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糸のこ刃の効率的使用法

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Academic year: 2021

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(1)Title. 糸のこ刃の効率的使用法. Author(s). 奥野, 亮輔. Citation. 北海道教育大学紀要. 第二部. A, 数学・物理学・化学・工学編, 32(2) : 99-108. Issue Date. 1982-03. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/6078. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道教育大学紀要 (第2部A) 第3 2巻 第2号. l i do Un i i Se i lofH0kka i t t t 工A)vo Journa c on. r on( ve s yofEduca .2 .32 ,No. 昭和57年3月. Mar 9 82 ch ,1. 糸のこ刃の効率的使用法. 奥. 亮. 野. 輔. 北海道教育大学岩見沢分校機械工学研究室. The Prolongable Use ofthe Jigsaw B1ade by the PedestaI Ryosuke OKUNO ion, i i l l i do Un ty ofEducat IEngi i N [ vers zawa Co ege ng Laboratory neer echani ca ,Hokka ,lwami lwami zawa 068. Abstract. l l were asfo lows: The proPerties ofthe Pedes ta i l 1) ThePedestal waseas y.madeby hand . e rom thetabl twaseasytornountthepedestalonthetableandto demountthePedestalf 2). , ionneedednochange igsawoperat 3) Eventhoughthepedestalwasrnountedonthetable,thej . l l lated asfo ows: tal wascal cu cknessofthe pedes 4) Thebestthi T’=S+1/4T. mm. T=th i cknessofthe workpiece T’=thi cknes softhe Pedestal. mm. igsaw s =stroke ofthej. mm. mm. i f rnesi longedi igsaw waspro nthe t ingthe Pedes Us tal sl eintotwice or three ti adeofj ,thebl. fthe usual use, case o. 1. 緒. 言. 小学校における図画工作や中学校での技術と美術の教科では糸のこ盤を用いて工作する機会が増 加 している. また, 使用する材料のほとん どは20mm 以下の木材であり刃こぼれを生じさせるもの ではないが, 生徒数が多いので糸のこ刃がすぐに切れなくなる. 切れない刃の 付いた糸のこ盤を使用すると切断能率が悪いだけでなく切り口が汚いし刃 が折れて 生徒に危害を与えかねない. これを避けるため早めに刃を交換すればよいが使用回数が多くなると. 費用及び交換時間のロスが大きい. しかもその切れなくなっ た刃を観察すると刃の全長の半分も未 使用のまま である.. ) ( 9 9.

(3) . 奥. 野. 亮. 輔. 現在, 販売されている糸のこ盤にはこの無駄を除くため の機構が付いていないの で, ほとん どの 糸のこ盤使用現場 ではもっ たいないと思いながらも捨てているのが現状である.. しかし, この無駄を除くためのアイ デアとして筆者は学校現場で簡単に製作でき, しかも特別な 使用法を必要としない台座を糸のこ盤のテーブルの上に載せることを提案する. この場合に刃の効. 率的な使用に最も重要な役割を果すのが台座の厚さであるが, この厚さは糸のこ盤の性能や刃の切 れ味の落し方によっ て変化する. そこ で最良の台座厚を設計するためには糸のこ盤の性能や刃の使 用率と台座厚の関係について解析する必要がある.. 2. 刃の使用率. 糸のこの刃は図1のように 全長15 0mm の中間部9omm が切 れ刃 で両端30mm ずつにつかみ 部がある. この刃を糸のこ盤に取り付けた状態が図2 であり, テー ブ ル上面と板押えの上限位置(こ れ以上板押えを上げれない限界) 及びストローク (刃の動き得る最大距離または刃の上限と下限に あるときの位置の差)の関係を示してある. この図からは厚さ6 0mm までの材料を切断できそうだ が, 刃 が細いの で無理がかかり切断に支障をきたすために40mm を越すことは難しい. 特に生徒に. 使用させるときは20mm を越えると刃 を折 っ たり意図 した通りに 材料を切 断でき ないことが多 . 図3は図2のテー ブル上に切断さ れる材料 (厚さ T) を載せた状態を示したもので, その左図は 刃 が下限にあるときの材料と刃 の関係を示しており, この図の中での使用刃の最上部とは厚さ T の 材料を切断する場合に, これより上についている歯は使用されない境界を表し, 右図は刃 が上限に きているので使用刃の最下部より下の歯 (実際には糸のこ盤の設計上最下部以下の歯はつかみ部に なっ ていて切れ歯はついていない) は使用されない境界を示している. 図4は台座 をつけない一般的な使用 法で厚さ T の材料を切断するとき使用される刃の部分を示 している. 図から分かるように図3の使用刃の最上部と最下部の間の刃のことである. 図5は厚さ. . 板押え 上限位置 刃 の. . テーブル 上面. 0 聾. スト. ロー ク の. 刃の外形. 下限. 上限. 刃の位置とテーブル 及び板押えとの関係 図1. 最用 下刃 部の. 図2. 使用刃の最上部・最下部 と材料の関係 図3. ) ( 100.

