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地域密着型金融推進計画の進捗状況 ( 平成 21 年 4 月 ~ 平成 22 年 3 月 ) 平成 22 年 6 月 鹿児島相互信用金庫

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(1)

地域密着型金融推進計画の進捗状況

(平成21年4月~平成22年3月)

平成22年6月

(2)

 当金庫における地域密着型金融の推進については、「地域密着型金融の機能強化の推進に関するAP」(平成17年度~平成18年度)、「そうしん地域密着型金融推

進計画」(平成19年度~平成20年度)等において積極的に取組んでまいりました。これまでの取組みを踏まえ、①ライフサイクルに応じた取引先企業の支援の一層の

強化②事業価値を見極める融資をはじめ中小企業に適した資金供給手法の徹底③地域の情報集積を活用した持続可能な地域経済への貢献④協同組織金融機関と

しての取組み等に向けた「地域密着型金融推進計画」(平成21年度~平成22年度)を策定し、地域経済の活性化や中小企業金融の円滑化のために、実施スケ

ジュールに従い、具体的施策に取組んでまいりました。ここに平成21年4月~平成22年3月までの推進計画の進捗状況を公表いたします。

◎大項目毎の進捗状況、進捗状況に対する分析・評価及び今後の課題

④協同組織金融機関

としての取組み

・公益信託「そうしんまちづくり振興基金」事業による「町興し・村興し」のために

15件4,530千円の基金助成を行いました。

・金庫の現況や総代会等の情報開示を目的として、会員向けに「ミニディスク

ロージャー誌」を作成致しました。

・会員加入時のリスク確認書による「預金との誤認防止」を徹底致しました。

・総代からの意見・要望を集約し、総代会において回答致しました。

・総代選考基準を改正し、定年制を導入致しました。

・公益信託「そうしんまちづくり振興基金」事業による「町興し・村興し」のため

に、今後も継続推進を図ります。

・20年度配当金支払通知書に「ミニディスクロージャー誌」を同封し、会員へタイ

ムリーな情報開示ができました。

・総代の定年制を導入し、今後も機能向上に向けた検討を重ねてまいります。

①ライフサイクルに応

じた取引先企業の支

援の一層の強化

②事業価値を見極め

る融資をはじめ中小企

業に適した資金供給

手法の徹底

③地域の情報集積を

活用した持続可能な

地域経済への貢献

・「目利き機能」向上を図るため、金庫独自の研修会の開催や外部主催の研修

に参加し,財務分析方法について個別指導に努めました。

・日本政策投資銀行、日本政策金融公庫(国民生活事業・中小企業事業・農林

水産事業)、信金中央金庫等との連携強化・積極的活用を行いました。特に日

本政策金融公庫農林水産事業と協調融資制度(商品名:あぐり5000)を平成21

年3月に締結し、農業分野への融資推進を図りました。

・「TOBO会」貿易ミッションを8回(TOBO会1回、ミニTOBO会7回)開催致しま

した。

・個々の商機につなげる第2回「そうしん食&アグリ特別商談会」を21年7月に

開催、「ビジネス交流会」(セミナーを含む)を平成22年1月に開催、さらに鹿屋

商工会議所と連携して「おおすみ食&アグリマッチングフェア」を平成22年3月

に開催致しました。

・ビジネスレポート(四半期1回)の発行、第8号を21年5月、第9号を21年8月、

第10号を21年11月、第11号を22年1月に発行致しました。

・鹿児島県の基幹産業である農業分野への積極的な取り組みの一貫として、

全国肉牛事業協同組合(JCIC)と業務委託契約を22年3月締結、肉用牛肥育

事業者を対象とした「譲渡担保契約」を締結し、不動産担保・保証に依存しない

融資商品を開発致しました。

・融資担当の「目利き機能」向上を図るため、金庫独自の研修会の開催や財務

分析方法について担当者ごとに個別指導を行いました。

・不動産担保・保証に過度に依存しない新融資商品の開発を行って推進を図り

ました。今後も中小零細企業の資金調達手法多様化に向けた取組みを行いま

す。

・22年度は医療分野の実務研修をより効果的に行うために、支店長を中心に

研修会の開催を行います。また、営業担当者・融資担当者をブロック・各店に

集め、本部職員が出向いて研修を行うスタイルで、住宅ローンや消費者ローン

出前講座を開催し、融資実務のスキルアップを図ります。

・今後も引き続き「目利き機能」の発揮、担保・保証に過度に依存しない融資推

進を図るとともに、シンジケートローンや私募債等に関する融資推進に努めま

す。

・シンジケートローンの活用にも積極的に推進を図りましたが、実績としては残

せませんでした。

・様々なコベナンツの活用検討を、審査部・融資部・債権管理部・営業開発部

で行い、私募債の規程・要領を定めました。

・「目利き機能」向上を図るため若手融資担当者の指導を行いました。今後も

外部研修への参加、金庫独自の研修を繰り返し行い、更なる向上を目指して

行きます。

・営業開発部法人営業課で創業・新事業支援に制度資金等を活用し、積極的

な推進活動の展開を図ります。

・「TOBO会」貿易ミッションを開催し、輸入ばかりではなく農林水産品の海外輸

出促進(台湾向け)などの支援を行いました。今後も同様の活動を推進致しま

す。

・ビジネスマッチング「そうしん食&アグリマッチングフェア」開催の検討、ミニ商

談会の開催を検討・協議してまいます。

・ビジネスレポート(四半期1回)を継続して発行致します。

・ビジネス交流会の22年7月・23年1月開催に向けて検討・協議を行います。

大項目

21年4月~22年3月の進捗状況

22年3月までの進捗状況に対する分析・評価及び今後の課題

地域密着型金融推進計画の進捗状況(平成21年4月~平成22年3月)

(3)

21年度 22年度 Ⅰ.ライフサイクルに応じた取引先企業の支援の一層の強化 1. 創業・新事業支援機能等の強化 2. 取引先企業に対する経営相談・支援機能の強化 ・ ・ 国、地公体との連携による 中小企業施策の活用

地域密着型金融推進計画(平成21年度~平成22年度)

