資産形成に向き合う7つのポイント
楽天証券株式会社|2017年5月
楽天証券経済研究所 チーフグローバルストラテジスト
香川 睦
本資料は、勉強会の為に作成されたものであり、有価証券の取引、その他の取引の勧誘を目的と
したものではありません。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようにお願いい
たします。本資料及び資料にある情報をいかなる目的で使用される場合におきましても、お客様
の判断と責任において使用されるものであり、本資料及び資料にある情報の使用による結果につ
いて、当社は何らの責任を負うものではありません。
本資料で記載しております価格、数値、金利等は概算値または予測値であり、諸情勢により変化
し、実際とは異なることがございます。また、本資料は将来の結果をお約束するものではなく、
お取引をなさる際に実際に用いられる価格または数値を表すものでもございませんので、予めご
了承くださいますようお願いいたします。
ご注意事項
【株式等のお取引にかかるリスク】 株式等は株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等、上場投資 証券(ETN)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の 価格や収益力の変動等、ライツは転換後の価格や評価額の変動等により、損失が生じるおそれがあります。※ライツは上場および行使期間に定めがあ り、当該期間内に行使しない場合には、投資金額を全額失うことがあります。 【信用取引にかかるリスク】 信用取引は取引の対象となっている株式等の株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。信用取引は差し入れた委託保証金を上回る 金額の取引をおこなうことができるため、大きな損失が発生する可能性があります。その損失額は差し入れた委託保証金の額を上回るおそれがありま す。 【貸株サービスにかかるリスクおよび費用】 ●リスクについて 貸株サービスの利用に当社とお客様が締結する契約は「消費貸借契約」になります。株券等を貸し付けいただくにあたり、楽天証券よりお客様へ担保 の提供はなされません(無担保取引)。 ●当社の信用リスク 当社がお客様に引き渡すべき株券等の引渡しが、履行期日又は両者が合意した日に行われない場合があります。この場合、「株券等貸借取引に関する 基本契約書」に基づき遅延損害金をお客様にお支払いすることになりますが、履行期日又は両者が合意した日に返還を受けていた場合に株主として得 られる権利(株主優待、議決権等)は、お客様が取得できないことになります。 ●投資者保護基金の対象とはなりません なお、貸し付けいただいた株券等は、証券会社が自社の資産とお客様の資産を区別して管理する分別保管の対象とはならず、投資者保護基金による保 護の対象とはなりません。 ●手数料等諸費用について お客様は、株券等を貸し付けいただくにあたり、取引手数料等の費用をお支払いいただく必要はありません。 ●配当金等、株主の権利・義務について 貸借期間中、株券等は楽天証券名義又は第三者名義になっており、この期間中において、お客様は株主としての権利義務をすべて喪失します。そのた め一定期間株式を所有することで得られる株主提案権等については貸出期間中はその株式を所有していないこととなりますので、ご注意ください。 株式分割等コーポレートアクションが発生した場合、権利を獲得するため自動的にお客様の口座に対象銘柄を返却することで、株主の権利を獲得しま す。権利獲得後の貸出し設定は、お客様のお取引状況によってお手続きが異なりますのでご注意ください。 貸借期間中に権利確定日が到来した場合の配当金については、発行会社より配当の支払いがあった後所定の期日に、所得税相当額を差し引いた配当金 相当額が楽天証券からお客様へ支払われます。
投資にかかる手数料等およびリスク
●株主優待情報について 株主優待内容は東洋経済新報社から提供されるデータを原則として毎月更新いたします。更新日から次回更新日の内容変更、売買単位の変更、分割に よる株数の変動には対応しておりません。また、配当、優待は各企業の判断で廃止・変更になる場合がございます。お取引にあたりましては必ず当該 企業のホームページ等で内容をご確認ください。 ●税制について 株券貸借取引で支払われる貸借料及び貸借期間中に権利確定日が到来した場合の配当金相当額は、お客様が個人の場合、雑所得又は事業所得として、 総合課税の対象となります。なお、配当金相当額は、配当所得そのものではないため、配当控除は受けられません。