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マボヤの被嚢に含まれるセルロースからのL-乳酸の生産

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Academic year: 2021

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(1)

.緒

宮城県ではホヤの一種であるマボヤ( )の養殖が盛んである.農林水産省の統計調査 によると,令和元年の宮城県でのホヤ類の収穫量は , トンとなっており),食用とされているホヤ類 が主としてマボヤであることから),収穫量の大部分 はマボヤであると考えられる.マボヤは,体の表面を 覆う被嚢部分を除いた中身が食され,被嚢部分は廃棄 されるため,マボヤの被嚢は未利用バイオマス資源と して利活用できる可能性を有している. ホヤ類はセルロースを生合成できる唯一の動物であ る,).生合成されたセルロースは被嚢に存在してお り), マボヤの被嚢にもセルロースが存在している そのため,マボヤの被嚢の利活用方法として,被嚢に 含まれるセルロースを利用する方法が考えられる.実 際に,ホヤ類の被嚢に含まれるセルロースから様々な セルロース材料を調製する研究が報告されており,マ ボヤの被嚢から酢酸セルロース)が,カタユウレイボ ヤ( )の被嚢からセルロースナノファ イ バ ー)や セ ル ロ ー ス ナ ノ 結 晶)が,他 の ホ ヤ 類 ( )の被嚢からセルロースナノ ウィスカー)が調製されている.これらは,近年注目 されているセルロース材料であり,マボヤの被嚢の利 活用に応用可能ではあるものの,用途としては特定の 材料としての利用に限られてしまう.そのため,セル ロース材料としての利活用方法に加えて,幅広い用途 に対応可能なマボヤの被嚢の利活用方法の検討も必要 と考えた. セルロースは,バイオリファイナリープロセスによ り有機酸やアルコールなどの様々な化合物に変換する ことも可能であり,得られた化合物は,燃料や化学品 として幅広い用途に利用できる ).セルロースのバイ オリファイナリーでは,セルロースが加水分解される ことでグルコースが生成し,生成したグルコースは微 生物の発酵により目的の化合物に変換されるため,発 酵微生物の種類や,その代謝経路を変えるだけで生産 する化合物を変えることができる.マボヤの被嚢も, セルロースのバイオリファイナリーにより有機酸やア ルコールに変換できれば,幅広い用途に利活用できる ことが期待される.さらに,陸上植物の場合,酵素に よるセルロースの加水分解を妨害するリグニンが細胞 壁に多く含まれるが,動物であるホヤ類は細胞壁を持 たないため,その被嚢にはリグニンが含まれていない 年 月 日受付, 年 月 日受理 *宮城大学食産業学群 Mitsunori YANAGISAWA

研究ノート

マボヤ

被嚢

まれる

セルロース

からの

L

乳酸

生産

柳 澤 満 則

* 要 旨 廃棄物であるマボヤの被嚢に含まれるセルロースから生分解性プラスチックの原料となる L―乳酸の生産 を試みた.マボヤ被嚢粉末をセルラーゼで分解することで,イナワラ粉末やタケ粉末よりも高いセルロー ス変換率でセルロースを分解可能であることを確かめた.また,環境負荷やエネルギー消費を抑えた前処 理と同時糖化発酵を組み合わせることにより,マボヤ被嚢粉末から . g/L の L―乳酸を生産することに成 功した. キーワード:マボヤ,被嚢,セルロース,L―乳酸,同時糖化発酵 34 環 境 技 術 ―150―

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と考えられる.そのため,マボヤの被嚢からは,環境 負荷やエネルギー消費が大きい条件での前処理を施さ なくても,高効率で目的化合物を生産できることが予 想される. しかしながら,ホヤ類の被嚢のバイオリファイナ リーとしては,カタユウレイボヤの被嚢に含まれるセ ルロースからエタノールを生産した研究が報告されて いるのみであり ),マボヤの被嚢のバイオリファイナ リーを試みた研究は報告されていない.また,上述の カタユウレイボヤの被嚢からエタノールを生産した研 究においては,有機溶媒を用いて高温・高圧条件で加 熱処理するオルガノソルブ 処 理 を 被 嚢 に 施 し て お り ),リグニンを含まないメリットが生かせていない. 本研究では,バイオリファイナリーによりマボヤの被 嚢を利活用することを目的とし,環境負荷やエネル ギー消費を抑えた前処理と同時糖化発酵(SSF)によ り,生分解性プラスチックの原料となる L―乳酸を生 産することを試みた.

