医 療 系 学 科 に お け る 理 工 学 的 領 域 の 教 育 法 に 関 す る 研 究
2015 年 3 月
北 海 道 科 学 大 学 大 学 院
横 山 徹
目 次
第 1 章 序 論 ―――――――――――――― ――――――――――――――― 1
第 2 章 医 療 系 学 科 の 教 育 内 容 ―――――――――――――――――――― 5 2 - 1 は じ め に ( 医 療 六 法 ) ――――――――――――――――――― 6 2 - 2 臨 床 工 学 技 士 法 ―――――――――――――――――――――― 7 2 - 2 - 1 臨 床 工 学 技 士 学 校 養 成 所 指 定 規 則 ―――――――――― 13 2 - 2 - 2 臨 床 工 学 技 士 養 成 所 の 指 導 要 領 に つ い て ――――――― 15
第 3 章 入 学 前 教 育 ―――――――――――――――――――――――――― 21 3 - 1 は じ め に ―――――――――――――――――――――――――― 22 3 - 2 入 学 前 ガ イ ダ ン ス ( 入 学 予 定 者 お よ び 保 護 者 ) ――――――― 23 3 - 3 教 材 を 用 い た 入 学 前 教 育 ―――――――――――――――――― 24 3 - 3 - 1 実 践 例 1 ( 市 販 問 題 集 の 利 用 ) ――――――――――― 25 3 - 3 - 2 実 践 例 2 ( 市 販 通 信 添 削 教 材 の 利 用 ) ―――――――― 30
第 4 章 初 年 次 教 育 ―――――――――――――――――――――――――― 31
4 - 1 は じ め に ―――――――――――――――――――――――――― 32
4 - 2 実 践 例 ( 導 入 教 育 ) ―――――――――――――――― ―――― 33
4 - 2 - 1 方 法 ―――――――――――――――――――― ――――― 34
( 1 ) 対 象 ―――――――――――――――――――――― ――――― 34
( 2 ) 偏 差 値 を 用 い た 理 解 度 の 定 量 ――――――――――――――― 34
( 3 ) ア ン ケ ー ト ――――――――――――――――――― ―――― 34
4 - 2 - 2 プ レ ー ス メ ン ト テ ス ト ―――――――――――――――― 35
4 - 2 - 3 導 入 教 育 ―――――――――――――――――― ―――― 36
4 - 2 - 4 結 果 ―――――――――――――――――――― ――――― 40
( 1 ) プ レ ー ス メ ン ト テ ス ト ―――――――――――――― ―――― 40
Ⅱ
4 - 2 - 7 教 材 ア ン ケ ー ト ――――――――――――――― ―――― 48 4 - 2 - 8 お わ り に ――――――――――――――――――― ――― 50
第 5 章 2 年 次 教 育 ――――――――――――――――――――――――― ― 51 5 - 1 は じ め に ―――――――――――――――――――――――――― 52 5 - 2 実 践 例 1 ( e- learning ) ―― ―――――――――――――――――― 53 5 - 2 - 1 方 法 ――――――――――――――――――――― ―――― 54 5 - 2 - 2 結 果 ――――――――――――――――――――― ―――― 57 5 - 3 実 践 例 2 ( 製 作 実 習 ) ――――――――――――――――――― 58 5 - 3 - 1 は じ め に ―――――――――――――――――――――― 59 5 - 3 - 2 製 作 実 習 の 概 要 ―――――――――――――――― ――― 60 5 - 3 - 3 携 帯 型 心 電 計 の 仕 様 ―――――――――――――― ――― 62 5 - 3 - 4 携 帯 型 心 電 計 の 動 作 確 認 ――――――――――――――― 64 5 - 3 - 5 心 電 信 号 の 計 測 ―――――――――――――――― ――― 65 5 - 3 - 6 理 解 度 確 認 の テ ス ト と ア ン ケ ー ト ―――――――――― 67 5 - 3 - 7 実 習 を 終 え て の 感 想 ―――――――――――――― ――― 71 5 - 3 - 8 お わ り に ――――――――――――――――――― ――― 72 5 - 4 学 会 検 定 試 験 か ら み た 学 習 到 達 度 の 評 価 ―――――――――― 73
第 6 章 卒 業 年 次 教 育 ―――――――――――――――― ―――――――― ― 79 6 - 1 は じ め に ――――――――――――――――――― ――――――― 80 6 - 2 国 家 試 験 対 策 ―――――――――――――――――――― ――― 81 6 - 3 統 一 模 擬 試 験 か ら み た 学 習 到 達 度 の 評 価 ―――――――――― 82 6 - 4 学 会 検 定 試 験 と 国 家 試 験 の 得 点 率 の 相 関 関 係 ―――――――― 87
第 7 章 結 論 ――――――――― ―――――――――――――――― ―――― 95
謝 辞 ――――――――――――――――――――――――――――― ―――― 99
参 考 文 献 ―――――――――――――――――――――――― ――――――― 100
研 究 業 績 ――――――――――――――――――――――――――― ―――― 106
第 1 章
序 論
2
近 年 , 医 療 の 高 度 化 , 専 門 分 化 等 を 背 景 に , チ ー ム 医 療 の 推 進 は , 質 の 高 い 医 療 を 提 供 す る 上 で き わ め て 重 要 で あ る 。 患 者 の 生 命 に 直 結 す る 「 生 命 維 持 管 理 装 置 」を 医 師 の 指 示 の 下 に そ の 他 の 医 療 関 係 者 と の 緊 密 な 連 携 を 図 り ,操 作 , 保 守 点 検 を 行 う 「 臨 床 工 学 技 士 」
1 )は , 高 度 な 知 識 と 技 術 を 必 要 と す る 。
平 成 19 年( 2007 年 ) 4 月 に は ,厚 生 労 働 省 か ら 改 正 医 療 法「 医 療 安 全 関 連 通 知 」
1 )が 告 知 さ れ , 医 療 機 器 を 安 全 に 使 用 す る た め の 指 針 と し て 医 療 機 関 に 義 務 付 け ら れ た 。
ま た , 大 き な 変 革 と し て 平 成 22 年 ( 2010 年 )「 臨 床 工 学 技 士 基 本 業 務 指 針 2010 」
