<資料> 毒殺 : その行為,犯人,被害者
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(2) 年. 100. 163. 319. 殺人犯数︵褒璽︶. 94. 39. 90. ゆ エ ゑ タ 駿盤9 39393 1 1 1 1 1 1. 69人. 殺人手段としての毒物ー他の手段との比較 被審者から見た数字. 上記期間における加害者よう見た数字. 撲射絞毒刺溺墜焼圧上︸ 毒殺は第三位になる。. 288. ︸九ご八年ー︸九三三年. 56411116 68 5 5 5 2 2 1 4 死 死 死 殺 殺 死 殺 死 携. 矯. 購 落 翻 (嚢5). 6295331117 7・ 6 4 3 3 1 4 ︵殺殺殺殺殺殺死殺死の胴. 袋 方. 繍 落 滋. 撲射絞刺毒溺墜焼圧こ法. 318. 計とか、ルドコウスキー、フレンケル、ヤコブス等の戦後の犯罪統計を所々に引罵してこれを補っている。. なっているであろう。しかしこの不儲の点については部分的に一瓦四五年⋮一九四八年のハンブルクにおける催眠剤殺人統. ときれているが、更に第二次大戦以後は東西ドイツの分裂があったことが、ドイツの最近の統嚇的統計を採り編ない理由と. 二、毒殺を謀殺鷺oaとするか、故殺↓o留9﹃ひ屯にするかについての法令変更があった。. と激増して居り、その後この傾向は更に強まったので殺人犯毒殺犯の一般的基準とし難い。. イ. 右によれば毒殺は第五位にある。. 殺. の. 一著28一. 料 資.
(3) 殺 毒. 射殺18 76134 撲殺10 31112 刺殺7 4644 墜 落 死 1 一 一 溺 死 1 − 4. 殴 殺 一 14 一 これらの併用 9 一 一 不 明 4 15 31 66. 毒 殺 12 3 12. 絞 殺 2 31 59 餓 死 2 一 一. アリストテレスが、砒素について述べている。しかし後には毒物学は東洋で発達し西洋特にイタリーに拡まった様である。. そして当初は魔術と結合きれ一般人には行われず、一般人によって用い出されたのは自然科学の知識が広まった後からであ. る。この魔術と結び付いて考えられることが毒殺の被疑者が一般に高慢で野心的だなどと思われやすい理由であろう。この 様な見 方 は 不 合 理 で あ る 。. 一ヱ29一. 216. 396. ルドコウスキ、の統計では毒殺は第二位にある。 ルドコウスキー フレンケル ヤコブス. 毒殺が他の手段にょる殺人に比べて特殊性があることは確かである。毒物の歴史は古く既にBC三八四年ー1三二二年に. (衰4).
(4) 資 料. 訳 野内. 5 5 1 1. 284 258. 九二八年−一九三三年. ユ27. 毒殺の場所︵普通殺との比較︶. 内訳. 外人 毒の ︶ 一. 般 5 人 表 殺. 所. 居室・台所・寝室117 93. ことである。. ので毒殺の特徴は受動的であるとも云い得るであろう 。他の殺人がすべて能動的であるのに較べて、この点は特記さるべき. 傷を を生ぜしめず血を流すこともない。また加害者が暴力を加えることもない 毒殺の場合は射殺や斬殺とは異なり身体に外傷. 1室 内 156 131. ︵ドイッ法は毒殺を普通殺より特に重く罰しているので上記の点が問題なのである︶. 一130一. 外. H. 41 40 30 30 23 23 18 18 10 10. 森林 水上または河岸 路上 牧場・公園 人家の近辺 駅構内 埋立地. 4 4 2 2 4 4 13 13 4 4 5 5 2 2 128 . 饗. 場. 地下室 2 2 廊下・玄関 2 2 店舗 工場 事務室 納屋 留置場 自動車 汽車 飲食店. (.
