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まちづくり活動の組織形成のプロセスとその活動実態 -福間町の場合- [ PDF

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(1)まちづくり活動の組織形成のプロセスとその活動実態 ー福間町の場合ー 小出真司 1. はじめに. ものである。この様な取り組みは、全国的には徐々に. 1-1 研究の背景と目的. 散見されるが、全町で取り組まれているケースは大変. 我が国の行政システムは、中央省庁から市町村に至. 希有である。調査の方法は、まちづくり活動に直接に. るまで、その組織が目的別で構成されている。また、. 参与し観察すること、住民及び、行政職員に対するヒ. 目的別構成と同時に、中央省庁の主導の下に全国一律. アリング調査、行政の記録資料による。. の基準が適用される中央集権型のシステムである。こ. 2-2 調査対象の概要. のため、ややもすると、個別の事業が地域の実状に即. 福岡県福間町 ( 図 1) は、福岡市と北九州市の中間に. してないものや、多分野を総合化した事業が実施困難. 位置し、交通手段として JR 鹿児島本線、西鉄宮地岳線、. な状況を生んでいる。これまでの中央集権型のシステ. 国道三号線があり、住宅地は既存の農業集落、漁業集. ムは、特に、公共事業の分野で多く批判が行われてお. 落、商店街に加え、高度経済成長期以降に開発された. り、それに代わる新しい地域主権のシステムの提案さ. 大規模な郊外型住宅地、県営団地やミニ開発住宅地に. れ始めている。そこで、本研究では地域住民が身近な. より構成される ( 図 2, 表 1)。. 地域のために自ら企画、計画、決定、実行をするまち. 3. 活動の実態. づくり活動に注目し、その組織形成のプロセスと活動. 行政が設定した当初のまちづくり活動の枠組みは、. 実態を探ることにより、地域主権のシステム実現に向. 活動単位と予算の上限額を除き、地区住民の主体的な. けての知見を得ることを目的とする。. 裁量に任すものであった ( 表 2)。そのため、その活動. 1-2 研究の枠組み. 実態は各地区で全く異なり ( 図 3)、その組織の名称も. まず、地域主権におけるまちづくり活動の構想とし. 各地区で異なるものであった。そこで、各地区の取り. て、欧州の都市内分権による地域主権の取り組みを検. 組みを把握するにあたり、各地区で形成された組織の. 証する。続いて、我が国のまちづくり活動のための制. 名称をその構成主体により分類し、 全地区で統一した. 度として、全国の市町村及び特別区におけるまちづく. 統一した定義 ( 表 3) を用いる。. り条例の制定状況とその内容の把握を行う。この上で、 先進的まちづくり活動の検証として、福岡県福間町を ケーススタディとして取り上げ、組織形成のプロセス 及びその活動実態を明らかにする。 2 研究の方法 2-1 調査概要 本研究では、先進的まちづくり活動として福岡県福 間町のまちづくり活動を取り扱う。このまちづくり活 動は全町を対象として小学校区 (5 地区 ) を単位として 住民が主体的な裁量で運用できる資金によって、住民 の企画・計画・決定によるまちづくり活動を実施する. 表 1 各地区の概要. 地区名 人口 地区の概要  世帯数 ( 行政区数 ) JR 駅前の商店街、海岸近くの漁村集落、西鉄駅前の 福間地区 11,890 人 (11) 4,538 世帯 1970 年代に開発された中小住宅地、南部及び北部の既 存集落と中小の住宅地が混在する地域、JR 駅前から北部 のマンションが多く立つ地域により構成。 大規模の郊外型住宅地としての南部の 1960 年代、 福間南地区 11,530 人 (13) 4,046 世帯 1990 年代後期に開発されたもの、北部の 1970 年代に 開発されたもの、中央部の既存の農業集落、西部の既存 集落と新しい住宅が混在する地域により構成。 東部から南部にかけて山林が多くを占め、農業集落で構 上西郷地区 3,306 人 (5) 1,019 世帯 成される。 北部には山林が広がり、3 つの既存の農業集落を分断す 神興地区 8,773 人 (18) 3,084 世帯 るように JR 駅前の県営団地を含む 1960 年代に開発が 開始された大規模郊外型住宅地と 1980 年代に開発され た大規模郊外型住宅地により構成。 北東部に山林が広がり JR 駅前の 1970 年代に開発され 神興東地区 6,446 人 (11) 2,125 世帯 た大型郊外型住宅地、2000 年代にに開発された郊外型 住宅地、既存農業集落により構成。. 福間町全体. 人口と世帯数は住民基本台帳(H 14.6)による. 表 2 まちづくり活動の枠組み 項目. 内容. 支 予算. 地区ごとに 200 万円を上限とする(H 14,15 年度)* 1 地域担当制(全部課長)、職員研修制(採用 5 年未満の職員)が地域の 活動に加わる. 援 職員の協力. 図 1 福間町の位置. 44,702 人 14,812 世帯. 活動単位. 原則として小学校区. 事業対象. 施設建設のようなハードな事業ではなく、ソフト事業を対象とする。. 活動主体. 地域住民が地域の特性に応じて運営しやすい組織づくりを主体的に決定 する。. 実施手順. 地域住民が地域の特性に応じた運営組織、実施手順を主体的に決定する。 但し事前及び事後の報告の義務を課す 「福間町わがまちづくり支援事業実施要領」を基に作成 * 1 は上記資料に記載が無く、行政職員が口頭で説明. 図 2 各地区の位置. 43-1.

