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第 7 章 LP ガスの安定供給 LP ガスの生産方法 LP ガスの採掘 LPガス ( プロパン ブタン ) は 油田や天然ガス田の内部に メタンやエタンなど他のガスと混在した状態で存在しています その原料となるガスを地上の設備に移送してプロパンとブタンを分離 回収し さらに硫黄や水銀などの不純物を

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(1)

LPガスの

安定供給

L

iq

uefied Petroleum Gas

現在我が国のLPガスは、その80%が海外から輸入

され、国内のネットワークを通じて日本中のあらゆ

る場所に供給されています。またその過程で、安定

供給や流通時の安全を図るための様々な努力が払

われています。

この章では、LPガスの生産から各需要家に届くまで

の流通の流れについてご紹介いたします。

(2)

(1) 油田の内部に滞留している ガスから分離・回収 (原油随伴) (3) 原油の精製過程で 分離 (原油精製)

L P ガ ス

L P ガ ス

(2) 天然ガスから 分離・回収 (天然ガス随伴) 石油 水 ガス 350℃以上 蒸留塔 石油蒸気 ガソリン 灯 油 軽 油 重 油 240∼350℃ 170∼250℃ 35∼180℃ LPガス

LPガスの生産方法

■LPガスの生産方法

LPガス(プロパン・ブタン)は、油田や天然ガス田の内部に、メタンやエタンなど他のガスと混在した状態で存在して います。その原料となるガスを地上の設備に移送してプロパンとブタンを分離・回収し、さらに硫黄や水銀などの不純物 を取り除くことにより、最終製品となります。油田で生産されたものは「原油随伴」、天然ガス田で生産されたものは「天 然ガス随伴」と呼ばれており、最近では原油随伴が減少し、天然ガス随伴の比率が増加しています。 またLPガスは原油にも含まれており、その分は製油所で精製によって分離されます。

LPガスの採掘

陸上油田(パキスタン) 洋上ガス田(ロシア・サハリン) 洋上ガス田(アンゴラ)

(3)

■シェールガスの掘削

近年、米国を中心として新しい油田・ガス田の開発が活発化しており、「シェール革命」として注目を集めています。 シェールガスは、在来型の油層・ガス層よりさらに深いところにある頁岩(シェール)層に封じ込められているガスで、開 発費用がかかるため従来は経済的に見合わないと考えられていましたが、採掘技術の進歩とガス価格の上昇により実用 化されるようになりました。シェールガスが採掘可能な場所は世界中に分布しており、そのポテンシャルの大きさから、世 界のエネルギー市場に様々な影響を与えています。 シェールガスにはLPガスも含まれており、シェールガス由来のLPガス生産は既に始まっています。今後はこれに加え、 シェールオイルからの増産も見込まれており、順調に生産が拡大した場合、輸入ソースの多様化や安定的な価格形成等に 寄与するものと期待されています。

「シェール革命」とLPガス

■シェールガスからのLPガス生産設備

比較的浅い地盤に井戸を堀り、 自噴するガスを集める ガスは長い年月をかけて移動し、 硬い岩盤の下にたまる 頁岩に水圧でヒビを入れ、 中のガスを取り出す 地下2000∼3000mの深い ところからガスを取り出す 頁岩(シェール)層 石油・ガスが作られる 根源岩の一種 シェールガス 在来型ガス

■新パナマ運河の開通

(写真提供:アストモスエネルギー) 2016年6月27日、大型LPG船「LYCASTE PEACE」が商業 運用開始後の初船として、拡張工事の完了したパナマ運河を通 航しました。その後も多くのLPG船がパナマ運河を通航してい ます。 米国メキシコ湾から日本着まで、従来は喜望峰周りのルートで 約45日かかった輸送日数が、パナマ運河を通航することにより 30日以下に短縮されました。

(4)

■LPガス生産量の推移

世界のLPガス需給

世界のLPガス年間生産量は約2億9,200万トン(2015年)で前年比4.1%増となりました。グラフに示す通り、LP ガスの生産量は新規天然ガス田等の開発により、2020年には約3.0億トンに達する見通しとなっています。 地域別に見ると、特に北米、アジア・太平洋地域での生産量が大きく増加する一方、これまでLPガス供給の主軸を 担ってきた中東が横ばいで推移しています。また国別輸出量の推移を見ると、サウジアラビアなど原油随伴を中心とす る国は大きく減少し、カタールや米国など天然ガス随伴を中心とする国が大きく増進するなど、LPガスの供給構造は 大きく変化しつつあります。

