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<論説>社債格付けの研究

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Academic year: 2021

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(1)説. 堅冊 :Ⅱ. 社債 格付. け. 護. 山. 円. さ. 1. はじめに. 研 究. の. 23 に社日市場は 活発化の兆しを 見せてきて. いる。. 近時,わが国の資本市場は大きな 変貌を遂げ つつあ る。 とりわけ,オイル・ショック 以降の. いて健全な発達を 遂げるためには. 厳しい経済環境下にあ って,わが国の企業金融. よび流通市場の 双方において 効率的な資金配分. 形態は大きく 変化してきている。 その中でも, 近時の社債市場の 活況ぶりにほ 目を見張るもの があ る。 [第 1 表 ] には,社債発行額の推移が示. が達成され. されているが ,. 存在を所与としたらえで. とはいえ,社債市場がその 本来的な意味にお. ぅ. ,発行市場お. るような,制度的条件が. 整備され. ていなければなるま L.、 。 其体的にば,社債の取 引 におけるリスクーリターンのトレートオフの. 塵覚債の隆盛に 対して,一般事業債 と九電力債. ,公正かつ自由社社債 市場を形成していくだめには ,投資家保護とい. からなる事業債の 発行は , 後に指摘するような. う見地からの 社債投資にかかわるリスク 情報を. 起債 会 ルールの制約もあ って , 伸び悩み頓阿 こ. 開示することが 不可欠であ る。 社債 に 付随する デフォールト・リスク ( 元利払い不能などの 債. これらのうち 転換社債および 円. ることがわかる。 他方,転換社債発行額の伸 び方は注目に 値する。 昭和 58 年度には国内民問 債の発行合計額 1 兆 5,610 億円のうち, 8,610 億 円と実に 55" 一 セントを占めるに 至り, いまや あ. 民間 債 における事業 冊 と転換社債の 相対的位置 付けは完全に 逆転している。 また, とりわけス. イス市場を中心とした 岡建 外 廣の発行も近時は 極めて旺 盛であ り, 58 年度には九電力僚の 発行 額を上回るほどの 規模になっている。 ことほど 今回の研究に 際しては多くの 方々から助言・. 助. 力を頂いた。 とりわけ,吉田夫 佑 ・日本公社債 研究所常務理事からは 社債格付けに 関する直接 的な研究機会を 与えていただいた。 また日経 NEEDS データ利用については 吉村光 威 ・日本 経済新聞社部長に 便宜をはかっていただいた。 また, 日債 研の久保古生・ 主任研究員, 禧 道守 ・日本経済新聞社研究員からは 上記の二方から と同様に多くの 有益な教示・コメントを 頂い た。 ここに記して 感謝の意を表する 次第であ る。 なお, ここで表明されている. 論 は 全て筆者個人に 帰属 言. う. までもない。. 見解ないし結. 尹 るものであ. ることは. 務不履行の危険性. ). の開示は,通常,利害関係. のない中立的立場にあ る格付け機関によってお. こなわれる。 わが国でも,既にそのような目白9 に 沿った情報開示を. 旨として,日本公社債研究 所 ( 以下, 日甘研と 略称する ) が設立されてい るが,その格付けは未 だ十分にわが 国の投資家 社会に浸透しているよう。こ はみえない。 日廿研 が 実際に如何なる 格付けプロセスを 採用し, ま たその格付けが 投資家社会に 対してどのような 内実の情報を 提供しうるか ,は未知の部分が少 なくない。 本稿では日本公社債研究所の 格付けな対象に して財務指標を 手掛かりにした 計量的な格付け. モデルを推定することを 企図している。 それに よって, 日綾 研の実際の格付けな 跡付ける ( e, plicate) ことができるとすれば , 少なくとも, 国債所格付けが 投資家に対して 開示しょうとし ている社債リスクが 如何なる要素によって 構成 「.

(2) 24@ (144). 横浜経営研究 [第. Ⅰ. 第V 巻. 第2 号. 社債発行額の. 詞. (1984) 推移 (単位. 九 電 度. 年. 一般事業債. 力 債. 一 銘柄数発行額銘柄数発行額銘柄数. 昭和 33 年度 O4 0. 35 36 37 38 39 40. 96 98. 779 778. I. Ⅰ, 227 エ. , 100. 1,478. 1,963. I@ 79. 44 45 46 47 48. Ⅰ. 05. 2,080 2,782. 2,414 1,097 932. 333. 1,464. 75. 8,430. 2,497 3,535 3,023. 307. 2,871. 53 54 55 56 57 58. 1l. 一. Ⅰ Ⅰ・Ⅰ. 00. 4. 125. 22 18 65. 1,146 850. 3. 60 480 700 400. 0. 3. 350. 555 1,625. 6. 620. 91. 108. 3,327. 56. 2,835. 42. 3,3. 14. 3,234 4,208 4,368 2,241 2,055 3,380 3,495 1,470. 67. Ⅰ. l. ].. Ⅰ. 4. 6,570 4,540 2,840 2,800. 8,6101 36. 6,130 6,9 ㏄ 6,150. (公社債引受協会 ). されているかを 推察することができるし ,. ま. た ,その実際の格付けプロセスにまで 立入った. 推論をおこな う. 一. 2,308 2,900. 81 60 10,740 7,880. 「公社債月報」. 一. 123. 96 73 84 45 41. 8,200 8,765. 5 Ⅰワ. l. 2,436. 50. 51. 一. 1,379. 329 465 369 37 347. Ⅰ. 49. 岡建外債. 発行額銘柄数発行額. ェ, 184. 11. 4,245. l. 億円 ). 682. 315 408 586 292 334. Ⅰ. Ⅰ, 929. 出所 ]. 転換社債. :. ことも可能であ ろ. あノ. 第 Ⅱ節では,近時のわが国企業の財務動向を 探ることによって ,以下で展開する格付け モデ. げ 実践の諸問題について 言及し , 望ましい格付. け 実践の在り方について 論ずる。 第 Ⅳ節でほ ,. 従来 よ りおこたわれてきた 幾つかの計量的格付 げ モデルの成果を 範にしながら ,最新のデータ. ル において如何なる 要因を考察すべきかに つ い. を 用いて, 国債所格付けな 対象" とした判別関数 の 推定をおこなうことにする。 そこでは複数の. て 手掛かりを得ておくことにしたい。. 判別関数が推定されるが ,それぞれに興味深い. 第 Ⅲ節で. は,ほじめに米国における 格付け機関の 発展 経 緯を考察の対象として ,投資家社会の中におい. 示唆を与える 関数が推定されている。 なお,. て 社債格付けが 如何なる機能を 果たし. 確定することによって ,社債発行企業の評価 う ンキングまで 計算している。. 考えてみる. 0. ぅ. るかを. しかる後に,わが国における格付. こ. 0 節では,統計的に最も有意なモデルを 唯一つ.

(3) 社債格付けの 研究 (青山. ( 45) 25. 護). Ⅰ. 標 分布の正規性を 探るために計算されだもので. 11. わが国企業における 近時の財務政策. あ る,本稿の第Ⅲ節では, 多 変量解析手法の 一. 企業の財務面での 特徴を知るに は ,いくつか. つであ る判別分析を 実施するが,一般的には,. らのうち, 第 Ⅲ節で展開する 社 価格付けモデル. 任意の財務指標が 判別変数として 採択されるか 否かはその分布の 正規性に依存するといっても. を 意識して, さしあ たり次の. よい。 ここで正規性検定のだめの 諸統計値を計. の財務指標が 利用可能であ るが, ここではそれ 6. つの指標群を 考. 算表示したのは 後に利用すべき 移変量解析で 採. 察の対象とすることにしょう。. 用し ぅる 変数に見通しをつけるためでもあ. (i). 収益性指標 (pro 且 tabilityindeX). 以下では, CO ∼ (vi) の指標 群 のうち代表的. (h). 成長性指標 (growth indeX) (tめ 元利支払能力指標 (Principalandinte,est payment abilityindex) (iv) 財務構成指標 (capital structure index) (v) 収益変動性指標 (earnings variability index) (v 規模指標 (sizeinde幻 ⅠⅠ. 以下では, これら指標時に 含まれる代表的な 財 務指標の幾つかに 注目すること. ンこ. る,. よって,近時. な 財務指標の時系列変化が 示唆する特徴的事実 に注目することによって ,それがわが国企業の. 財務政策の変化とどのように 対応し, また今後 の企業財務の 動向に対して 如何なる示唆を 与え るものであ るかを探ることにしたい。 1.. 財務健全性の 向上 昭和 48 年の石油 シ,ックおよび 50 年不況を境. にして,わが国の企業経営における 財務体質は 大きな変貌を 遂げつつあ る。 その最も顕著な 実. のわが国企業の 財務政策がどのように 変化して. 例は [ 第. ぎているかを 探ることにしたい。. の向上に見出すことができる。 わが国企業の 財 務体質は戦後 30 年以上にわたって「借金経営」 という言葉に 象徴されるように ,恒常的な企業 部門のオーバー・ボローインバを 反映して,欧 米企業に比較して ,著しく低い 自己資本比率水 準を示すにとどまっていた。 しかるに昭和 40 年 代後半から 50 年代にかけての 企業環境の悪化を 契機として経営者の 側における企業財務の 考え. まず,上記. ㎡ ) の指標時について ,奥. 野・山田 [35], Hnches. and Mingo[20] 等の成 果を踏まえて [第 2 表 ] に示される ょ ㍉ こW9 個の 財務指標の分布特性値を 計算する㈹。 なお,計 算時点は,. ドル・ シ " ック (1971 年 ), 石油 シ. 。. ック 01973 年 ) などが企業業績に 影響を及ぼした. 直後の 1975 年 (1975 年. 3. 月期を最新決算期とす. 1. 図 ] に示されるように ,. 自己資本比率. る ) と ,それらの シ " ック および 50 年不況と呼. 方が大ぎく変化してきている. ょ. ばれる日本経済の 低迷期を脱却しおえて ,安定. そのことの現実的証左として. [第 1. 成長と呼ばれる 新たな経済状況下に 立ちいたっ. る自己資本比率の 推移をとらえることができ る。 すなわち, ょ 9% 利な資金調達機会と 財務 体質の改善を 企図した「減量経営」という 企業 努力の結果,それまでの企業資金調達において. た 1983 年 (1983 年 3 月期を最新決算期とする. ). の 2 時点であ る㈲。 また,標本に選ばれた企業. は 各計測時点における 社債発行企業. ( 社債発行. 引こ思われる。 図 ] に示され. 残高が 0 以外の企業 ) であ り,各時点において. 大きな. 異常 値 と判定されるデータを 含 む企業は除. て,証券市場を通じての直接金融のウェイトが 高まってぎたことの 証しであ るとみることがで. 外されている㈲。 なお [第 2 表 ] に示されてい る 分布特性. 値 のうち,歪み (skewness),. 尖り. (kurtosis), およびスチューデント 化された範 囲 (studentizedranee) は,それぞれの財務 指. きる。. ゥ エイトを占めていた. より. 間接金融に代わっ. 月。 体 的には,株式,社債による 直接. 金融によって 低いコストの 資金を調達する 一. 方,従来より累積していた 割高な借入金を 銀行.

