AS-2569
KODAK AEROCHROME III MS Film 2427
コダックエアロクローム ,,,06フィルム は超微粒子で中 庸感度を持つ航空撮影用のカラーリバーサルフィルムです。当 フィルムは素晴らしい色調で表現し画像品質に優れています。 このフィルムは、透明なゼラチンでバッキングされたエス ターベースを採用しています。エスターベースは光学特性に優 れ、柔軟性があり湿気の影響を受けにくくて引き裂き強度が強 い上に寸度安定性に極めて優れています。 このフィルムは、コダックエアリアルカラープロセッサー、 モデル やコダックエクタクローム 57プロセッサー、モデ ル などの最新の連続処理装置で、コダック($ ケミカル を使用するプロセス$5 で処理することができます。当フィ ルムは *RUGHQ0RUVHのようなリワインド現像装置で処理する こともできます。用途
コダックエクタクローム ,,,06 フィルム は、低~中高度 の航空写真による地図作成や地形探査用に設計されています。 当フィルムは投影や直接判読するのに適し、またカラープリン ト作成も可能なカラーポジ画像が得られます。ベース
3.9 mil( PP)のエスターベースで透明なゼラチンがバッ キングにコーティングされています。乳剤層を含めたフィルムの厚み
公称乳剤層を含めたフィルムの厚さ(未現像時)は 5.44 mil ( PP)です。内訳は、乳剤がPLO(PP)、ベースが PLO(PP)、バッキングが PLO(PP)となっ ています。重量
エアロクローム ,,,06 フィルム フィルムの重量(未現像 時)は、相対湿度 の平衡状態 0.038 Ibs/ft( NJP2 )です。露光
航空写真のフィルム感度(,62$ または ($)6)は、絵画的な 写真撮影に使用するような一般用のロールフィルムやシート フィルムの感度と混同しないでください。航空写真の撮影シー ンの特性は、被写体の輝度や大気中のヘイズの状態やその他の 要因のために、通常の写真つまり地上の写真とはかなり異なり ます。したがって、異なるフィルム感度パラメーターを使用し て、航空写真の被写体の特性を加味して実用に即した露光推奨 値を設定しています。 「.2'$.$HULDO([SRVXUH&RPSXWHU」(.2'$.3XEOLFDWLRQ$6) は、航空写真用フィルム感度基準に基づいて発行されています。 注: この資料に示されている航空写真用フィルム感度は、 の 立方根単位( 絞りに相当)に四捨五入されています。 フィルター このフィルムでは、色補正フィルターは使用しません。ただし、 大気中のヘイズの影響を減らす必要がある場合は、コダック ラッテンフィルター+) や 1R% などのヘイズカットフィル ターを使用してください。 一般的な露光量 このフィルムの通常の露光はI で約 秒です。この露光は、 太陽角度、快晴、飛行高度フィートを基準にしています。 アンチビネットフィルターやその他のフィルターを装着し た航空写真用カメラを使用する場合は、使用するフィルターの 露光指数分だけ露光量を増やす必要があります。画像形成特性
以下のデータは、コダック($ ケミカル、プロセス $5 での 処理に基づいています。 公称感度、デーライト(フィルターなし): EAFSまたはISO A 32 (コダック EA-5ケミカルでの処理に基づく) 解像力(ラインペア /mm) RMS 粒状度* TOC 1.6:1 TOC 1000:1保管
