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感覚・運動統合をめざした運動障害児用遊具の試作

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(1)感覚・運動統合をめざLた運動障害児由遊具の試作 小. Tentative. 林. Playmaterials directed. toward. for. 芳. 文*. Children. Sensorimotor. YoBhifumi. with M:otor Integration. I)eficit. EoBAYASⅡⅠ*. Ⅰ・緒. 口. 障害児ほ・その程度の差こそあれ・何らかの運動障害(motor わ机中枢神経系に損傷を持つ脳性まひ(cerebral. de触t)を伴うが,とり. palsy'CP)児ほ,その代表的なもの. であるoその状態像は・単に運動発達の遅滞に停まらず,一つの運動発達の指標(develop・ mental. milestone)が獲得され・次の指標が獲得されるまでの期間が,正常児に比べて極 めて不定であるのも特徴であるoそして,その病変は,非進行性とはいえ脳に固定的病変 があるため・神経が成熟していくにつれ更に病像が変化する特異な発達パターンをたどっ ている(Ingram,. 1964)。. このようなCPに対する治療の手立ては,これまで主として理学療法の中で行われ,最 近での中心的な方法は・ B・ Bobath (1965)やK・ Bobath (1966)のNeurodevelopmen_ tal. Kabat. approach・. それに, Rood. (1954・ 1959)のProprioceptive. Neuromuscular. Facilitation,. (1956)のSensorimotor. approac血などを総称したNeurophysiological approachesであるoこの接近の背景にはScherrington (1906, 1955)の中枢神経メカニ ズムにおける統合(integration)理論があり,特に, Neuropbysiological approachほ, 感覚・運動統合(Sensorimotor. integration)が,その大きなねらいの一つとなっている. ことも知られている。. 筆者は,これまで教育的観点から・障害児の感覚・運動統合をめざしてきたが,それほ, 運動遊びによる導入であり・ムーブメント教育(movement るo. (小林・. 1977・. 1978,. 1979. a,. education)による導入であ 1980)これらの教育的導入の背景にほ,治療訓練的要素. のみの動作・姿勢拡大の限界,運動般化のための状況づくりの絶対的な不足,人間一人間 系システムの限界,心身両側面に渡る快反応誘発の限界, motivation効果の限界などを 克服させ・これにより始めて真の意味で統合化がなされるとする理念をもつからである。 著者らは,今回・上述の観点からSensorimotor. integrationをめぎした遊具を製作し. たので・その概要を報告したいと考えキoこの製作の背景にほ,肢体不自由児の遊びの詞 *特殊教育研究室(Dept・. of Special. Education).

(2) 105. 感覚・運動統合をめぎした運動障害児用遊具の試作 査があった。そこで,あわせて,. CP児を中心とした運動障害児にとって,遊具(道具)の. 開発(人間一人工的環競系システム)が,いかに重要であるかを日常生活動作(Activi・ l. ties for Daily まで,. Living,. ADL)能力や遊びの実態を通して明らかにしたいと考えた。これ. CPなど肢体不自由児を対象とした遊びの実態調査ほ,ほとんど見られず,まして. や統合化に向けての遊具の開発ほ,はとんどなされていないのが,我が国の現状といえよ integration)のための遊 (1978)の製作した感覚統合(Sesory う。ただこの中でAyres 具に対する理論的位置づけは,高く評価されるものである.. ⅠⅠ.肢体不自由児のADLと遊び一題動遊具開発のための基礎調査 1)調査日的と内容 昭和54年度就学義務潮が施行されて以来,養護学校はもとよりその在籍児卦こ対する 認識は従来に比べかなり高くなったといわれる。しかし,その実態は放とんど知られてい ないと思われる。一般にほ重度・重複化傾向にあるといわれている中で,それほ,どの程 度なのかを明らかにする目的で,特に,障害程度・合併症の度合い,基本動作能力,生活 状況,遊びの状況について調査を行った。 2)調査方法 束京都立の全妓体不自由児養護学校児童生徒(9校)と東京の訪問学級児童生徒および 宮城県立の全肢体不自由養護学校児童生徒(3校)の総計紛2000名に対しアシヶ-ト調 査を行った。調査事項の記入は,担当教師に依頼し,調査期間は,昭和53年10月15日 -同年11月15. 日であった。. 3)調査結果 (1)障書名・障書鮮位及び合併症 障害名を詳細に見た場合の全年齢分布は,表1に示したとおりである。この申でCPは 東京の養護学校に70.6%,訪問学級に39・6%,宮城に59・4%と最も多く,このCPの 病型では,過半数以上は,痩直塑であり,次いで不随意運動型(緊張塑)である(図表 DMP (進行性筋萎縮症)で, CPに次いで多い障害は, 略)。なお,東京の養護学校での, 全体の5.6%,さらに,てんかん2.4%,精薄2・1%,脳炎後遺症2・1%,二分脊椎2・0%, 1.4%,頭部外傷後遺症1・1%などとなっている。これら 小頭症1.7%,脳水腫(水頭症) 障害名を大きくまとめてみると, CP等脳原性障害が75%,精薄,てんかんなどMRが 9%,. DMP,二分脊椎など脊鹿・筋原性が9%,骨関節2%,骨2%,その他2%である.. 訪問学級の場合も, CPが最も多い点は養護学校と同じであるが,その割合は, DMPが23%と多いのが特徴的である。 宮城の養護学校では,. CP. MRも合計21%である。. 59.4%に次いで多いのほ,先天性股関節脱白の5・8%であ. る。東京の場合,この障害は1%に満たないのと比べて特色を示している。なお,先天性 股関節脱臼について学年別分布でみれば(図表略),高学年ほど多く,高校生の9%,中学. 40%で.

