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作
品
紹
介
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賛
助
作
品
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技
術
顧
問
寺
本
蒼
玄
先
生
西 来 院 会 場 「 風 過 ぎ て 鳥 香 を 銜 む ( 田 有 年 ) 」 八 つ 切 「 風 過 鳥 銜 香 」 自 由 奔 放 な 筆 致 で 、 豪 快 さ を 表 現 し て 余 白 の 美 し さ を 楽 し ん で み ま し た 。<
パ
ン
フ
レ
ッ
ト
編
集
者
よ
り
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本 パ ン フ レ ッ ト を お 手 に と っ て く だ さ り 、 あ り が と う ご ざ い ま す 。 思 い 切 っ て 横 向 き に し て み ま し た 。 見 や す さ な ど い か が で し ょ う か ? パ ン フ レ ッ ト は 、 す べ て の 作 品 の 魅 力 と 、 書 に 寄 せ る 想 い を 記 録 し お 伝 え す る 使 命 を 担 っ た 、 い わ ば 一 つ の 合 作 だ と 考 え て お り ま す 。 会 場 の 作 品 に 比 べ る と 一 回 り も 二 回 り も 小 さ い で す が 、 こ の 二 日 間 を 詰 め 込 ん だ 一 作 品 と し て 、 書 展 が 無 事 終 了 し た あ と も 、 ふ と 思 い 出 し た と き に 再 び ご 覧 い た だ け れ ば 幸 い で す 。 ( パ ン フ レ ッ ト 編 集 担 当 柳 澤 杏 衣 ) ―5―禅 居 庵 会 場 「 學 優 に 文 麗 な る 至 通 な り 」 半 紙 「 学 優 文 麗 至 通 也 」 単 体 で 行 を つ く り 、 品 格 の あ る 作 品 を 求 め て 仕 上 げ た つ も り で す 。
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合
同
作
品
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― 全 体 合 作 ― 「 七 夕 飾 り 」 6 月 は じ め と か な り 気 が 早 い で す が 、 書 道 部 の 七 夕 を お 楽 し み い た だ け ま し た か ? 中 国 で も 七 夕 を お 祝 い し ま す が 、 願 い 事 を 書 い て 笹 を 飾 る の は 日 本 だ け だ そ う で す 。 な ん だ か 意 外 で す ね 。 今 回 の 合 作 で 日 本 の 文 化 を 感 じ て い た だ け れ ば 幸 い で す 。 ( 合 同 作 品 担 当 池 田 亜 由 美 ) ― 三 回 生 合 作 ― 「 お 気 に 入 り の 本 の 帯 」 こ の 一 年 間 、 幹 部 回 生 と し て 一 緒 に 頑 張 っ て き た 三 回 生 の 合 作 で す 。 お 気 に 入 り の 本 を 持 ち 寄 り 、 本 の 帯 に コ メ ン ト を つ け ま し た 。 尐 人 数 な が ら も 個 性 豊 か な 私 た ち を よ く 表 す 合 作 と な り ま し た 。 ぜ ひ 手 に と っ て ご 覧 く だ さ い 。 ( 合 同 作 品 担 当 尾 崎 由 布 子 ) ―6――
西
来
院
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一 、 東 佳 央 里 臨 書 草 書 「 王 鐸 『 臨 王 羲 之 瞻 近 帖 』 」 二 尺× 八 尺 「 足 下 參 朝 。 尐 晩 不 審 。 有 何 事 情 。 瞻 近( 無) 縁( 省 苦 。) 足 下 小 大 悉 平 安 也 。 月 末 必 佳 。 遲 見 君 。 無 以 爲 慰 喩 。 羲 之 。 丁 卯 春 夜 爲 思 玄 老 先 生 詞 伯 。 王 鐸 。 」 王 鐸 に は 初 挑 戦 で す 。 草 書 は 2 度 目 な の で 尐 し 成 長 で き て い る と い い な と 思 い ま す 。 縦 軸 が 左 右 に 大 き く 揺 れ 、 線 の 太 さ も 様 々 だ け ど ま と ま っ て い る 、 そ ん な 特 徴 を 表 現 し よ う と 頑 張 り ま し た 。 二 、 糸 井 健 太 臨 書 行 書 「 王 鐸 『 家 中 南 澗 作 』 」 二 尺× 八 尺 「 家 礀 誰 登 眺 。 天 寒 草 木 稀 。 雤 餘 孤 岫 出 。 日 莫 衆 禽 依 。 諸 寇 郡 仌 緊 。 三 年 人 未 歸 。 石 壇 偃 臥 否 。 處 々 野 棠 飛 。 」 好 き 嫌 い の 変 遷 が 行 き つ い た 先 で す 。 は じ め は 整 っ た 楷 書 ば か り が 好 き だ っ た は ず な ん で す け ど も 。 