(2) 部会の活動の承認・報告となった。. (1) 福間地区 準備会では、参加者の募集方法、行政区の区長 ( 以. このように、この地区の活動の特徴は、初回から活. 下、区長 ) の参加及びその位置付けについて協議され. 動分野別の協議を行い活動の提案を行ったこと、役員. た (02 年 4 10 月 )。その協議の結果、公募が実施され. の決定が困難であり複雑な過程を経たことが挙げられ. た (7 月 ) が、これに応じた住民が4名と僅かであった. る。前者は地区が郊外型住宅地により大部分が構成さ. ため、公募 (2 次 ) に加え、区長推薦により各行政区か. れるため住民の知識レベルが高く、住民にまちづくり. ら最低 1 名の選出が決定され (9 月 )、さらに区長の参. 活動の素地があったため可能であり、後者は郊外型住. 加が決定された (10 月 )。設置されたまちづくり協議. 宅地の開発時期が異なり、地区コミュニティの核が形. 会の初期の議題は「役員の選任」であった。この協議. 成されてないためと考えられる。. は全体会での決着がつかず、新たに設置された「役員. (3) 福間南地区. 選考委員会」にその選任が委ねられ、この選任の結果. 準備会では、参加者の募集方法が協議され、参加者. を全体会が承認することで役員が決定された (02 年 11. は区長の参加、公募住民と決定された (02 年 4 7 月 )。. 月 03 年 1 月 )。その後、議題の中心が具体的なまち. 設立後、順調に規約の承認、「役員の決定」がされた. づくり活動の方向性を協議する「活動目的の検討」に. (02 年 9 月 )。その後、全体会の議題は「活動目的の検. 移行した (03 年 2 月 )。活動目的を検討するために、. 討」に移行した。活動目的を検討するために、地区の. まず地区の現況把握として「まち歩き」が提案され (1. 現況の把握として「行政区ごとの住民活動の取り組み」. 月 ) 実施された (10 月 )、 「行政区ごとの住民活動の報告」. が報告された。さらに、「協議の体制」として全体会. が実施され (2 月 ) た。さらに、協議の体制として、活. を地区内をさらに細分化した地域 ( 行政区 ) 別または、. 動分野ごとに部会を設置し、部会ごとに協議する事が. 活動分野別に分割することが提案された。しかし、全. 住民から提案された (2 月 )。その結果、まちづくり協. 体会では具体的な分割方法の決定に至らず、その決定. 議会の参加者がそれぞれの興味関心により、活動分野. は役員会に委ねられた (10 月 )。その結果、構成員を. ごとの部会に参加し、その構成員が固定化した ( 部会. 固定しない 4 活動分野別のグループによる協議の体制. の成立 )。その後、各部会で目的達成のための活動の. が役員会により決定された。その後の全体会では各住. 提案・運営が協議された。. 民が興味関心により各活動分野に分かれ、地域問題の. このように、この地区の活動はまちづくり協議会に. 把握、活動目的の検討、具体的な活動の提案が協議さ. 登録する住民の募集や、役員の決定が困難であり、複. れた (02 年 11 月 03 年 1 月 )。さらに、この各グルー. 雑な過程を経たことが特徴として挙げられる。これは、. プでの提案を役員会が集約し、1 つの活動の提案を全. 地区の歴史的な形成過程が、漁業集落、商店街、マン. 体会で協議する体制をとった (2、3 月 )。しかし、役. ションが複合した複雑なものであるためと考えられる。. 員以外の住民からそれまでの活動分野別の協議が無意. (2) 神興地区. 味になるとの批判が出され、再び活動分野別の協議の. 準備会では参加者の募集方法が協議され、区長の. 体制が取られた。この際は、各グループの構成員を固. 参加、公募による募集が行われた (02 年 4 7 月 )。ま. 定化し部会として成立し、同時に各部会長が役員会に. ちづくり協議会では、初回にワークショップ形式によ. 加えられた (5 月 )。以後の全体会では各部会の活動計. る意見の集約がされた。この会議では、行政職員が. 画の発表、実施活動の報告が議題にされた。. 設定した 5 活動分野に、住民が興味関心により分か. このように、この地区の活動は順調な「役員の決定. れることにより部会が形成された。