安定した結果を得るために、すべての航空写真用フィルム は、適正で一定した条件で保管してください。コダックの航 空写真用フィルムは「通常」は、相対湿度 ~ の平衡 状態でパッケージされています。温度や湿度が高いと、フィ ルムが変質することがあります。 未露光フィルム 未露光フィルムは、元の密封容器に入れ °)( ℃)以下 の冷蔵庫または ~ °)( ~ ℃)の冷凍庫に保管し ます。フィルムを冷蔵庫に保管した場合は、開封する約 時 間前に取り出します。冷凍庫に保管した場合は、開封する約 時間前に取り出します。ウォームアップ時間を十分に取っ て、フィルムが冷たいので結露しないようにする必要があり ます。ウォームアップ時間が足りないと、湿気カブリやフィ ルム同士のはり付きや針で突いたような微細な凹凸が生じ る原因になったりします。 露光済みフィルム 露光済みフィルムは低温の乾燥した場所に保管します。潜像 の変質を防ぐために、露光後はできるだけ早くフィルムを現 像してください。露光済みフィルムを未現像のまま数日間保 管しなければならない場合は、(週末など)密封容器に戻し、 °)( ℃)以下で冷蔵します。冷蔵保管していた露光済み フィルムを開封して現像する前に、上記の未露光フィルムと 同じようにウォームアップしてください。 現像済みフィルム 現像済みフィルムを最上の状態に保つには、温度 ~ °) ( ~ ℃)、相対湿度 ~ の暗くてほこりのない場所 に保管してください。できれば、ネガはスプールに巻いた状 態、または個別にスリーブに入れて保管してください。相対 湿度が高いと、カビが発生しやすくなり、フィルムのフェロ タイピングの原因となります。相対湿度が低すぎると、フィ ルムがカールしてもろくなります。保管温度は°)( ℃) を超えないようにしてください。現像処理
フィルムは、機械式のプロセッサーを使用して、プロセ ス $5 で処理することをお勧めします。ローラートランス ポートプロセッサーで機械現像するとロールの全てをムラ なく均等に処理することができます。 プロセス AR-5 のサイクルタイム どちらの場合も、フィルムは乳剤側を下にしてプロセッ サーに挿入します。 この資料は、コダックエアリアルカラープロセッサー、 モデル とコダックエクタクローム57 プロセッサー、 モデル の概要を示しています。セットアップ情報につ いては、操作マニュアルを参照してください。 注: フィルムの機械現像サービスを提供している現像所 の一覧については、お近くの販売代理店、または、コダック 株式会社産業・エアリアル機材本部(7(/)まで お問い合わせください。 ケミカル プロセス $5 には以下のようなコダック($ のケミカル を使用します。 コダック($ ファーストデベロッパー コダック($ ファーストデベロッパーリプレニッシャー コダック($ ファーストアンドセカンドストップバス アンドリプレニッシャー コダック($ カラーデベロッパー コダック($ カラーデベロッパーリプレニッシャー コダック($ ブリーチアンドリプレニッシャー コダック$HULDO&RORU フィクサーアンドリプレニッシャー コダック($ スタビライザーアンドリプレニッシャー ファーストデベロッパー使用液は、ファーストデベロッ パーとファーストデベロッパーリプレニッシャーを 対 の割合で調合します。 注意: 製品ラベルの警告と製品安全データシートを注意してお読みくだ さい。 プロセッサー (feet/ 分)搬送速度 Dry-to-Dry処理時間 コダック エアリアルカラー プロセッサー、モデル1611 3.5 17.4 分 コダック エクタクローム RT プロセッサー、モデル1811 (Quick-Change付き) 3.5 17.2 分 コダック エクタクローム RT プロセッサー、モデル1811 (標準構成) 5.3 13.6 分処理順序(3.5 fpm) フィルムの幅に関係なく、($ スタビライザーアンドリプレニッシャーを 最終水洗タンク に P/ 分の割合で注入してください。 