気 楽 に 見 て く だ さ い 。 三 、 岡 田 卓 也 臨 書 楷 書 「 元 顕 儁 墓 誌 銘 」 二 尺× 八 尺 「 若 望 舒 盪 魄 年 成 歳 秀 若 騰 曦 潔 草 松 隣 竹 侶 熟 仰 歎 矣 是 則 慕 學 之 徒 無 不 欲 軌 其 操 既 成 之 儒 」 幹 部 と し て 最 後 の 書 展 に な り ま す 。 二 八 で 楷 書 は や は り 骨 が 折 れ ま す が 楽 し か っ た で す 。 端 正 で あ り な が ら 力 強 い 感 じ を 出 せ る よ う 努 力 し ま し た 。 ご 批 評 お 願 い し ま す 。 ―7―四 、 木 谷 亮 太 臨 書 行 書 「 顔 真 卿 『 祭 姪 文 稿 』 」 二 尺× 八 尺 「 人 心 方 期 戩 穀 何 圖 逆 賊 閒 釁 稱 兵 犯 順 尓 父 竭 誠 」 顔 真 卿 が 甥 を 逆 賊 に 討 た れ た さ い に 悲 憤 を 綴 っ た 書 で す 。 彼 の 字 は 心 を 能 く 表 す と い わ れ ま す 。 そ こ に 惹 か れ こ の 書 を 選 ん だ の で す が 、 雑 念 が 多 か っ た の か 、 中 々 さ 迷 っ た 作 品 と な っ た よ う で す 。 五 、 鈴 木 新 人 臨 書 行 草 「 張 瑞 図 『 行 書 詩 巻 』 」 二 尺× 八 尺 「 自 種 吾 堂 景 無 人 共 把 卮 昨 來 三 徑 雤 忽 興 兩 驄 期 欄 霽 花 庭 爽 林 寒 酒 故 随 坐 忘 倶 酪 酊 莫 遣 白 衣 知 果 亭 山 人 瑞 圖 」 初 め て の 二 八 作 品 で 、 と に か く 作 品 に す る こ と を 目 指 し ま し た 。 瑞 図 の キ レ の あ る 線 が 出 せ て い た ら 本 望 で す 。 ご 批 評 の ほ ど よ ろ し く お 願 い し ま す 。 六 、 鈴 木 新 人 大 庭 諒 介 創 作 ・ 合 作 墨 絵× 行 書 「 蛟 龍 得 雲 雤 図 」 二 尺× 六 尺 「 蛟 龍 得 雲 雤 終 非 池 中 物 也 」 詩 文 は 『 呉 書 』 ( 周 瑜 伝 ) か ら 取 り ま し た 。 蛟 龍 が 雤 に 打 た れ 雲 に 乗 り 、 池 の 中 か ら 勢 い よ く 飛 び 出 す 、 そ し て 天 高 く 飛 び 出 す 。 そ の 様 を 線 の 濃 さ や 強 弱 に よ っ て 表 現 し ま し た 。 ―8―
七 、 時 藤 大 典 臨 書 草 書 「 傅 山 『 沈 佺 期 詩 』 」 二 尺× 八 尺 「 濯 龍 門 外 主 家 親 、 鳴 鳳 樓 中 天 上 人 。 自 有 金 杯 迎 甲 夜 、 還 將 綺 席 發 陽 春 。 」 二 八 作 品 は 初 め て に な り ま す 。 初 め は 形 臨 に 徹 し ま し た が 、 最 終 的 に は 構 成 を 変 え る な ど 、 だ ん だ ん 意 臨 に 近 づ い た と 思 い ま す 。 じ っ く り と し た 線 や ス ピ ー ド 感 の あ る 線 な ど 、 変 化 を 付 け た つ も り で す 。 ご 批 評 宜 し く お 願 い し ま す 。 八 、 中 川 和 也 創 作 草 書 「 石 鯨 ― 傅 山 に 倣 っ て ― 」 二 尺× 八 尺 「 石 鯨 分 玉 溜 劫 燼 隠 平 沙 柳 影 氷 無 葉 梅 心 凍 有 花 」 傅 山 の 書 か ら 、 「 潤 」 と 「 流 」 と 「 回 」 と い う エ ス プ リ を 抽 出 し た 。 こ の 作 の 生 命 線 は 中 央 に 走 る 行 間 の 響 き だ と 考 え る 。 2 行 の 黒 で な く 、 脊 髄 た る 「 白 」 を 見 て ほ し い 。 九 、 中 野 周 平 臨 書 行 書 「 王 鐸 『 臨 王 獻 之 發 呉 興 二 十 九 日 帖 幅 』 」 二 尺 八 尺 「 晩 生 皆 佳 。 未 復 華 姜 疏 。 比( 此) 來 得 直 疏 、 故 惡 故 當 視 華 也 。 汝 兒 女 可 不 。 昨 遂 不 奉 。 恨 深 。 體 中 復 何 如 。 弟 甚 頓 、 勿 勿 不 具 。 丁 亥 上 巳 日 。 上 巳 世 譌 爲 己 未 、 有 更 者 。 王 鐸 。 」 「 大 き く て ウ ネ ウ ネ し た の が 書 き た い ! 」 … 王 鐸 も 二 八 も か な り 背 伸 び で し た 。 中 心 軸 が ず れ て い る と い う 特 徴 を 掴 む の に ま ず 一 苦 労 。 そ れ で い て 整 っ て 見 せ る の は 至 難 の 技 … 。 相 手 は 大 物 。 し か し 得 た も の も 大 き い で す 。 ―9―