新連携・産学官との連携 創業者への積極的な資金提 供体制の継続 ・「目利き力」を備えた職員の育成 ・(社)中小企業基盤整備機構の指導を 受け、新連携支援九州戦略会議への参 加、相談者から紹介があれば資金面での 支援検討 ・当県固有の産業育成に資するための体 制整備 ・地域力連携拠点事業(中小企業庁)公 募への積極的アプローチ ・(財)かごしま産業支援センターとの 連携強化・積極活用 ・日本政策投資銀行、日本政策金融公庫 (国民生活事業、中小企業事業、農林水 産事業)、信金中央金庫等との連携強 化・積極活用 ・制度資金創業関連融資の活用 ・「目利き機能」向上を図るための外部 主催の研修参加や金庫独自の研修会開催 ・当県固有の産業育成に資するための体 制整備にかかる検討・関係機関との協議 ・(財)かごしま産業支援センターとの 連携強化・積極活用にかかる検討・協議 ・日本政策投資銀行、日本政策金融公庫 (国民生活事業、中小企業事業、農林水 産事業)、信金中央金庫等との連携強 化・積極的活用 ・制度資金創業関連融資の活用 ・新連携支援九州戦略会議への参加 ・「目利き機能」向上を図るための外部 主催の研修参加や金庫独自の研修会開催 ・産業クラスターサポート金融会議等へ の参加 ・(財)かごしま産業支援センターとの 連携・積極的活用 ・日本政策投資銀行、日本政策金融公庫 (国民生活事業、中小企業事業、農林水 産事業)、信金中央金庫等との連携強 化・積極活用 ・制度資金創業関連融資の活用 ・新連携支援九州戦略会議への参加 22年3月までの進捗状況に対する 分析・評価及び課題 ・「TOBO会」貿易ミッショ ンを8回(TOBO会1回、ミニ TOBO会7回)開催。 ・(株)タナベ経営と提携し、 経営者に対する勉強会(名称: そうしん経営者アカデミー 全6 回講座)を開催した。 ・個々の商機につなげる第2回 「そうしん食&アグリ特別商談 会」を21年7月に開催、「ビジネ ス交流会」(セミナーを含む) を平成22年1月に開催、さらに鹿 屋商工会議所と連携して「おお すみ食&アグリマッチングフェ ア」を平成22年3月に開催した。 ・ビジネスレポート(四半期1 回)の発行、第8号を21年5月、 第9号を21年8月、第10号を21年 11月、第11号を22年1月に発行し た。 ・「TOBO会」貿易ミッショ ンを開催し、輸入ばかりではな く農林水産品の海外輸出促進 (台湾向け)などの支援を行っ た。今後も同様の活動を推進す る。 ・㈱タナベ経営と提携し主に外 郭団体会員を対象とした経営セ ミナーを開催した。22年度も継 続して行い、また他機関との連 携も継続して検討し、経営革新 セミナーや個別経営相談会開催 を実現させたい。 ・ビジネスレポート(四半期1 回)を継続して発行する。 ・ビジネス交流会の22年7月・23 年1月開催に向けて検討・協議を 行う。 ・ビジネスマッチング「そうし ん食&アグリマッチングフェ ア」開催の検討、ミニ商談会の 開催を検討・協議して行く。 ・「目利き機能」向上を図るた め、金庫独自の研修会の開催や 外部主催の研修に参加し、財務 分析方法について個別指導に努 めた。 ・「食&アグリ ビジネス交流 会」を発足(21年7月)し、当県 の基幹産業である農水産業・畜 産業およびこれらの加工業者の 販売促進の支援を行った。また セミナーも開催し、参加者への 研修として役立てた。 ・(財)かごしま産業支援セン ターとの連携強化・積極活用に かかる検討・協議を図るため に、同センター主催の会合(二 水会)に参加し情報収集を行っ た。 ・日本政策投資銀行、日本政策 金融公庫(国民生活事業・中小 企業事業・農林水産事業)、信 金中央金庫等との連携強化・積 極的活用を行った。特に日本政 策金融公庫農林水産事業と協調 融資制度(商品名:あぐり 5000)を平成21年3月に締結し、 農業分野への融資推進を図っ た。 ・「目利き機能」向上を図るた め若手融資担当者の指導を行っ た。今後も外部研修への参加、 金庫独自の研修を繰り返し行 い、更なる向上を目指して行 く。 ・(財)かごしま産業支援セン ターおよび独立行政法人中小企 業基盤整備機構九州支部との連 携強化を図った。今後も業務連 携を通して、センターおよび機 構が持つノウハウを吸収して県 産業の発展に寄与させる。 ・営業開発部法人営業課で創 業・新事業支援に制度資金等を 活用し、積極的な推進活動の展 開を図る。 進捗状況 21年4月~22年3月 具体的取組策 項     目 実施スケジュール ・中小企業診断士有資格者による営業・ 融資担当者研修会の開催 ・中小企業基盤整備機構から専門講師の 派遣を受け取引先企業との相談会開催 ・外郭団体活動の中で有用な経営情報提 供できる経営セミナー開催やビジネス マッチングの開催 ・「TOBO会」貿易ミッション開催 ・TKC九州鹿児島支部等との連携によ る経営革新セミナー、個別経営相談会の 開催 ・個々の商機につながるビジネスマッチ ングサービスの開催 ・商工会との連携強化によるセミナー開 催 ・ビジネスレポート(四半期1回)の発 行 ・中小企業診断士有資格者による営業・ 融資担当者研修会の開催 ・中小企業基盤整備機構から専門講師に よる取引先企業との相談会開催 ・外郭団体に対する経営セミナー開催 ・「TOBO会」貿易ミッション開催 ・TKC九州鹿児島支部等との連携によ る経営革新セミナー、個別経営相談会開 催 ・個々の商機につながるビジネスマッチ ングサービスのあり方についての検討・ 協議 ・ビジネスマッチングフェアの開催、ビ ジネス交流会(ミニ商談会、年2回)の 開催 ・商工会との連携についての検討・協議 ・ビジネスレポート(四半期1回)の発 行 ・中小企業基盤整備機構から専門講師に よる取引先企業との相談会開催 ・外郭団体に対する経営セミナー開催 ・「TOBO会」貿易ミッション開催 ・TKC九州鹿児島支部等との連携によ る経営革新セミナー、個別経営相談会開 催 ・個々の商機につながるビジネスマッチ ングサービスのあり方についての検討・ 協議 ・ビジネスマッチングフェアの開催、ビ ジネス交流会(ミニ商談会、年2回)の 開催 ・ビジネスレポート(四半期1回)の発 行 ・ ・ コンサルタント能力・態勢 の強化やビジネスマッチン グ等を活用した支援強化を 図る。