2 )に は , 医 療 技 術 の 進 歩 に よ る 医 療 機 器 の 多 様 化 ・ 高 度 化 等 に 対 応 し な が ら , 臨 床 工 学 技 士 の 専 門 性 を 活 か し た 業 務 が 円 滑 に 実 施 で き る よ う , 新 た な 業 務 の 実 施 に 当 た っ て は , 「 養 成 機 関 」や 医 療 機 関 等 に お い て 「 必 要 な 教 育 ・ 研 修 等 を 受 け た 」 臨 床 工 学 技 士 が 実 施 す る こ と , 等 が 謳 わ れ て い る 。
臨 床 工 学 技 士 は , 生 命 維 持 管 理 装 置 及 び 関 連 す る 医 療 機 器 の 動 向 等 に 関 す る 情 報 収 集 や , 関 連 分 野 の 知 識 等 に 関 心 を 払 う こ と 等 を 通 し て 常 に 研 讃 に 励 み , 専 門 的 な 知 識 及 び 技 術 を 保 つ よ う に 努 め な け れ ば な ら な い 。 ま た , 臨 床 工 学 技 士 は , 他 の 医 療 関 係 者 に 対 し て 生 命 維 持 管 理 装 置 及 び 関 連 す る 医 療 機 器 の 適 切 な 使 用 方 法 及 び 保 守 方 法 等 の 教 育 や 情 報 の 提 供 に 努 め る こ と に な っ て い る 。 臨 床 工 学 技 士 は , 医 療 安 全 管 理 委 員 会 と の 連 携 の 基 に 医 療 機 関 に お け る 安 全 対 策 に 努 め , 医 療 機 器 が 院 内 感 染 の 媒 体 と な る こ と も あ り , 院 内 感 染 対 策 委 員 会 等 と 緊 密 な 連 携 の 基 に 安 全 確 保 に 努 め な け れ ば な ら な い , 等 が 新 指 針
2 )と し て 挙 げ ら れ て い る 。 こ の よ う に , 臨 床 工 学 技 士 を 取 り 巻 く 環 境 は , 医 療 の 発 展 や 変 容 等 に 応 じ て , 必 要 が あ れ ば 適 宜 見 直 さ れ る こ と に な っ て い る 。
こ こ で ,臨 床 工 学 技 士 法
1 )第 二 章 免 許 第 三 条 に は , 「 臨 床 工 学 技 士 に な ろ う と す る 者 は , 臨 床 工 学 技 士 国 家 試 験 に 合 格 し , 厚 生 労 働 大 臣 の 免 許 を 受 け な れ ば な ら な い 。」 と あ り ,「 文 部 科 学 大 臣 が 指 定 し た 学 校 又 は , 厚 生 労 働 大 臣 が 指 定 し た 臨 床 工 学 技 士 養 成 所 」 に お い て 「 臨 床 工 学 技 士 と し て 必 要 な 知 識 及 び 技 能 を 修 得 」 し な け れ ば な ら な い 。
そ の 学 校 , 養 成 所 に お い て , 最 近 の 高 校 新 卒 者 は , 基 礎 学 力 の 不 十 分 な 者 を
は じ め , 学 力 の 向 上 が あ ら わ れ 難 い 者 , 医 学 と 工 学 の 広 範 な 科 目 の た め 高 校 ま
で の 学 習 量 と の 差 に 戸 惑 い 入 学 後 の 学 習 意 欲 の 急 激 な 低 下 が 見 ら れ る 者 な ど ,
初 年 次 前 期 で つ ま ず い て し ま う 事 例 が 増 え て き た 。 最 終 的 に 理 数 系 科 目 の 理 解 が 不 十 分 で あ っ た 者 ほ ど 卒 業 時 に 受 験 す る 国 家 試 験 で わ ず か 数 点 が 足 り ず に 合 格 で き な い と い う 傾 向 が 顕 著 に 見 ら れ る よ う に も な っ て き た
3 - 5 )。
こ れ ま で , 入 学 前 教 育 や 導 入 教 育 に 関 す る 研 究 は , 医 療 系 短 期 大 学 の 入 学 前 教 育
6), 大 学 理 系 学 部 と 工 学 部 の プ レ ー ス メ ン ト テ ス ト
7 , 8 ), 医 学 部 の 理 科 3 科 目 の リ メ デ ィ ア ル 教 育
9 )と , そ れ ぞ れ 単 一 項 目 で の 報 告 や 入 学 時 学 力 調 査 と 初 年 次 教 育
1 0 )の 報 告 は あ っ た が ,本 論 文 の よ う に 入 学 前 教 育 と 導 入 教 育 を 含 ん だ 接 続 に 関 す る も の や ,専 門 学 校 ,何 よ り も 臨 床 工 学 の 教 育
3 - 5 , 1 1 - 2 1 )に 関 す る 報 告 は 希 少 で あ っ た 。
そ こ で 本 論 文 で は , 医 療 系 学 科 に お け る 理 工 学 的 領 域 の 教 育 法 に 関 す る 研 究 と し て , 新 た に 取 り 組 み , 種 々 の 教 育 方 法 を 試 行 し , 臨 床 工 学 教 育 に 関 す る 効 果 を 分 析 , 検 証 し た
3 - 5 , 1 6 - 2 1 )。
本 論 文 は 全 7 章 か ら 構 成 さ れ て お り , 次 章 以 降 で は 次 の よ う な 内 容 が 取 り 扱 わ れ て い る 。
ま ず 第 2 章 で は , 医 師 , 看 護 師 を は じ め と す る 医 療 職 の 法 律 「 医 療 六 法 」
1 )を 通 し 「 臨 床 工 学 技 士 法 」 に 触 れ , 修 業 年 限 3 年 の 養 成 , 教 育 内 容 に つ い て 概 説 す る 。
第 3 章 で は , 入 学 試 験 合 格 後 に 入 学 予 定 者 に 実 施 し た 「 入 学 前 教 育 」 に つ い て 紹 介 す る 。 理 数 科 目 を 主 と し た 教 材 を 用 い た 実 践 例 を 2 例 述 べ る
4 , 5 )。
第 4 章 で は , 第 3 章 で 実 施 し た 入 学 前 教 育 と 接 続 す る 初 年 次 教 育 と し て , ま ず 入 学 直 後 に 学 力 診 断 す る「 プ レ ー ス メ ン ト テ ス ト 」,カ リ キ ュ ラ ム の 土 台 を な す「 基 礎 分 野 」の 教 育 内 容 を ,基 礎 学 力 向 上 に 向 け 新 た に 試 行 し た「 導 入 教 育 」 の 一 実 践 例 を 述 べ る
4 , 5 )。理 解 度 向 上 を 目 指 し た 教 材 の 活 用 と ,そ の 使 用 感 想 を 学 生 か ら の ア ン ケ ー ト を 通 し て 分 析 し た 。
第 5 章 で は , 2 年 次 の 中 心 と な る 「 専 門 基 礎 分 野 」 の 教 育 内 容 を 述 べ , ICT
( Inf or mation and Communicati on Technology ) を 用 い た e -l earning の 一 例
1 9 )と ,
4
設 で 卒 業 期 生 が 主 に 受 験 す る 統 一 模 擬 試 験 , そ し て 在 学 中 に 受 験 し た 学 会 検 定 試 験 に つ い て 分 析 し た 。
最 後 に 第 7 章 で は , 本 研 究 を 通 し て 得 ら れ た 知 見 を ま と め , 結 論 と し た 。