十 、 西 村 有 希 子 臨 書 草 書 「 傅 山 『 懸 崖 斷 處 七 言 詩 軸 』 」 二 尺× 八 尺 「 懸 崖 斷 處 積 幽 寒 濃 樹 如 雲 黒 一 團 莫 道 山 中 無 結 構 茆 簷 趂 水 有 闌 杆 」 い ろ い ろ な 書 体 へ の 挑 戦 そ の 4 、 今 回 は 連 綿 草 で す 。 二 八 に 書 く の も 初 め て で 、 初 め て だ ら け の 作 品 で す 。 構 成 や 直 筆 が 難 し か っ た で す 。 傅 山 向 い て な い ん じ ゃ な い か と 嫌 に な っ た 時 も あ り ま し た が 、 勉 強 に な り ま し た 。 十 一 、 林 田 悠 佳 臨 書 行 書 「 何 紹 基 『 畫 馬 賛 』 」 二 尺× 八 尺 「 士 或 不 價 五 羖 皮 李 侯 畫 隠 百 寮 底 初 不 自 期 人 誤 知 戲 弄 丹 靑 聊 卒 歳 身 如 閲 世 老 禪 師 」 揺 れ て い る 線 が 書 き た く て こ の 法 帖 を 選 び ま し た 。 羊 毛 の 筆 を 使 う の は 初 め て で 楽 し か っ た で す 。 “ 閲 ” の 字 が 顔 に 見 え る の で 、 ど れ だ け か っ こ よ く 書 い て あ げ ら れ る か が 苦 労 し た 点 で す 。 十 二 、 松 村 貴 史 臨 書 行 書 「 王 鐸 『 香 山 寺 作 』 」 二 尺× 八 尺 「 細 逕 翠 微 入 。 幽 香 塵 跡 稀 。 虚 潭 留 色 相 。 響 谷 發 淸 機 。 人 淡 聽 松 去 。 儈 閒 洗 薬 歸 。 莫 窺 靈 景 外 。 漠 々 一 鷗 飛 。 香 山 寺 作 。 應 五 老 親 家 正 。 庚 辰 夏 。 王 鐸 。 」 多 く の 先 輩 方 が 書 か れ た の を 見 て 、 そ れ に 憧 れ て 書 い た 作 品 で す 。 法 帖 を 見 る 限 り 行 が 揺 れ て い る よ う に 見 え る の に 、 そ れ を 作 品 で 再 現 し よ う と す る と あ ま り う ま く い か な く て 、 や っ ぱ り 王 鐸 は す ご い と 思 う ば か り で す 。 ―10―
十 三 、 松 村 貴 史 臨 書 隷 書 「 楊 峴 『 隷 書 幅 』 」 二 尺× 八 尺 「 密 記 其 声 調 遂 回 郤 顧 其 橋 随 歩 而 滅 旦 召 今 官 依 其 声 作 霓 裳 羽 衣 出 曲 庚 寅 夏 日 七 十 二 嶺 穸 楊 峴 」 去 年 の 秋 季 書 展 に 続 い て ま た 楊 峴 に チ ャ レ ン ジ し ま し た 。 前 回 よ り は 上 手 く 臨 書 で き る よ う に な っ た と は 思 え る よ う に な り ま し た 。 楊 峴 の 楽 し い 変 化 の あ る 字 を も っ と 雰 囲 気 が で る よ う に 書 け る よ う に な り た い で す 。 十 四 、 植 島 寛 之 臨 書 楷 書 「 墓 誌 銘 」 半 切 「 翠 帳 凝 塵 朱 薝 留 月 慨 矣 天 長 嗟 乎 」 い か に 鋭 く 書 け る か に 重 点 を 置 き ま し た 。 彫 ら れ た 字 が か な り 尖 っ て い て ( 特 に 『 朱 』 の 四 画 目 ) 筆 で 表 現 で き ず に 苦 労 し ま し た 。 十 五 、 小 川 薫 臨 書 行 書 「 呉 昌 碩 『 七 言 絶 句 幅 』 」 半 切 「 悲 盦 好 演 安 呉 筆 、 飽 墨 鋪 豪 意 斬 新 。 守 闕 抱 殘 吾 輩 事 、 車 工 箸 述 又 何 人 。 趙 悲 盦 書 無 款 署 。 爲 盦 廬 賦 。 河 井 先 生 正 之 。 己 未 四 月 。 呉 昌 碩 。 年 七 十 六 。 」 こ の 法 帖 の 勢 い の あ る さ っ ぱ り と し た 線 質 が 気 に 入 り 、 臨 書 し て み ま し た 。 字 数 で は な く 、 線 質 の 勢 い か ら 出 て く る 全 体 と し て の 重 々 し さ と 迫 力 を 表 現 す る こ と に 苦 労 し ま し た 。 ご 批 評 よ ろ し く お 願 い い た し ま す 。 ―11―
十 六 、 尾 﨑 由 布 子 臨 書 破 体 「 顔 真 卿 『 裴 将 軍 詩 』 」 三 尺× 六 尺 「 裴 將 軍 大 君 制 六 合 猛 將 淸 九 垓 戦 馬 若 龍 虎 騰 陵 何 壯 哉 將 軍 臨 北 荒 恆 赫 燿 英 」 破 体 字 に 初 挑 戦 し ま し た 。 作 品 の 完 成 像 が な か な か 想 像 で き ず 、 悪 戦 苦 闘 し ま し た 。 も と が 個 性 的 で 奔 放 な の で 、 か え っ て 自 分 で 遊 ぶ 勇 気 が 出 せ な か っ た の が 残 念 で す 。 も っ と 勉 強 し て 、 い つ か リ ベ ン ジ し た い で す 。 十 七 、 近 藤 和 歌 子 臨 書 楷 書 「 褚 遂 良 『 雁 塔 聖 教 序 』 」 半 切 「 大 唐 三 蔵 聖 教 序 太 宗 文 皇 帝 製 盖 聞 二 儀 有 象 顯 覆 載 以 含 生 四 時 無 形 潛 寒 暑 」 ゆ っ た り と し た 雰 囲 気 に 惹 か れ て 、 書 い て み ま し た 。 線 の 太 い と こ ろ と 細 い と こ ろ の 違 い を 出 そ う と 苦 戦 し な が ら も 、 楽 し く 書 く こ と が で き ま し た 。 未 熟 な 作 品 で す が 、 ご 批 評 お 願 い し ま す 。 十 八 、 永 溝 聡 士 臨 書 楷 書 「 顔 真 卿 『 多 寳 塔 碑 』 」 半 切 「 合 掌 已 入 聖 流 … 」 書 く の が 遅 い の で 、 一 枚 書 く の に 四 時 間 く ら い か か っ て し ま い ま す 。 最 後 の ほ う は 気 が 抜 け て い る の で う ま く 隠 せ て い れ ば 幸 い で す 。 ―12―