世界のLPガス生産量

■LPガス国別輸出量の推移

北米 欧州・ユーラシア アジア・太平洋 アフリカ 中東 中南米 2005 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2020 年 0 300,000 250,000 200,000 150,000 100,000 50,000 (単位:千トン) 47.970 15,607 39,692 41,969 24,837 53,678 56,888 17,371 57,603 41,960 23,762 58,991 58,190 16,617 64,142 37,813 22,486 42,837 57,515 17,135 66,792 44,195 22,213 65,862 58,954 17,373 65,972 44,535 22,262 70,938 75,980 22,104 43,689 63,480 15,176 60,549 82,051 21,180 44,552 65,211 14,976 64,390 300,000 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 2015 年 2014 年 2013 年 2012 年 2005 年 東ティモール インドネシア オーストラリア UAE サウジアラビア カタール クウェート ノルウェー アメリカ (単位:千トン) (このページのグラフの出典:World LP Gas Association,“Statistical Review of Global LP Gas 2016”2020年推定値は日本LPガス協会調べ)

(5)

現在、世界全体のLPガス需要量は約2億8,500万トン(2015年)で、昨年度より3.7%増となりました。特に中国、 インド、ベトナムなど、経済成長が著しいアジア地域で前年比6.8%と大きく増加しているほか、アフリカでも前年比 6.5%と、世界全体のLPガス需要量は増加傾向にあります。なお、国別のLPガス需要量ランキングでは、アメリカ、中 国、インド、サウジアラビアに次いで、世界第5位となっています。

世界のLPガス需要量

■LPガス需要量の推移

■国別需要量ランキング(2015年)

世界におけるLPガスの用途別構成比は、家庭業務用が 約44.1%と、ほぼ半分が家庭業務用として使われていま す。特にアジアでは家庭業務用の比率が約6割を占めて おり、今後は薪や炭を燃料として利用するため煤(すす) による深刻な健康被害を引き起こしている発展途上国へ の普及が見込まれています。

世界の用途別LPガス需要

(単位:千トン) 56,924 26,397 41,623 14,145 合計 219,909 11,077 57,132 27,970 41,153 26,824 85,780 71,596 9,224 89,255 59,400 27,913 41,752 29,471 11,358 59,157 28,704 41,353 27,397 89,978 11,462 59,734 28,067 42,968 28,125 94,645 11,729 合計 249,936 259,149合計 258,051合計 265,268合計 0 20000 40000 60000 80000 100000 120000 アジア・太平洋 アフリカ 中東 欧州・ユーラシア 中南米 北米 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2005年 合計 274,814 284,915合計 99,980 106,795 60,205 59,125 46,083 49,116 27,956 28,409 27,731 27,775 12,859 13,695 20,000 120,000 100,000 80,000 60,000 40,000 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 タイ ブラジル メキシコ 韓国 ロシア 日本 サウジアラビア インド 中国 アメリカ (単位:千トン) 52,211 19,132 17,827 39,619 15,991 6,695 9,657 7,794 7,754 7,308 家庭業務用 44.1% (125,579) 化学原料用 25.8% (73,632) (単位:千トン) 工業用 11.8% (33,761) 運輸用 9.3% (26,390) ガソリンブレンド用 7.7% (21,821) 農業用 1.3% (3,732)

■世界のLPガス用途構成比率(2015年)

(このページのグラフの出典:World LP Gas Association, “Statistical Review of Global LP Gas 2016”)

(6)

需要量(千トン) 56 20,000 18,000 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 事業年度(西暦) 71 70 69 68 その他 化学原料用 自動車用 一般工業用 家庭業務用 03 04 05 06 07 08 09 10 11121314 15

日本のLPガス需給

飛行船「ツェッペリン伯号」 (写真提供:毎日新聞社) 昔のタクシー (写真提供:毎日新聞社) (出所:日本LPガス協会)