(4) 26@ (146). 横浜経営研究 [第 2. 第 2 号 (1984). 第V 巻. 詞 社債発行企業の 財務指標分布 スチュー デ. オヒ 日. 使用総資本営業利益率. 0 . 76. Ⅰ. 3. 88. --5,39. 7. 67. (S@1) 企業利潤率 (5 2) 5. 51. 売上高営業利益率 (5 3) 使用総資本経常利益率. 0. ・. 75. 2. 31. 29. 93. 一 10. 7. 39. . 77. 3.07. 2. 42. 7.55. (S 4) 2.22. 売上高利益率 (5 5) 自己資本経常利益率 (S@ 6)@. 5.98 13.67. 自己資本利 払 後事業利益 率 (5 7 ) 従業員工人あ たり利払 後 事業利益 (5 8 ). 3.9. 10 . 33. Ⅰ. 2.89. --3.05. 24. 32. 一ェ. 70. 6.22. 39.06. 13.45. 一 3.29. 27.52. 44.@65@. Ⅰ. 6.41. 21.05 u . 39. 1 株あ たり利益 (5 9). 5. 3. 11.97. Ⅰ. 16.65. 一 0.90. 5.21. 総資産 3 年間伸び率. 一 0 . 36. 1.75 一 0 . 94. 43.70@ -109.50@. 6.45. 6.36 17.42. 8.60. 一 8.76. 7.40. -119.14@. 12.17. 一 36.7. Ⅰ. 9.80. 35.71. --40.79. 8.38. 64.96. --83.24. 26. Ⅰ. 11.88. 一 49.44. Ⅰ. 2. 丁. 3.0. ホネ. Ⅰ. 1.50. 3.59. 33. 16. 一 1.38. 6.62. 一 5.28. 8.43. 本. (Nl) 8.56. 売上高 3 年間伸び率. (N2) 3 年間自己資本増加率. (N@3)@ 5 年間自己資本増加率. (N4)@. 6.70. 6.62. 2.24. 8.96. 50 . 59. 10.22. 9.96. 0.45. 0.89. 46.18. 7. 23. 6. 57. 2.08. 5. 33. 10.12. 8.59. 0.49. Ⅰ・. 4. 73. 2. 64. 12.76. 0 87. 3 年間 1 株あ たり自己資. 96. 16.97. 一丁9.59. 34.@96@. -3.@43. 45.16. --21.83. 40.73@. -10.22@. 47.70. 一 21.39. 6.60 , 5.84%. 7.79 10.77. 水成長率 (N5) 3 年間時価総額成長率. ・. 5.41. Ⅱ. (N6) 6.24. 0 . 53. 一 0.25. 9.28. 1.91. 5. 65. 0 . 25. 一 0.084. 7.42. 9.18. 0.084. 定 負債 (R l) キャッシュ・フローノ 有 利子負債 (R2) 払金利 (R3). 0.050. 0 045. 0.143. 0.19. 3.67. 18.78. Ⅰ. 70. 一 0.045. 0,797. 1. 53. 4.27. 4.59. 一二・ 38. ・. 7.49. 8.77.

(5) 社債格付けの 研究 表]. 護). く. 147) 27. っ づき. 大. 嵌ェ. ㏄・ l1 2. り 5乙 93. ㌍ 22. み研. 歪. イジ. 一ト筈. 差,114. テれ. 悌2. (青山. インタレスト・カバレッ. /@、。. レシオ B. (R. インタレスト. 5 ). 0. 52. ,カバレッ. 4.92. 2.66. 、ジ A の自然対数 (R6). インタレスト・カバレッ 、ジ B の白熱対数 (R7). 2.62. 1. 82. 1.54 2.78 0.021. (R9). ・. 46. (R l ひ 12.68. 借入依存度 (F n. 自己資本比率 B. 22.49. (F 3). 流動比率 (F 4) 固定長期適合率 (F 5). 29.73. 127.12. 41.10. 78.32. 25.10. 63 14 85 4 1. 4. 05. 9 3 5D 5O 4000 0 6800 0 4. 1.17. ⅡⅠⅠⅠ. Ⅰ. 1. 5.7. 6723. 1.78. Ⅰ. 5.80. 工 1669. 79714. 0.15. 5.2. 5-78. 70 120 3 Ⅰ 79. Ⅰ 6915 Ⅱ 上 ﹁上 りり ⅠⅠ. 一一. 一1l. 資払 数年. 0.31. 8 5 一3,︵ 二 ,. 21.95. パ Uハ Uヰ ⅠⅠⅠ3. 83.13 49744 24342 工 079 ハ リア3 ⅠⅡ 上 4 9 工 000 3 54 エ 2. 6. ホ竿 F 7. 隻債構. 動. 画一流. 係数 (V 2 ). 120.08. 10.82. 4. エ. 6.91. 63 Ⅰ248 Ⅰ 86 89 89. 正味運転資本Ⅰ長期負債. 6.72. Ⅰ Ⅰ 75 51 85 38 38 49 38 45 Ⅰ5 53 46 77 256 Ⅰ 29 ワ @ ﹁ 上 3﹁ ・Ⅰ. ()ユ 95. キャッシュ・フローノ 長. 期 負債 (Rl0). 3ふ欲 2. 正味運転資本Ⅰ固定負債. 8 Ⅰ7462 土14. 廣 (R8). 一一.

(6) 28@ (148). 横浜経営研究. [第 2 表 ] 士. 第V 巻. 第 2 号 (1984). つづき. 標. ヒ 日. 2.14. 営業利益の 10 年間変動 係 数 (V3). 2.27. 企業利潤の 10 年間変動 係 数 (V4). Ⅰ・. 0.09. 7.32. 26. 6.32. 6.82. 13.41@. -18.46@. [email protected]. 数 (V5) 10.67 466432@ !@ 155531. 総資本 (2 2) 自己資本. (2 3). 株式時価総額の 自然対数 値 (2 5 ). 43558. 65765. 60376. 89642. 0.51 10.93. ェ. 7.24. 55.56@. 14885450. 4.24. 20.62. 3410417. 10217. 3.48. 16.34. 788921. 3104. 0.20. 一 0.18. 1. 売上高 (Z U. 8.33. 13.58. 5. 2. 本. 5.77. 本ボ. Ⅰ. 売上高の自然対数値 0.39. 総資本の自然対数値. 0.47. 自己資本の自然対数値. --0.00 ,. 一 0 , 13. ・. 5.91,k,* Ⅰ. 5.04. 9.23. 9.35. 15.32. 本. @ 4.89目. 0.56. 0. 90. 4.92. 6.58. (Z8). 5.23:. ㌔. 自然対数値 (2 10) ( 表の見方 コ. (注 ) 1.. 2.. 各々の指標において 上段に示されているのは 昭和 50 年 3 月期 (284社 ) の数値であ り,下段に 示されているのは 昭和 58 年 3 月期 (386 社 ) の数値であ る・なお,スチューデント 化された 範 四 のうち, " および村を付したものは ,それぞれ95% および 99% で有意であ ることを示す インクレスト・カバレッジ・ レ シオ A および B はそれぞれ以下のように 定義している. インタレスト・カバレッジ・. レ シオ. A. 二. インタレスト・カバレッジ・. レ シオ. B. 二 税別後利益十支払利息、 -@". 支払利息・割引料. -. 一. ・割引料. 支払利息・割引料. キャッシュフロー・カバレッジ・ ワ シ オ は以下のように 定義している キャッシュフロー・ カバレッジ・ レ シオ二 質当期利益十減価償却実施領一配当金二役 支払利息・割引料. %. 3. 歪み (skewness) および尖り. )3 62%. 顛. 圭一. (kurtosis) を示す統計量はそれぞれ. 。 3.0. み 1 二刀 ㎡一元 れタ ( 8 (ヱ ト一 三 ま :しヂ 一 で定義される・いずれの 統計値とも 土 1.0 を超えれば正規仮説に 反すると考えられる.