(3) 小. 106. 林. 芳. 文. 表1肢体不自由養護学校在籍児童の障害名 (1). (回答者数). 宮. 東 京 義 護 学 校. 問. 宴 荏. 学 級. 学 校. (1,557). (53). I(278). 39. 6. 59. 4. %. 性. 脳. 100%. 東 京 諺. ヒ. マ. 70. 6. (2). 秦 風. 養 責 学 校 (回答者数). 100%. ■モルキオ病. 東 京 諺. 育 城 秦 建. 問. 学. 学 級. (1,558)l (53). 校 (278). 0.2. 0.4. 脳腫癌後遺症. 0.4. 0.4. 先天性股関節腕白. 0.4. 5.8. 脳出血・脳血管奇形. 0.5. 0.4. ペル.テス.柄.. 0.8. 2.5. 深部外傷後遺症. 1.1. 2.5. 外■反足. 1.8. 内反足. 0.1. 0.4. 申Fl轡症. 0.2. 0.4. 先天性奇形合併症. 0.4. 脳. 炎. 後. 遺. 症. 予防接種後遺症 小 脳 性 疾 脳. 求 症(水頭症). 小 ダ. 患. 頭 ウ. ソ. 症 症候群. 精 て. ん. か. 分. 脊 空. 脊 洞 進行性筋萎縮症. 0.3. 1.9. 0.1. 0.4. 1.4. 2.2. 1.7. 7.5. 0.4 0.0. 心. 患. 0.2. その他の結合織疾患 断 切. 0.5. 0.7. 0.2. 1.4. 儒. 0.1. 疾. 薄. 2.1. 3.8. 5.4. 俵. ん. 2.4. 3.8. 0.4. 骨関節萎縮症. 5.7. 0.4. 骨. 精神発達障害. 推. 1.9. 0.8. その他の. 二. 2.1. 0.4. 脳. 推. 2.0. 症. 0.1. その他の. 脊髄勝原性マヒ 骨形成. 不全症 先天性間節拘縮症 胎性軟骨異栄養症. 5.6. 1.9. 22. 6. 1.7. 0.6. 1.9. 0.6. 1.9. 1.8. 他. 症. 0.1. 症. 0.1. 疾 患 内 臓疾患. 0.4. 0.2. 折 変. 後. の. 3.8. 遺. 性. 0.4 0.4 1.9. 0.4. 1.9. 血. 友. 病. 0.4. 謬. 原. 病. 0.1. 1.8. 無. 回. 答. 1.1. 10. 1. 0.4. 生の8%に比べて,小学校低学年でほ,わずか2%足らずとなっている。宮城の場合の障 害名をまとめると, CP等の厳原性が65%,. MRが9%,脊髄・筋原性が4%,骨関節・. 骨9%,その他3%である。 障害部位についてみると,表2のとおりである。これほ,主な障害名別にみた障害部位 であるが,脳原性のCPでは,四肢麻痔35.4%,体幹椀能障害35.3%で,全体のほぼ7 割のCPほ四肢・体幹機能障害である。次いで,両下肢麻痔17%,片麻痔5%となって いる。なお,. CP以外の障害とみられているMRでも,四肢・体幹機能障害のものほ,. 潔, DMPなど脊髄・筋疾患のものでも,四肢・体幹機能障害は,. 45%に達している.以 上ほ,東京の場合であるが,宮城の結果もほぼ同様な頼向になっている(図表略).0. 38.

(4) 107. 感覚・運動統合をめぎした運動障害児用遊具の試作 蓑2. 主な障害名別にみた障害部位(東京養護学校の場合). 茜. 四. 答. 肢. 著. 翠. 麻. 1()0%. 痔. 両. 両. 片. 上. 下. 蘇 痔. 肢. 肢 麻. 麻 弾. 単 麻. 痔 右 上. 右. 肢. 痔. 左 上 肢. 右 左 下 肢 肢 _千. そ. 体 幹 機 鰭 障 害. 無. の. 他. 回. ●. な し. I. I. %. 脳(計). (1,171). 34.2. 1.316.2. 4.22.9. 0.30.40.10.3. 34.8. 1.8. 3.6. CP. (1,100). 35.4. 1′.417.0. 3.8■1.6. 0.30.30.10.2. 35.p3. 1.5.. 3.2■. 脳炎後遺症.. (3i). 21.9. -ー・・-3.1. 31.3. 9.4. 9.4 10.3. その他 HR(計) 精 ̄薄. (39). 10.3. (138). .,9.4. (.33)■ (37). 16.2. そあ他. (68). 10.3. (145). 7.6. D班P. (87)■. 8.0、. 二分脊推_ その他. (31). 骨関節. 盲 その他. -2.6 -13.8. 9.49.4 10.333.3. -5.1--. 25.6. 2.6. 2.22.2. 0.70.7---. 29.0. 28.3. 13.8. 12.1. 45.5.  ̄27i.3. 29.7. 32.4. 8.1. 36.8. 17.6. 10.3. 36.6. ll.7. 13.1. 48.3. ll.5. 20.7. 3.2. 16.6. -15.2. てんかん. 脊髄筋(計). -6.3. -8.1 -16.2 1.428.3. -2.7 4.4.2.9 -0.17. -.2.7-1.5-I-ーー0.7. I-ll.5p 6...574.2. (27). 14.8. -29.6. (27). 14.8. -14.8.. (24). 4.2. (35). 17.1. -16.7 -8.6. -3.7. --13.7 --3.7-. 4.2-. --8.3-. 8.6-. -ーー8.6. 7.4・. 37.0 22.2. 33.3. 12.5. 54.2. 20.0. 8.6. 17.1. 3.7 ll.1. ll.4. 合併症について東京の養護学校児童について全年齢でみてみると,表3のとおりであるo 合併症は,大半の児童は当然重複して持っているので,これは複数回答であるが,その合 併症の範囲を視覚障害,言語障害,知能障害,てんかん,その他として分撰したところ, まず学年別にみれば(図表略),一般に,それは低学年ほど多く,学年が上るにつれて減っ ていくが,中でも知能障害は,小学校低学年では6割前後であるが,中学生でほ4割,高 校生でほ3割というように顧割こ減っている○言語障害も徐々に減っているが,知能障害 はどではなく,高校生にも5割程度残っている。これらは障害児全体でみたものであるが, 主な障害群別にみてみると, CPなど脳原性障害児やMRでは,圧倒的に言語障害の合併 が目立つ.それに対し,脊髄性・厳原性障害児でほ,言語障害の合併は,. 17・9%と前2老. に比べ,かなり低い。そして,知能障害を合併するものほ,脳原性障害で約半数,脊髄・ 厳原性障害で26.9%となっている。問題ほ,合併症なしとするものが,脳原性障害で, わずかに8.5%,. MRで3.6%,脊髄・筋原性障害で33・1%にすぎない。なお,その他. の合併症としては,主に情緒障害,内臓障害,虚弱・病弱体質などがあげられているo.

