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沖縄大学マルチメディア教育研究センター紀要創刊号に寄せて-センター設立の背景と将来計画-: 沖縄地域学リポジトリ

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Title

沖縄大学マルチメディア教育研究センター紀要創刊号に

寄せて−センター設立の背景と将来計画−

Author(s)

喜屋武, 盛基

Citation

沖縄大学マルチメディア教育研究センター紀要 = The

Bulletin of Multimedia Education and Research Center,

University of Okinawa(1): 59-68

Issue Date

2001-03-31

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/6341

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沖縄大学マルチメディア教育研究センター紀要創刊号に寄せて

-センター設立の背景と将来計画一 センター長喜屋武盛基 1.設立の背景 センター設立2年目にしてようやくセンター紀要の出版にこぎつけた。振り返ると琉球大学を定年後、 引き続き本学の特任教授として赴任したのが1996年4月だった。しばらくはなりを潜めて大学内の状 況を観察していたが、学内の情報処理教育委員会やネットワーク委員会の委員長でもあった中村仁政教 授に沖縄大学におけるマルチメディア教育研究施設設置計画案註')を出し委員長としての中村教授との 共同提案の形をとって沖縄大学'情報ネットワークシステム委員会に提出した。その中で名称を“沖縄大 学マルチメディア教育研究センター(仮称),,とし大学の付置研究所とするとした。それが現在の名称 としてそのまま使われている。その後行余曲折があり、正式に中村仁政教務部長からセンター設立の依 頼をうけたのが3号館の完成も真近い1998年の暮れであった。 1999年はほとんどを本学における基礎教育としてのカリキュラム案や、開かれた大学として地域社会へ の貢献として、また沖縄大学が県内他大学との差別化で成功している土曜講座をはじめとする市民講座 の実績を更に生かす手段として、社会人に対する生涯教育、リカレント教育を目標とするエクステンシ ョンコースを本センターの機能の一つとする案などを模索した。その間、シスコアカデミーの沖縄県に おけるリージョナル校(RegionalAcademy)としての資格を得、センター開所式にはシスコシステムズ 松本会長註2)にご挨拶を頂きプレスリリースを大々的にした。また、本センターに財政的なバックアッ

プを頂いた沖縄電力仲井真社長註3)にテープカットとご挨拶をいただいたのが1999年10月であった。

その間、マルチメディア研究機関として沖縄大学にふさわしい研究分野を、本学の研究者諸賢のご意見 や学部紀要および沖縄大学地域研究所の所報などを参考に案をまとめ、研究所としての規定などの整備 と平行して、共同研究員の参加を広く求め、本紀要の出版にこぎつけた。 以上が設立の背景だが、つぎに現状と問題点について簡単に述べる。 2.マルチメディア教育研究センターの現状と問題点 i)センター職員について センター長喜屋武盛基 副センター長(4月1日付け)照屋健 センター主任八幡幸司 センター専任講師(4月1日付け)金城秀樹 センター技術系職員(4月1日付け)金城敬 センター事務系職員(4月1日付け)糸数亜由美 問題点:ようやく専任講師、事務系職員と技術系職員が配属されるまでになった。これは狩俣真彦学 長はじめ、大学管理職諸賢のご理解のおかげであると深く感謝する。しかし人事を含む問題点が3点 ある。 -59-