第 2 章
医 療 系 学 科 の 教 育 内 容
6 2 - 1 は じ め に ( 医 療 六 法 )
医 療 六 法
1 )は , 日 本 国 内 に お け る 保 健 医 療 に 係 わ る 法 令 ( 法 律 , 政 令 , 省 令 及 び 告 示 ) と 通 知 ( 厚 生 労 働 省 か ら 各 都 道 府 県 知 事 宛 の 文 書 ) 等
2 2 - 2 7 )に つ い て 官 報 を 原 典 に 内 容 を 更 新 し て い る 。第 1 編 で は 患 者 の た め 医 療 を 提 供 す る 病 院 , 診 療 所 や 助 産 所 で あ る 保 健 医 療 施 設 に つ い て 医 療 法 等 が 示 さ れ , 第 2 編 で は 保 健 医 療 施 設 に 従 事 す る 医 師 を は じ め と す る そ れ ぞ れ の 保 健 医 療 関 係 者 の 法 令 が 記 さ れ て い る 。 第 3 編 か ら 第 6 編 ま で は , 薬 事 法 , 地 域 保 健 法 , 日 本 国 憲 法 , 最 後 に 医 療 事 故 判 例 ・ 裁 判 例 が 記 載 さ れ て い る ( 表 2 - 1 )。
保 健 医 療 関 係 者 は , 該 当 す る 法 令 に 加 え 患 者 を 取 り 巻 く 医 療 全 般 の 関 係 法 規 を 理 解 し て い な け れ ば な ら な い 。
次 節 で は 下 表 2 - 1 に お け る 第 2 編 の 「 第 7 章 臨 床 工 学 技 士 」 の 臨 床 工 学 技 士 法 に つ い て 述 べ る 。
表 2 - 1 医 療 六 法 ( 平 成 2 5 年 版 目 次 : 編 , 章 の み 抜 粋 )
1 )第1編 保健医療施設
第1章 医療法
第2章 救急医療及びへき地保健医療 第2編 保健医療関係者等
第1章 医師 第2章 歯科医師
第3章 外国医師等の臨床修練に係る特例 第4章 保健師助産師看護師
第5章 放射線・検査関係医療技術者 第6章 リハビリテーション医療技術者 第7章 臨床工学技士
第8章 義肢装具士 第9章 救急救命士
第10章 歯科関係医療技術者
第11章 あん摩マッサージ指圧師,はり師,きゅう師,柔道整復師 第12章 死体解剖保存等
第3編 薬事
第4編 保健医療対策
第5編 参考法令
第6編 資料
2 - 2 臨 床 工 学 技 士 法
臨 床 工 学 技 士 法 の 概 要 ( 表 2 - 2 ) は , 昭 和 62 年 ( 1987 年 ) 5 月 27 日 に 義 肢 装 具 士 法 と 共 に 成 立 し , 6 月 2 日 に 公 布 さ れ た 。 翌 昭 和 63 年 ( 1988 年 ) 4 月 1 日 に は , 政 令 と し て 臨 床 工 学 技 士 法 施 行 令 が 施 行 さ れ , 省 令 と し て 臨 床 工 学 技 士 法 施 行 規 則 と 臨 床 工 学 技 士 学 校 養 成 所 指 定 規 則 も 施 行 さ れ た 。
通 知 と し て「 臨 床 工 学 技 士 養 成 所 の 指 導 要 領 に つ い て 」で は ,平 成 16 年( 2004 年 ) に 「 教 育 の 内 容 等 に 関 す る 部 分 が 改 め ら れ た 」。
表 2 - 2 臨 床 工 学 技 士 法 の 概 要 ( 医 療 六 法 目 次 よ り 抜 粋 )
1 )臨床工学技士法(昭六二法律六〇)
臨床工学技士法施行令(昭六三政令二一)
臨床工学技士法施行規則(昭六三厚令一九)
臨床工学技士学校養成所指定規則(昭六三文・厚令二)
<通知>
臨床工学技士法の施行について(昭六三健政発一九八)
*臨床工学技士養成所指導要領
医師国家試験等の受験資格認定の取扱い等について
臨床工学技士法第十七条第一項に規定する指定試験機関を 指定する省令(平一三厚労令九一)
臨床工学技士法第四十一条の二の規定により地方厚生局長及び 地方厚生支局長に委任する権限を定める省令(平一九厚労令六三)
臨床工学技士法第十四条第二号の規定に基づき厚生労働大臣の 指定する科目(昭六三厚告九七)
臨床工学技士法第十四条第三号の規定に基づき厚生労働大臣の 指定する科目(昭六三厚告九八)
臨床工学技士法第十四条第四号の規定に基づき厚生労働大臣が 指定する科目(昭六三厚告九九)
臨床工学技士養成所の指導要領について
(平一六医政発〇三二六〇一三)
8
続 い て , 臨 床 工 学 技 士 法 の 目 次 ( 表 2 - 3 ) を 示 す 。 本 法 は , 全 5 章 , 全 49 条 か ら な り , 第 一 章 の 総 則 で は , 目 的 が 第 一 条 に , 定 義 が 第 二 条 に 記 さ れ て い る 。 な お , 第 四 章 に は ,「 臨 床 工 学 技 士 」 は 業 務 と し て 「 医 師 の 指 示 の 下 に 「 生 命 維 持 管 理 装 置 」 の 操 作 及 び 保 守 点 検 を 行 う 」。 ま た ,「 そ の 業 務 を 行 う に 当 た っ て は , 医 師 そ の 他 の 医 療 関 係 者 と の 緊 密 な 連 携 を 図 り , 適 正 な 医 療 の 確 保 に 努 め な け れ ば な ら な い 。」と ,具 体 的 に「 チ ー ム 医 療 の 推 進 に つ い て 」も 明 記 さ れ て い る ( 表 2 - 4 )。
表 2 - 3 臨 床 工 学 技 士 法 の 目 次
1 )第一章 総則 第一条・第二条
第二章 免許 第三条 - 第九条
第三章 試験 第十条 - 第三六条
第四章 業務等 第三七条 - 第四二条
第五章 罰則 第四三条 - 第四九条
附則
表 2 - 4 臨 床 工 学 技 士 法 の 第 一 章 総 則 , 第 四 章 業 務 等
1 )第一章 総則 目的 第一条 この法律は,臨床工学技士の資格を定めるとともに,その業務が 適正に運用されるように規律し,もつて医療の普及及び向上に 寄与することを目的とする。
定義 第二条 この法律で「生命維持管理装置」とは,人の呼吸,循環又は 代謝の機能の一部を代替し,又は補助することが目的とされている 装置をいう。
第二項 2 この法律で「臨床工学技士」とは,厚生労働大臣の免許を 受けて,臨床工学技士の名称を用いて,医師の指示の下に,
生命維持管理装置の操作(生命維持管理装置の先端部の 身体への接続又は身体からの除去であって政令で定めるものを 含む。以下同じ。)及び保守点検を行うことを業とする者をいう。
第四章 業務等 業務 第三七条 臨床工学技士は,保健師助産師看護師法(昭和二十三年法律 第二百三号)第三十一条第一項及び第三十二条の規定に かかわらず,診療の補助として生命維持管理装置の操作を行う ことを業とすることができる。
第二項 2 前項の規定は,第八条第一項の規定により臨床工学技士の 名称の使用の停止を命ぜられている者については,適用しない。
特定行為の 第三八条 臨床工学技士は,医師の具体的な指示を受けなければ,厚生 制限 労働省令で定める生命維持管理装置の操作を行つてはならない。