(7) 社債格付けの 研究. ㌣. i%二. (背山 (. % ト比; ; を. 社債発行企業. う. (149)@29. 護). ちプレ「アム 1 Ⅱ,217 億円 ) という史上最 リ. 高額の公募時価発行増資がおこなわれている。 このような事実を 背景としてわが 国における社. [email protected]. 28.0-. 26.61. 26.0. 債発行企業の 自己資本比率水準は 昭和 58 年 3. 23.32. 別. 020.82 """ 20.0-. 一. 21.しら /. ㌍・. 卜. 莱穐. 上Ⅰ. 期には, 28.66%0 と 8 午前に比べて 6.43 ,, 一セ 圧. 向. 19.せ ,-% ㏄. 20.70. 18.0-. 51 「一食 21-38、. 50@. [第. 15.42. 51@ Ⅰ. 52@. 53@ 54@ 55@ 56@ 57@ 58. いる㈲。 近時, 日本企業の海外市場での 資金調. 図 1 自己資本比率の 推移. 達活動が活発化してきているが ,そのような事. 借入金依存 %%) 46.54. 46.0'. ド. (34.4%, 1980 年 ), フランス (30.7%, 1980 年 ), イタリア (19.7%, 1980 年 ) をはじ めとする欧米並みの 水準にまで改善されてきて. 16.0-. 14.0-@ 14-90. 西. イッ. ノ. Ⅰ. ント・ポイントもの 改善を示し,米国の水準. (63.1%0, 1981 年 ) には及ばないまでも ,. ,, l77.7 ナ 17.76 @/ Ⅰ ー一. 月. 実の背景のひとつとして ,. ここで指摘したよ 5. な 自己資本比率の 改善に伴. う. わが国企業の 国際. 的 信用度の高まりも 間接的要因として 見逃すこ " Ⅹ 45.22. とはできないであ ろう。. Ⅹ. 42 43. 全業種平均. ぃ, し るのあがで以 度行 丁 午 不さ み 同は 発. オ, 0㏄㏄ 0にて Oれそこ 托. 45-3846.37. 2.. 財務的思考の 定着. か. く. レッジ・. レ シオ概念の普及一一. 社億 の格付けなおこなう. えで,無視できな い財務指標としてカバレッジ・ レシォ (coverage ratio) があ る。 一般的には, この指標は企 う. 業 の負債 に 対する元利払い 能力を判定するため. の指標として 考えられており ,社債の格付け実 践が普及している 欧米では古くから 定着してぎ た重要な指標であ る。 それに対して , わが回で. は社僻 格付け実践の 歴史が浅いこともあ って,. 金融費用負担能力を 判定するための 指標として は,せいぜい流動比率や負債上 ヒ 率などの静態比. 率が注目されてきだにすぎない。 カバレッジ・. レシオ のうち, 最も普及してい. るのは, インタレスト. ,カバレッジ・ レシオ で. あ り,次のような算式によって 計 節される㈲. 0. インタ ン /、 註苦業干り 名品干支 取利 , 臼笘U 弓 lィ:斗 カバレッジ・ = レ、 シ戸 支払利息割引力 ;:@ ト. ・. フ. すなわち,支払金利に対する利益の 倍率がこの 指標によって 算出されるわけであ る。 米国にお ける代表的格付け 機関のひとつであ る,スタン ダード あ ブ 一% (S&P) 社では,一応の 目安.

(8) 30@ (150). 横浜経営研究. 第V 巻. 第 2 号 (1984). 以持. A こ A る A い 一. Z 準. 上し. で水 業の. 企倍. の 8 格 ∼. B7 B は. て企 しの. と格. 率 のような形式的諸比率に 注目するばかりでな く, よ り企業の実態に 即した観点から 企業財務. とを要求している。 [ 第 3 団には,昭和50 年以 降のわが国企業のインタレスト・カバレッジ・. を見直そうとする 姿勢が現れてぎたことの 反映. レシオ の推移が示されている。 この図から明ら. タレスト・カバレッジ・ レシオ の水準が向上した. かなよ. ことのみならず ,. 5. に , 必ずしも傾向的にではないにせ. であ るとも考えられる [第. 0. このことほ , 単にイン または R5,. 2 表 ] の R4. 近. および [第 4 団に示される ょ 5@ こ, 50 年度と 58. S&P に要求する. 年度を比較すると 分布の尖り (kurtosis)が著し く改善されていることからも 明らかであ ろう。. 水準は既に上回るところまで 到達していること がわかる。. すなわち, 昭和 50 年当時のわが 国企業の イ ン タ. よ ,わが国企業ひこおげる金融費用負担能力は. 時向上しつつあ り, 58 年度の平均では ,. 社が米国の平均的企業. (BBB. 格). レスト・カバレッジ・ レ シオ (A) は, 0 0 ∼ 1.5 の ・. 範囲に集中しており , この範囲に約 85% の数の インタレスト カバレッジ・. 企業が集中していたのに 対し, 8 年後にはこの. レ シオ A. 範囲内におさまる 企業数は 60% 強に減少し ,そ れ だ け 分布の右側の スソ が厚くなってきてい. る。 換言すれば, 50 年当時, この比率が 1.5 を 超える企業数 は 全体の 15% 未満しかなかったに. 3.3. もかかわらず , 58 年度には 30% を上回るほどに. なっているわけであ る。. 社債発行企業. 50 年 2.06. Ⅰ 58 年 0.5. 1.0. 1.5. 2.0. 2.5. 3.0. 3.5. 4.0. 4.5. 5.0 の. オ. シ レ. ツ企. ジ業 ︶. レ行. 億 発. ・社 ト ︵. ス化. レ変 タの ン布 イ分. 図. 4. 第 Ⅰ. A. オ. レ. シ. ソ 、. 笘 、 @イ @. レ. ト Ⅹ. カ. ト. ス レ. イの. タ移 ン推. 3. 図. 第. このよ うセこインタレスト・カバレッジ・ レシ. 0.0. バ ヵ. -0.5. インタレスト・カバレッジが 改 善されてきた. オ が向上してきたことの 理由として, 次の二つ. ことのも. の点を指摘することができよう。 まず第一に考 えられるの ほ ,昭和50 年以降の財務体質改善努 力と相 倹 って,企業経営者の財務に対する 意識 が 変化してぎたということであ る。 すなわち,. るの ぱ ,わが国企業の財務担当者の 側において. 社債格付け実践の 認識度が高まってきたという 点であ る。 後述するように ,社債の格付けがデ フォールト・リスク (defauIt risk: 元利不払い. 従来のわが国の 企業経営においては 必ずしも重. の危険性 ) の評価であ るとすれば,. 視されてこなかった , カバレッジ・. レ、 アムとしての 社債利率はその 格付 げに対応. レシオ のよ. うな資金の アヴヱイ ラビリティを 代表する財務. 指標の重要性が 経営者の側で 認識される. よう に. なってきたということであ る。 換言すれば, 旧. 来の会計的思考の 産物であ る流動比率や 負債 比. う. ひとつの間接的理由として 考えられ. リスク・プ. して決定されることになる。 すなわち,資金調 達者としての 企業の観点からすれば ,その社債 が よ り高 い 格付けな 受 げられるとすれば ,それ だけ資金調達コストを 低くおさえることがで き.

(9) 社債格付けの 研究. (青山. 護). (Ⅰ i5 Ⅰ ) 3 Ⅰ. るわけであ り,社債発行によ る資金調達を 企図. に 関連する幾つかの 財務指標を考慮の 対象とし. する企業としては , 社僻 の 略付 げにおいて重視. てきて L.、 るよう であ る。 この ょう な事情もあ. されると予想される 財務指標に改善努力を 向け た財務政策を 企業が採用するのは 当然であ ろ. てか,近時,わが 国でも, とりわけ社債発行企. 業を中心にしてその 重要性が認識されるように. う。 このことは,. なり,キャッシ ,フロ一に関連する 指標の改善. [第 3. 剛のインタレスト・. ヵ. バレッジ・ レシオ の推移において 点線 て 示され. 傾向 は 著い、0 ちなみに,. た社債発行企業の 平均. かなよ. と ,全業種平均との乖離. の程度が, 近時, 拡大傾向にあ ることからも 明. らかであ ろう。 つまり, 社冊 発行によって 資金 調達を計画する 企業は, より有利な調達機会を. ッ. う. [第. っ. 2 表 ] からも明ら. に,わが国社債発行企業におけるキャ. シュフロー・カバレッジ・. レシオ はこの 8 年. 間で 2 倍近くにまで 改善されてぎていることは 注目に血 直 しょう ,. 得るために,企業財務政策の一環として, この. ような指標の 改善に努力目標を 置いてきたと 考. 3.. えて差し支えなかろう。. 利益率概俳の 変化 日本と欧米の 経営者の間では 企業利益の考え. インタレスト・カバレッジ・. レシナと 同様に. 欧米で重視されているカバレッジ. た。 たとえば, 日本の経営者の 場合には,利益. 、ン. 目標を " 何千他門 " とぃ 5 よう に絶対 額 で表現. ,フロー・カバレッジ・. 指標にキャッ レン オ (caSh- 升。W. 方に相違があ ることはしばしば 指摘されてき. coVerage ratio)があ る。 これは元本および 利子. することが通常であ るのに対し,欧米の経営者. 支払の源泉として ,. は. 当該期間のキャッ シ ,フロ. " 阿 パーセントの. 投資利益率. ". というよう. ーを想定する 場合,その企業が如何ほどの財務. に,絶対額 でなく利益率で 表現することが 通常. 的 余裕を右するかを 示す指標であ り,少なくと も 1.0 倍の比率を確保していれば , その期間の 元利返済は同一期間に 流入してきた 現金で賄. であ る, と 。 このような事実に 対する背景の 一. つとして, 日本では投下資本に 対する収益性と. ことができると 考えてよい。 キャッ シ ,フロー. いない, ということもよく. という概念は , 最も単純には ,当該期間におけ. あ る。 すなわち,欧米では資本コスト概俳が 定. る現金収入 (cash-inHow)と現金支出 (cash-out皿ow) との 差 として定義されるごとく , 現行の 発生主義会計の 下では必ずしも 重視されない 概 念であ る。 しかるに,企業の資金の流れをその. 着していることもあ って, あ る一定のカット・. 経営実態に即して 把握しょうとする 場合にほ無. 量において決定する。 そのような考え 方が欧米. 視することのできない 概念であ り, とりわけ, 企業の設備投資計画などの 財務的意思決定に 際. で支配的であ る一つの理由は ,本節の 1.. 指摘したよらに ,証券市場を前提にした直接金. しては, ギャッ シ ,フロ一の大きさを予測する. 融が発達しており ,株主ないしは社債権 者に対. ことが最も重要な 手続きとされるほど 大きな意 味をもつ概念であ る。 欧米では,社債格付けも. する配当あ. 拠出者に対する 収益還元の考え 方が常に経営者. 含めて企業の 信用 力 を評価する際に , キャッシ. の 念頭にあ るからであ る。 他方,わが国では伝. う. 一の考え方が 古くから採用されている。. いう考え方が 企業の財務担当者の 間に浸透して 指摘されるところで. オ フ・レートを 上回らない限り 投資プロジェク トは採択しない ,. というよ. う. に調達した資金を. 運用するうえでの 採算を資本コストとの 比較考. る L.、 は 利子支払という. でも. 形での,資本. わが国における 唯一の格付け 機関であ る日本公. 統的に間接金融主導型での 資本調達が発達して きたために,投資家に収益を還元することによ. 社債研究所 (JBRI; Japan Bond Research In-. って証券市場でより 有利な資金調達機会を 得よ. s 血ute) でも, 元利支払能力の 判定指標の一つ. うという発想が 経営者の側に 定着してこなかっ. として,研究所発足当初よりキャッ. たのが実情であ. ュフ. ロ. シ ,フロー. る. (6,。 かくして,わが国企業の.