(4) . 糸の二刃の効率的使用法. ↓ ー- -- -. ー--- -- -- ー ー一不一. . 躍. 使台 用座 場 なしの 所. の. 台座なしの場合の 刃の使用場所 図4. 台座を使用した場合 の刃の使用場所 図5. 使台座 用 場あり 所 の. 台座による使用 場所の変化 図6. T′なる台座をテーブル上面に 載せたときの材料・ストローク・刃の使用場所の関係を示している . この図から刃の使用場所 が図4より で だけ上にずれていることが分 る これら図4と5を合わせて . 図示したのが図6 であり左図は台座のない場合の刃の使用場所を示し 右図は台座 をつけた場合の , 刃の使用場所である. この図では台座なしの場合とつけた場合の刃の使用場所が重 複している箇所 が存在する.. 今ま での図から分かるように台座の厚さ で の大小によって重 複箇所の長さ じ は0から し ま で の範囲 で変化する. これらの関係を式で示すと次のようになる . L=S十 r =L- r′. ′ ズ 一 三L 珊o 「 T′‐ 品. … … … … … (1) … … … … … (2) x 則. m s). … … … …. . , (3) ……… … (4) …… -…-. ・(. 乙 :刃の使用長さ じ :刃の重複長さ. . S : 糸 の こ 盤 の ス トロ ー ク. . T :切断する材料厚. . r :台座厚 X :新刃の使用率. . . %. この (4) 式に S=20(ほとんど糸のこ盤は S=20である) x と T に代表的な数 値を入れて計 , 算した結果をまとめたのが表1と2 である . 以上のことより糸のこ盤の使用にあたって最初は台座なしの一般的な使用法 で刃 が切れなくな っ ( 1 ) 01.

(5) . 奥 野. 亮. 輔. 表2 表 1. 100 90 80. 材 料厚. 5 15. 50. 新 刃 の 使 用 率 % 90. 25 22.5 30 27.O 35 31.5 40 36.O. 80. 70. 60. 50. 20 17.5. 15 12.5. 24 21.O 28 24.5. 18 15.O 21 17.5. 32 28.O. 24 20.O. 25. 36 31.5. 30. 40 35.O 38.5. 27 22.5 30 25.O. 20. 60. 70. 使 用 台 座 厚 mm loo. lo. 新刃の使用率%. 35. 33 27.5 36 30.O. 40. n V. 20. 3. 材 料 厚 表3. 使用刃の最上部. 厚 mm. .龍 。. 15. 0% 50. 0 10 刃 の 使用 率 5. 10. 15. 使用刃の最上部からの距離と 刃の使用率の関係. 使用刃の最上部からの距離. 図7. を0にするような台座をつけて連続使用す たと感ずるまで使用 し,その時点で重複する使用場 所 れば最もよ さそうに考えられる. しかし, この 考えからすると材料厚 T のものを切断するときには ス トロ ー ク を Sとして T′> T+S なる厚さの台座 が必要になっ てくる. これは表1や2から分る. 0mm 5mm 以上なければならなく切 断頻度の多い10~2 ように材料厚5mm の場合でも台座厚は2 のもの では30~40mm の厚さの台座を つけなければならなく なり, 板押えの上限位置からしても. 0mm 厚の材料を載せ ると全長が60 使用に適 しないものと なる, 例 えば40mm の台座 をつけて2 「板押えの上限と一致するので実際上はこのような状 態で作業するのは不可能である mm となり . そこ で刃の使用状 況を詳しく調べてみると図7のように刃が下限にあり, しかも T<S の関係に ある状態 で材料厚 T のものを切断する場合には使用刃の最 上部の歯が切断に供している といって 00%使用されて も単に材料と点接触 しているだけ であり, 材料の底面にあたる歯の箇所で初めて1 ( 2 ) 1 0.