他の医療 第三九条 臨床工学技士は,その業務を行うに当たつては,医師その他の 関係者との 医療関係者との緊密な連携を図り,適正な医療の確保に努め
連携 なければならない。
10
臨 床 工 学 技 士 が 操 作 と 保 守 点 検 を 行 う「 生 命 維 持 管 理 装 置 」と は , 「 人 の 呼 吸 , 循 環 又 は 代 謝 の 機 能 の 一 部 を 代 替 し , 又 は 補 助 す る こ と が 目 的 と さ れ て い る 装 置 」 を さ す が , 表 2 - 5 に 臨 床 工 学 技 士 法 施 行 令 第 一 条 と 同 法 施 行 規 則 第 三 二 条 の 生 命 維 持 管 理 装 置 に 関 す る 具 体 的 な 記 述 を 示 す 。
「 生 命 維 持 管 理 装 置 の 身 体 へ の 接 続 等 」 で は , 呼 吸 ( マ ウ ス ピ ー ス , 鼻 カ ニ ュ ー レ そ の 他 の 先 端 部 ), 代 謝 ( 穿 刺 針 そ の 他 の 先 端 部 ), 循 環 ( 導 出 電 極 ) に つ い て の 身 体 お よ び 皮 膚 へ の 接 続 と 除 去 が 許 さ れ て い る 。
「 生 命 維 持 管 理 装 置 の 操 作 」 で は , 血 液 , 気 体 の 身 体 へ の 注 入 お よ び 抜 き 取 り , 薬 剤 の 注 入 , 電 気 的 刺 激 を 身 体 へ 負 荷 す る 操 作 も 許 さ れ て い る 。
表 2 - 5 臨 床 工 学 技 士 法 施 行 令 と 施 行 規 則 ( 生 命 維 持 管 理 装 置 に つ い て )
1 )臨床工学技士法施行令
生命維持管理装置の身体への接続等 第一条 臨床工学技士法(以下「法」という。)第二条第二項の政令で 定める生命維持管理装置の先端部の身体への接続又は 身体からの除去は,次のとおりとする。
一 人工呼吸装置のマウスピース,鼻カニューレその他の 先端部の身体への接続又は身体からの除去(気管への接続又は 気管からの除去にあつては,あらかじめ接続用に形成された 気管の部分への接続又は当該部分からの除去に限る。)
二 血液浄化装置の穿刺針その他の先端部のシャントへの接続 又はシャントからの除去
三 生命維持管理装置の導出電極の皮膚への接続又は皮膚から の除去
臨床工学技士法施行規則
第四章 業務 第三二条 法第三十八条の厚生労働省令で定める生命維持管理装置の 操作は,次のとおりとする。
一 身体への血液,気体又は薬剤の注入
二 身体からの血液または気体の抜き取り(採血を含む。)
三 身体への電気的刺激の負荷 法第三十八
条の厚生労
働省令で定
める生命維
持管理装置
の操作
臨 床 工 学 技 士 法 第 二 章 免 許 第 三 条 に は ,「 臨 床 工 学 技 士 に な ろ う と す る 者 は , 臨 床 工 学 技 士 国 家 試 験 に 合 格 し , 厚 生 労 働 大 臣 の 免 許 を 受 け な れ ば な ら な い 。」
と あ り , 以 下 に は 試 験 に 関 す る 臨 床 工 学 技 士 法 を 示 す 。 表 2 - 6 は , 臨 床 工 学 技 士 法 第 三 章 試 験 に つ い て 示 す 。
学 校 法 人 西 野 学 園 札 幌 医 学 技 術 福 祉 歯 科 専 門 学 校 臨 床 工 学 技 士 科 は , 受 験 資 格 第 一 四 条 第 一 号 に 該 当 す る 「 厚 生 労 働 大 臣 が 指 定 し た 臨 床 工 学 技 士 養 成 所 」 で あ り , 「 三 年 以 上 臨 床 工 学 技 士 と し て 必 要 な 知 識 及 び 技 能 を 修 得 」す る 修 業 年 限 3 年 の 教 育 内 容 を 実 践 す る 。
表 2 - 6 臨 床 工 学 技 士 法 の 第 三 章 試 験
1 )第三章 試験 試験の目的 第一〇条 試験は,臨床工学技士として必要な知識及び技能について行う。
試験の実施 第一一条 試験は,毎年一回以上,厚生労働大臣が行う。
受験資格 第一四条 試験は,次の各号のいずれかに該当するものでなければ,
受けることができない。
第一号 一 学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)第九十条 第一項の規定により大学に入学することができる者(この号の 規定により文部科学大臣の指定した学校が大学である場合に おいて,当該大学が同条第二項の規定により当該大学に入学 させたものを含む。)で,文部科学大臣が指定した学校又は 厚生労働大臣が指定した臨床工学技士養成所において,三年 以上臨床工学技士として必要な知識及び技能を修得したもの 第二号 二 学校教育法に基づく大学若しくは高等専門学校,旧大学令
(大正七年勅令第三百八十八号)に基づく大学又は厚生労働省で 定める学校,文教研修施設若しくは養成所において二年(高等 専門学校にあつては,五年)以上修業し,かつ,厚生労働大臣の 指定する科目を修めた者で,文部科学大臣が指定した学校又は 厚生労働大臣が指定した臨床工学技士養成所において,一年 以上臨床工学技士として必要な知識及び技能を修得したもの 第三号 三 学校教育法に基づく大学若しくは高等専門学校,旧大学令に
基づく大学又は厚生労働省令で定める学校,文教研修施設 若しくは養成所において一年(高等専門学校にあつては,四年)
以上修業し,かつ,厚生労働大臣の指定する科目を修めた者で,
文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した臨床 工学技士養成所において,二年以上臨床工学技士として必要な 知識及び技能を修得したもの
第四号 四 学校教育法に基づく大学(短期大学を除く。)又は旧大学令に
12
表 2 - 7 は , 臨 床 工 学 技 士 法 施 行 規 則 の 第 二 章 試 験 を 示 す 。 第 一 〇 条 よ り 試 験 科 目 は , 医 学 概 論 , 臨 床 医 学 総 論 , 医 用 電 気 電 子 工 学 , 医 用 機 械 工 学 , 生 体 物 性 材 料 工 学 , 生 体 機 能 代 行 装 置 学 , 医 用 治 療 機 器 学 , 生 体 計 測 装 置 学 , 医 用 機 器 安 全 管 理 学 の 以 上 9 科 目 か ら な る 。
直 近 の 「 第 27 回 臨 床 工 学 技 士 国 家 試 験 」 は , 平 成 26 年 ( 2014 年 ) 3 月 2 日
( 日 )に 北 海 道 ,東 京 都 ,大 阪 府 ,福 岡 県 の 4 試 験 地 で 行 わ れ た 。合 格 発 表 は , 平 成 26 年 3 月 27 日 ( 木 ) 午 後 2 時 か ら 厚 生 労 働 省 に て 掲 示 ( ホ ー ム ペ ー ジ 含 む ) さ れ る 。
表 2 - 7 臨 床 工 学 技 士 法 施 行 規 則 の 第 二 章 試 験
1 )第二章 試験 試験科目 第一〇条 試験の科目は,次のとおりとする。