(5) 1鴨. 小 表3. 林. 芳. 文. 主な障害名別にみた合併症(東京養護学校の場合). 視覚 (誓蓑) 障害. 聴■覚 障害. 障害. 知能 障害. 書誌. FIF7事コ. てん かん. その他. 合併症 なし. 無回答. こ100% 脳(計). 浴. (1,171). 9.6. 2.4. 69.6. 49.2. CPl. (1,100). 9.2. 2.4. 70.7. 48.4. 脳炎後遺症. (32). 6.3. 3.1. 56.3. 68.8. 2.6. 48.7. 56.4. 2.2. 71.0. 3.0. その.他. (39). 25.6. I. M R. (計). (. 138). 薄. (. 33). 精. (. てんかん. そ. I. の. 他. 脊髄筋(計) DMP. 二分脊推 その他 骨関節 骨 その他. (. 37) 68). 18.4. 2.4. 8.5. 7.8. 17.1. 2.0. 8.6. 8.1. 46.9. 12.5. 6.3. 30.8. 5.1. 5.1. 5.1. 70. 3. 32. 6. 4.3. 3.6. 7.2. 66. 7. 60. 6. 24. 2. 12.1. 6.1. 6.1. 83. 8. 62. 2. 70. 3 16.2. 2.9. 4.4. I. 13.8. 16. 2. 2.7. 19.1. 2.9. 66. 2. 79. 4. (145). 1.4. 1.4. 17.9. 26.9. 4.1. 6.9. 33.1. 26.2. (87). 1.1. 17.2. 2..9`.9. 3.4. 1.1. 33.3. 31.0. (31) (27). 3.2. 12.9. 35.5. 25.8. 29.6.. ll.1. (27). 59.3. 22.2. 50.0. 12.5. 3.2. i9.7. 22.6. 3..7. 29.6. 22.2. 3.7. 3.7. ll.I. 14.8-. (24). 4.2. 4.2. 20.8. 25.0. 4.2. (35). 14.3. 2.9. 40.0. 45.7. 8.6. ll.1. 18.5. 5.7. 31.4. 10. 3. 8.6.. (2)基本動作能力 日常基本動作能力については・食事・排軌移動・着脱衣,言語の5項目について,義 4-(1),表4-(2)にあるとおりのカテゴリー(回答選択肢)によりその程度を調べた。先 ず・食事は・. 「普通に近い状態+が32%, 「こぼしながらも-人で食べる+が20%,合計 52%がなんとか自立しており, 「全て介助+は29%であるo訪問学級児童ほ「普通に近 い+17%・ 「こぼしながらもー人で+8%,計25%が自立,全面介助が60%である. 排軌i・養護学校が「普通のトイレで自立+, 「特別のトイレで自立+で合計35%が自立, 「おむつ使用+,. 「全面介助+合計45%,訪問学級ほ自立合計10%,おむつを含めて全面介 助が76%,移動でほ「V、とり歩き+が,車椅子や杖使用によるものを含めると49%,. 「這. いずり・寝返り+や「全く移動できない+などのほぼ全面介助を要するものが31%,訪問 学級では自力移動17%,全面介助62%である。 着脱衣ほ,養護学校の場合も全面介助が比較的多く45%,自立31%,訪問学級は自立 4%,全面介助76%である。言語は,養護学校で「ききとれるもの+. 47%,. 「言葉にならな. い+, 「話せない+は36%,訪問学級ほ「ききとれるもの+28%,. 「不能+ 59%である。 以上の結果ほ,学年全体でみたものである。当然ながら,これらの動作能力を学年別に. みれば,いずれの能力も小学校低学年はど低いことがわかる。例えば,移動能力について.

