背景
世界保健機関(World Health Organization:WHO) のデータによれば,60 歳以上の成人の約 15%が何らか の精神障害に罹患している1).世界の疾病負荷の約14% が主にうつ病や他の一般的な精神疾患に起因している 1). うつ症状とは,うつ気分(日常生活で誰もが経験する,悲 しくなった,憂うつになった,ふさぎ込んだ,落ち込ん だ気分のこと)と興味・喜びの喪失に加え,体重・食欲の 著しい変化,睡眠の変化,精神活動性の障害,易疲労性, 罪責感,集中困難および自殺念慮や自殺企図といった複 数の心身の状態と定義される 2).うつ症状は,実質的な 感情的な苦痛を引き起こさせ,病気や障害の有病率を高 めさせ,生活の質を低下させ,ヘルスケアの利用率をエ スカレートさせ,自殺念慮と死亡率を増加させると報告 されている3)4) 5).その上,うつ症状が大うつ病性障害の 発症リスクを増加させる3)5)ため,うつ症状の早期発見に よって,精神疾患の進行や精神障害への移行を予防する のが重要である. Minicuci ら6)が北東イタリアイに在住した1,734 名 65 歳以上非入院高齢者を対象とした先行研究によれば,う つ症状の有病率は,女性では58%であり,男性では 34% であった.Castro-Costa ら7)の研究によれば,地域在住 高齢者のうつ症状の有病率は38.5%であった.それ以外 の数多くの国外で行われた先行研究とほぼ一貫して高齢 者における高いうつ症状の有病率を示唆されている. 今後半世紀で世界の高齢化は急速に進展し,日本は世 界で最も高い高齢化率である.日本の 65 歳以上の高齢 者人口は,平成27(2015)年 10 月 1 日現在,過去最高 の3,392 万人(前年 3,300 万人)となり,総人口に占め る割合(高齢化率)も26.7%(前年 26.0%)と過去最高 となった8).2006 年の介護保険改正の背景として軽度要 介護認定者(要支援から要介護 2)の増加および悪化率 が高かったことが挙げられている.その後も軽度要介護 認定者数は増加し要介護認定者の半数を占める状態とな っている.さらに,軽度要認定者のうつに関しては,藤 原 9)らの研究において介護認定未申請者群のうつ傾向は 2 割弱であったのに対して軽度要介護認定者では 3 割で あったと報告されている.財政負担軽減のためうつ予防 関連事業の促進が極めて重要な課題となっている.厚生 労働省は,要介護化の予防を進めていくうえで,「うつ予 防・支援」を強化すべき分野として設定しており10),う つ症状の早期発見によって,病気の進行や障害への移行 を予防することの重要性を指摘している. 高齢期のうつ症状は生活習慣病などの罹患率や死亡 率を増加させることにつながると考えられている.うつ 症状が強くなると,身体の健康状態にも影響を及ぼすこ とから,高齢者のうつ病発症の予防対策は生活習慣病予 防・進展防止,ひいては要支援・要介護高齢者の減少の ためにも重要である.そのため,今後の日本における介 護予防対策の一つとしてうつ症状の予防・改善は非常に 重要な課題である.介護予防の観点からみれば,うつ症 状に関連する要因の理解は極めて重要と考えられる.先 行研究によれば,女性,若年または高齢者,有疾患既往 歴(高血圧,糖尿病,脳血管障害,心筋梗塞,がん),現 在の喫煙,過去の飲酒,低いbody mass index(BMI), 短い1日の歩行時間,ソーシャルサポート(社会的支援) の欠如,地域活動への不参加,認知機能低下,経済状況 悪い,身体活動量低いこと,睡眠障害,および高次生活 機能障害が,統計学的に有意にうつ症状と関連すること が報告されている. 目的 日本におけるうつ予防への取り組みは地方自治体に 一任されており,国による具体的な政策はなされていな い.その原因の一つとしてうつ症状に影響を及ぼす要因 が必ずしも明らかでなく,地域および国によって様々な リスク要因が結果に影響すると考えられる.この点につ いては今までの先行研究は出来る限り補正を行ったが, それでも様々な要因とうつ症状との関連は残った.うつ 症状に関連する要因の理解は,まだ限られている.特に 日本においては十分な検討がなされていないことがあげ られる.さらに詳しくその原因や構造を知るためには, 日本地域在住高齢者におけるうつ症状にかかわる要因に ついて厳密に検討することが必要となる.そこで本研究 では,日本地域在住高齢者のうつ症状の実態とその関連 要因を明らかにすることを目的とした.