(5) 毒 殺. 水曜日 木曜日. 金曜日 土曜日 日曜日. 不明. 322. 289. 一般室内(居室・ 台所・寝室). 被害者の室内 飲食店. n野 外. 森林. 33. 20−22 22−24. 不明. 322. 289. 26. 1. 33情. 1. 一月 二月 三月 四月. 五月 六月 七月 八月. 九月 十月. 十一月 十二月. 33. 一134一. 殺人一般特別殺 毒殺縷. 321 288. 33. の時期、時間、日時、時刻. 18−20. 1. 一416322334122. 16−18. 6 6 1 1. 021 92 46 3 24 21 23 24 28 10 3 43 3 25 27 28 26 25 26 28 29 12 3. 14−16. 18 ・25. (表7) 時 期. 13[1114615. 12−14. 5 4 6 5 4 1 6 21 1 12 11 24 45 1 2020. 8−10 10一・12. こ. れ 加害者 被害者を 虫. 内 訳. 殺人一般 特別殺 毒殺 月. 6 4 6 5 5 4 6 21 1 12 11 24 45 2 3134. 0−2時 2−4 4−6 6−8. 毒殺の場所 . 25 32. 1室 内. (表9) 時 刻. 時刻. 6). 母殺のみについて見ると、事情は大分異る。. 火曜目. 表. 毒殺. 32154747. 月曜日. 6 533 25 65 16 30 34. 92 3 36 48 36 33 653 1. 日 殺人一般 特別殺. ︵所. 場. (表8) 日 時.
(6) ウンルーは普通殺も毒殺も土曜日に最も多く行われているのは被害者が週末に開放的気分になり警戒心を少くすることに. 独躯婚 死別離婚 独身既婚生別1離婚. 1ヒ 28 12. 5 3. 2 一. 263 30. 11. 3ーワ.. 5 11 2. ・5gt83回5. −一一一3一−. 1 2. −画乙11. ¶ムー. 2 23. 1閣一噌3﹃4181. − 2. よるであろうとしている。同様に毒殺が二二時−二四時に最高に達するのは十八時から二十時頃なされる夕食の際に毒が盛. 毒殺以外の殺人犯. 資 られ、それが一、二時間後に効力を現すからであろうとしている。. 39 7. 18 − 63 16 25 19 12 21. 噌⊥の4. 164922552131. 毒殺犯の年令、性別、家族状態. 51 4. 18 −. 一一 一 一 一 一 3 7 1. 121¶∴. 11. 82 −. !二. 1噌 ﹃ 噌 3 一 1 一 闇. 18 3. 女 男. 1 [一一一[一1721242532. 18 −. 18. 19. 20. 21−24. 25−29 30−39 40−49. 60−69. ・5−6gi293. 15才. 16. 17. 18. 19. 20. 21−24. 25−29. 30−39. 40−49. 50−59. 61−69. ー ワ 甜 O O 戸 D 4 4. 50−59. 156888966642 1 1 ” イ 4 3 2 1 6 6 8 1907452 16688125608 2 1 n乙 7F8 D33 17. 249 18. 15−69 267. 男 女. 令. 年. A刀. 1 − 6 − 6 − 8 −. 15才 16. (表11). 女 男. 1. 28 21 一5281 1568181 6. 独身既婚死別離婚 独身瑚死別 離婚 男 女 年. 殺 人 一 般 (表10). 一132r. 料.
(7) 殺. 毒. 6 4. 1 2 3 2 1. 30−39. 独身厩婚1 1死購婚. 17. 18. 19. 60−69. 1. 二四才で最高率に達するに対し、毒殺は二一才ー二四才で始め. 年令については毒殺以外の殺人が十九才から激増し一二才−. 以外の殺人では男性九三・二六パーセント、女性六・七四パー. 七六パーセントに対し女性一〇・二四パーセントであり、毒殺. 殺人一般では前記の表に示すように男女の比率は男性八九・. 解があった。これは事実であろうか。. 性別に関しては、古来毒殺は女性特有の犯罪であるという見. 為、減少率が比較的緩かになると考えられる。. 高に達すると思われる。また比較的老年に達しても可能である. 要する上に、体力を必要としない受動性犯罪のため壮年期に最. 的犯罪である為青少年期に最高に達するに対し、毒殺は知能を. 目される。その理由については他の殺人罪は体力を要する能動. その減少度も他の殺人犯より緩かなカーブを画いている点が注. て現れ三〇才i三九才で最高率に達し、それからは減少するが. 1 10. 91一. 殺は女性特有の犯罪の観がある。. しかし更によく考えて見ると必しも右の様には云えない。それは殺人一般や特に毒殺以外の殺人罪は能動犯であり体力を 必要とする。. その結果男性では殺人は十九才で既に高率に達し二一才ー二四才で最高率に達するに対し、女性では、大体に於て二五才. 一ノ33一. 碕乙 Qσ. 一 [642 一. 40−49 50−59. 5 15−691 26 14 12. 1 1 35321 一. 25−29. 35963 一 21−24. 女 独身厩婚1死別[離婚. 女 性 四 六 ・ 一五パーセントに達している。これだけ見ると毒 セントであるが、毒殺犯では男性五三・八五パーセントに対し. 20. 一. 15才. 一 一 16. 男. 男女 令. 年. 犯. 殺 毒 (表12).
