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平成 27 年度内閣府年央試算の概要 資料 1-1 一定の前提の下で 今後の経済見通しを試算すると 各種施策の推進等により 雇用 所得環境が引き続き改善し 交易条件も改善する中で 平成 27 年度から平成 28 年度にかけて実質 GDP は 1% 台半ばから後半の成長 名目 GDP は 3% 近い成

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(1)

経済財政諮問会議(平成 27 年第 13 回)議事次第

平 成 2 7 年 7 月 2 2 日 ( 水 ) 1 7 時 1 0 分 ~ 1 7 時 5 5 分 官 邸 2 階 小 ホ ー ル 1. 開 会 2. 議 事 (1) 「予算の全体像」と平成 27 年度の経済動向について (2) 平成 28 年度概算要求基準について (3) 今後の経済財政諮問会議の取組について 3. 閉 会 (説明資料) 資料1-1 平成 27 年度内閣府年央試算の概要(内閣府) 資料1-2 平成 27 年度の経済動向について(内閣府年央試算)(内閣府) 資料2 平成 28 年度の予算の全体像 資料3-1 中長期の経済財政に関する試算(2015 年 7 月)のポイント 資料3-2 中長期の経済財政に関する試算(内閣府) 資料4 平成 28 年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について(案)(麻生議員提出資料) 資料5 経済財政諮問会議の今後の課題・取組について(甘利議員提出資料) (配布資料) ○ 「地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策」の進捗状況等(内閣府) ○ 平成 27 年政策コメンテーター委員会・報告会の概要(内閣府) WIC-1

(2)

(▲ 1.5) (1.4) (1.7) (0.6) (0.1) (▲ 0.0)

0.9

1.5

1.7

-2.0 -1.5 -1.0 -0.5 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 平成26年度 (2014年度) 平成27年度 (2015年度) 平成28年度 (2016年度) 実績 今回試算 参考試算 外需寄与度 内需寄与度 実質GDP成長率

平成

27年度 内閣府年央試算の概要

• 一定の前提の下で、今後の経済見通しを試算すると、各種施策の推進等により、雇用・所得環境

が引き続き改善し、交易条件も改善する中で、平成

27年度から平成28年度にかけて実質GDPは

1%台半ばから後半の成長、名目GDPは3%近い成長が見込まれる。

• 先行きのリスクとしては、中国経済をはじめとした海外景気の下振れや金融資本市場・商品市場の

動向等に留意する必要がある。

○主要経済指標

○実質GDP成長率と寄与度

(%、%程度) (%、%程度) 平成26年度 (2014年度) 平成27年度 (2015年度) 平成27年度 (2015年度) 平成28年度 (2016年度) 実績 政府経済見通し 今回試算 参考試算 (%) (平成27年2月) (%程度) (%程度) 実質GDP

▲ 0.9

1.5

1.5

1.7

民間消費

▲ 3.1

2.0

1.7

1.9

民間企業設備

0.4

5.3

5.4

4.5

内需寄与度

(▲ 1.5)

(1.4)

(1.4)

(1.7)

外需寄与度

(0.6)

(0.1)

(0.1)

(▲ 0.0)

実質GNI

▲ 0.3

2.1

2.6

1.7

名目GDP

1.6

2.7

2.9

2.9

消費者物価(総合)

2.9

1.4

0.6

1.6

消費税率引上げの 影響除く

0.9

失業率

3.5

3.5

3.3

3.2

資料1-1

(3)

1

平成 27 年度の経済動向について(内閣府年央試算)

平成 27 年7月 22 日 内 閣 府 我が国経済は、「大胆な金融政策」、「機動的な財政政策」、「民間投資を喚起 する成長戦略」の「三本の矢」の一体的推進により、デフレ脱却と経済再生 に向けた大きな前進がみられる。足下では、景気回復が雇用の増加や賃金上 昇につながり、それが消費や投資の増加に結び付くという経済の「好循環」 が着実に回り始めている。こうした中で、景気は緩やかな回復基調にある。 また、昨年末以降の原油価格の下落等により、我が国の交易条件は改善し、 実質所得の大幅な増加に寄与している。消費者物価は原油価格下落の影響に より、前年比でみた上昇率が鈍化しているが、国内で生産される財・サービ ス全体の価格を表すGDPデフレーター上昇率(消費税率引上げの影響を除 く)は明確なプラスとなっている。地方経済については、消費の回復には地 域ごとにばらつきがみられるものの、雇用・所得面での改善が波及しつつあ る。 今後については、「地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策」を具体化す る平成 26 年度補正予算及び平成 27 年度予算の着実な実行や賃金上昇を定着 させ投資を促進させるための環境整備の取組等により、雇用・所得環境が引 き続き改善し、好循環が更に進展するとともに、交易条件も改善する中で、 堅調な民需に支えられた景気回復が見込まれる。 以上を踏まえ、平成 27 年度のGDP成長率は、実質で 1.5%程度、名目で 2.9%程度と見込まれる。また、物価については、足下では原油価格の下落に より前年比でみた上昇率が鈍化しているものの、日本銀行の「量的・質的金 融緩和」の効果や景気回復の進展に伴う需給の引き締まりにより上昇率が 徐々に高まり、消費者物価(総合)は前年度比 0.6%程度と見込まれる。 先行きのリスクとしては、中国経済をはじめとした海外景気の下振れや金 融資本・商品市場の動向等に留意する必要がある。

資料1-2

WIC-3

(4)

2

主要経済指標

平成 26 年度 (実績) 平成 27 年度 (政府経済見通し) 平成 27 年度 (今回試算) 実質国内総生産 ▲ 0.9 1.5 1.5 民間最終消費支出 ▲ 3.1 2.0 1.7 民間住宅 ▲ 11.7 1.5 2.2 民間企業設備 0.4 5.3 5.4 政府支出 0.7 ▲ 2.1 ▲ 2.3 政府最終消費支出 0.4 1.0 0.7 公的固定資本形成 2.0 ▲ 15.0 ▲ 14.9 財貨・サービスの輸出 8.0 5.2 5.1 (控除)財貨・サービスの輸入 3.7 3.9 4.1 内需寄与度 ▲ 1.5 1.4 1.4 民需寄与度 ▲ 1.7 2.0 2.0 公需寄与度 0.2 ▲ 0.6 ▲ 0.6 外需寄与度 0.6 0.1 0.1 実質国民総所得 ▲ 0.3 2.1 2.6 名目国内総生産 1.6 2.7 2.9 完全失業率 3.5 3.5 3.3 雇用者数 0.8 0.3 0.5 鉱工業生産 ▲ 0.4 2.7 1.9 国内企業物価 2.8 ▲ 1.0 ▲ 0.7 消費者物価(総合) 2.9 1.4 0.6 GDPデフレーター 2.5 1.2 1.4 (注1)寄与度及び完全失業率以外は対前年度比変化率。 (注2)平成 27 年度の「政府経済見通し」は、「平成 27 年度の経済見通しと経済 財政運営の基本的態度(平成 27 年2月 12 日閣議決定)」で示された見通し。 (注3)我が国経済は民間活動がその主体をなすものであること、また、特に国 際環境の変化には予見し難い要素が多いことにかんがみ、上表の諸計数はあ る程度幅を持って考えられるべきものである。 (注4)平成 26 年度については、一定の前提の下で消費税率引上げの影響を除く と、消費者物価(総合)は 0.9%程度、国内企業物価は 0.0%程度、GDP デフレーターは 1.1%程度と見込まれる。 (%、%程度)

(5)

3 (参考1)

平成 28 年度 参考試算

平成 28 年度の経済の姿について一定の想定の下に試算すると、GD P成長率は、実質で 1.7%程度、名目で 2.9%程度、消費者物価上昇率 (総合)は 1.6%程度になると見込まれる。 平成 28 年度 実質国内総生産 1.7 民間最終消費支出 1.9 民間住宅 4.8 民間企業設備 4.5 内需寄与度 1.7 外需寄与度 ▲ 0.0 実質国民総所得 1.7 名目国内総生産 2.9 完全失業率 3.2 雇用者数 0.4 国内企業物価 0.9 消費者物価(総合) 1.6 GDPデフレーター 1.2 (注1)寄与度及び完全失業率以外は対前年度比変化率。 (注2)本試算は、平成 28 年度のマクロ経済を考えるための機械的試算であり、 種々の不確実性を伴うため、相当な幅を持って理解される必要がある。 (注3)平成 28 年度の政府経済見通しは、平成 28 年度における政策対応や今 後の経済動向も踏まえ、年末に策定し閣議了解される「平成 28 年度の経 済見通しと経済財政運営の基本的態度」で明らかにされる。 (%程度) WIC-5