地域在住高齢者のうつ症状とその関連要因に関する疫学的研究
キーワード:うつ症状 地域在住高齢者 うつ予防 性差 介護予防 行動システム専攻 王 英璇方法 1) 研究デザイン 本研究は2011 年から開始された前向きコホート研究 である篠栗町研究より,ベースライン調査のデータを用 いた横断研究である. 2) 対象者 対象者は,福岡県糟屋郡篠栗町に居住し,2011 年 1 月末時点で 65 歳以上の要介護認定を受けていない高齢 者4,979 名の中から,調査に参加することを同意が得た 高齢者2,629 名を調査対象者とした.パーキンソン病お よび認知症を有する人が17 名,また k6 欠損値がある人 505 名および他のデータ欠損値がある 504 名は,解析対 象から除いた.解析対象者は1,603 名であった. 3) 測定項目 (1) うつ症状の評価
うつ症状は,短縮版 Kessler psychological distress scale (以下,K611))を用いて測定した.K6 は,うつ症 状を測定することを目的として,Kessler らにより開発 された尺度である.測定されたうつ症状の強さから,不 安障害や大うつ病のスクリーニングも可能である. 質問項目は,「神経過敏に感じましたか」,「絶望的だ と感じましたか」,「そわそわ,落ち着かなく感じまし たか」,「気分が沈み込んで,何が起こっても気が晴れ ないように感じましたか」,「何をするにも骨折りだと 感じましたか」,「自分は価値のない人間だと感じまし たか」の6 項目で構成されている.各質問について過去 一か月間の頻度を「全くない(0 点)」から「いつも(4 点)」 の5 段階(得点範囲 0-24 点)で回答を求め,合計得点 を算出した.合計得点が高いほど,深刻なストレスにさ らされているが可能性が高いことを示している.先行研 究から,うつ症状を示すカットオフとして4/5 点を用い た. 4) 関連要因 a.社会経済的要因 社会経済的要因として,年齢,教育年数,同居家族の 有無,主観的経済状況,雇用状況を質問紙により評価し た. b.身体の健康と機能的能力
body mass index (以下,BMI と略称),転倒経験, 転倒不安,移動制限,手段的日常生活動作(Instrumental Activity of Daily Living 以下,IADL),知的活動,社 会孤立を質問紙により評価した.
c.メンタルヘルスとウェルビーイング
主観的健康感,慢性疾患の罹患については,質問紙に
より回答を求めた.ソーシャルネットワークは,日本語 版Lubben Social Network Scale (以下,LSNS-6)を用 いて評価した.LSNS-6 は,家族ネットワーク,友人(非 家族)ネットワークのそれぞれ3 項目,計 6 項目の質問 で構成されており,合計点を算出した.得点が高いほど ソーシャルネットワークが密であることを示している. カットオフを12/13 とした.認知機能は,Mini-Mental State Examination (以下,MMSE)を用いて評価した. 得点範囲は 0-30 点で,認知機能障害のリスクを表すカ ットオフとして23/24 点を採用した. d.生活習慣 趣味,運動習慣,外出の頻度,外出手段(徒歩,自転 車)については,質問紙により評価した.飲酒・喫煙状 況は4 件法で回答を求めた.客観的に身体活動および座 位行動の測定を評価するため,3 軸加速度センサー内蔵 活動量計(Active Style Pro HJA-350IT,オムロンヘル スケア社)を用いて,7 日間連続装着を対象者に依頼し た.1 日あたりの装着時間が 600 分以上かつ 4 日以上の データのみを採用した.得られたデータから,座位行動 (Sedentary behavior,SED)は 1.5 メッツ以下と定義 し,座位時間(Sedentary time,ST)として評価した. 客観的な低強度の身体活動(Light physical activity, LPA)は 1.6 メッツから 2.9 メッツと定義した,客観的 な中高強度の身体活動(Moderate to Vigorous physical activity, MVPA)は 3 メッツ以上と定義した,1 日あ たりの客観的な座位時間は時/日,客観的な中高強度の身 体活動は分/日として評価した.