(10) 32 (152). 第V 巻. 横浜経営研究. 間では投下資本利益率の 向上というような 目標 は長い間軽視されてきたわげであ る。 しかるに, 昭和 50 年以降のわが 国企業におけ る 幾 っかの資本利益率の. 推移をみると ,上述し たような事情は 変化してきていることが 察せら れる。 まず,. [第. 2 表] の S. l ∼. S 7 の利益率指. 標に注目されたい。 これらの指標のうち , 50 年 度と 58 年度を比較した 場合, S 3.. S 5 のよう. な売上高に対する 利益率はいちょうに 下落して いるのに対し ,使用総資本および 自己資本に対 する利益率は 8 午後にはすべて 改善されている. 第. 8. 年間の. 5. 性を意識するようになったのではないか. 10.08. 10.0-. l,i己資本利益率. 9.41. @.67. 9.0-. 8.95. 8.93. 8.07.0. 6.0-. 6.42. 5.0. -. 4.0. -. 4.巳. 3.0. 売ヒ商利益 0. 50. 51. 52. [第 5 図. ,. とい. 53. 54. 55 56 57. 率. 年度. 58. 利益率指標の 推移 (全業種平均 ). 事態が招来されたと 考えることは , それほど 困. 難 なことではない。. 性を支持しうる 二つの事実を 指摘しておこう。 [第 5. 9.20. 重要. う仮説をたてることができる。 この仮説の妥当 まず第一に ,. 11.73. 11.0. ちに収益. 性の判断基準として「投下資本利益率」の. 号 (1984). 冤. のがわかる。 かくして,このような結果から, わが国企業の 経営者はこの. 2. I11. 社債格付けの 意義とその実態. 図 ] に示した三つの 利益率指. 標の推移において ,投下資本利益率の一つであ る 使用総資本経常利益率あ るい ほ 自己資本利益 率は 56 年度までは着実に 上昇傾向を示していた ことがわかる。 換言すれば,石油ショックや50. 1.. 年不況などを 境にして,. からしさに関する 情報を提供することにあ る。. 「減量経営」とし. 5. 合. 案目標の一環として ,この頃までは投下資本利 益率の向上が 企業経営者に 強く意識され ,かつ 実現されてきたとみることができよう。 これら の指標も 56 ∼ 58 午には減少傾向を 示している が, これとても当時の 時価発行ラッシュを 想起 すれば,当然の帰結であ るとみなし るであ ろ う。 第二の点は,既述したよらに, 50 年以降わ が国企業の資金調達形態が 直接金融中心の 欧米 ぅ. 型に転換しつつあ るという事実と る。. 関連してい. すなわち,企業が資本市場における 外部投. 資家からよりよい 評価を得ることを 目的とする ようになり,投下資本利益率の向上という財務 政策を明示的にうちだすようになったと 推察さ れる, ということであ る。 投資利益率の 向上を 契機として,外部投資家からの資金調達が容易 化され,その結果として, 55 ∼ 56 年度の時価発 行増資, 58 年度の転換社債発行ラッシュという. 米国における 社 位格付け 社債格付け (bond rating) の基本的な目的は ,. 企業の発行する 事業債. ( ㎞ dustrjal bonds). につ. いて,その元本および利子支払が履行される 確 企業の元利支払に 関する危険性は ,一般に, デ. (defauIt risk) と呼ばれる が,社債格付けはまさにデフォールト・リスク フォールト・リスク. の大きさに関する 情報を提供することを 目的と しているわけであ る。 より具体的には ,企業の. 発行する社債のデフォールト・リスクの を AAA,. AA,. A,. RRR,. 大きさ. .…‥などの文字. 記号によって 表現したものが 社債 格付 げにほか ならない。 社債格付け実践が 現実の経済社会の 中に最も よく定着しているのは 米国であ る。 米国におい て社債格付けが 普及し始めたのは 第一次大戦前 のことであ り,それは,投資対象としての事業 債の質 (bond quality) に関する独立かつ 信頼 できる評価を 求めていた投資家社会のニーズに 応えるべく出現してきたものであ. る。 というの. も,当時の米国における企業財務の開示 (dis-.

(11) cIosure の程度は, 今日に比べて ,. 社債格付けの 研究. (青山. 極めてプリ. ぅ. 0. (153) 33. 護). ちなみに, S&P. およびムーディーズの 格. 、 ティブなものでしかなく ,会計理論,実務, 付け分類 ( ating categories) は , 「. および制度のいずれもが 投資家社会のニーズに 応じうるほどに 十分なものではなかったからで あ る (衿 。 その後,大恐慌直後の不況期 (1929 ∼ 32 年 ) こおいて格付け 機関の格付けが 有意なリ スク情報であ ることが投資家社会で 認識される 化. よ 9 こ なり,また,その 後格付け機関の. う. [第 3. 表 ] のよ. (Aaa) に. むこなっている。 たとえば, AAA. 格付けされた 社債は投資対象として 最高の安全 性を有するものと 判定される。 それに対して ,. C の格付けは安全性に 関して最低の 評価であ り, ムーディーズの 表現を借りれば ,. 「真の投. 格付け が制度的に認知されるに 至って ", 今日の米国 における社債格付け 実践は投資家社会において 不可欠の機能を 果たすに至っている。. 資対象としての 評価を得る可能性が 殆どない」 ような社債に 対する格付けであ る。 なお, これ らの格付け分類 こおいて,更にそのリスクの 程. 米国における 代表的な格付け 機関として,ス タンダード・ ア ンド・プアーズ (Standard and Poor,s; S & P), ムーディーズ (Moody,S), お よび フィッ チ (Fitch Investors Service) の 3 社 がよく知られているが ,一般に, 前 二者が二大 格付け機関と 呼ばれている。 S & P は 1941 年 にスタンダード 社 (Standard Statistics Company) と プアーズ出版社 (Poor,s Publishing. ことがあ. ヰ. Company). の合併によって 誕生した会社であ り, 現在はマグロ ウ ヒル社の 100% 子会社とな っている。 その債券格付け 業務は , S&P の前 身であ るスタンダード 社がⅠ 923 年より開始して いたものであ り, 60 年以上の歴史を 有してい る。 ムーディーズは ,格付け機関としては最も 歴史が古く, 1909 午に J. Moody が鉄道 億 の. ヰ. 度を細分化して 示すために別の 記号を付加する たとえば, S&P. [第 3. 詞. =.大格付け機関の 格付け分類. M. を含. Ⅲ. A. A. n,. Baa Ba B Caa Ca C. BBB. ⅠⅡⅡ. るといわれる。 その他にも,. ンド・ フ,ルプス. り. ジブルであ. シカゴの ダフ. ・. Ⅸ. ア. (Du は and Phelps) に代表. [第 4 詞. されるような 幾つかの新興の 格付け機関が 現れ てきているが , これらは,主として機関投資家. を顧客として 債券投資に関する 独自のリスク 分 析をおこなっている。 ともあ れ,以下の考察で は ,格付け実践における先進国であ る米国の実 態をみるときには ,. S&P. とムーディーズの 二. 大格付け機関の 格付けな想定することにしょ. S@ &@ P. AAA AA. V 下 Ⅱ Ⅶ. る。 フィッ チ もⅠ923 午から格付けな 実施して. 。。dy,,. Aaa Aa. I Ⅱ. めて 25,000 銘柄以上の格付けなおこなってい いるが,今日ではその存在はネバ. の場合にほ一つ. の分類内の平均以上あ るいは平均以下であ るこ とを示すためにプラス (+) あ るいはマイナス ( 一 ) を付加している。 [第 3 表 ] に示された格付 げのうち,上位 A つのカテゴリー (Aaa ∼ Baa, あ るいは AAA ∼ BBB) は,通常,投資適格 債 (investment grade) と呼ばれ,商業銀行が 債 券ポートフォリオを 組むときにはこのカテゴリ 一に属する銘柄の 債券であ ることが安永されて いる。 換言すれば,これらのヵ テゴリ一に属さ. 格付けなおこなったのがその 始まりであ る。 今. 日でほ,社債と 地方債 (municipal bond). る0. B ccc. cc C. 付しす. 格付け 別 デフォールト 発生率 1900 ∼ 1943 年 I. 鉄 道 債 公益事業債. BB. Ⅲ. Ⅱ. 14.5 18.6 41.0 36.6 70 メ 0.0 0.3 5.0 14.4 34.4. 一般事業債. 0.4. 3.2. 総. 5,9. 6.0 13.4. 平. ( 出所. 均 コ. Ⅳ V 一Ⅸ. Hickman. 8.8 18.5 32.7 19.1 42.4. [l4], p.158. 格な. 乃 9 ・. 34.3. 30.3 28.6.