(6)

4

(参考2)

(7)

5 WIC-7

(8)

6

内閣府年央試算に関する付注

試算に当たり、以下の前提を置いた。なお、これらの前提は、作業のための想定 であって、内閣府としての予測あるいは見通しを示すものではない。 平成 27 年度 平成 28 年度 (参考試算) (政府経済見通し) (今回試算) 世界GDP(日本を除く)の 実質成長率(%) 3.6 3.1 3.6 円相場(円/ドル) 118.7 123.1 123.7 原油輸入価格(ドル/バレル) 69.3 63.4 64.2 (備考) ① 世界GDP(日本を除く)の実質成長率は、国際機関等の経済見通しを基に算出。 ② 円相場は、平成 27 年7月1日以後、123.7 円/ドル(同年6月1日~6月 30 日の1か月間 の平均値)で一定と想定。 ③ 原油輸入価格は、平成 27 年7月以後、64.2 ドル/バレル(同年6月1日~6月 30 日の1か 月間のドバイ・スポット価格の平均値に運賃、保険料を付加した値)で一定と想定。

(9)

1 平成 28 年度予算の全体像 平成 27 年 7 月 22 日 経済財政諮問会議 我が国経済は、マクロ面・ミクロ面ともに、四半世紀ぶりの良好な経済状況を達成し つつある。こうした状況を最大限活かしつつ、経済・財政再生計画における集中改革 期間の初年度に当たる平成 28 年度においては、成長戦略を拡充・加速するとともに、 「骨太方針 2015」を踏まえ、デフレ脱却・経済再生と財政健全化の双方に寄与する歳 出改革、歳入改革の本格的な取組を開始する。 概算要求基準の設定、各府省の概算要求、地方財政計画の策定は、「平成 28 年度 予算の全体像」を踏まえて行う。 1. 経済財政の現状と見通し (1) 経済動向の見通し・・・民需主導の経済成長の持続・拡大  我が国経済は、企業収益の拡大、雇用・所得環境の改善が、設備投資や消費 の拡大に波及していくなど、平成 27 年度は政府経済見通しに概ね沿って、民 需主導の景気回復とデフレ脱却に着実に向かっていくと見込まれる。  28 年度においても、生産性の向上を通じて供給力が強化される中、民需中 心の経済成長が継続・拡大していくと見込まれる。なお、年度後半には、消 費税率再引上げに伴う駆込需要が発生すると見込まれる。  ただし、中国等の海外景気の下振れ、ギリシャ問題の行方や米国の利上げ動 向に伴う金融市場の動向等に留意する。 (2) 財政状況・・・PBの着実な改善  国・地方の基礎的財政収支は、安倍内閣のこれまでの歳出効率化努力に加 え、景気回復に伴う 26 年度税収の増加(国税 54.0 兆円(前年度比 7.0 兆円増)、 地方税及び地方法人特別譲与税 38.4 兆円(前年度比 1.8 兆円増))などから、 2015 年度には、2010 年度比半減目標(対GDP比▲3.3%程度)を超過達成 する見込み(▲ . %程度)。  28 年度においても、安倍内閣のこれまでの取組を基調として、経済・物価動 向等を踏まえつつ、歳出改革を進めることで、着実なPB赤字の対GDP比の 縮減を図る。 2. 平成 28 年度予算の留意点 こうした経済財政の現状と見通しを踏まえ、「骨太方針 2015」に掲げられた歳出面、 歳入面からの取組を推進する。その際、以下の点に留意し、できる限りのPBの改 善を実現する。 (1) 「経済・財政再生計画」の実現に向けた歳出改革の実行  国の一般歳出の水準の目安については、安倍内閣のこれまで 3 年間の取組 資料2 WIC-9

(10)

2 では一般歳出の総額の実質的な増加が 1.6 兆円程度となっていること、経 済・物価動向等を踏まえ、その基調を 2018 年度(平成 30 年度)まで継続させ ていくこととするよう取り組む。地方の歳出水準については、国の一般歳出の 取組と基調を合わせつつ、交付団体をはじめ地方の安定的な財政運営に必 要となる一般財源の総額について、2018 年度までにおいて、2015 年度地方 財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保する。 (2) 歳出改革(公的サービスの産業化、インセンティブ改革、見える化等の公共サー ビスのイノベーション)への取組促進  経済財政諮問会議の下に設置する専門調査会(「経済・財政一体改革推進 委員会」)及び財政当局、各府省の密接な連携の下、政府を挙げて骨太方針 に掲げる歳出改革に取り組む。 - すべての分野の経費を対象とし、府省ごとに、幅広く歳出改革を進め、予 算要求に反映する取組を促す。このため、専門調査会で設定するKPI、改 革工程等の策定と並行し、各府省は、28 年度予算要求における歳出改革へ の取組及び改革効果の発現見込み(集中改革期間の各年度)を、予算編成 プロセスの中で明らかにする。 - その際、上記の歳出改革の取組に併せて予算要求が必要となる場合には、 概算要求基準に基づき、期限後の要求・要望を可能にする。また、単年度の みならず複数年度での取組、関係府省間の連携が計画的に進められるよう にする。 - 頑張る府省とそうでない府省との間に差を設ける(インセンティブ措置)。 2018 年度の中間評価において取組が遅れていると判断される府省に対して は、その後、2020 年度までの歳出改革を追加・加速させる仕組みとする。  こうした歳出改革を通じて、ムダの排除、民間活用等を徹底することにより、 公共サービスの質や水準を低下させることなく、また、新たなサービスを生み 出すこと等を通じて、経済への下押し圧力を抑えつつ、歳出増加の抑制を実 現する。 (3) 政策効果の高い施策への重点化  骨太方針、成長戦略等を踏まえた重要課題について、生産性向上とローカ ル・アベノミクスを加速させる政策効果の高い施策に資源配分を集中する(ワ イズスペンディング)。 (4) 歳入拡大努力  歳出面からの取組に加え、課税ベースの拡大等による税収拡大の実現、課 税等インフラの整備、税外収入の確保を着実に進める。 (5) 予算編成過程における見える化の徹底  28 年度予算編成過程から、各府省は、KPIやパフォーマンス指標を設定する とともに、エビデンスに基づき歳出改革の効果を明らかにする。また、地域間 のバラツキ等についての「見える化」を徹底して進める。

(11)

-3.0 (-15.4兆円) -2.1 (-11.5兆円) -2.2 (-11.9兆円) -3.3 (-16.4兆円) -3.0 (-15.7兆円) (-16.4兆円)-3.0 -6.0 -5.0 -4.0 -3.0 -2.0 -1.0 0.0 20 13 20 14 20 15 20 16 20 17 20 18 20 19 20 20 20 21 20 22 20 23 今回試算 2月試算 (%) -3.0 (-15.4兆円) -1.7 (-9.5兆円) -1.0 (-6.2兆円) -3.3 (-16.4兆円) -2.1 (-12.0兆円) -1.6 (-9.4兆円) -6.0 -5.0 -4.0 -3.0 -2.0 -1.0 0.0 20 13 20 14 20 15 20 16 20 17 20 18 20 19 20 20 20 21 20 22 20 23 今回試算 2月試算 (%)

経済再生ケース

中長期の経済財政に関する試算(2015年7月)のポイント

*復旧・復興対策の経費及び財源の金額を除いたベース

2014年度の決算税収、内閣府年央試算の反映等によって、2020年度の国・地方PB対GDP比は、

経済再生ケースでは、前回試算

(2015年2月)

と比べ0.6%程度(3.2兆円)改善し、▲1.0%程度(▲6.2兆

円)となる見込み。

ベースラインケースでは、前回試算と比べ0.8%程度(4.6兆円)改善し、▲2.2%程度(▲11.9兆円)とな

る見込み。

ベースラインケース

資料3-1

WIC-11

(12)