4) 統計解析
全ての統計解析は SAS ver.9.3(SAS Institute Inc, Cary ND, USA)を用いた.先行研究によれば,うつ症状 の有症率およびうつ症状の発症とその関連要因には性差 があるため,男女別に統計解析を行った.男女別にうつ 症状保有群とうつ症状非保有群に分け,連続変数は平均 値±標準偏差の形で,T 検定を行った.カテゴリ変数は 数と割合で表し,カイ二乗検定を用いて分析した.調整 変数は,logistic backward 法および先行研究によって採 用した.backward ステップワイズロジスティック回帰 分析を用いて,オッズ比(odds ratio,OR)と 95%信頼 区間(95% confidence interval,95% CI)を算出した. 統計的有意水準は5%とした. 結果 対象者特性(Table 1).解析対象者における男女比は, 男性614 名(38.3%)であり,女性 989 名(61.7%)で あった.75 歳以上の対象者には男性 226 名(36.8%)で
あり,女性389 名(39.3%)であった.教育歴,独居, 仕事の有無,転倒歴,転倒不安,外出制限,IADL,知 的活動制限,社会役割制限,社会的孤立,うつ症状,ソ ーシャルネットワーク制限,定期運動習慣の有無,外出 頻度,現喫煙者・飲酒者においてすべて有意な性差を認 めた.よって本研究では,地域在住高齢者のうつ症状の 実態とその関連要因に関して性別に検討した. backward ステップワイズロジスティック回帰分析を 用いて,男性におけるうつ症状とその関連要因を検討し た(Table 2).主観的健康感については,主観的健康が良 い者には,うつ症状のオッズ比は 54%低下した(OR: 0.46, 95%CI: 0.29-0.73).転倒歴については,転倒歴あ る場合はない場合よりうつ症状のオッズ比は 85%増や した(OR: 1.85, 95%CI: 1.13-3.02).MVPA については, MVPA は毎日10 分間を増加すると,うつ症状が 8%低下 した(OR: 0.92, 95%CI: 0.86-0.99).なお,教育歴,主観 的経済状況,一人暮らし,転倒不安,IADL 制限,社会 的孤立,趣味,および座位時間はうつ症状との関連性を 認めなかった.backward ステップワイズロジスティッ ク回帰分析を用いて,女性におけるうつ症状とその関連 要因を検討した(Table 3).主観的経済状況については, 主観的経済状況が悪い者にはうつ症状のオッズ比は 37%増加した(OR: 1.37, 95%CI: 1.02-1.85).主観的健康 感については,主観的健康が良い者は,うつ症状のオッ ズ比は37%低下した(OR: 0.63, 95%CI: 0.44-0.90).多 疾病罹患については,1 種類以上の疾患を罹患しない場 合はある場合よりうつ症状のオッズ比は 38%低下した (OR: 0.62, 95%CI: 0.46-0.84).転倒歴については,転倒 歴ある場合はない場合よりうつ症状のオッズ比は 41% 増加した(OR: 1.41, 95%CI: 1.06-1.90).知的活動制限に ついては,知的活動制限がない場合はある場合より,う つ症状のオッズ比は 31%低下した(OR: 0.69, 95%CI: 0.50-0.94).外出頻度については,外出頻度が少ない方 は,うつ症状のオッズ比は 43%増加した(OR: 1.43, 95%CI: 1.07-1.92).趣味については,趣味がない場合は ある場合より,うつ症状のオッズ比は62%増加した(OR: 1.62, 95%CI: 1.12-2.35).なお,認知機能,社会孤立, 座位時間はうつ症状との関連性を認めなかった. Table 1. characteristics of subjects
Total Men Women p value
N 1603 614 989
Socio-demographic factors
Age, ≥75 yr, n (%) 615 (38.4) 226 (36.8) 389 (39.3) 0.31
Formal education, > 12years, n (%) 270 (16.8) 173 (28.2) 97 (9.8) <.0001 Living alone, n (%) 212 (13.2) 37 (6.0) 175 (17.7) <.0001 Economic status (very poor/poor), n (%) 959 (59.8) 377 (61.4) 582 (58.9) 0.31 Currently employed, n (%) 285 (17.8) 157 (25.6) 128 (12.9) <.0001
Physical health and functional capacity
BMI, ≥ 25kg/m2, n (%) 402 (25.1) 144 (23.5) 258 (26.1) 0.24