コダック エアリアルカラー プロセッサー、モデル1611 溶液/ステップ タンク番号 時間(秒) 溶液温度 スキップタンク 1、2、3 21.3 ― ファーストデベロッパー 4、5 141.6 (121 ±0.549.4 ±0.3℃°F) ファーストストップ 6 70.5 (115 ± 546 ±3 ℃°F) 水洗 7 71.3 (120±549 ±3 ℃°F) カラーデベロッパー 8、9 140.7 49 ±0.6 ℃ (120± 1°F) セカンドストップ 10 71.1 (120±549 ± 3℃°F) 水洗 11 70.5 (120±549 ±3 ℃°F) 漂白 12 70.3 (120±549 ±3 ℃°F) 定着 13 71.3 49 ±3 ℃ (120±5°F) 最終水洗* 14、 15、16 211.3 (120±549 ±3 ℃°F) 乾燥 ― 106.5 (145±563 ±3 ℃°F) コダック エクタクローム RT プロセッサー、モデル1811、 Quick-Change 付き 溶液/ステップ タンク番号 時間(秒) 溶液温度 スキップタンク 1 ~6 39.3 ― ファーストデベロッパー 7、8 141.3 (121± 0.549.4 ±0. ℃°F) ファーストストップ 9 70.3 (115±546 ± 3℃°F) 水洗 10 71.3 (120± 549 ± 3℃°F) カラーデベロッパー 11、12 140.7 49 ± 0.6℃ (120± 1°F) セカンドストップ 13 70.3 (120± 549 ± 3℃°F) 水洗 14 71.3 (120± 549 ± 3℃°F) 漂白 15 70.5 (120± 549 ± 3℃°F) 定着 16 71.1 49 ± 3℃ (120± 5°F) 最終水洗* 17、18 140.7 49 ± 3℃ (120± 5°F) 補充率と水洗水量(3.5 fpm) これらの数値は四捨五入されています。 フィルムの幅に関係なく、($ スタビライザーアンドリプレニッシャーを 最終水洗タンク (モデル )または (モデル )に P/ 分の割 合で注入してください。モデル では、この水洗水はタンク と にカ ウンターフローします。モデル では、この水洗水はタンクにカウン ターフローします。 処理順序(5.3 fpm) 温度制御装置は取り付けられていません。溶液温度は、補充液と周囲の条件 によって「平衡状態」に達します。 モデル1611 および1811、Quick-Change 付き* 溶液/ステップ (mL/ft2)基本率 フィルム幅 70 mm (mL/ 分) 5 in. (mL/ 分) 9 1/2-in. (mL/ 分) ファースト デベロッパー 150 120 220 415 ファーストストップ 200 160 290 555 水洗 ―2 gal/ 分― カラーデベロッパー 250 200 365 695 セカンドストップ 200 160 290 555 水洗 ―2 gal/ 分(モデル 1611のみ)― 漂白 90 75 130 250 定着 100 80 145 275 最終水洗† ―2 gal/ 分― コダック エクタクローム RT プロセッサー、モデル1811 溶液/ステップ タンク番号 時間(秒) 溶液温度 スキップタンク 1、2、3 14.6 ― ファーストデベロッパー 4、5、6 140.3 (121 ±0.549.4 ±0.3℃°F) ファーストストップ 7 46.9 (115 ± 546 ±3℃°F) 水洗 8 46.9 (120 ±549 ±3℃°F) カラーデベロッパー 9、10、11、12 187.5 (120 ±149 ±0.6 ℃°F) セカンドストップ 13 46.9 (120 ±549 ±3℃°F) 水洗 14 46.9 (120 ±549 ±3℃°F) 漂白 15 46.9 49 ±3℃ (120 ±5°F) 定着 16 46.9 (120 ±549 ±3℃°F) 水洗 17 46.9 (120 ±549 ±3℃°F) スタビライザー 18 46.9 ―平衡状態―* 乾燥(ベントを8に設定)† ― 97.8 60 ±3℃ (140 ±5°F)
補充率と水洗水量(5.3 fpm) これらの数値は四捨五入されています。 この水洗水はタンク にカウンターフローします。 漂白液の再生 使用済みの ($ブリーチを再生すると、ケミカルコストを削 減すると同時に、廃液の量を大幅に減らすことができます。 オーバフローする漂白液の回収タンク、処理用タンク、さら にケミカルの検査機能が必要になります。検査室用の作業手 順については、コダック株式会社にお問い合わせください。