.実 験 方 法

. 使用したバイオマスとセルラーゼ マボヤの被嚢は,殻付きホヤを 個購入し,食用部 を取り除くことで回収した.この時,殻付きホヤの総 重量と被嚢の重量を測定し,総重量に対する被嚢の湿 重量の割合を算出した.その後,被嚢を ℃で 日間 乾燥させ,乾燥後の重量を測定し,総重量に対する被 嚢の乾燥重量の割合を算出した.乾燥後の被嚢は,粉砕 機(ワンダークラッシャー WC― L,大阪ケミカル㈱) を用いて粒子径が約 ㎜以下になるように粉砕し,マ ボヤ被嚢粉末として使用した.また,セルロース,た んぱく質,脂質,無機物の含有率を測定した.セルロー ス含有率は,バイオマス標準分析法(米国再生可能エ ネルギー研究所(NREL)))でセルロースを完全に加 水分解し,生成したグルコースの濃度を測定キット(グ ルコース CII―テストワコー,富士フイルム和光純薬 ㈱)で定量した.たんぱく質,および脂質の含有率は, ㈱アレルギー食品検査センターに依頼し,それぞれ燃 焼法(改良デュマ法),およびエーテル抽出法(ソッ クスレー抽出法)により測定した.無機物含有率は, ℃に設定したマッフル炉で有機物を燃焼させ,残っ た固体の重量を測定し,求めた. さらに,リグニンを多く含むセルロース性バイオマ スとして,イナワラ粉末とタケ粉末も用意してマボヤ 被嚢粉末と比較した.イナワラには,宮城大学食産業 学群の農場で発生したものを ∼ ㎝長にカットして 使用し,タケには,著者が既報 )で入手したタケチッ プを使用した.いずれも,マボヤ被嚢粉末と同様に粉 砕してイナワラ粉末,タケ粉末とし,セルロース含有 率を同様に測定した. セルラーゼには, 由 来のセルラーゼ(Sigma-Aldrich,C ― G)を使用 した.本セルラーゼの活性は,セルロース粉末から 時 間で µmol のグルコースを生産する酵素量を unit とした場合, . units/㎎であることがわかっている. . バイオマスの糖化 マボヤ被嚢粉末,イナワラ粉末,およびタケ粉末に 対して糖化処理を行い,それぞれに含まれるセルロー スの分解性を確かめた.さらに,糖化の前処理として 水熱処理の効果も確かめた. 水熱処理をしない糖化では, mL 容三角フラスコ に乾燥重量で . g のバイオマスを投入し, ℃で 分間のオートクレーブ処理による滅菌後,滅菌水と セルラーゼ溶液を添加した.水熱処理をする糖化では, あらかじめ mL 容三角フラスコ内で . g のバイオ マスと mL の蒸留水を混合し,オートクレーブ処理 による水熱処理を兼ねた滅菌後,セルラーゼ溶液を添 加した.なお,セルラーゼ溶液は,クエン酸緩衝液(pH ., mM)にセルラーゼを溶解し,孔径 . µm のメンブレンフィルタで濾過滅菌した.また,いずれ の糖化手法も,最終的な液量が mL,バイオマスの 濃度が g/L,クエン酸緩衝液の濃度が mM,セル ラーゼの濃度が g/L となるように調製した.糖化は, 振盪培養機を用いて ℃, rpm の回転振盪で 時 間行い,生成したグルコースの濃度を測定した. . 糖化におけるマボヤ被嚢粉末の濃度の影響 水熱処理マボヤ被嚢粉末の糖化において,マボヤ被 嚢粉末の濃度と,生成するグルコースの濃度の関係を 調べた. mL 容三角フラスコ内で mL の蒸留水と混合す るマボヤ被嚢粉末を, ., ,および g の 通り に変化させ, .と同様の方法により,水熱処理マボ ヤ被嚢粉末の糖化を行った.なお,マボヤ被嚢粉末の 濃度は, , ,および g/L,セルラーゼの濃度 は,それぞれ , ,および g/L に調製した. Vol. No. ( ) 35 ―151―