Fall history, n (%) 312 (19.5) 102 (16.6) 210 (21.2) <0.05 Fear of falling, n (%) 639 (39.9) 147 (23.9) 492 (49.8) <.0001 Mobility limitation, n (%) 353 (22.0) 93 (15.2) 260 (26.3) <.0001 IADL limitation, n (%) 137 (8.6) 102 (16.6) 35 (3.5) <.0001 Intellectual activity limitation, n (%) 436 (27.2) 147 (23.9) 289 (29.2) <.0001 Social role limitation, n (%) 959 (59.8) 321 (52.3) 638 (64.5) <0.05
Mental health and wellbeing
Self-perceived health (Poor/fair), n (%) 318 (19.8) 125 (20.4) 193 (19.5) 0.68 Psychological distress ( (K6≥5), n (%) 459 (28.6) 150 (24.4) 309 (31.2) <0.05 Multimorbidity, n (%) 757 (47.2) 296 (48.2) 461 (46.6) 0.53 Social isolated (LSNS<12), n (%) 294 (18.3) 129 (21.0) 165 (16.7) <0.05 Cognitive impairment(MMSE<24), n (%) 78 (4.9) 33 (5.4) 45 (4.6) 0.46 Behaviours Having hobby, n (%) 1350 (84.2) 531 (86.5) 819 (82.8) 0.05 Habitual exercise, n (%) 981 (61.2) 397 (64.7) 584 (59.1) <0.05 Leaving the house for shopping or walking ≥ 5 times/week, n (%) 1031 (64.3) 415 (67.6) 616 (62.3) <0.05 Active transporation (cycle/walk), n (%) 509 (31.8) 205 (33.4) 304 (30.7) 0.27 Current drinker, n (%) 632 (39.4) 386 (62.9) 246 (24.9) <.0001
Current smoker, n (%) 118 (7.4) 92 (15.0) 26 (2.6) <.0001
MVPA min/day,mean±SD 45.1±34.7 39.1±31.5 46.4±35.8 <.001
ST min/day,mean±SD 452.9±121.1 487.1±128.7 432.4±112.4 <.0001 Data were presented by n(%) or mean±SD;BMI ,body mass index;IADL,instrumental activity of daily living;
K6,Kessler psychological distress scale;LSNS,Lubben Social Network Scale;MMSE,mini mental state examination; MVPA,moderate-to-vigorous physical activity;ST,Sedentary time
Table 2.Backward stepwise logistic regression ananlysis for correlates with depressive symptoms in men
Psychological Distress Odds ratio# 95% CI
Formal education (>12yr vs ≤12 yr) 0.67 0.44-1.04
Economic status (poor vs rich/fair) 1.43 0.94-2.18
Living alone(no vs yes) 0.45 0.18-1.17
Self-perceived health (good vs
poor/fair) 0.46 0.29-0.73*
Fall history(yes vs no) 1.85 1.13-3.02*
Fear of falling(yes vs no) 1.45 0.92-2.27
IADL limitation(no vs yes) 0.61 0.37-1.01
Social role limitation(no vs yes) 0.75 0.45-1.12
hobby(no vs yes) 1.52 0.89-2.6
MVPA, per 10-min increment 0.92 0.86-0.99*
ST,per 1-h increment 0.93 0.85-1.03
*P<0.05
#Odds ratios are mutually adjusted.
