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参 考 図 書 紹 介
- チ類 につ いての話
KarlWeiss.The littlebook ofbees.Springer
-VerlagNew York,In°,163pp 2003.ISBN0-
387-95252-7.
この小冊子で,著者 はハチと言 って も単 に ミ
ツパテだけでな く,多 くの-チの社会がいかに
複雑で,かつ高度 に組織化 されているものであ
るか ということを教えて くれている. この本で
は,最初 に-チ達の動物界での進化の位置 につ
いて説明 し,昆虫 としてのハチ頬,社会性昆虫
の特徴 について述べている. また,単独性のハ
チの中で,堅 い粘土地 に垂直 に巣穴を造 るもの
や,枯れた植物の茎を好 んで巣を造 るもの,葉
を切 り取 る巣を造 るハキ リバチ,竹筒 などの筒
に巣を造 り,各巣の仕切 りに練 り土や植物の葉
を利用す るツツ-ナバチ類,幼虫の餌 として花
粉や クモ,バ ッタなどを選ぶ ものなど, そのす
ぼ らしい生態を分か りやす く解説 している.世
界 に生息 している400 1⊥「 - (
種 の マ ル - ナハ チ の
内,主なマルハナバチ
の生態や特徴, また熱
帯 地 域 に300種 以 上
が生息 している- リナ
シパテの魅力 について
も述べている.最 も高
度 な社会性昆虫である
ミツバチは,オオ ミツパ テ, ヒマラヤオオ ミツ
バチ, コ ミソバチ, トウヨウ ミツバチ,サバ ミ
ツバチ, そ して産業養蜂種 としてのセイ ヨウ ミ
ツバチについて,生理,生態が簡潔 にまとめ ら
れている. ここ数年 の間 に,相次いで独立種や
新種 とな ったク口コ ミツパテ, クロオ ビミツバ
チ, キナパルヤマ ミツバチについてふれ られて
いないのが少 し残念であ る. (吉 田忠晴)
舌 で も楽 しめ る- チ ミツの文化誌
ガジェットブ ックス アンビエント(診 蜜の味 A
TasteofHoney.株式会社エクスプランテ.31pp.
2002.3,600円 (税別).ISBN4-901300-09-1.
ガ ジェ ッ トブ ックスは風変 わ りな企画 「書
籍」で,本書 は 「香料」に続 く 「アンビエ ン ト」
シリーズの第2弾である.贈答品 と して価値 を
兄 いだ しやすいと一般評 にあるように,最大の
特徴 は, ガ ジェッ トブックス全体 に貫かれてい
る実物 同梱主義. テーマ にちなんだ実物入 り
で,視覚以外の感覚を動員 させ,行動 を も起 こ
させ る. もちろん,本書 「蜜の味」 は-チ ミツ
の多様 さがその面 白みを引 き立てる.9個の小
さな ガ ラス容器 に納 め られた8種 のハ チ ミツ
(各20g)と花粉がセ ッ トになっていて,目で楽
しみ (標本箱のよ うな レイアウ トも含めて),香
りを楽 しみ,味わ って楽 しむ (ご丁寧 に もティ
スティング用オ リジナルスティックまである)
「本」である.このため この 「参考図書紹介」の
中で本来字義通 りに紹介 すべ き文字情報部分
は,全32ペー ジの ブック レッ トに制限 され,
書籍全体の値段や大 きさの割 にはいかにもかわ
い らしい.内容 的 に も特 筆 す る目新 しさはな
い. しか し,本書 はその内容ではな く,そのス
タイルが 「参考」にな り,「紹介」す るに値す る
といえそ うだ. ページをまたが る長 い文章 を排
し, ミツバチやハチ ミツについて,気軽 に読 ま
せ る工夫が されている.ハチ ミツに も種類があ
ることに気付 き,それ じゃあ,味のちがいがわ
か るかどうか舐 めてみよ う, と思わせ る.実物
があるので,興味はその場で行動 に変わる. ミ
ツバチは匂 いと味を連合学習 して,後 に匂 いを
唄 いだだけで,舌 を伸ばすようになる.読者 屯
-チ ミツの味 と文化 を連合学習す ることになる
だろう.次 にハチ ミツにまつわる話 を聞 くと,
またハチ ミツを味わいたい衝動 に馬区られ るにち
がいない. (中村 純)