また、お客様が法人の場合、法人 税に係る所得の計算上、益金の額に算入されます。 【株式等のお取引にかかる費用】 国内株式の委託手数料は「超割コース」「いちにち定額コース」「ワンショットコース」の3コースから選択することができます。 〔超割コース(貸株、投資信託の残高、信用取引の売買代金・建玉残高に応じて手数料が決定します。)(現物取引)〕 超割:1回の約定代金が10万円まで139円(税込150円)/1回、20万円まで185円(税込199円)/1回、50万円まで272円(税込293円)/1回、100万円 まで487円(税込525円)/1回、150万円まで582円(税込628円)/1回、3,000万円まで921円(税込994円)/1回、3,000万円超973円(税込1,050円)/ 1回 超割(大口優遇):1回の約定代金が10万円まで90円(税込97円)/1回、20万円まで180円(税込194円)/1回、50万円まで238円(税込257円)/1回、 100万円まで426円(税込460円)/1回、150万円まで509円(税込549円)/1回、3,000万円まで806円(税込870円)/1回、3,000万円超851円(税込919 円)/1回 〔超割コース(信用取引)〕 超割:約定代金に関わらず360円(税込388円)/1回 超割(大口優遇):約定代金に関わらず0円(税込0円)/1回。 詳細は、当社ウェブサイトをご覧ください。 〔いちにち定額コース〕 1日の約定代金合計が50万円まで429円(税込463円)/1日、100万円まで858円(税込926円)/1日、200万円まで2,000円(税込2,160円)/1日です。 以降、1日の約定代金合計が100万円増えるごとに1,000円(税込1,080円)追加されます。取引のない日は手数料がかかりません。1日の約定代金合計 は現物取引と信用取引を合算して計算いたします。 〔ワンショットコース(現物取引)〕 1回の約定代金が10万円まで139円(税込150円)/1回、20万円まで185円(税込199円)/1回、50万円まで341円(税込368円)/1回、100万円まで609 円(税込657円)/1回、150万円まで728円(税込786円)/1回、3,000万円まで1,152円(税込1,244円)/1回、3,000万円超は1,217円(税込1,314円)/1 回。 〔ワンショットコース(信用取引)〕 1回の約定代金が30万円まで250円(税込270円)/1回、30万円超は450円(税込486円)/1回。
投資にかかる手数料等およびリスク
※一般信用取引における返済期日が当日の「いちにち信用取引」、および当社が別途指定するETFの手数料は0円です。いちにち定額コースの場合は、 約定代金合計に含まれません。 ●カスタマーサービスセンターのオペレーターの取次ぎによる電話注文は、オペレーター取次ぎによるお取引の手数料体系が適用されます。 〔オペレーター取次手数料(現物取引)〕 1回の約定代金が50万円まで3,450円(税込3,726円)/1回、100万円まで3,800円(税込4,104円)/1回、150万円まで4,000円(税込4,320円)/1回、150 万円超は4,500円(税込4,860円)/1回。 〔オペレーター取次手数料(信用取引)〕 1回の約定代金が30万円まで3,250円(税込3,510円)/1回、30万円超は3,450円(税込3,726円)/1回です。 ●PTS取引(夜間取引)は、お客様が選択されているコースにかかわらず1回の約定代金が50万円まで450円(税込486円)/1回、100万円まで800円 (税込864円)/1回、150万円まで1,000円(税込1,080円)/1回、150万円超は1,500円(税込1,620円)/1回がかかります。 ●国内株式を募集・売出し等(新規公開株式(IPO)、立会外分売)により取得する場合は、委託手数料はかかりません。 ●信用取引による建玉を保有している期間は、買い建玉の場合は買方金利〔制度:通常 年2.85% 優遇 年2.28%、一般(無期限):通常 年3.09% 優遇 年2.90%、一般(1日):1約定当たり売買代金300万円未満 年 1.90% 300万円以上 年0.0%〕、売り建玉の場合は貸株料〔制度:年1.10%、一般(無期 限):年2.00%、一般(短期(14日)):年3.90%、一般(1日):1約定当たり売買代金300万円未満 年 1.90% 300万円以上 年0.0%〕、品貸料(逆日歩)、 特別空売りの場合は、特別空売り料等がかかります。【信用取引の委託保証金について】 信用取引をおこなうには、委託保証金の差し入れが必要です。最低委託保証金は30万円、委託保証金率は30%、委託保証金最低維持率(追証ライン) が20%です。委託保証金の維持率が20%未満となった場合、不足額を所定の時限までに当社に差し入れていただくか、建玉を決済していただく必要が あります。 商号等:楽天証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第195号、商品先物取引業者 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、 一般社団法人日本投資顧問業協会