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a)オラクルアカデミ-校には準備校と提携校の2種類があるが、沖大にはオラクルデータベース担 当教員が1人だけでしかもオラクルマスターのシルバークラスであるので、準備校という位置付 けである。教育内容には差異はないが受講生に与えられている特典(資格試験の受験料が半額に 割弓|される)とアカデミーのステータスに差異があるので、県内の大学で導入され始める1,2年 後までには提携校にしたいものである。そのために、近い将来一段上のゴールドクラスか更に一 段上のプラチナクラスの資格取得者が沖縄大学の専任教員として少なくとも2人必要になる。現 教員の自助努力と大学当局のご配慮をお願いしたい。 b)事務系職員と技術系職員が専任で配属された。ようやくと言いたいくらい私にとってはほっとし、 また喜びに堪えない出来事である。設立以来1年半、薄氷を踏む思いで、センターの管理運営に 当たった。幸い大過無く現在に至ったのは専任教員と非常勤職員(内一人は残念ながらセンター を去り他で定職についた)の皆さんの一致協力のおかげである事は言うまでも無いが、幸運だっ たと述'懐する。しかし、問題点はいまだに解消されてない。それは危機管理体制である。非常勤 の事務系職員と技術系職員がそれぞれ1人は最低限必要である。 c)コンピュータ室の未|」用率は非常に高い。休暇中の土曜日でも未|」用率は7割を超えているのを再々 目撃している。コンピュータ室の管理運営は教務部にあり、その管理下のアルバイト職員を使っ て管理運営している。また、コンピュータ入門Iの非常勤講師についても教務部の責任で行われ ている。現行の規則上やむを得ないが、センターが教育分野を推進する上で陸路になる場合が多 い。この面での改革を新執行部に期待するところ大である。 ii)教育カリキュラムについて センターが提案し、教務委員会、運営委員会の儀を得た実施中リキュラムを次に示す。 <1週>OSについては、複数個あるパソコンOSの一つである認識させること。できたら、MacOS やLinuxなどのイントロの画面をスクリーンに表示して使い方やそれぞれのOSのアプリケーショ ンソフトが異なる事を話す。MS-DOSについてはWindowsのなかのDOSプロンプトを使い、簡単なコ マンド(例えばdir,formatなど)を示す。最後にWindows入門に従って学生に順を追って指導す る。 <2週>学内LANとインターネットの解説では、先ずE-mailの使い方を徹底して教える。教員と のコミュニケーションはできるだけE-mailを使うようにする。宿題などはフロッピーディスク1 枚をコンピュータ入門I専用に作らせ、ペーパーレスを心がける。 <3週>WWWの使い方はウェブ検索エンジンを使い宿題として例えば買いたいパソコンのサイト を検索させたり、ソフトのダウンロードを例示する。 <4週~7週>パソコンアプリケーションをワープロ(word)表計算(excel)を中心に進める。 あくまでも入門で、あまり微にいり細にいる説明はしない。宿題をワードと表計算からl~2問題 出す。 <8週~10週>アクセサリーのなかのペイントの使い方。適当な課題を与えて、宿題として提出 させる。 <11週~13週>プレゼンテーションツール(パワーポイント)を使い簡単な例を示し、自己紹介 -60-

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などの文章とデジカメで写した写真をはりつけて宿題とする。 <14週~15週>本講座の総括 追加:テキストもしくは参考書として以下の本を推薦する。 社会情報リテラシー、文系コンピュータの基礎:オーム社,村山,佐藤共著¥2,000 そのほかそれぞれの教師が推薦するものを加える。テキストとして使用する本は、アプリケーション 中心のものにしない。例えば、誰にもわかるエクセルとか、みんなのワードだとか。また、フリーハ ンド、タッチキーなどなソフトの紹介をして、キーボードになじむように勧めるのはよいが、カリキ ュラムの中にはタッチキーの練習などは入れない。 近い将来独自のテキスト、沖縄大学マルチメディア教育研究センター編集、を出版すべ<各講師に協 力方お願いしたい。 問題点:以上が教務委員会、運営委員会など手続きを終えて、非常勤講師に通知したものであるが、 実際にはどう処理されているか我々には分からない。一部の講師は忠実に実施し、1週間程度の進行 の遅れなどでも報告してくれたりする。またはセンター事務室に立ち寄られた非常勤講師との対話 で推測するだけである。前述の通り、センターには責任は無く、すべて教務部の管理下にあるからで ある。 問題点は他にもある。コンピュータ入門Iを終了した学生の力の無さである。昨年蟇のコンピュータ 委員会で2人の委員から苦`情があり、現行のカリキュラム内容をまだやさしくスイッチのオンオフか らはじめよと私案を出したA委員、8週から13週までの内容は沖大生には“tooambitious”だと言 うようなご意見を述べられたB委員はともにセミ学生がe-mailをまったく使えない共通の悩みを持 っておられた。 両委員のご意見通りにカリキュラム内容を下げると、高校や専門学校以下のレベルに下げることにな るが、大学の教育カリキュラムとしてお粗末なものになるし、これで問題が解決される保証は無い。 コンピュータリテラシーは急速に普及されており、また、高等学校に情報専門の教育免許制が導入さ れるので2,3年を待たずして我々のカリキュラムをレベルアップする必要が生ずるのは明らかであ る。対策としては単位を与えない実力アップのための短期講習会のようなものを提供し、ゼミの学生 でe-mailが“お手上げ”のものに受講を勧めるとか、あるいはご自身で手ほどきをするといった方 法が良いのでは無いかと思う。 iii)シスコアカデミーカリキュラム 本学では、2000年4月よりネットワーキング1,11(社会人向けは、ネットワーキング・エクステンシ ョンコース)を開講している。これは、シスコシステムズの開発したコンピュータ・ネットワーキング 技術を教育するためのプログラムである。 次に、このプログラムの主な内容を示す。 <セメスター1>ネットワークの基礎 ・OSIモデルと業界標準プロトコル ・ネットワーク・トポロジー .’Pアドレスとサブネット・マスク -61-