十 九 、 東 佳 央 里× 内 村 実 穁 創 作 調 和 体 「 高 橋 優 『 福 笑 い 』 よ り 」 全 紙 「 き っ と こ の 世 界 の 共 通 言 語 は 英 語 じ ゃ な く て 笑 顔 だ と 思 う 笑 う 門 に 訪 れ る 何 か を 愚 直 に 信 じ て 生 き て い い と 思 う 」 ( 東) 壮 大 だ け ど 身 近 で 、 あ た た か み と 共 に 真 っ 直 ぐ に 素 直 に 心 に 響 い て く る よ う な 、 そ ん な こ の 詩 の 、 高 橋 優 さ ん の 世 界 を 壊 す こ と の な い よ う に 、 作 品 に し て み よ う と 頑 張 り ま し た 。 す ご く 楽 し か っ た で す 。 ( 内 村) 体 当 た り で す 。 ふ た り で 、 あ あ で も な い 、 こ う で も な い 、 一 体 何 が 良 い の だ ろ う か と 試 行 錯 誤 し た 産 物 と な り ま す 。 「 書 く 」 こ と の お も し ろ さ 、 楽 し さ を 再 認 識 す る こ と が で き 、 良 い 経 験 と な り ま し た 。 二 十 、 奥 山 優 臨 書 楷 書 「 欧 陽 通 『 泉 男 生 墓 誌 銘 』 」 全 紙 「 大 唐 故 特 進 行 右 衛 大 将 軍 兼 撿 挍 右 羽 林 軍 仗 内 供 奉 上 柱 國 卞 公 贈 幷 州 大 都 督 泉 君 墓 誌 銘 。 中 書 侍 郞 兼 撿 挍 相 王 府 司 馬 王 德 眞 撰 。 朝 議 大 夫 行 司 勳 郞 中 上 騎 都 尉 渤 海 」 初 め て の 全 紙 作 品 で す 。 縦 の 行 と 横 の 列 を そ ろ え て 書 く の に 苦 労 し ま し た 。 ま だ ま だ 未 熟 な 作 品 で す が 、 尐 し で も 原 本 に 似 せ る よ う に 一 字 一 字 丁 寧 に 書 い た の で ご 批 評 の ほ ど よ ろ し く お 願 い し ま す 。 ―13―
二 一 、 中 川 和 也 創 作 隷 書 「 開 通 褒 余 道 刻 石 」 全 紙 「 蜀 郡 巴 郡 徒 二 千 六 百 百 九 十 人 開 通 褒 余 道 太 守 鉅 鹿 鄐 君 ・ ・ ・ 以 下 略 」 「 素 朴 」 か つ 「 雄 大 」 。 瑣 末 な 空 間 配 置 な ど と い っ た 美 意 識 を は る か に 凌 駕 す る 生 命 力 が こ の 刻 石 に は ひ め ら れ て い る 。 現 代 に こ の 碑 文 は モ ダ ン な 形 で 生 ま れ 変 わ れ た で あ ろ う か 。 二 二 、 脇 本 啓 太 臨 書 楷 書 「 鄭 道 昭 『 鄭 羲 下 碑 』 」 全 紙 「 驎 碑 草 公 諱 羲 字 幼 驎 司 州 熒 陽 開 封 人 也 肇 洪 源 於 有 周 胙 母 弟 以 命 氏 桓 」 こ の 碑 文 か ら 感 じ た 素 朴 で ど っ し り と し た 強 さ に 、 一 文 字 一 文 字 、 自 分 の 手 で ど こ ま で 血 を 通 わ せ る こ と が で き る か 。 そ う い っ た 気 持 ち で 臨 み ま し た 。 ご 批 評 、 よ ろ し く お 願 い し ま す 。 ―14―
二 三 、 大 庭 諒 介 臨 書 行 書 「 蘇 軾 『 黄 州 寒 食 詩 巻 』 」 半 切 二 幅 「 空 庖 煮 寒 菜 破 竃 焼 湿 葦 那 知 是 寒 食 但 見 烏 銜 帋 君 門 深 九 重 墳 墓 在 」 蘇 軾 の 『 黄 州 寒 食 詩 巻 』 で す 。 蘇 軾 ら し い 感 情 の 滲 み 出 た よ う な 書 風 で 、 作 品 に す る の も 大 変 苦 労 し ま し た 。 た だ 、 こ の 作 品 を 通 じ て 自 分 の 書 き た い 「 書 」 が 、 ほ ん の 尐 し だ け 見 え た 気 が し ま す 。 二 四 、 北 山 聡 佳 創 作 調 和 体 「 留 学 に 向 け て ― 日 本 へ そ し て 同 期 へ ― 」 半 切 二 幅 「 日 本 は 大 変 な 時 だ け ど こ の 強 い 国 に 生 ま れ た か ら 私 は 行 こ う そ し て 思 い 出 と 勇 気 を く れ た 四 回 生 へ あ り が と う 早 め の 卒 業 お め で と う 」 京 大 書 道 部 4 回 生 の 皆 さ ん へ 私 は 大 学 院 か ら 入 部 し ま し た が 、 皆 さ ん の 同 期 と し て と て も 楽 し く 過 ご せ ま し た 。 し か し 、 皆 さ ん の 卒 業 の 頃 に 、 私 は 留 学 し て い る か も し れ ま せ ん 。 本 当 に ご め ん ね 。 今 ま で あ り が と う ! ―15―