投資にかかる手数料等およびリスク
6
金融・証券業界での経験(約30年)に
もとづき、一般個人の皆様が「資産形成」
と向き合うにあたり、注目いただきたい
投機
= Speculative Trading
(機会に乗じて短期の売買で利ざやを狙う取引)
投資
= Long-Term Investment
(利益や配当の成長を期待して長期の視野で資金を投じる)
資産形成
= Wealth Building
(市場、資産クラス、時間を分散し「貯めながら増やしていく」)
7ポイント1<資産形成は投機にあらず>
「投機」と「投資」と「資産形成」の違いを知る
(出所)Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2016年12月末
)8
ポイント2<グローバルな視野で臨む>
日本を除く世界株(外国株)の実績を知る
(出所)IMF(国際通貨基金)<2016年10月時点の長期経済見通し(2021年迄)>より楽天証券経済研究所作成
9
「不都合な真実」(成長期待の差)を知る
10
「ドルコスト平均法」と「複利効果」を知る
ポイント3<貯めながら増やしたい>
*
「ドルコスト平均法」
とは、値動きのある投資商品を購入する
場合に、定時定額(定期的に一定金額ずつ)を購入していく方法。
価格が安いときは数量を多く購入でき、価格が高いときは少量しか
購入しないため、平均的な取得額が分散されやすい。
*
「複利効果」
とは、資産形成の途上で利益や利息(配当)が出た際、
それらすべてを再投資して運用する手法。最初は小さな利益であって
も、「再投資」を長期に繰り返すことにより利益は成長しやすい。
基本式:運用成果=投資金額 ×(1+利回り)^投資期間
参考例(A):100万円 ×(1+ 0.1%)^10年間=約101万円
参考例(B):100万円 ×(1+ 5.0%)^10年間=約162万円
11
外国株式に定時定額投資(積立投資)した場合
(出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2016年12月末))
12
特徴1:
シンプルで
わかりやすい
特徴2:
低コストで
投資ができる
特徴3:
手軽に分散
投資ができる
インデックス・ファンド(*)を活用する
(*)投資成果が市場指数に連動するように分散投資している低コストのファンド
ポイント4<コストと明快さを意識する>
13
米国投信の資金流出入にみられる「トレンド」
(出所:ICI(全米投信協会)のデータより楽天証券経済研究所作成)
-1000
-800
-600
-400
-200
0
200
400
600
800
2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
米国株式投信の累計資金流出入額(ICI調査)
インデックス型米株投信
米株ETF(インデックス型上場投信)
アクティブ型米株投信
(10億㌦)
ポイント4<コストと明快さを意識する>
14
ポイント5<節税メリットを生かす>
(出所:各種情報にもとづき楽天証券経済研究所作成)
NISAやiDeCoの投資枠から活用する
資産形成支援制度
少額投資非課税制度(NISA)
個人型確定拠出年金(iDeCo)
投資対象商品
投資信託、ETF(上場投信)、個別株式など 投資信託、定期預金など
年齢にかかわらず、2023年まで(予定)
60歳まで
運用自体は2028年まで
ただし運用だけなら10年の延長が可能
年間で120万円まで
毎月5,000円~68,000円を定額投資できる
総額で600万円
(加入している年金により上限額は異なる)
掛け金を所得控除(所得税・住民税を節税可)
運用益(運用で得た利益)すべて非課税
投資商品の売却 自由に売却できるが、非課税枠は復活しない いつでも可能で他投資商品への乗り換えも可能
投資可能期間
投資上限額
節税メリット
運用益(運用で得た利益)すべて非課税
国内株式
15%
外国株式
15%
国内債券
15%
外国債券
15%
国内リート
15%
外国リート
15%
金
10%
*内外市場で4種の資産に広く分散投資してリスク(リターンのブレ)を抑制