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2 (鹿児島相互信用金庫) 21年度 22年度 22年3月までの進捗状況に対する 分析・評価及び課題 進捗状況 21年4月~22年3月 具体的取組策 項     目 実施スケジュール 3. 事業再生に向けた積極的取組み ・ 中小企業の過剰債務の解消 事業の再構築、事業再生に 向けた積極的な取組み ・経営改善支援先の選定、支援方策、取 引方針の決定 ・経営改善計画策定への積極的関与 ・実効性のあるモニタリングの実施継続 ・経営改善支援取組の結果公表(債務者 区分の遷移) ・経営改善支援先の選定、支援方策、取 引方針の決定 ・経営改善計画の策定 ・実効性のあるモニタリングの実施継続 ・経営改善支援取組の結果公表(債務者 区分の遷移) ・中小企業再生支援協議会等の活用 ・経営改善支援先の選定、支援方策、取 引方針の決定 ・経営改善計画の策定 ・実効性のあるモニタリングの実施継続 ・経営改善支援取組の結果公表(債務者 区分の遷移) ・中小企業再生支援協議会等の活用 ・ 経営改善計画の策定が自力で 困難な先について、営業店、外 部専門家(税理士等)と連携し 策定に関与した。 ・ 月次残高試算表等による経営 改善の進捗状況のモニタリング を実施した。 ・ DES・DDS等の再生手法 ノウハウ吸収に努め、適格案件に 対応する。 ・ 取引先の実態把握、経営相 談、経営指導を適格に実行する ための態勢整備を行う。 4. ・ 相続対策のコンサルティン グ、株式買取に関する資金 面の支援やM&Aのマッチ ング支援 ・ 法務、財務、税務等の外部専 門家と連携した取組みの推進 ・事業承継の承継方法の決定か ら計画の立案までをきめ細かく 支援するために、講演の開催や 個別相談会の開催ができるよう 準備(独立行政法人中小企業基 盤整備機構から講師招聘の承 諾)を行った。 ・企業の買収・合併(M&A) による事業承継により、地域産 業の活性化をサポートする計画 の検討を行った。 ・法務、財務、税務等の外部専 門家とも連携し、質の高い事業 承継サービスを提供するため、 独立行政法人中小企業基盤整備 機構九州支部に講師の派遣や同 機構の持つノウハウを吸収して 質の高い事業承継サービスの提 供を図る準備を行った。 ・(株)MAP経営(本社:大 阪)が所有している顧客への診 断情報提供ソフトの内容・購入 の検討を行った。 ・独立行政法人中小企業基盤整 備機構九州支部鹿児島事務所と 講師の派遣・講演会開催や個別 相談会の開催について協議、22 年度は具現化を図り地域産業の 発展に寄与する。 ・企業の買収・合併(M&A) による事業承継により地域産業 の活性化に努めたが実績はな かった。22年度も引き続き積極 的に推進を図る。 ・22年度は独立行政法人中小企 業基盤整備機構九州支部から講 師の派遣や同機構の持つノウハ ウを活用して質の高い事業承継 サービスの提供が図られるよう にする。 事業承継 ・事業承継・M&Aに関するセミナー及 び相談会の開催 ・各種研究会・セミナーに参加し、ノウ ハウの蓄積、ネットワークの構築を図 る。 ・営業店からの相談案件について、外部 専門家及び当金庫コンプライアンス顧問 木内氏と連携・提携を図りセミナー及び 相談会を開催する。 ・事業承継の承継方法の決定から計画の 立案までをきめ細かく支援する体制を整 備する。 ・企業の買収・合併(M&A)による事 業承継による地域産業の活性化をサポー トする。 ・法務、財務、税務等の外部専門家とも 連携し、質の高い事業承継サービスを提 供する。 ・営業店からの相談案件について、外部 専門家及び当金庫コンプライアンス顧問 木内氏と連携・提携を図りセミナー及び 相談会を開催する。 ・事業承継の承継方法の決定から計画の 立案までをきめ細かく支援する体制を整 備する。 ・企業の買収・合併(M&A)による事 業承継による地域産業の活性化をサポー トする。 ・法務、財務、税務等の外部専門家とも 連携し、質の高い事業承継サービスを提 供する。

