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圧縮型半導体二次元アレイ光検出器

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Academic year: 2021

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特願平02-069375 (特許第1928086号)

101

圧縮型半導体二次元アレイ光検出器

発明者 廣本宣久

技術の概要

本発明は、光(紫外・赤外を含む。以下同様)に対する感度波長域を伸ばす等の目的のために半導体に歪 みを与えた圧縮型半導体光検出器を二次元アレイにするために開発したものです。半導体素子を圧縮し て歪みを加えることにより、感度波長を延ばす圧縮型半導体検出器において、n個の素子からなる一次 元アレイを圧縮方向と垂直な方向にm個並べて二次元アレイを形成し、小型強力ばねと圧縮用ピストン により同時に圧縮します。この結果、応力が安定で素子の密度が高い検出器の実現が可能となることか ら、高感度の二次元アレイのない遠赤外線領域の二次元検出器として、あるいは望遠鏡の焦点部の二次 元アレイとして、さらにはスペクトルグラフ用の二次元検出器として広く応用できます。

圧縮型アレイ光検出器外観

概念図

特許紹介

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102

通信総合研究所季報Vol.47No.3 2001

宇宙で活躍するCRL特許

SFU(Space Flyer Unit)は、宇宙実験・観測フリ ーフライヤと呼ばれ、地球の低高度軌道で、数か 月の間実験を行った後、回収されて地上に戻るも ので、これに観測機器を載せて各種観測を行うこ とを目的とした宇宙船です。

圧縮型半導体アレイ光検出器(以下光検出器とい う)を搭載したSFUは、1995年3月18日、H-IIロケ ットにより打ち上げられました。そして、この光 検出器の特許はロケットの打ち上げのわずか8日前 に特許査定されたのです。SFUは、その後各種観 測を行い、1996年1月13日スペースシャトルに搭乗 した宇宙飛行士、若田光一氏の操作するマピュレ ータにより回収されました。

光検出器は、IRTS(宇宙赤外望遠鏡)のFILM(遠 赤外ラインマッパー)の検出器として搭載され、宇 宙に存在する炭素イオンガスの波長158μm輝線強 度分布を測定し、これまでに無い優れた遠赤外輝 線のデータを多量に得ることに成功しました。そ して、1998年4月15日第24回科学技術庁長官賞を受 賞しました。

圧縮型

Ge:Ga

検出器

3

素子アレイを用いて得られた 銀河系の炭素イオン

158

μ

m

輝線

ISAS

CRLの取得した特許は有償で利用できます。

これらの特許権の実施および技術情報についてのお問い合わせは 通信総合研究所企画部研究連携室知的財産グループ

Tel. 042-327-7464 までお願いいたします。

SFU

外観

IRTS

(宇宙赤外線望遠鏡)外観

ISAS

ISAS

参照

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