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. SSF による水熱処理マボヤ被嚢粉末からの L―乳酸の生産 セルラーゼと乳酸菌を同時に作用させる SSF によ り,水熱処理マボヤ被嚢粉末からの L―乳酸の生産を 試みた.乳酸菌には, NBRC を使用した. mL 容三角フラスコ内で g のマボヤ被嚢粉末と mL の蒸留水を混合し,オートクレーブ処理をした. また,クエン酸緩衝液(pH .,約 mM)に,セ ルラーゼ,酵母エキス,およびペプトンを溶解し濾過 滅菌し,培養液を調製した.オートクレーブ処理後の フラスコ内に, . mL の培養液と . mL の乳酸菌を 前培養したものを添加し,ホヤ被嚢粉末の濃度が g/L,クエン酸緩衝液の濃度が mM,セルラーゼの 濃度が g/L,酵母エキスの濃度が g/L,ペプトン の濃度が g/L,乳酸菌の濃度が約 CFU/mL とな るように調製した.なお,乳酸菌は,GYP 液体培地(グ ルコース g/L,酵母エキス g/L,ペプトン g/L, 酢酸ナトリウム三水和物 g/L,硫酸マグネシウム七 水和物 . g/L,硫酸マンガン四水和物 . g/L,硫 酸鉄七水和物 . g/L,塩化ナトリウム . g/L)に 接種し, ℃で 時間静置することで前培養した.SSF は,振盪培養機を用いて ℃, rpm の回転振盪で 時間行い,pH,乳酸菌濃度,グルコース濃度,お よび L―乳酸濃度を測定した.乳酸菌濃度は,GYP 液 体培地に寒天を g/L となるように加えた GYP 寒天 培地を用いた希釈平板法により測定し,L―乳酸濃度

は測定キット(E―キット L―乳酸,R-Biopharm AG)を 用いて測定した.なお, 時間おきに,滅菌した M の水酸化ナトリウム水溶液を添加することで,混合物 の pH を .∼ .に合わせた.

.結果と考察

. バイオマスの組成 殻付きホヤの総重量に対する被嚢の湿重量,および 被嚢の乾燥重量の割合を算出したところ,それぞれ約 %,および約 .%であった.このことから,宮城 県で令和元年に収穫された , トンのホヤ類からは, 湿重量で約 , トン,乾燥重量で約 トンのマボヤ の被嚢が排出されたと予想された. マボヤ被嚢粉末に含まれる成分とその割合を表 に 示す.セルロースの割合は .%であり,測定した項 目の中では,たんぱく質の割合が最も高く,脂質の割 合が低いこともわかった.なお,たんぱく質は窒素源 になることから,ホヤ被嚢粉末から乳酸を生産した後 の残渣は,肥料化することでさらなる利活用ができる と期待された.さらに,無機物の割合が .%であり, 海水中の塩が含まれていることが示唆された.なお, 測定した 種類の成分の和が .%となることから, 糖類のような窒素を含まない有機物が .%程度含ま れていると考えられた. 一方,イナワラ粉末,およびタケ粉末のセルロース 含有率は,それぞれ .%,および .%であり,マ ボヤの被嚢のセルロース含有率は,陸上のセルロース 性バイオマスに比べると低めであることがわかった. . バイオマスの糖化 マボヤ被嚢粉末,イナワラ粉末,およびタケ粉末の 糖化において,水熱処理の有無によるセルロース変換 率を図 に比較して示す.ここで,セルロース変換率 は,糖化により生成したグルコースの濃度から,バイ オマスに含まれるセルロースがグルコースに変化した 割合として求めた. 水熱処理をしない糖化において,イナワラ粉末やタ ケ粉末よりもマボヤ被嚢粉末が高いセルロース変換率 を示した.さらに,水熱処理によるセルロース変換率 の上昇は,イナワラ粉末で .%から .%の .倍, タケ粉末で .%から .%の .倍であったのに対 表 マボヤ被嚢粉末の組成 成 分 含有率(%) セルロース たんぱく質 脂質 無機物 . . . . 図 バイオマスの糖化におけるセルロース変換率 の比較(n= ) 36 環 境 技 術 ―152―