Abbreviations: OR, Odds ratio, CI, confident interval; IADL,instrumental activity of daily living;
考察 本研究の目的は,地域在住高齢者のうつ症状の実態と その関連要因を明らかにすることであった.本研究より 得られた結果から,うつ症状の有病率は28.6%(459 名) であった.先行研究でも述べたように地域および国によ って様々なリスク要因が結果に影響するからかならずし も有病率は一致していないと考えられる. 本研究では,基本属性(社会経済因子5 項目,身体の 健康と機能的能力7 項目,メンタルヘルスとウェルビー イング5 項目,生活習慣 9 項目)においては,年齢,主 観的経済状況,BMI,主観的健康状況,多疾患罹患,認知 機能,趣味,外出手段には性差が認められなかったが, それ以外の項目については,先行研究と一貫して,性差 が認められた.いくつかの研究でも,女性は不安や気分 障害などのリスクが高いことが示されている.社会経済 的地位および併存疾患と同じように,女性ホルモン,性 格,対処スキル,および社会文化的役割はうつ症状にお ける直接的な役割を果たしていると指摘している.男女 ともに主観的健康感,転倒歴についてはうつ症状との関 連性を認められた.主観的健康感については,主観的健 康度は当然ながら客観的身体的な健康状態(慢性疾患, 体の痛み,夜間排尿回数など)と強い関連を示すもので, 社会的,心理的,身体的な統合体としての「健康」,ある いは「健康状態」の主観的な認識であると考 えられてい る.したがって主観的健康度で健康であると認識する者 ほど,社会的,心理的,身体的に Well-Being な状態に あるわけで,うつ症状は低いと考えられる.転倒歴につ いては,非転倒者に比べて転倒者にはうつ症状の有病率 が高いと先行研究より報告されている以外にも,うつ症 状は,高齢者の転倒の危険因子であることが示されてい る報告がある.本研究から得られた結果と一致している. また,男性における MVPA とうつ症状の関連性が認め られた.身体機能はすべての生活機能を支える基礎であ る.MVPA を定期的に実施することは身体組成,肝脂肪 蓄積,糖脂質代謝に対する優れた改善効果が報告されて いる.中高強度身体活動が増加したらうつ症状の発生リ スクは低くなると報告された.高齢者であっても,中高 度身体活動量を増やせば,身体機能改善に限らず,うつ 症状のようなメンタルヘルスにも有利を齎すことを示唆 している.女性における,主観的経済状況,主観的健康 感,多疾患罹患,転倒歴,知的制限,外出頻度,および 趣味とうつ症状との関連性が認められた. 本研究から明らかとなった要因について,うつ症状を 軽減する施策の立案等に活用できる可能性があると考え られる.特に性差を考慮したうえ,地域在住高齢者の男 女別に異なるうつ予防・支援対策を提供することの重要 性が示唆された.ただし,本研究は横断研究であるため, 今回の結果からは,うつ症状と関連がみられた要因との 間の因果関係までは不明である.そのため,今後縦断研究 の結果の分析に期待される. 引用文献
1) 世界保健機構(WHO)(2016). World Health Statistics, Mental health and older adults. 2) 石川信一,岩永三智子,山下文大,佐藤寛,佐藤正
二(2010).社会的スキル訓練による児童の抑うつ症 状への長期的効果.教育心理学研究,58,372-384. 3) Lyness M, et al.(2009):International
Psychogeriatrics.21, 60-68.
4) Lyness M. et al.(2007):The American Journal of Geriatric Psychiatry.15,214-223.
5) Meeks W, et al.(2011):Journal of Affective Disorders.129,126-142.
6) Minicuci N, et al.(2002): The Journals of Gerontology. 57,155-161.
7) Castro-Costa E, et al.( 2008): Revista Brasileira de Psiquiatria.30,104-9 8) 内閣府(2016).平成 28 年度版高齢社会白書. 9) 藤原佳典,天野秀紀,熊谷修,他(2006).在宅自立 高齢者の介護保険認定に関する身体・心理的要因3 年4カ月間の追跡研究から.日本公衆衛生雑誌.53, 77-91. 10) 厚生労働省(2012).介護予防マニュアル(改訂版). 11) Kessler RC, et al.(2003):Arch Gen Psychiatry. 60,
184-189.
Table 3.Backward stepwise logistic regression ananlysis for correlates with depressive symptoms in women
Psychological Distress Odds ratio# 95% CI
Economic status (poor vs rich/fair) 1.37 1.02-1.85*
Self-perceived health (good vs
poor/fair)
0.63 0.44-0.90*
Multimorbidity(≤1 vs >1) 0.62 0.46-0.84*
Fall history(yes vs no) 1.41 1.06-1.90*
Intellectual activity limitation(no vs yes)
0.69 0.50-0.94*
Cognitive impairment (MMSE≥24 vs
MMSE<24) 0.61 0.32-1.17
Social role limitation(no vs yes) 0.76 0.52-1.11
Leaving the house for shopping or walking ≤ 5 times/week(<5 vs ≥5)
1.43 1.07-1.92*
Hobby(no vs yes) 1.62 1.12-2.35*
ST,per 1-h increment 0.94 0.87-1.02
*P<0.05
#Odds ratios are mutually adjusted.
Abbreviations: OR, Odds ratio, CI, confident interval; MMSE,mini mental state examination;ST,Sedentary time