(6) . . 糸の二刃の効率的使用法. いるにす ぎない. この途中の歯の使用 率はリニア一に変化していることが理解されよう また T > . S の場合には歯が100%使用され始める箇所は材料の底面ではなく材料の上面より S なる深さの所 からである. このことは使用刃の最下部についても言えること である その使用頻度の多いものを . 表わしたのが表3 である. 例えば材料厚20mm のものは使用刃 の最上部からの距離15mm のとこ. ろについている歯の使用 率は最高使用場所の75%であり, 材料の上面に近い 5 mm のところ では 2 5%になっ ている. この使用刃の場所による使用率の変化を考慮に 入れると台座 の厚さを材料厚に 合せて変化させる度合いを減らすことが可能になってくる. これ以下の理論解析にあたっては 1) -般的な使用法の2倍の刃の使用 2) 台座をつけた場 合もはずした場合も切断する材料厚 T は一定 という条件を設定す る そうすると図8の左図は台 . 座なしの場合 (T′=0) の刃の使用場所と使用率及び台座ありの場合の刃の使用 場所と使用率を示. し, 右図は両者の図を加えたときの刃の使用場所と使用率を示すことになる この図は材料厚 T・ . 台座厚 r ・ストローク S の大小関係によって表4のように 6通りに変化する . 表4の条件で図8と同様に描いたのが図9~1 4である. これらの図中で太い実線は台座 なしの使 用刃の状態を示し, 細い実線は台座ありの場合の使用刃の状態を示している 図9の中で破線で示 . してあるのは, この条件の中で刃に最も負担をかけない場合を示しているが それでも右図か ら分 ,. かるように使用刃の最悪条件の場所は2 00%の使用率に達している. 図10での破線も刃に最も負担 をかけない場合を表わしているが, 右図より使用刃 (台座なし) と使用刃 (台座あり) の間にかな 刃の使用率. 刃の使用率 0 1. 50 1. 100% 1. . 0 ー. 50 1. . 、 ・ 、 、 台座あり 、、 , . , ‐ , ▼ I. 上. . 塾墨 豊里家の. ′ ′ S . ← ′. 董臨. 使用刃の. 最下部. 台座なし. (T′二0). . 糧. . ′ ′ ′ ′ ′ . テ ー . 使用刃の. 最下部. 刃の場所による刃の使用曲線. ブ ル 面. 刃の場所による刃の最終使用率曲線 図8. ( ) 1 03. 1 00 ー.

(7) . 奥 野 亮 輔 刃の使用率 刃の使用率 0 ー. 50. 1 00% .. l oo 圭. 0 ー. 2oo 畳. 刃の使用率. 10 0 1. 0 5 1. 0 ト. 刃の使用率. T+S=↑′. ′ 、. T=T′. ′ 、. ま. ′ s 〉T〉T. きご. T 下十. . /. 1 00 .. T+S=T′. ′ T S M〉 〉. ′ /′. 5 0 1. 0 1. . ↑ . ′ ′′ ′′ ′ ′ ′ ′ ′ 、、 、. . ト + 図9. ′=o 」 」 T 図10. o. 刃の使用率 l o o 5 o. 0 ト. 刃の使用率. 刃の使用率 0 1 0 1 5 0 5 0 ー 」 ’. 0 .. 50 ・. 1 00 ー. 、. ′ ・ ′ ノ. T. M,. 斗. ′=0 T. ー 1. 1 1 ノ ′ ′ ′ ′ ′ ′. 図11 図12. ) ( 10 4. 、 ′ 、 、 s+T〉T〉S. 、 、 、 、 、 ′ ′ ′. 、 、 ・ 、 、 、 ÷ 、 - の ; 、、 1, の ー 1‘ ▲ 1 ・ ‘ ‐ 1 ▼ . 1 .. 下霊. 刃の使用率 0 1 0 0 5 i L ′ s-T;T. S-T=T′ 、 ・ 、 〉S 、 S+T〉T′ . 、 、. ′ T〉T. 0 ー. ′ ′ ′ ′ ′ ′.