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・ネットワーク機器 ・ネットワーク設計の基礎 <セメスター2>ルーティングの理論と技術 ・ルータ設計の初歩 ・ネットワーク.プロトコルと経路制御プロトコル ・LANスイッチ <セメスター3>ルーティングとスイッチング ・ルータ設計の中級編 ・LANスイッチの上級編 ・ネットワーク管理 ・ネットワーク設計の中級編 <セメスター4>プロジェクトベースでの学習 ・ネットワーク設計プロジェクト ・ネットワーク管理プロジェクト 問題点:現在考えられる課題としては、以下の2点がある。 l)カリキュラムの更新 シスコ・ネットワーキングアカデミーのカリキュラムは、まず英語版が作製され、のちに日本語 を含む他の言語に翻訳される。問題となるは、変化の激しいネットワーク技術にカリキュラムが 対応できるかである。3月現在のカリキュラムでは、英語版が2.x、日本語版1.xということで、 だいぶ遅れていることになる。予定では、4月中に日本語版もすべて2.xベースになる予定であ る。現在はCCNAレベルを目標としているが、CCNPレベルを目標としたセメスター5~8も現在準 備中とのことである。これは、英語版のみの作製するということである。ネットワーク技術のド キュメントはほとんど英語であり、最新の技術を学ぶにはどうしても英語が必須となる。本学の ネットワーキング講座も、今後英語で行なう必要がでてくることもありえるだろう。 2)演習環境の整備 現在は、1クラス20名に対して、ルータ5台の環境で演習を行なっている。単純に頭割りすると、 1台あたり4名である。ネットワーキング技術は、理論だけではうまくいかない。実際に機器に触 れ、操作してみることで身につくものだ。新年度からは、機器の数を増強する予定なので、この 点に関しては若干解決できるのではなかろうか。 演習教室についても準備が遅れていたが、新年度からはゼミ室を利用する予定である。これによ り、従来のコンピュータ室を用いた場合に比べて改善が計れるのであろう。 iv)オラクルデータベースカリキュラム 本学では、2001年4月よりデータベース論(社会人向けは、データベース・エクステンションコー ス)を開講します。これは、オラクルの開発したデータベースエンジニアを育成するためのプログ ラムである。 次に、このプログラムの主な内容を示す。 -62-