(平成 27 年7月 22 日 経済財政諮問会議提出)

本試算は、経済財政諮問会議の審議のための参考として、内

閣府が作成し、提出するものである。

内 閣 府

中長期の経済財政に関する試算

資料3-2

(13)

本試算は、経済・財政・社会保障を一体的にモデル化した内

閣府の計量モデル(「経済財政モデル」)を基礎としている。し

たがって、成長率、物価及び金利などはモデルから試算される

ものであり、あらかじめ設定したものではない。

試算の内容は、種々の不確実性を伴うため相当な幅を持って

理解される必要がある。

WIC-13

(14)

1

1.経済に関するシナリオ

マクロ経済に関する異なる2つのシナリオの下、試算を行った。 (1)経済再生ケース 日本経済再生に向けた、①大胆な金融政策、②機動的な財政政策、③民間投資 を喚起する成長戦略(「日本再興戦略」1)の「三本の矢」の効果が着実に発現。中長 期的に経済成長率は実質2%以上、名目3%以上となる。消費者物価上昇率(消費 税率引上げの影響を除く)は、中長期的に2%近傍で安定的に推移。 (2)ベースラインケース 経済が足元の潜在成長率並みで将来にわたって推移。この場合には、中長期的 に経済成長率は実質1%弱、名目1%半ば程度となる。

2. 財政面における主要な想定

 2016年度については、「内閣府年央試算」2と同様の想定。  消費税率(国・地方)が2017年4月1日より10%へ引き上げられること及び社会保障 制度改革の実施などにより一定の歳出増が生じることを想定。  2017年度以降の期間について、社会保障歳出は高齢化要因等で増加、それ以外の 一般歳出は物価上昇率並に増加すると想定。  「復興財源確保法」3及び「平成28年度以降5年間を含む復興期間の復旧・復興事業 の規模と財源について」4等を踏まえ、復旧・復興対策の実施、復興特別税の実施、 復興債の発行を想定。

3.主な試算結果

 2015年度の国・地方の基礎的財政収支(復旧・復興対策の経費及び財源の金額を 除いたベース、以下同じ。)の対GDP比は、▲3.0%程度となり、2010年度の水準か らの対GDP比赤字半減目標(対GDP比▲3.3%)を達成することが見込まれる。  2016年度以降の国・地方の基礎的財政収支の対GDP比は、ベースラインケースの 場合は、2018年度には▲2.1%程度、2020年度には▲2.2%程度となる。経済再生ケ ースの場合は、2018年度には▲1.7%程度、2020年度には▲1.0%程度となる。  2020年度における公債等残高の対GDP比(復興債を除く。)は、ベースラインケース の場合は198.8%程度となり、2023年度にかけて増加することが見込まれる。経済再 生ケースの場合は184.2%程度となり、2023年度にかけて低下することが見込まれ る。 1 「『日本再興戦略』改訂 2015」(2015 年(平成 27 年)6月 30 日 閣議決定) 2 「平成 27 年度の経済動向について」(内閣府年央試算)(2015 年(平成 27 年)7月 22 日経済財政諮問会 議提出) 3 「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法」(2011 年 (平成 23 年)12 月2日公布・施行) 4 「平成 28 年度以降5年間を含む復興期間の復旧・復興事業の規模と財源について」(2015 年(平成 27 年)6月 30 日閣議決定)

(15)

1.6 2.9 3.9 3.6 2.9 2.0 1.3 -5.0 -4.0 -3.0 -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 -5.0 -4.0 -3.0 -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 名目成長率 (%) (年度) 経済再生ケース ● ベースラインケース ● 2.9 0.6 2.0 2.0 1.6 1.2 1.2 -5.0 -4.0 -3.0 -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 -5.0 -4.0 -3.0 -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 消費者物価上昇率 (%) (年度) 経済再生ケース ● ベースラインケース ●

試算結果

-0.9 1.5 2.6 2.2 1.7 1.5 0.8 -5.0 -4.0 -3.0 -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 -5.0 -4.0 -3.0 -2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 実質成長率 (%) (年度) 経済再生ケース ● ベースラインケース ● 2 WIC-15

(16)

-6.6 -4.4 -3.0 -1.7 -1.0 -2.1 -2.2 -3.3% -1% -12.0 -10.0 -8.0 -6.0 -4.0 -2.0 0.0 -12.0 -10.0 -8.0 -6.0 -4.0 -2.0 0.0 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 国・地方の基礎的財政収支*(対GDP比) (%) (年度) 経済再生ケース ● ベースラインケース ● 195.6 195.1 189.1 184.2 195.2 198.8 120 140 160 180 200 220 240 260 120 140 160 180 200 220 240 260 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 国・地方の公債等残高*(対GDP比) (%) (年度) 経済再生ケース ● ベースラインケース ● * 復旧・復興対策の経費及び財源の金額を除いたベース。 黒字化 3

(17)