(12) 34@ 054). 横浜経営研究. ない銘柄は投資対象として 投機的. 第V 巻. (,p 。。uIative. 4 表 ] のような分類を 示し , 少なくとも戦前期. にすぎるため ,銀行のょ 5 に安定的な資産運用 を期待される 機関投資家には 不適格であ ると解 されているわけであ る。 既に述べた通り ,格付けの基本目的は社債の. 間においてほ 上位の格付けな 受けている社債ほ どデフォールトの 発生率が小さくなることを 経 験的に明らかにしている. もし,このような事. 債 格付けは現実の 投資家社会に 対して極めて 大 きな意味を持っといえるであ ろう。 現代財務理論の 成果に ょ れば,危険回避的な 投資家の態度を 想定するかぎりにおいて ,資本 市場における 証券のリスクとリターンとの 間に. 文字記号によって 投資家社会に 提供することに ( 継続事. 業体 ) としての企業を 想定する限りにおいて , その企業が発行する 確定利付債券は ,その元利 支払に関してリスクを 負わないと考えてしかる. はポジティブなトレード・オフ. べきであ る。 しかるに,倒産 (bank,uptcy) な いしは技術的な 意味での支払不能 (insoIvency) という事態の 発生にの双方を 指してデフォー ルトと 定義する ) を許容すれば ,本来は確定利 付きと考えられる 社債であ っても 無 リスク証券 (risk-freesecurity) として扱 ことはできな. 関係が成立しな. ければならない 0 では,社債のリスクとリター. ンの間にもそのようなトレード・オフ. 関係が現. 実に成立しているであ ろうか。 [第 6 団には, ムーディーズの 格付けな対象にした 格付け別の 社債利回りの 推移が示されている。 縦軸の利回 り水準 は 下方ほど大きくなっていることに. う. い。 Ⅲ ckman. 0. 態が現在においても 一般に妥当するならば , 社. デフォールト・リスクを 測定し,その人 ぎさを あ る。 本来,ゴー イング・コンサーン. 第 2 号 (1984). [14] によれば,米国では 1900 一. 注意. 1943 年の期間において ,社債格付けとデフォー. されたい。 この図からも 明らかなように ,格付 けの低い社債ほど 高い利回りがつくよさに 価格. ルト発生との 間には相関関係があ ることが明ら. 形成がおこなわれていることがわかる。. ckman かにされている。 其体的には,℡. 注意すべきは ,そのょう な関係も単に 異なる 格. は [第. ただ,. GS. AT. IN. R. BY. S D L. Yl. 仁Ⅰ. D N. O B. LLL A. D八 了一 S U D. IN. 9. |. O. |. ( 出所. コ. Moody,s Bond [第. Record, January l980. より転載。. 6図. ムーディーズの 格付け加利回りの 推移.

(13) 社債格付けの 研究 (青山. 付けな受けた 社債間での相対的なものでしかな い, ということであ る。 というのも, この図に おける利回り 水準の変動態様が 示唆する よう. に,その絶対的水準は時間の経過とともにかな り大きく変動するからであ る。. 護). (155) 35. が 社債の流通市場における 投資リスク情報を 提 供することを 企図して実施している 格付けであ る。 日債 研が使 券 の格付け業務に 着手したのは 1975 年のことであ ( 当時ほ 日廣 研の前身であ り. る. 日本経済新聞社の 公社技研究会がその 主体で. あ った ), 1977 午から転換社 僚 , 1980 年秋から. 2.. わが国における 社債格付け 現在,わが国において「格付け」と 呼ばれる. ものには以下に 指摘する二 つ があ る。. その第一は,いわゆる 起債 会 ( 社債の受託銀 行 35 行と引受証券会社 7 社および地方銀行協会 から構成される ) に よ る「公募事業俺の 格付け 基準」にしたがった 格付けであ り, 社 億の発行 市場における 発行条件を設定することを 企図し だものであ る。 その内容は [第 4 表 ] に示されて いる。 現行の起債合格付けの 方式は 1977 年 4. 月. は普通社債の 試験的格付けを 公褒 するに至って いる。 これらの格付けは , 口木経済新聞紙上あ るいは 日 億所 のニ,一ズレタ一であ る「日経 公 社債情報」に 公表され・ており. ,投資信託などの. 機関投資家をはじめとするわが 国の投資家社会 の中で相応の 評価を得つつあ るよ. う. に思われ. る。 とりわけ,転換社倹 の 略付 げについては ,. 起債 会 基準のような 発行条件設定のための 基準 が 存在しないこともあ って , 1982 年度より引受 証券会社が日 俺 所格付けな参考データとして 利 用するまでになっている。 日廿 研の格付け手続 きは, 日廣研 [44] などに説明されているが ,い わゆる起債合格付けとはその 日的とするところ. から実施されているが ,その起源は戦後復興時 の日銀適格社債担保制度にまで 遡り るもので あ り,市場自由化の 声が高まりつつあ る今日, 多 ぐの論者によって ,その前近代的な非合理性. が 基本的に相違している。 そこでは,単に財務. およびそれから 派生する諸問題が 指摘されてい. 指標のみを判断材料とせず ,財務指標の分析 は. る (㊥。. もとより,発行会社の 経営者とのミーティンバ. ぅ. ともあ れ,現行の起債会の基準によれ. ば, まず [第. 5. 表 -(a)] のような 適億 基準によっ. 等を通じて,将来計画の吟味,産業内の位置 7 , つ. て社債公募資格の 有無が審査され ,適格と認め られた企業にほ [第 5 表 -(b)] のような 格付 基準. げなど,種々の定性的要因をも 踏まえた. が 適用されるわけであ る。 この 略 行基準に ょ れ. tee) と呼ばれる複数のアナ。 プ、 から成る合議. A), A ( シ. によって格付けが 決定される。 その格付け分類 は,米国におけるS&P か。 、 し ムーディーズの. ば,格付けが高 い 順に AA ングル A),. BBO. ( ダブル. ダブル B),. の 4 段階に分げられるが ,. B( シングル B). この表からも 明らか. ぅ. え. で, 最終的には格付け 委員会 ( ating com 血 t「. ト. それに準じだものであ り, AAA(. 。 リプル A). なように,その決め手になっているのは 殆ど純. から CCCC. 資産額のみであ るといっても 過言ではな L.、 。 ま. ている。 同一分類内での りヌ、ク 程度を細分化す. た, これら 4 段階の格 付 げによって相違する 発. るためにプラス W 十 ) ないし ほ マイナス ( づの f$:. 行条件というのは , 各 格付け間におけるわずか. 号 が付加されることがあ るの ぱ S&P. Q.1% の応募者利回りの 差でしかない。 ここで. 同様であ る。. は 紙幅の制約もあ り, また起債合格付けの 問題 点を論ずることは 本稿の企図するところと は 些. あ るかを知る目安として , [第 7 図 ] をみてみよ う 0 この図でほ転換社 條 の格付け別の 平均流通. か論点が外れるため ,この問題についてほ稿を あ らためて論ずることにしたい。. 利回りの推移が 示されているが , 幾 っかの例外. わが 国ナこお げる格付け実践の 第二は,現在,. 日本公社債研究所. ( 以下,. 日廣研と 略称する. ). トリプル C) までの 9 段階に分かれ. 期間を除いて ,. 口. のそれ・と. 億所格付けがどの 程度合理的で. リスク・リターンの 相対的関係. は概ね整合的であ ることがわかる。 なお, AA 格の時系列推移が 他の推移に比べて 変動的であ.

(14) 36@ (156). 横浜経営研究 [第 5 表 ]. 第 2 号 (1984). 第V 巻. 公募卒業億の 発行基準. (a) 適債 基準 ( 既往銘柄 コ. 資. 基. 9. 質 純. 白. 準. 産. 1.2 倍以上. 100 億円以上. 一女コ イ|. 1.1. コ 5. 60 億円以上. 10% 以上. 5% 以上. 直前期 8% 以上. 12% 以上. ( 新顔銘柄 コ. 質. 墓. 9. 産. 準. "" "一配. ・カバレッジ インタレスト 一. 勺 G. 基. 直近 3. @. てサ 白" ワ. 期連続 10% 以上. 1 倍 以.5. 一 以 %上. 1.2 倍以上. 七. % 以上. 当. 直 近 続騰 期 3連. 6. 以 @7 上%. 上. 倍 -以 0 2. 60 億円以上. 15% 以上. 一以 正 軽 02. 1.5倍以上。. 100 億円以上. 11. 資. ・・. 純. 白. ( 商社特例コ. 質 純. 資. 準. 産. 純資産倍率. (b) 格付 基準. 格. 質 糸. ,屯. ㌍で. 基. 的. 準. 産. ェ, 100 億円以上. 550 億円以上. 15% 以上. 1.2. 上. 以上. 倍以上. ヰ Ⅰ. 6% 一以 % 一上 7. ". 一 -以上 一2. 60 億円以上. 倍 0以上. B. 一Z. 100 億円以上. 1.5倍以上. 0%.

(15) 社債格付けの 研究. 藤). (古山. (157)@ 37. %. RBB 格. 9 8 7/ 6. コ 4. 一一 ,Ⅰ 53/1. 55/1. 54/1 [第 7. 57,り. 56/1. 図 格付け. るのは,冬期におけるサソ プル数が少なく. 別 平均 流 通 」. ∼. CCC. , 若. の利回りについ. IV. 1.. ては時系列を 辿れるほどサンプル 数が完備して う. 社債格付けモデルの 開発. 従来の研究成果と 問題点 こ牙T. までのところ , 社霞 格付けの実際自りな 手. 続きについてほ 詳しく言及する 機会がなかった. いないため, ここでは図示されていない ,. 上述したところから 明らかなよ. 月. 利回りの推移. 千の特異データに 影響されているためであ ると 思われる 0 また, BB. 59/1. 58,,1. に,今日わ. が,社債発行企業の財務指標分析に 代表される. が 国で実践されている 二つの格付け ,すなわち 起債 合 格付けと 日鮭所 格付けとは, その目的と. ような定量的要因の 分析 と ,経営者とのインタ ビ,一や業界動向などの 定性的要因の 分析とい. 内容を全く異にしている。 社債格付けの 本来の. 二つの基礎として ,格付け委員会が最終的に 総合的判断を 下す, というのがその 一般的な手. 日 的が,投資家社会に対するデフォールト. ・. リ. ぅ. スク の測定と伝達にあ るとすれば,前者の起 億 合格付けは, その目的を全く 不十分な形でしか. 続きであ るといってよかろう。 それぞれの 話要. 速成しえていない。. 適廣 基準と格付基準の 双方ともに,そこで要求. 断 に至るのか, ほ ついては, 各 格付け機関に ょ って微妙に相違しているのが 実 ・浦であ り,同一. している財務指標水準がデフォールト. 銘柄であ ってもその 格 ・付 け 結果は必ずしも 同じ. [第. 5 表 ] に示されたよ. 5. な. リヌ、ク. 因 がどのよう ;こ ウェーイト 付 げされて最終的な 判. を 測定するりえで 合理的であ るという何等の 根. ではない。 この ょう な事態を指してしばしば. 拠 もなければ,そのリスク 情報を投資家社会に. " 格付け割れ. 開示する伝達媒体さえ 持ちあ わせていな。。 少. れるが, この " 格付け割れ " の存在こそ, 格什. なくとも,現在のわが国において米国流の 投資. げが格付け機関の 主観的評価の 産物に他ならな. 宏保護を旨としたデフォールト. いことを よ く物語るものはあ. 'づ". 三. 達成するとし、 ぅ見地から. 日 冊研 の格付けのみがその 基本精神に沿っ. た 格付け実践であ ると考えてさしっかえなかろ. に ,米国の場合にほ,. S&P. るまい。 ちなみ とムーディーズの. 格付 げに関して,前者では将来の成長力の 主観. 的な評価に力点を 置き,後者では伝統的な財務 指標を重視した 保守的な. 格寸 ナ 方法が採用され ・. と 伝達という目的を. ・リスクの測定. (sp℡、ratings)" という表現がなさ.