また、各部会で地. と、全体会を分割した活動目的の検討の協議体制が特. 域課題を解決するための具体的な活動の提案が行われ. 徴である。これは郊外型住宅地の開発時期が古いため. た (02 年 7 月 )。以後、具体的な活動は部会ごとに協. 住民同士を認知しているが、一方で具体的な活動では. 議された。この部会別の協議と並行して行われた全体. 正式な手続きを踏んだ合意形成が必要とされるためと. 会での議題は、「役員の職務、任期、選任方法」を中. 考えられる。. 心とした規約の策定であった (9 11 月 )。しかし、全. 表 3 まちづくり活動における組織の分類. 体会での決着がつかず、「会則策定委員会」を設置し、 規約案の策定が委ねられた (10 月 )。その規約案が全 体会で承認され、それと同時に各部会の正・副部会長 が役員として決定された。以後の全体会の議題は、各 43-2. 定義した組織の名称 構成主体 準備会 まちづくり 協議会. 行政区の区長、行政職員. 役員会 まちづくり協議会を運営する役員、行政職員 全体会 登録住民全員、行政職員 部会. 登録住民と行政職員の一部.

(3) PM 月 PP 月. &. %. Q月 L月. ! 全体会の主な議題 各組織の活動. 役員選任. ). &. * &. ". *. *. 部会の成立 まち歩き. %. %. % $. 公募. ). まち歩きの結果報告 活動の提案. ! &. (. 活動の具体化. # &. )' ! )) *. 公募 区長推薦. %. *. 地域課題の共有. &. %. )( &. %. ! FG. !. IJ. FGH. IJK. CDE. LMML O月 ). T月. (. (. 活動の具体化 規約承認 ). *. (. #. PL 月. ). *. * %. &. *. %. ). T月. *. )). PP 月. PM 月 L月. (. *. (. 役員決定 *. !. *. &. &. )&. ". #. )%. * %. 地域活動の報告 活動分野の提案 !. &. !. ). * &. ". !. !. #. #. ". &. *. %. $&. # #. $. %. O月. !. (. %. #. ). (. PP 月 N月. #. & &. N月 *. $. %. ". ". )' )). %. *. PL 月 O月. )*. %. S月. )). )). )(. &. #. )&. )*. )(. #. )(. )% %. PL 月. LMMO. $. )&. )*. )*. 活動の具体化 部会別協議. )(. )". )&. )#. )%. )*. )#&*+ ,-&./ " #4. )'. )). )$. )". )$. )( )$. p. )). )(. )". P月 )(. #. )". )#. )). *. ". )'. 部会の成立 具体的な活動の 提案. )) ). 活動計画の承認 活動実施の報告 部会長の選出 各部会の予算要求 部会別協議. †…•| ‡a€} … •~ ‚# ƒ „ •. !‘ "’ ## 4. 活動の具体化. )*. !"#. 0123&#4. #. 52#. ,-. $%#. 89:;,-. " ,-)# )%. )( ). 活動計画の承認 活動実施の報告 規約について協議. 規約承認 役員決定. $. 部会の成立 活動の具体化. *. )*. )( 図 3 活動プロセス図. 地域活動の報告 広報紙について 協議体制の提案. )&. 活動計画の承認 規約について協議 活動実施の報告 広報活動の提案. *. 規約案の策定. &. )%. 活動計画の承認 規約承認 活動実施の報告 役員決定. &. )) %. 活動計画の承認. )!. )(. 活動の具体化 地域課題の共有 活動計画の承認 グループ別協議 予算案の承認 活動計画の承認 活動実施の報告. 具体的な活動の 提案 グループ別協議. %. 区長を招いて 経緯を説明 登録住民の決定. *. 活動の具体化 部会の成立 事業の説明 活動の具体化. $. ). !. '. 事業の説明 活動の具体化. 活動の具体化. #. 活動の具体化. 活動の具体化 「まちづくり」 予算配分について. ". (. 活動の具体化 活動目的の検討 広報紙について. $. 活動の具体化. %. 