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<1週~15週>SQL入門 ・データベース入門 ・基本検索 ・データの追加、更新、削除 ・データの型と関数 ・SQL*Plusの作業環境 ・高度な検索 <16週~30週>Oracle入門 ・Oracleの実行環境 ・ユーザー作成と管理 ・システム権限 ・オブジェクト権限 ・ローノレ ・制約 ・ピュー ・索引 ・シノニム ・順序 ・Oracleアーキテクチャ 問題点:現在考えられる課題は、先にも述べたが、本校は現在オラクルアカデミ-校として準備校と いう位置付けである。近い将来、提携校となるために、オラクルマスターゴールドもしくは最上位の プラチナの資格取得者が沖縄大学の専任教員として少なくとも2人必要になる。シルバーの資格を持 つ現教員の自助努力によるオラクルマスターゴールドの取得と大学当局のご配慮をお願いしたい。 3.現在進行中のマルチメディア教育研究センター教員による研究テーマと計画中のプ ロジェクト 次に掲げる6項目がある。 i)総務省通信総合研究所(CRL)と県立看護大学との超高速大容量ネットワーク(JGN)による次世代 インターネットプロトコルIPv6の実証実験は去る2月9日に第1回目の接続実験を無事終え、次 回の研究に向けて実験資料を準備中である。 ii)上の(JGN)を活用した遠隔講義を沖縄市とCRLの3者問の共同研究を準備中で成功すれば沖縄大 学の土曜講座や市民講座を沖縄市役所内の遠隔教室で双方向で高画質の講義を聴くことが出来る。 iii)ii)と平行して沖縄の歴史をテーマにマルチメディアコンテンツを本学内の歴史研究グループ とIT専門家グループ間の共同研究でプロディユースし、作品はCD-ROM化すると同時に、ビデオ オンデマンド技術を援用して遠隔教育の実験を行う。一方IT専門家チームは非IT専門家でも簡 単に使用できるインタフェースを一般学生や文系研究員チームとの共同研究で開発する。 iv)3月30日に行われる内閣府と県共催の「ITシンポジウム」会場であるハーバーピューホテルの -63-

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サテライト会場として沖縄大学が内閣府と県から依頼を受けている。102大講義室を遠隔教室 としても使えるように転換する良い機会であるので、前向きに準備を進めている。(3月16日現 在) v)ii)が成功し沖縄市と沖縄大学が合意すれば、沖縄市内に沖縄大学エクステンション分校が可能 であり、オラクルデータベースもシスコアカデミーも前向きに協力を約束している。 vi)小中高校のテキストをマルチメディアCD-ROM化する教育現場の教員研究チームとセンターのIT 専門家チームの共同研究を企画し県の教育庁に共同研究の趣意書を準備中である。 4.マルチメディア教育研究センターの未来像 あくまでも私案であり教職員諸賢のコンセンサスが必要であるが、現状の延長上になにが考えられるか を思いつくままに述べたい。 i)ネットワークを軸にした発展。遠隔教育で外国とも超高速大容量ネットでリモート教育を実施し 国内外の有名大学と提携し県内の初級技術者から高級専門家までの教育を目標とする。これをエ クステンションコースにも加える。 ii)マルチメディア教育に重点をおき、卒業生の就職とリンクさせる。E-businessなどベンチャービ ジネスを組み合わせ、マイクロビジネスの重要性を教育課程のなかに採り入れる。リカレント教 育、障害教育としてエクステンションコースの中に入れる。 iii)マイクロソフトやサンマイクロシステムズなどと提携しエクステンションコースのコース数を増 やす。 あまり風呂敷を広げて実現不可能なものまで書いてしまいそうだが、以上は現時点ですでにその芽が出 かかっているものに限定した。皆さんの忌憧無いご意見を希望します。 註1) 1996年10月15日火曜日 沖縄大学におけるマルチメディア教育研究施設設置計画 沖縄大学にマルチメディア教育研究施設を設置する理由 1)那覇市都心近くに位置し、教育センターとしての立地条件が優れている。県庁職員、那覇市職員、 市内民間団体のマルチメディア関連の教育を行い、沖縄県にマルチメディアを普及するのに不可欠 な教育を実施する事が出来る。県や、那覇市のマルチメディア関連のプロジェクトの立案やフィー ジピリテイの検討。更に新しいマルチメディア関連の共同研究などが出来る。 2)優秀な教育研究スタッフが早急に必要である。沖縄大学に情報科学専攻の教授がおり、マルチメ ディア専攻の人材を多数リクルートすることが可能である。私自身、リモートセンシング技術、交 通流制御技術、画像データベースなどマルチメディアの教育研究の多年にわたる経験を持ち、また、 これからのインターネットに不可欠な、独自の暗号法の発明および開発者であるので、この面での 研究・開発が期待できる。(私自身の事でちょっと照れますが) 3)教育研究施設の建設用地がある。 4)大学としてのコンセンサスが得やすい。ほとんどすべての教員がマルチメディアに大きな期待を -64-