■日本のLPガス需要の推移

LPガスの需給推移

日本国内で燃料として最初にLPガスが使用されたの は、1929年(昭和4年)、有名なツェッペリン伯号の飛 行船が飛来した時と記録されています。この時は、プロ ペラ推進エンジン用の燃料としてLPガスが使用されて いました。 家庭用燃料としてLPガスが使われ始めたのは1953 年(昭和28年)ごろからで、当時の家庭用燃料の主流 であった薪、炭、練炭に代わって、取り扱いが便利でハ イカロリーなエネルギーとして急速に普及しました。 その後、家庭業務用を中心に産業用や自動車用(タク シーの燃料)で需要が増大し、オイルショックによる一 時的な低迷はあったものの、1996年(平成8年)には ピークとなる1,970万トンを記録しました。しかし、そ れ以降は日本経済の低迷により産業用部門を中心に需 要が減少し、現在の需要は約1,423万トン(2015年 度)となっています。

(7)

LPガスが普及し始めた当初、その供給は国内の製油 所における生産品が中心となっていました。そのため、 当時のLPガスは他の石油製品の副産物という位置付 けになっており、その供給量は季節や製油所の稼働状 況によって非常に不安定となっていました。 1961年(昭和36年)12月、急 速に進 展する需要 の増加に対し、生産品だけでは対応が困難になってき たことを受け、海外からのLPガスの輸入が始まりまし た。その後 需要の増加に合わせて輸入 量も年々拡 大 し、直近では国内で消費されるLPガスの約80%が輸 入品となっています。 輸 入 元を国 別で見ると、以前は中東 諸国が 輸 入の 大部分を占めていましたが、最近ではシェールガスや シェールオイルの開発に伴い、LPガスが増産されてい るアメリカからの輸入量が増加しております。

日本のLPガス供給

現在日本国内においてLPガスは、家庭業務用、自動 車用、工業用、化学原料用、都市ガス用や電力用として 幅広く使われております。LPガスの需要で最も多いの は家庭業務用で44.0%、次が工業用で20.6%、その 次が化学原料用で18.9%となっています。使われ方と して、自動車用はタクシーの燃料、化学原料用はエチレ ンやプロピレン等化学製品の原料、都市ガス用は都市 ガスの熱量調整用、電力用は電力会社のバックアップ 燃料となっています。

LPガスの用途別需要

■日本のLPガス用途別構成比率(2015年度)

(出典:日本LPガス協会) 家庭業務用 44.0% (6,297) 一般工業用 20.6% (2,948) (単位:千トン) 化学原料用 18.9% (2,698) 自動車用 7.3% (1,045) 都市ガス用 6.8% (964) 電力用 1.2% (168) 大口鉄鋼用 0.8% (109)

■国別LPガス輸入構成比率(2015年度)

(出典:日本LPガス協会) カタール 22.3% アメリカ 21.2% サウジ アラビア 9.7% オーストラリア 4.2% ナイジェリア 1.5% クウェート 10.8% パナマ 4.4% 東ティモール 2.8% UAE 19.3% その他 1.0% アルジェリア 2.8%

(8)

石川県 七尾 (地上) 茨城県 神栖 (地上) 岡山県 倉敷 (地下) 愛媛県 波方 (地下) 長崎県 福島 (地上)

LPガス備蓄の推進と強靭な供給体制の構築

国家備蓄と民間備蓄

 現在、日本国内で法律によって備蓄が義務付けられて いるエネルギーは、石油とLPガスの2種類だけです。こ のうち、民間企業が備蓄しているものを「民間備蓄(法 定備蓄)」、国家が備蓄しているものを「国家備蓄」とい います。LPガスの場合、輸入量の40日分が民間備蓄と して義務付けられています。  また、全国5ヶ所ある国家LPガス備蓄基地は2013 年3月に完成し、約150万トンのLPガスを貯蔵していま す。民間備蓄と合わせると約300万トン、国内輸入量の 約90日分が備蓄されています。こうした備蓄によって、 海外からの供給途絶や地震などの災害発生時に対応で きるよう、あらかじめ備えています。  なお、東日本大震災の際には、神栖基地に備蓄してい るLPガスを放出し、国内のLPガス安定供給に大きく貢 献しました。  国民生活に不可欠な一次エネルギーの安定供給の確保は、国家にとって重要な課題です。特に、そのほとんどを輸入に 頼っている我が国においては、エネルギー源の多様化や新エネルギーの開発、輸入相手国の分散化など、様々な角度か ら手段を講じる必要があります。その中の1つに、国内での備蓄が挙げられます。