一 医学概論(公衆衛生学,人の構造及び機能,病理学概論及び 関係法規を含む。)
二 臨床医学総論(臨床生理学,臨床生化学,臨床免疫学及び 臨床薬理学を含む。)
三 医用電気電子工学(情報処理工学を含む。)
四 医用機械工学 五 生体物性材料工学 六 生体機能代行装置学 七 医用治療機器学 八 生体計測装置学 九 医用機器安全管理学
第一一条 試験を施行する期日及び場所並びに受験願書の提出期限は,
あらかじめ,官報で公告する。
受験の申請 第一二条 試験を受けようとする者は,様式第六号による受験願書を厚生 労働大臣に提出しなければならない。
第二項 2 前項の受験願書には,次に掲げる書類を添えなければ ならない。
第一号 一 法第十四条第一号から第三号までに該当するものである ときは,修業証明書又は卒業証明書
第四号 四 写真(出願前六月以内に脱帽して正面から撮影した縦六 センチメートル横四センチメートルのもので,その裏面には撮影 年月日及び氏名を記載すること。)
合格証書 第一五条 厚生労働大臣は,試験に合格した者に合格証書を交付する
の交付 ものとする。
試験施行期
日等の公告
2 - 2 - 1 臨 床 工 学 技 士 学 校 養 成 所 指 定 規 則
通 知 と し て「 臨 床 工 学 技 士 養 成 所 の 指 導 要 領 に つ い て 」で は ,平 成 16 年( 2004 年 )に「 教 育 の 内 容 等 に 関 す る 部 分 が 改 め ら れ た 」。 本 改 正 は ,カ リ キ ュ ラ ム の 大 綱 化 と し て , 以 前 の よ う な 科 目 の 指 定 も な く , 学 校 や 養 成 所 の 独 自 性 を 打 ち 出 せ る 大 幅 な 改 正 と な っ た 。
表 2 - 8 に は , 臨 床 工 学 技 士 法 第 一 四 条 第 一 号 の 教 育 内 容 を 示 す 。 な お , 臨 床 工 学 技 士 法 第 一 四 条 第 二 号 と 第 三 号 の 教 育 内 容 で は , 基 礎 分 野 の 単 位 数 14 を 除 く , 専 門 基 礎 分 野 と 専 門 分 野 の 単 位 数 79 と な る 。
特 に ,臨 床 工 学 技 士 学 校 養 成 所 指 定 規 則 別 表 第 一( 第 四 条 関 係 )備 考 四 に は ,
「 医 用 生 体 工 学 , 医 用 機 器 学 , 生 体 機 能 代 行 技 術 学 及 び 医 用 安 全 管 理 学 の 講 義
に お け る 医 学 的 領 域 と 工 学 的 領 域 の 時 間 配 分 は , お お む ね 二 分 の 一 ず つ と す る
も の と す る 。」と あ る 。本 備 考 は ,教 育 内 容 の 専 門 分 野 に つ い て ,工 学 的 領 域 を
半 分 の 時 間 を 配 分 す る と い う 「 工 学 教 育 」 の 重 要 性 を 指 定 し た も の で あ る 。
臨 床 工 学 技 士 法 第 一 四 条 第 一 号 の「 学 校 及 び 養 成 所 の 指 定 基 準 」は , 「 修 業 年
限 は , 三 年 以 上 」,「 教 育 の 内 容 は , 別 表 第 一 に 定 め る も の 以 上 」 で あ り , 専 任
教 員 は 「 六 人 以 上 は , 医 師 , 臨 床 工 学 技 士 ( 業 務 経 験 五 年 以 上 ), 工 学 修 士 の 学
位 を 有 す る 者 」 等 が 指 定 さ れ る 。
14
表 2 - 8 教 育 内 容 ( 臨 床 工 学 技 士 法 第 一 四 条 第 一 号 )
1 )単位数 科学的思考の基盤
人間と生活
人体の構造及び機能 6
臨床工学に必要な医学的基礎 8
臨床工学に必要な理工学的基礎 16
臨床工学に必要な医療情報技術とシステム工学の基礎 7
医用生体工学 7
医用機器学 8
生体機能代行技術学 12
医用安全管理学 5
関連臨床医学 6
臨床実習 4
93 臨床工学技士学校養成所指定規則
別表第一(第四条関係)
備考四 医用生体工学,医用機器学,生体機能代行技術学及び医用安全管理学 の講義における医学的領域と工学的領域の時間配分は,おおむね二分の一ずつ とするものとする。
基礎分野
専門基礎 分野
専門分野
教 育 内 容
合 計
14
2 - 2 - 2 臨 床 工 学 技 士 養 成 所 の 指 導 要 領 に つ い て
「 臨 床 工 学 技 士 養 成 所 の 指 導 要 領 に つ い て 」は ,平 成 16 年( 2004 年 )に「 教 育 の 内 容 等 に 関 す る 部 分 が 改 め ら れ た 」 と 通 知 さ れ た 。
表 2 - 9 は , 「 臨 床 工 学 技 士 養 成 所 の 指 導 要 領 に つ い て 」別 表 1 の 臨 床 工 学 技 士 法 第 一 四 条 第 一 号 の 教 育 内 容 と 教 育 目 標 の み を 示 す 。
表 2 - 9 教 育 内 容 と 教 育 目 標
( 臨 床 工 学 技 士 法 第 一 四 条 第 一 号 別 表 1 を 改 編 )
1 )単位数
科学的思考の基盤
人間と生活 生命倫理及び人の尊厳を幅広く理解する。
国際化及び情報化社会に対応できる能力を養う。
小計 37
小 計 42
93
臨床工学に必要な臨床医学の基礎及び各種疾患の病態を体系的に学び,
チーム医療の一員として,医療の内容を把握し理解する能力を養う。
臨床工学に必要な理工学的基礎知識を習得し,医療に応用される 理工学的技術・機器を理解するための能力を養う。
臨床工学に必要な 医学的基礎 臨床工学に必要な 理工学的基礎 臨床工学に必要な 医療情報技術と システム工学の基礎
科学的・論理的思考力を育て,人間性を磨き,自由で主体的な判断と 行動を培う。
医療分野で利用される情報処理技術及びシステム工学を学び,
その実践応用を理解する基礎的能力を養う。
臨床で利用される計測機器・治療機器の原理・構造・構成を工学的に理解し,
その適正かつ安全な使用方法や保守管理に関する実践的知識・技術を習得する。
人の呼吸・循環・代謝に関わる生命維持管理装置の原理・構造を工学的に理解し,
その適正かつ安全な使用法や保守管理に関する実践的知識・技術を習得する。
医用工学機器を中心とした医療の安全確保のために,機器及び関連施設・設備の システム安全工学を理解し,併せて関連法規・各種規格等を学習し,医用安全 管理技術を習得する。
臨床工学業務を行う上で必要な関連疾患の病態及び治療法を理解する。
臨床工学技士としての基礎的な実践能力を身に付け,医療における臨床工学の 重要性を理解し,かつ,患者への対応について臨床現場で学習し,チーム医療の 一員としての責任と役割を自覚する。
8
12
5
6
4
工学の基礎概念を用いて生体を理解し,工学的技術を医療機器に応用する ための知識・技術を習得する。
合 計 基
礎 分 野
14
6
8
16
7
7 医用生体工学
医用機器学 教育内容
人体の構造及び機能
教育目標
専 門 基 礎 分 野
専 門 分 野
生体機能代行技術学
医用安全管理学
関連臨床医学