経済再生ケース

【マクロ経済の姿】 (%程度)、[対GDP比、%程度]、兆円程度 2014 (平成26) 2015 (平成27) 2016 (平成28) 2017 (平成29) 2018 (平成30) 2019 (平成31) 2020 (平成32) 2021 (平成33) 2022 (平成34) 2023 (平成35) 実質GDP成長率 (▲0.9) ( 1.5) ( 1.7) ( 0.6) ( 2.6) ( 2.1) ( 2.2) ( 2.3) ( 2.3) ( 2.4) 実質GNI成長率 (▲0.3) ( 2.6) ( 1.7) ( 0.6) ( 2.6) ( 2.1) ( 2.2) ( 2.3) ( 2.3) ( 2.4) 名目GDP成長率 ( 1.6) ( 2.9) ( 2.9) ( 2.7) ( 3.9) ( 3.5) ( 3.6) ( 3.7) ( 3.7) ( 3.7) 名目GDP 490.6 504.9 519.3 533.3 554.3 573.9 594.7 616.8 639.7 663.6 1人当たり名目GNI成長率 ( 2.3) ( 3.6) ( 3.2) ( 3.1) ( 4.2) ( 3.7) ( 3.8) ( 3.9) ( 4.0) ( 4.1) 1人当たり名目GNI (※万円) 403 417 430 443 462 479 498 517 538 560 潜在成長率 ( 0.6) ( 0.7) ( 0.8) ( 1.3) ( 1.5) ( 1.9) ( 2.3) ( 2.3) ( 2.4) ( 2.4) 物価上昇率 消費者物価 ( 2.9) ( 0.6) ( 1.6) ( 3.1) ( 2.0) ( 2.0) ( 2.0) ( 2.0) ( 2.0) ( 2.0) 国内企業物価 ( 2.8) (▲0.7) ( 0.9) ( 2.9) ( 1.0) ( 1.1) ( 1.2) ( 1.2) ( 1.2) ( 1.1) GDPデフレーター ( 2.5) ( 1.4) ( 1.2) ( 2.0) ( 1.3) ( 1.4) ( 1.4) ( 1.4) ( 1.4) ( 1.3) 完全失業率 ( 3.5) ( 3.3) ( 3.2) ( 3.3) ( 3.2) ( 3.2) ( 3.2) ( 3.2) ( 3.2) ( 3.3) 名目長期金利 ( 0.4) ( 0.9) ( 1.4) ( 1.9) ( 2.7) ( 3.4) ( 3.9) ( 4.2) ( 4.4) ( 4.5) 部門別収支 一般政府 [▲6.5] [▲5.5] [▲4.7] [▲4.3] [▲3.6] [▲3.4] [▲3.4] [▲3.1] [▲3.1] [▲3.1] 民間 [8.0] [8.5] [7.9] [7.7] [7.2] [7.2] [7.3] [7.1] [7.2] [7.3] 海外 [▲1.5] [▲3.0] [▲3.2] [▲3.5] [▲3.6] [▲3.8] [▲3.9] [▲4.0] [▲4.0] [▲4.1] 【国・地方の財政の姿】(復旧・復興対策の経費及び財源の金額を除いたベース) [対GDP比、%程度]、兆円程度 2014 (平成26) 2015 (平成27) 2016 (平成28) 2017 (平成29) 2018 (平成30) 2019 (平成31) 2020 (平成32) 2021 (平成33) 2022 (平成34) 2023 (平成35) 基礎的財政収支 ▲ 21.5 ▲ 15.4 ▲ 12.9 ▲ 12.4 ▲ 9.5 ▲ 8.2 ▲ 6.2 ▲ 3.6 ▲ 2.6 ▲ 1.1  (対名目GDP比) [▲4.4] [▲3.0] [▲2.5] [▲2.3] [▲1.7] [▲1.4] [▲1.0] [▲0.6] [▲0.4] [▲0.2] 国 ▲ 23.6 ▲ 18.9 ▲ 15.6 ▲ 14.3 ▲ 13.2 ▲ 12.9 ▲ 11.8 ▲ 11.1 ▲ 10.8 ▲ 9.9  (対名目GDP比) [▲4.8] [▲3.7] [▲3.0] [▲2.7] [▲2.4] [▲2.2] [▲2.0] [▲1.8] [▲1.7] [▲1.5] 地方 2.1 3.5 2.7 2.0 3.7 4.7 5.6 7.4 8.2 8.8  (対名目GDP比) [0.4] [0.7] [0.5] [0.4] [0.7] [0.8] [0.9] [1.2] [1.3] [1.3] 財政収支 ▲ 29.6 ▲ 25.4 ▲ 21.9 ▲ 21.9 ▲ 20.6 ▲ 21.5 ▲ 22.7 ▲ 23.9 ▲ 26.7 ▲ 29.2  (対名目GDP比) [▲6.0] [▲5.0] [▲4.2] [▲4.1] [▲3.7] [▲3.7] [▲3.8] [▲3.9] [▲4.2] [▲4.4] 国 ▲ 29.1 ▲ 26.5 ▲ 22.5 ▲ 21.6 ▲ 21.8 ▲ 23.4 ▲ 25.3 ▲ 28.0 ▲ 31.4 ▲ 34.4  (対名目GDP比) [▲5.9] [▲5.2] [▲4.3] [▲4.1] [▲3.9] [▲4.1] [▲4.2] [▲4.5] [▲4.9] [▲5.2] 地方 ▲ 0.5 1.1 0.6 ▲ 0.3 1.2 1.9 2.6 4.1 4.7 5.2  (対名目GDP比) [▲0.1] [0.2] [0.1] [▲0.1] [0.2] [0.3] [0.4] [0.7] [0.7] [0.8] 公債等残高 959.6 985.2 1006.2 1027.7 1048.5 1071.1 1095.3 1121.4 1150.2 1181.7  (対名目GDP比) [195.6] [195.1] [193.7] [192.7] [189.1] [186.6] [184.2] [181.8] [179.8] [178.1] 【国の一般会計の姿】 兆円程度 2014 (平成26) 2015 (平成27) 2016 (平成28) 2017 (平成29) 2018 (平成30) 2019 (平成31) 2020 (平成32) 2021 (平成33) 2022 (平成34) 2023 (平成35) 歳出 98.8 96.3 98.2 102.3 106.9 112.0 117.3 123.6 130.5 136.9 基礎的財政収支対象経費 76.6 72.9 73.6 75.9 78.5 80.4 81.8 83.8 86.2 88.0 社会保障関係費 - 31.5 32.3 34.0 35.3 36.2 37.1 37.9 39.1 40.2 地方交付税等 - 15.5 15.4 15.4 16.1 16.7 17.3 17.9 18.6 18.8 その他 - 25.8 26.0 26.6 27.0 27.5 27.4 27.9 28.5 29.0 国債費 22.2 23.5 24.6 26.4 28.4 31.6 35.5 39.8 44.3 48.8 税収等 62.6 59.5 62.4 66.2 69.8 72.2 74.8 77.5 80.3 83.2 税収 54.0 54.5 57.6 61.3 64.8 67.1 69.5 72.1 74.7 77.5 その他収入 8.6 5.0 4.8 4.9 5.0 5.2 5.3 5.4 5.6 5.7 歳出と税収等との差額 36.2 36.9 35.7 36.1 37.0 39.8 42.5 46.1 50.2 53.7 一般会計における基礎的財政収支 ▲ 14.0 ▲ 13.4 ▲ 11.1 ▲ 9.8 ▲ 8.6 ▲ 8.2 ▲ 7.0 ▲ 6.3 ▲ 5.9 ▲ 4.8 【地方の普通会計の姿】 兆円程度 2014 (平成26) 2015 (平成27) 2016 (平成28) 2017 (平成29) 2018 (平成30) 2019 (平成31) 2020 (平成32) 2021 (平成33) 2022 (平成34) 2023 (平成35) 歳出 94.1 95.0 95.7 97.8 99.8 101.5 103.4 105.1 107.1 109.1 公債費 13.1 13.0 12.6 12.3 12.2 12.2 12.2 12.1 12.1 12.0 税収等 80.9 82.5 82.8 84.4 88.2 91.0 93.8 97.4 100.2 102.9 税収 39.7 41.4 42.4 43.7 46.4 48.2 49.8 52.2 53.8 55.4 歳出と税収等との差額 13.2 12.5 13.0 13.4 11.5 10.5 9.6 7.7 6.9 6.3 普通会計における基礎的財政収支 3.4 3.9 3.1 2.4 4.1 5.1 6.0 7.9 8.6 9.2 (注1) (注2) (注3) (注4) (注5) 「地方の普通会計の姿」のうち、税収等は歳入総額から地方債、積立金取崩し額、繰越金を控除したもの。税収は地方税と地方譲与税の合計額。 「国・地方の財政の姿」のうち、2015年度については、2014年度決算における税収増(一時的要因を除く)等を踏まえて試算を行っている。 年   度 年   度 年   度 年   度 「国の一般会計の姿」のうち、2014年度は決算に、2015年度は当初予算による。 基礎的財政収支対象経費は、国の一般会計歳出のうち、国債費及び決算不足補てん繰戻しを除いたもの。 「国の一般会計の姿」のうち、2014年度におけるその他収入は、税外収入と前年度剰余金(含む繰越財源)の合計から、2015年度への繰越額 (3.6兆円程度)等を控除したもの。