(6) 109. 感覚・運動統合をめざした運動障害児用遊具の試作. 直. 廉. 紳. 中丸4i:Liュ. 胡-療轟 蘇. 痩 {. ぐつ. 健期i> 9!7F!ニ鞍D' glぐ91,1gニ 盤胡4O′ ぐ長桝か鞄叔J 但ニ鞄触′. Cy?. Lf). eq. く⊃. 甘. く.O. Cq. QO. ▼.<. Cq. LL?. の. y<. tD. N. ト. LL). 亡ヽ. N Cq. q⊃. ▼・-1. TI. T<. 8ヽ. 寸. CO. ∼. ey?. ,→. to'. J. t・・・づ. N. I..,l. -. LE). ぐつ. eq'. α). I・・+. LD Y<. ⊂〉 LL). ○つ r+. ▼+. <'. pI y∼. ¢. ¢つ くェ) eq Cq. CO. N. m. O') T-a. I-イ. T<. ?. eq. LL). tD. T<. pl. 寸. 亡ヽ. LLつ. eq. 寸. o?'. LL?. LLつ. LD. l<. くわ. Ol. q⊃. QO. ヽ-・一・′. 琳ニケ赫怒監 迩・. 衣. 7<. 畠山.D飽叔ノ. * e. 梶. S ・R. 餐. #. 監 # a. (=奄. ⊥1.L.. A. e. 糸古ぐ堪時 制層台車 最tD中将芯. 藤 輔. 練. 直. 廉. 橿蜜e忠媒出. 的. Ln. ⊂〉 EY?. F二. ▼+. 廿 Cq. 寸. r<. 寸. 寸. i. く丑. め Cq. m eつ. Ol 亡つ. の. Cq. く=〉 eq. tー. lD. 寸. 寸. I・・+. Lr). 亡Yつ. T<. 的. 1r. くヱ). 亡ヽ. く.D. (=). eq. t=). ト. ¢. qD. 4. o.. .<'. ▼■+. (り. -イ. c6. tc)I LL?. もD. N. ⊂〉. 一つ. 0). 令. の Cq. I+. ▼・+. く:く). の. くヲ〉 ▼{ Cq m. N. M. ⊂〉. く.D. eq. LL?. l_乃. (D. tO. I・-†. Cq. LL?. 亡ー. 1<. Cq. 択tO.. ▼づ. I・・+. 巌瓦紳. 舵. 胡>韓中腰ニ. l∫つ. ぐつ. くわ. く凸l∫つ. ト. ey?I. eq. Cq. 亡1つ. LD. 1∫). く♪. Lf). LE). I・・ぺ. の. Cq. 廿. to'. g)'. n'. ▼●H. LL5 Cq. ⊂〉 の. t.D. くコ). ぐつ. '寸. の. M. I-+. く⊃ の. ト 亡勺. ト. 0). CO Cq. ド. p}. ■寸l. 亡Yつ. 〈=〉. 1∫). ey?. (=〉. 亡Y?. L3'). く.D. tヽ. I+. ▼・+. l・一l. ▼・一I. y-1. の. 0). くェ). の. 寸. 1申. C5. N. LD. l・・+. ▼+. N Cq. ト Cq. ?. yl. 寸. くり. N. ¢). OI. (コl. tJ. CO. 寸 N. I・・{. トー O'). め. m. N. ▼・・+. CO. 甘. N. m. Lf). くh. 琳ti+i:utD磨ニ 蝶札ケ岬I'&1111nN. l■+. 111TE叔/叔JAJ亡、tiヽ′ニ. Y<. I・・づ. t・-1. ノーヽ. a 鍵. ′一■ヽ. Cq ヽ■一′. 費罵Qふゃユ. Cq. Cq. くD. ト■. ¢. 亡ヽ. 仇. ▼-・1. LD. CO. の. CY?. ▼・・+. EE. Q. I・+. くYつ 寸. 寸. L!⊃ N. ⊂〉. トー. ▼+. T+. Cq ぐつ. tC) '可l. LE5. LL?. く:). 亡ヽ. くX). く=). LD. 亡勺. I・・・づ. T<. N. LL?. t<. 中iⅢ+⇒ 祇q.. 軸嘱e⊥十ユ. _Q! 局 (Ⅲ. 終 改 ま当 沸. 終. 直. 廉 刊. }. 烏奄. CO. く). t-. ▼・+. N. 寸. CO N. N 寸. ⊂⊃ n. 寸 Cq. LL? ▼-1. (≡) く.D. くD. め. の. 「F. Lf). l∫一. く.D. の. く.D. ト. eq. ト. l・・{. ∼. T∼. T<. T<. y-1. I. 1韓. 台車. 戟 ′■-■ヽ. ▼・・+. 軸嘱ti拍卑d3'. ∼. N. I. l∫つ. 廉直紳. no・. y<. T<. ′-・・一・・.. }. 寸. 叔伽4)名将 盤柵望鳴将''&. ト. ′■ヽ. 梶. LEつ ヽ-..■′. 1 <㌣僻E'(将 り蟹J. ''&tD79. ii:u. I・・・+. く=〉 eq. ⊂〉. く⊃. eq. N. LL?. CO. 寸 eq. 81. ¢〉. tt'. rJ. Tl. CY?. LD. N ヽ-.′. l 寸. 鶴. 梶. 蛋 碑. 1韓台車. ′-ヽ. 寸 ▼・+. 胡慣!=奄. ヽー. 亘A)品1<㌣. ⊂〉. e勺. 寸. の. の. LL). l∫つ サ. l寸 く.C). q〇 、勺1. ト ey?. 甘 Cq. LD ト■. の. CO. 寸. L.O. eq. 亡V?. I・・・+. q〕 I-<. く白 Cq. く⊃ Cq. の. N. l∫つ. の. ト. 寸. 亡Y?. LD. C). eY?. O). yl. ▼・+. r}. Cq. N. 寸. eq. くわ. め. to. 屯O'.<謁. の. I・・・ぺ. ▼・一l. I・・・q rぺ. I. ヽ_■′. 竣O.. #* 軸滞日瀬ニ. 亡L4 CY), J∼. QTe. (直紳輔轟)書 ▼・・+. 亡ヽ LD LL?. ∼. ocq. 一イ. 寸. の ぐq. I-1. 朴 A 将 棉 咲. 71<. ぐつ t_ど). ′-ヽ. QTiB. (瓦紳輔顛)茎 I-+. 7∼. 潜在. 湖工事瀞 竣cq. LL? 軸嘱ki. A. 寸 m. ヽ■一′. ′ ̄ヽ. く=) ト. SG誤等. 看E=芯、甫 cO n. ▼{. ヽ_一′. 鮮舟斑公 称恥. 墨墨跡 軌跡. 与与各堰. 嶺 賂 匡 港. 梶 鶴. ト LE? l.⊂〉. ′一■ヽ. 霜雪貧富 的 Lf). ▼・・・+. ヽ■_′. ヽ-■. ′■ヽ. 鮮杜母斑. 斑壷 朴朴 卦. # 棉 梶 ”. 蓋貰軌 跡朴 ÷与各擢. 浴 卦 匪 梅. 梶 潔.

(7) ll (I. 小. 芳. 75 64. ・%. ゝ去!=r. 移 動. 60. iL二三芸孟作}. 61. 61 56 46. 45. 45 〉ぐ. 44. 46. 40. 9 \. 33. 30\、29. 30. 40. 35. 33. 31 28 ・k-. 20. 26 22. -. ((一人歩き)). 31. i/ 27. X-Xtt2. 35 8. \. 2526. 這いずり. \. 21. kー. 18. ーx. 17. 14. 小 1. 中 2. 3. 4. 5. 年. 6. 75. 1. 年. ;9i. ∫′l. 移動できをい. 高 2. 3. 1. 2. 3. 年. 図1学年別にみた肢体不自由児の移動能力Ⅳ-1,557. (東京の場合). は,図1に示したように,. 「一人歩き可能なもの+は,わずかに小学1年で18%,小学2 年で22%,逆に「這いずりのみ可能+ 「全く移動できないもの+の能力のものほ,小学1, 2年で約半数の45%をこも達している。 (3)学校内での休み時間の過L方,遊び,遊具のエ東 児真の遊びの度合いを知るための,一方法として,休み時間の過し方,校内の主な遊び 場,さらには,教師として,児童の遊びを発展させるために遊具の工夫をしているかどう かをみたものが,表5であるo肢体不自由児の障害程度や合併症の状況,さらには,. ADL. の動作能力からもわかるように,休み時間は, 「ひとりで静かにしているもの+が,東京の 養護学校で全年齢平均27・1%,宮城で24・8%である。 「ひとりで活発に遊ぶもの+紘,東 京で11・6%,宮城で5・8%である。 「みんなと遊ぶもの+紘,東京で44.4%,宮城で56.5 %である.この集団との遊びを学年別にみると,小学校低学年はど,その割合が低い憤向 にある。. 校内での主な遊び場をみると,. 「屋外が多い+とするものは,東京で3.2%;宮城7:LL2.2. %紅すぎない。そのほとんどは,屋内にとどまっており,東京では75.7%,宮城でほ77.7 %にも達している。この結果ほ,休み時間の過し方の消極性と通じるところであるが,こ のような児童に対して,教師が遊具をエ夫したものがあるものは,わずかに東京で2.9% 宮城で3・2%である。ちなみに教師が工夫した遊具のその主なものを列挙してみると,吹 のようなものである。トランポリン(3件),プランコ・布製プランコ(3件),軽量バット (3件),ボンコツ自動車儀車利用),ブロック(3件),たいこ・音の出るもの(3件),レ.