臨床実習
人体の構造と機能を系統的に学び,生命現象を総合的に理解し,
関連科目を習得するための基礎的能力を養う。
16
学 校 法 人 西 野 学 園 札 幌 医 学 技 術 福 祉 歯 科 専 門 学 校 臨 床 工 学 技 士 科 は , 臨 床 工 学 技 士 法 第 一 四 条 第 一 号 に 該 当 す る 「 厚 生 労 働 大 臣 が 指 定 し た 臨 床 工 学 技 士 養 成 所 」で あ り , 「 三 年 以 上 臨 床 工 学 技 士 と し て 必 要 な 知 識 及 び 技 能 を 修 得 」す る 修 業 年 限 3 年 , 定 員 40 名 で 特 色 を も っ た 科 目 に て 教 育 内 容 を 実 践 す る 。
以 下 の 表 に お い て は ,表 2 - 1 0 に 教 育 内 容 と 科 目( 基 礎 分 野 ),表 2 - 1 1 に 教 育 内 容 と 科 目( 専 門 基 礎 分 野 ), 表 2 - 1 2 に は 教 育 内 容 と 科 目( 専 門 分 野 ) と 3 分 野 を 合 計 し た 時 間 数 , 実 施 単 位 数 を 指 定 単 位 数 と あ わ せ て 示 す 。
な お , 本 教 育 内 容 は , 平 成 20 年 ( 2008 年 ) 度 入 学 生 よ り 開 始 し , 基 礎 学 力 低 下 が 著 し い 状 況 を 打 開 す る た め に 大 幅 に 改 編 し た 。 本 博 士 論 文 「 医 療 系 学 科 に お け る 理 工 学 的 教 育 法 に 関 す る 研 究 」 に お い て , 特 に 強 調 す る 教 育 法 を 以 下 に 整 理 す る 。
ま ず 基 礎 分 野 ( 表 2 - 1 0 ) で は , 入 学 直 後 の 初 年 次 前 期 か ら 理 数 科 目 の 補
強 と し て ,「 生 物 学 」,「 医 用 数 学 Ⅰ ( 初 年 次 前 期 )・ Ⅱ ( 初 年 次 後 期 )」,「 医 用 物
理 学 Ⅰ ・ Ⅱ 」,「 医 用 化 学 ( 通 年 )」 を , 講 義 と し て 業 務 に 直 結 す る 内 容 と し た 。
ま た , 実 習 と し て 「 化 学 実 習 」 で は , 血 液 浄 化 業 務 に 準 じ た 化 学 反 応 を 実 験 す
る 内 容 と し た 。実 習 は ,講 義 の 知 識 と 手 技 と の リ ン ク が 図 る こ と が 実 現 す る と ,
相 乗 効 果 に よ り 理 解 度 向 上 が 大 き く 促 さ れ る 。 特 に , 臨 床 工 学 技 士 と し て 業 務
を 遂 行 す る に は , 正 確 な 判 断 の 上 , 手 技 を 伴 う 操 作 が で き な け れ ば な ら な い 。
教 育 目 標 と し て , 「 知 識 及 び 技 能 」, 「 知 識・技 術 」を 習 得 さ せ な け れ ば な ら な い 。
表 2 - 1 0 教 育 内 容 と 科 目 ( 基 礎 分 野 )
( 学 校 法 人 西 野 学 園 札 幌 医 学 技 術 福 祉 歯 科 専 門 学 校 臨 床 工 学 技 士 科 修 業 年 限 3 年 定 員 4 0 名 )
単位数 時間数 計
前期 後期 前期 後期 前期 後期
心理学 15 1
法学 15 1
文章技法Ⅰ 15 1
文章技法Ⅱ 15 1
生物学 15 1
医用数学Ⅰ 30 1
医用数学Ⅱ 30 1
医用物理学Ⅰ 30 1
医用物理学Ⅱ 30 1
医用化学 60 1 1
化学実習 30 1
英語 30 1
体育 30 1
14 345 8 4 1 1 0 0 14
小 計 基
礎 分 野
科 学 的 思 考 の 基 盤
人 間 と 生 活
14 14
実施単位数
教育内容 科目 1年次 2年次 3年次
続 い て , 専 門 基 礎 分 野 ( 表 2 - 1 1 ) で は , 初 年 次 と 2 年 次 前 期 ま で に 履 修
し た 内 容 の 総 復 習 と し て 後 述( 第 5 章 5 - 4 実 践 例 2( 製 作 実 習 ))の「 電 子 工
学 実 習 」 を 実 施 し た 。
18
表 2 - 1 1 教 育 内 容 と 科 目 ( 専 門 基 礎 分 野 )
( 学 校 法 人 西 野 学 園 札 幌 医 学 技 術 福 祉 歯 科 専 門 学 校 臨 床 工 学 技 士 科 修 業 年 限 3 年 定 員 4 0 名 )
単位数 時間数 計
前期 後期 前期 後期 前期 後期
公衆衛生学 30 1
解剖学 30 1
生理学Ⅰ 30 1
生理学Ⅱ 30 1
生理学Ⅲ 30 1
基礎医学実習 30 1
医学概論 15 1
看護学概論 30 1
臨床生化学Ⅰ 15 1
臨床生化学Ⅱ 30 1
臨床免疫学概論 30 1
臨床薬理学概論 30 1
臨床検査学概論 15 1
病理学概論 15 1
電気工学Ⅰ 30 1
電気工学Ⅱ 30 1
電気工学Ⅲ 30 1
医用工学実習Ⅰ 60 2
医用工学実習Ⅱ 60 2
電子工学Ⅰ 30 1
電子工学Ⅱ 30 1
電子工学実習 30 1
生体計測装置学Ⅰ 30 1
生体計測装置学Ⅱ 30 1
生体計測装置学実習 40 1
機械工学Ⅰ 30 1
機械工学Ⅱ 30 1
物性工学 30 1
材料工学 30 1
放射線工学概論 15 1
システム工学Ⅰ 30 1
システム工学Ⅱ 30 1
情報工学 30 1
情報工学実習Ⅰ 30 1
情報工学実習Ⅱ 30 1
情報工学実習Ⅲ 30 1
情報工学実習Ⅳ 30 1
37 1105 12 15 5 6 1 0 39
シ ス テ ム 工 学 の 基 礎 医 療 情 報 技 術 と 臨 床 工 学 に 必 要 な
7 7
小 計 専
門 基 礎 分 野
機 能 人 体 の 構 造 及 び
6 6
医 学 的 基 礎 臨 床 工 学 に 必 要 な
8 8
理 工 学 的 基 礎 臨 床 工 学 に 必 要 な
16 18
実施単位数
教育内容 科目 1年次 2年次 3年次
最 後 に , 専 門 分 野 ( 表 2 - 1 2 ) で は , 教 育 内 容 の 医 用 生 体 工 学 の 科 目 「 医 用 工 学 Ⅰ 」 の み が 1 年 次 に 開 講 さ れ , 2 年 次 よ り 本 格 的 に 開 始 さ れ る 。
な お , 専 門 性 の 高 い 講 義 や 実 習 が 展 開 さ れ る た め , 段 階 的 に 「 臨 床 工 学 」 の 本 質 に 到 達 す る 教 育 内 容 と 科 目 の 構 成 と な る 。
総 復 習 と し て の 国 家 試 験 対 策 科 目 「 医 用 工 学 特 論 Ⅱ 」 等 は , 理 工 学 的 領 域 の
集 大 成 と な る 教 育 内 容 で あ る 。
20
表 2 - 1 2 教 育 内 容 と 科 目 ( 専 門 分 野 )
( 学 校 法 人 西 野 学 園 札 幌 医 学 技 術 福 祉 歯 科 専 門 学 校 臨 床 工 学 技 士 科 修 業 年 限 3 年 定 員 4 0 名 )