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21年度 22年度 22年3月までの進捗状況に対する 分析・評価及び課題 進捗状況 21年4月~22年3月 具体的取組策 項     目 実施スケジュール Ⅱ.事業価値を見極める融資をはじめ中小企業に適した資金供給手法の徹底 1. 担保・保証に過度に依存しない融資の推進 2. 中小企業に適した資金供給手法の徹底 ・ 県保証協会保証、各保証会 社保証を活用した融資推進 ・ ABL等の実行、知的財 産、動産担保等を活用した 融資制度の充実 ・ スコアリングモデルを活用 した融資の推進 ・ 農業融資推進 ・不動産担保・保証に過度に依 存しない新融資商品の開発を 行って推進を図った。今後も中 小零細企業の資金調達手法多様 化に向けた取り組みを行う。 ・集合研修主体の研修会開催で 融資担当のスキルアップを図 る。 ・22年度は医療分野の実務研修 をより効果的に行うために、支 店長を中心に研修会の開催を行 う。また、営業担当者・融資担 当者をブロック・各店に集め、 本部職員が出向いて研修を行う スタイルで、住宅ローンや消費 者ローン出前講座を開催し、融 資実務のスキルアップを図る。 ・融資実務研修会開催により、融資担当 者の判断能力向上(不動産担保・保証に 過度に依存しない融資の推進)に努め る。 ・債権・動産担保(ABL)の活用を図 る。 ・「中小企業の会計に関する指針」によ る保証協会の優遇制度を活用する。 ・信用リスクの計量化、金利連動へ向け ての「コベナンツ」の導入、活用に取り 組む。 ・不動産担保・保証に過度に依存しない 融資促進、中小企業の資金調達手法多様 化に向けた取組み推進に向けた検討協議 会を開催する。 ・そうしん活力融資、そうしんあとむ S、TKCそうしんローン、売掛債権担 保融資・動産(トラック等)担保融資の 融資促進を図る。 ・不動産担保・保証に過度に依存しない 融資促進、中小企業の資金調達手法多様 化に向けた取組み推進に向けた検討協議 会を開催する。 ・「中小企業の会計に関する指針の運用 に関するチェックシート」を活用した パートナーローンの推進を図る。 ・融資担当実務研修会を定期的に開催す る。 ・中小企業金融の再生へ向けた「コベナ ンツ」の活用を研究する。 ・担保・保証に過度に依存しない融資促 進、中小企業の資金調達手法多様化に向 けた取組み推進に向けた検討協議会を開 催する。 ・そうしん活力融資、そうしんあとむ S、TKCそうしんローン、売掛債権担 保融資の融資・動産(トラック等)担保 融資の促進を図る。 ・不動産担保・保証に過度に依存しない 融資促進、中小企業の資金調達手法多様 化に向けた取組み推進に向けた検討協議 会を開催する。 ・「中小企業の会計に関する指針の運用 に関するチェックシート」を活用した パートナーローンの推進を図る。 ・融資担当実務研修会を定期的に開催す る。 ・中小企業金融の再生へ向けた「コベナ ンツ」の活用を研究する。 ・ ・「目利き機能」の発揮、担 保・保証に過度に依存しない融 資推進を図るために融資担当者 の研修会や財務分析の見方等個 別指導を行った。 ・緊急保証制度の活用を推進 し、担保・保証に過度に依存し ない融資の推進を図った。 ・県信用保証協会の担当者を招 聘して保証の活用等研修会を開 催した。 ・全国肉牛事業協同組合と業務 委託契約を締結、肉用牛肥育事 業者に対する担保・保証に過度 に依存しない融資推進を図っ た。 ・県信用保証協会保証、各保証 会社保証付貸出を積極的に推進 し、動産・債権譲渡担保・AB L等を活用した融資の推進を図 り、ABL等の手法などを学ぶ ことができた。 ・不動産担保・保証に過度に依 存しない新融資商品(農業者向 け融資の信用補完付「そうしん あぐり5000」、肉用牛を目的物 とする「譲渡担保契約」を締結 して融資商品の開発を行い推進 を図った。今後も中小零細企業 の資金調達手法多様化に向けた 取り組みを行う。 ・集合研修主体の研修会開催で 融資担当のスキルアップを図 る。 ・不動産担保・保証に過度に依 存しない融資促進、中小企業の 資金調達手法多様化に向けた取 り組み推進のための検討協議会 を開催し、不動産担保・保証に 過度に依存しない融資商品の推 進を図った。 ・鹿児島県の基幹産業である農 業分野への積極的な取り組みの 一貫として、全国肉牛事業協同 組合(JCIC)と業務委託契約を 22年3月締結、肉用牛肥育事業者 を対象とした「譲渡担保契約」 を締結し、不動産担保・保証に 依存しない融資商品を開発し た。 ・そうしん活力融資、TKCそ うしんローン、売掛債権担保融 資・動産担保融資の融資促進を 図ることで、不動産担保・保証 に過度に依存しない融資促進、 中小企業の資金調達手法多様化 に向けた取り組みを行った。 ・融資担当の「目利き機能」向 上を図るため、金庫独自の研修 会の開催や財務分析方法につい て担当者ごとに個別指導を行っ た。 ・取引先企業の事業価値を見極める融資 を行うために「目利き機能」を向上さ せ、様々な融資手法の活用を図る。 ・「目利き機能」の発揮にあたって、取 引先企業の定性的な非財務情報の適正な 評価を行う体制整備を図る。 ・不動産担保に乏しい中小企業の資金調 達の多様化に資するため、県保証協会保 証、各保証会社保証の活用や、動産・債 権譲渡性担保融資の更なる推進を図る。 ・特に小さな企業層のデータ蓄積等を行 い、この層に見合ったスコアリングモデ ル融資を開発・活用する体制の構築を図 る。 ・「目利き機能」の発揮、担保・保証に 過度に依存しない融資の推進 ・県保証協会保証、各保証会社保証の活 用や、動産・債権譲渡性担保・ABL等 を活用した融資の推進 ・様々なコベナンツ活用の検討 ・「目利き機能」の発揮、担保・保証に 過度に依存しない融資の推進 ・県保証協会保証、各保証会社保証の活 用や、動産・債権譲渡性担保・ABL等 を活用した融資の推進 ・様々なコベナンツ活用の検討 不動産担保・個人保証に過 度に依存しない融資の推進