計数表

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ベースラインケース

【マクロ経済の姿】 (%程度)、[対GDP比、%程度]、兆円程度 2014 (平成26) 2015 (平成27) 2016 (平成28) 2017 (平成29) 2018 (平成30) 2019 (平成31) 2020 (平成32) 2021 (平成33) 2022 (平成34) 2023 (平成35) 実質GDP成長率 (▲0.9) ( 1.5) ( 1.7) ( 0.1) ( 1.5) ( 0.8) ( 0.8) ( 0.8) ( 0.8) ( 0.8) 実質GNI成長率 (▲0.3) ( 2.6) ( 1.7) ( 0.0) ( 1.4) ( 0.7) ( 0.6) ( 0.6) ( 0.6) ( 0.5) 名目GDP成長率 ( 1.6) ( 2.9) ( 2.9) ( 1.5) ( 2.0) ( 1.3) ( 1.3) ( 1.3) ( 1.3) ( 1.3) 名目GDP 490.6 504.9 519.3 527.2 537.6 544.8 552.1 559.4 566.8 574.2 1人当たり名目GNI成長率 ( 2.3) ( 3.6) ( 3.2) ( 2.0) ( 2.4) ( 1.8) ( 1.8) ( 1.8) ( 1.8) ( 1.8) 1人当たり名目GNI (※万円) 403 417 430 439 449 458 466 474 482 491 潜在成長率 ( 0.6) ( 0.7) ( 0.8) ( 0.8) ( 0.7) ( 0.6) ( 0.7) ( 0.8) ( 0.8) ( 0.8) 物価上昇率 消費者物価 ( 2.9) ( 0.6) ( 1.6) ( 2.5) ( 1.2) ( 1.2) ( 1.2) ( 1.2) ( 1.2) ( 1.2) 国内企業物価 ( 2.8) (▲0.7) ( 0.9) ( 2.4) ( 0.3) ( 0.3) ( 0.5) ( 0.5) ( 0.5) ( 0.5) GDPデフレーター ( 2.5) ( 1.4) ( 1.2) ( 1.4) ( 0.5) ( 0.5) ( 0.5) ( 0.5) ( 0.5) ( 0.5) 完全失業率 ( 3.5) ( 3.3) ( 3.2) ( 3.3) ( 3.3) ( 3.3) ( 3.2) ( 3.3) ( 3.3) ( 3.3) 名目長期金利 ( 0.4) ( 0.9) ( 1.4) ( 1.5) ( 1.8) ( 2.0) ( 2.1) ( 2.3) ( 2.4) ( 2.5) 部門別収支 一般政府 [▲6.5] [▲5.5] [▲4.7] [▲4.3] [▲3.9] [▲4.0] [▲4.2] [▲4.4] [▲4.6] [▲5.0] 民間 [8.0] [8.5] [7.9] [7.7] [7.3] [7.4] [7.5] [7.4] [7.4] [7.6] 海外 [▲1.5] [▲3.0] [▲3.2] [▲3.4] [▲3.4] [▲3.4] [▲3.2] [▲3.0] [▲2.8] [▲2.5] 【国・地方の財政の姿】(復旧・復興対策の経費及び財源の金額を除いたベース) [対GDP比、%程度]、兆円程度 2014 (平成26) 2015 (平成27) 2016 (平成28) 2017 (平成29) 2018 (平成30) 2019 (平成31) 2020 (平成32) 2021 (平成33) 2022 (平成34) 2023 (平成35) 基礎的財政収支 ▲ 21.5 ▲ 15.4 ▲ 12.9 ▲ 13.0 ▲ 11.5 ▲ 12.0 ▲ 11.9 ▲ 12.1 ▲ 13.0 ▲ 14.0  (対名目GDP比) [▲4.4] [▲3.0] [▲2.5] [▲2.5] [▲2.1] [▲2.2] [▲2.2] [▲2.2] [▲2.3] [▲2.4] 国 ▲ 23.6 ▲ 18.9 ▲ 15.6 ▲ 14.8 ▲ 14.0 ▲ 14.4 ▲ 14.0 ▲ 14.3 ▲ 14.8 ▲ 14.9  (対名目GDP比) [▲4.8] [▲3.7] [▲3.0] [▲2.8] [▲2.6] [▲2.6] [▲2.5] [▲2.5] [▲2.6] [▲2.6] 地方 2.1 3.5 2.7 1.9 2.5 2.4 2.1 2.2 1.8 1.0  (対名目GDP比) [0.4] [0.7] [0.5] [0.4] [0.5] [0.4] [0.4] [0.4] [0.3] [0.2] 財政収支 ▲ 29.6 ▲ 25.4 ▲ 21.9 ▲ 22.0 ▲ 21.4 ▲ 22.9 ▲ 24.3 ▲ 26.2 ▲ 29.1 ▲ 32.1  (対名目GDP比) [▲6.0] [▲5.0] [▲4.2] [▲4.2] [▲4.0] [▲4.2] [▲4.4] [▲4.7] [▲5.1] [▲5.6] 国 ▲ 29.1 ▲ 26.5 ▲ 22.5 ▲ 21.7 ▲ 21.5 ▲ 22.9 ▲ 23.9 ▲ 25.7 ▲ 28.0 ▲ 30.0  (対名目GDP比) [▲5.9] [▲5.2] [▲4.3] [▲4.1] [▲4.0] [▲4.2] [▲4.3] [▲4.6] [▲4.9] [▲5.2] 地方 ▲ 0.5 1.1 0.6 ▲ 0.3 0.2 ▲ 0.0 ▲ 0.4 ▲ 0.5 ▲ 1.1 ▲ 2.1  (対名目GDP比) [▲0.1] [0.2] [0.1] [▲0.1] [0.0] [▲0.0] [▲0.1] [▲0.1] [▲0.2] [▲0.4] 公債等残高 959.6 985.2 1006.2 1028.0 1049.5 1072.8 1097.7 1124.6 1154.0 1186.3  (対名目GDP比) [195.6] [195.1] [193.7] [195.0] [195.2] [196.9] [198.8] [201.0] [203.6] [206.6] 【国の一般会計の姿】 兆円程度 2014 (平成26) 2015 (平成27) 2016 (平成28) 2017 (平成29) 2018 (平成30) 2019 (平成31) 2020 (平成32) 2021 (平成33) 2022 (平成34) 2023 (平成35) 歳出 98.8 96.3 98.2 101.7 104.6 107.5 110.0 113.3 116.9 120.2 基礎的財政収支対象経費 76.6 72.9 73.6 75.6 77.2 78.4 78.9 80.0 81.3 82.2 社会保障関係費 - 31.5 32.3 33.9 35.0 35.7 36.2 36.8 37.6 38.5 地方交付税等 - 15.5 15.4 15.3 15.5 15.7 15.9 16.1 16.3 16.1 その他 - 25.8 26.0 26.4 26.7 27.0 26.7 27.0 27.3 27.6 国債費 22.2 23.5 24.6 26.1 27.4 29.1 31.2 33.3 35.6 38.0 税収等 62.6 59.5 62.4 65.1 67.5 68.3 69.1 70.0 70.9 71.8 税収 54.0 54.5 57.6 60.3 62.5 63.3 64.1 65.0 65.8 66.7 その他収入 8.6 5.0 4.8 4.9 4.9 5.0 5.0 5.1 5.1 5.2 歳出と税収等との差額 36.2 36.9 35.7 36.6 37.1 39.2 40.9 43.2 45.9 48.4 一般会計における基礎的財政収支 ▲ 14.0 ▲ 13.4 ▲ 11.1 ▲ 10.5 ▲ 9.7 ▲ 10.1 ▲ 9.7 ▲ 9.9 ▲ 10.4 ▲ 10.4 【地方の普通会計の姿】 兆円程度 2014 (平成26) 2015 (平成27) 2016 (平成28) 2017 (平成29) 2018 (平成30) 2019 (平成31) 2020 (平成32) 2021 (平成33) 2022 (平成34) 2023 (平成35) 歳出 94.1 95.0 95.7 97.3 98.6 99.7 100.8 101.9 103.2 104.7 公債費 13.1 13.0 12.6 12.3 12.2 12.1 12.0 12.0 12.0 12.1 税収等 80.9 82.5 82.8 83.8 85.8 86.9 87.8 89.0 90.0 90.5 税収 39.7 41.4 42.4 43.4 45.0 45.8 46.3 47.1 47.6 48.1 歳出と税収等との差額 13.2 12.5 13.0 13.5 12.8 12.7 13.0 12.8 13.3 14.2 普通会計における基礎的財政収支 3.4 3.9 3.1 2.3 2.9 2.8 2.5 2.6 2.2 1.4 (注1) (注2) (注3) (注4) (注5) 「国・地方の財政の姿」のうち、2015年度については、2014年度決算における税収増(一時的要因を除く)等を踏まえて試算を行っている。 「国の一般会計の姿」のうち、2014年度におけるその他収入は、税外収入と前年度剰余金(含む繰越財源)の合計から、2015年度への繰越額 (3.6兆円程度)等を控除したもの。 「地方の普通会計の姿」のうち、税収等は歳入総額から地方債、積立金取崩し額、繰越金を控除したもの。税収は地方税と地方譲与税の合計額。 年   度 年   度 年   度 年   度 「国の一般会計の姿」のうち、2014年度は決算に、2015年度は当初予算による。 基礎的財政収支対象経費は、国の一般会計歳出のうち、国債費及び決算不足補てん繰戻しを除いたもの。 5