単位数 時間数 計
前期 後期 前期 後期 前期 後期
医用工学Ⅰ 30 1
医用工学Ⅱ 30 1
医用生体工学実習 45 1
医用工学特論Ⅰ 60 2
医用工学特論Ⅱ 120 4
医用機器学Ⅰ 30 1
医用機器学Ⅱ 30 1
医用治療機器学 30 1
医用治療機器学実習 45 1
医用機器学特論 120 4
生体機能代行技術学(専門用語) 30 1
生体機能代行装置学(呼吸) 30 1
生体機能代行装置学(麻酔) 15 1
生体機能代行装置学(循環)Ⅰ 30 1
生体機能代行装置学(循環)Ⅱ 30 1
生体機能代行装置学(代謝)Ⅰ 30 1
生体機能代行装置学(代謝)Ⅱ 30 1
生体機能代行装置学実習 40 1
生体機能代行装置学特論 120 2 2
医用機器安全管理学Ⅰ 30 1
医用機器安全管理学Ⅱ 30 1
医用機器安全管理学Ⅲ 30 1
医用機器安全管理学実習 30 1
関係法規 15 1
関連臨床医学Ⅰ 30 1
関連臨床医学Ⅱ 30 1
関連臨床医学Ⅲ 15 1
関連臨床医学Ⅳ 15 1
関連臨床医学特論 60 2
卒業研究 120 4
4 臨床実習 180 4 4
42 1480 0 1 13 8 11 15 48
93 2930 20 20 19 15 12 15 101
合 計
5
関 連 臨 床 医 学
6 10
臨床実習 小 計
9
医 用 機 器 学
8 8
生 体 機 能 代 行 技 術 学
12 12
教育内容 科目 1年次 2年次 3年次
専 門 分 野
医 用 生 体 工 学
7
管 理 学 医 用 安 全
5
実施単位数
第 3 章
入 学 前 教 育
22 3 - 1 は じ め に
本 章 で は , 入 学 前 教 育 に 関 す る 事 例
4 , 5 )を 説 明 す る 。
札 幌 医 学 技 術 福 祉 歯 科 専 門 学 校 の 臨 床 工 学 技 士 科 で は , 入 学 者 の 大 多 数 は オ ー プ ン キ ャ ン パ ス に 参 加 し , 体 験 入 学 や 学 校 見 学 会 に お い て 学 校 生 活 を 具 体 的 に イ メ ー ジ す る 。 た だ , 教 育 内 容 に 関 す る 説 明 は , 入 学 試 験 に 合 格 し 入 学 手 続 き 後 に 開 催 す る 「 入 学 前 ガ イ ダ ン ス 」 ま で 詳 細 は 周 知 さ れ て い な い 状 況 で あ っ た 。
前 章 で 述 べ た 臨 床 工 学 技 士 法 等 で 定 め ら れ た 臨 床 工 学 の 教 育 内 容( 表 3 - 1 ) は , 卒 業 時 に 受 験 す る 国 家 試 験 の 出 題 基 準 に 準 じ , 各 校 特 色 を も っ た カ リ キ ュ ラ ム を 編 成 す る 。 国 家 試 験 は , 臨 床 の 「 医 学 」 は も ち ろ ん 「 工 学 」 内 容 も 双 方 均 等 に 出 題 さ れ る 。
最 近 , 表 3 - 1 に 示 す 初 年 次 に 展 開 す る 「 基 礎 分 野 」 に お い て , 特 に 「 科 学 的 思 考 の 基 盤 」 の 理 数 科 目 の 理 解 度 が 国 家 試 験 の 合 否 を 分 け る 重 要 な 指 標 と な っ て き た 。 国 家 試 験 の 合 格 の た め に は , 数 学 で は 小 学 校 の 「 算 数 」 か ら 高 等 学 校 で 履 修 の 「 数 学 Ⅰ 」 ま で の 基 本 内 容 を , 理 科 で は 「 生 物 」,「 化 学 」,「 物 理 」 の 初 歩 的 な 内 容 に 関 す る 基 礎 学 力 を , 初 年 次 前 期 に 修 得 し て お く こ と が 必 要 で あ る 。
表 3 - 1 臨 床 工 学 の 教 育 内 容
科学的思考の基盤 人間と生活
人体の構造及び機能 臨床工学に必要な医学的基礎 臨床工学に必要な理工学的基礎 臨床工学に必要な医療情報技術と システム工学の基礎
医用生体工学 医用機器学
生体機能代行技術学 医用安全管理学 関連臨床医学 臨床実習
教育内容
基礎分野
専門 基礎 分野
専門 分野
3 - 2 入 学 前 ガ イ ダ ン ス ( 入 学 予 定 者 お よ び 保 護 者 )
入 学 前 ガ イ ダ ン ス は , 平 成 24 年 ( 2012 年 ) 度 入 学 生 ま で 臨 床 工 学 技 士 科 の 単 一 学 科 主 催 で 保 護 者 も 含 め 実 施 し て き た 。
入 学 手 続 き を 済 ま せ た 合 格 者 に は , 例 年 通 り の 3 月 中 下 旬 に 入 学 前 ガ イ ダ ン ス を 開 催 し た 。 本 人 な ら び に 希 望 す る 保 護 者 に も 来 校 の 上 , こ れ か ら 通 学 す る 校 内 の 学 習 と 生 活 の 環 境 を 確 認 す る 。 学 生 , 保 護 者 , 教 員 の 3 者 間 の 共 通 認 識 の 機 会 と し て い る 。
当 日 の 内 容 は , 学 習 方 法 の 概 要 説 明 や , 医 療 機 器 , 実 験 装 置 を 実 際 に 見 て も
ら い な が ら の 実 習 内 容 の 説 明 , 学 会 認 定 試 験 や 国 家 試 験 の こ れ ま で の 卒 業 生 の
取 組 み 結 果 や , 学 校 生 活 , 成 績 に 関 す る 説 明 , 最 後 に は 自 己 紹 介 を 含 め 入 学 後
の 抱 負 等 を 発 表 し て も ら い 入 学 に 向 け た 疑 問 , 不 安 を 少 し で も 解 消 で き る よ う
に し て い る 。
24 3 - 3 教 材 を 用 い た 入 学 前 教 育
入 学 前 教 育 は ,過 去 に 通 信 添 削 課 題 を 試 み た 際 の 受 講 者 の 要 望 に も あ っ た が , 早 期 に 実 施 す る こ と で , 学 習 の 空 白 期 間 を 少 し で も 減 少 で き , 学 習 習 慣 と モ チ ベ ー シ ョ ン の 継 続 が 図 れ た 。
本 学 園 の 入 学 試 験 は , 10 月 下 旬 の 第 1 期 か ら 3 月 中 旬 の 第 5 期 ま で あ り ,受 験 科 目 は , 国 語 , 数 学 , 生 物 , 面 接 で あ る 。 そ の う ち , 推 薦 入 試 と 社 会 人 入 試 は 国 語 と 面 接 で , 一 般 入 試 は 必 須 の 国 語 と , 数 学 も し く は 生 物 の 選 択 , 計 2 科 目 と 面 接 に な る 。
こ こ で , 入 学 希 望 者 の 数 学 , 理 科 の 学 習 歴 が 様 々 で あ る 中 , 例 え ば 推 薦 入 試 で は 数 学 , 生 物 な ど 入 試 に 課 さ れ な い 科 目 は 学 力 を 評 価 す る 機 会 も 少 な い 。 そ こ で , 入 学 後 に 学 習 の 大 き な ギ ャ ッ プ に 戸 惑 う こ と が な い よ う に , 予 習 も 意 図 し て 入 学 前 教 育 を 実 施 し た 。
