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峯岸 敬

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Academic year: 2021

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第13回の本学術集会は,鳥取大学名誉教授・日本生命済生会付属日生病院院長の寺川直樹先 生により大阪国際会議場にて開催されました.本学会の多分野の研究者が参加する特色を生か した企画により性差,種差の理解が促進されたと思います.特に,Izumo etc. の発見で知ら れる大阪大学微生物病研究所の岡部 勝教授の精子と卵子の融合のメカニズムのご講演はこの 分野の研究の魅力を語られ,多くの方が興味をもたれたと思います.

第14回日本生殖内分泌学会学術集会は,山形大学の倉智先生に会長をお願いし,東京で開催 されます.加藤茂明教授の特別講演が予定され,ステロイドホルモン作用の分子機構に対する 研究がテーマになると思います.先生のグループでは,アンドロゲンレセプターのノックアウ トマウスの作成から,アンドロゲン作用の

in vivo

における雌雄両方の生殖機能に関わる研究 成果により生殖内分泌研究分野でも重要な貢献をされています.教育講演をされる生水真紀夫 教授はアロマターゼの研究で臨床的にも重要な研究成果をあげていらっしゃいますので,この お二人の御講演から,アンドロゲンとエストロゲン作用メカニズムに関する最新の研究進歩が 解説されると期待いたします.シンポジウムの生殖臓器由来幹細胞のテーマも現在もっとも注 目されている研究テーマであり,この分野の研究の今後の方向性が示されるものと期待してお ります.

学会長の企画力で,今回も若い研究者に対して,刺激を与え探求心を奮い立たせるという学 会の重要な役割を十分果たす学会になると確信しております.医療安全の重視の立場から,病 院機能の見直しがされ,医師の仕事量が増えているため,医学部における研究離れが今後も続 くと予想されます.現代の若者に研究の醍醐味を理解してもらう機会を重ねていくことが,長 期的な対策ではないでしょうか.今後も質の高い学術集会を提供して,多くの方の科学的探求 心を刺激する機会にしていければと思います.

また,2010年には,第14回国際内分泌学会が京都で3月26日〜30日に予定されています.世 界的な研究の傾向と日本の研究レベルの進展を知るためにも貴重な機会と思われますので,多 くの先生方の参加をお願いいたします.

Japanese Journal of Reproductive Endocrinology

巻頭言

理事長

峯岸 敬

(群馬大学教授)

日本生殖内分泌学会雑誌 Vol.14 2009 1

参照

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