*上記はあくまで一般的なイメージであり、実際の値動きが異なるケースもあります。「カルテット運用」による分散投資(参考モデル)
資産
特徴
好材料
悪材料
株式
景気拡大
景気後退
30%
業績堅調
業績低迷
債券
景気後退
景気拡大
30%
インフレ低下 インフレ上昇
リート
金利低下
金利上昇
30%
不動産堅調
不動産低迷
金
金融緩和
金融引締
10%
地政学リスク
ドル上昇
資産別のリスク・リターン特性(イメ ージ)
成長期待
証券
確定利付き
証券
不動産
投資信託
非景気敏感
希少商品
15ポイント6<ハーモニーを奏でたい>
2004年 暦年 2005年 暦年 2006年 暦年 2007年 暦年 2008年 暦年 2009年 暦年 2010年 暦年 2011年 暦年 2012年 暦年 2013年 暦年 2014年 暦年 2015年 暦年 2016年 暦年
長期平均
(04-16)
11.3% 45.2% 3.0% -11.1% -40.6% 7.6%
1.0% -17.0% 20.9% 54.4% 10.3% 12.1% 0.3%
7.5%
10.9% 23.0% 23.7% 5.1% -60.4% 36.7% -0.8% -9.2% 30.2% 48.8% 20.1% -0.8% 6.0%
10.2%
1.2%
0.6%
0.0%
2.6%
3.6%
0.9%
2.2%
2.0%
1.8%
2.0%
4.3%
1.2% 3.2%
2.0%
9.3% 13.9% 8.5%
4.9% -25.8% 16.8% -10.0% 5.0% 20.6% 15.9% 19.1% -4.5% 0.9%
5.7%
31.9% 12.1% 28.8% -3.1% -48.6% 6.2% 34.1% -22.2% 41.0% 41.1% 29.7% -4.8% 9.9%
12.0%
27.9% 27.7% 40.9% -17.8% -56.1% 39.6% 5.8% -2.0% 38.7% 24.3% 41.8% 2.1% 3.1%
13.5%
1.0% 35.4% 24.3% 23.0% -14.1% 27.5% 13.0% 4.3% 20.8% -12.9% 12.0% -10.0% 5.2%
10.0%
14.0% 21.9% 18.2% -0.6% -35.6% 18.9% 6.1% -6.1% 25.1% 26.7% 20.0% -0.2% 4.0%
8.6%
投資対象
国内株式(円) 外国株式(円) 国内債券(円) 外国債券(円)分散投資(円)
国内REIT(円) 外国REIT(円)金(円)
カルテット運用の暦年リターン(円)<市場実績>
16*日本株式=TOPIX配当込み指数(円)、外国株式(円)=MSCI KOKUSAI(日本除く) TR株式指数、日本国債=ブルームバーグEFFAS日本国債指数(円)、外国国債= バークレイズ世界債券(日本除く)指数(円)、日本リート=東証REIT(配当込み)指数(円)、外国リート=S&PグローバルREIT(日本除く)TR指数(円)、金=金スポット(円) *分散投資の暦年リターン=国内株式×15%+外国株式×15%+国内債券×15%+外国債券×15%+国内REIT×15%+外国REIT×15%+金×10%
(出所)Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成<2016年12月末>
国内株式
15%
外国株式
15%
国内債券
15%
外国債券
15%
国内リート
15%
外国リート
15%
金
10%
(注:上記はあくまで参考例であり推奨ではありません/楽天証券経済研究所作成)
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ポイント7<コア・サテライトでメリハリ>
バランス運用(コア)と「リターン狙い」
個別株式
コア・バランス
(カルテット)
ブラジル株式ファンド
米国ナスダック
中小型株ファンド
バイオ株式ファンド
サテライト
インド株ファンド
サテライト
サテライト
サテライト
サテライト
サテライト
18
7つのポイント(おさらい)
1.
「資産形成」
は「投機」ではありません。
2.
「グローバルな視野」
で取り組みましょう。
3.
「貯めながら増やす投資」
を続けましょう。
4.
「コストと明快さを意識」
して運用しましょう。
5.
「節税メリット」
を出来るだけ活かしましょう。
6.
「ハーモニー」
を奏でる分散投資を意識しましょう。
7.
「コア・サテライト」
でお好みに応じたメリハリを。
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