(8) . 糸の二刃の効率的使 用法 刃の使用率 0 L. 5 0 」. 1 0 0 1. 刃の使用率 1 0 0 5 0 ▲ 1. 0 1. 0 t ・. T. ′ T=↑. イ. , T T 〉 、 、 、 、 、 、 -. 、. 刃の使用率. 刃の使用率. 1 5 0 1. ′ T〉T 、 、 、 、 、 、 、. 50 1. 1 00 →. 50 1. 0 ’. l oo 1. T′;2TーS〈9 0一T-S ′ T ・ 〉T〉S 、 、 ・. ′ ′ ′. TT の. 図13 図14. りの余裕をもって0%の使用率の区間を作ること が可能である. この0%の区間があるというのは 新品の刃を2本使用したのと同じ切れ味の効果を 持つ こ と であ る.図 11 で は 与 え ら れ た 条 件 内 では. 表 4 S> T S>T. T≧ T′ T≧T T≦ T′ T≦T. 図9. S= T s=T. ′ r T≧ T ′ T≦ T T≦T. 図11. どの よう な 厚 さ の 台 座 を つ け て も 使 用 刃 と 使 用 刃. の間 に 使 用 率 を 100% 以 下 に す る 区 間 を 見 い 出 せ な い, 図 12 に は 使 用 率 が100% 以 下 の 区間 を 作 り. 出せるし,図10 よ り は 余 裕 が な い がo % の 区 間 も 作 るこ と が 可 能 であ る. 図 13 は 使 用 率 を 100% 以. S< T sくT. T≧ T′ T≧T T≦ T′. 図1 図 10 図1 12 図 図1 図 13 図1 14 図. ′く9 但 し s十T十 S+T+T Tく 但し 0 9. 下 に する 区間 を作 り 出せ ない. 図1 4は 使 用 率 1 00%以下の区間が現れるが材料厚が大きいので,それを越える厚さの台座 が必要になり板押えの関 係上使用率を0%にすることは不可能である.. ここで台座ありとなしの両者を加えた刃の使用率(右側の図)が1 00%を越えると言うことは, も. う使用出来なく なった刃を使用していること であり, これは危険でもあり効率的な使用法に反する. ことでもある.それでは1 00%以下ならば全て良いかと言うとそう でもなく 1 00%に近づく程切れ味 の悪い刃を使用している状態が長く続くことを意味するので問題がある.. 3 台座厚の決定にあたっ ては. 台座の設計. 1) 材料面が板押えの位置から充分に離れていること ( 1 05 ). 2) 台座な.

(9) . . 奥. 野. 亮. 輔. しとありの場合の刃の使用場所の中 間にあたる使用率が1 00%以下 で小さい方が良いこと. の2条 件を考慮する必要がある. しかし, これらの条件は互いに 反するもの であるため何処かで妥協点を 見い出す必要がある. 図8から14ま でで T< 丁′の関係が絶対に必要な条件であり, 更に板押えと の関係上 S≧T である方が望ましい. 図 で言うと図10と12にあたる. 即ち切断すべき材料厚がス トローク S 以下で, 且つ台座厚が材料厚よりも大きいと言う条件 である. これらのことより台座厚を決定する式を図1 5と1 6を用いて求めたの が (5) , (6) , (7) 式で ‐は台座なしとありの使用刃の中間にあたる場所の使 ある. 但し, y 用率 (%) であり, 他の記号は 前式と同 じである. そこで図1 5 を 参 照 に す る と △ acdの △ abe より . r ヒ r 十s一. 品. γ. -.-- - -. . (5). rと T+s- 晶 Y, 図16を参照にすると△ ad の△ 療 より . . . --, . ‐. . , ◎ 更に板押えの位置の制限から S十 丁十 丁′<9omm なる関係があるので (6) 式は次のようにな る.. 90-(針. が. た T+s- 品 Y. . . , . . . . . .(7) .‐, , .. 前記のように学校 での糸のこ盤使用状況は S=20mm の盤 で T≦20mm のものを切断する場合 が多く, しかも, この盤の板押えと上下動部分の衡突によるトラブルを少なくする必要上使用率 Y は70%前後にするの が適当であると筆者は考える. 刃 の使用 率. 刃 の 使用 率 0 1. 100 ・. 50. 、 i 、 、. ; \ / 、 1. ・. ′ s≧ M ≦T. 100 .. 50 1. 0 1 、 t・′ ‘、 ’ ; ’. SくT でTくで. . ・ !. 、 、. \ /. 、 ・、. : 理 に 一 言挙 一 丁 上 . オ ; の汁 ー ヤ. . 1 1 1 1. . の. ノ. ′. 斗 . T′;○. Y. の. e. 1 00. 千. . . ↓. 図16. 図15 ( ) 1 06.