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【国・地方の財政の姿】 (復旧・復興対策の経費及び財源の金額を含んだベース) 経済再生ケース [対GDP比、%程度]、兆円程度 2014 (平成26) 2015 (平成27) 2016 (平成28) 2017 (平成29) 2018 (平成30) 2019 (平成31) 2020 (平成32) 2021 (平成33) 2022 (平成34) 2023 (平成35) 基礎的財政収支 ▲ 22.7 ▲ 16.8 ▲ 14.9 ▲ 12.9 ▲ 9.6 ▲ 8.0 ▲ 6.4 ▲ 3.5 ▲ 2.2 ▲ 0.7  (対名目GDP比) [▲4.6] [▲3.3] [▲2.9] [▲2.4] [▲1.7] [▲1.4] [▲1.1] [▲0.6] [▲0.3] [▲0.1] 国 ▲ 24.7 ▲ 20.1 ▲ 17.7 ▲ 14.9 ▲ 13.4 ▲ 12.8 ▲ 12.1 ▲ 11.0 ▲ 10.4 ▲ 9.5  (対名目GDP比) [▲5.0] [▲4.0] [▲3.4] [▲2.8] [▲2.4] [▲2.2] [▲2.0] [▲1.8] [▲1.6] [▲1.4] 地方 2.1 3.3 2.8 2.1 3.8 4.8 5.7 7.5 8.3 8.8  (対名目GDP比) [0.4] [0.7] [0.5] [0.4] [0.7] [0.8] [1.0] [1.2] [1.3] [1.3] 財政収支 ▲ 30.8 ▲ 26.9 ▲ 24.1 ▲ 22.5 ▲ 20.8 ▲ 21.5 ▲ 23.2 ▲ 24.0 ▲ 26.5 ▲ 29.1  (対名目GDP比) [▲6.3] [▲5.3] [▲4.6] [▲4.2] [▲3.8] [▲3.7] [▲3.9] [▲3.9] [▲4.1] [▲4.4] 国 ▲ 30.3 ▲ 27.8 ▲ 24.7 ▲ 22.3 ▲ 22.1 ▲ 23.5 ▲ 25.8 ▲ 28.2 ▲ 31.3 ▲ 34.3  (対名目GDP比) [▲6.2] [▲5.5] [▲4.8] [▲4.2] [▲4.0] [▲4.1] [▲4.3] [▲4.6] [▲4.9] [▲5.2] 地方 ▲ 0.6 0.9 0.6 ▲ 0.2 1.3 2.0 2.7 4.2 4.8 5.2  (対名目GDP比) [▲0.1] [0.2] [0.1] [▲0.0] [0.2] [0.4] [0.4] [0.7] [0.8] [0.8] 公債等残高 970.0 996.7 1016.8 1037.6 1058.2 1080.3 1104.6 1130.1 1158.4 1189.7  (対名目GDP比) [197.7] [197.4] [195.8] [194.6] [190.9] [188.2] [185.7] [183.2] [181.1] [179.3] ベースラインケース [対GDP比、%程度]、兆円程度 2014 (平成26) 2015 (平成27) 2016 (平成28) 2017 (平成29) 2018 (平成30) 2019 (平成31) 2020 (平成32) 2021 (平成33) 2022 (平成34) 2023 (平成35) 基礎的財政収支 ▲ 22.7 ▲ 16.8 ▲ 14.9 ▲ 13.5 ▲ 11.6 ▲ 11.8 ▲ 12.1 ▲ 11.9 ▲ 12.6 ▲ 13.6  (対名目GDP比) [▲4.6] [▲3.3] [▲2.9] [▲2.6] [▲2.2] [▲2.2] [▲2.2] [▲2.1] [▲2.2] [▲2.4] 国 ▲ 24.7 ▲ 20.1 ▲ 17.7 ▲ 15.4 ▲ 14.2 ▲ 14.3 ▲ 14.4 ▲ 14.2 ▲ 14.5 ▲ 14.6  (対名目GDP比) [▲5.0] [▲4.0] [▲3.4] [▲2.9] [▲2.6] [▲2.6] [▲2.6] [▲2.5] [▲2.6] [▲2.5] 地方 2.1 3.3 2.8 1.9 2.6 2.5 2.2 2.3 1.9 1.0  (対名目GDP比) [0.4] [0.7] [0.5] [0.4] [0.5] [0.5] [0.4] [0.4] [0.3] [0.2] 財政収支 ▲ 30.8 ▲ 26.9 ▲ 24.1 ▲ 22.6 ▲ 21.6 ▲ 22.9 ▲ 24.7 ▲ 26.2 ▲ 28.9 ▲ 31.9  (対名目GDP比) [▲6.3] [▲5.3] [▲4.6] [▲4.3] [▲4.0] [▲4.2] [▲4.5] [▲4.7] [▲5.1] [▲5.6] 国 ▲ 30.3 ▲ 27.8 ▲ 24.7 ▲ 22.4 ▲ 21.9 ▲ 22.9 ▲ 24.4 ▲ 25.8 ▲ 27.8 ▲ 29.8  (対名目GDP比) [▲6.2] [▲5.5] [▲4.8] [▲4.2] [▲4.1] [▲4.2] [▲4.4] [▲4.6] [▲4.9] [▲5.2] 地方 ▲ 0.6 0.9 0.6 ▲ 0.3 0.2 0.1 ▲ 0.3 ▲ 0.5 ▲ 1.1 ▲ 2.1  (対名目GDP比) [▲0.1] [0.2] [0.1] [▲0.1] [0.0] [0.0] [▲0.1] [▲0.1] [▲0.2] [▲0.4] 公債等残高 970.0 996.7 1016.8 1037.9 1059.2 1082.0 1106.8 1133.1 1161.8 1193.9  (対名目GDP比) [197.7] [197.4] [195.8] [196.9] [197.0] [198.6] [200.5] [202.6] [205.0] [207.9] 年   度 年   度 6 WIC-19

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7 (注) 1. 消費者物価指数は、総合(全国)である。 2. 部門別収支は、国民経済計算における純貸出(純借入)である。 3. 財政収支は国民経済計算における中央政府及び地方政府の純貸出(純借入)。基礎的財政収支 は財政収支から純利払い(利払い(FISIM 調整前)マイナス利子受け取り(FISIM 調整前))を控除した ものである。また、国・地方とも一般会計(普通会計)以外に一部の特別会計等を含む。なお、交付税 及び譲与税配付金特別会計(以下「交付税特会」という。)は国民経済計算上は国に位置付けされる が、その負担分に応じて、償還費及び利払費を国と地方に分割して計上した。 なお、一般会計における基礎的財政収支は、税収及びその他収入から基礎的財政収支対象経費 を控除した額とし、地方普通会計における基礎的財政収支は、歳出から公債費及び積立金を控除し た額を、税収等から控除した額としている。 4. 一般政府の部門別収支、国・地方の財政収支及び基礎的財政収支については、2006 年度(平成 18 年度)、2008 年度(平成 20 年度)、2009 年度(平成 21 年度)、2010 年度(平成 22 年度)及び 2011 年度(平成 23 年度)の財政投融資特別会計財政融資資金勘定(2006 年度(平成 18 年度)にお いては財政融資資金特別会計)から国債整理基金特別会計又は一般会計への繰入れ、2008 年度 (平成 20 年度)の一般会計による日本高速道路保有・債務返済機構からの債務承継の影響、さらに 2011 年度(平成 23 年度)の鉄道建設・運輸施設整備支援機構剰余金の一般会計への繰入れ等は 特殊要因として控除している。 5. 公債等残高は、普通国債、年金特例公債、地方債及び交付税特会借入金の合計である。なお、 2007 年度(平成 19 年度)に一般会計に承継された交付税特会借入金(国負担分)に関しては、指標 の連続性を維持するために引き続き公債等残高に計上。 6. 復旧・復興対策の経費及び財源の金額とは、東日本大震災の復旧・復興対策に係る経費であっ て、既存歳出の削減等により賄われる一般会計からの繰入額を超えた金額のうち、復興債、更なる 税外収入の確保及び復興特別税等により財源が確保された金額及び当該財源の金額をいう。 7. 2015 年度(平成 27 年度)の国・地方の基礎的財政収支赤字対 GDP 比の半減目標として達成すべ き水準については、2010 年度(平成 22 年度)の実績値が対 GDP 比▲6.6%であることに基づき、国・ 地方で対 GDP 比▲3.3%としている。