(8) 111. 感覚・運動統合をめぎした運動障害児用遊具の試作 衰5. 肢体不自由児の休み時間の過し方・遊び場・遊具のエ夫. 答 普. 翠. 鼻星ど■ゎ. ひ静ひみそわ■無 とかとか. 外内吉・か ががとい■.ら. 東京養護学校 (計) (1,557) 小学校低学年 (388) 小学校高学年 (417) (386) (343). 中学校 高等学校 東京訪問学級. 中. 学. 高等学校. のあ. %. -り′し・琴. 27.111.644.49.13.44.4. 3.275.714.66.5. 2.985.611.5. 29.616.234.811.92.35.2. 4.672.716.56.2. 3.184.31a6. 27.315.643.28.91.93.1.. 3.176.318.02.6. 5.083.511.5. 24.17.545.311.46.55.2. 3.172.014.210.6. 1.886.811.4. 25.45.556.94.43.24.7. 1.781.39.97.0. 1.288.310.5 ・11..3 ̄86.8.1.9. 2.277.712.27.9. 24.85.856-56.50.75.7. 61) 70). 2915. 9.850.8. 9.8. 24.3. 5.754.3. 4.3. 校 ( 104) ( 43). 28.8. 5.863.8. 3.8. 小学校低学年 ( 小学校高学年 (. し. た回 ち. いい■いい. るぶぷ飽い答. (53).  ̄宮城養護学校 (278) (計). 工な無 夫. 多多も差な 阜薫阜慧蓋のら回 な. 100%. 遊具の工夫. 校内の主な遊び場. 休み時間の過し方. 茜. 9.3. 1.690.2 -. 1.9 -. -74.411.6. ll.4 5.8. 4J7. 1.4. 62.9. 3.883.7 -69.825.6. 3.284.911.9. 6.6. 1.6. 8.2. 80.3. ll.5. 17.1. 18.6. 2.9. 84.3. 12.9. 6.7. 5.8 4.7. 1.992.3. 5.8. 74.4. -. 25.6. 性)各学校学年の回答者数合計ほ義轟学校(計)の回答者数に満たないが,これは,幼稚園およ び学校学年等不明(無記入)の分を省略してあるため。. コード.カセットテープ,人形(等身大・着せ替え),突き遊具(天井からつるポ-ル等)I 自転車(補助付等), -ソキックなどであるo rところで,遊びの展開ほ,全く手足の動きが伴わないもの,手足の動きの伴うもの・他 人が入るもの,入らないものなどにより・質的にも量的にもその種煩が異るものであるが・ 「体を動かさない+ (遊び方をしているも この状態を分析した結果が,表6である。まず・ 「座って手を使う遊び+. のは,東京で31・1%,宮城で50・7%である。次に多い遊び方ほ・ 「移動する遊び+をしているものは・わずかに東京 で,東京11・9%,宮城15・1%であるo で5.9%,宮城で10・8%であるoさらに,高度な遊び方と思われる「他人との遊び+杏 している児童ほ,橡端にその割合が低くなっている。 4)結果の考察. 肢体不自由養護学校在籍児童ほ,. CP児がその過半数以上を占めており・特に低学年ほ. ど,この害蛤が高くなっているので,最近でほCP児養護学校とも呼ばれている。この type)が多く・次いでアチトゼ型(athetoid cp児の病型では,産直型(spastic. type). である。産直塾のCP児は,錐体路系の障害(皮質脊髄路)であり,伸展反射の充進やク ローヌスが目立ち,しかも筋弛緩の制御が困難なため,筋は・耐えず収縮した状態にあり,.

(9) 112. 小. 表6 体 杏. 痩. す. た. わ. 答 老. 動. ま手 まを. 翠 loo劣 東京養護学校 (計). (1. つ手. う. な. 遊. し、. び. %. ,557). 辛. てを 使 う. 使. さ. 文. 肢体不自由児の遊び方. 茜. か. 芳. 林. 足 杏. 使. 珍. 動 す. う. る. 遊. 遊. 遊. び. び. び. 31. 1. 4.2. ll.9. 痩. す. た+. わ+. ま他. ま着 手と をの. 辛 足+. 珍. つ他 て着 手と をの. を他 使者. す他 る者. うと. と. の. の. 使遊. 使道. うび. うび. 遊. 遊. び. び. 8.2. 5.0. .7.5 8.2. 6.5. 】3.4. 5.9. 2.0 2.6. 小学校低学年. (388). 24.0. 9.8. 17.3. 4.6. 8.0. 小学校高学年. (417). 22.5. 4.3. 15.3. 5.5. 8.2. 1.8. 7.5. 2.1. 5.2. 1.3. 8.3. 6.1. 1.2. 2.0. 0.6. 8.5. 中.学校 高等学校. (386). 33.7. (343). 46.9. 東京訪問学級. (53). 30.2. 18.9≡. 15.1. 宮城養護学校. (278). 50.7. 1.8. ll.2. (計). 3.8 0.7. 10.8. 小学校低学年. 61. 29. 5. 6.6. 18. 0. 13. 1. 小学校高学年 中 学 校. 70. 40. 0. 1.4. 17.1. ll.4. 104. 66. 3. 5.8. 43. 60. 5. 4.7. 高 等学校. -2.6. 1.9. .3.9 6.1. 1.9 0.7. 5.4. 8.6. ll.8. 覗 ●. 無 回. 答 1.9. 14..6. 9.5. 2.6. 10.6. 14.9. 3.1. 8.9. 15.8. I.3. 19.2. 6i4. 0.6. 21.6. 1.-9 0.7. 8.2 1.4. 10. 6 7.0. 3.6. 不. 動+. 2.9. 3.8 2.3. 28.3. 8.3. 0.7. 9.0. 19. 7. 1.6. 3.3. 5.7 5.8. ll.4 1.0. 2.3. 4.8 23. 3. (注)各学校学年の回答者数合計は養責学校(計)の回答者数に満たないが,これは,幼稚園およ び学校学年等不明(無記入)の分を省略してあるため.. 筋力が低下したり,拘縮や変形が起こりやすい.不随意運動を伴うアテトーゼ型CP児. は,錐体外路系の障害(大脳基底核)で,脳幹レベルの統合障害として知られている。こ れらの症状をみるまでもなく, CP児に対して何らかの運動的刺激による筋弛緩の促進や 脳幹レベルの原始的反射(primitive. re鮎Ⅹ)の抑制のための働きかけの重要性が強調さ. れる。. そして,児童の多くほ,様々な合併症(随伴障害)を持っているが,このうちで特に, 知能障害が多い。この状態を示す児童ほ, CP児など脳原性障害児に目立つが,この直接 的,間鼓的原因は,脳の損傷や運動の不自由さから来る経験不足や,さらにほ,交流手段 として極めて大切な言語機能に障害を有しているからである.特に,動作能力についても, 基本的な日常動作さえ充分にできないものが多い,例えば,移動能力を取りあげてみても, 自立歩行が可能なものは2割にも達せず,児童のほとんどが皮質レベル以下の運動発達の 水準に置かれていることが判明する。そして,諸動作能力の低さは,遊びの機能に顕著に でている。屋内にとどまることが多いことほ,遊びに制限が加わり,しかも移動ができな いものが多いことから量的・質的な貧しさを伴う静的な遊びに債よることになる。この状 態では,心身両側面の機能発達は助長されにくい。それでほ,このような児童の自発的な 遊びの展開を引き出すにほ,いかなる方法があるか,道具(遊具)の活用は,その最たる.