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4 (鹿児島相互信用金庫) 21年度 22年度 22年3月までの進捗状況に対する 分析・評価及び課題 進捗状況 21年4月~22年3月 具体的取組策 項     目 実施スケジュール Ⅲ.地域の情報集積を活用した持続可能な地域経済への貢献 1. 協同組織金融機関としての地域貢献 2. 地域活性化につながる多様なサービスの提供 ・ お客様の多様なニーズへの 対応 ・ビジネス交流会等を開催し、地域企業 への情報発信による地域の面的活性化を 図る。 ・外郭団体活動の中で有用な経営情報を 提供できる経営セミナー開催やビジネス マッチングの開催 ・「TOBO会」貿易ミッション開催 ・コンサルタント能力・態勢強化やビジ ネス交流会等を活用した支援 ・「TOBO会」貿易ミッション開催に よる貿易事業の推進 ・地域を担う若い世代や高齢者への金融 知識の普及検討 ・金融経済をテーマとした「親子金融教 室」の開催等検討 ・ビジネスマッチング(個別商談会)の 開催(年2回) ・コンサルタント能力・態勢強化やビジ ネス交流会等を活用した支援 ・「TOBO会」貿易ミッション開催に よる貿易事業の推進 ・地域を担う若い世代や高齢者への金融 知識の普及検討 ・金融経済をテーマとした「親子金融教 室」の開催等検討 ・ビジネスマッチングフェアの開催 ・「TOBO会」貿易ミッショ ンを8回(TOBO会1回、ミニ TOBO会7回)開催。 ・(株)タナベ経営と提携し、 経営者に対する勉強会(名称: そうしん経営者アカデミー 全 6回講座)を開催した。 ・個々の商機につなげる第2回 「そうしん食&アグリ特別商談 会」を21年7月に開催、「ビジネ ス交流会」(セミナーを含む) を平成22年1月に開催、さらに鹿 屋商工会議所と連携して「おお すみ食&アグリマッチングフェ ア」を平成22年3月に開催した。 ・「TOBO会」貿易ミッショ ンを開催し、輸入ばかりではな く農林水産品の海外輸出促進 (台湾向け)などの支援を行っ た。今後も同様の活動を推進す る。 ・(株)タナベ経営と提携し主 に外郭団体会員を対象とした経 営セミナーを開催した。22年度 も継続して行い、また他機関と の連携も継続して検討し、経営 革新セミナーや個別経営相談会 開催を実現させたい。 ・ビジネス交流会の22年7月・23 年1月開催に向けて検討・協議を 行う。 ・ビジネスマッチング「そうし ん食&アグリマッチングフェ ア」開催の検討、ミニ商談会の 開催を検討・協議して行く。 3. 地域の利用者の満足度を重視した経営 ・ 利用者満足度アンケート調 査の実施及びその結果の経 営方針への反映 ・利用者満足度調査の調査方法・調査項 目等については、効果・効率性を考慮し 検討する。 ・ 調査結果により利用者の声を把握 し、業務改善等が必要な事項は、適切に 改善を図ったうえで、その内容をできる 限り公表する。 ・利用者満足度アンケート調査を実施す る。 ・21年度中に実施し、結果をもとに改善 した状況等を調査のうえ年度末までに公 表する。 ・結果を踏まえた改善策の検討を実施す る。 ・利用者満足度アンケート調査を実施す る。 ・ 22年度中に実施し、結果をもとに改 善した状況等を調査のうえ年度末までに 公表する。 ・過去の調査結果を踏まえた改善策の検 討を実施する。 ・利用者満足度アンケート調査 のアンケート内容等の検討・準 備が遅れたことから、22年3月ま でに実施できなかった。 ・利用者満足度アンケート調査 結果を踏まえた改善策の検討及 び業務改善等を22年度中に実施 するために、アンケート内容等 の検討・準備を速やかに実施す る。 ・ ・シンジケートローンの活用に も積極的に推進を図った。 ・様々なコベナンツの活用検討 を、審査部・融資部・債権管理 部・営業開発部で行い、私募債 の規程・要領を定めたが、実績 は残せなかった。 ・公的機関を中心とした地域活 性化に向けたPFI事業(取り 組み)に積極的に参画し、一つ の例として鹿児島市新鴨池プー ル整備・運営事業融資を行うこ とで契約し、新設への工事が始 まった。今後も、積極的かつ継 続的に取り組む。 ・私募債の発行による金融支援 については、規程・要領の整備 を行った。 ・地域活性化に向けた公的機関 との連携を図るために、独立行 政法人中小企業基盤整備機構九 州支部と業務連携契約を締結 し、講師等の派遣を積極的に依 頼し、地域経済の活性化と健全 化を図る。 ・今後も引き続き「目利き機 能」の発揮、担保・保証に過度 に依存しない融資推進を図ると ともに、シンジケートローンや 私募債等に関する融資推進に努 めたい。 ・公的機関を中心とした地域活 性化に向けたPFI事業(取り 組み)に積極的に参画すること ができた。また、私募債の発行 による金融支援についても規 程・要領の整備が図られ、顧客 の申込みにいつでも対応できる 態勢整備が図られた。また、地 域活性化に向け、公的機関と連 携を図るために独立行政法人中 小企業基盤整備機構九州支部と 業務連携契約を締結したことに よって、同機構の持つノウハウ を活かし、今後は地域の中小零 細企業の発展にさらに寄与でき る取り組みを積極的に展開す る。 ・公的機関を中心とした地域活性化に向 けたPFI事業(取組み)への積極的参 画 ・私募債の発行による金融支援 ・地域活性化に向けた、公的機関と連携 を図る。 ・公的機関を中心とした地域活性化に向 けたPFI事業(取組み)への積極的参 画 ・私募債の発行による金融支援 ・地域活性化に向けた、公的機関と連携 を図る。 ・地域活性化検討委員会を立ち上げるな どして、具体的な活性化策の計画・方針 を決定し、推進を図る。 ・PFI事業への支援・プロジェクト ファイナンスへの取組みを図る。 ・私募債の発行 ・地域の活性化に繋がる多様なサービス の提供 地域開発事業への参画