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8 経済成長率及び物価上昇率等については、2014 年度(平成 26 年度)までは平成 27 年1-3月期GDP速報 等、2015 年度(平成 27 年度)及び 2016 年度(平成 28 年度)は、「内閣府年央試算」(2015 年(平成 27 年)7月 22 日)等による。 (1)マクロ経済に関するもの 経済再生ケース ① 全要素生産性(TFP)上昇率 足元の水準(2014 年度(平成 26 年度):0.7%程度)で 2016 年度(平成 28 年度)まで推移した後、2020 年 代初頭にかけて 2.2%程度(第 10 循環から第 11 循環(1983 年(昭和 58 年)2月から 1993 年(平成5年) 10 月)の平均)まで上昇。 ② 労働力 「雇用政策研究会報告書」(2014 年(平成 26 年)2月6日)において示された「経済成長と労働参加が適切に 進むケース」の労働力需給推計を踏まえ、女性、高齢者を中心に性別年齢階層別労働参加率が上昇(例え ば、30-34 歳女性の労働参加率は、2014 年度(平成 26 年度)の 71%程度から 2023 年度(平成 35 年度)の 80%程度まで徐々に上昇。また、65-69 歳男性の労働参加率は、2014 年度(平成 26 年度)の 52%程度か ら 2023 年度(平成 35 年度)の 61%程度まで、65-69 歳女性の労働参加率は、2014 年度(平成 26 年度)の 31%程度から 2023 年度(平成 35 年度)の 33%程度まで徐々に上昇。)。 ③ 世界経済等 <世界経済成長率(日本からの輸出ウェイト(主要 10 ヵ国)を勘案した実質成長率)> 2017 年度(平成 29 年度)から 2020 年度(平成 32 年度)の間は、IMF の世界経済見通し(2015 年(平成 27 年)春)に基づく成長率(年率 4.0%程度)で推移し、それ以降は 4.0%程度で横ばい。 <物価上昇率(日本からの輸出ウェイト(主要 10 ヵ国)を勘案した物価上昇率)> 2017 年度(平成 29 年度)から 2020 年度(平成 32 年度)の間は、IMF の世界経済見通し(2015 年(平成 27 年)春)に基づく上昇率(年率 1.7~2.1%程度)で推移し、それ以降は 2.1%程度で横ばい。 <原油価格> 2017 年度(平成 29 年度)以降、IEA の世界エネルギー見通し(2014 年(平成 26 年)11 月)に基づく上昇率 (平均 3.9%程度)で推移。 <為替レート> 2017 年度(平成 29 年度)以降、実質為替レートが、短期的には内外金利差の影響を受けつつ、長期的に 一定(物価上昇率格差を相殺するように変動)。 ベースラインケース 上記「経済再生ケース」との違いは以下の通り。 ① 全要素生産性(TFP)上昇率 足元の水準(2014 年度(平成 26 年度):0.7%程度)で 2016 年度(平成 28 年度)まで推移した後、2020 年 代初頭にかけて 1.0%程度まで上昇。

(付録)主要な前提

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9 ② 労働力 性別年齢階層別労働参加率が足元の水準で横ばい。 ③ 世界経済等 <世界経済成長率(日本からの輸出ウェイト(主要 10 ヵ国)を勘案した実質成長率)> 2017 年度(平成 29 年度)から 2020 年度(平成 32 年度)の間は、IMF の世界経済見通し(2015 年(平成 27 年)春)に基づく成長率(年率 4.0%程度)を年率 0.7%pt 程度(注)下回る成長率(年率 3.2~3.3%程度)で 推移し、それ以降は 3.3%程度で横ばい。 (注)IMF の世界経済見通し(2015 年(平成 27 年)春)におけるベースライン予測と 50%信頼区間の下限の成長率の差 (2)税制 ・ 国の一般会計税収については、2014 年度(平成 26 年度)までは決算を、2015 年度(平成 27 年度)は当 初予算を反映。 ・ 「所得税法等の一部を改正する法律」(2015 年(平成 27 年)3月 31 日公布、同年4月1日施行)等を踏ま え、改正後の税制が継続するものと想定。 ・ 「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法」 (2011 年(平成 23 年)12 月2日公布・施行)、「東日本大震災からの復興に関し地方公共団体が実施する 防災のための施策に必要な財源の確保に係る地方税の臨時特例に関する法律」(2011 年(平成 23 年)12 月2日公布・施行)を踏まえ、復興特別税の実施、個人住民税均等割の税率引上げを反映。 ・ 消費税率(国・地方)については、2017 年(平成 29 年)4月に2%引き上げることを想定。引上げ分の消費 税収(国・地方)の国・地方の配分については、2014 年(平成 26 年)4月に引き上げた3%分と合わせ、国 分 500 分の 346、地方分 500 分の 154 と想定。なお、消費税率引上げに伴う増収分について、国分は税 率引上げ時期(2017 年(平成 29 年)4月)と事業者の課税期間の開始時期とが必ずしも一致しないことや 長期請負契約等に係る経過措置の影響により引上げ初年度には増収効果が完全に現れないこと、それ に加えて、更に地方分は国から都道府県に払い込まれるまでに一定の期間を要することを勘案し、2018 年度(平成 30 年度)まで段階的に生ずるものと想定。 (3)歳出 ・ 2014 年度(平成 26 年度)までについては、決算を反映。 ・ 2015 年度(平成 27 年度)については、平成 27 年度当初予算を反映。 ・ 2016 年度(平成 28 年度)については、「内閣府年央試算」 と同様の仮定をおいて機械的に計算している。 具体的には、賃金・物価の動向や一定の歳出改革等を勘案し、結果として高齢化等を除く歳出の増加率 が物価上昇率の半分程度となると仮定している。 「経済財政運営と改革の基本方針 2015」(2015 年(平成 27 年)6月 30 日閣議決定)では、一般歳出につ いて、安倍内閣のこれまでの取組を基調として、社会保障の高齢化による増加分を除き、人口減少や賃 金・物価動向等を踏まえつつ、増加を前提とせず歳出改革に取り組むこととされている。同基本方針で示 された歳出改革等の内容の 2016 年度(平成 28 年度)への反映は、今後、同年度の予算編成過程におい て具体化される。 ・ 2017 年度(平成 29 年度)以降の期間においては、同基本方針で示された歳出改革等の内容については 反映していない。 社会保障歳出は高齢化要因等で増加、それ以外の一般歳出は物価上昇率並に増加する(実質横ばい) と想定。 ・ 社会保障・税一体改革等を踏まえ、消費税率引上げ後に、社会保障制度改革の実施などにより一定の歳 出増が、引上げによる消費税増収分の動向に合わせ、各年度において社会保障の充実・安定化と財政 健全化の両立が図られつつ段階的に生じることを想定。

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10 ・ なお、社会保障歳出は、将来の人口動態、マクロ経済の動向などを基に、経済財政モデルにおいて内生 的に推計されるものであるが、政策的要因その他の外部要因による変動も大きく、相当の幅をもって理解 される必要がある。 (4)東日本大震災復旧、復興のための歳出及び財源に関する想定 ・ 2016 年度(平成 28 年度)以降の歳出については、「平成 28 年度以降の復旧・復興事業について」(2015 年(平成 27 年)6月 24 日復興推進会議決定)、「平成 28 年度以降5年間を含む復興期間の復旧・復興事 業の規模と財源について」(2015 年(平成 27 年)6月 30 日閣議決定)等を基に、これまでの執行状況も踏 まえ、歳出パターンを想定。 ・ 財源は、「平成 23 年度第3次補正予算及び復興財源の基本方針」(2011 年(平成 23 年)10 月7日閣議決 定)や「今後の復旧・復興事業の規模と財源について」(2013 年(平成 25 年)1月 29 日復興推進会議決 定)、「平成 28 年度以降の復旧・復興事業について」(2015 年(平成 27 年)6月 24 日復興推進会議決定)、 「平成 28 年度以降5年間を含む復興期間の復旧・復興事業の規模と財源について」(2015 年(平成 27 年) 6月 30 日閣議決定)等を踏まえ、復興特別税や歳出削減、税外収入等により、総額 32 兆円程度が確保 されると想定。 WIC-23

(24)

平成28年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について(案)

平成27年7月22日

麻生議員提出資料

(25)

「公的サービスの産業化」、 「インセンティブ改革」、 「公共サービスのイノベー ション」を中期的に進めてい くことを含む骨太の方針、日 本再興戦略等を踏まえた諸課 題について要望。 ※1 地方交付税交付金等については「経済・財政再生計画」との整合性に留意しつつ要求。義務的経費については、参議院議員通常選挙に必要な経費の増等の特殊要因につい て加減算。東日本大震災復興特別会計への繰入は、「平成28年度以降5年間を含む復興期間の復旧・復興事業の規模と財源について」に従って所要額を要求。 ※2 消費税率引上げと併せ行う充実等その他社会保障・税一体改革と一体的な経費については、社会保障改革プログラム法28条に規定する消費税・地方消費税の収入及び社会保 障の給付の重点化・制度の効率化の動向等を踏まえ、予算編成過程で検討。