二 五 、 西 村 有 希 子 臨 書 篆 書 「 呉 昌 碩 『 臨 石 鼓 文 四 屏 』 」 半 切 四 幅 「 田 車 孔 安 … 」 い ろ い ろ な 書 体 へ の 挑 戦 そ の 5 、 今 回 は 篆 書 で す 。 は じ め は ど う や っ て 書 く の ? と い う 感 じ で し た が 、 図 形 的 な 文 字 の 形 に す っ か り は ま っ て し ま い ま し た 。 字 形 よ り 線 、 特 に 起 筆 と 終 筆 に 苦 戦 し ま し た 。 そ し て 字 数 が 地 味 に 堪 え ま し た 。 ―16―
二 六 、 河 合 直 樹 創 作 楷 書 「 施 」 タ テ 3 . 5 尺× ヨ コ 4 . 5 尺 「 施( ほ ど こ) す 」 今 回 の 主 題 は 「 深 み 」 で す 。 紙 背 に 沈 着 す る 線 質 を 追 求 し ま し た 。 綜 て を 包 容 す る 「 布 施 」 の 精 神 が 、 文 字 の 深 奥 か ら じ わ り じ わ り と 滲 み 顕 わ れ て く る さ ま を 表 現 し た つ も り で す が 、 他 方 、 心 技 の 未 熟 さ を 痛 感 し て い ま す 。 二 七 、 内 村 実 穁 臨 書 仮 名 「 高 野 切 第 一 種 」 巻 子 「 あ た ら し き と し の は じ め に か く し こ そ ち と せ を か ね て た の し よ を つ め … 」 長 い も の を 書 き た い 、 高 野 切 を 書 い て み た い と 思 い 挑 戦 し ま し た 。 書 け ば 書 く ほ ど 、 練 習 す れ ば す る ほ ど 、 ま す ま す 仮 名 が 好 き に な り ま し た 。 ま だ ま だ 未 熟 者 で は あ り ま す が 、 「 好 き こ そ も の の 上 手 な れ 」 を 目 指 し 、 こ れ か ら も ど ん ど ん 練 習 に 励 も う と 思 い ま す 。 二 八 、 中 川 和 也× 北 山 聡 佳 創 作 ・ 合 作 仮 名× 墨 象 「 風 吹 け ば ― 凜 ― 」 全 紙 横 ( 中 川 ) 流 麗 な 線 、 確 固 た る 構 造 。 書 は 、 対 立 と 接 近 の 果 て に 弁 証 法 的 に 昇 華 さ れ る の で は な い だ ろ う か 。 表 意 性 と 含 意 性 、 具 象 性 と 抽 象 性 。 こ れ ら の 対 立 の 果 て に 書 は い か な る か 。 未 踏 の 境 地 に 、 共 に 挑 ん で い た だ い た 北 山 さ ん に 感 謝 し つ つ 。 ( 北 山 ) 他 人 の 清 書 に 加 筆 す る 躊 躇 い 、 緊 張 感 ― ― し か し 障 害 は 信 頼 と 勇 気 に 変 わ り 、 大 き な 可 能 性 を 導 い た 。 昨 秋 交 わ し た 夢 が 今 、 実 現 す る 。 あ ら ゆ る 壁 を 越 え て 、 共 に 挑 ん で く れ た 中 川 君 に 感 謝 し つ つ 。 ―17―
二 九 、 松 永 智 子 創 作 調 和 体 「 河 井 醉 茗 (1 87 4 ~19 6 5 ) 『 稚 子 の 夢 』 よ り 」 半 切 横 「 そ ら に き み の こ ゑ を き け り む ね と む ね と か げ と か げ と そ ら に き み の こ ゑ を き け り た び の ひ と の み て は か へ す ふ る き か べ に う た を の こ し き み と と も に そ ら を あ ゆ む 」 活 字 表 現 の 面 白 さ を 書 に 起 し て み ま し た 。 詩 の も つ 視 覚 的 ・ 聴 覚 的 リ ズ ム が 、 鋭 利 と 静 観 、 か な し み と よ ろ こ び の 入 り 交 じ る 抽 象 的 な 戀 を 伝 え ま す 。 ― 詩 人 の こ と ば が 文 字 に な り 活 字 と な っ て 、 印 刷 さ れ て 詩 集 と な る 。 そ の 詩 が 読 ま れ 、 咏 ま れ る と き 。 文 字 は ふ た た び 「 こ と ば 」 と な っ て 、 わ た し の 前 に 立 ち 現 れ る 。 甦 る 。 ― こ と ば を め ぐ る 音 と 文 字 、 リ ズ ム と デ ザ イ ン の 軌 跡 を 感 じ て い た だ け れ ば 幸 い で す 。 三 十 、 山 口 萌 臨 書 草 書 「 傅 山 『 行 草 五 言 古 詩 巻 』 」 二 尺× 八 尺 横 「 狼 藉 等 杏 李 厥 田 唯 下 々 。 厥 貢 海 物 美 八 閩 之 風 味 。 日 輸 沙 塞 鄙 … 」 初 め て の 二 八 で す 。 “ 鄙 ” の 字 に 魅 か れ て 書 き 始 め た こ の 作 品 。 最 初 は 筆 の 動 き が 楽 し く て 仕 方 が あ り ま せ ん で し た 。 で も 書 け ば 書 く ほ ど 欲 し い 線 が 分 か ら な く な る 罠 に は ま り ま し た 笑 。 も が き 苦 し ん だ け ど 、 や っ ぱ り 楽 し か っ た で す 。 ―18―