(10) . 糸の二刃の効率的使用法. 表 5 使 Y. 用. 率 材 %. T. 料. 厚 台. mm T′. 60. 70. 80. 厚. mm. lo. 22.5 25.O. 15. 27.5. 20. 30,O. 5. 22.O. lo. 24,O. 5 50. 座. 15. 26,O. 20 5. 28,O 21.5. lo. 23.O. 15. 24.5. 20 5. 26.O 21.O. lo. 22.O. 15. 23.O 24.O. 20. 3~5. ′. \ 1 1 1 1 1 . 」 . - - -. ’. テープ跡形 、 ‐. - -. ”. -. j ′ ′ - -/. 台座の概略図. 台座厚. 図17. 0mm, Y=5 表5は (5) 式の中に S=20mm, T = 5~2 0~80%の範囲の数値を入れて作成し たものである. この表から分るようにストローク S が一定 であれば Y=70%のところ では材料厚 T と台座厚 T′との関係 で r の最大と最小に対応する T′の最大と最小の差は4 .5mm しか生じな 6mm 程度あれば学校における糸のこ盤の刃を2倍だけ長く使用するこ い. よっ て, 台座厚 T は2 とが可能である. 材料厚が非常に薄ければ違う台座を2枚用意することによって3倍までも長く刃. を使用することも可能である. このアイ デアを達成するために糸のこ盤テー ブルの上に図17のような台座を取りつけるとよい.. この台座は刃がついたままの状態で自由にテー ブルから取り外したりつけることが可能であり, ま. た加工能率を下げないために台座の表面はデコラなどの硬いスムーズなもの で上張りするとよい.. 作り方としてテー ブルの外形よりも20mm 程周辺を大きく した寸法の合板を張り合せて台座の下. 板とし,その表面にデコラの4 mm 厚ベニヤを張りつけ全体の厚さを 26mm 程 度 に す る. ま た テ ー ブル上で台座が水平移動しないように台座を所定の形状と寸法に加工した後, その底面の端4箇所. に図17のような木片を取りつけることによって台座の完成をみる.. 4. ま. と. め. 糸のこ盤の刃を効率よく使用するには台座を用いるとよいことが分っ た. この台座の特徴は次の. 通りである, 1) 学校 で簡単に製作できる. 2) 刃がついたまま で台座を取りつけ取りばずしがでしろ 3) 台座を取りつけても作業法は台座なしの場合と同じである. ) ( 1 0 7.

(11) . 奥. 野. 亮. 輔. 4) 材料厚が20mm 以下の場合には台座厚を次の (8)式で求めたものを使用すると刃の寿命を2 倍に延ばせる.. た s+ ÷ ?′. … … … … … (8). このアイ デアは筆者が長年にわたって糸のこ盤を使用 して学校教材の研究を していたことから生 じたものであり, 筆者の知る限り ではこのようなアイ デア及び理論解析は存在しなかっ た 今後は . 糸のこ盤の性能も向上し, 学校での製作を伴う授業や特別 活動等に糸のこ盤の使用頻度が増加する ものと思われるので, このような台座は増々 必要になっ てくると考えられる.. ( 10 ) 8.

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