平成28年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について(案)

高齢化等に伴う増加額 ○兆円

▲○

27年度

予算額

72.9

兆円

15.5

兆円

30.2

兆円

14.7

兆円

12.5

兆円

要望基礎額

地方交付税

交付金等

年金・医療等

裁量的経費

義務的経費

さらに、聖域を設けることなく施策・制度の抜本的見直し

見直し⇒要望基礎額 「経済・財政再生計画」に おける一般歳出の水準の目 安を踏まえ措置 新しい日本のための 優先課題推進枠 要望(要望基礎額の○%) (要求とともに要望を行い、 予算編成過程において検討)

1

WIC-25

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「平成 28 年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について」 (平成 27 年 7 月○日閣議了解)の骨子(案) 平成 28 年度予算は、「基本方針 2015」で示された「経済・財政再生計画」の初年度の予算であ り、手を緩めることなく本格的な歳出改革に取り組む。歳出全般にわたり、安倍内閣のこれまで の歳出改革の取組を強化し、予算の中身を大胆に重点化する。 1.要求 ○ 年金・医療等については、前年度当初予算額に高齢化等に伴う増加額(○億円)を加算した 範囲内で要求。ただし、増加額について、平成 25 年度予算から平成 27 年度予算までと同様、 経済再生やこれまでの改革等の効果を引き続き適切に見込むとともに、過去 3 年間の増加額 が高齢化による増加分に相当する伸びとなっていること、経済・物価動向等を踏まえ、その基 調を平成 30 年度まで継続していくことを目安とし、合理化・効率化に最大限取り組む。 ○ 地方交付税交付金等については、「経済・財政再生計画」との整合性に留意しつつ要求。 ○ 義務的経費については、前年度予算額と同額を要求。参議院議員通常選挙に必要な経費の 増などの特殊要因については加減算。義務的経費を見直し裁量的経費で要求する場合は、 後述の要望基礎額に含める。その上で、聖域を設けることなく抜本的な見直しを行い、可能な 限り歳出の抑制を図る。 ○ 東日本大震災復興特別会計への繰入は、「平成 28 年度以降 5 年間を含む復興期間の復旧・復興 事業の規模と財源について」(平成 27 年 6 月 30 日閣議決定)に従って所要額を要求。 ○ その他の経費については、前年度予算額の 100 分の○(「要望基礎額」)の範囲内で要求。 ○ 予算の重点化を進めるため、「公的サービスの産業化」、「インセンティブ改革」、「公共サービ スのイノベーション」を中期的に進めることを含む「基本方針 2015」及び「『日本再興戦略』改訂 2015」等を踏まえた諸課題について、「新しい日本のための優先課題推進枠」を設け、各省は 上記要望基礎額の 100 分の○の範囲内で要望。 2.予算編成過程における検討事項 ○ 要求・要望について、これまでの安倍内閣の取組みを基調とした効率化を行う。その上で、 「新しい日本のための優先課題推進枠」において要望された経費については、「安倍内閣のこ れまでの3年間の取組では一般歳出の実質的な増加が 1.6 兆円程度となっていること、経済・ 物価動向等を踏まえ、その基調を平成 30 年度まで継続させていくこととする。」との「経済・財 政再生計画」における国の一般歳出の水準の目安を踏まえ措置する。 ○ 消費税率引上げと併せ行う充実等その他社会保障・税一体改革と一体的な経費について は、社会保障改革プログラム法 28 条に規定する消費税・地方消費税の収入及び社会保障の 給付の重点化・制度の効率化の動向等を踏まえ、予算編成過程で検討する。 3.要求期限 ○ 要求に当たっては8月末日の期限を厳守。

2

(27)

1 経済財政諮問会議の今後の課題・取組について 平成 27 年7月 22 日 甘利経済財政政策担当大臣 2015 年後半の最大の課題は、デフレ脱却・経済再生と財政健全化の双方の更な る前進に向け、「骨太方針 2015」を具体化し、実行・実現プロセスを進めることであ る。2015 年後半の経済財政諮問会議においては、以下のように取組を進めていく。 1. デフレ脱却・経済再生を確実にする (1) デフレからの脱却、経済の好循環の拡大  プレミアム商品券を通じた地域の消費活動の活性化など「地方への好循 環拡大に向けた緊急経済対策」の着実な実行を促すとともに、「金融政 策、物価等に関する集中審議」における点検等を通じ、デフレからの脱 却・経済再生を確実なものとする。  海外経済の動向が日本経済にもたらす影響・リスクに十分留意するとと もに、海外経済の変動に対して柔軟かつ強靭な経済構造を構築する。  政労使会議のとりまとめ事項のフォローアップ等による賃金の引上げ、 サービス業等の生産性向上、規模や業種及び立地といった企業間の差 異に着目した現状分析等を通じて、経済の好循環を、中小企業や地方を 含め、更に拡大する。 (2) 潜在的な成長力の強化 産業競争力会議や規制改革会議等の関係会議体と連携しつつ、実質 GDP 成長率2%程度、名目 GDP 成長率3%程度を上回る成長に向けて我が 国経済の潜在成長力を高めていくため、マクロ経済の視点から、引き続き取 組を強化する。  生産性向上に向け、規制改革、対日直接投資の拡大等を推進するほか、 成長志向の法人税改革のフォローアップ等を通じ、ビジネス環境を抜本 改善する。  供給制約を取り除く観点から、制度・規制等の総点検を行う。労働供給力 の拡充・拡大に向けては、働き方の選択肢充実、長時間労働削減などワ ークライフバランスの改善、女性・若者・高齢者等の労働参加率向上を図 る。また、結婚・子育て世代支援を拡充するなど、中長期の展望を拓く少 子化対策を強化する。  新たな市場開拓に向け、健康産業や観光等の成長産業化、ロボットや人 工知能等の取組加速、TPPをはじめとするグローバル化への積極的対 応等を進める。  日本で生産される財やサービスの価格を向上させ、交易条件を引き続き 改善していくため、成長産業への労働移動の円滑化や企業の新陳代謝 の取組等を促進する。 資料5 WIC-27

(28)

2 2. 経済・財政一体改革を推進する 「経済再生なくして財政健全化なし」を基本哲学とする経済・財政一体改革につ いて、2016 年度から本格的な取組を開始するため、関係府省等と連携し、2015 年 後半において、そのための仕組みを構築する。 (1) 「経済・財政一体改革」の推進 ① 専門調査会を活用した改革の強力な推進  経済財政諮問会議の下に設置する「経済・財政一体改革推進委員会」に おいて、2015 年6月 30 日経済財政政策担当大臣ペーパーに従い、以下 の取組を進め、経済財政諮問会議に報告する。  集中改革期間を中心として、主要歳出分野ごとにKPIを設定するとともに、 本年末を目途に改革工程表を作成する。  これと並行して各府省には、新たな歳出改革(「公的サービスの産業化」、 「インセンティブ改革」、「公共サービスのイノベーション」)への取組を予算 要求に反映するとともに、改革効果の発現見込み(集中改革期間の各年 度)を明らかにするよう求める。関係府省及び財政当局と連携し、予算編 成過程からPDCAを回す仕組みを構築する。 ② 徹底した「見える化」の推進 広く国民、企業、地方自治体、保険者等が自ら意欲をもって参加することを 促す社会改革とするため、各分野の地域間の財政支出のバラツキ等について、 徹底した情報開示(「見える化」)を推進する。 ③ 歳入面からの取組 課税ベースの拡大等による税収拡大の実現、課税等インフラの整備、税外 収入の確保を着実に進める。 (2) 歳出改革の先進事例の全国展開 健康増進・予防等の社会保障サービス、公共サービスのイノベーションの 2分野について、政府横断的な仕組み(プラットフォーム)を活用し、関係府省 等の協力を得て、優良事例を全国に展開する取組を推進する。 3. 経済財政諮問会議の審議の深化・強化に向けて ① 政策コメンテーター委員会を通じて得られる意見を、諮問会議の審議に引き 続き活用する。 ② 経済財政運営における課題について、エビデンスや定量的な分析・展望の 提示等を通じて議論を深め、適切かつ着実に対応していく。

参照

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