三 一 、 米 田 直 紀 臨 書 隷 書 乙 瑛 碑 全 紙 横 「 孔 子 廟 百 石 卒 史 掌 一 置 禮 器 罔 魯 可 明 給 恐 酒 犬 直 他 如 故 恭 祠 于 」 掛 け 持 ち サ ー ク ル の 看 板 製 作 に 端 を 発 し た 、 初 の 隷 書 作 品 。 三 回 生 に し て 初 め て の こ と だ ら け で 、 戸 惑 う こ と ば か り 。 均 整 の と れ た 重 厚 な 字 形 と 、 イ ン パ ク ト の あ る 筆 遣 い の 対 比 を 、 感 じ て 頂 け れ ば 幸 い で あ る 。 三 二 、 米 田 直 紀 臨 書 仮 名 「 小 野 道 風 『 秋 萩 帖 』 」 二 尺× 六 尺 「 安 幾 破 起 乃 之 多 者 以 呂 都 久 以 末 余 理 処 悲 東 理 安 留 東 乃 以 祢 可 転 仁 数 流 他 9 首 」 漢 字 の 要 素 が 残 る 仮 名 を 書 き た い 、 と 思 っ て 取 り 組 ん だ 作 品 。 秋 萩 帖 特 有 の 、 文 字 の メ リ ハ リ を 意 識 し た 。 練 習 不 足 な 感 は 否 め な い が 、 柔 ら か な 線 の 中 に も 、 ち ょ っ ぴ り 力 強 さ を 感 じ て 頂 け れ ば と 思 う 。
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禅
居
庵
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三 三 、 植 島 寛 之 臨 書 楷 書 「 王 羲 之 『 東 方 朔 画 賛 』 』 半 切 「 枝 離 覆 逆 之 數 」 創 作 み た い で す け ど 実 は 臨 書 だ っ た り し ま す 。 六 文 字 の 一 文 字 一 文 字 が メ イ ン で 違 う 味 を 出 せ る よ う に 頑 張 り ま し た 。 ナ ン バ ー ワ ン に な ら な く て も い い 、 元 々 特 別 な オ ン リ ー ワ ン 。 ―19―三 四 、 小 野 愛 実 臨 書 行 書 「 文 徴 明 『 行 書 詩 巻 』 」 半 切 「 碧 山 收 雤 縁 陰 成 。 白 苧 翻 歌 夏 意 清 。 春 」 右 上 が り で 勢 い が あ る 、 美 し い 字 形 に 惹 か れ ま し た 。 「 碧 」 と い う 字 が 特 に 好 き で す 。 ま だ ま だ 未 熟 な 作 品 で す が 、 御 批 評 よ ろ し く お 願 い し ま す 。 三 五 、 小 林 真 由 美 創 作 行 書 「 漢 字 創 作 」 半 切 「 峨 眉 山 月 半 輪 秋 影 入 平 羌 江 水 流 」 初 め て 行 書 に 挑 戦 し た の で す が 、 流 れ を 意 識 し 、 行 書 の 柔 ら か な 感 じ を だ せ る よ う に と 意 識 し ま し た 。 季 節 外 れ で す が 、 雄 大 な 風 景 が 思 い 浮 か ん で 大 好 き な 書 で す 。 皆 様 に も そ の よ う な 雰 囲 気 が 伝 わ れ ば 幸 い で す 三 六 、 佐 藤 綾 美 臨 書 行 書 「 蘇 軾 『 前 赤 壁 賦 』 」 半 切 「 旗 蔽 空 釃 酒 臨 江 横 槊 賦 詩 固 一 世 之 」 ※ 一 部 当 日 作 品 と 構 成 が 変 化 し て い ま す 。 ( 当 日 ) 「 旌 旗 蔽 空 釃 酒 臨 江 横 槊 賦 詩 固 一 世 之 雄 」 初 め て 臨 書 に 挑 戦 し ま し た 。 独 特 な 線 の 感 じ を 出 す こ と や 、 全 体 の バ ラ ン ス を と る こ と に と て も 苦 労 し ま し た 。 格 好 良 さ を 表 現 し よ う と 頑 張 り ま し た 。 ご 批 評 よ ろ し く お 願 い い た し ま す 。 ―20―
三 七 、 仁 位 元 信 臨 書 楷 書 「 褚 遂 良 『 孟 法 師 碑 』 」 半 切 「 小 魯 賤 其 戸 庭 若 披 雲 … 」 二 度 目 の 出 品 で す 。 今 回 は 楷 書 に 挑 戦 し ま し た 。 鋭 い 線 を 出 す の が 難 し く 、 な か な か 納 得 の い く よ う な 線 を 出 す こ と が で き ま せ ん で し た 。 ご 批 評 よ ろ し く お 願 い し ま す 。 三 八 、 真 殿 知 佳 創 作 楷 書 「 列 子 」 半 切 「 欲 剛 必 以 柔 守 之 欲 強 必 以 弱 保 之 」 楷 書 に 挑 戦 し ま し た 。 点 が 多 く 、 難 し か っ た で す 。 ご 批 評 よ ろ し く お 願 い し ま す 。 三 九 、 横 山 成 基 創 作 調 和 体 「 世 界 に ひ と つ だ け の 花 」 半 切 「 そ う さ 僕 ら も 世 界 に ひ と つ だ け の 花 」 S M A P の 「 世 界 に ひ と つ だ け の 花 」 で す 。 歌 詞 に も あ る よ う に 、 ひ と り ひ と り 違 っ て 、 だ か ら こ そ い い ん じ ゃ な い か 。 枞 に と ら わ れ な い 生 き 方 を し て い き た い 。 こ の 作 品 を 通 し て そ の こ と が 伝 わ れ ば 、 嬉 し い 限 り で す 。 ―21―