(10) 感覚・運動統合をめぎした運動障害児用遊具の試作. 113. ものである。にもかかわらず,教師自身が遊具を工夫しているものは,わずかに数パーセ ントにすぎず,この点ほ大いに検討すべき課題である。人工的環境としての道具(遊具) を導入することは,児童の発達水準に国有の数多くの主導的活動伯発的活動)を展開す るのに,必要な媒介物としての効力を持っていることを再認識すべきである。. ⅠⅠⅠ.運動障害児用屋内運動遊具の開発 1)遊具開発の趣旨. 前述の肢体不自由児のADLと遊びの調査結果の概要でも明らかなように・中枢神経系 に何らかの障害のある児童ほ,運動発達に著しい遅滞を示すが・このような運動障害児に 対し,運動を誘発させるために効果的な役割を果すものと考える遊具の開発を考えた。そ 1977) れほ,遊具が次のような発達助長の要素を持っているからである。(小林, ①スリル感の満足, ②困難を寛服する楽しみ, ③協 すなわち,心理的な要素としては, ⑥変化を追う楽しみ, ⑦好奇の 調の楽しみ, ④挑戦の楽しみ, ⑤想像・思考する楽しみ,. ①全身の運動スキルを発達させる, 楽しみなどがあり,身体的な側面での要素としては, ③Jb循 ②部分的な運動スキルを発達させる, ③平衡感覚など感覚・運動統合を引き出す, 環機能や内臓諸機能の適応性を高めるなどである。 このような多くの側面において機能的な快や感覚・運動スキルの発達を引き出すものほ, 運動遊具を除いて考えられない。障害児の指導や教育において重要なことは,滞在する能 力や遅滞する能力を,いかに楽しさや幸福感を背景にして導き出してやるかである。運動 遊具による外的な刺激が,障害児自身の内的な刺激となり,結果的に発達を促す効果的な 反応として作用した時,そこに刺激の有効性が認められることになる。この面で自発的な 運動の乏しい運動障害児に対して,運動遊具は,彼らの運動拡大にとっての動機づけとし ても役立つものといえ,ここに遊具製作の意義を認める。 2)運動遊具開発の目的 CP児など運動障害児は, Ayres. (1975)によると,. Sensorimotor. integratio[nの点で大きな遅滞を持っている。. 「integrationとは,二つまたはそれ以上の機能あるいは過程が. 脳の反応の適応性を増強するような形で相互に作用し協調すること+と定義しているが, これらのスキル像を加味して,次の三側面からSensorimotor 開発を考えた。 ①. integrationのための遊具. 基本動作能力開発遊具. これほ,運動機能の発達の基礎となる粗大運動(gross motor)-・頚定,寝返り,坐位 保持,四つ這い,立位保持等の効果的な発達を促すための遊具である。簡単で,かつ興味 ある遊具遊びを通し,姿勢保持や立ち直り反応,さらには移動能力へ向けての神経発達の 高次化をほかることを主な目的とするものであり,この遊具上での様々な姿勢や動作を含 あた遊びにより能力を獲得させていこうとするものである。.

(11) 114. 小. ②. 林. 芳. 文. 身体意識能力開発遊具. Frostig. (1978)によれば,身体意識(body. image),. awareness)とは,身体像(body. 身体図式(body. schema),身体概念(body concept)を包含した能力である。この能力 紘,運動拡大にとって極めて重要であるのみでなく,知覚発達や概念化にむけての高次認 知機能の基礎となる。 特に,重度の障害児ほこの能力が貧しい。児童ほ,上述の要素を引き出す遊具で遊ぶこ とにより,筋感覚的(主に触感覚的)刺激が与えられ,表在の固有受容器が活性化するこ とになる。このようにして,自己についての身体の意識化をはかろうとするものである。 あわせて空間における位置関係を引き出すものである。 (参 バランス能力開発遊具 バランス能力は,一般に動的バランス能力(dynamic (static balance),. balance),静的バランス能力. :物的バランス能力(objective balance)に大別される.これらの複合. として,身体をバランスよく調整することが可能となる。歩行の困難な児童や不安定な児 童にとって,皮質レベルの統合機能であるバランス能力を身につけさせることほ,より質 的・量的に高い運動拡大を促進することになる。 ここでほ,バランスの要素を水平刺激要素,回転刺激要素,垂直刺激要素の三要素を加 味した遊具を与えることにし,バランス能力が余り身についていない児童のためのものと, ある程度のバランス能力が身についている児童のための,合せて2点を試作する。なお, バランス能力ほ,主に前庭機能刺激集中に結びつくもので,感覚・運動統合のための重要 な要素である。. 3)試作遊具の概夢(デザイン) 前述の三目的に対し,次のような具体的な遊具を4点試作した。 ①.基本動作能力開発遊具:遊具名「バー・ロール. (BARroll)+,. (図2,国3). ②. 身体意識能力開発遊具:遊具名「ゴロ・マット. (GOROmat)+,. ③. バランス能力開発遊具:遊具名「グラ・ボード. (GURA. board)+,. (囲6,図7). ④. バランス能力開発遊具:遊具名「ユラ・ボウル. (YURA. bowl)+,. (図8,図9). (図4,国5). なお,上記の各遊具に関してデザイン上の留意点は次のようであった。 ①. 遊具名「バー・p-ル+について. 腹臥位姿勢を保持するための本体を,基本的な形態としての円柱形に求めた。円柱形内 部を上下二層に分け,上部は軟質で身体感覚的に柔かく,下部は硬質で安定よく揺れを得 られるようにした.本体の芯には塩化ビニール′くイブを通し,壁などに立てかけ,壁にぶ らさがるようにした時など折れ曲らないようにした。. 型・発達段階,また使用法によって,. 2本の横棒は着脱可能で,児童の体. 4種類の異った位置が得られるようにしたo. なお,. この横棒はテコにもなり,本体を懐けた場合でもストッパーの役割としても利用が可能で (こ ある.さらに,底部にくぼみを設け,ベルトを持って産位保持ができるようにしたo の場合,軟質部が庇になるため,また異った感じの揺れが得られる).

(12) 115. 感覚・運動統合をめざした運動障害児用遊具の試作. ②. 遊具名「ゴロ・マット+について. 児童の体に巻いて身体各部-の筋運動感覚を与えることにより,身体意識能力を身につ. けるという理論に基づき,マットを構成する各々の棒の大きさを変えておくことにより, 圧迫感を変化させるようにしたo太い棒と細い棒をマット軒こ取りつ叶たのは,回転が惰性 で生じやすいように考えたためである。なお,最も細い2本の棒を着脱可能にし,ベルト. ∼ ヽ ●. ∼ 1. l. *. 一本糾 A. (アダプター) 図2. バー・ロール見取図. (1). (2) ・く\. 過. .イ声・-. ::I”. ll. i(. ヽ●. 0. アダプターを付け晋の出る玩具をどを置く. く出し, テコにして本体を大きく煩ける (3). ロー)t'をころがす r. 0. I. 1. 顔. ′Tゴ ヽI 、¥. 也. 図3. パーロールの遊び方.

(13) 116. 小. 林. 7・...・7てL7. 芳. ・・F;rF'l'■'ー'<・t;.1・・J・・・.l・・.. √√. 王寺 :・.一'. ′軒'争:ib/I. ′●、yih.三f・r'ヽ. i-・'・屯l ′轡 ̄'●轡一''=Vi.Jミ,.,..:..1〆-. ●2. 闇. t●. i l. L-●l. ∫.}L=.r. -●.・・ヽ. l''ヽ、・T・●勺. l●、■. ■■■. ●●-●・・_.p貯・・,・G・r・・・.. ∼.. ・・;I;I;. I.f、..._.一一・. I ヽ. ■J>. h:. /I. I;で i. …ミ. 闇. ■●. :7. ・・!.・・・・. ・・・・-Lき.:t・一l'l'''、. _一旬 i;. i,..}●. ・.,Ji..}′. i I-p--●lI-1A. P'4・・. {}.. 図4. ◆・・・..′l. ・慧2g.. ′i賢≦. ゴロ・マット見取図. (1). (2) べ\. tf ●r ●. ヽく. ll. 良 マットに仰むけにをる(又はうつぶせにをる) 図5. ゴロマットの遊び方. 図6. グラ・ボ-ド見取図. ころがす.

(14) 117. 感覚・運動統合をめぎした運動障害児用遊具の試作. f′. 戸口. づ≠≡. tl. )). ち. せ. 芸iタ トランポリン-垂直運動 吊 り 下 げ-水平運動. グラ・ボードの遊び方. 国7. ”. //. a 盛表. 図8. (1). Lフ. ユラ・ボウル見取図. 外側の取手をもって ′ヾ 〟. 敬. 水平回転や. 左右前後のゆれをつくる. (2). %. a. LR. 指導者も-題に のってゆする. √丁 Q. †. =芦≧. SS 4#. @. ヽ 図9. ユラ・ポールの遊び方. にもマジックテープをつ机身体の大きさにより直径を変えることができるようにした。 ③ 遊具名「グラ・ボード+について トラソポ1)ソのマット部分を鋳で吊すことによって,トランポ1)ソの垂直刺激と水平刺 激が同時に得られるようにした.ストッ′{-の取り外しによっては,回転刺激も得られる。 トラソポ.)ソマットほ円型のものを用い,それに合わせて脚部も曲線でまとめ,同時に強.

(15) 118. 小. 林. 芳. 支. 度に耐えられるようにした.. ④. 遊具名「ニラ・ボウル+について. 底面のカープほ,中心部では偏平に,外側では丸味をもった形にし,静止状態では安定 を・ある程度傾けた時に大きな揺れを得られるようにした。外周に取手卑つけることによ り,本体の横転防止と外側から揺れの刺激を与えた場合,操作しやすいようにした。 4)競作遊具の役割と教育的活用 基本動作能力開発遊具としての「バー・ 、ロ-ル+について予想される感覚・運動統合的 な意義を考えると,まず,異常反応の抑制が可能となることである。腹臥位あるいは座位 姿勢の反応が抑制された状態で,円筒の回転という刺激により,基本的にほ立ち直り反応 が誘発されることが期待される。特に,座位姿勢においてほ,児童の発達レベルが高けれ ば,様々な平衡反応のうち,座位での平衡反応を誘発する刺激にもなりうるoまた,連合 反応と考えられる保護伸展も,円筒の回転により,児童が手や足を床につけようとする反 応によって得られる可能性もある。 身体意識能力開発遊具としての「ゴロ・マット+については,マットにつつまれてゴロ. ゴロ転がる過程で,身体各蕃(body parts)の位置関係や身体像,ラテラリティ(1aterality,内的空間の地図)を身につけたり,前庭刺激集中に効果がある.自発的に転がりが できない児童に対してほ,他動的に転がしてやることにより,これらの能力が引き出せる. また,マット上から第三者が圧迫してやると,圧迫されている部分が身体のどの部分かを 知覚することができる。また,頭や手足をゴロ・マットから出せば,寝返りや頭のコント ロールの練習にもなる。なお,寝返りの習得のためにほ,頚,肩甲帯,骨盤帯などのいわ ゆるキー・ポイントからの誘発が有効であるが,この遊具は,それを地勢的にも行える点. で特色がある.その他,ゴロ・マットを広げて敷き,その上を四つ這いやひぎ立ちで移動. させたり,歩かせると,バランス歩行のスキルも高められる。 バランス能力開発遊具としての「グラ・ボード+について,その感覚・運動統合的な意 義を述べれば,基本的にほ,様々な運動刺激によるゆさぶり運動が活性化に結びつく。こ. のゆさぶりも,垂直・水平両方向-の刺激が同時に与えられる点で,人手による刺激とは 異なった効果が期待される.この遊具の利用の仕方によっては,統合レベルの極めて低い 児童から,逆に極めて高い児童までその遊びの範囲は広いが,臥位か四つ這い位レベルの 児童においては,ボード上に載せて,緩徐なゆさぶり運動刺激を与えれば,寝返りの促通 や四つ這いの安定の向上などにも役立ち,歩行ができる程の統合スキルの高い児童の場合 には,更にバランス能力を向上させることができる。グラ・ボード上で上下運動をするこ とにより,抗重力運動を経験し,特に,筋緊張の強いCPにおいてほ,筋の弛緩も誘発す ることが可能である。 なお,他の一基のバランス能力開発遊具としての「ユラ・ボウル+紘,主として座位で の立ち直り反応の誘発のため軒こ効果的な作用をするものである。また,座位保持の不能な 著に対しても使用可能な設計になっており,座位そのものの獲得のためにも有効であると.