(8) i二九才から始まり、四十才−四九才で最高率に達しているのである。このことは女性の体力の問題が男性より劣っている. ことを物語ると同時に四十才代で最高に達することは女性の更年期と関係があると考えられる。そしてこの四十才ー四九才. という女性の殺人最高率の時期には男性の方は前記の毒殺以外の殺人の表で見れば最盛期︵一二才−二四オ︶の七九人から二. 六人に減少しているのである。毒殺は前述の検に三十才ー三九才で最高率になる犯罪である。. したがって毒殺犯人の性別を論ずる場合、既にその頃は最高率の三分の一に下っている男性と、その頃最高率に達する女. 性をそのま、ま対比すれば毒殺犯人の男女の比率で女性の率が著しく高くなり、前記の毒殺犯の表に示す様に男性十四人に. 対し女性十二人と殆ど同率になり三十才台や四十才台では女性犯が男性犯を凌ぐ様な現象を生ずるわけである。しかしこれ. は毒殺の受動性とその他の殺人の能動性という事、ならびに男女間の体力差から生じたことなのであって、女性が特に毒殺. という残酷、陰険な犯罪を好むからというわけではない。したがって﹁毒殺は女性特有の犯罪である﹂という古くから云わ れている観念は必しも正しくはない。. 家族状態について、前記の表の毒殺犯についてのみ見ると、. 男性は独身者が三五・七一パーセント、既婚者が六四・二九パーセントであり、離婚者と死別者は共に○である。女性は. 独身者はOであり、既婚者は八三・三四パーセント、離婚者と死別者は共に八・三三パーセントである。これにより明ら. かな様に毒殺犯の場合は男性女性共に既婚者の占める割合が最も高い。 ︵毒殺以外の殺人犯の場合では男性では独身者が一位、既 婚者が二位であり、女性では既婚者が一位、独身者が二位であって、毒殺犯の場合と異っている。︶. この原因として考えられることは第一に婚姻によって夫婦間の対立関係が生ずることである。第二の理由としては毒殺に. は加害者被害者相互間に或る種の信頼関係があることが必要であり、毒殺犯は相手の信頼を利用し、これを裏切って毒殺す. るのである。そしてまた毒殺の時間と場所のリストで見られた様に毒殺は一般に外界から遮断された場所−通常は被害者. との共同住宅内で存われることが最も多い。この二つの条件を充たすものは夫婦関係であり、これが毒殺が既婚者によって. 一134一. 料 資.