四 十 、 脇 本 啓 太 臨 書 行 書 「 橘 逸 勢 『 伊 都 内 親 王 願 文 』 」 半 切 「 愛 憎 而 普 度 尊 敬 者 混 善 惡 而 咸 矜 」 あ る 種 の 妖 艶 さ に 惹 か れ 、 こ の 古 典 を 選 び ま し た 。 こ の 書 か ら 伝 わ っ て き た 、 の び や か に し な や か に 感 情 を 持 っ た 線 の 流 れ を 一 体 ど こ ま で 再 現 す る こ と が で き た か 。 ご 批 評 よ ろ し く お 願 い し ま す 。 四 一 、 近 藤 和 歌 子× 東 佳 央 里× 山 口 萌× 内 村 実 穁 臨 書 ・ 合 作 行 書 「 文 彭 『 三 橋 』 」 全 紙 4 分 の 3 「 資 身 策 ○ 添 ○ 眼 紗 出 門 三 閲 月 無 口 不 思 家 至 京 見 月 玄 己 通 州 道 紅 塵 撲 馬 鞍 行 将 道 象 魏 夢 々 入 邯 鄲 未 至 隗 生 里 先 彈 貢 禹 冠 擧 頭 明 月 在 不 覺 是 長 安 有 感 五 雲 海 魏 闕 六 十 離 膠 雜 ○ 壮 志 呉 ○ ○ 懐 越 鳥 翔 未 能 辭 短 褐 雑 復 賦 長 楊 莫 所 謂 馮 唐 老 慚 余 尚 未 郎 至 下 邳 始 見 山 」 ( 近 藤) 楷 書 し か 書 こ う と し な い 私 に と っ て 、 行 書 は 未 知 の 世 界 で し た 。 う ま く 書 け ず 難 儀 し 、 他 の メ ン バ ー の レ ベ ル の 高 さ に 焦 り を 感 じ な が ら も 、 回 生 を 超 え た 合 作 と い う 貴 重 な 体 験 が で き ま し た 。 合 作 に 誘 っ て く れ た こ と に 感 謝 し て い ま す 。 ( 東) 私 は 初 め て 臨 書 の 合 作 に 挑 戦 し ま し た 。 こ の 法 帖 は 線 が 特 徴 的 で 、 4 人 そ れ ぞ れ が 書 い た も の を 一 作 品 に し て い く の は 大 変 で し た が 、 1 人 で の 作 品 制 作 と は 違 っ た 楽 し さ や 難 し さ が あ っ て 良 い 経 験 に な り ま し た 。 ( 山 口) 初 め て の 合 作 で す 。 傅 山 の 癖 が 全 然 抜 け な く て 困 り ま し た 。 後 の 三 人 の 雰 囲 気 が 似 て く る 中 、 完 全 に 置 い て き ぼ り に な り ま し た 笑 。 線 の 肉 付 き や 鋭 さ を 意 識 し て 書 き ま し た 。 ( 内 村) 久 し ぶ り に 大 き な 筆 を 持 ち ま し た 。 は ら い や は ね に 戸 惑 っ て し ま っ た こ と が 紙 面 に 表 れ て い な い こ と を 願 う ば か り で す 。 4 枚 の 中 の 1 枚 。 見 劣 り す る こ と が あ っ て は な ら な い ! 頑 張 り ま し た 。 ―22―
四 二 、 池 田 亜 由 美 臨 書 行 書 「 董 其 昌 『 菩 薩 蔵 経 後 序 』 」 全 紙 「 蓋 聞 羲 皇 至 頤 精 粹 止 於 龜 文 軒 后 幽 通 雅 奥 窮 鳥 篆 考 丹 書 而 索 陰 殊 昧 真 際 」 董 其 昌 の 洗 練 さ れ た 雰 囲 気 に ひ か れ 、 今 回 初 め て チ ャ レ ン ジ し ま し た 。 実 は 全 紙 に 書 く の も こ れ が 初 め て で 大 変 で し た 。 四 三 、 糸 井 健 太 臨 書 行 書 「 空 海 『 忽 披 帖 』 」 全 紙 「 忽 披 枉 書 已 銷 陶 尓 。 御 香 兩 褁 及 左 衛 士 督 尊 書 状 並 謹 領 訖 。 迫 以 法 」 見 て い て 高 揚 感 を 感 じ ら れ る も の を 、 自 分 で 書 き た い と 思 っ て 取 り 組 み ま し た 。 で も や は り 、 自 分 の 書 で は ム ハ ム ハ で き ま せ ん 。 空 海 さ ん が ( た ぶ ん ) 本 気 で 書 い た 御 手 紙 で す 。 ―23―