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21年度 22年度 22年3月までの進捗状況に対する 分析・評価及び課題 進捗状況 21年4月~22年3月 具体的取組策 項     目 実施スケジュール Ⅳ.協同組織金融機関としての取組み 1. 目利き能力の向上、人材の育成 ・ 人材の育成 ・融資、営業担当に対して「企業支援」 について充分理解させるとともに、企業 の改善策等を習得する研修に参加させ る。 ・取引先企業の経営相談能力の向上を目 指して「目利き研修」に参加させる。 ・中小企業診断士等の有資格者や外部講 師等による企業診断能力の向上や創業・ 新事業支援等の強化に向けた研修を開催 する。 ・任意通信教育の奨励。 ・南信協主催「目利き研修講座」への参 加。 ・南信協主催「企業の見方と融資推進講 座」への参加。 ・企業分析に関する金庫内研修の実施。 ・金庫内研修「要注意先企業の経営支援 改善策講座」の実施。 ・前年度、取組み実績の検証及びそれを 踏まえた効果的研修の検討。 ・南信協主催「目利き研修講座」への参 加。 ・南信協主催「企業の見方と融資推進講 座」への参加。 ・企業診断能力の向上、創業・新事業支 援等にかかる金庫内研修の実施。 ・「目利き講座」「企業再生・経営支援 講座」等の研修会への参加。 下記講座への参加を実施した。 南信協主催「FP実践講座」 南信協主催「目利き研修講座」 地域密着型金融の推進におい て、協同組織金融機関としての 社会的責任と役割を認識し、取 引先企業のライフサイクルに応 じた情報・アドバイスを提供す る等、職員個々の能力は向上し てきている。 今後、更なる能力の向上と均一 化を図ると共に、顧客交渉力・ 提案力の強化を行い、信頼され る職員の育成が課題である。 2. 身近な情報提供・経営指導・相談 ・ 身近な情報提供・経営指 導・相談 ・密度の高い取引先との関係から得られ る情報を活用しつつ、①公的制度等に係 る情報、②資金繰りや売上げ等に係る経 営改善指導、③財務書類の作成、後継者 育成等に係る相談など、最も身近な金融 機関として、事業者が幅広い情報提供・ 経営指導・相談ニーズに対応する態勢構 築を図る。 ・公益信託「そうしんまちづくり振興基 金」事業による「町興し・村興し」の継 続推進 ・会員に対する相談機能を活かした予防 策を中心に、目的別ローンなどを活用し た、多重債務者問題解決への一定の役割 発揮を検討 ・個人・小規模事業者の資金ニーズに対 するきめ細かな対応を検討 ・企業的な規模拡大を目指さず、地域・ 生活に密着した活動を行っているコミュ ニティ・ビジネスやNPOへの支援・融 資、地域社会への貢献・還元を検討 ・公益信託「そうしんまちづくり振興基 金」事業による「町興し・村興し」の継 続推進 ・会員に対する相談機能を活かした予防 策を中心に、目的別ローンなどを活用し た、多重債務者問題解決への一定の役割 発揮を実施 ・個人・小規模事業者の資金ニーズに対 するきめ細かな対応を実施 ・企業的な規模拡大を目指さず、地域・ 生活に密着した活動を行っているコミュ ニティ・ビジネスやNPOへの支援・融 資、地域社会への貢献・還元を実施 ・公益信託「そうしんまちづく り振興基金」事業による「町興 し・村興し」のために15件4,530 千円の基金助成を行った。 ・会員に対する相談機能を活か した予防策を中心に、目的別 ローンなどを活用した多重債務 者問題解決への一定の役割発揮 を行うために保証会社と協議中 である。 ・個人・小規模事業者の資金 ニーズに対応するために新商品 の開発をするなど推進を図っ た。 ・企業的な規模拡大を目指さ ず、地域・生活に密着した活動 を行っているコミュニティ・ビ ジネスやNPOへの支援・融 資、地域社会への貢献・還元を 図るために検討を行った。 ・公益信託「そうしんまちづく り振興基金」事業による「町興 し・村興し」のために、今後も 継続推進を図る。 ・会員に対する相談機能を活か した予防策を中心に、目的別 ローンなどを活用した新商品を 発売し、多重債務者問題解決へ の一定の役割発揮を行う。 ・SBC(信金中金提供のスコ アリング)を活用した融資新商 品の開発を行い、個人・小規模 事業者の資金ニーズに対応す る。 ・企業的な規模拡大を目指さ ず、地域・生活に密着した活動 を行っているコミュニティ・ビ ジネスやNPOへの支援・融 資、地域社会への貢献・還元を 図るための検討を引き続き行い 具現化を図る。 3. ガバナンスの強化 ・ 総代会の機能向上等に向け た取組み ・選考基準、仕組み、選任方法、氏名、 決議事項等を適切に開示 ・新規加入者に対する「預金との誤認防 止」の徹底 ・総代との懇談会やアンケートを実施し て定年制と重任制限を検討し、総代会の 活性化を図る。 ・全会員にミニディスクロ誌を配布し、 金庫の現況を周知する。 ・リーフレットとリスク確認書にて預金 との誤認防止を徹底する。 ・幅広く会員からの意見を徴求し、会員 の意見やニーズを経営改善につなげてい く。 ・総代からの意見を総代会に反映する。 ・全会員にミニディスクロ誌を配布し、 金庫の現況を周知する。 ・リーフレットとリスク確認書にて預金 との誤認防止を徹底する。 ・幅広く会員からの意見を徴求し、会員 の意見やニーズを経営改善につなげてい く。 ・総代からの意見を総代会に反映する。 ・金庫の現況や総代会等の情報 開示を目的として、会員向けに 「ミニディスクロージャー誌」 を作成した。 ・会員加入時のリスク確認書に よる「預金との誤認防止」を徹 底した。 ・総代からの意見・要望を集約 し、総代会において回答した ・総代選考基準を改正し、定年 制を導入した。 ・20年度配当金支払通知書に 「ミニディスクロージャー誌」 を同封し、会員へタイムリーな 情報開示ができた。 ・総代の定年制を導入し今後も 機能向上に向けた検討を重ねて いく。 ・ 半期開示の充実に向けた取 組み ・半期開示の実施に向けて、開示項目の 拡充・精緻化について検討する。 ・開示項目の検討 ・平成21年度上期の半期開示を実施 ・開示項目の検討 ・平成22年度上期の半期開示を実施 ・平成21年9月期の半期開示の冊 子を作成し、またホームページ でも公表した。 ・今後も引き続き積極的な情報 開示に向けて、業界団体の基本 的な考え方等を踏まえ、内容の 充実した開示に努める。

(8)

