<巻頭言>メディアリテラシー教育の重要性
著者 原田 康平
雑誌名 久留米大学コンピュータジャーナル
巻 29
ページ 1
発行年 2015‑03‑01
URL http://hdl.handle.net/11316/534
メディアリテラシー教育の重要性
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メディアリテラシー教育の重要性 メディアリテラシー教育の重要性 メディアリテラシー教育の重要性 メディアリテラシー教育の重要性
情報教育センター 所長 原田康平
メディアリテラシーとは「情報を評価・識別する能力」の事を指します。
多くの現代人は,インターネットや多くのメディアデバイスの普及およびライフスタイルの多様化な どにより必要以上に多くの情報に囲まれ,都度情報の取捨選択に迫られる日々を送っています。時とし て必要以上の情報は人々を迷わせ,間違った解釈や認識を持たせてしまいかねません。それ故に,高度 情報化社会である現代におけるメディアリテラシー教育の重要性は,ますます高くなってきています。
一般的にメディアリテラシー教育においては,大別して情報を受け取る側と発信する側双方の観点か らの教育が必要であると言われています。まず情報を受け取る側としては,その情報は信頼に足り得る かはもちろんのこと,どのような偏りがあるか,発信者側の意図・目的などを留意しつつ,情報の取捨 選択を図って自身の行動判断を行う必要があります。また情報を発信する側,主に 社会に及ぼす影響 力が大きいマスメディアにおいては,正確・信頼性と共に中立性が求められます。
しかしながら現実の世界においては,情報を発信する側に何らかの目的・偏りがあることは至極当然 のことであり,このことからまず情報を受け取る側の心構え・確固たる足場作り為の教育の重要性が求 められる訳であります。
前述の通りインターネット環境は,Webブラウザーの検索機能向上などもあり,たいへん有効かつ 便利な情報収集手段の一つとなっていますが,インターネットで入手できる情報は特に認識の偏り(偏 見)や先入観・誤解に基づくもの,情報の鮮度が古いものが多いことも事実であり,その情報のみを信 じて自分自身の解釈や認識を形成してしまうことは,知識・学問を学んでいく上で非常に危険なことで あります。どうか本学学生諸君におかれては,インターネットを含めた複数の情報ソースから多方面・
総合的に情報を収集かつ合理的に取捨選択し,自身の自学自習や解釈・認識形成へと役立ててもらいた い。本学では引き続き情報関連教育全般において,このメディアリテラシー教育の実践を,これまで以 上に心掛けて参ります。
平成26年度から本学情報教育センターシステムを全面刷新し,導入時最新のOS・ソフトウエア群,
およびネットワーク回線速度の増強などを図り,様々な授業においてより高品質なメディアリテラシー 教育を実施できる環境を準備しました。
みなさまにおかれましては,これまで以上に存分に,センターを活用して戴きたく思います。
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