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し,マボヤ被嚢粉末では .%から .%の .倍と 格段に高い値となり,マボヤ被嚢粉末に含まれるセル ロースが,リグニンを多く含むセルロース性バイオマ スに比べて分解しやすいことが確かめられた. . 糖化におけるマボヤ被嚢粉末の濃度の影響 水熱処理マボヤ被嚢粉末の糖化において,マボヤ被 嚢粉末の濃度を変化させた時のグルコースの濃度を 図 に比較して示す.マボヤ被嚢粉末の濃度を上げる ことにより,生成するグルコースの濃度も上昇した.し かしながら,生成するグルコースの濃度がマボヤ被嚢 粉末の濃度に比例せず,マボヤ被嚢粉末濃度を g/L から , ,および g/L に上昇させることで, セルロース変換率 は .%か ら ., .,お よ び .%に低下した.この原因として,マボヤ被嚢粉末 の濃度を上げることにより,マボヤ被嚢粉末に対する 水の割合が低くなったために水熱処理効果が低下した こと,塩の濃度が高くなったためにセルラーゼに対す る阻害が強くなったこと,生成するグルコースの濃度 が高くなったためにセルラーゼに対する生成物阻害が 強くなったことなどが考えられた.ただし,グルコー スによるセルラーゼに対する生成物阻害については, SSF により一旦生成したグルコースを速やかに微生 物に消費転換させることで抑制することが可能であ る.そのため,次に水熱処理マボヤ被嚢粉末の SSF を試みた. . SSF による水熱処理マボヤ被嚢粉末からの L―乳酸の生産 水熱処理マボヤ被嚢粉末の SSF における pH と乳 酸菌濃度の経時変化を図 に示す.pH は, 時間以 降に低下幅は小さくなったものの SSF の期間中低下 し続けたことから,乳酸が生成し続けていたことが考 えられた.また,乳酸菌濃度は 時間後には開始時の 約 倍となり, 時間以降にやや低下したものの, 高濃度を維持することができた.このことから,pH を調整することで乳酸菌の活性を維持することがで き,乳酸菌には基質であるグルコースが供給し続けら れていたことが考えられた. SSF におけるグルコース濃度と L―乳酸濃度の経時 変化を図 に示す.グルコースは, 時間後にやや蓄 積したものの低濃度に維持されており,糖化で生成し たグルコースが速やかに乳酸菌に消費されていたこと が示唆された.また,L―乳酸濃度は SSF の期間中上 昇し続け, 時間後には . g/L となった. ここで, 時間後のグルコース濃度, および L―乳酸濃度から, セルロースがグルコースや L―乳酸に変化した割合を セルロース変換率として計算すると, .%となった. マボ ヤ 被 嚢 粉 末 の 糖 化 で は,セ ル ロ ー ス 変 換 率 が 図 マボヤ被嚢粉末濃度を変化させた糖化におけ るグルコース濃度の比較(n= ) 図 水熱処理マボヤ被嚢粉末の SSF におけるグル コース濃度と L―乳酸濃度の経時変化(n= ) 図 水熱処理マボヤ被嚢粉末の SSF における pH と 乳酸菌濃度(n= )の経時変化 Vol. No. ( ) 37 ―153―