■国家LPガス備蓄基地建設地

国家備蓄基地(神栖) 備蓄方式について 地上備蓄…地上にある鋼製タンク内 にLPガスを入れ、低温の 状態で貯蔵します。 地下備蓄…地下の岩盤に巨大なトン ネルを掘り、そのトンネ ルをタンクとしてLPガス を貯蔵します。 LPガスの蒸気圧より高い地下水圧によりLPガスを地中に閉 じ込めているので、LPガスはもれることなく備蓄されます。 水圧を安定させるため水封ボーリングから岩盤に給水します。 海外でも多く採用されており、石油の備蓄基地にも使わ れています。 地下水位 水封水 水封トンネル 水封ボーリング 地下水圧 LPガス

■地下岩盤貯蔵方式

(9)

国家備蓄

150万トン 神栖基地:20万トン 福島基地:20万トン 七尾基地:25万トン 倉敷基地:40万トン 波方基地:45万トン

民間備蓄

輸入量の40日分 (約150万トン)

合 計

約300万トン

合 計

約300万トン

■国家と民間の備蓄量

全国約2,000ヶ所にある充填所のうち、約340ヶ所を中核充填所に指定。中核充填所には、災害時にも自立的に稼働できるようにするため、 非常用発電設備、緊急用通信設備、LPG車等を配備。 中核充填所 非常用発電機 LPG車用ディスペンサー LPガスは「災害に強いエネルギー」として、過去の災害において大きな役割を果たしてきました。平成23年3月に発生 した東日本大震災でも、津波や地震により被災地のLPガス供給基地も大きな被害を受けましたが、関係者による懸命の 努力により、LPガスの供給に大きな支障を生じることはありませんでした。しかし、過去に例のない大規模災害への対応 という点では、いくつかの課題を残しました。 これを踏まえ、政府は平成24年3月、「東日本大震災を踏まえた今後のLPガス安定供給の在り方に関する調査」を取 りまとめました。この報告書には「LPガスサプライチェーンにおける災害対応能力強化」対策として、中核充填所の選定 と機能強化、一次・二次基地の出荷機能強化、国家備蓄の機動的放出の検討等が盛り込まれました。業界では、国の支援 を受けながらこれらへの対応を図ると共に、さらに強靭なLPガス供給体制の構築に向けて、日々努力を続けています。

供給体制のさらなる強化に向けて

■輸入基地、中核充填所における出荷機能強化

輸入基地に配置された移動式電源車。発電能力は1,000kVAで、停 電の際、出荷に必要な電力を供給。 年に数回、各基地において移動式電源車の接続試験、停電時出荷機能 確認訓練、稼働訓練を実施。

(10)

民備 国備

元売業者:11社

卸売業者:約1,100社

小売業者:約19,000社

LPガス専用タンカー 原油タンカー 96万トン 石油精製所:27 石油化学施設:6 天然ガス施設:1 LPガス輸入ターミナル:36 LPガス輸入業者:10 約2,600万世帯 都市ガス 利用家庭 備蓄

2015年度の需給実績

総 供 給 量:1,420万トン 国内需要量:1,420万トン

産ガス国

LPG車 タクシー・トラック他 約22万台 (105万トン)

約1,500ヶ所

簡易ガス事業者

輸入基地

一次基地

産油国

製油所

1,054万トン (原油) (都市ガス) 333万トン タンクローリ タンクローリ コースタルタンカー (内航船) 二次基地:40 化学 原料 270万トン 17万トン 306万トン 電力 工業 都市ガス

二次基地

LPガススタンド

一般消費者等 (業務用含む) 約2,400万世帯 (630万トン)

充填所

配送センター

小売事業所

配送車

約2,000ヶ所

12-34

全国をカバーするLPガス物流ネットワーク

 海外から輸入されるLPガスは、低温で液化された状 態でオーシャンタンカー(外航船)によって国内の輸入 基地に輸送され、そのまま貯蔵されます。そこから国内 の二次基地に輸送する際、今度は常温・高圧で液化さ れ、コースタルタンカー(内航船)で輸送されます。そこ でタンクローリなどに積み込まれ、各地にあるLPガス 充填所まで輸送されます。次にLPガス充填所において、 LPガスを容器に小分け充填し、消費先までトラックで配 送します。また、大口需要家に対しては、コースタルタン カーやタンクローリで直接運ぶ場合もあります。  LPガスの流通は、輸入と生産を行う「元売業者」、LP ガスの容器充填を行う「卸売業者」、各家庭へLPガスを 販売する「小売業者」によって構成されています。近年で は、物流合理化によってこの経路を可能な限り短縮し、 極端なケースでは輸入基地で容器に充填して、直接家庭 まで運ばれる場合もあります。 オーシャンタンカー 輸入基地

