別紙1
論文審 査 の 要 旨
芳田 悠里 報告番号 甲第⊥d伊7号
主査 泉崎 雅彦 教授 副査 未木 博彦 教授 副査 内田 直樹 教授 論文審査担当者
(論文審査の要旨)
大建中断ま,腹痛や腹部膨満感また術後のイレクスの予防などに用いられている 漢方薬であるがモルヒネ誘発性便秘に対する検討は行われていない。
芳田らはマウスモルヒネ誘発性便秘モデルを用いて大建中蕩の有効性ならびに作 用機序の検討として、腸管ペースメーカー細胞であるカハール介在細胞(ICC)の 変化を調べた。その結果、大建中湯(30,75,150,300,500mg/kg/day)を投与
し排便量を測定したところ、大建中湯(75mg/kg)投与によってのみ排便量の低下 が有意に抑制されること、投与時期としては大建中湯をモルヒネ投与60分節また は同時に投与した群では排便量減少を抑制したが、モルヒネ投与60分後に大建中 湯を投与した群では抑制効果が認められないこと、大建中湯投与がモルヒネ鎮痛に は括抗しないことを明らかにした。また、ICCがモルヒネ投与により減少するが大 建中湯投与によって減少が有意に抑制されることを明らかにした。
以上の結呆はモルヒネ誘発性便秘に対する大建中湯の投与用量、投与時期、作用 機序について新知見を有し、学術的に価値があり学位論文に催すると判定した。
論文題名: