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① アルミニウムは,希硝酸に溶ける

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Academic year: 2021

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2011度 化学Ⅰ-第3問-問4

【問題】

 金属と酸の反応に関する記述として誤りを含むものを,次の①~⑥のうちから一つ選べ。

① アルミニウムは,希硝酸に溶ける。

② 鉄は,希硝酸に溶けるが,濃硝酸には溶けない。

③ 銅は,希硝酸と濃硝酸のいずれにも溶ける。

④ 亜鉛は,希硫酸と希塩酸のいずれにも溶ける。

⑤ 銀は,熱濃硫酸に溶ける。

⑥ 金は,希硝酸には溶けないが,濃硝酸には溶ける。

(2)

【正解】

⑥ 金は,希硝酸には溶けないが,濃硝酸には溶ける。

【解説】

① アルミニウムは不動態をつくる金属の1つですが,希硝酸では不動態をつくらないの で溶けます。希硝酸ではなく濃硝酸だと不動態をつくるので,溶けません。

② 鉄もアルミニウムと同じく不動態をつくる金属の1つです。希硝酸には溶けますが,

濃硝酸だと不動態をつくるので,溶けません。

③ 銅は,水素よりもイオン化傾向の小さい金属です。そのため,通常の酸(希塩酸・濃 塩酸や希硫酸)には溶けません。しかし,酸化作用のある酸(希硝酸,濃硝酸,熱濃硫 酸)を用いると,溶かすことが出来ます。その反応式は酸化還元反応なので,酸化剤と還 元剤の半反応式を組み合わせることによって完成させることが出来ます。そのため,反応 前後の化学式だけ覚えておけば,化学反応式をつくることが出来ます。

   Cu → Cu2+

   希硝酸HNO3 → NO    濃硝酸HNO3 → NO2

   熱濃硫酸H2SO4 → SO2

④ 亜鉛は,水素よりもイオン化傾向の小さい金属です。そのため,通常の酸にも溶けま す。

⑤ 銀は,水素よりもイオン化傾向の小さい金属です。そのため,通常の酸(希塩酸・濃 塩酸や希硫酸)には溶けません。しかし,酸化作用のある酸(希硝酸,濃硝酸,熱濃硫 酸)を用いると,溶かすことが出来ます。銅と同様に,酸化還元反応としてその反応式を 完成させることが出来ます。

   Ag → Ag

⑥ 金は,最もイオン化傾向の小さい分類に入ります。通常の酸はもちろん,酸化作用の ある酸(希硝酸,濃硝酸,熱濃硫酸)を用いても溶かすことが出来ません。しかし,酸化 力の強い「王水(濃塩酸と濃硝酸を体積比3:1で混合したもの)」を用いると溶かすこと が出来ます。よって,濃硝酸に溶けるというのは誤りです。

(3)

高校化学Net参考書 ~センター試験演習「化学Ⅰ」~ http://ko-ko-kagaku.net/center-kagaku1/

参照

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