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持っておる。(最近、マルチメディアパソコンを購入するために、大学当局からの財政的援助の申 し入れが、教員組合から提出されているが、狩俣学長は全教員に、大学が全額負担して、マルチメ ディアPCを支給することを検討中である。) 教育研究施設の概要 1)名称を“沖縄大学マルチメディア教育研究センター(仮称)“とし大学の付置研究所とする。初 期予算的には沖縄大学および国の大幅な支援を必要とするが管理運営は独立採算を原則とする。 2)教育研究スタッフを平均年齢30歳としアイデアが豊富なヤングパワーを集結する。当初、数名 でスタートし、体制が整い、また成果が上がり次第、増員する。スタッフの新陳代謝を促進する ため定年を45歳とする。 3)建物はおおよそ1000平米とし、教室、計算機実習室、研究室、研究員室およびコンピュータ 管理室などを設け、必要なコンピュータ、実験装置、LANなどを実装する。 4)教育機能:全県の自治体職員、民間団体職員、一般市民へのマルチメディア教育の実施、同時に 沖縄大学のすべての学生に必修科目としてマルチメディア教育を行う。 5)研究機能:(研究テーマ) Ⅱインターネットにおける“数ふるい暗号法”による通信方式とその応用に関する研究、および、 LSI化と実装技術の研究開発 IIL資源衛星よりの沖縄県内資源データの解析(リモートセンシング技術の観光データベースへの 応用) 1V・その他、マルチメディア応用ソフトの開発と普及(数例を挙げればマルチメディア特区におけ るインターネットテレビ電話、マルチメディア特区におけるリモートオフィスの実験的実施、 マルチメディア特区における大型店舗との共同研究でインターネット上でのバーチャルショッ ピングの開発と実験的実施等々) V・沖縄大学をマルチメディアキャンパスとし種々のマルチメディア教育環境を整え、先行実施し 他大学のモデルとする。 6)コンサルタント機能: マルチメディアに関わるコンサルタントを、自治体、民間団体、一般市民などに完全中立で公正な 立場で行う。

以上が現在沖縄大学における沖縄県のマルチメディア特区構想と関連したプロジェクトの構想である。

組織としては、大学付置研究所であるが、管理運営の面では、自助努力が払われるように、独立採算制 をとる。詳細は設置検討委員会を早急に発足ざせ具体案を作成する予定である。 立案者:沖縄大学教授喜屋武盛基(情報科学) 沖縄大学教授中村仁政(沖縄大学情報ネットワークシステム委員会委員長) 1999年1月26日火曜日 -65-

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沖縄大学におけるマルチメディア教育研究施設設置案 設置趣旨 省略 大学内部に対する機能 沖縄県には振興策の柱の一つとしてマルチメディアアイランド構想がある。沖縄大学の学生に対する教 育もそれに対応して行はれなければならない。これまでの単なるコンピュータリテラシーのみの教育か ら一歩も2歩も進んだ教育を提供する必要がある。また研究分野においても、マルチメディアに直接関 連のあるテーマは勿論、研究手法もマルチメディア技術を広く活用すればこれまでに見られなかった新 しい分野の成果が期待される。また同センターは大学内のLANの開発、保守も機能の一つである。 大学外部に対する機能 沖縄大学は那覇市国場に位置し、広く市民に開かれた大学としての立地条件が優れており多くの市民講 座、土曜講座などを開設し多数の市民が受講していることは衆知のところである。マルチメディア教育 研究センターもまた一般に公開する講座を定期的に開講する。特に県庁、市庁、企業等のネットワーク 担当職員から一般事務職員にいたるまでを対象に適当な研修プログラムを提供し沖縄県のマルチメデ ィアアイランド構想の実現に一役を担うことを目的の一つとする。またマルチメディア関連のプロジェ クトの立案やフイージピリテイ調査、さらに新しいマルチメディア関連の共同研究などが出来る。 組織 沖縄大学の付属施設とする。センターに若干名(事務系、技術系)の職員と、センター主任(講師また は助教授)およびセンター長(教授)を置きセンター業務を統括する。 設備 大講義室にマルチメディア教育設備(オーディオ、ビジュアル、ディジタル投影設備などを)を設置し、 一般教育、コンピュータ教育、講演会などに利用する。 小講義室にそれそれ40台の最新型のネットワーク接続したコンピュータを置き、学生のコンピュータ 演習と公開講座などの研修に利用する。 ゼミ室およびマルチメディア機器室にはマルチメディア教育研究に必要な機器(高性能マルチメディア パソコン数台(マツキントッシュを含む)、研究用ワークステーション2台、ネットワーキング接続用 装置類、CD-RW、CD-R、フルカラースキャナー、高性能ディジタルカメラ、高性能ディジタルビデ オカメラ、マークリーダ、3Dソフトウェア、フォートレタッチソフトウエアなど) 運営 運営委員会は学内(数名)および学外(地方自治体、企業若干名)より構成し、センター長が委員長を務 める。 コンピュータ入門Ⅱとして-部実施中のものを次に示す。 -66-

