移動体向けデータ配信方式の提案
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(2) 情報処理学会第 79 回全国大会. ると、要求度合いに基づきデータ断片を送信 する 表 1 ペアリスト構成例 キャッシュノード ID 基地局 ID 通信速度(予測値) A B 50Mbps A C 30Mbps B D 100Mbps. なお、キャッシュノードは複数の基地局を管 理する(図 2 では、キャッシュノード A は基地局 B、C、キャッシュノード B は基地局 D を管理す る)。原理的に基地局は複数のキャッシュノード によって管理されてもよいので、その対応は N:M となる。このことから、ある基地局を経由する 通信が増加した場合でも、特定のキャッシュノ ードに負荷が偏ることを防止できる。 3.1. データ配信計画 本方式の手順④では、移動体は数式(1)により データ断片を算出する。なお、式中の記号の説 明は、表 2 に示すとおりである。移動体は、 時々刻々と変化する通信状況やアプリケーショ ンのデータ要求を監視し、キャッシュノードで のキャッシング処理時間を加味して、事前にキ ャッシュノードへキャッシングを指示すること で、適応的なキャッシングを実現する。 𝑫𝑫𝒊𝒊 = 𝑾𝑾𝑾𝑾𝒊𝒊 ∙ 𝑪𝑪𝑪𝑪𝒊𝒊 ∙ 𝑾𝑾𝑾𝑾𝒊𝒊 ∙ 𝑻𝑻𝒊𝒊 + 𝑫𝑫(𝒊𝒊−𝟏𝟏)∩𝒊𝒊 + 𝑫𝑫𝒊𝒊∩(𝒊𝒊+𝟏𝟏) …(1). 表 2 記号の説明. ・i 番目のキャッシュノードがキャッシュす Di るデータ断片のサイズ ・移動体が i 番目のキャッシュノードの通 CSi 信エリア(※)を移動するときの通信速度 の予測値(N/W 監視サーバから取得) ・移動体が i 番目のキャッシュノードの通 Ti 信エリア(※)に滞在する時間の予測値 ・CSi に関する重み(0<WCi) WCi ・CSi に移動体の周辺の移動体数といった影 響を考慮した補正係数 ・Ti に関する重み(0<WTi) WTi ・渋滞や交通規制といった影響を考慮した 補正係数 ・i-1 番目のキャッシュノードがキャッシュ D(i-1)∩i しているデータ断片とオーバラップさせ るサイズ ・i+1 番目のキャッシュノードがキャッシュ Di∩(i+1) しているデータ断片とオーバラップさせ るサイズ. 3.2. データ配信制御 本方式の手順⑦では、キャッシュノードは移 動体のデータの要求度合いに応じた配信を行う (図 3)。データの要求度合いは、例えば動画の 残バッファ量やデータの種別(プログラム、動画 等)により決定する。この処理により、移動体数 増加時のコンテンツ提供のサービス品質の低下 を抑制できる。 8. 1 2 3. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 9. 11 10. 12. 13. 送信待ち状態. キャッシュノード. 1. 2. 3. 要求度合い 小 中 大 2 5 7 送信時間. 基地局A 基地局B 基地局C 1. 2. 3. 図 3 移動体のデータ要求度合いに応じた配信 4. まとめと今後の課題 従来の方法では、データ分割処理のため、必 ずセンターサーバを経由させる必要があり、か つ、キャッシングをプッシュ型で行うため、既 存のコンテンツ配信サービスと組み合わせて提 供することが困難であった。 一方、本方式ではキャッシュノードがコンテ ンツ配信サービスに対するクライアント動作を するので、既存のコンテンツ配信サービスと組 み合わせて提供可能なことを示した。 今後は、本方式の定量的な評価を実施し、有 効性の検証に取り組む。 参考文献 [1] 情報通信統計データベース: 我が国の移動 通信トラヒックの現状, 総務省, < http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/ field/data/gt010602.pptx>(2016 年 9 月) [2] 株式会社トヨタIT開発センター:移動端末 向 け デ ー タ 配 信 シ ス テ ム , 特 開 200520376(2005). ※キャッシュノードが管理する基地局の通信範囲. 3-18. Copyright 2017 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..
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