役員決定 規約承認. ). )'. ( *. ). アンケート配布. (. )'. についての勉強会. *. )( &. )( &. )* % %. 活動の具体化. 規約承認. 先進地視察. 「まちづくり」 についての勉強会 アンケート回収. *. 地域活動の報告. 具体的な活動の 提案. )' ! )&. 活動計画の承認 活動実施の報告 各部会の予算要求. !. !. # ". #. )#. 具体的な活動の 提案 グループ別協議. ". )". !. )&. )%. 活動の具体化. )%. 活動の具体化. )!. )!. )&. )). #. #. )*. $ )'. ". $. )(. 活動計画の承認 活動実施の報告. )$ )*. 部会の成立 活動の具体化. $. )%. 広報紙について. )' )". )" )'. 地域課題の把握 グループ別協議 具体的な活動の 提案 グループ別協議 活動の具体化 グループ別協議 部会の成立 活動の具体化 部会別協議. )%. )!. 67. 活動の具体化. )) %. 区長を招いて 経緯を説明. !. 活動の具体化. )* #. 活動の具体化 部会別協議. 活動の具体化. 活動の具体化 …•|活動の具体化 ! $ Ž ))† !‘ ‡a€} )) 広報紙について " % = … •~予算配分について " ’ ‚ # ## • ## ƒ 活動計画の承認 • )( „ 活動の具体化 4 x 予算案の承認 • # )( $ 4 活動の具体化 ))により部会に分かれた 活動計画の承認 (4 月 )。その後、部会別に活動 ". 活動実施の報告. <=>?@. &. )(. so F ! $•z )& {tp y " % #)' u v 活動の具体化 ## w. h` 活動計画の承認 ia 活動実施の報告. )&. )#. )#$. 活動計画の承認 活動実施の報告 各部会の予算要求. の具体化、実施についての協議がされた。 )( )*. )'. このように、この地区の活動は役員の決定が順調で )& )& あり、役員主導による「活動目的の検討」として様々. な方法がとられたことが特徴である。これは、地区の )% )%. $. )#. )). )! 核が開発時期が古い郊外型住宅地であるため、住民同. )*. )!. )'. )# 準備会では参加者の募集方法について協議され、公 )). )". 士を認知しており、住民の知識レベルが高いためと考 )(. ,-)#&#4 えられる。 !"# 募、区長推薦が行われた $%&'( (02 年 4 7 月 )。協議会の設 )&. *. %. )) )'. )!. PL 月. 公募 具体的な活動の 提案. ". &. 事業の説明. (. (. “”•#4&–“ $ PM 月. )*. 活動の具体化. &. (. #. $. 部会長会議. ojbZ !%$ 5V )(pkc[ W " % 2Xq\d\活動計画の承認 Y e] 活動実施の報告 # # # rl mf^ 4 ng_ !. ,-)#&#4. (4) 神興東地区 PP 月 )'. !. #. 公募. )" )%. ˆ]Š ! $ 5VojbZ ! $ • zso F ! $ Ž ! $‘V {‰^‹ Wpkc[ {tp y " % ’ •o_Œ " % 2Xq\d\ " % # u "% = p` e] # # v # ##o # # #Yrl ## • p a mf^ w 4 4 ng_ • o x p h` # ia 4. T月 $%&'(. !. )!. )!. )#. )) )&. $. )). )%. )# )!. )'. ˆ]Š ! $ ‘ "V {‰^‹ 活動の具体化 " % ’ •o_Œ o # !# # pp` a 4 o. AB. )'. )'. )&. )% )(. )'. $. 全体会の主な議題 各組織の 全体会の主な議題    活動. 地域課題の把握. 活動の具体化. #. 地域活動の報告. 具体的な活動の 提案. *. $. )). )!. $. PP 月. 活動計画の承認 活動実施の報告. )#. ". )%. PM 月. #. (. )(. まち歩きの結果報告 )) 活動の提案 #. 具体的な活動の 提案. *. ). )(. )*. )). !. ". )). )%. )&. ". (. 