四 四 、 鈴 木 新 人 臨 書 楷 書 「 褚 遂 良 『 雁 塔 聖 教 序 』 」 全 紙 「 遠 邁 杖 策 孤 征 積 雪 晨 飛 塗 間 失 地 驚 砂 」 線 質 に こ だ わ り 、 存 在 感 の あ る 文 字 を 目 指 し ま し た 。 こ れ か ら も 楷 書 の 探 究 を 続 け て い く つ も り で す 。 五 、 時 藤 大 典 創 作 前 衛 書 ・ 調 和 体 「 胎 児 の 夢 」 全 紙 「 胎 児 よ 胎 児 よ 何 故 躍 る 母 親 の 心 が わ か っ て お そ ろ し い の か 」 夢 野 久 作 著 、 『 ド グ ラ ・ マ グ ラ 』 か ら イ ン ス ピ レ ー シ ョ ン を 受 け て 制 作 し ま し た 。 自 分 な り に 表 現 や 表 現 手 法 に 意 味 を 持 た せ ま し た が 、 ” 表 現 シ タ イ コ ト ” を 十 分 に ( 満 足 に ) 表 現 し き れ た か 、 今 後 の 課 題 と な り そ う で す 。 質 問 等 あ れ ば 遠 慮 無 く 仰 っ て 下 さ い 。 ―24―
四 七 、 中 川 和 也 臨 書 楷 書 「 光 明 皇 后 『 楽 毅 論 』 」 全 紙 「 我 澤 如 春 下 應 如 草 道 光 宇 宙 賢 者 託 心 鄰 国 傾 慕 四 海 延 頚 思 載 燕 主 仰 望 風 聲 二 城 必 従 則 王 業 … 」 こ の 古 典 を 久 し く 想 い 続 け た 。 ど う も つ れ な い 相 手 だ と つ く づ く 思 う 。 字 間 の 密 と 行 間 の 疎 。 線 の 気 。 ど う も 暫 く は 僕 に な び い て は く れ な さ そ う だ 。 男 と し て は 非 常 に 困 る 。 四 八 、 水 谷 慈 臨 書 行 書 「 顔 真 卿 『 祭 姪 文 稿 』 」 聯 落 「 以 清 酌 庶 羞 。 祭 于 亡 姪 ・ 贈 賛 善 大 夫 季 明 之 霊 。 惟 尓 挺 生 。 」 顔 真 卿 に 初 挑 戦 で す 。 柔 ら か く て ダ イ ナ ミ ッ ク な 線 質 に 惹 か れ ま し た 。 書 い て み る と 楽 し く 、 顔 真 卿 を 食 わ ず 嫌 い し て い た こ と を 尐 し 反 省 し ま し た 。 ご 批 評 の ほ ど 、 よ ろ し く お 願 い し ま す 。 ―25―
四 九 、 糸 井 健 太 創 作 楷 書 「 五 言 楷 書 対 聯 」 半 切 二 幅 「 君 看 雙 眼 色 」 「 不 語 似 無 憂 」 む か し 尊 敬 す る 方 が 紹 介 さ れ て い た た め 知 っ た 句 で す 。 様 々 な 文 意 の 解 釈 の 仕 方 が あ る み た い で す 。 五 十 、 大 庭 諒 介 創 作 篆 書 「 夢 心 」 半 切 二 幅 「 夢 繞 邊 城 月 」 「 心 飛 故 國 櫻 」 詩 文 は 李 白 『 太 原 の 早 秋 』 か ら 取 り ま し た 。 漢 詩 の 美 し さ に 魅 せ ら れ て 、 こ の 詩 文 を 作 品 に し て み ま し た 。 篆 書 初 作 品 な の で 、 線 を 楽 し む 気 持 ち で 精 一 杯 に 書 き ま し た 。 ―26―
五 一 、 尾 崎 由 布 子 創 作 金 文 「 塩 梅 」 全 紙 横 「 塩 梅 」 ス カ ッ と し た い ! 横 向 き に も 書 い て み た い ! と 思 い つ き で 書 き 始 め た の で す が 、 悩 み な が ら も 楽 し く 書 く こ と が で き ま し た 。 題 材 は 、 意 味 が 好 み で あ る 上 に 、 漢 字 が 美 味 し そ う だ っ た と い う 個 人 的 チ ョ イ ス で す ( 笑) 五 二 、 梁 悦 臨 書 か な 「 伝 小 野 道 風 『 継 色 紙 』 」 30 . 3× 1 5. 2 「 よ の な か は か く こ そ あ り け れ ふ く か ぜ の め に 見 ぬ 人 は こ ひ し か り け り 」 中 国 で ず っ と 漢 字 を 書 い て き ま し た が 、 初 め て か な に 挑 戦 し て み ま し た 。 す ご い で す 。 そ の 線 の 美 し さ と 奥 深 さ に 魅 了 さ れ つ つ 、 書 道 の 楽 し み を 体 感 す る 日 々 を 送 っ て い ま す 。 五 三 、 木 谷 亮 太 創 作 調 和 体 全 紙 横 「E ve ry L it tl e Th in g 「a zu re m oo n 」 よ り 」 曲 名 を 和 訳 す る と 蒼 い 月 。Vo. 持 田 さ ん の 美 声 を ま る で 表 現 し て な い の は ご 愛 敬 。 迷 い 悩 み 疲 れ 果 て た 時 に 思 い 出 し 、 勇 気 づ け ら れ る 、 そ ん な 原 曲 の や さ し さ と 力 強 さ を 尐 し で も 表 現 で き れ ば と 思 い ま し た 。 現 代 の ス ト レ ス 社 会 に 。 五 四 、 吉 田 幸 広 創 作 調 和 体 「 霧 の 摩 周 湖 」 半 紙 春 に 布 施 明 さ ん の コ ン サ ー ト に 行 き ま し た 。 そ の 時 会 場 近 く の 本 屋 で か な 交 じ り 書 の 本 が た ま た ま 安 く 販 売 さ れ て お り 、 購 入 し ま し た 。 折 角 な の で 布 施 明 さ ん の 名 曲 『 霧 の 摩 周 湖 』 を 書 い て み ま し た 。 ―27―