(9) 殺 毒. 1学 生. 自 営. 86. 使用人. 29. C商業,運輸業. 内 訳 自 営. 38. 17. 使用人. 21. F賃勇働者 E家事労働者. G青少年. H失業者,未亡入等. 殺人犯の職業について観察すると、前表の様に. 殺入罪一般と毒殺以外の殺人罪では農林業者と、. 工業、手工業従業者が他の職業に比し断然高率を. ・手工業と農林業が一、二位を占めていることは. 毒殺犯の場合はこれらと少し事情が異る。工業. はこれと反対になっている。︶. ことによっても証明きれる。 ︵但し工業、手工業で. 輸業に於て自営者より使用人の方が犯罪率が高い. のが多いのである。このことは農林業と商業・運. 占めている。これはこの二つ職業従業者が単純労. 働者が多い為、暴力犯である前記の犯罪を犯すも. 26. 最も多く行われる理由である。. ︸4一 7331. D公務員,自由業. 267. 3 R︶ 3 3 4 1. 3 3 1 1. 内 訳. 894 315 41323. 115. B工業,手工業. 殺が知能犯であることを示すものであり、賃労働者に全く毒殺犯が出ていないこともこれを証明するものであろう。. 一135一. 1 81 0 823 12 1 92. 使用人. 29司 合 計. 1. 211. 自 営. 6 107. 113. A農林業. 3. 内 訳. 殺人犯の職業. 曄繋 難. 殺. 業i殺人_般. 職. 他の殺人罪と全様であるが、他の職業との差はそれ程大きくはなく、第三位を占めるのは公務員・自由業である。これは毒. (表15).
(10) 年. 令. 性. 家. 別. 冴犬. 族. 態. 男女、独身1既議男珂離嬬独身1既議男麺1離婚. 10−19. 34 9 25. 9L」一. 29 11 18 85 26 57. 30−39. 45 19 24. 6113i一 一. 40−49. 41 27 13. 乞251」一. 50−59−. 33 14 17. 1 10 1 2. 60−69. 31 16 15. 1 10 5. 70−x 10 5 4. r312r,. 0一× 321 132 180. 57. 不 明. 165!8国. 1 9 1. き. 合 計・322141. 181. ( 9 ). 181_ 24 1. 35 19. 5 18 3, . 20−29. 22 4 一 一. 71−. 6. 3い2. −19 一レ. 一 一 一311一 一一. 13 5 7. 一一一一一3264. 11ヒ比ヒ. 0−1 1−9. 95t65い5 5 ( 1 ). ( 141 ). ( 181 ). (表15) 毒殺以外の殺人(被害者) 年. 碧. Eフ. 臼び. 10−191. 20−29 40−49 50−5gI 60_6gl. 7・一×t. 0一×i288・・7・62. 族. 状. 態. 攣議 魎議 2目ヨ 2にi−1 i. 」 ・6d _1 7 111111 9 引 2 211il i ll ll 1 2き. 30−39. 女. 2 6 5 3 1 25 21 1111734 279675434 2 1 2 1 噌 ⊥ 5 1 07369 23 3R4 ︶43 32. 0−1 1−9 1. 家. 別. 性. 241. 211 31 21 121 11111 1 2 41 3、 9. 41 ヨ21. 21 し. 612 5d6・1 831581・24. ( 1 ) 不明い9・ 合計1289・26・63 ( 8 ). ( 126 ). 一136一. ( 163 ). 資 被害の年令、性別、家族状熊. (表14) 殺人一般(被害者). 料.
(11) 殺. 毒. 独身既婚庇別離婚1独身!既婚i死別離婚. 1. 年令及び性別について犯人と被害者数を比較して. P−1才. I l20−29. 20−29才 女 10−19. 1 一. 60−69. 1 一 一 一 一 ︸. 40−49. 一 一 一. 40−49. みると、第一位と第二位は 30−36才. 女 25−29. 3 [. 40一▲49巧『. 一 ︻ 一 1. 25−29才. に対し、女性は二十才前後の若い婦人層が数的にも断然多いこ. て居るに対し、被害者としては男性では犯人の場合と変らぬの. は男性では二十才前後の青年、女性では中年層が第一位を占め. となって居り、毒殺以外の殺人の場合は犯人の年令について. (表17). ) 18. は幼児と若い婦人が最も多く犯人の年令層と全く異なっている。. このような現象の説明としては次の様に云われる。毒殺以外の殺人ー主として暴力犯では男性の場合犯人としても被害. 者としても二十才前後の者が多いのは、犯人は身体的に最も強壮な時期にあり、また一般に犯人の暴力は被害者側の強い抵. 抗を生ぜしめる傾向がある為被害者側も青少年層が多いのである。女性の場合被害者として若い婦人層が多いのも右と同様. 一137一. 1−9才. 被害者. 20−29才. 男. 30−39 21−24才 男 25−29. 犯人. 毒殺 殺以外の殺人. 一 ︸ ︸331 制. 50−59し 一 一 一. 71 7 ワ﹂ ︵. し. 合計1331518. 一 一 一. 6。一691532 70_×111_. ( 15 ). ( i. 戸0 2. 40_49!422. 30−391523. 521 0一× 33 15 18. [ [ 21. 2。一2gt4−4. 1 ) 不 明 一 一 一. 2. 一 2]、 11 34 一 一 一. 0『11835 ゐ二&槽fヨ. 女 男. 男女. 態 状 家 族 別. 性. 令 年. とが特徴である。毒殺の場合は犯人としては男女共に青壮年層が多いのに対し被害者としては男性では幼児と老人、女性で. (表16) 毒殺の被害者.