活動計画の承認 活動実施の報告. $. )'. )'. )'. U月. #. )'. ! $. T月. $. )). !. ! )&. LMMO P Q月. 部会の成立 まち歩き %. !. ). ". 活動計画の承認 活動実施の報告. % )'. )*. ". %. 全体会の主な議題 各組織の活動. 活動目的の検討. 先進地視察. 「まちづくり」 についての勉強会 アンケート回収. CDE. !. 公募. )!. !. #. R月. 活動計画の承認 活動実施の報告 各部会の予算要求. 活動計画の承認 活動実施の報告. ". ! $ )( &. IJK % ). $. )'. !. Q月. )'. 活動計画の承認 全体会の主な議題 各組織の活動. %. (. *. L月. )(. &. 具体的な活動の 提案. (. *. %. %. ) !. $(. &. % % FGH. (. (. &. %. P月. 「まちづくり」 についての勉強会. ). *. ). (. LMMN. '. &. %. PL 月. *. (. PM 月. ). 役員選任 ). ). ). &. ". %. ). (. U月. アンケート配布. *. &. ). *. 役員選任方法. S月. )'. LMMN U月 P月. % )*. *. (. &. R月. (. !. (. Q月. ). ). ( (. )). 活動の具体化. ". $. U月. 地域活動の報告 協議体制の提案. *. 具体的な活動の 提案 #. 地域活動の報告 活動分野の提案. &. (. ). S月. (. *. (. Q月 U月. R月. ) (. 役員決定. * ). T月. S月. IJ ). 役員選任方法. (. 各組織の活動. O月. PP 月. 規約について協議 広報活動の提案 規約承認 役員決定. %. 規約承認. ). FG. S月. R月 PM 月. (. 規約案の策定. R月. N月. 規約について協議. !. PL 月 LMML LMMN O月 P月. *. 公募 区長推薦. &. <=>?@. )&. )#. )#. )). )". 立後には初回に「役員の決定」がされた。その後、全 )( P月 )$ )( LMMO. )*. (5) 上西郷地区 . 67 準備会では、事業の登録者、行政区区長の位置づけ 0123&#4 52# 体会では「活動目的を検討」を中心とした協議がされ )#&*+ )$. ˆ]Š ! $‘V {‰^‹. $%# )#. ojbZ ! $ 5V Wpkc[. )". )". )%. )%. so F !$•z {tp y. !$ Ž. †…•| ‡a€}. !‘. " % ’ •o_Œ " % 2Xq\d\ " % # についての協議が行われた。その結果、6 " % = … •~ " ’ 月に区長推 u た。「活動目的の検討」に際して地区の現況を把握する p` e] v ‚# # ##o # # #Yrl ## ## • ## p a mf^ w ƒ 4 4 • 4 o ng_ x „ p h` •) から 2 名ずつ計 10 名が選任 薦により各行政区 (5 区 # ia ために、まちづくりに関する勉強会 (10、11 月 )、各. ,-&./. ,-. 行政区の住民活動の報告が行われた (12 月 )。同時に、. 4. された。設立後、初期には、活動目的が協議された。. その結果、地区まちづくり活動の先進地視察を行い 89:;,#4 由」に関するアンケート調査が実施された (9 11 月 )。 (10 月 )。その結果活動の方向性が決められた。以後、 “”•#4&–“ 議題の中心は、活動の具体化となった。 役員会が参加住民に対して「行いたい活動とその理 さらに、参加住民を単純に人数分割したグループ別の 協議の体制を取り、活動目的の検討が行われた (03 年 1 3 月 )。グループ別協議の議題が地域問題の共有、活 動の提案から具体化に変化するに伴い、役員会はそれ. このように、この地区の活動の特徴は、登録住民が 行政区代表として選出されたことである。これは地区 が既存の農業集落のみにより構成されるため可能であ. ,-)#&#4 !"# までの提案を基に $%&'( ったと考えられる。 3 部会を設定し、各住民は興味関心 52#. )#&*+. 43-3 0123&#4. $%#. ,-&./. ,-. <=>?@ 67.