次 項 か ら は , 実 際 に 試 行 し た 最 近 の 実 施 2 例 を 説 明 す る 。
3 - 3 - 1 実 践 例 1 ( 市 販 問 題 集 の 利 用 )
今 回 , 入 学 前 教 育 の 教 材 と し て 「 看 護 ・ 医 療 学 校 受 験 問 題 集 ‘13 年 版 」( 成 美 堂 出 版 )
2 8 )( 図 3 - 1 ) を , 発 行 直 後 の 平 成 24 年 ( 2012 年 ) 2 月 1 日 に 入 学 予 定 者( 第 3 期 入 試 ま で の 入 学 手 続 き 者 35 名 )に 発 送 し た 。理 数 4 科 目( 生 物 , 化 学 , 物 理 , 数 学 ) の 学 習 範 囲 を , 初 年 次 前 期 科 目 へ の 導 入 を 目 的 と す る 旨 周 知 し 解 答 を 指 示 し た( 表 3 - 2 )。ま た ,入 学 後 の プ レ ー ス メ ン ト テ ス ト の 実 施 も あ わ せ て 周 知 し た 。
今 回 は , 提 出 , 添 削 , ス ク ー リ ン グ は 行 わ ず , 電 話 質 問 と し た 。 問 題 集 に は 簡 単 な 解 説 も あ り , 質 問 は な か っ た 。 な お , 残 る 第 4 期 と 第 5 期 入 試 の 合 格 者 に は , 入 学 手 続 き 後 速 や か に 発 送 し た 。
以 上 対 象 と な る 平 成 24 年 ( 2012 年 ) 度 新 入 生 は , 41 名 ( 男 32 名 , 女 9 名 ,
18 ~ 26 歳 )( 平 均 年 齢 18.7 ± 1.8 歳 )( M ean ± S.D. ) だ っ た 。
26
図 3 - 1 市 販 問 題 集 の 内 容
2 8 )(「 看 護 ・ 医 療 学 校 受 験 問 題 集 ‘ 1 3 年 版 」 ( 成 美 堂 出 版 ) ホ ー ム ペ ー ジ よ り 抜 粋 )
( htt p://www.s eibidoshuppan.co.j p/product/9784415212814/ ) 2012/02/ 01 時 点
表 3 - 2 入 学 前 教 育 と 初 年 次 前 期 科 目 の 内 容
科目 単元 科目 単元 科目 単元
細胞と組織 細胞・組織・器官 数と式の計算1
生殖と発生 骨格 数と式の計算2
遺伝 血液と体液 複素数・方程式
環境と生物の反応 呼吸器系 指数法則・指数の拡張
生命現象と物質 循環器系 指数関数
物質の構成 消化器系と代謝 演習1
物質の構造 泌尿器系 まとめ1
物質の変化 内分泌と神経系 対数と対数法則
無機物質の性質 元素,原子,分子 対数関数・対数計算
力学 化学結合(種々の結合) 三角関数1
エネルギー 化学結合(分子間結合) 三角関数2
波動 物質の三態 三角関数3
電磁気 気体の性質 三角関数4
数と式 溶液の性質 演習2
分数式・整式の除法 凝固点と沸点 まとめ2
関数とグラフ まとめ1
方程式と不等式 塩・酸・アルカリ(塩)
三角比 塩・酸・アルカリ(酸とアルカリ)
三角関数 塩・酸・アルカリ(水素イオン濃度)
指数・対数関数 電解質
図形と方程式 電池
無機物質 まとめ2 力(重力と重心)
力(力のモーメント)
力(加速度)
力(摩擦力)
力(浮力)
まとめ1 圧力(流体1)
圧力(流体2)
圧力(流体3)
圧力(気体)
圧力(拡散と浸透)
まとめ2
熱(熱の単位,伝導)
熱(熱エネルギー)
熱(気体の圧力・体積・温度の変化)
導入教育(初年次前期)
医用物理学Ⅰ
(全15回)
医用数学Ⅰ
(全15回)
入学前教育
生物
生物学
(全8回)
化学
医用化学
(全30回)
(前期15回)
物理
数学
28
ま た , 図 3 - 2 に は 入 学 前 教 育 に 関 す る ア ン ケ ー ト の 結 果 を 示 す 。 な お , 実 施 時 期 は 入 学 後 の 入 学 オ リ エ ン テ ー シ ョ ン の プ レ ー ス メ ン ト テ ス ト 後 に 実 施 し た も の で あ る 。
教 材 の 理 解 度 に つ い て , A ( す べ て 理 解 で き た ) か ら D ( 理 解 で き な か っ た ) の 4 段 階 で , 4 科 目 を 評 価 し た 。最 も 否 定 的 な「 理 解 で き な か っ た 」の 評 価 は , 数 学 の 24.4% に つ い て は , 感 想 で も 見 ら れ た 計 算 が 不 得 意 な 者 が 占 め た と 思 わ れ る 。
感 想 欄 に も あ っ た が , 「 本 教 材 の 他 に ,よ り 詳 細 な 解 説 を 見 た か っ た 」, 「 高 校 の 教 員 に 教 え て も ら っ た 」,同 じ く「 友 人 に 教 わ っ た 」等 の 積 極 的 な も の が 大 多 数 で あ っ た 。 履 修 し て い な い 科 目 に つ い て 「 発 送 教 材 だ け で 自 学 実 習 は 困 難 だ っ た 」と い う 意 見 や , 「 登 校 し て 対 策 講 義 を 開 い た 方 が い い 」と い う 意 見 は 数 例 だ っ た 。
今 回 の ね ら い で も あ る 他 の ア ン ケ ー ト 項 目 で は , 入 学 後 履 修 す る 理 数 系 科 目
の イ メ ー ジ は で き た か に つ い て は 肯 定 的 な 評 価 が 80.5% で あ り , 入 学 前 学 習 の
効 果 は , 58.5% が 「 あ る 」 と 回 答 し た 。 さ ら に , 入 学 後 に 対 す る 心 構 え は ,「 で
き た 」 36.6% ,「 少 し で き た 」 51.2% と 当 初 の 目 的 を 果 た す こ と が で き た か と 思
わ れ る 。
学習(入学後)に対する
「心構え」はできましたか?
入学前学習を終えての感想
「効果」はありますか?
入学後の学習について
「不安」はありますか?
理数系科目の学習内容について
「イメージ」はできましたか?
できた 少しできた
できなかったある
58.5%
変わらない
31.7%
ない
9.8%
ない
4.9%
自信がない
(なくなった)
14.6%
少し
36.6%
大きい
43.9%
できた
26.8%
少しできた
53.7%
全くでき なかった
17.1%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
A:すべて理解できた B:ほぼ理解できた C:少し理解できた D:理解できなかった 入学前学習内容は「理解」できましたか?
数学
生物
化学
物理 A
2.4%
B 19.5
%C
51.2%
D
24.4%
A
2.4%
B
26.8%
C
48.8%
D
19.5%
B
4.9%
C
65.9%
D
26.8%
B
2.4%
C
17.1%
D
78.0%