家庭学習を活かした算数科の授業づくりに関する研究 : 「奈良の学習法」を取り入れた公立小学校での実践事例を通して
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(2) 授業観察の概要について述べた。観察の対象とし た授業について,表3−1に示す。. 表3−1授業観察の対象 指導者. 予習を取り入れた授業を実践 オている教師B(勤続20年). 対象学級 対象授業. 公立小学校 第6学年1学級 「比例と反比例」. 3月 ・1年間の振り返り また,筆者は授業を立案するために「予習の長 所・短所・留意点」を整理した。「予習の長所・短. 所・留意点」は,表4−2に示す。. 表4−2予習を取り入れた授業についての特徴 児童. 教師. ・学習の構えっ. ・児童の理解度. 概要 ①長所. i第6時/全16時間). また,教師Aと教師Bの予習を取り入れた授業 また,教師Aと教師Bの予習を取り入れた授業 に関するインタビューの結果と考察についても述 べた。インタビューと観察授業の考察を以下の3 点にまとめた。. ①教師の予習の工夫としては,予習の評価規準を 明確化,日々の教師の様々な取り組み(朱書き や授業中など)が挙げられる。また,授業をパ ターン化することで予習を行いやすくする。 ②予習は,問題文を写し・解き方やおたずね・課 題(今日めあて)を書き,教師が予習を形成的 に評価する。. ③児童にとっての予習の良いところは,日的意識 を持つことにより,学習の構えを作ることであ る。. 第4章では,筆者が考える予習を取り入れた授 業の概要を提案した後に,筆者が実地研究Iで行 った授業の概要を紹介した。次に,実践授業の考 察を述べ,それをもとに予習を取り入れた実践計. の把握. くり. ②短所. ・家庭との連携. ・授業で活用す. ・自主的な学習. ることによ. ・学力・学習意 欲の向上. り,授業内容 を焦点化. ・学習意欲の差. ・予習ノートを. 見る時間の確 保. ③留意点. ・継続的な取り組み. 最後に実践授業の考察を述べ,それをもとに予 習を取り入れた算数科授業の立案を行った。なお, 小学校第3学年の児童を対象とし,分数の単元で 立案を行った。実践授業では,r児童の学習内容 理解の把握不足・過度の教師主導の授業」という 課題が見つかり,それらも考慮して授業の立案を 行った。. r本研究の成果と今後の課題」では,本研究で 明らかになったことをまとめるとともに,今後の 課題を示した。. 画の立案を行った。. まず,1年間の教師の取り組みについて提案し 考察を行った。筆者が考えた1年間の予習の取り 組みに関する計画(3学期制)について,表4−1. 4.今後の課題 本研究の課題は,以下の2点である。 I 筆者が予習を取り入れた授業の実践・検証を することに至らなかった。. に示す。. 表4−1 1年間の予習の取り組みに関する計画 月. 4月. 教師の工夫 ・予習についてのガイダンス ・「予習タイム」の活用. ・宿題として予習 ・予習プリントの活用 ・保護者への説明 5月(下句). ・ノートの活用. 6月. ・予習についてのアンケート. 7月. ・1学期の振り返り. 9月∼11月. ・算数係を司会 ・自律的な学習の指導. 12月. 1月∼2月. ・2学期の振り返り. ・9月∼11月と同じく指導 ・数学的な見方・考え方を重視す. る学習の指導. n 授業実践を行うにあたって更なる留意事項を 見つけ出す。. 今後は,本研究で立案した実践計画を実行する ことで,予習を取り入れた授業の検証・考察・改 善を行うことができると考える。さらに,授業実 践を行うことにより,児童からの予習を取り入れ た授業の見方も考察することができると考える。 また,本研究では経験豊かな熟達教師を分析の 対象としたため,筆者が実践するときにはさらな る留意事項が見つかり,予習を取り入れた授業の 実践の概要をより詳しく紹介できるのではないか と考える。. 修学指導教員 加藤 久恵 指導教員 加藤 久恵.
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