6 (鹿児島相互信用金庫) 21年度 22年度 22年3月までの進捗状況に対する 分析・評価及び課題 進捗状況 21年4月~22年3月 具体的取組策 項     目 実施スケジュール 4. 信用リスク管理態勢の充実 ・ 信用リスク管理態勢の充実 ・不良債権の整理・回収を行う。 ・「大口・特定・問題債権」に対する取 引方針を基に、与信集中の回避と管理対 象先の経営改善指導に取り組む。 ・「信用格付制度」による格付・債務者 区分等の基礎データ蓄積と正確性の検証 を重ね、将来の評価・計測の為の態勢を 整備する。 ・不良債権の整理・回収計画を策定し実 行していく。 ・管理対象先に対する取引方針に沿っ て、本部・営業店の下、実効的なモニタ リング態勢を継続していく。 ・「信用格付制度」による基礎データ蓄 積と正確性の検証を重ね、評価・計測の 為のシステム対応を図る。(テスト運 用) ・不良債権の整理・回収計画の進捗状況 の検証を行う。 ・管理対象先に対する取引方針に沿っ て、本部・営業店の下、実効的なモニタ リング態勢を継続していく。 ・「信用格付制度」による基礎データ蓄 積と正確性の検証を経て、信用リスク計 量化のシステムの本格稼動を目指す。 ・本部・営業店一体となって不 良債権の回収に取り組んだ結 果、平成21年度リスク債権残高 は対前年1,223百万円の減少、不 良債権比率は対前年0.34%の減 少が図れた。 ・管理対象先に対する取引方針 に沿って継続的なモニタリング を実施し、審査部において当該 モニタリング結果について、四 半期ごとに検証・評価を実施し た。 ・対象先について信用格付を行 い、基礎データの蓄積を図ると ともに、外部評価との比較検証 を行った。また信用リスク管理 計量化システムを導入し、日銀 の計量化システムとの比較検証 を実施した。 ・整理回収計画に則り、不良債 権処理が実行できている。今 後、整理回収計画の再検証と継 続的な実行に取り組む。 ・管理対象先について、個社別 の業況や改善に向けた取り組み 状況を、営業店・本部共に情報 共有できるよう、また金融円滑 化法に基づく条件変更等の相 談・申込の管理態勢を充実させ るべく、新しい情報管理システ ムを導入予定であり、情報の一 元管理を図り、適時・適切な管 理を行う。 ・信用リスクの計量化において は、外部評価との比較検証結果 に基づく内部格付の精度向上 や、自己査定結果に基づく計量 化システムの検証を通じて改善 を図り、本格的な運用開始に向 けた取り組みを行う。 5. 市場リスク管理態勢の充実 ・ 市場リスク管理態勢の充実 ・市場VaR計測及び統合VaRによる市場リ スク管理手法の確立 ・市場VaR計測及び統合VaRによる市場リ スク管理手法の検証・分析 ・市場VaR計測及び統合VaRによる市場リ スク管理手法の精緻化 市場部門における統合VaR計測を 試験的に行ないながら、従来の 方法と比較し、現状分析を行っ ている。 市場VaRの計測をより充実させ、 市場リスク管理手法を検証・分 析を継続していく。 6. 法令等遵守(コンプライアンス)態勢の強化 ・ 法令等遵守(コンプライアン ス)態勢の有効性・実効性の モリタリングとしての臨店 指導の強化・充実 ・コンプライアンス態勢の整備・見直し ・苦情等が発生しないビジネス・モデル を推進する。 ・社会構成員として社会規範を遵守し、 頼れる金融機関、信頼される金融機関の 推進を図る。 ・規程・要領の見直し及び改訂を実施す る。 ・各種管理態勢の見直し、機能強化を図 る。 ・営業店臨店指導と個別面接による法令 等遵守の意識・知識向上を図る。 ・階層別研修会を計画的に開催し、法令 等遵守の意識・知識向上を図る。 ・顧客サポートシステム導入により苦情 等に対する態勢整備を図る。 ・反社会的勢力等の管理態勢の機能強化 を図る。 ・規程・要領の見直し及び改訂を実施す る。 ・各種管理態勢の見直し、機能強化を図 る。 ・営業店臨店指導と個別面接による法令 等遵守の意識・知識向上を図る。 ・階層別研修会を計画的に開催し、法令 等遵守の意識・知識向上を図る。 ・コンプライアンスに関する階 層別研修会を開催し、「社会構 成員としての社会規範を遵守 し、頼れる金融機関、信頼され る金融機関の推進」を図った。 ・営業店、本部各部の臨店指 導・個別面接で顧客保護として のコンプライアンス態勢の実地 検証(コンプライアンス関連、個 人情報関連、苦情・トラブル態 勢、反社会的勢力等の管理態勢) を実施し、指導を行った。 ・今後も規程・要領の整備・見 直しを図り、法令等遵守管理態 勢の充実を図りたい。 ・21年4月10日 新入職員41名に 対して「信用金庫職員の服務と 倫理」について研修会を開催し た。 ・21年5月7日「顧客満足推進 室」運営要領の改正を行った。 ・21年6月26日 新入職員27名に 対して「営業担当のコンプライ アンス」について研修会を開催 した。 ・21年7月24日 次長55名に対し て「情報漏洩・不祥事」につい て研修会を開催した。 ・21年8月3日「コンプライアン ス規程」の全面改正と関連規 程・制定及び改正を行った。 ・21年8月3日「顧客サポートシ ステム」の導入に伴う要領・マ ニュアルの制定を行った。 ・21年9月10日 金庫役員18名に 対して福元弁護士による「経営 者のコンプライアンス」につい ての講演を開催した。 ・21年9月16日 新任次長17名に 対して「営業店のコンプライア ンス」について研修会を開催し た。 ・21年10月~22年3月 営業店 (55店舗)・出張所(2店舗)・代理 店(3店舗)・本部(11部署)の臨店 指導・個別面接(コンプライアン ス態勢の検証)を実施し、そうし んビジネスサービス㈱について は個別面接を実施した。 ・21年10月22日 次長・調査役1 班34名に対して「情報漏洩・不 祥事件未然防止策他」の研修会 を開催した。 ・21年11月11日 代理・係長1 班38名に対して「コンプライア ンスとリスク管理、情報漏洩 他」の研修会を開催した。

(9)

21年度 22年度 22年3月までの進捗状況に対する 分析・評価及び課題 進捗状況 21年4月~22年3月 具体的取組策 項     目 実施スケジュール ・21年11月17日 次長・調査役2 班33名に対して「情報漏洩・不 祥事件未然防止策他」を開催し た。 ・21年11月19日 代理・係長2班 36名に対して「コンプライアン スとリスク管理、情報漏洩他」 の研修会を開催した。 ・21年12月16日「反社会的勢力 等管理規程」の一部改正を行っ た。 ・22年1月13日 代理・係長2班 35名に対して「コンプライアン スとリスク管理、情報漏洩他」 の研修会を開催した。 ・22年1月21日 女子職員1班44 名に対して「窓口業務と本来の CS」の研修会を開催した。 ・22年2月5日「苦情・トラブル 等取扱要領」の改正を行った。 ・22年2月8日 女子職員1班49名 に対して「窓口業務と本来の CS」の研修会を開催した。 ・22年2月9日 女子職員1班49名 に対して「窓口業務と本来の CS」の研修会を開催した。 ・22年3月9日 新任次長10名に 対して「コンプライアンスとリ スク管理」の研修会を開催し た。 ・22年3月10日 女子職員1班50 名に対して「窓口業務と本来の CS」の研修会を開催した。 ・22年3月11日 女子職員1班51 名に対して「窓口業務と本来の CS」の研修会を開催した。 ・22年3月16日 新任融資担当17 名に対して「コンプライアンス とリスク管理」の研修会を開催 した。 ・22年3月31日 22年度入庫予定 者18名に対して「信用金庫職員 の服務と倫理」の研修会を開催 した。