(16) 38@ (158). 横浜経営研究. 第V 巻. 第 2 号 (1984). ムーディーズ の 格付け. スダンダード・ アンド・フ。 アース・. %. 24.6 24.2 24.2 %@ %@ %. 25.1. 15 よ. %. 11.8 %. 0. 4%0. I1I. Ⅳ. の格付け. Y げ主. W. W. Ⅶ. 9.0. 2.5%. 9.5 %. 0 . 9%0 %. Ⅸ. IV. Ⅲ. 7.8 %. W. V. Ⅶ. Ⅷ. Ⅸ. ) Moody,sと S&P では格付け分類が 相違するが、 同一の規準で 計測する ために Aaa ないし AAA を区点とし、 C を l 点とするよう 規準化してあ る。 すな ね ち、 Ⅵのところが 中間的な格付けの Baa または RBB となっ ている。. 悌8 図. 米国こ大格付け 機関の格付け. ているという 受け 収 められ方をしている。 この 点 に関して Horrigan[16] ほ , ムーディーズ は S&P よりも幾分 低 目の格付けなおこなって し. 量モデルの開発を 企図した研究に 対する反論と. ることを明らかにしたとえば , Moody,s. L at. rat-. mng= 1.03+ 0.83 S& P rating という関係の あ ることを報告している 0 なお Horrig ㎝ [16] にしたがって , ムーディーズと S&P の格付け 分布図を作成してみると. [第 8. 団のようにな. してなされてきたわげであ る。. 統計的手法を 用いた格付けモデルの 研究 例と ・. , Horriga. Ⅰ. 16] , West@[28]. , Pogue@ and. 助 ldofsky[22],Pinches and Mingo[20],[21], および Kaplan and Urwitz [18] などがよく 知 られている。それらの研究成果は , 既に Altman 乙. ㎡・ [3]. や Lev[19],. あ るいは清水 [37] など. る。. でレビューされており ,. S&P やムーディーズのような 格付け機関の アナリスト達は ,折あ るごとに格付けが 定量的. ただ,その殆どのモデルは重 回帰分析,判別分. 析などの 多 変量解析 (multivariateanaIysis)の. 要因と定性的要因の 双方を判断材料とした 総合. 手法を適用したものであ り,典型的にほ, 拷を. 的 評価の産物であ り,あ る一定の評価 式 (formu-. 従属変数. la) によって説明しうるようなものでほないこ. 立 変数. とを強調する。 、 。 '。 それにもかかわらず ,機関. @@@(1) という関数関係を 前提にして,その線型近似で. 投資家あ るいは証券アナリストなどのように 社 債 市場の動向と 密接な関わりを 有する一部の 人 間 にとって,社債発行企業の自己資本比率や 利 益 変動性,規模などの幾 っかの主要指標をみる だけでその格付けなかなりの 確度で予想できる. ( 格付け ). ここでは詳論しない。. とし, 拓 , る ‥‥ , Ⅹ" を独. ( 財務指標など ). z= ア ②㍉ メ㌧ ,. として, ・‥・, xD. ある z. 二ロ , Ⅹ,十地Ⅹ ,十‥‥十の x". . ‥ (め. 実際のと. 次式を想定することによって ,その関 数 がどの程度合理的に 現実の社債格付けな 説明 することができるかを 考察するものであ った。. ころ,米国では1960 年代中葉以降,何人かの研. 米国における 財務論の代表的テキストの 一つで. 究 者がムーディーズや S&P. あ る Sharpe[24] に. ということもしばし @ いわれている. 0. の格付けを対象に. という 1. ょ れば,それらの計量的 社. 統計的手法を 用いて,それらの格付けな計量的 に 跡付ける ( eplicate) ことができることを 主張. 債 格付けの研究成果を 要約すると, ( いレ バレ ッジ ( 総資産に対する 負債 ), ( 五 ) 過去の利益 変. してきている。 上述したような 格付け機関の ァ ナリスト達の 主張の大半は , まさにこれらの 計. 劣後条件の有無, という 5 つが計量モデルにお. 「. 動性 ,. (Ⅲ ). 企業規模, (iv)収益性,および(v).

(17) 社債格付けの 研究. (青山. 護). (159)@39. げる独立変数として 有効であ ることが指摘され. 説明するモデルにこのような 変数が含まれてい. ている。. るという事実は 次のようなことを 意味するもの. 日本の場合にも ,すでに日本経済新聞社目2] あ るいは奥野・ 山田 [35hにおいて計量的格付け モデルの研究成果が 発表されている。 奥野・ m 田 [35Ⅱ ま 日経 [42]の成果をそのまま 再現したも. と解し ぅる 。 資本市場において 成立すべ. のであ り, その基本的な 方法は Hnch. and. き 社債. のリスクーリターンの 関係を所与とすれば ,梧 竹げによって 社債の りヌ、クを 評価するというこ とは, とりもなおさずリターンすなわち 市場に. 選択の手続ぎを 経て,最終的には以下のような. おける社債の 価格形成の在り 方までをも規定す ることに等しい。 しかるに, (3)式によれば, 社債市場における 価格形成については ,単に伝 統 的な財務分析指標のみならず 株式市場におけ る価格指標が 有意な情報内容をもっていること. 判別関数が推定されているは " 。. を示唆している。. ㏄. Mingo[20] にしたがっている。 そこでは,主成 分分析および 格付けの実務的観点から 重視され ると考えられる 変数のリストアップによる 変数. 2==1.052. 一 0.37K5. 一 1.68A8. +0.37N23+2.50K10 ただし, S 2. K5. ‥・ (3). 社債格付けモデルの 説明変数. に市場データが 採用されたからといって ,. その. ことが直ちに 伝統的な財務分析指標. デ一. ( 会計. :. 企業利潤率. タ ) の 有用性を否定することにはならないが. :. 企業利潤絶対 額の 10 年間変動. 少なくとも 社 億の価格形成を 予測ないし説明す. 係数. る. 長期負債構成上ヒ 率. ぅ. ,. えで会計データ 以上に有意な 非会計データ. A8 N23. :. 売上高 3 年間伸び率. が存在することがここで 明らかになってくる。 奥野・山田 [35]ないしは日経 [42]では K10 を市. Kl0. :. 株式時価総額. 場データとしてより 企業規模を示す 指標として. ( 自然対数 ). 扱っているが. ,純粋に企業規模というだげなら. この推定に用いられた 企業財務データは , 昭和. 。 時価,による 必要はなく,資産総額や資本総額. 51年. などの。簿価,で十分な情報内容をもち. 3. 月期を最新決算時点としている。 そこで. う. るであ. 次のような疑問が 生じてくる。 第 Ⅱ節で明らか. ろ. にしたようなわが 国企業の財務政策の 変化が生 じた現在においても , なおかつ (3)式のような 判別関数が合理的に 社債格付けな 説明し るで あ ろうか。 直観的には, 少なくとも (3)式で採 用されている S 2 ∼ Klo の係数の相対的ウェイ トはかなり変化しているであ ろうし,場合によ っては S 2 ∼ Kl0 という変数の 組合わせは現行 の格付けな説明する えで不適切な 組合わせに. として採用されたということは ,市場における 投資家の企業評価が 社債裕行げに 関しても少な. ぅ. ぅ. なっているのではないか ,. という疑問が 生じて. くる。 この変数の組合わせについては ,仝少し 詳しくコメントしておきたい。 (3)式の右辺に 採用されている Kl0 以外の変数 は すべて現行の 会計制度の下で 産出される財務指標を 加工して 得られるものであ るのに対し, Klo は株価とい う資本市場における 投資家の企業評価を 反映し た 指標であ る点に注目されたい。 社債格付けな. う. 。 にもかかわらず ,株式時価が有意な変数. からぬ説明力を 有していることを 物語ってい る。 近時の米国における. SchWend. ㎞ an. and. Pinches[23]や Kaplan and Ur 而 tz[18] などの 研究によれば ,株式市場におけるシステマティ ック・リスク (systematic risk)ないし. ぢ. 係数が. 社債梧竹げに 対しても大きな 説明力を有するこ とが実証的に 明らかにされている。 ともあ れ, (3)式のような変数の 組合わせは少なからぬ 問 題点を残していることに 留意しておぎたい。 (3)式の判別関数については ,いまひとっ別 の間 題 点が包蔵 されている。 それは, (3)式が 社債格付けな 対象にした判別関数であ りなが ら,その推定のために 用いられた判別データは. 実際の格 付 げにもとづいたものではなかった. と.