(4) 以上より各地区の具体的な活動の実態は、地区の歴. して重要であると考えたためである。. 史的特性に大きく規定される事が明らかになった。. 4-2 地区により異なる事項. 4 まちづくり活動の組織形成プロセス. (1) 登録住民の募集方法 まちづくり協議会に登録する住民の募集方法は、公. 4-1 各地区に共通する事項. 募、区長の推薦、区長の参加が見られた ( 表 4)。公募. (1) 準備会の設置. が見られた地区は戦後に移住した住民が多い地区であ. まちづくり協議会の設立準備を行う準備会は、全地 区において行政区の区長と行政職員により組織され、. り、区長の推薦は、既存のコミュニティが成熟した開. 設立時期もほぼ重なるものであった。この構成主体と. 発時期の古い地区で見られた。このことから、登録住. して区長が選ばれた理由は、区長が全地区に存在する. 民の募集方法は、地区の歴史的過程に依存することが. ことに加え、区長が既存の地域団体である自治会の会. わかる。. 長を兼ねるため、行政区内の調整役・連絡役を担う区. (2) 役員決定のプロセス. 長の協力がなければ、施策実施が困難であると行政職. 役員の選任時期が早い上西郷地区、神興東地区、福. 員が考えたためである。. 間南地区では、短期間で役員の決定がされた。これは、. (2) まちづくり協議会の機能. 住民の認知として地区全体の活動の運営を委ねる人が. 各地区で設置されたまちづくり協議会は、その機能. 存在するためである。一方、役員の決定時期の遅い神. として「まちづくり協議会全体の運営」、「まちづくり. 興地区、福間地区では、役員の選任はそれぞれの地域. 協議会全体の意見の承認」、「目的達成のための活動の. で異なる複雑な過程を経た。これは、住民が他の住民. 検討」を持つものであった。つまり、上西郷地区を除. を詳しく知らないこと、地区内の行政区ごとの競争意. く各地区においてまちづくり協議会の運営を行う役員. 識が強いためと考えられる。このように役員の決定プ. 会、意見の承認を行う全体会、具体的な活動を協議す. ロセスには、地域独自の対応が見られた。. る部会が設置され、上西郷地区においてもまちづくり. (3) 部会形成のプロセス. 協議会がその全機能を担うことが言える。. 各地区での部会形成のプロセスは、「活動目的の検 討」として地区の現況把握、地域課題の共有、協議体. (3) 目的達成のための具体的な活動の協議体制 上西郷地区を除く全地区では、まちづくり協議会に. 制の検討を行う地区。「活動目的の検討」のプロセス無. 登録した人数が多いため、協議の活発化を意図して全. しに活動の提案が行われた地区が見られた。この活動. 体会の人数分割が行われた。その分割は地区内をより. 目的の検討は地区により異なる協議の体制、手順がみ. 細かな範囲 ( 行政区等 ) で分割するものではなく、活. られた。このことから、部会形成のプロセスは地域独. 動分野別に分割を行うものある。また、この分割は性. 自の判断が必要であると考えられる。. 別、居住地や人数の偏りの調整は行われず各参加住民. 5 総括. の興味による分割であった。さらに、活動分野別の提. 地域主権によるまちづくり活動のモデル的試行とし. 案が具体化した際には、構成員の固定化が見られた。. て住民の主体的な裁量で運用できる資金を各小学校区. これらは各住民の経験や知識を最大限に活かすための. (地区)ごとに提供する「まちづくり活動」の実態は、. 措置と考えられる。一方、住民が各行政区の代表とし. 地区の歴史的特性に大きく規定されることを明らかに. て選出された上西郷地区においても具体的な活動は、. した。また、まちづくり活動の組織形成のプロセスは、. 行政区別ではなく、地区全体の活動が実施され同様の. 地区の実状にあわせた独自のプロセスが必要であるこ. 協議の体制が取られたと言える。. とを明らかにした。全地区で組織の設立準備をする構. このように、活動実施の手順・活動の主体は各地区. 成主体が同じであるが、例えば登録住民の募集等はそ. で異なるものであるが、まちづくり協議会の組織には. れまでの地区の歴史的過程による対応が必要であり、. 共通な事項が見られた。これは、まちづくり活動の組. さらにまちづくり協議会を運営する役員の決定の期間. 織を形成する際に、住民が共通事項を基本的な原則と. や部会形成のプロセスは独自の判断が不可欠であるこ. 表 4 登録住民の募集方法と協議会設置時の構成主体. とを明らかにした。こうした地区独自の対応とともに. 募集方法 公募 区長の推薦 区長が参加 計. (人) (人) (人) (人). 福間. 神興. 福間南. 神興東. 上西郷. 4. 27. 27. 17. -. 18. -. -. 9. 10. 11. 18. 13. (11). (5). 45. 40. 26. 10. 33. まちづくり活動を協議する体制は、各地区ともに基本 的な原則を貫くことが大切であることを明確にした。. () は協力委員として位置付けられた。- は未実施. 43-4.

(5)

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