(16) 119. 感覚・運動統合をめざした運動障害児用遊具の試作. 思われるo児童にユラ・ポールの中で,組座,長座・正座などの姿勢をとらせ,児童の状 態を配慮して,揺らす方向,角度・速度などを調節しながら使用すると・遊具の効果が一 層高められる。 以上,試作した大型遊具ほ,神経運動学的な見地から多くの投割を備えており治療訓練 具として有用であると評価されるが,これを教育的な立場から活用しようとすれば,基本 的には,ムープメソト教育理論の見地から取り組ませることが,重要であるように考える。 この理論はFrostig. (1970)により体系づけられ・著者ら(1978)により我が国に紹介され. たものであるが,著者らほ,更に重度障害児の立場から,独自の指導法の確立を目指して (小林ら, 1979 b)すなわち・児童わ運動展開においてほ・心理的解放感 いるものである. や成就感に結びつくような喜びと自主性を重視し(快反応の重視),内発的動機づけを促 そうとするものである。これにより自発的な運動が目ざめ,イメージが脹らむ。この過程 が,感覚刺激や知覚を行動-転換することになり,様々なスキルの統合化が可能となるの である。例えば,重度CPで四肢体幹に強い麻痔のある児童を,トランポリンの上に寝 かせ,柔らかく揺すっていると,抗重力運動を通し・筋感覚が芽生えたり,前庭機能が刺 激され,今まで観察されなかった快感情が表出され,情緒の開放がなされるのであるoこ の喜びがステップとなり,更にこのような運動刺激を求めるようになるoその累積が運動 般化を生むのである。. 従来から, CP児を中Jbとした運動障害児に対して優先してきた医学的見地からの機能 訓練は,ややもすると,運動般化にむけての手立てが不足しがちであったように思われるo. この点を補うのが,遊び的要素を包含した運動指導であり,遊具の導入である。 ⅠⅤ.総. 括. 肢体不自由奉養学校児童生徒の約2000名に対し・その障害特性とADLおよび遊びの 実態を知るためのアンケート調査を行ったoその結果,肢体不自由児の多くは,知能障害 を中心とした様々な合併症を伴っていた○この現象ほ,日常の諸動作能力の低さにも結び っき,遊びの様態に癖著に反映していた。すなわち,彼らの遊びほ,ほとんどが室内の遊 びに限られ,質的にも量的にも高いと思われる「移動する遊び+や「他人との遊び+が極 端に貧しいことが明らかとなったo この結果を生かし,著者らは,運動障害児のための感覚・運動統合に結びつく・室内犬 塑遊具を開発した.この遊具の開発の目的とデザイン,更に推定される活用法等について 報告した.開発した遊具は,次の三つの要素を包含しているoその第一は,頚定・寝がえ り・座位の確立や立ち直ほ射誘発をねらいの要素とした基本動作能力開発遊具である。 その第2は,知覚発達や概念化にとって重要な身体像,身体図式,身体概念形成のための 身体意識能力開発遊具である○その第3ほ,バランス能力開発遊具である。この遊具は, 保護伸展反応や平衡反応がまだ十分に獲得されていない児童用のものと,比較的発達レベ ルの高い児童用のものである。 以上の遊具の活用により感覚・運動統合がなされると推定されるが・この検証について.

(17) 120. 小. 芳. 林. 文. ほ,実験を経ていずれ報告したいと考えている。ただ強調できる点ほ,遊び,とりわけ運 動遊びの貧しい運動障害児にとって,遊具を導入することほ,兼学習の運動経験を学習す ることになり,結果として,心身両側面にわたる発達の糸口になるといえよう。 なお,本研究にあたり,肢体不自由養護学校児童生徒の基礎調査ほ東京都補装具研究所, 高山忠雄氏の協力を得たものであり,また,遊具の開発にあたっては,著者が国立特殊教 育総合研究所在職時に企画した「昭和54年度教材教具の試作研究+として着手したもの である。 参考文献 Bobath,. B・,. Books. K・,. Bobat.h,. Abnormal. 1965:. Heinemann. 1966:. Postural. Reaex. Activity. Brain. by. caused. Lesions,. William. Ltd.. The. Motor. defiict. in. Patients. Cerebral. with. Palsy,. William. fleinemann. Ltd.. Books. Frosti宮), 1978:ムーブメント教育. 直,茂木茂八,小林芳文訳(M. 科学社.. 肥日野. T・. Ingram,. T・. S・, 1964:. Paediatric. Aspect. of Cerebral. 1956:. ProprlOCePtive. Palsy.,. E・. 理論と実際,日本文化 S. Livingstone. and. Ltd・. 209-224.. pp・. Kabat,. H.. Kabat,. H.. Knott,. and 40. (6).. etal., Physio・. 1959:. Therapy,. M・, The. Practical. Therapy,. Facilitation. Application. of. Therapy. Proprioceptive. for. Physio,. Paralysis,. NeuromtlSCular. Facilita-. (4). 小林芳文, 1977:子どもの遊び その指導理論,光生館. 小林芳文,小口勝美, 1976 b:障害児のムーブメント教育に関する研究 ムーブメント教育の理論的 6-7. 背景とその展開,日本特殊教育学会第17回大会発表論文集pp. γol. 28, No. 2, pp. 48-53. 小林芳文, 19紳:障害児の発達と体育・運動遊び,体育科教育, 宮前妹子, 鎌倉矩子訳(Ayres, A・ J), 1978:感覚統合と学習障害,協同医書出版. 村田 茂, 小林芳文他, 1979:■発達を促す遊びの指導一重度障害児のために,学習研究社. tion,. Rood,. 班. S・, 1956: cular. Sherrington, Univ. Sherrington,. Dysfunction,. 45. Neurophysiological Am・. C・ S・, 1906:. Mechanisms. J・ Occup・ The. lntegrative. ulilized 10. Therapy., Action. in the. Treatment. of NetlrOmuS.. (4). of the. Nervous. System,. New. Haven. Press. C・. S・, 1955:. Man. on. His. Nature,. Garden. City,. N.. Y.,. Doubleday. and. Co.. Yale.

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参照

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