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.%であったことから,SSF によりセルロース変 換率が上昇することがわかった.これは,SSF にお いて,グルコースによるセルラーゼに対する生成物阻 害が抑制されたためであると考えられた.ただし,セ ルロース変換率の上昇幅は小さく,マボヤ被嚢粉末の 濃度が低い時の糖化よりもセルロース変換率は低い値 となった.このことから,糖化においてマボヤ被嚢粉 末の濃度を高めた時にセルロース変換率が低下する原 因は,生成物阻害の影響よりも前述のその他の影響の 方が強いことが判明した. さらに, g/L のマボヤ被嚢粉末から . g/L の L―乳酸が生成したことから,マボヤの被嚢からの L― 乳酸収率は . g-L-lactic acid/g-tunic となる.この ことから,宮城県で令和元年に排出されたと予想され る乾燥重量で トンのマボヤの被嚢からは,約 ト ンの L―乳酸が生産できると考えられた.また,被嚢 に含まれるセルロースを全て乳酸に変換できれば,約 トンの L―乳酸が生産可能であると期待された. セルロース性バイオマスからの乳酸の生産について は,これまでに多くの研究が報告されている.その中 でも,今回マボヤ被嚢粉末から生産された L―乳酸と 同程度の濃度の乳酸が生産されている報告について, バイオマスの前処理条件や生成した乳酸の濃度を表 に比較して示す.マボヤ被嚢粉末では,有機溶媒,酸, アルカリを用いることなく,低温度,短時間での加熱 処理で乳酸を生産することができた.このことから, マボヤの被嚢は,リグニンを多く含むセルロース性バ イオマスよりも,環境負荷やエネルギー消費を抑えた 前処理でバイオリファイナリーに利用できるバイオマ スであることが期待された.

.ま と め

本研究では,マボヤの被嚢をバイオリファイナリー により利活用することを目的とし,マボヤの被嚢に含 まれるセルロースから L―乳酸を生産することを試み た. マボヤ被嚢粉末に含まれるセルロースは,イナワラ 粉末やタケ粉末に含まれるセルロースよりも分解しや すく,水熱処理により .%と高いセルロース変換率 で分解できることを確かめた.また,マボヤ被嚢粉末 の濃度を上げることにより,セルロース変換率は低下 するものの,生成するグルコースの濃度を上げること が可能であった.さらに,SSF により . g/L の L― 乳酸を生産することに成功し,リグニンを多く含むセ ルロース性バイオマスから乳酸を生産する場合に比べ て,環境負荷やエネルギー消費を抑えた前処理で,同 等の乳酸を生産可能であった. 参 考 文 献 )農林水産省;“海面漁業生産統計調査”,農林水産省, https : / / www. maff. go. jp / j / tokei / kouhyou / kaimen _ gyosei/,(参照 ― ― ). )日下兵爾,加賀靖,斉木康弘,太田静行;ホヤ脂質の 脂肪酸組成とその季節的変化,油化学, ,( ),p. ― , . )土 屋 靖 彦,鈴 木 芳 夫;マ ボ ヤ, v. DRASCHE の生化学的研究―Ⅷ. 一般成分について, 日本水産学会誌, ,( ),p. ― )堀川祥生,杉山淳司;セルロースの基本構造と天然分 布,日本ゴム協会誌, ,( ),p. ― )笹倉靖徳;カタユウレイボヤにおける固着生活とセル ロースの関係,Sessile Organisms, ,( ),p. ― . )巽大輔,井上翔太;分子量の異なるセルロースから調 製した酢酸セルロースの材料特性,材料, ,( ), p. ― , .

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, ( ), , . 表 セルロース性バイオマスからの乳酸の生産 バイオマス 前処理条件 生成物と濃度 文 献 マボヤ被嚢 ブナ マツ イナワラ コーンストーバー 水を用いて ℃で 分間 %エタノールを用いて ℃で 分間 %エタノールを用いて ℃で 分間 .%硫酸を用いて ℃で 分間 g/L 水酸化ナトリウムを用いて ℃で 分間 . g/L の L―乳酸 . g/L の乳酸 . g/L の乳酸 . g/L の D―乳酸 約 g/L の D―乳酸 本研究 38 環 境 技 術 ―154―

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Production of L-Lactic Acid from Cellulose in the Tunic of

Mitsunori YANAGISAWA*

*Miyagi University, School of Food Industrial Sciences

ABSTRACT

The tunic of , which is a waste product, was used as the cellulosic biomass to produce L-lactic acid as the raw material for biodegradable plastic. Cellulose in the tunic powder was hydrolyzed by commercial cellulase, with a higher conversion rate than that in rice straw powder and bamboo powder. The tunic powder was pretreated under conditions with low environmental impact and energy requirements. L-lactic acid was produced from the pretreated tunic powder through simultaneous saccharification and fermentation. The L-lactic acid concentration reached . g/L at the end of the process.

Key Words: , tunic, cellulose, L-lactic acid, simultaneous saccharification and fermentation

Vol. No. ( ) 39

参照

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