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個人保証に過度に依存しない融資の推進

単位 千円

件数

金額

件数

金額

件数

金額

0

「新たな担い手の育成・確保に資するため、意欲と能力のある者の農業への新規参入を促進す

る。」目的の資金調達に対する支援を行い、当金庫の取引基盤の拡充及び地元に貢献するた

め農業従事者専用の商品をラインナップしたものです。

鹿児島観光よかとこ資

0

0

0

0

0

0

観光に関する事業を営んでいる中小企業者や観光関係事業に参入しようとする中小企業者に

対して,施設の整備に伴い必要な資金を貸し付け,金融面から支援することにより,観光関係

産業の発展を促進し,県内の観光振興と地域経済の活性化を図る制度融資です。

あぐり5000

0

0

0

0

0

204,113

地域密着型金融の推進において、中小企業の創業・新事業支援機能の強化に向けた取組み

として、当金庫が推進しているこの商品は、中小企業の新たな事業活動を促進する目的の制

度資金で金利・担保・保証人の面で優遇されている制度融資です。

82

193,400

2

4,500

鹿児島県制度資金創

業支援融資

17

74,130

15

73,000

67

商品

78,504

500,000

0

10

1

0

0

0

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3,264

4,155

1,346,424

917,718

5,595

180,600

4

1

723

474

2

132

0

0

0

0

694,440

89,500

0

0

231

21

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0

0

500,000

40,000

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0

0

50,500

TKCそうしんローン同様、南九州税理士会から紹介を受けた財務諸表精度が高い企業に対

し、担保・保証人に過度に依存しない融資商品です。

自治体・民間・金融機関が三位一体となって、公共施設の建設、維持管理運営等に対して、そ

の収益に注目して融資を行う制度です。「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促

進に関する法律」策定以後、公共事業におけるPFI導入の動きが加速しています。

経済産業省は中小企業信用保険法を改正し、中小企業者が売掛先に保有している売掛債権

を担保として金融機関が融資を行う際に保証協会が保証を行う制度を創設しました。当金庫に

おいても企業の保有する売掛債権に着目し、これを担保にとることにより不動産担保・保証人

等の負担を軽減する融資を提供しています。

地域密着型金融の推進において、当金庫は地域活性化、地域再生推進に向けた取組みとし

て、県内各商工会議所との連携を図り、商工会会員に対して同会より紹介を受けた会員に対し

て担保・保証人に過度に依存しない優遇金利を適用した融資を提供しています。

0

0

338

76

1,279,055

361,600

取組み事例、商品概要等

CLOローンの仕組みは、中小企業金融公庫の証券化支援業務を活用した「証券化」の利用に

よって、中小企業に対して無担保、第三者保証なしで資金供給を行うものです。証券化を通じ

た資金調達は「市場型間接金融」と呼ばれ、今後の拡大が期待されている先進的な手法です。

中小零細企業、個人事業者への経営の安定化に必要な資金を融資することで当金庫の取引

基盤の拡充及び地元に貢献することを目的とし、当金庫独自のスコアリング項目を導入すること

により、リスクを数値化し、一定基準以上のお客様に対しては優遇金利を適用し、保証人・担保

負担の軽減を図る商品です。

原則、業歴3年以上の法人及び確定申告を行っている個人事業者で保証会社の保証が得られ

る方に保証人原則1名(法人:代表者・個人事業者:家族)で、新規取引時でも保証人に過度

に依存しない融資利用を提供するものです。

地域密着型金融の推進において、中小企業金融の円滑化、地域経済の活性化を図るための

施策に取組んでいます。その取組みの中でTKCと提携し、会員企業に対する融資を推進して

いますが金利・担保・保証人の面で通常のプロパー融資よりも優遇されています。

原則、業歴2年以上の法人及び確定申告を行っている個人事業者で保証会社の保証が得られ

る方に保証人不要(法人は代表者)で、新規取引時でも保証人に過度に依存しない融資利用

を提供するものです。

PFI

売掛債権担保融資

商工会議所

提携ローン

平成20年度実績(獲得)平成21年度実績(獲得) 平成22年3月末残高

0

4

1

1

CLO

そうしん活力融資

ビジネスローン

あとむS

あとむSⅡ

TKCそうしんローン

スーパーあとむS

ビジネスローン

法人会・税理士会

パートナーローン

0

9

49,143

地域密着金融の機能強化を目的に中小企業者の新たな資金調達を図るためオリックス自動車

株式会社を保証会社とする「そうしん商用車担保ローン」を利用することで、担保不足等の企業

の資金調達に対して金庫より低利での資金調達が可能となります。

商用車担保ローン

4

7,950

0

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【平成21年4月~平成22年3月】

(単位:先数)

αのうち期末に債

務者区分がランク

アップした先数

β

αのうち期末に債

務者区分が変化

しなかった先 γ

αのうち再生計画

を策定した先数

δ

正常先 ①

8,553

0

0

0

0.0%

うちその他要注意先 ②

692

15

0

14

15

2.2%

0.0%

100.0%

うち要管理先 ③

11

0

0

0

0

0.0%

0.0%

0.0%

破綻懸念先 ④

91

11

1

7

8

12.1%

9.1%

72.7%

実質破綻先 ⑤

153

0

0

0

0

0.0%

0.0%

0.0%

破綻先 ⑥

78

0

0

0

0

0.0%

0.0%

0.0%

小 計(②~⑥の計)

1,025

26

1

21

23

2.5%

3.8%

88.5%

合 計

9,578

26

1

21

23

0.3%

3.8%

88.5%

注)

・期初債務者数及び債務者区分は21年4月当初時点で整理

・債務者数、経営改善支援取組み先は、取引先企業(個人事業主を含む。)であり、個人ローン、住宅ローンのみの先を含まない。

・βには、当期末の債務者区分が期初よりランクアップした先数を記載。

 なお、経営改善支援取組み先で期中に完済した債務者はαに含めるもののβに含めない。

・期初の債務者区分が「うち要管理先」であった先が期末に債務者区分が「うちその他要注意先」にランクアップした場合はβに含める。

経 営 改 善 支 援 の 取 組 み 実 績

再生計画策定

=δ/α

経営改善支援

取組み率

=α/A

うち

経営改善支援取

組み先 α

期初債務者数

ランクアップ率

=β/α

参照

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