(12) なことが云われるが、性的動機が大きな理由となっていると思われる。. 毒殺では加害者の年令層は他の殺人と異らないが、被害者に幼児と老年が多いのは、毒殺が秘密裡に行われることと、犯 人を信頼している為に殺害される傾向がある為であり、痛ましい現象である。. 被害者の家族状態 で は 毒 殺 以 外 の 殺 人 犯 で は 男性 独身 四二・三八ぺーセント. ︵ 女性 独身 五四・三ニパーセント. 18 既婚 五〇・八五パーセント 表 既 婚 三 五 ・ 八 ○ 。 バ ー セ ン ト. であり離婚者、死別者ではその割合はごく少い。. これらの説明としては、男性独身者に二十才台の者が多く前述の様に抵抗力も強い為、被害を受けることが多いと云われ. る。男性既婚者は四十才台のものが多いが、これは結婚生活が不和対立の原因をなしているものと考えられる。. 女性被害者は十台及び二十台の独身者が数的にもパーセンテージでも圧倒的に多いのは、前述した様に性的関係からであ. ると思われ、既婚者は二十台から五十台まで可なり高い比率を示しているのは結婚生活の影響であろう。特に二十台が最も. 多いのはこれら二つの理由が重なり、若い夫婦間が不和になっている時配偶者が相手方を殺害することが多いからである。. 毒殺被害者については 男性 独身 五〇パーセント. ︵ 女性 独身 三八・八九パ!セント. B 既婚 三五・七一パーセント 表 既婚 三八・八九パーセント. 一138一. 料. 資.
(13) 殺. 毒. となっているが双方共に相当数の嬰児殺、幼児殺を含んでいるから特に独身者が多いとは云えずこれを除けば既婚者が各年. 令層に男女共平均的に被害者となっているといい得る。すなわち前述した表にある様に九才以下の子供を除けば、毒殺の被. 害者は独身者にはなく、男女共にすべて既婚者であり、これに少数の死別、離婚者を含んでいるにすぎない。これは婚姻が 毒殺の原因となり易い二つの事情をもつからである。. 一つは婚姻という共同生活が不和の限界的状態を生ぜしめることがあるためであり、第二はそれにもかかわらず婚姻生活. は相手にまきか毒を盛られはしまいという楽観的信頼感を持たせるからである。配偶者以外の家族の毒殺についてもこれは 同様である。. 36 計. 嫉妬,復讐,争斗 4. 扶養義務を逃れる為6 強 姦 1. 犯行の陰匿 1. 安楽死 1. 承諾殺 1. 被害者への同情 1. しかし、犯罪学的には上記の動機は次の四種とすべきである。. 動機を左の様に分類し利欲殺をG、争斗殺をK、犯行隠眩殺を$、性的殺人を艶と略記すれば、毒殺罪の基本形態は次表 の様になる。. 一139一. 毒殺犯の動機. 相続問題 9. 前述の殺人統計はそこに挙げた三三件の毒殺犯の動機として次のものを挙げている。 嫌厭,倦怠 12. 動機の数が犯罪数の三三より多いのは二つにまたがるものがある為である。. (表20).
