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JAIST Repository: 大学からのKnowledge Transferの実態 : MITと東大の比較(科学主導イノベーションと技術主導イノベーション(2))

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Academic year: 2021

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(1)

Japan Advanced Institute of Science and Technology

JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/

Title

大学からのKnowledge Transferの実態 : MITと東大の 比較(<ホットイシュー>科学主導イノベーションと技術 主導イノベーション(2))

Author(s) 鈴木, 潤; 矢崎, 敬人; Walsh, John P.; 後藤, 晃; 馬場, 靖憲

Citation 年次学術大会講演要旨集, 19: 373-376 Issue Date 2004-10-15

Type Conference Paper Text version publisher

URL http://hdl.handle.net/10119/7091

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す るものです。This material is posted here with permission of the Japan Society for Science Policy and Research Management.

(2)

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(3)

記載されか つ 在籍 2 年以上の教授および 助教授 ( 総数 392 人 ) であ る。 Agrawal らの調査 との比較可能性を 保持するため、 講師友 ぴ 助手は対象から 除いた。 また、 客員や非常勤は 除き、 兼担 者は原所属 科で カウントした。 392 人のうち、 電気系および 機械系研究科に 所 属する教官の 数は、 83 人であ る。 これらの教官それぞれについて、 各年度の所属と 氏名の 英語読み、 住所 ( 町 名まで ) をデータベース 化した。 (2) 論文データベー ス ThomsonScientific 社から、 東京大学工学部および 工学系研究科 ( 先端 研 、 生研を含む )

のアドレスを 有する論文について、 Institutional Citation Report を購入し、 上記の教

官 データベー スと のマッチンバを 行い、 分析対象教官 392 人の各年度の 論文致 と被 引用数 を抽出した。 調査対象期間は、 論文の場合には 公開年を基準に 1992 年から 2001 年の 10 年間としたが、 これらの論文が 作成され投稿されたのは 1991 年から 2000 年であ るとみな し、 教官の在籍期間 1991 年から 2000 年とマッチさせている。 さらに、 これらの論文の 共 著者の分析を 行い、 それらを産学官のセクタ 一別に集計した。 複数の著者がいる 場合には それぞれの著者でフルカウント し 、 パーシャルカウントは 行わなかった。 (3) 特許データベース 特許庁発行の 公開特許公報 CD-ROM を一次情報とし、 「発明者」および「出願人」 名 」 十 「住所の市町村」が 東大教官と一致し、 かっ出願 午 がその教官の 在籍期間 (1991 年∼ 2000 年内で年単位 ) 内であ る出願記事を 抽出した。 調査対象期間は、 特許については 出願午を投稿 年 とみなし、 論文の場合とウィンドウをあ わせた。 また、 これらの特許出願 記事から全出願人をリストアップ し 、 個人、 民間企業、 東京大学長、 JST 、 CASTI 、 公的機

に分類した。 論文と同様に、 特許についても 複数の発明者がいる 場合のパーシャル カ ウントは行っていない。 3. 結果 結果の詳細については 別の機会に譲るが、 ここでは特徴的な 点と、 MTT との比較に基づ く 概要を述べる。 まず、 特許出願に関してであ るが、 東大の工学系教官が 発明者であ ると確認できるもの が 10 年間の合計で 2115 件存在した。 このうち、 従来の公式統計で 東京大学発の 特許とし て 認識されているものは JST や乗 東大学長、 CASTI が出願人となっ ている 186 件であ り、 全体の一割 にも満たないことが 明らかとなっ た 。 大半の発明は 民間企業の単独 出願あ るいは教官個人との 共同出 願 であ る ( 図 1 几 各年度毎の出願件数と 請求頓教 発明者が工学系教官 2115 件 てエ 出願人がその 他機関 共同出願 ( 民間企業 ) 1929 件 の 推移をみたものが 図 2 であ る。 出願件数は各年度とも 200 ∼ 300 件 でさほど変化は 無いが、 総請求 項 数は年間 800 件程度から lRoo 件程 図 1 : 東大工学系教官による 発明の特許出願人 一 374 一

(4)

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東大教官について、 特許出願 数と 論文数の間にはどのような 関係があ るのであ ろうか ? 個別の教官を 分析の単位として 散布図を作成すると 図 4 のようになる。 一見すると特許出 願 数と 論文数の間には 正の相関が存在しそうであ るが、 実は特許出願 数 が極端に多い 五教 官 が全体に大きな 影 を 与えている。 そこで、 特許出願 数を被 説明変数とし、 以下のよ う な説明変数を 用いて 重 回帰分析を行った。 その結果、 特許出願が極端に 多い五教官の 影響 を コントロールすると 論文教と特許 数 あ るいは 被 引用強度の間に 有意な関係は 認められ ず 、 民間との共著論文数や 共同発明企業数との 間に有意な関係が 認められた。 また、 分野 間の差も、 基準とした「電気・ 電子系」に対してさほど 大きくはなかった。 東大教官と共著論文を 通じて協同作業を 行った企業と、 特許出願を通じて 協同作業を行

(5)

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図 4: 東大教官の論文教と 特許数の関係 った 企業との間には、 どのような関係が 木 業の数で見た 場 ム あ るのであ ろうか ? 図 5 に集計結果を 示 論文で共同作業 特許で共同作業 すが企業の数で 見た場合、 共著論文のみ した企業 305 社 した企業 243 社 での協同作業が 46% 、 特許のみでの 協同 作業が 32% 、 両方を行った 企業が 22% であ った 。 MIT の場合には論文と 特許両方で協 (208 ) 論文 22% + 特許特許のみ 32% 同作業を行った 企業はわずか 3% であ り、 (97 社 ) (146 社 ) この点 、 で 東大とはかなり 違いのあ ること が 判明した。 図 5: 共著論文と特許を 通じた、 企業と東大の 関係 4. まとめ 東大工学系教官の 発明活動の実態は、 公式に「東大発特許」 として把握されていた 数よ りもはるかに 多い。 ただし、 MlT と同様に、 発明としての 知識のアウトプットは 論文出版 活動に比べて 非常に限られたものであ る。 極端に大量の 発明を行 う ごく一部の教官を 除く と 、 論文の数や論文枝引用の 数が多 い 教官が多くの 発明に関与するとは 言えない。 ただし、 民間企業の研究者と 共著論文を多く 書く教官が 、 多くの発明に 関与していることは 明らか であ る。 この傾向は、 東大教官と共著論文および 特許出願の両方で 協同作業を行 う 企業が 、 比較的多いという 事実と整合的であ る。 参考文献

l) A.Agrawal, R.Henderson, "Putting ̄atents in,ontext" Management Science 2002.

Vol.48. p44 2) 林 隆之 : 大学機関における 研究活動の定量的プロフィールの 形成,研究・ 技術計画学 合第 16 回年次学術大会 講演要旨 集 2001 年, p379 3) 柿沼澄男, ケネス ク タ 一 : 日本企業と大学の 共同研究一大学研究への 依存 一 , 学 術 情報センタ一紀要第 11 号, p197, 1999 一 376 一

図  3:  一人あ たり論文致と 特許 数 ( 東大と M 汀の比較  )   論文チータは、  Thomson   sclent  は  @c  社、  Ins  ⅢはⅡ  on  Ⅱ  CItatlon   Report  for  Unlv  Tokyo   (Facu@   ot  En  穿  neenlng,  UIS   and   RCAST),  1992‑2002   に基づく 

参照

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