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1)コンピュータ入門Ⅱ ・ホームページの作り方 ・WWW検索法 ・E-mail活用法 ・画像処理(お絵かきソフト、イメージスキャナー入力、編集など) ・CD-ROMコンテンツ作成入門 2)マルチメディア基礎とコンピュータネットワーク ・インターネット概説(TCP/IP)、学内LAN、イントラネット ・接続法(LAN,ppp) ・ファイル転送などの実際 ・リモートアクセス ・UNIX上のプログラミング 3)ゼミI ネットワーク関連ゼミ 4)ゼミⅡ マルチメディア関連ゼミ Ⅱ学外一般向け公開講座 1)一般事務系のための講座 ・E-mailの知識、使い方、演習 ・ホームページの知識、使い方、演習 ・パソコンワープロの使い方、演習 ・ワークシート(表計算)の使い方、演習 ・簡易データベースの作成、使い方、演習 2)マルチメディア担当職員のための講座 ・OS入門、Windows、MacOS、PCⅢⅨ(FreeBSD,etc) ・Network接続法、LAN、ppp、イーサネット、イントラネッ ・Network接続法、LAN、ppp、イーサネット、イントラネット、実習 ・ファイル転送法 ・映像入力法(ビデオカメラ、スキャナー、フイルムスキャナー、ディジタルカメラ) ・WWWホームページの作り方、保守などの実習 ・CD-ROM作成入門 Ⅲセンターに必要なインフラおよび機器 1)インフラ ・学内LANの高速化(10BASEより100BASEへ高速化)3月末までに完成予定 ・イントラネットの完備(サーバー2台の追加購入)3月末までに完成予定 ・大講義室のマルチメディア対応化(Audio,video,Digital,etc)3月末までに完成予定 ・マルチメディアゼミ室、実験室などのインテリジェントハブ化3月末までに完成予定 -67-

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2)マルチメディア教育研究用機材 ・大講義室にオーディオビデオおよびディジタル投影装置を設置し(3月末までに完成予定)、200 台のインターネットパソコンを設置(今回は見送る) ・小講義室2室にそれぞれパソコン40台、計80台を設置、学内LANに接続 ・マルチメディアゼミ室および実験室に下記の装置、機器を設置し必要なソフトを備える 記 Work-station4台、high-resolutiondigitalcameral台、high-resolutiondigitalscannerl台、 high-resolutiondigitalfilmscannerl台、高性能パソコン4台、外付けハードディスク2台、CD-R、 CD-RWそれぞれ2台、計4台、演習用ネットワーキング用機材(ハブ、高速モデム、10BaseTケーブ ル、ISDN)。 註2広報室より出版された大学ニュース81号参照 註3マルチメディア教育研究センターに対する経済的支援を頂き、センターの芽出しをしてくれた。 同じく広報第80号参照 註4A委員のカリキュラム私案とB委員ご意見などを第11回委員会メンバーに対する報告書として配 布してある。 -68-

参照

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