとして、電力施設用から一般建設用・産業用に至るまでさまざまな電線・ケーブルを供給 しています。創業以来、蓄積してきた高い技術力と豊富な経験を活かして、お客様に最適な製品を提案しています。

小型・高性能・省エネルギーという時代のニーズに対応

日立電線は、電線・ケーブルの開発・製造で培った技術力・ノウハウを活かして、高性能巻線や極細同軸ケーブル、電源ハーネ ス、ブレーキホースなどを開発・提供しています。これら高機能製品は、エレクトロニクス機器や自動車電装品などの小型化・ 高性能化、省エネルギーに貢献しています。 キャブタイヤケーブル 難燃性ポリフレックス電線「MLFC*」 新幹線用摩耗検知線入りトロリ線 メタル通信ケーブル ノンハロゲン特別高圧ケーブル 鉄道車両用電線・ケーブル 各種電線・ケーブル ハイブリッド自動車用電源ハーネス ブレーキホース 極細同軸ケーブル 高効率モータ用エナメル線 風力発電用巻線 PVワイヤー 巻 線 機器用電線・配線部品 エスカレーター用ハンドレール ABSセンサ 超音波診断装置用プローブケーブル 自動車用部品 ほか

事業紹介

* MLFCは、日立電線㈱の登録商標です。

産業インフラ分野

電機・自動車部品分野

(6)

日立電線

グループのご

紹介

最適な情報通信ネットワーク構築に向けたソリューションを提案

日立電線は、世界トップレベルのオプトエレクトロニクス技術や高周波・無線技術を活用して、通信事業者向けや民間・公共 向けの情報ネットワーク機器、携帯電話基地局や地上デジタル放送のアンテナシステムなど、情報化社会の根幹を支えるさ まざまな製品や技術、ソリューションを提供しています。また、ガリウムひ素化合物半導体のエキスパートとして基板からエピ タキシャルウエハまでを一貫生産するとともに、窒化ガリウム化合物半導体製品の拡充を進めています。

「高品質」を実現する多彩な製品ラインアップを展開

日立電線は、電線・ケーブル製造によって培った銅をはじめとする各種金属の加工技術や、合金技術を駆使して多彩な製品 を開発・提供しています。銅条、銅箔、電気用伸銅品、リードフレームなど、産業界のニーズにきめ細かく応える材料をライン アップしています。 イーサネット*1スイッチ「APRESIA*2 (民間・公共向け) 携帯電話基地局用アンテナ ガリウムひ素化合物半導体 イーサネット*1スイッチ「APRESIA*2 (通信事業者向け) 地上デジタル放送用アンテナ 光アクティブケーブル 情報ネットワーク ワイヤレスシステム 光デバイス 異形条 圧延銅箔 銅 条 超電導線 電気用伸銅品 電気用伸銅品 ほか 半導体用リードフレーム リードフレーム 2メタルTABテープ パッケージ材料 化合物半導体 *1 イーサネットは、富士ゼロックス㈱の 登録商標です。 *2 APRESIAは、日立電線㈱の登録 商標です。

情報デバイス分野

金属材料分野

(7)

誠実な企業経営に努め、持続可能な

社会の実現に貢献します

(8)

日立電線

グループのご

紹介

 執行役社長

中期経営計画を完遂し、

高収益企業として復活を果たします

 2011 年度は、東日本大震災直後の混乱のうちに始まり ました。その後、復旧活動は比較的順調に進められたものの、 歴史的円高や夏の電力不足への対応など、日本企業にとっ て非常に厳しい経営環境にさらされた年となりました。  こうした経営環境の変化を受け、当社では、2011 年 9月 に中期経営計画を見直し、新たな中期経営計画「リニューア ル・プラン“BRIDGE”」を策定いたしました。「 高収益企業 として復活を果たし、真のグローバル企業への変革を遂げる」 という従来の基本方針を踏襲しつつ、目標達成に向けた主 要施策として、「 事業の選択と集中 」「 固定費圧縮 」「 製品 の競争力強化 」において、経営環境の変化に対応する新しい 施策を追加して推進することにより、経営基盤の強化と事業 構造改革を断行することといたしました。また、グローバル企 業への変革を遂げる施策として、「 産業インフラ」「 電力イン フラ・次世代エネルギー」「 情報通信インフラ」を重点ターゲッ ト分野と位置づけるとともに、海外生産拠点の効率化の推進 や、成長著しい新興国市場を中心にインフラ需要を捕捉する ことにより、グローバルな視点で高収益企業をめざしてまいり ます。  当社グループは創業以来、電線を中心とした社会インフラ に関連する製品を提供してまいりました。中期経営計画の実 行により社会を支える企業として復活し、事業を通した社会 貢献を実現していく所存です。

持続可能な社会の実現のために

 当社グループは、持続可能な社会を実現するために、環境 に配慮した製品・サービスの提供や生産活動に伴う環境負荷 の低減、および生物多様性の保全に真摯に取り組んでいます。  製品・サービスおよびその提供までのプロセスについては、 環境配慮型設計の推進、お取引先と一体となった製品含有 化学物質管理の徹底、生産プロセスにおける製造設備の継 続的な改善、製品輸送時のエネルギー低減、CO2の排出量 削減などを推進しています。  また、生物多様性の保全についても、2011 年 3月に「 環 境保全行動指針 」において生態系の保全に取り組む旨を明 示し、人類存続の基盤ともいえる生物の多様性を日頃の企 業活動で推進するとともに、国内外の各事業所・グループ会 社がそれぞれの地域と一体となって自然と生態系の保全につ ながる活動に取り組んでいます。

社会の一員として、

常に「基本と正道」を歩みます

 当社グループでは、企業ビジョンに「 基本と正道 」を歩むこ と、すなわち、国際社会の一員として社会と調和した誠実な 事業活動を行うことをうたっています。  2011 年 1月には、役員 ・ 従業員が遵守すべき行動ルー ルを明示した「日立電線グループ行動規範 」を制定しました。 その中では、法令遵守、環境保全、安全確保、人権尊重、情 報セキュリティ管理といった項目についてルールを定め、「 基 本と正道 」に基づいて役員 ・ 従業員一人ひとりが行動するこ とにより、その総和として企業の社会的責任を果たすことを めざしています。  一例として、使用電力削減への取組みがあります。2011 年度は、東日本大震災による原発停止に伴い夏場に電力需 給が逼迫し、大きな社会問題となりました。当社グループは、 政府が発令した電力使用制限令に定められた削減値を超え る目標を掲げ、グループ一体となり使用電力の削減に取り組 んだ結果、その目標を達成し、企業市民としての責任を無事 果たすことができました。  また、当社グループは、誠実な企業活動を行う中で、お客 様、株主 ・ 投資家の皆様、お取引先、地域社会等のさまざま なステークホルダーの皆様との双方向のコミュニケーションも 日頃より推進しています。適切でタイムリーな情報開示を常 に心がけることにより、当社グループの活動と姿勢をご理解 いただき、「 基本と正道 」に基づいた透明で誠実な企業経営 に努めてまいります。  最後に、本報告書は当社グループとステークホルダーの皆 様方とのコミュニケーションを図るツールの一つと考えていま す。今後も当社グループが持続可能な社会の実現に貢献で きる企業として進化を続けるために、皆様の一層のご理解と ご支援、忌憚のないご意見をいただければ幸いです。

参照

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(※1) 「社会保障審議会生活困窮者自立支援及び生活保護部会報告書」 (平成 29(2017)年 12 月 15 日)参照。.. (※2)