■LPガス物流ネットワーク

タンクローリ

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民備 国備

元売業者:11社

卸売業者:約1,100社

小売業者:約19,000社

LPガス専用タンカー 原油タンカー 96万トン 石油精製所:27 石油化学施設:6 天然ガス施設:1 LPガス輸入ターミナル:36 LPガス輸入業者:10 約2,600万世帯 都市ガス 利用家庭 備蓄

2015年度の需給実績

総 供 給 量:1,420万トン 国内需要量:1,420万トン

産ガス国

LPG車 タクシー・トラック他 約22万台 (105万トン)

約1,500ヶ所

簡易ガス事業者

輸入基地

一次基地

産油国

製油所

1,054万トン (原油) (都市ガス) 333万トン タンクローリ タンクローリ コースタルタンカー (内航船) 二次基地:40 化学 原料 270万トン 17万トン 306万トン 電力 工業 都市ガス

二次基地

LPガススタンド

一般消費者等 (業務用含む) 約2,400万世帯 (630万トン)

充填所

配送センター

小売事業所

配送車

約2,000ヶ所

12-34 (各数値は2016年12月末調査時点によるもの)

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LPガスの供給システム

個別供給システム

 個別供給システムは、家庭向けで最も一般的な形態で、各戸にLPガス容器を設置して供給します。  使用量は、消費先に設置されたガスメーターでカウントされます。  一般家庭などの比較的小口の消費者に対するLPガス供給システムには、個別供給システムと、導管供給システムが あります。導管供給システムはさらに、法律上の区別により小規模導管供給システムと簡易ガス供給システムに分けら れます。

導管供給システム

 導管供給システムは、特定のLPガス供給設備から道 路下に埋設された導管を経由して各家庭へガスを供給 する形態です。使用量は、個別供給システムと同様、消 費先に設置されたガスメーターでカウントされます。  導管供給システムは、供給規模によって、小規模導管 供給と簡易ガス供給の2つに分けられます。いずれにし ても、都市ガス事業者が行う導管供給システムとの違い はありません。

①小規模導管供給

 70戸未満の消費先へLPガスを供給する場合に該当し、一 般のアパート・マンションおよび小規模団地で利用されていま す。適用される法律は、「液化石油ガス法」(液化石油ガスの 保安の確保および取引の適正化に関する法律)です。 小規模導管供給 個別供給システム

②簡易ガス供給

 70戸以上の比較的規模の大きい団地やマンションなどの消 費先へLPガスを供給する場合に該当します。簡易ガス供給は、 小規模導管供給とは違い、都市ガス事業者の既得供給区域内で は原則的として設置することができません。適用される法律は、 「ガス事業法」となります。またガス 料金は、ガス事業法に基づくため、 認可料金制となっています。 簡易ガス供給 LPガス容器庫

(13)

LPガスバルクローリ 地上式バルク貯槽 地下式バルク貯槽

バルク供給システム

バルク供給とは?

 新バルク供給システムは、従来の容器交換方式に代わ るもので、一般住宅、集合住宅、業務用住宅などに設置 されたバルク貯槽に、バルクローリで直接LPガスを充 填する供給方式です。一度に大量のLPガスを輸送する ことによって、より安定した供給を実現することはもち ろん、配送の合理化、保安の高度化、美観の向上など多 くのメリットがあります。

バルク貯槽

 貯槽には主に地下式と地上式の2種類があります。ま た、容量・形状は多くのバリエーションがあるので、設置 場所の状況に応じて最適なものを選択できるようになっ ています。LPガスの使用量の計測は、消費先に設置さ れたガスメーターでカウントされた数量をもとに計算す る場合と、バルクローリに設置された充填質量計により 計算する場合とがあります。この供給システムは、物流 の合理化に寄与する未来型供給形態として、今後ますま す普及していくものと期待されています。  バルク供給は、製鉄所や工場など、比較的大量にLPガスを消費する事業者向けの供給方式として用いられてきました が、1997年(平成9年)の法改正で、一般家庭を含む小口の消費者に対する供給手段としても利用できるようになりまし た。特に小口向けのものは、従来のものと区別するため「新バルク供給システム」と呼ばれることもあります。 バルクローリとバルク貯槽(たて型) バルク貯槽(よこ型)

■バルク供給システム

参照

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