(14) 雌、. 1 ! i 冨! l i l i l l. ∼ 一〇 i. 麻瀬ー 1. ω︸︵膳O ー. 螢. >. 浬. 珊. 跨 爆. Oo. ﹃M︿一〇〇 . 一の一. ー ⑱O ー. N閑一〇⋮ 一囚μOー. 閑内 一藤. 一140一. 利欲殺 Oo且昌昌ヨoa 一七件. 珊. 表 犯行陰匿殺ω一魯醇茸鴨ヨo邑 二件. !訳1区因!lll国汽. ︶ 争斗殺 凶◎巳一涛房ヨo旨 一四件 21. 資 ︵. 鶏珊鹸,. oollolliloO‘ よの ビ んトヨ. ︵鼎揺︶ 職襟鎖S旗景課獄. 螢 >. 区ωO −−. ω内UO −. _樋1. 性的殺人 o厚震仁巴ヨo包 ー 計三三件. 一IO. ー 一の ー. 一内−− 一ω一. 一閑㎝の一ω一. 巴くω︵︸ー. oO i ー o. 越 口. 艮一器さ・。。二尉器,一のコ艮. 1雌. l i. 。!巳 一〇1に 嵩!一〇. oの ー ∼ o 蒔一くOO 一ω一. q内ω○ ー q国 1 一ω凶. ㎝ーさoO. ωO!ωO. l l 坊1広 一. 一. ド トほ. 銭く一〇冨. OI国戯. 戯Oー戯O. ー ⑲O I. ①O−O㊤. ㎝OI㎝O. 蝸OI×. ド か トは ゆ ム. 一麻︸︿ 一樋○ ⑲ω一. 1穴 ヌ区区. 曾. 。ー×[・良・お曽凶. 器. oo. い ゆ ゆゆ. いゆコ 鶏. トのトほ . リ . ’ゆ. oOo Oo . 卜o. bo. 磨 >. 料.
(15) 12K15G lsi. 7K7G −. 5K8G lsi 6K IG lsi. 3K 一 一. 3K IG lsi. − 3G 一 一 1G −. 一 2G 一 一 1G −. − 1G 一. 5K IG 一. 3K 一 一. 2K IG ・一. 一 5G 一 一 2G 一 一 1G −. 一 1G 一 一 1G 一 一 1G −. 一 4G 一 一 1G 一. 1K IG − 1K 一 一. 1K IG 一. め. 家族,親戚. lK2G lsi. 一 一 1s. 1K2G − 14K17K 2s. 7K7G ls. 7K10G ls. 内 訳. 明 内 みノ 夫し継実私姻継 婚第 判不. し ,父 生 と. 素ソ. 婦と母子児族子 者者 者明. 1K2G −. 表二二が毒殺の基本形態を示すものであり前述した様な男. 女間の年令配分により、また動機として利欲殺、争斗殺が多 いことが判る。. さらに毒殺は他の一般犯罪や他の種の殺入罪と異り、犯人. と被害者間に何等かの関係がある事が特徴であり、表壬二が. 示すように三三件中第三者を殺したのは四件に過ぎない。. 故に大半の毒殺は家族内や親族内で行われる傾向がある為、. 毒殺は一定の犯行状況︵B。含ω品窪3を要する。被害者に. 接近し得ること、毒薬の知識があること、自己の犯行である. ことを匿し得ること等である。また犯人と被害者の関係が親. 子や夫婦の様に非常に密接である場合には、心理的に暴力を. 用いての殺入は行われ難く、その代りに毒殺の方法が採られ. 易い。それは近親関係に於ては相互に信用関係があり、これ. を裏切ることは犯入にとっても董恥心を生ぜしめるのでその. 犯行を秘密裡に行う傾向があるからである。それ故に毒殺は. 主として犯人と近親関係者間に生ずる犯罪であり、必しも犯. 人の性格ー危険性iにより一方的に行われない。それは. 犯人の毒殺の知識、被害者との信頼関係を利用する知恵、共同. 一Z4.Z一. 毒殺被害者の犯人との関係. 1K 一 一. 小 計. 訳 た 甥約三 し. 一 一 1S. 計. 1K2G lsi. 合. 女. 関 係. 男. 殺 毒. (表25).
(16) 住宅被害者に信頼される程度の精神的成熟等を要する。. 結論的に云えば家族、近親者間の犯罪︵浮鼠一善仁鼠O歪竈窪器旨器。冨昌︶ と見るべきである。. 一142一. 料. 資.
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