蓄積保険料の運用から生ずる利子も逐次増加し、半期4千円に達した。 (1) この利子は、蓄積された保険料を社内運用して生ずる利益を付け替えるもので、この積 立金が現実に運用して稼いだ利益というよりも計算上の利益と思われる。元帳ではこの 利子記載に常に利率が書いてあるわけではないが、書かれている場合はすべて年5%と あるので、常に5%で計算されたとみてよかろう。この利子についての処理は、火災保 険積立金だけでなく、以後登場する他の積立金でも同様であるから、ルール化していた と考えられる。
三井物産の社内保険の実態 : 明治・大正期の物産元帳よりの考察
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