(18) 40. (Ⅰ 60). 横浜経営研究. 第V 巻. 点であ る。 昭和 51 年当時には, 日債 研がそ の格付けな開始していなかったこともあ り,現 実の格付けデータを 人手することは 不可能であ い 5. (1984). 第 2 号. 論を進めることにしょう。 先 験的に 2 つのグループに 分 げられている m. った。 そのため,そこで採用された判別データ. 次元の多変量データがあ り,それらは分散兵分 散行列の等しい 多 変量正規母集団, N(Jp 。 ", ㊧,. は,アナリスト達へのアンケートを 集計して 分. M( が 2),ヌ) から抽出されたものとする。 ただ. 類されたものにすぎなかった。 その. ょう. な意味. で, (3)式の判別関数は , 現実の格付け 機関の 格付ける " 跡付ける ( eplicatre)" ことを企図 「. した社債格付けモデルというよりは. ,. し,が㈲. あ. = (が 1" ), が 2(i) 毛. Ⅹ =0%,. (i 二 1,2). @) 、). }・. で. 蒐 ,・‥・, X@m). 仏 とすると であ らわす。 2 つの母集団をⅡ,, きⅩが 第 i 母集団から抽出された 場合の確率 密度関数は , 1/2. m. 方. ⅠⅠ ね. ︶. 一などの「格付け」プロセスは 殆ど意味をもた なくなるからであ る。 少なくとも, (3)式の格 付けモデルはその 判別データの 質 という点にお. ︵2. ,. 一一. Ⅹ. ︶. ︵. れば,財務指標の分析や経営者とのインタビ. @・,,. 変数で与えられるから , これを m 次元ベクトル. ム. 達の主観を前提にした 一種の企業評価関数と して考える方が 適切であ ろう。 何故なら, アナ リスト達の主観的分類が 実際の格付けと 一致す るという保証はないし ,かりに一致するのであ. .. る。 任意に与えられた 観測 値 データは m 個の. ア ナリス. ト. ・・・. Xexp. '. (. (. いて,米国で旺 盛に繰返されてきた 計量モデル. Ⅹ 一が 。 。. '). Ⅰ●●Ⅰ. (4). |. とほ 相違しており ,実際の格付けな跡付けるこ とを企図したモデルとは 似て非なるものであ る. で 与えられる。 ここでⅩがⅡ,から 抽出され. ことを断っておきたい。. を砂とするとⅩの 判別に対しては [第 9 図 ] に. る先験確率を 中, 打 2 から抽出される 先験確率 示されるよ. 2.. に,. う. 判別関数の推定 I. @ノ 。 @. フ. ク. Ⅰ 0. @111月. X. f エ. ラ. @. タ. I. フ エ. @. フ. タ. anaIysis) と. は , 先 験的に幾つかのグループに 分 げられてい る 多 変量データがあ. Ⅱ. (discri㎞ nant. フ. cu. 別分析の方法論について 簡単にレビューしてお こ <? (,2),@ 、 n 判別分析. レ. ク. 上述したような 問題点を克服することを 企図 して,以下では日債 研 の格付ける計量的に 跡付 けることを直接的な 目的とした判別関数の 推定 を実行する。 (i) 判別分析の方法 具体的に判別関数の 推定作業に入る 前に,判. [第 9. 図. 誤判別の確率. るとき,任意に与えられた. 標本がいずれのグループに 属するかを決定する. 際に , 誤って判別する 危険率を最小にするよう に判別する手法であ り, 分散分析 (analysis of variance; ANOVA) の拡張として 発展してき た手法であ る。 以下で実行する 判別分析が 2 つ. のグループを 前提にしたものであ ることから, ここでは 2 群の場合の判別のみに 的を絞って 議. (. け Ⅱ、 からの抽出であ るにもかかわらず ,Ⅱ,. からの抽出であ ると判断する. ( タイプ 1. エラ. 一). ㎝ ) Ⅱ,からの抽出であ るにもかかわらず ,Ⅱ, からの抽出であ ると判断する. ( タイプⅡ. ェラ. づ という二つの 誤りをおかす 危険性があ り, 9,,.

(19) 社債格付けの 研究 (青山 9,, ゲ,ぷ,が 既知であ るとすれば,ⅩがⅡ、 ある. この式の右辺第 1 項を. いはⅣ,からの抽出であ るという条件付き 確率 ︶5O ︵. Ⅹ. ︵. ︶. Ⅰ 1モ (( Ⅹ 十Ⅰ. / , 、 ワ. 一 一. Ⅱ、. Ⅹ. ︶. ︵. 戸. ︶6. Ⅹ. ︶. ︵. Ⅹ ( ) 十. オ. ヴ. 一 一. Ⅱ2. Ⅹ. ︶. ︵. タ. 刀研 ん鐸. めく ノ ヴ ヴ. は. (161) 41. 護). 老 U Ⅹ ) 二 ⅩⅠ -'( 『㈲ 一が 。 'り. とおくとき, この (9)式が判別関数 (discrimi-. function) と呼ばれるものに 他ならない。. nant. ここに. z. は判別 値 (discri㎡ nant. ベクトルノー '( 戸 ㈲. score) であ り, 一 が ") は 判別係数 (discr ㎞ i-. nant coe 伍 cients) と呼ばれる。. とあ られされる。 そこで (5), (6)式を比較して , 両 成の右辺の分母 は 同一であ り,かっ, 中,. ヴ ,,. 2 群の場合の判別分析の 概要は以上の 通りで あ るが, さらに以下の 分析にお L.、 て 有用な若干 の 統計的諸概俳についてコメントしておく。. 力 , 力 のすべてが正であ ることから,. れまでのところ ,母集団" ラメタ 一 ね。",. ヮポ、UⅩ ) 矛ヮポ,a Ⅹ ). こ かは. ',. 囲は既知であ ると仮定してぎた。 しかるに実. であ ればⅩはⅡ ,に属し , 逆の不等号が 成立. 際にほその ょう なケースは稀であ り, より現実. すればⅩはⅡ 2. に属すると判別することにな. 的には,第 1 グルーブの標本数を N,, 第 2 グ. る。 いま犬皮 比 (likel法 ood ratio)を次のように. ループのそれを N, とすると,せいぜいNl, ハ。. 展開してみる。. が既知であ るにすぎない。 ここにⅩ。" および Ⅹ㈹をそれぞれ 第 1 グルーブ,第2 グルーブか. 92%2( 1/1( Ⅹ ) = (2@2, D-1 , 2‘xp [ Ⅹ. (. らの観測 値 ベクトルとする。 このとぎ平均ベク. ⅠⅠ. ヴ. トルの標本推定値は ,それぞれ. 。. み " コ又. |. " 刀'. が. Ⅹ. フ. "y,方 "'(Ⅹ一が。"). 一てⅩ U Ⅹ 一が 。. "),方 "'(Ⅹ一が。")]. 一. が. 一. N=N. 、 十 N, とす. ると,. 刀二 8= ,、 方, 二 - (X,.。 ". 一ヨ甲. |. 。 1,). 『㈹十が。l,y, ノー, (『㈲. 一一 り (. ). ・. 方の標木推定値は ,. り. キ. 一が. 上つ Ⅰ. ・. U 。 2,ニヌ , 。 2,=二 -lXX,.。 ,,八 ", であ. 一が。. "= ,二-l "JNlⅩⅡ ,. 。 , ))]. "),( Ⅹ・。, 、 )-又 。 "). "(Ⅹ・。J"--ア 。 ")'( Ⅹ・。"-- 。 "). 入2. ツー Ⅰ ム Ⅰ工 ・. ノ. でて. 戸お. Ⅰー@ Ⅰ レ. 0,︶ ,数. る ︵. と定. 変. 丸形. い比る し度す. 等. はの. ヴこ を. で与えられる。 これは通常. ヨす. " 鮮肉. |. (within.. 穿 oups)" 分散失分散行列と 呼ばれる。 ところ で, 二. 0ア 。 " 一方。"y,,",a ヌ 。 " 一文。"). @   ・. 戸. ︵. , 1 , J) 1). が 十. が. 一2. ︵. Ⅰ. ︶. り. ﹂. Ⅹ. 一一. が. ︶8 ︵. 万一. Z@. が自由度 (,7,,ハ,1% 八%. 用すれば,. 一. %. 一 ひに従. う. ことを利.

(20) 42@ (162). 第V 巻. 横浜経営研究 (N 、 +N2 一 % 一 l)N,N2 旭はVl 十八の UV,H ⅠN, 一 2). 第 2 号 (1984). という統計量を 用いることによって 2 群の平均 値の差が検定できる。 ここに D, は マハラノビ. 個の指標であ る。 これらは日経 NEEDS 企業財 務データ・ファイル (1983年 3 月期を最新決算 期とする ) より作成されたものであ り, Hnches and Mingo[20] や日経 [42] などの研究成果を 前 提にして選定されたものであ る。 これら財務 デ. スの 汎 距離 (Mahalanobis,generalizeddistance). 一タのうち,規模指標Z l ∼ Z 4 および Z 9 ほ. と呼ばれるものであ り,概念的には2 つの母集 団の確率分布曲面においてその 勾配を考慮に 入 れた重心間の 距離であ ると理解される。 このと き,. 絶対 額 による指標であ り, このような指標の 分. Fn,.@Ⅳ1+Ⅳ,一 m 一二丁. ●●●●. 丁0. ・. エフ. ( Ⅰ 1). : が。 1) 二が。2). Ⅰ. 布は,通常マイナスの値をとらないこともあ. っ. て , 右に歪んでいる。 これらの指標に 自然対数. 変換を施すことによって ,分布の歪みを修正す る方が統計的には 有意な結果が 得られることは Foster[l2], Lev [l9] などで指摘されている 通. という仮説の 下で検定をおこない , HO0 が棄却. りであ る。 ここでも,規模指標のうちZ. されれば平均値に 有意差が認められることにな. 4 および Z 9 ほ 無視することとし ,. る。 一般に l@,( したがって, F 値 ) が大きくな. および Z. ればなるほど , それだけ誤判別の 確率も小さく. みを用いることにする。 かくして,最終的に判. なる。 マハラノビス 距離 1)2 が (10)式のように. 別分析の対象 pこ なる変数は [第 2 表 ] に掲げられ. 与えられるとき ,判別関数の評価をおこな. た 49 個の指標から 5 つを除いた 44 個の指標に確. う. た. 9. Z 5. l ∼ ∼. Z. Z 8. のような対数変換が 施された指標の. 表 ] にはこれら 44 個について,. 定される。 [第. グの T,(HotelIing,sT2) と呼ばれる. 優良企業グループ. 6. (46社 ) と不良企業バループ および全標木 (92社 ) の平均および 標準. フ エ. T. Ⅰ●ⅠⅠ. ( Ⅰ 2). (46社 ) 偏差が示されている。. れ ぶ@よ ・. と. 呼. ︶. d b. am. L. Iks. Wi. ソ. ︵. の. ス. ノン. ク. イ ウ. やる. N, , Ⅳ 十 、 N2 Ⅳ. めの検定統計量として , D2 の他に, ホテリン. Ⅱ %. Ⅰ 上. ︶3. ︵. 2 Ⅰ. 一Ⅳ. 2. ,Ⅳ 十 、. Ⅳ 十. T. M 2 十. 一 一. ノ. などがあ るが, これらはいずれも ぴ から求め. られるものであ り,その本質に大差 は ない。 (ii) 標本データと 推定結果 今回の判別関数の 推定に用いられた 判別デー タは 1983 年 10 月末における 日債所格付け 全 304 社 のうち, AAA ∼ A 十に属する優良企業 46 社 と BBB. 一∼. CCC. に属する不良企業 46 社であ. 9.4%. 8.1%. 2.2%. 1.3%0. CCC@. B@. BB@. 悌 10 図. BBB@. A@. 9.1%. AA@ AAA. 日億 研の格付け分布. る。、 ,) 。 なお,この時点での日 億所格付けの 分 布を示せ は [第 10 図 ] のごとくであ る。 米国機関. さて, これら 44 個の指標から 幾 っかの変数を. の格付 げに比べて分布の 両 スソ が小さくなって. 選択して,判別関数の具体的な形を 決定しなけ ればならないが ,ここでは, Pinches ㎝ dMingo. いる点と分布の 重心がやや右側に 位置している. 点が特徴であ る。 また,変数の候補としてリス ト・ ア,プされたのほ [第 2 表 ] に掲げられた 49. [20]や日経 [42]あ るいは奥野・ 山田 [35[等の成 果を意識して ,. 5 個の独立変数から 成る判別関.

(21)

(22) 44 ( 64). 横浜経営研究. Ⅰ. 第V 巻. 第. 2. 号 (1984). ために, ステ , プフィズ法に よ る判別分析を 実. で 開発された BMD (momedical Computer Program) の中に含まれている Bh D ヰ 4M (Discriminant@ Analysis@ for@ Tow@ Groups)@ b. 施する " 。 , 。 [第 7 表 ] には, これら 44 指標につ. 呼ばれるプロバラム・パッケージであ. 数を推定することにする。 まず, これら 44 変数 の統計的有意性の 優劣に関する 感触を得ておく. いてのタイルクスの ェ. ノ. およびダ恒. 在. ( 自由度. , 0.90) が示されている。 また [第 8 表 ] には,ス. [第 7. 詞. 個別指標の有意性. 変数. ウィルクスのノ -- 一 -. 基準は㍗ 二 1.0. S@ 1. とおいて, F 値が F 。 を超える限り ,独立変数. S@ 3. として判別関数に 採用し , f@。 を下回ると判別. S@ 4. 0.7641 0.7395 0.8612 0.5899 0.6532 0.9061. テップフィズに よ る判別を実施した 結果が示さ れている。 ここでの変数選択の. 分析から排除されるという 手続きの繰返しによ って, 合計 21 ステップ迄の 計算結果が示されて. いる 0 [第 7 表 ] から明らかなように , テ. ". プ までに成長性指標. この 21 ス. (N Ⅰ∼ N6). は全く. S@ 2. S@ 5 S@ 6. り, ここでは, 上で実施した ステ ,プフィズに. よる判別結果を 考慮に入れると 同時に,従来よ り社債 格付 げにおいて重視すべきであ ると考え られている指標を 組合わせることによって ,合 計 48 本の判別関数を 推定した。 そのうち,係数 の正負の意味によって , く. 現実的でないケース. 自己資本比率や 利益率の係数がマイナスであ. っ たり,利益変動性や長期負債構成比率の. 係数. が プラス。こ 推定されているケース ) を除外し ,. 暫定的に. 9. ケースを候補として 残すことにし. た。 この推定結果を 一覧表の形で 表示したのが Ⅰ第 9. 表 ] であ る。 なお, この表の最上段に 示さ. れているオリジナル・ケースというのは. ,. 日経. [42]ないし奥野・ 山田 [35] で推定された 判別関 数において採用された 変数の組合わせに 対し て, 1983 年 3 月期を最新決算期とするデータを 用いて推定したものに 他ならない。 なお,ここ で判別関数推定のために 用いられたのは UCLA. 27.7894 31.7018 4,5107 62.5678 47.7929 9.3243 Ⅰ. 0. 8777. 12.5459. 34.3741 26.2654 41.0893 27.3507 34.3169 6,0246 17.4994 19.@6346 16.7506 9,6096 21.@4662 26.3821 25.0960 33.@4879 34.3898 36.3270 15.4912 10.3467. S@ 9. N. N4 N5. 推定し,その有意佳を確認することは 困難であ. 佑一. 0.7236 0.7741 0. 6866 0.7669 0.7240 0. 9373 0. 8372 0. 8 ⑳ 9 0.843. RlD), 利益変動性 (V l ∼ V5) を示す財務指 標も判別のための 独立変数としてほそれほど 有 意でないことがわかる。 44 個の財務指標から 5 1,086,008 通りの組合わせが 可能であ る。 しか し,現実には, これだけの組合わせを 網羅白gP こ. F. S@ 8. N2. 。 。C 。 二. ー. S@ 7. 排除されている。 また,元利支払能力 (R l ∼. つの変数を組み 合わせる方法としては ,. る。. Ⅰ. N 3. N 6 R@ 1 R 2 R 3 R 4. Ⅰ. 0 . 8211. Ⅰ. 0.8074 0.7733 0.7820 0.7230 0.7235 0.7124 0.8532 0. 8969 0. 9320 0.5901 0. 6839. 62.5160 41.5983. 3. 0. 6838. 41.6 ㏄ 7. 4. 0.8350 0.7943 0.7599 0. 9823. 17.7825 23.3120 28.@4352. F@ 8. 0. 7900. 23.9269. V I V 2. 0.7686 0.9568 0.8574 0.9918 0.9989 0. 3273 0.5864 0.5713 0.3 15 0.6074. 27.0903 4.0613 14.@9700. R5 R R R R. 6 7 8 9. RIO Rll F@ 1. F F F F F F. 2. 5 6 7. V3 V 4. V5 Z@ 5 Z@ 6. Z@ 7 Z 8. Z10. Ⅰ. 6.5641. 1.6175. 0 . 7419 0 . 1007. 184.9826 63.4891 67.5326 198,8960 58. 8 7 Ⅰ. Ⅰ.

(23) 社債格付けの 研究 (青山 [第 8 表 ]. 順位. 2 8 F4. Oり. S 4. 45. 2 6 (売上高自然対数 ). 7( 8. S 8. F 2. 皿Ⅱ. (165)@ 45 判別. -@" 排除される変数. 2. 9. ステップワイズによる. i. ⅠⅠ. 護). R2. 変数採否 の F一 値 198.89 26.23. ( 自己資本自然対数 ). (流動比率 ) W使用総資本経常利益率 ). 6.9. 従業員工人あ たり事業利益 ) ( 自己資本比率 A). 約. S-2. (企業利 ". 5 4. (使用総資本経常利益率 ). (CF Ⅰ有利子負債 ). Ⅰ4. 15. F7. (手許流動性比率 ). 16 7 27 (総資本自然対数 ) 8. Z5. (株式時価自然. 村蜘. Ⅰ. 0. 24 0.22. 0.2. 3.. 0 . 19. Ⅰ. 4. Ⅰ. 0. 20. 2. 4f. 0 . 185. 4.87. 0. 175. 0 . 78. 0.. Ⅰ. 7ぼ. 0.82. 0 . 178. 2.66. 0. 173. 5.73. 0.. 2. 13. 0. 158. 6.41. 0 . 146. Ⅰ. 67. 0. 143 0. 136. 0.24 86. (売上高 l。 l 然 対数,. 0.3. 4.73 5.98. 4.15. Z 6. Ⅰ. Ⅰ. Ⅰ. ス ウィルクー の ノ. Ⅰ・. Ⅰ. 62. 0 . 136 0. ・. 133. 19 20 配当性向変動係数 VR 55( B) ). 3.01. 0 126. 21. 2.35. 0.122. ェ. インカバ. 54. (使用総資本経常利率 ). (iii) 推定結果の評価 われわれの次なる 課題は [第. 9. 表 ] に掲げられ. . 32. 0.. Ⅰ. 3Ⅰ. ・. 格付けという 見地からは重視されるべき (5)元 利 支払能力を示す 財務指標が, この変数選択の. た 9 ケースの中から ,統計的有意性および現実. プロセスにおいてことごとく 排除されているこ. の 格付けプロセスとの 整合性の双方を 勘案する. とは注目に値する。. ことによって , 最も合理的な 説明力を有する 判. 別 関数を確定することであ る。 その前に ,第Ⅱ 節 との関連において ,. 9 ケースに辿りつくまで. に 発見された収益性指標∼規模指標の. 各指標 辞. の 判別 力 に関する問題点を 指摘しておこ. @. ノ行ノ. (D) ∼ (6) について,いま少し詳しくコメント しておくことにする。 ㎝ ) 収益 性 f 旨震. オリジナル・ケースを 参照. すれば明らかな よう に,企業利潤率(52). は旧. 来の組合わせの 下ではマイナスの 符号を示して. 財務指標 群を ( ひ 収益性, (2)成長性, (3)財 務 健全性, (4)利益変動性, (5)元利支払能力, (6)規模という 6 つのグループに 分類した場合,. い 組合わせの中でとりこまれている. 既にステップフィズ 法による判別分析. は 使用総資本経常利益率 (5 4) であ り,企業利. 乞. ) 結果,. おり,われわれの直観的な判断と 整合的な結果 を 示さなくなっている ,統計的に有意水準の高. C2), (4), (5) に関する指標はそれほど 有意で. 問率 (S 2),. ないことド判明して L. などがそれに %弱ヒい ている。. ここでは,新たな事. 突 として, 5 個の独立変数を 組合わせる場合に. 収益性指標. 自己資本利 払 後事業利益率 CS 7). (2) 成長性指標. :. 5 つの変数を組合わせると. ほ (2), (5) のグループから 有意な指標を 選ぶこ. いう変数選択のプロセスで は 売上高 3 年間伸び. とは困難であ ることが判明した。 とりわけ 社 低. 率 CN2) が採用される。 ただ [第 9] 表からも 明.

参照

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